JP2014068113A - 高周波電力増幅器および高周波電力増幅器を用いた送信装置 - Google Patents

高周波電力増幅器および高周波電力増幅器を用いた送信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力増幅器で発生する歪を補償する。
【解決手段】入力デジタル映像信号をI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号に変調し、高周波中心周波数の4倍のサンプリングにアップコンバートし、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器の過渡応答の逆特性を加算し、電流出力D/Aし、初段LNAと次段LNAと電力増幅器で増幅し、電力増幅器出力を初段LNAに抵抗で直接帰還させ、該帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算する。
【選択図】図1D

Description

本発明は、電力増幅器により電力増幅された無線電波送信を行う送信装置から出力される非線形歪み成分を減少させる非線形歪み補償技術に関する。
従来の非線形歪み補償技術、特に、前置歪み補償方式の技術の例としては、特許文献1に記載のものがある。従来の技術では、電力増幅器で発生する周波数軸上で対称な歪である3次歪、5次歪、7次歪の補償は容易だが、周波数軸上で非対称な歪の補償は困難だった。
しかし、電力効率の高いMOS−FETのAB級増幅では、周波数軸上で非対称な歪が多く発生する(非特許文献1参照)。
ところで、MOS−FETはソース・ゲート間に電圧を印加するだけで導通するので、turn-on方向の過渡応答が速いが、ゲート電荷引き抜かれるまで導通し続けるので、turn-off方向の過渡応答は遅くなる。そのため、時間軸波形の上下で非対称な歪が大きくなり、周波数軸の上下でも非対称な歪が大きくなる。さらに、MOS-FETは、温度で導通抵抗が変化する。
ちなみに、Si-MOS構造でも電荷増倍CCDの様に、電荷増倍ゲート電極電圧によるゲート電界と転送電荷の積の積算量に比例して、ゲート電極に電子がトラップされ、特性が劣化する(非特許文献8参照)。
また、GaNは、ドレイン電極電圧によるゲート電界の積算量に比例して、ゲート電極に電子がトラップされ、導通抵抗が劣化する(非特許文献9参照)。
これらの変化や劣化を総称して、メモリ歪と称させる。
帰還回路を搭載した40〜900MHzの広帯域SiGe-LNA(非特許文献2参照)や500〜6000MHzで40Wと高出力で高効率で高電圧動作のGaN-HEMT(非特許文献3参照)や2700〜2900MHzで400Wと高出力で高効率で高電圧動作のGaN-HEMT(非特許文献4参照)が製品化され、GaN-MOSFETが開発されている。また、GaN-MOSFET同等性能のSi-MOSFETも開発されている(非特許文献11と非特許文献12と参照)。
さらに、7680H×4320VのUHDTVでは1500MHzの映像信号を並列処理により、暗部の増幅度を高く明部の増幅度を低くするガンマ処理や、被写体輪郭の過渡応答を補償する輪郭補正処理を行っており、高速FPGAを用いて並列数の低減中である(非特許文献5と非特許文献6参照)。また、携帯電話基地局用に、2500MHz14bitのDACも製品化された(非特許文献7参照)。高速FPGAより高速の動的再構成ICを用いたデジタルテレビ送信機も製品化された(非特許文献10参照)。
WO2004/045067号公報
東芝レビュー 2004Vol.59No.2,p34-p40、地上デジタル放送用送信機 パナソニック製VHF/UHF対応ローノイズアンプAN26072A、http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn110315-1/jn110315-1.html 三菱電機MGF0846G http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2010/pdf/0722-a.pdf 住友電気工業EGN28B400M1B-R http://www.sedi.co.jp/pdf/EGN28B400M1B-R_ED1-0.pdf Altera製 StratixV http://www.altera.co.jp/products/devices/stratix-fpgas/stratix-v/stxv-index.jsp Xilinx製Virtex-7 HT http://japan.xilinx.com/products/virtex7/index.htm アナログデバイセズ製2.5Gbps14bitDACAD9739A http://www.analog.com/static/imported-files/data_sheets/AD9739A.pdf TI製TC246RGB-B0 680x500PIXEL IMPACTRONTM PRIMARY COLOR CCD IMAGE SENSOR SOCS087-DECEMBER 2004-REVISED MARCH 2005 日経エレクトロニクス 2011.08.22号p67-p76(p74) 日経エレクトロニクス 2011.08.22号p59-p66(p62) 日経エレクトロニクス 2011.09.05号p18 進化するSi製パワー素子 特性面でGaNに迫る フリースケール RF LDMOSパワートランジスタMRFE6V8600H http://cache.freescale.com/files/rf_if/doc/data_sheet/MRFE6VP8600H.pdf?fsrch=1&sr=3
本発明は、電力増幅器で発生する歪を安定に補償し低減することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、入力信号をデジタル変調しI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号にする変調部と、高周波中心周波数の8倍のサンプリングにアップコンバートするアップコンバータとを有し、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算する線形化部と、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器とからなり、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することを特徴とする歪補償を用いた高周波電力増幅器である。
さらに、入力信号をデジタル変調しI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号にする変調部と、高周波中心周波数の8倍のサンプリングにアップコンバートするアップコンバータとを有し、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算する線形化部と、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)LNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の(AGC等の増幅度安定化)電力増幅器とからなり、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することと、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)LNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の(AGC等の増幅度安定化)電力増幅器とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することと、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する線形化部と、遅延部と遅延信号を加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域の化合物半導体HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETまたはSuperJunction構造のSi製のMOSFETで構成された)電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、
C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、C級PushとC級Pullとの電力増幅器と、
AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のAB級PushとAB級Pullとの電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、
C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、
C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の電力増幅器で増幅し
AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、
AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域のAB級PushとAB級Pullとの電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、
の少なくとも一方を特徴とする歪補償を用いた高周波電力増幅器である。
また、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器とと、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号をPushとPullとたすき掛けに逆相で前記電流出力D/A入力に加算する歪補償を用いた高周波電力増幅器を用い、上記デジタル変調をOFDM変調とすることを特徴とする送信機である。
さらに、(放送用送信機)上記の送信機において、上記OFDM変調をガードインターバル付きOFDM変調とし、上記入力信号をTS信号とすることを特徴とする送信機である。
以上説明したように本発明によれば、電力増幅器で発生する歪を安定に補償し低減することが可能になる。
本発明の1実施例のA級増幅の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償) 本発明の1実施例のA級増幅の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償の前置歪補償をループ前に置くRF Digital Feed Back) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF DigitalFeed Back) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF DigitalFeed Back) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償の前置歪補償をループ前に置くRF Digital Feed Back) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF DigitalFeed Back) 本発明の1実施例のPushPull出力合成の放送機の全体構成を示すブロック図(C級Push-pullで効率向上し、AB級Push-pullでFeed Backで歪低減) 過渡応答補償の構成を示すブロック図 過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図 A級増幅の過渡応答補償の模式図(図1Aまたは図1Cと図2Aの過渡応答補償の模式図) A級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図(図1Aまたは図1Cと図2BのTurn-off遅延が多い場合の過渡応答補償の模式図) PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答補償の模式図(図1Bまたは図1Dと図2Aの過渡応答補償の模式図、PushとPullで同様の動作) PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図(図2BのTurn-off遅延が多い場合の過渡応答補償の模式図) 過渡応答補償の動作のフローチャート 過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャート
入力デジタル映像信号をI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号に変調し、高周波中心周波数の4倍のサンプリングにアップコンバートし、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器の過渡応答の逆特性を加算し、電流出力D/Aし、初段LNAと次段LNAと電力増幅器で増幅し、電力増幅器出力を初段LNAに抵抗で直接帰還する。抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算する。
図1Aは、線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償との本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図であり、図1Bは、線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償の本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図であり、図1Cは線形補償と過渡応答補償の前置歪補償をループ前に置くHybrid Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図であり、図1Dは線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF Digital Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図であり、図1Eは線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くアイソレータでプッシュプルを分離したRF Digital Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図である。
図1Aから図1Eにおいて、1はSDIをTSに変換するMPEGエンコーダー(ENC)、2はTSをI/Q信号に変換するOFDM/QAM直交変調器(I/QMOD)、3はI/Q信号を出力搬送波の8倍に変換するとともにピークを抑圧する変換器(UpCon)、4は出力搬送波の8倍で動作するA級増幅用前置(歪逆補正)線形化器(Linearizer)、4Aは出力搬送波の8倍で動作するAB級プッシュプル増幅用前置(歪逆補正)線形化器(Linearizer)である。5は出力搬送波の8倍で動作するA級増幅用前置過渡応答逆補正器(Transient Compensator)、5Aと5Bは出力搬送波の8倍で動作するAB級増幅用前置過渡応答逆補正器(Transient Compensator)、6と6Aと6Bは出力搬送波の8倍で動作するデジタル/アナログ変換器(DAC)、7と7Aと7Bと8と8Aと8Bは出力搬送波から8倍までの周波数で動作する(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)増幅器(LNA)で、7Cと7Dと7Eと8Cと8Dと8Eとは出力搬送波から16倍までの周波数で動作する増幅器(LNA)である。また、9は出力搬送波から4倍までの周波数で動作するA級増幅大電力増幅器(Power Amp:PA)、9Aと9Bは出力搬送波から4倍までの周波数で動作するAB級増幅大電力増幅器(Power Amp:PA)(並列接続が多い)で、9Cは出力搬送波から8倍までの周波数で動作するA級増幅大電力増幅器(Power Amp:PAで)、9Dと9Eは出力搬送波から8倍までの周波数で動作するAB級増幅大電力増幅器(Power Amp:PA)(並列接続が多い)である。10と10Aと10Bは出力搬送波で動作する検波器、11と11Aと11Bは出力搬送波で動作する方向性結合器、12は出力搬送波で動作する帯域通過濾波器(Band Pass Filter:BPF)、13は出力搬送波で動作するアンテナ(Antenna)である。
また、図1Aから図1Eにおいて、14と14Aと14Bは出力搬送波から4倍までの周波数で動作するプッシュプル合成器、15Aと15Bと15Cと15Dは出力搬送波の8倍で動作する遅延器(Delay)、16と16Aと16Bとは出力搬送波の8倍で動作する加算器である。17は出力搬送波から8倍までの周波数で動作する金属被膜抵抗(直列接続が多い)、18Aは出力搬送波の8倍で動作するバッファー(Buffer)、18Bは出力搬送波の8倍で動作する反転バッファー(Inverter)、19Aと19Bは出力搬送波から4倍までの周波数で動作するアイソレーターである。
図2Aは過渡応答補償の構成を示すブロック図であり、図2Bは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図である。
図2Aと図2Bにおいて、40は立ち上がり立下り判定、遅延量選択部、41は過渡応答強調信号生成部、43は過渡応答補正部である。M1,M2,M3,M4,M5,M6:出力搬送波の8倍で動作する遅延器(Delay)、N0,N1,N2,N4,N5,N6:出力搬送波の8倍で動作する反転増幅器、P3:出力搬送波の8倍で動作する増幅器である。45と46と47と48と49と50と51は出力搬送波の8倍で動作する加算器である。
図3AはA級増幅の図1A又は図1Cにおける、図2Aの過渡応答補償の動作の模式図であり、図3BはA級増幅の図1A又は図1Cにおける、図2BのTurn-off遅延が多い過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作の模式図である。
図3CはPushとPull出力合成のAB級増幅の図1B又は図1Dにおける、図2Aの過渡応答補償の動作の模式図であり、図3DはPushとPull出力合成のAB級増幅の図1B又は図1Dにおける、図2BのTurn-off遅延が多い過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作の模式図である。
図4Aは図2Aの過渡応答補償の動作のフローチャートであり、図3Aと図3Cの動作に対応する。図4Bは図2BのTurn-off遅延が多い過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートであり、図3Bと図3Dの動作に対応する。
以下に本発明について説明する。
背景技術の各非特許文献の素子の高速化を利用し、高周波出力搬送波の8倍の周波数で動作するD/Aと、高周波出力搬送波から8倍までの周波数で動作する内部帰還やAGC等の増幅度を安定化した増幅器(LNA)と、高周波出力搬送波から4倍までの周波数で動作する電力増幅器を用い、電力増幅器の非線形性の逆特性と過渡応答の逆特性とを、高周波のデジタル領域で前置補償する。電力増幅器の出力を方向性結合器経由で検波し、AGCをかけて、高周波出力レベルを安定化する。
以下、線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償との本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Aと、過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Bと、A級増幅の過渡応答補償の模式図の図3AまたはA級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Bと、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bとを用いて説明する。
過渡応答補償の模式図の図3Aのように、Turn-onが早いので補償なしで、Turn-offが多く遅い補償遅延の少ない信号に差し替え、Turn-offが少し遅い補償遅延の少ない信号に差し替える。
そのため、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aの22のように、3dと4dとを比較し、3d≤4dなら25のように3dを選択する。
そして、3d>4dなら23のように3dと4d+Aとを比較し、3d≤4d+Aなら、26のように2dを選択する。さらに、3d>4d+Aなら、24のように3dと4d+A+Bとを比較し、3d≤4d+A+Bなら27のように1dを選択する。そして、3d>4d+A+Bなら28のように0dを選択する。
または、過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Bのように、Turn-onが早いので補償なしで、Turn-offが多く遅い補償遅延の少ない信号に差し替え、前後信号の差分を加算し、Turn-offが少し遅い補償遅延の少ない信号に差し替え、前後信号の差分を加算する。
そのため、過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bの22のように、3dと4dとを比較し、3d≤4dなら25のように3dを選択する。
そして、3d>4dなら30のように、4dと5dを比較し、4d≤5dなら31のように出力に1dを選択する。4d>5dなら32のように出力に0dを選択し4d-5dを加算する。
さらに、33のように4dと5d+Bとを比較し、4d≤5d+Bなら終了し、4d>5d+Bなら34のように出力からKを減算する。
また、35のように4dと5d+B+Cとを比較し、4d≤5d+B+Cなら終了し、4d>5d+B+Cなら36のように出力からLを減算し終了する。
映像信号を圧縮したTS信号をデジタル変調しI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号にする変調部と、高周波中心周波数の8倍のサンプリングにアップコンバートするアップコンバータとを有し、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算する線形化部と、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器とからなり、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅する。
実施例1の効果は、Linearizerは、静的な歪の非直線性を逆特性に補償する。Transient Compensatorは、MOS-FETはturn-on速いがturn-offはゲート電荷引き抜かれるまで遅くなるのを、MOS-FET過渡応答の逆特性を入力信号に加算して補償する。又は、4fsc
Transient Compensatorは、入力信号を1Clk単位に2NClk遅延し、NClk遅延した信号から前後の信号を減算し、カメラの輪郭強調の様に過渡応答の逆特性を入力信号に加算して、直交変調波の過渡応答を簡易に補償することである。
実施例1は、VHF低周波数帯のシングルQAM等の直交変調波の小電力放送に適している。
線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償の本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Bと、PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答補償の模式図の図3CまたはPushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Dを用いて実施例1との相違点のみ説明する。
過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Bと、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bは実施例1と同様である。
PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答補償の模式図の図3CまたはPushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Dにおいて、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、電力増幅器の非線形性の逆特性と過渡応答の逆特性とを、高周波のデジタル領域で前置補償する。
PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅する。
実施例2の効果は、Transient Compensatorは、MOS-FETはturn-on速いがturn-offはゲート電荷引き抜かれるまで遅くなるのを、PushとPullと個別に、MOS-FET過渡応答の逆特性を入力信号に加算して補償することである。
実施例2は、VHF低周波数帯のOFDM等の平均電力に比べてピーク電力の大きい直交変調波の小電力放送に適している。
線形補償と過渡応答補償の前置歪補償をループ前に置くHybrid
Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Cを用いて実施例1と実施例2との相違点のみ説明する。
過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Bと、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bは実施例1と同様である。
背景技術の各非特許文献の素子の高速化を利用し、高周波出力搬送波から16倍までの周波数で動作し遅延も高周波出力搬送波周期の1/16の増幅器(LNA)と、高周波出力搬送波から8倍までの周波数で動作し遅延も高周波出力搬送波周期の1/8の電力増幅器を用い合計遅延が高周波出力搬送波周期の1/4として、電力増幅器の非線形性の逆特性と過渡応答の逆特性とを、高周波のデジタル領域で前置補償する。
さらに合計遅延が高周波出力搬送波周期の1/4と少ないことを利用し、電力増幅器の出力を増幅器(LNA)入力に抵抗で直接帰還し、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算する。抵抗で直接帰還する帰還量が少ないので、帰還抵抗は抵抗値が特性抵抗に比べ高くなるので、電力定格は少なくて良く、帰還経路のインピーダンス変換の必要性もない。
電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する線形化部と、遅延部と遅延信号を加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算する。
実施例3の効果は、帰還ループ遅延が100MHzの1/4周期2.5nsと短く安定で、線形と過渡応答の前置歪補償で非対称歪低減しているので、歪改善FB(例えば12dB)分の利得と帯域幅とを増加するだけで良いことである。
実施例3は、VHF低周波数帯のシングルQAM等の直交変調波の放送に適している。
線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF Digital Feed
Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Dを用いて実施例1から実施例3までとの相違点のみ説明する。
過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Bと、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bは実施例1と同様である。
PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答補償の模式図の図3CまたはPushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Dは実施例2と同様である。
PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、電力増幅器の非線形性の逆特性と過渡応答の逆特性とを、高周波のデジタル領域で前置補償する。
さらに合計遅延が高周波出力搬送波周期の1/4と少ないことを利用し、PushとPullと合成された、電力増幅器の出力を増幅器(LNA)入力に抵抗で直接帰還し、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号をPushとPullとたすき掛けに逆相で前記電流出力D/A入力に加算する。
PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器とと、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力にたすき掛けに加算する。
実施例4の効果は、PushとPullと出力合成で混合されて抵抗等の減衰器の帰還回路で帰還されても、(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号をPushとPullとたすき掛けに逆相で加算して補正してあり、安定に動作することである。
実施例4は、VHF低周波数帯のOFDM等の平均電力に比べてピーク電力の大きい直交変調波の広域放送に適している。
線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くアイソレータでプッシュプルを分離したRF Digital Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Eを用いて実施例1から実施例4までとの相違点のみ説明する。
過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の構成を示すブロック図の図2Bと、過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Aまたは過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の動作のフローチャートの図4Bは実施例1と同様である。
PushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答補償の模式図の図3CまたはPushとPull出力合成のAB級増幅の過渡応答強調信号を含んだ過渡応答補償の模式図の図3Dは実施例2と同様である。
アイソレータが小型低価格になる場合の代替え手段として、アイソレータで電力増幅器出力とPushとPull合成とを分離させて、Push-Pullをそれぞれ個別に、抵抗で直接帰還と、電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する。
PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器とと、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のGaN-HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅しアイソレータでPushとPullと出力を分離させて帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算する。
実施例5の効果は、2ヶのアイソレータが必要で構成は複雑になるが、Push-Pullをそれぞれ個別に制御でき、より歪を低減できることである。
実施例5は、VHF低周波数帯のOFDM等の平均電力に比べてピーク電力の大きい直交変調波の広域放送に適している。
線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くアイソレータでプッシュプルを分離したRF Digital Feed Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Fを用いて実施例1から実施例5までとの相違点のみ説明する。
実施例3の図1Cとの相違は、フィードバックがPA単体となっていることでる。
実施例6は、実施例3同様にVHF低周波数帯のシングルQAM等の直交変調波の放送に適している。
線形補償と過渡応答補償のRF前置歪補償ループ前に置くRF Digital Feed
Backの本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Gを用いて実施例1から実施例6までとの相違点のみ説明する。
実施例4の図1Dとの相違は、フィードバックがPA単体となっていることでる。
実施例7は、実施例4同様にVHF低周波数帯のOFDM等の平均電力に比べてピーク電力の大きい直交変調波の広域放送に適している。
C級Push-pullで効率向上し、AB級Push-pullでFeed Backで歪低減する本発明の1実施例の放送機の全体構成を示すブロック図の図1Gを用いて実施例1から実施例7までとの相違点のみ説明する。
実施例7の図1Gとの相違は、C級Push-pullで効率向上し、AB級Push-pullでFeed Backで歪低減することでる。
実施例8は、実施例7同様にVHF低周波数帯のOFDM等の平均電力に比べてピーク電力の大きい直交変調波の広域放送に適している。
以上説明したように、本発明は、RF前置歪補償とRFフィードバックとを組み合わせることにより、VHF低周波数帯での広帯域の送信機の歪率を低減し、VHF低周波数帯での広帯域の放送に適している。
1:SDIをTSに変換するMPEGエンコーダー(ENC)、
2:TSをI/Q信号に変換するOFDM/QAM直交変調器(I/QMOD)、
3:I/Q信号を出力搬送波の8倍に変換するとともにピークを抑圧する変換器(UpCon)、
4:出力搬送波の8倍で動作するA級増幅用前置(歪逆補正)線形化器(Linearizer)、
4A:出力搬送波の8倍で動作するAB級プッシュプル増幅用前置(歪逆補正)線形化器(Linearizer)、
5:出力搬送波の8倍で動作するA級増幅用前置過渡応答逆補正器(Transient Compensator)、
5A,5B:出力搬送波の8倍で動作するAB級増幅用前置過渡応答逆補正器(Transient Compensator)、
6,6A,6B:出力搬送波の8倍で動作するデジタル/アナログ変換器(DAC)、
7,7A,7B,8,8A,8B:出力搬送波から8倍までの周波数で動作する(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)増幅器(LNA)、
7C,7D,7E,8C,8D,8E:出力搬送波から16倍までの周波数で動作する増幅器(LNA)、
9:出力搬送波から4倍までの周波数で動作するA級増幅大電力増幅器(Power Amp:PA)、
9A,9B:出力搬送波から4倍までの周波数で動作するAB級増幅大電力増幅器(PA)、
9C:出力搬送波から8倍までの周波数で動作するA級増幅大電力増幅器(PA)、
9D,9E:出力搬送波から8倍までの周波数で動作するAB級増幅大電力増幅器(PA)、
10,10A,10B:出力搬送波で動作する検波器、
11,11A,11B:出力搬送波で動作する方向性結合器、
12:出力搬送波で動作する帯域通過濾波器(Band Pass Filter:BPF)、
13:出力搬送波で動作するアンテナ(Antenna)、
14,14A,14B:出力搬送波から4倍までの周波数で動作するプッシュプル合成器、
15A,15B,15C,15D:出力搬送波の8倍で動作する遅延器(Delay)、
16,16A,16B,45,46,47,48、49,50,51:出力搬送波の8倍で動作する加算器、
17:出力搬送波から8倍までの周波数で動作する金属被膜抵抗(直列接続が多い)
18A:出力搬送波の8倍で動作するバッファー(Buffer)、
18B:出力搬送波の8倍で動作する反転バッファー(Inverter)、
19A,19B:出力搬送波から4倍までの周波数で動作するアイソレーター、
40:立ち上がり立下り判定、遅延量選択部、
41:過渡応答強調信号生成部、
43:過渡応答補正部、
M1,M2,M3,M4,M5,M6:出力搬送波の8倍で動作する遅延器(Delay)、
N0,N1,N2,N4,N5,N6:出力搬送波の8倍で動作する反転増幅器、
P3:出力搬送波の8倍で動作する増幅器、

Claims (4)

  1. 入力信号をデジタル変調しI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号にする変調部と、高周波中心周波数の8倍のサンプリングにアップコンバートするアップコンバータとを有し、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算する線形化部と、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器とからなり、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することを特徴とする歪補償を用いた高周波電力増幅器。
  2. 入力信号をデジタル変調しI軸とQ軸とのベースバンド入力デジタル変調信号にする変調部と、高周波中心周波数の8倍のサンプリングにアップコンバートするアップコンバータとを有し、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算する線形化部と、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)LNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の(AGC等の増幅度安定化)電力増幅器とからなり、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することと、
    PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(内部帰還やAGC等の増幅度安定化)LNAと、高周波中心周波数の4倍以上の帯域の(AGC等の増幅度安定化)電力増幅器とを有し、
    PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のLNAと高周波中心周波数の4倍以上の帯域の電力増幅器で増幅することと、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算する線形化部と、遅延部と遅延信号を加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域の化合物半導体HEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(GaN-MOSFETまたはSuperJunction構造のSi製のMOSFETで構成された)電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、
    電力増幅器の非線形性の逆特性を加算し、電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、
    PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、
    PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、
    PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、
    PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、
    C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、C級PushとC級Pullとの電力増幅器と、
    AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域のAB級PushとAB級Pullとの電力増幅器と、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、
    C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、
    C級PushとC級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の電力増幅器で増幅し
    AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、
    AB級PushとAB級Pullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域のAB級PushとAB級Pullとの電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号を前記電流出力D/A入力に加算することと、
    の少なくとも一方を特徴とする歪補償を用いた高周波電力増幅器。
  3. PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算する線形化部と、
    PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算過渡応答補償部と、遅延信号を加算する加算部と、D/Aと、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と、高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器とと、抵抗等の減衰器の帰還回路とを有し、PushとPullと個別に電力増幅器の静的な非直線性を逆特性の逆特性とを加算し、PushとPullと個別に電力増幅器のturn-on方向の過渡応答の逆特性とturn-off方向の過渡応答の逆特性とを加算し、遅延信号を加算し、D/Aし、(高周波中心周波数の16倍以上の帯域のHEMTで構成された)高周波中心周波数の8倍以上の帯域の励振器と高周波中心周波数の8倍以上の帯域の(MOSFETで構成された)電力増幅器で増幅し帰還させ、抵抗で直接帰還する出力の(信号処理と初段LNAと次段LNAと電力増幅器との)遅延分遅らせた前記アップコンバートした信号をPushとPullとたすき掛けに逆相で前記電流出力D/A入力に加算する歪補償を用いた高周波電力増幅器を用い、上記デジタル変調をOFDM変調とすることを特徴とする送信機。
  4. 請求項3の送信機において、上記OFDM変調をガードインターバル付きOFDM変調とし、上記入力信号をTS信号とすることを特徴とする送信機。
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