JP2014068327A - 操作パネルおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚的および触覚的に操作性を向上させることができる操作パネルおよびこれを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】シート状で弾性を有する表示部2と、表示部2の背面に設けられ、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせて、押下操作を受け付ける機構部5とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】シート状で弾性を有する表示部2と、表示部2の背面に設けられ、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせて、押下操作を受け付ける機構部5とを備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、映像表示面に対して操作を行う操作パネルおよびこれを備えた電子機器に関する。
特許文献1には、ディスプレイ面上に、電力で膨張収縮が可能な透明ポリマーを敷き、透明ポリマー上にタッチセンサを設けた操作パネルが開示されている。この操作パネルでは、透明ポリマーを膨張収縮させることにより、タッチ操作を行うタッチ面の表面状態が変化する。ユーザは、タッチ面の変形した部分を操作することで操作感が得られる。
また、特許文献2に記載される表示装置は、表示パネルの表示画面上にタッチパネルが設けられ、タッチ操作でタッチ面を押圧するとその押圧方向に表示画面を移動させる機構を有している。ユーザは、タッチにより表示画面が押し込まれるため、操作感を得ることができる。また、タッチ操作した操作ボタンの表示色を変化させることで、どのボタンを操作したのかを視認できるようにしている。
特許文献3には、タッチパッドで操作物による接触が感知されると、表示画面の全体、もしくはその一部が振動して触覚による操作感を与えるタッチ式入力装置が開示されている。なお、振動は、タッチパッドの下面に設けたボビンコイルによる反発を利用する。
特許文献4に記載される入力装置は、タッチパネルが透明な可撓性のある電極シートを用いて構成されており、操作物による押下に応じてタッチパネルが沈み込む。
このように構成することで、操作物をタッチ面に接触させて行う操作と、操作物でさらにタッチ面を沈み込ませる操作との2通りの操作入力が可能となる。
また、ボビンコイルをタッチパネルの下面に配置することにより、タッチ面を押下して沈み込ませた際に、ボビンコイルでタッチ面を押し戻す力(復帰力)を与える構成も開示されている。
このように構成することで、操作物をタッチ面に接触させて行う操作と、操作物でさらにタッチ面を沈み込ませる操作との2通りの操作入力が可能となる。
また、ボビンコイルをタッチパネルの下面に配置することにより、タッチ面を押下して沈み込ませた際に、ボビンコイルでタッチ面を押し戻す力(復帰力)を与える構成も開示されている。
特許文献1〜4に代表される従来の技術では、表示画面上に設けられた透明な構造物が変形して操作感を得ることはできるが、表示画面自体は変形しない。このため、ユーザが表示画面上で操作可能な箇所を容易に認識できないという課題があった。例えば、特許文献1に記載される装置で、表示画面上で操作可能な箇所に対応する透明ポリマーを膨張させたとしても、ユーザが表示画面に正対した場合には、透明ポリマーであるため、どの箇所が変形しているか視認しにくい。また、ユーザが表示画面の法線に対しある程度の角度を持って見ると、表示画面に表示された操作可能な箇所(操作ボタンなど)と表示画面上に設けられた透明ポリマーの変形箇所とがずれて見えることが多い。
また、特許文献2〜4に代表される従来の技術は、表示画面上の構造物が操作を行う前に変形しないため、ユーザは、実際に表示画面を視認しないと、表示画面上のどの箇所に操作可能なボタンなどが表示されているかを判断することができない。例えば、車載用電子機器の操作パネルでは、ユーザは車両の運転に注力する必要があるため、表示画面を見ることができない。この場合、ユーザが触覚で操作可能な箇所を判断できることが望ましい。
さらに、特許文献1〜4に代表される従来の技術は、操作に応じて表示画面上の構造物が変形したり振動したりするが、操作対象以外の箇所を操作しても変形や振動するため、誤操作が発生しやすいという課題があった。このため、ユーザは表示画面を視認しながら操作入力を行うか、操作入力に応じて発せられる音を聞いて入力完了を聴覚的に確認する必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、視覚的および触覚的に操作性を向上させることができる操作パネルおよびこれを備えた電子機器を得ることを目的とする。
この発明に係る操作パネルは、シート状で弾性を有する表示部と、表示部の背面に設けられ、表示部が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせて、押下操作を受け付ける機構部とを備える。
この発明によれば、視覚的および触覚的に操作性を向上させることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る操作パネルを示す図である。図1において、操作パネル1は、例えば車両のダッシュボードなどに取り付けられる車載用情報処理機器に一体または別個に設けられた操作パネル、または、携帯電話、スマートフォン、PND(Portable Navigation Device)などといった携帯用情報機器を構成する操作パネルとして用いられる。また、操作パネル1は、表示部2、この表示部2を保持する筐体3および表示部2の表示面側に設けたハードウェアボタン4を備える。
図1は、この発明の実施の形態1に係る操作パネルを示す図である。図1において、操作パネル1は、例えば車両のダッシュボードなどに取り付けられる車載用情報処理機器に一体または別個に設けられた操作パネル、または、携帯電話、スマートフォン、PND(Portable Navigation Device)などといった携帯用情報機器を構成する操作パネルとして用いられる。また、操作パネル1は、表示部2、この表示部2を保持する筐体3および表示部2の表示面側に設けたハードウェアボタン4を備える。
表示部2は、シート状で弾性を有する表示部であり、例えば、弾性を有する2枚の透明電極基板で有機EL素子を挟持して構成された表示パネルである。なお、表示部2が弾性を有しているので、表示面とは反対側の背面から押し上げることにより、押し上げた箇所の表示面側が変形する(盛り上がる)。筐体3は表示部2を保持する枠状の筐体である。図1の例では、筐体3の表示面側の一部にハードウェアボタン4が設けられている。
また、図2は、実施の形態1に係る操作パネルの構成を示す図であり、図1のA−A線で切った断面矢示図である。ここで、図2(a)は、機構部5が表示部2の背面側を押し上げる前の状態を示しており、図2(b)は、機構部5が表示部2の背面側を押し上げた後の状態を示している。機構部5は、図2(a)に示すように、表示部2の背面の一面に設けられ、突没自在な複数の押し上げ部を有している。
表示部2が操作対象(操作ボタンなど)を表示すると、機構部5は、図2(b)に示すように押し上げ部を突出させて、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面から押し上げる。これにより、操作対象の表示箇所は、表示部2の表示面から盛り上がった状態となる。
表示部2が操作対象(操作ボタンなど)を表示すると、機構部5は、図2(b)に示すように押し上げ部を突出させて、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面から押し上げる。これにより、操作対象の表示箇所は、表示部2の表示面から盛り上がった状態となる。
また、機構部5は、操作対象を表示した箇所が押下操作されて没入すると、この操作を受け付ける。このように構成することで、操作者は、表示部2の表示面から盛り上がった箇所が操作対象であることを容易に視認できる。また、表示面から盛り上がった表示箇所が押下操作により没入するので、操作者は、押下操作に応じて沈み込む触覚による操作感を得ることができる。
図3は、実施の形態1に係る操作パネルを備えた電子機器の機能構成を示すブロック図である。図3に示す電子機器は、操作パネル1を一体に備える電子機器または別個に設けた操作パネル1を外部接続する電子機器であり、表示制御部6、駆動制御部7、操作入力部8および制御部9を備える。
表示制御部6は、表示部2の画像表示を制御する機能を有しており、例えば、制御部9から操作対象およびその表示箇所が指定されると、これに応じて操作対象を表示するよう制御する。駆動制御部7は、機構部5の駆動を制御する機能を有し、例えば制御部9から操作対象の表示箇所が指定されると、この表示箇所を表示部2の背面側から押して盛り上がらせる。
表示制御部6は、表示部2の画像表示を制御する機能を有しており、例えば、制御部9から操作対象およびその表示箇所が指定されると、これに応じて操作対象を表示するよう制御する。駆動制御部7は、機構部5の駆動を制御する機能を有し、例えば制御部9から操作対象の表示箇所が指定されると、この表示箇所を表示部2の背面側から押して盛り上がらせる。
操作入力部8は、機構部5が受け付けた操作を入力してその操作内容を制御部9に通知する。また、制御部9は、図3に示す電子機器の内部構成の動作を制御する制御部であり、操作入力部8から入力された操作内容に応じた情報処理を実行するとともに、操作対象およびその表示箇所を表示制御部6と駆動制御部7に指定する。
図4は、実施の形態1に係る操作パネルの内部構成を示す図であって、機構部5の具体的な構成例を示している。図4において、機構部5は、板状部材10に突没自在に設けられた複数の突起部から構成される。板状部材10には、表示部2に垂直な方向に複数の孔部10Aが形成されており、各孔部10Aの途中には、図4に示すように雌ねじ部11が形成されている。この雌ねじ部11には、ロッド12に形成した雄ねじ部13が螺合される。ロッド12は、その軸方向に貫通穴16が形成されており、貫通穴16にピン14Aが挿入されている。
ピン14Aの表示部2側の端部には球部15が取り付けられており、もう一方の端部には抜け止め部14Bが取り付けられている。このピン14Aと球部15が、図2、図3で示した押し上げ部に相当する。
抜け止め部14Bは、ピン14Aの径よりも大きな部材である。貫通穴16は小径部分と大径部分を有する2段穴であり、小径部分にはピン14Aが通り、大径部分にはピン14Aおよび抜け止め部14Aが穴内を通ることができる。
すなわち、貫通穴16の小径部分と大径部分との段差部に抜け止め部14Bが当接してピン14Aの表示部2側への移動が規制され、表示部2側からピン14Aが抜け出ることが防止される。
抜け止め部14Bは、ピン14Aの径よりも大きな部材である。貫通穴16は小径部分と大径部分を有する2段穴であり、小径部分にはピン14Aが通り、大径部分にはピン14Aおよび抜け止め部14Aが穴内を通ることができる。
すなわち、貫通穴16の小径部分と大径部分との段差部に抜け止め部14Bが当接してピン14Aの表示部2側への移動が規制され、表示部2側からピン14Aが抜け出ることが防止される。
また、ロッド12の表示部2とは反対側の端部は、モータ軸17aに接続されており、モータ17の回転力が伝達されるようになっている。ロッド12は、モータ17の回転力が伝達されて回転すると、雌ねじ部11と雄ねじ部13のねじピッチに対応した分だけ、モータ17とともに孔部10Aの軸方向に進退する。
なお、孔部10Aは、モータ17が進退する部分の穴形状が多角形であり、モータ17も軸方向に直交する断面の形状が同じ多角形となっている。このように構成することで、モータ17が孔部10Aの内壁に引っ掛かって自身の回転力で回転することはない。
さらに、モータ17の回転方向と球部15が移動する方向が直交するので、モータ17に大きなトルクを必要とせず、モータ17を小型化することが可能である。
なお、孔部10Aは、モータ17が進退する部分の穴形状が多角形であり、モータ17も軸方向に直交する断面の形状が同じ多角形となっている。このように構成することで、モータ17が孔部10Aの内壁に引っ掛かって自身の回転力で回転することはない。
さらに、モータ17の回転方向と球部15が移動する方向が直交するので、モータ17に大きなトルクを必要とせず、モータ17を小型化することが可能である。
一方、ロッド12の表示部2側の端面と球部15との間には、ピン14Aを介してばね18が取り付けられおり、球部15は、ばね18の長さ分だけロッド12の表示部2側の端面から突出している。
板状部材10における孔部10Aの開口周縁には、接点端子19a,19bを実装した基板20が設けられている。接点端子19a,19bは、導電部材を折り曲げて構成されている。接点端子19a,19bの屈曲部19a−1,19b−1の間隔は、球部15の直径よりも小さく、球部15が表示部2の背面に接している位置で、屈曲部19a−1,19b−1は、球部15の外周に接している。
また、図4に示すように、球部15の中心を含み表示部2に平行な平面上の外周には、接点凹部15a,15bおよびこれらを電気的に接続する導通ライン15cが形成されている。
板状部材10における孔部10Aの開口周縁には、接点端子19a,19bを実装した基板20が設けられている。接点端子19a,19bは、導電部材を折り曲げて構成されている。接点端子19a,19bの屈曲部19a−1,19b−1の間隔は、球部15の直径よりも小さく、球部15が表示部2の背面に接している位置で、屈曲部19a−1,19b−1は、球部15の外周に接している。
また、図4に示すように、球部15の中心を含み表示部2に平行な平面上の外周には、接点凹部15a,15bおよびこれらを電気的に接続する導通ライン15cが形成されている。
図5(a)に示すように、表示部2を介して球部15を押下すると、屈曲部19a−1,19b−1は球部15の外周上を摺動し、球部15は、屈曲部19a−1,19b−1の間隔を広げながら押下方向に移動する。
この状態からさらに押下していくと表示部2が没入し、球部15の接点凹部15a,15bが屈曲部19a−1,19b−1に達して嵌合する。このとき、屈曲部19a−1,19b−1の間隔が広げられて発生した応力の一部が解放されて勢いよく嵌合するので、操作者の指Bにクリック感が与えられる。
この状態からさらに押下していくと表示部2が没入し、球部15の接点凹部15a,15bが屈曲部19a−1,19b−1に達して嵌合する。このとき、屈曲部19a−1,19b−1の間隔が広げられて発生した応力の一部が解放されて勢いよく嵌合するので、操作者の指Bにクリック感が与えられる。
また、図5(b)は、ロッド12を表示部2側へ移動させ、球部15で表示部2を背面側から押して盛り上がらせた状態を示している。盛り上がらせた箇所を押下操作して没入させると、図5(c)に示すように、球部15の接点凹部15a,15bが屈曲部19a−1,19b−1に達して嵌合する。この嵌合により、操作者の指Bにクリック感が与えられる。
次に動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る電子機器の動作を示すフローチャートであって、本発明に係る操作パネルを用いた操作入力時における動作を示している。
表示制御部6は、制御部9から指定されたコマンドボタンを表示部2に表示する(ステップST1)。コマンドボタンなどの操作対象が表示部2に表示されていない状態では、操作パネル1は、図7に示すように球部15を突出させておらず、表示部2は平面のままである。
図6は、実施の形態1に係る電子機器の動作を示すフローチャートであって、本発明に係る操作パネルを用いた操作入力時における動作を示している。
表示制御部6は、制御部9から指定されたコマンドボタンを表示部2に表示する(ステップST1)。コマンドボタンなどの操作対象が表示部2に表示されていない状態では、操作パネル1は、図7に示すように球部15を突出させておらず、表示部2は平面のままである。
表示部2にコマンドボタンが表示されると、駆動制御部7は、制御部9から指定されたコマンドボタンの表示箇所に対応する位置にある機構部5を判別する。
次に、駆動制御部7は、判別した位置にある機構部5のモータ17を駆動させて、表示部2側に球部15を移動(突出)させる。これにより、図8に示すように、球部15が表示箇所を背面側から押して表示面から盛り上がらせる(ステップST2)。
なお、1つのモータ17で対応する球部15を上下に移動させる機構部5を複数備えることで、コマンドボタンなどの操作対象が複数ある場合に、各操作対象が表示された箇所を同時にそれぞれ盛り上がらせることができる。
このようにすることで、操作者からは、表示面から盛り上がった箇所を数えることで、操作対象がいくつあるかを視覚的および触覚的に容易に認識することができる。
次に、駆動制御部7は、判別した位置にある機構部5のモータ17を駆動させて、表示部2側に球部15を移動(突出)させる。これにより、図8に示すように、球部15が表示箇所を背面側から押して表示面から盛り上がらせる(ステップST2)。
なお、1つのモータ17で対応する球部15を上下に移動させる機構部5を複数備えることで、コマンドボタンなどの操作対象が複数ある場合に、各操作対象が表示された箇所を同時にそれぞれ盛り上がらせることができる。
このようにすることで、操作者からは、表示面から盛り上がった箇所を数えることで、操作対象がいくつあるかを視覚的および触覚的に容易に認識することができる。
図9は、操作対象箇所を盛り上がらせたときの操作パネルの一例を示す図であり、音量調整における音量減(マイナス)と音量増(プラス)とをコマンドボタンとして表示した場合を示している。表示部2において、音量減の表示箇所2aと音量増の表示箇所2bがそれぞれ背面側から押されて盛り上がっている。操作者は、音量減の表示箇所2aまたは音量増の表示箇所2bを押下操作することで、音量調整することができる。
この発明では、上述したように、従来と異なって表示部2自体を変形させるので、操作対象が表示された箇所と変形させた箇所とがずれて見えることがない。
また、車載用電子機器の操作パネルの場合に、操作者が運転に注力して表示部2を見ることができなくても、表示面から盛り上がった箇所(図9中の破線で囲った箇所が盛り上がっている)を触るだけで、操作対象の箇所を容易に認識することが可能である。
また、車載用電子機器の操作パネルの場合に、操作者が運転に注力して表示部2を見ることができなくても、表示面から盛り上がった箇所(図9中の破線で囲った箇所が盛り上がっている)を触るだけで、操作対象の箇所を容易に認識することが可能である。
コマンドボタンを表示部2に表示した後、電子機器は、コマンドボタンの押下操作待ちの状態に移行する(ステップST3)。ここで、図10に示すように、コマンドボタンの表示箇所(表示面から盛り上がらせた箇所)を押下操作すると、ピン14Aがロッド12の貫通穴16を押下方向に移動してロッド12の端面と球部15でばね18が押圧されるので、操作者の指Bには、ばね18の弾性力による反力が与えられる。
さらに押下すると、屈曲部19a−1,19b−1が球部15の外周上を摺動し、球部15は、屈曲部19a−1,19b−1の間隔を広げながら押下方向に移動する。
さらに押下していくと表示部2が没入して、図10に示すように、球部15の接点凹部15a,15bが屈曲部19a−1,19b−1に達して嵌合する。このとき、屈曲部19a−1,19b−1の間隔が広げられて発生した応力の一部が解放されて勢いよく嵌合するので、操作者の指Bにクリック感が与えられる。
さらに押下すると、屈曲部19a−1,19b−1が球部15の外周上を摺動し、球部15は、屈曲部19a−1,19b−1の間隔を広げながら押下方向に移動する。
さらに押下していくと表示部2が没入して、図10に示すように、球部15の接点凹部15a,15bが屈曲部19a−1,19b−1に達して嵌合する。このとき、屈曲部19a−1,19b−1の間隔が広げられて発生した応力の一部が解放されて勢いよく嵌合するので、操作者の指Bにクリック感が与えられる。
球部15の接点凹部15a,15bと屈曲部19a−1,19b−1が嵌合して、接点端子19a,19bが電気的に接続されると、操作入力部8は、対応するコマンドボタンが押下操作されたことを受け付け、コマンド内容を制御部9に通知する。
制御部9は、操作入力部8から上記通知を受けると、駆動制御部7に指示して、図11に示すように、ステップST2で表示面から盛り上がらせた全ての箇所を、元の表示面に戻させる(ステップST4)。
制御部9は、操作入力部8から上記通知を受けると、駆動制御部7に指示して、図11に示すように、ステップST2で表示面から盛り上がらせた全ての箇所を、元の表示面に戻させる(ステップST4)。
制御部9は、表示面を全て元に戻すと、操作入力部8から入力したコマンド内容を実行し、その処理の画面に移行する(ステップST5)。このように、操作対象が表示された箇所を盛り上がった状態から元の表示面に戻してから、押下操作の結果を示す画面に遷移することで、操作者は、押下に応じたクリック感の他に表示面の状態から適切に押下操作を行えたかどうかを認識できる。
なお、上記実施の形態1は、機構部5が図4に示した構造である場合を例に挙げたが、この構造に限定されるものではない。すなわち、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせ、押下操作により盛り上がり箇所を没入させて当該操作を受け付ける構造であればよい。例えば、ロッド12の駆動源としてモータ17の代わりに、通電または温度変化で膨張する素子を使用してもよい。
また、図12に示すようなスライダ2cを表示部2に表示した場合に、スライダ2cの表示箇所を盛り上がらせると、かえって視認しにくくなる。
この場合は、スライダ2cの表示箇所を盛り上がらせないが、図7、図11に示すように、接点凹部15a,15bと屈曲部19a−1,19b−1とが嵌合しておらず、押下操作を受け付け可能な状態で表示部2にスライダ2cを表示する。
操作者が、表示部2を押下して没入させながらスライダ2cをスライドさせることで、スライダ2cの表示箇所に対応する機構部5により操作が受け付けられる。
この場合は、スライダ2cの表示箇所を盛り上がらせないが、図7、図11に示すように、接点凹部15a,15bと屈曲部19a−1,19b−1とが嵌合しておらず、押下操作を受け付け可能な状態で表示部2にスライダ2cを表示する。
操作者が、表示部2を押下して没入させながらスライダ2cをスライドさせることで、スライダ2cの表示箇所に対応する機構部5により操作が受け付けられる。
以上のように、この実施の形態1によれば、シート状で弾性を有する表示部2と、表示部2の背面に設けられ、表示部2が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせて、押下操作を受け付ける機構部5とを備えるので、表示部2で操作対象が表示された箇所が盛り上がった状態に変形されるため、操作対象と盛り上がりがずれることがなく、視覚的に視認しやすくなる。また、表示面から盛り上がった箇所が操作対象であることを触覚的に認識しやすい。これらにより、操作性を格段に向上させることができる。
また、この実施の形態1によれば、機構部5が、押下操作に応じてクリック感を発生するので、操作が適切に行えたことをクリック感により触覚で認識することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、機構部5が、表示部2が複数の操作対象を表示している場合、複数の操作対象が表示されている各箇所を背面側から押してそれぞれ盛り上がらせるので、表示面から盛り上がった箇所を数えることで、操作対象がいくつあるかを視覚的および触覚的に容易に認識することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、機構部5が、複数の操作対象が表示されている箇所のいずれかに対する押下操作に応じて当該操作を受け付けると、盛り上がらせた全ての箇所を元の表示面に戻すので、押下に応じたクリック感の他に、表示面の状態から適切に押下操作を行えたかどうかを認識することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、電子機器1が、上述の操作パネルを備えるので、上述した効果を奏する電子機器を提供することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 操作パネル、2 表示部、2a,2b 表示箇所、2c スライダ、3 筐体、4 ハードウェアボタン、5 機構部、6 表示制御部、7 駆動制御部、8 操作入力部、9 制御部、10 板状部材、10A 孔部、11 雌ねじ部、12 ロッド、13 雄ねじ部、14A ピン、14B 抜け止め部、15 球部、15a,15b 接点凹部、16 貫通穴、17 モータ、17a モータ軸、18 ばね、19a,19b 接点端子、19a−1,19b−1 屈曲部、20 基板。
Claims (5)
- シート状で弾性を有する表示部と、
前記表示部の背面に設けられ、前記表示部が操作対象を表示している箇所を背面側から押して盛り上がらせて、押下操作を受け付ける機構部とを備える操作パネル。 - 前記機構部は、押下操作に応じてクリック感を発生することを特徴とする請求項1記載の操作パネル。
- 前記機構部は、前記表示部が複数の操作対象を表示している場合、前記複数の操作対象が表示されている各箇所を背面側から押してそれぞれ盛り上がらせることを特徴とする請求項1記載の操作パネル。
- 前記機構部は、前記複数の操作対象が表示されている箇所のいずれかに対する押下操作に応じて当該操作を受け付けると、盛り上がらせた全ての箇所を元の表示面に戻すことを特徴とする請求項3記載の操作パネル。
- 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の操作パネルを備える電子機器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016070974A1 (de) * | 2014-11-03 | 2016-05-12 | Audi Ag | Verfahren zum betreiben einer anzeigevorrichtung, anzeigevorrichtung für einen kraftwagen und kraftwagen mit einer anzeigevorrichtung |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016070974A1 (de) * | 2014-11-03 | 2016-05-12 | Audi Ag | Verfahren zum betreiben einer anzeigevorrichtung, anzeigevorrichtung für einen kraftwagen und kraftwagen mit einer anzeigevorrichtung |
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