JP2014068824A - 電子血圧計及び電子血圧計の制御方法 - Google Patents

電子血圧計及び電子血圧計の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容積補償法を用いた長時間にわたる連続血圧測定において、最適な制御目標値を維持し、血圧測定精度を高める。
【解決手段】電子血圧計1は、被測定者の血圧測定部位をカフ2により圧迫した状態で、血圧測定部位における動脈の容積を第1動脈容積検出部24によって検出し、血圧測定部位において検出される第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧迫圧力で血圧測定部位を圧迫したときの第1動脈容積を制御目標値に決定し、第1動脈容積を該制御目標値に一定化させるようにカフ2の圧迫圧力を調節して、その際の前記血圧測定部位の圧迫圧力から被測定者の血圧を測定する。そして、電子血圧計1は、第1動脈容積を検出する動脈の血流に沿って血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を第2動脈容積検出部25によって検出し、この中枢側の部位において検出される第2動脈容積に基づいて、制御目標値を再決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は電子血圧計及びその制御方法に関する。
血圧は循環器系疾患を解析する指標の一つであり、血圧に基づいてリスク解析を行うことは、たとえば脳卒中や心不全や心筋梗塞などの心血管系の疾患の予防に有効である。従来は通院時や健康診断時などの医療機関で測定される血圧(随時血圧)により診断が行われていた。しかしながら近年の研究により、家庭で測定する血圧(家庭血圧)が随時血圧より循環器系疾患の診断に有用であることが判明してきた。それに伴い、家庭で使用する血圧計が急速に普及している。
非観血的な血圧測定方法として、医療機関での医療従事者による測定には聴診法が、また、家庭での測定にはオシロメトリック法やマイクロフォン法が一般に使用されている。オシロメトリック法は、上腕などの測定部位にカフを巻き付け、カフ内の圧力(カフ圧)を所定の圧力(たとえば、収縮期血圧+30mmHg)まで急速に加圧した後、カフ圧を徐々に減圧する際に発生する動脈の容積変化をカフ圧に重畳した微小圧変動(圧脈波振幅)として検出し、その圧脈波振幅が急増するカフ圧を収縮期血圧、急減するカフ圧を拡張期血圧として決定する。また、カフ圧を徐々に加圧していき、その際に検出される圧脈波振幅から血圧を決定することも可能である。
一方、聴診法やマイクロフォン法は、オシロメトリック法と同様に、上腕などの測定部位にカフを巻き付け、カフ内の圧力(カフ圧)を所定の圧力(たとえば、収縮期血圧+30mmHg)まで急速に加圧した後、カフ圧を徐々に減圧する。カフ圧を減圧していく際に動脈から発生するコロトコフ音検出し、コロトコフ音が出現したカフ圧を収縮期血圧、コロトコフ音が減弱または消滅したカフ圧を拡張期血圧として決定する。聴診法ではコロトコフ音の検出を聴診器で、マイクロフォン法ではカフに内臓したマイクロフォンによって検出している。
いずれの測定方法においても、収縮期血圧と拡張期血圧を決定するには、複数心拍の情報を必要としている。例えば、オシロメトリック法では、収縮期血圧と拡張期血圧の間に5拍以上の心拍情報が必要とされている。
ところが、血圧は常に変動しており、その変動は1心拍ごとにも発生している。この1心拍ごとに変動している血圧を捕らえることで、循環器系の状態をより詳細に診断することが可能となるが、上記の聴診法やマイクロフォン法やオシロメトリック法といった血圧測定方法では1心拍ごとの血圧測定は不可能であった。そこで、非観血的に1心拍ごとの血圧測定を行う方法が開発されてきた。容積補償法による血圧測定もその一方法である(例えば、特許文献1参照)。
容積補償法は、カフによって血圧測定部位の動脈を圧迫し、カフに設けられたセンサによって動脈容積を検出し、脈動する動脈の単位長あたりの容積を一定に保つようにカフによる圧迫圧力を制御して血圧とカフによる圧迫圧力とを平衡させ、この状態を維持したときのカフ圧を検出することにより連続血圧値を得るものである。
容積補償法においては、血圧とカフによる圧迫圧力との平衡状態を維持することによって動脈容積を一定に保つ必要があり、一定に保つ際の動脈容積の制御目標値の決定、及び平衡状態を維持することの2点が重要となる。特に、制御目標値は血圧測定精度に直接影響するため、その決定は非常に重要である。
制御目標値の決定に関して、特許文献1に記載された電子血圧計は、カフにより動脈を徐々に圧迫していき、そのときに得られる動脈容積の振動振幅が最大となる点を検出し、この点を制御目標値としている。
しかしながら、トーヌスの影響等により、最適な制御目標値が連続血圧測定中に変動する可能性がある。そこで、特許文献2に記載された電子血圧計は、例えば動脈容積の検出値の変化量が所定の閾値を越えた場合に、制御目標値を再決定している。
特開昭59−156325号公報 特開2008−36004号公報
特許文献2に記載された電子血圧計では、カフに設けられたセンサによって検出される動脈容積に基づいて制御目標値の再決定の要否が判定されている。カフに設けられたセンサによって検出される動脈容積は、カフの圧迫圧力の制御によって変化が抑制されており、そのため、血圧の軽微な変動は見落とされる可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、容積補償法を用いた長時間にわたる連続血圧測定において、最適な制御目標値を維持し、血圧測定精度を高めることを目的としている。
(1) 被測定者の血圧測定部位に装着され、該血圧測定部位を圧迫するカフと、被測定者の前記血圧測定部位における動脈の容積を検出する第1動脈容積検出部と、前記第1動脈容積検出部によって容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出する第2動脈容積検出部と、前記第1動脈容積検出部によって検出される第1動脈容積に基づいて、前記カフの圧力を増減させることによって前記第1動脈容積を一定化し、その際の前記カフの圧力から被測定者の血圧を測定する測定部と、を備え、前記測定部は、前記カフの圧力を調節する圧力調節部と、前記第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧力で前記カフによって圧迫されたときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、前記第1動脈容積を該制御目標値に一定化させるように前記圧力調節部を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記第2動脈容積検出部によって検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
(2) 被測定者の血圧測定部位をカフにより圧迫した状態で、該血圧測定部位における動脈の容積を検出し、前記血圧測定部位において検出される第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧迫圧力で前記血圧測定部位を圧迫したときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、前記第1動脈容積を前記制御目標値に一定化させるように前記カフの圧迫圧力を調節して、その際の前記血圧測定部位の圧迫圧力から被測定者の血圧を測定し、前記第1動脈容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出し、前記中枢側の部位において検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
本発明によれば、長時間にわたる連続血圧測定において、最適な制御目標値を維持し、血圧測定精度を高めることができる。
本発明の実施形態を説明するための、電子血圧計の一例の構成を示す図である。 図1の電子血圧計の使用状態の一例を示す図である。 図1の電子血圧計の機能ブロックを示す図である。 図1の電子血圧計を用いた血圧測定のフローチャートである。 動脈の力学的特性を示すグラフである。 図4の血圧測定のフローにおける動脈容積の制御目標値を決定する処理のフローチャートである。 図1の電子血圧計を用いた血圧測定におけるカフ圧の変化、動脈容積信号及び動脈容積変化信号の波形の一例を示すグラフである。 図1の電子血圧計の変形例の機能ブロックを示す図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための電子血圧計の一例の構成を示し、図2は図1の電子血圧計の使用状態の一例を示す。
電子血圧計1は、被測定者の血圧測定部位に装着されるカフ2と、カフ2が装着される血圧測定部位よりも中枢側、即ち心臓に近い側の部位に装着される圧迫帯3と、血圧計本体4と、を備えている。図2に示す例では、被測定者の血圧測定部位が手首であって、カフ2は手首に巻きつけられているが、例えば血圧測定部位は指先や前腕や上腕、あるいは足背などであってもよい。また、図2に示す例では、圧迫帯3はカフ2が装着される手首よりも中枢側の前腕に装着されているが、例えば上腕などであってもよい。
カフ2は、空気等の流体を圧力媒体として、この圧力媒体によって膨張・収縮する流体袋10を内包しており、手首を包持し、流体袋10の膨張・収縮によって手首を圧迫する。
カフ2は、圧力媒体を流通させる管を内包したコード5によって血圧計本体4に接続されており、血圧計本体4には、カフ2の流体袋に圧力媒体を供給するポンプが設けられている。流体袋10は、コード5を介して、血圧計本体4から圧力媒体の供給を受け、膨張・収縮する。
圧迫帯3は、本電子血圧計1では、伸縮性ある素材で形成されており、前腕を包持し、その伸縮によって前腕を圧迫する。
カフ2には、このカフ2が装着された手首における動脈容積を検出するためのセンサ11が設けられている。本電子血圧計1では、センサ11は光電センサとされており、一対の発光素子12及び受光素子13によって構成されている。
発光素子12及び受光素子13は、流体袋10に重なるカフ2の内面に設けられており、カフ2による手首の圧迫に伴って手首に対して押圧され、手首に密接する。発光素子12は手首の動脈に対して光を照射し、受光素子13は発光素子12によって照射された光の反射光を検出する。なお、発光素子12及び受光素子13を手首の動脈を挟んで互いに対向して配置し、発光素子12によって照射された光の透過光を受光素子13によって検出するようにしてもよい。
発光素子12の駆動信号や受光素子13の出力信号は、コード5を介して血圧計本体4との間で授受される。
圧迫帯3には、この圧迫帯3が装着された前腕における動脈容積を検出するためのセンサ14が設けられている。本電子血圧計1では、センサ14は光電センサとされており、一対の発光素子15及び受光素子16によって構成されている。
発光素子15及び受光素子16は、圧迫帯3の内面に設けられており、圧迫帯3による前腕の圧迫に伴って前腕に対して押圧され、前腕に密接する。発光素子15は前腕の動脈に対して光を照射し、受光素子16は発光素子15によって照射された光の反射光を検出する。
発光素子15の駆動信号や受光素子16の出力信号は、圧迫帯3と血圧計本体4とを接続するコード6を介して血圧計本体4との間で授受される。
なお、圧迫帯3に替えて、適宜な粘着材を用いてセンサ14を前腕に密接させるようにしてもよいが、圧迫帯3によれば、センサ14と前腕との密接を確実なものとして、より正確に前腕における動脈容積を検出することができる。
また、センサ11,14は、動脈の容積が検出できるものであればよく、例えばインピーダンスプレチスモグラフによって動脈の容積を検出するものであってもよい。その場合、センサ11,14は、発光素子及び受光素子に替えて、インピーダンスを検出するための複数の電極(電流印加用の電極対及び電圧検出用の電極対)によって構成される。
図3は、電子血圧計1の機能ブロックを示す。
電子血圧計1は、被測定者の血圧を測定する測定部20と、測定結果などを表示する表示部21と、血圧測定の開始・停止等を操作する操作部22と、電源部23とを備えており、これらは血圧計本体4に設けられている。
測定部20は、電子血圧計1の血圧測定動作を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、CPU30のワークメモリとして機能する第1メモリ31と、CPU30によって実行されるプログラムや測定結果等のデータなどの種々の情報を記憶する第2メモリ32と、カフ2の流体袋10内の圧力(以下、「カフ圧」という。)を調節する圧力調節部33と、タイマ34とを含む。なお、CPU30は、血圧測定動作に限らず、電子血圧計1の全体的な動作を制御する。
表示部21は、液晶ディスプレイなどの表示装置35を含み、測定結果などをCPU30の制御の下で表示装置35に表示させる。
操作部22は、電子血圧計1に対する電源投入のオン/オフを切換えるために操作される電源スイッチ36、電子血圧計1の血圧測定動作を開始させるために操作される測定スイッチ37、電子血圧計1の血圧測定動作を停止させるために操作される停止スイッチ38、及び第2メモリ32に記憶された測定結果を呼出すために操作される記録呼出スイッチ39を含む。
圧力調節部33は、カフ圧を計測するための圧力センサ40と、圧力センサ40の出力を周波数に変換してCPU30に入力する発振回路41と、カフ2の流体袋10に圧力媒体を供給するポンプ42と、ポンプ42を駆動するポンプ駆動回路43と、カフ2の流体袋10内の圧力媒体を排出しまたは閉じ込めるために開閉する弁44と、弁44を駆動する弁駆動回路45とを含む。
CPU30は、発振回路41から入力される発振周波数の信号を圧力に変換してカフ圧を検出し、所望のカフ圧となるようにポンプ駆動回路43及び弁駆動回路45の動作を制御する。
電子血圧計1は、さらに、カフ2が装着された手首の動脈の容積を検出する第1動脈容積検出部24と、圧迫帯3が装着された前腕の動脈の容積を検出する第2動脈容積検出部25とを備えている。
第1動脈容積検出部24は、カフ2に設けられたセンサ11と、センサ11の発光素子12に駆動信号を入力し、発光素子12の発光量を制御するする発光素子駆動回路46と、センサ11の受光素子13の出力から動脈容積を検出する動脈容積検出回路47とを含む。発光素子駆動回路46及び動脈容積検出回路47は血圧計本体4に設けられている。
動脈容積検出回路47は、発光素子12が発する光であって動脈を流れる血液(赤血球)に含まれるヘモグロビンの吸収帯の光の受光素子13に到達する光量に基づいて、動脈の容積を検出する。
電子血圧計1では、第1動脈容積検出部24によって検出される動脈容積に基づいて、容積補償法を利用して被測定者の血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)が測定される。容積補償法による血圧測定では、カフ2によって動脈を圧迫し、脈動する動脈の単位長あたりの容積を一定に保つようにカフ圧を制御して血圧とカフ圧とを平衡させ、この状態を維持したときのカフ圧を検出することにより連続血圧値を得る。
第2動脈容積検出部25は、圧迫帯3に設けられたセンサ14と、センサ14の発光素子15に駆動信号を入力し、発光素子15の発光量を制御するする発光素子駆動回路48と、センサ14の受光素子16の出力から動脈容積を検出する動脈容積検出回路49とを含む。発光素子駆動回路48及び動脈容積検出回路49は血圧計本体4に設けられている。
動脈容積検出回路49は、第1動脈容積検出部24の動脈容積検出回路47と同様、発光素子15が発する光であって動脈を流れる血液(赤血球)に含まれるヘモグロビンの吸収帯の光の受光素子16に到達する光量に基づいて、動脈の容積を検出する。
ここで、圧迫帯3が装着される前腕に対する圧迫帯3による圧迫圧力は、前腕とセンサ14との密接を保てる限りにおいて、被測定者の拡張期血圧未満であることが好ましく、平均的な拡張期血圧を考慮して、例えば30mmHg以下の圧力とすることができる。圧迫帯3による圧迫圧力を被測定者の拡張期血圧未満とすることにより、血圧の軽微な変動に基づく動脈容積の変化であっても第2動脈容積検出部25によって検出することができる。圧迫帯3の圧迫圧力の調節は、例えば圧迫帯3を前腕に巻きつける際の緊縛力を調節し、あるいは適当な伸縮性ある素材で圧迫帯3を形成すればよい。
また、第2動脈容積検出部25によって容積を検出する動脈は、第1動脈容積検出部24によって容積を検出する動脈と同じ動脈であることが好ましい。例えば、本例においてカフ2は手首に装着され、圧迫帯3は前腕に装置されており、第1動脈容積検出部24によって手首における橈骨動脈の動脈容積を検出する場合に、第2動脈容積検出部25では前腕における橈骨動脈の動脈容積を検出することが好ましい。動脈の動脈壁を支配する交感神経のトーヌスが上昇(低下)すると、動脈壁の平滑筋の収縮が強く(弱く)なり、この動脈における血圧が上昇(低下)する。そこで、第2動脈容積検出部25によって、第1動脈容積検出部24が容積を検出する動脈と同じ動脈の容積を、血圧測定部位よりも中枢側の部位で検出することにより、トーヌスの影響による局部的な血圧の変動に基づく動脈容積の変化であっても第2動脈容積検出部25によって検出することができる。
図4は、電子血圧計1を用いた血圧測定のフローを示す。
まず、被測定者又はその他の操作者によって電源スイッチ36が押圧される(ステップST1)。これにより、電子血圧計1では、CPU30によって初期化が行なわれる(ステップST2)。初期化には、例えば、第1メモリ31の初期化、カフ2の流体袋10内の圧力媒体の排出、圧力センサ40の0mmHgの補正、等の処理が含まれる。
初期化の後、操作者によって測定スイッチ37が押圧されると(ステップST3)、電子血圧計1では、動脈壁を無負荷状態に維持する際の動脈容積の制御目標値Vを決定する処理がCPU30によって実行される(ステップST4)。制御目標値Vを決定するための処理については後述する。
そして、制御目標値Vが決定されると、CPU30は、ポンプ42を駆動して(ステップST5)、カフ圧を制御初期カフ圧PCに調節する(ステップST6)。なお、制御初期カフ圧PCは、上記の制御目標値Vを決定するための処理の過程で決定することができる。
そして、CPU30は、第2動脈容積検出部25から第2動脈容積信号PGを取得し、取得した第2動脈容積信号PGに基づいて制御目標値Vの再決定の要否を判定するための監視信号基準値Sを決定する(ステップST7)。第2動脈容積信号PGとは、第2動脈容積検出部25の動脈容積検出回路49から出力される信号であって、第2動脈容積検出部25によって検出される動脈の容積(本例では前腕の動脈の容積)に対応した信号である。監視信号基準値Sは、例えば、少なくとも1心拍分の第2動脈容積信号PGの平均値とすることができる。
以上の設定が終了した後、CPU30は、第2動脈容積検出部25から第2動脈容積信号PGを取得し、取得した第2動脈容積信号PGを監視信号Sとする(ステップST8)。そして、CPU30は、この監視信号Sと監視信号基準値Sとの差(|S−S|)と所定値THとを比較する(ステップST9)。
監視信号Sと監視信号基準値Sとの差が所定値THを超えている場合に、CPU30は、制御目標値Vの再決定が必要と判断し、ステップST4に戻って制御目標値Vを再決定する。
監視信号Sと監視信号基準値Sとの差が所定値TH以下である場合に、CPU30は、第1動脈容積検出部24の動脈容積検出回路47から出力される第1動脈容積信号PGが制御目標値Vに一致するよう、カフ圧の制御を開始する(ステップST10)。なお、第1動脈容積信号PGとは、第1動脈容積検出部24によって検出される動脈の容積(本例では手首の動脈の容積)に対応した信号である。
CPU30は、第1動脈容積信号PGの直流成分を除去した第1動脈容積変化信号PGac1を検出し、動脈容積変化信号PGac1と所定値THPGとを比較する(ステップST11)。
動脈容積変化信号PGac1が所定値THPGより大きい場合、CPU30は、カフ圧と血圧が平衡していないと判断し、カフ圧の制御ゲインを更新する(ステップST13)。
動脈容積変化信号PGac1が所定値THPG以下となったとき、CPU30は、カフ圧が血圧と平衡したと判断し、カフ圧の制御ゲインの更新を停止し、そのときのカフ圧を血圧として決定する(ステップST12)。
そして、CPU30は、血圧測定の停止指示を検出する(ステップST14)。停止指示は、例えば操作部22の停止スイッチ38に対する押圧によってCPU30に入力され、あるいは血圧測定開始からの時間を計測するタイマ34によって所定時間(例えば3分など)が経過したこところでCPU30に入力される。
血圧測定の停止指示がない場合、CPU30は、上記のステップST8からステップST13までの動作を継続する。
血圧測定の停止指示を検出した場合、CPU30は、ポンプ42を停止し、弁44を開放して、血圧測定を停止する(ステップST15)。
図5は、動脈の力学的特性を示す。なお、図5において、横軸は血圧とカフ圧との差(動脈内外圧差=血圧−カフ圧)であり、縦軸は動脈の容積である。
容積補償法では、動脈壁を無負荷状態とし、即ち動脈内外圧差を0mmHgとして、動脈容積を一定に保つようにカフ圧を制御し、そのときのカフ圧を血圧として決定する。よって、制御目標値Vは、動脈内圧外差が0mmHgの点での動脈容積に対応する第1動脈容積信号PGとなる。
ここで、動脈壁の力学的コンプライアンスは、動脈内外圧差が0mmHgであるときに最大となる。そして、図4に明らかなとおり、脈圧による動脈容積の振動振幅は、カフ圧が、動脈内外圧差0mmHgを与えるカフ圧であるときに最大となる。そこで、カフ圧を徐々に高めていく過程において、動脈容積変化信号PGac1が最大となった点での動脈容積変化信号PGを制御目標値Vとして決定すればよい。なお、実際には、動脈容積変化信号PGac1が最大となった点を含む1心拍分の動脈容積信号PGの平均値を制御目標値Vとして決定する。同時に、制御目標値Vを決定した時点でのカフ圧を制御初期カフ圧PCとして決定すればよい。
図6は、制御目標値Vを決定する処理を示す。
まず、CPU30は、第1メモリ31内に確保されている、第1動脈容積変化信号PGac1の最大値を格納するメモリ領域、及びこの最大値を取得した時点での動脈容積信号及びカフ圧を格納するメモリ領域を初期化する(ステップST101)。
次に、CPU30は、弁44を閉じ(ステップST102)、ポンプ42を駆動してカフ圧を徐々に高めていく(ST103)。このカフ圧を徐々に高めていく過程で、CPU30は、第1動脈容積検出部24から第1動脈容積信号PGを逐次取得する(ステップST104)。
次に、CPU30は、取得した第1動脈容積変化信号PGから第1動脈容積変化信号PGac1を検出し、第1動脈容積変化信号PGac1と第1メモリ31に格納されている動脈容積変化信号最大値PGac1maxとを比較し(ステップST105)、検出した動脈容積変化信号PGac1の振幅が、その時点で第1メモリ31に格納されている動脈容積変化信号最大値PGac1maxよりも大きい場合、検出した動脈容積変化信号PGac1によって第1メモリ31に格納されている動脈容積変化信号最大値を更新し、この動脈容積変化信号PGac1を取得した時点での動脈容積変化信号PG及びカフ圧で第1メモリ31に格納されている動脈容積信号及び制御初期カフ圧を更新する(ステップST106)。この時点での動脈容積信号および制御初期カフ圧は暫定値である。
CPU30は、この処理をカフ圧が所定圧THPCに達するまで継続する(ステップST107)。ここで所定圧とは、収縮期血圧より十分に高い圧力として、たとえば180mmHgなどの固定値としてもよいし、カフ圧を徐々に高めていく過程で決定される収縮期血圧+30mmHgとしてもよい。カフ圧を徐々に高めていく過程で加圧中に収縮期血圧を決定する方法としては、動脈容積変化信号PGac1が消失する点を収縮期血圧として決定すればよい。
カフ圧が所定圧に達した時点で、第1メモリ31に格納されている暫定の動脈容積信号を制御目標値V、暫定の制御初期カフ圧を制御初期カフ圧PCとして決定する(ステップST108)。
図7は、カフ圧の変化、第1動脈容積信号PG及び第1動脈容積変化信号PGac1並びに第2動脈容積変化信号PGの波形の一例を示す。
図7に示す例では、血圧測定期間中における時刻Tに、監視信号ST1及び監視信号基準値Sの差(|S−ST1|)が所定値THを超え、制御目標値Vの再決定が実行されている。
被測定者の血圧測定部位よりも中枢側における動脈の容積を第2動脈容積検出部25によって検出することで、血圧の軽微な変動に基づく動脈容積の変化であっても検出することができる。そして、第2動脈容積検出部25によって検出される動脈容積に基づいて制御目標値Vの再決定の要否を判定することにより、最適な制御目標値Vを維持し、血圧測定精度を高めることができる。
なお、上述した電子血圧計1では、監視信号S及び監視信号基準値Sの差(|S−S|)が所定値THを超えた場合に制御目標値Vの再決定を実行するものとして説明したが、監視信号Sの監視信号基準値Sに対する割合が所定値を超えた場合に制御目標値Vの再決定を実行するようにしてもよい。それによれば、被測定者の個人差を軽減することができる。
図8は、上述した電子血圧計1の変形例の機能ブロックを示す。
図8に示す電子血圧計100は、上述した電子血圧計1の圧迫帯3に替えて、第2カフ103を備えており、第2動脈容積検出部125を構成するセンサ14は、この第2カフ103に設けられている。
第2カフ103は、カフ2と同様に、空気等の流体を圧力媒体として、この圧力媒体によって膨張・収縮する流体袋110を内包しており、前腕を包持し、流体袋110の膨張・収縮によって前腕を圧迫する。
また、第2動脈容積検出部125は、第2カフ103による前腕の圧迫圧力(以下、「第2カフ圧」とする。)を調節するための第2圧力調節部133を備えており、この第2圧力調節部133は、血圧計本体4に設けられている。
第2圧力調節部133は、第2カフ圧を計測するための圧力センサ140と、圧力センサ140の出力を周波数に変換してCPU30に入力する発振回路141と、第2カフ103の流体袋110に圧力媒体を供給するポンプ142と、ポンプ142を駆動するポンプ駆動回路143と、第2カフ103の流体袋110内の圧力媒体を排出しまたは閉じ込めるために開閉する弁144と、弁144を駆動させる弁駆動回路145とを含む。
CPU30は、発振回路141から入力される発振周波数の信号を圧力に変換して第2カフ圧を検出し、所望の第2カフ圧となるようにポンプ駆動回路143及び弁駆動回路145の動作を制御する。
第2カフ圧は、前腕とセンサ14との密接を保てる限りにおいて、被測定者の拡張期血圧未満であることが好ましい。そして、第2カフ圧は、上記の通り、CPU30によって動的に制御可能である。そこで、電子血圧計100では、第2カフ圧を、被測定者の拡張期血圧から所定圧(例えば20mmHg)だけ減じた圧力に設定する。これにより、被測定者間の個人差によらず、さらに正確に第2動脈容積を検出することができる。
被測定者の拡張期血圧は、例えばオシロメトリック法により制御目標値Vの決定時に決定することができる。さらに、上述した容積補償法による連続血圧測定中に決定される拡張期血圧で随時更新すれば、さらに好ましい。
以上、説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1) 被測定者の血圧測定部位に装着され、該血圧測定部位を圧迫するカフと、被測定者の前記血圧測定部位における動脈の容積を検出する第1動脈容積検出部と、前記第1動脈容積検出部によって容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出する第2動脈容積検出部と、前記第1動脈容積検出部によって検出される第1動脈容積に基づいて、前記カフの圧力を増減させることによって前記第1動脈容積を一定化し、その際の前記カフの圧力から被測定者の血圧を測定する測定部と、を備え、前記測定部は、前記カフの圧力を調節する圧力調節部と、前記第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧力で前記カフによって圧迫されたときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、前記第1動脈容積を該制御目標値に一定化させるように前記圧力調節部を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記第2動脈容積検出部によって検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
(2) (1)に記載の電子血圧計であって、前記制御部は、前記第2動脈容積の基準値に対する変化量が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
(3) (2)に記載の電子血圧計であって、前記制御部は、前記第2動脈容積の基準値に対する変化率が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
(4) (2)又は(3)に記載の電子血圧計であって、前記基準値は、少なくとも1心拍分の前記第2動脈容積の平均値である電子血圧計。
(5) (1)から(4)のいずれか一つに記載の電子血圧計であって、前記第2動脈容積検出部は、前記第1動脈容積検出部が容積を検出する動脈と同じ動脈の容積を検出する電子血圧計。
(6) (1)から(5)のいずれか一つに記載の電子血圧計であって、前記第2動脈容積検出部は、動脈の容積を検出するためのセンサと、該センサを前記中枢側の部位に対して押圧する圧迫部とを有する電子血圧計。
(7) (6)に記載の電子血圧計であって、前記圧迫部は、被測定者の拡張期血圧未満の圧力で、前記センサを前記中枢側の部位に押圧する電子血圧計。
(8) (6)又は(7)に記載の電子血圧計であって、前記圧迫部は、伸縮性材料で形成され、前記中枢側の部位を包持し、該圧迫部の伸縮性によって前記センサを前記中枢側の部位に対して押圧する電子血圧計。
(9) (6)又は(7)に記載の電子血圧計であって、前記圧迫部は、圧力媒体が供給されることによって膨張・収縮する流体袋を含み、前記中枢側の部位を包持し、該流体袋の膨張・収縮によって前記センサを前記中枢側の部位に対して押圧する電子血圧計。
(10) 被測定者の血圧測定部位をカフにより圧迫した状態で、該血圧測定部位における動脈の容積を検出し、前記血圧測定部位において検出される第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧迫圧力で前記血圧測定部位を圧迫したときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、前記第1動脈容積を前記制御目標値に一定化させるように前記カフの圧迫圧力を調節して、その際の前記血圧測定部位の圧迫圧力から被測定者の血圧を測定し、前記第1動脈容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出し、前記中枢側の部位において検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
(11) (10)に記載の電子血圧計の制御方法であって、前記第2動脈容積の基準値に対する変化量が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
(12) (10)に記載の電子血圧計の制御方法であって、前記第2動脈容積の基準値に対する変化率が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
(13) (11)又は(12)に記載の電子血圧計の制御方法であって、前記基準値は、少なくとも1心拍分の前記第2動脈容積の平均値とする電子血圧計の制御方法。
1 電子血圧計
2 カフ
3 圧迫帯
4 血圧計本体
5 コード
6 コード
10 流体袋
11 センサ
12 発光素子
13 受光素子
14 センサ
15 発光素子
16 受光素子
20 測定部
21 表示部
22 操作部
23 電源部
24 第1動脈容積検出部
25 第2動脈容積検出部
30 CPU
31 第1メモリ
32 第2メモリ
33 圧力調節部
34 タイマ
35 表示装置
36 電源スイッチ
37 測定スイッチ
38 停止スイッチ
39 記録呼出スイッチ
40 圧力センサ
41 発振回路
42 ポンプ
43 ポンプ駆動回路
44 弁
45 弁駆動回路
46 発光素子駆動回路
47 動脈容積検出回路
48 発光素子駆動回路
49 動脈容積検出回路

Claims (13)

  1. 被測定者の血圧測定部位に装着され、該血圧測定部位を圧迫するカフと、
    被測定者の前記血圧測定部位における動脈の容積を検出する第1動脈容積検出部と、
    前記第1動脈容積検出部によって容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出する第2動脈容積検出部と、
    前記第1動脈容積検出部によって検出される第1動脈容積に基づいて、前記カフの圧力を増減させることによって前記第1動脈容積を一定化し、その際の前記カフの圧力から被測定者の血圧を測定する測定部と、
    を備え、
    前記測定部は、
    前記カフの圧力を調節する圧力調節部と、
    前記第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧力で前記カフによって圧迫されたときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、前記第1動脈容積を該制御目標値に一定化させるように前記圧力調節部を制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第2動脈容積検出部によって検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
  2. 請求項1に記載の電子血圧計であって、
    前記制御部は、前記第2動脈容積の基準値に対する変化量が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
  3. 請求項2に記載の電子血圧計であって、
    前記制御部は、前記第2動脈容積の基準値に対する変化率が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計。
  4. 請求項2又は3に記載の電子血圧計であって、
    前記基準値は、少なくとも1心拍分の前記第2動脈容積の平均値である電子血圧計。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電子血圧計であって、
    前記第2動脈容積検出部は、前記第1動脈容積検出部が容積を検出する動脈と同じ動脈の容積を検出する電子血圧計。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電子血圧計であって、
    前記第2動脈容積検出部は、動脈の容積を検出するためのセンサと、該センサを前記中枢側の部位に対して押圧する圧迫部とを有する電子血圧計。
  7. 請求項6に記載の電子血圧計であって、
    前記圧迫部は、被測定者の拡張期血圧未満の圧力で、前記センサを前記中枢側の部位に押圧する電子血圧計。
  8. 請求項6又は7に記載の電子血圧計であって、
    前記圧迫部は、伸縮性材料で形成され、前記中枢側の部位を包持し、該圧迫部の伸縮性によって前記センサを前記中枢側の部位に対して押圧する電子血圧計。
  9. 請求項6又は7に記載の電子血圧計であって、
    前記圧迫部は、圧力媒体が供給されることによって膨張・収縮する流体袋を含み、前記中枢側の部位を包持し、該流体袋の膨張・収縮によって前記センサを前記中枢側の部位に対して押圧する電子血圧計。
  10. 被測定者の血圧測定部位をカフにより圧迫した状態で、該血圧測定部位における動脈の容積を検出し、
    前記血圧測定部位において検出される第1動脈容積の変化の最大振幅を与える圧迫圧力で前記血圧測定部位を圧迫したときの前記第1動脈容積の平均値を制御目標値に決定し、
    前記第1動脈容積を前記制御目標値に一定化させるように前記カフの圧迫圧力を調節して、その際の前記血圧測定部位の圧迫圧力から被測定者の血圧を測定し、
    前記第1動脈容積を検出する動脈の血流に沿って前記血圧測定部位よりも中枢側の部位における動脈の容積を検出し、
    前記中枢側の部位において検出される第2動脈容積に基づいて、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
  11. 請求項10に記載の電子血圧計の制御方法であって、
    前記第2動脈容積の基準値に対する変化量が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
  12. 請求項10に記載の電子血圧計の制御方法であって、
    前記第2動脈容積の基準値に対する変化率が所定の閾値を越えた場合に、前記制御目標値を再決定する電子血圧計の制御方法。
  13. 請求項11又は12に記載の電子血圧計の制御方法であって、
    前記基準値は、少なくとも1心拍分の前記第2動脈容積の平均値とする電子血圧計の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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