JP2014066907A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014066907A
JP2014066907A JP2012212697A JP2012212697A JP2014066907A JP 2014066907 A JP2014066907 A JP 2014066907A JP 2012212697 A JP2012212697 A JP 2012212697A JP 2012212697 A JP2012212697 A JP 2012212697A JP 2014066907 A JP2014066907 A JP 2014066907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
image quality
setting value
quality setting
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012212697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014066907A5 (ja
JP6120515B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Ito
博康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012212697A priority Critical patent/JP6120515B2/ja
Publication of JP2014066907A publication Critical patent/JP2014066907A/ja
Publication of JP2014066907A5 publication Critical patent/JP2014066907A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6120515B2 publication Critical patent/JP6120515B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】画質設定の制限を超える場合であっても、画質設定の効果を示すことにある。
【解決手段】画像調整指示部121は、複数の画像データ夫々に対する画質調整指示を受け付ける。理論設定値算出部123は、上記画質調整指示に基づいて、複数の画像データ夫々に対応する理論設定値を算出する。実設定値算出部125は、理論設定値が画質設定の上限値又は下限値を超える場合、理論設定値に基づいて、上限値又は前記下限値に収まるように実設定値を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像データに対する画質調整を行う技術に関するものである。
表示された複数の画像に対して個別に画質調整を行う技術として、ユーザが複数の画像に対して個別に画質調整方法を設定し、マルチ画面表示においてもユーザの意図を反映した表示を行うことが可能な技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−077859号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、マルチ画面表示においてもユーザの意図を反映した表示を行うことが可能であるが、画質調整範囲を超える設定がユーザから指示された場合、それを反映させることができないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ユーザから指示された画質設定が制限を超える場合であっても、画質設定の効果を示すことを可能とすることにある。
本発明の画像処理装置は、複数の画像データ夫々に対する画質調整指示を受け付ける受付手段と、前記画質調整指示に基づいて、前記複数の画像データ夫々に対応する第1の画質設定値を算出する第1の算出手段と、前記第1の画質設定値が画質設定の上限値又は下限値を超える場合、前記第1の画質設定値に基づいて、前記上限値又は前記下限値に収まるように第2の画質設定値を算出する第2の算出手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザから指示された画質設定が制限を超える場合であっても、画質設定の効果を示すことが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す図である。 理論設定値算出部における理論設定値の算出処理を示すフローチャートである。 理論設定値算出部における理論設定値の算出処理について具体的に説明するための図である。 第1の実施形態における実設定値算出部の画質設定値の算出処理を示すフローチャートである。 実設定値算出部の画質設定値の算出処理について具体的に説明するための図である。 第1の実施形態における一連の処理について具体的に説明するための図である。 第2の実施形態における実設定値算出部の画質設定値の算出処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における実設定値算出部の画質設定値の算出処理を具体的に説明するための図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1(a)は、第1の実施形態に係る画像表示装置100の構成を示す図である。画像表示装置100には、4つの画像入力部101〜104が設けられている。画像表示装置100は、画像入力部101〜104のうちの何れか1つ以上の画像入力部から入力された画像データを表示する。ここでは、画像表示装置100が4つの画像入力部101〜104を備える場合について説明するが、画像入力部101〜104の数はこれに限らず、複数であれば任意の数でよい。なお、画像表示装置100は、画像処理装置の例となる構成である。
画像入力部101〜104は、コンピュータから出力される画像データやビデオ画像データ等を入力するための入力端子とレシーバ等で構成されている。ここでは、入力端子とレシーバ等によって画像入力部101〜104を構成する場合について説明するが、複数の画像出力装置とLANを介して接続された形態でも構わない。また、物理的に異なる画像入力部でなくとも、記憶装置から複数の画像データを読み出す形態でも構わない。
画質調整部111は、画像入力部101〜104から入力された各画像データに対して、実設定値算出部125によって算出された画質設定値を用いて、明るさ調整、コントラスト調整、及び、色相調整等の画質調整を行う。画像表示部112は、画質調整部111によって画質調整された画像データを表示する。
画質調整指示部121は、画像入力部101〜104毎に、操作者による明るさ等の画質調整指示を受け付ける。画質調整指示は、画像表示装置100本体に設けられたボタン、リモコンによるボタン、又は、画像表示装置において表示されるメニュー画面等から行うことが可能である。なお、画質調整指示部121は、受付手段の例である。
理論設定値記憶部122は、画像入力部101〜104から入力された各画像データに対する理論的な画質設定値(以下、理論設定値と称す)を記憶する。理論設定値算出部123は、画質調整指示部121から入力した画質調整値と、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値とに基づいて、理論設定値を新たに算出する。なお、理論設定値は、第1の画質設定値の例であり、理論設定値算出部123は、第1の算出手段の例である。
装置制限記憶部124は、画像表示装置100における画質設定値の上限値と下限値とを記憶する。実設定値算出部125は、理論設定値算出部123によって算出された理論設定値と、装置制限記憶部124から読み出した画質設定値の上限値及び下限値とに基づいて、画質調整部111に対して指定すべき画質設定値を算出する。
図1(b)は、画像表示装置100における画像表示例を示す図である。図1(b)では、画像入力部101〜104から入力された4つの画像データを4画面に表示する例を示している。
図2は、理論設定値算出部123における理論設定値の算出処理を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理は、本実施形態に係る画像表示装置100内において、CPUが例えばROM等の記録媒体から必要なプログラム及びデータを読み出し、RAMに展開して実行することにより実現する処理である。
ステップS201において、理論設定値算出部123は、画質調整指示として画質調整値を画質調整指示部121から入力する。ステップS202において、理論設定値算出部123は、理論設定値記憶部122から理論設定値を読み出す。ステップS203において、理論設定値算出部123は、ステップS202で読み出した理論設定値に対してステップS201で入力した画質調整値を加算することにより新たな理論設定値を算出する。ステップS204において、理論設定値算出部123は、ステップS203で算出した理論設定値を理論設定値記憶部122に記憶させる。ステップS205において、理論設定値算出部123は、理論設定値を実設定値算出部125に出力する。
ここで、図3を参照しながら、図2を用いて説明した処理について具体的に説明する。図3の301に示すように、画質調整指示部121は、画像入力部101から入力された画像データに対する画質調整指示として画質調整値「+1」を受け付け、理論設定値算出部123に対して出力する。また、理論設定値記憶部122は、図3の302に示すように、画像入力部101〜104から入力された各画像データに対応して理論設定値「10」、「10」、「9」及び「8」を記憶している。
理論設定値算出部123は、画像入力部101から入力された画像データについて、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値「10」に、画質調整指示部121から入力した画質調整値「+1」を加算する。これにより、図3の303に示すように、新たな理論設定値「11」が算出される。理論設定値算出部123は、新たな理論設定値「11」を理論設定値記憶部122に記憶させるとともに、実設定値算出部125に対して出力する。
また、図3では、画像入力部102〜104から入力された各画像データについては、画質調整指示部121において画質調整指示が受け付けられなかったことを示している。従って、理論設定値算出部123は、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値をそのまま実設定値算出部125に対して出力する。
次に、図4を参照しながら、第1の実施形態における実設定値算出部125の画質設定値の算出処理について説明する。なお、図4に示す処理は、本実施形態に係る画像表示装置100内において、CPUが例えばROM等の記録媒体から必要なプログラム及びデータを読み出し、RAMに展開して実行することにより実現する処理である。
ステップS401において、実設定値算出部125は、理論設定値算出部123から入力された理論設定値を仮設定値とする。ステップS402において、実設定値算出部125は、画質設定値の上限値と下限値とを装置制限記憶部124から読み出す。
ステップS403において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値の中の最大値と画質設定値の上限値とを比較する。仮設定値の中の最大値の方が画質設定値の上限値より大きい場合、処理はステップS404に移行する。一方、仮設定値の中の最大値が画質設定値の上限値以下である場合、処理はステップS407に移行する。
ステップS404において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値の中の最小値と画質設定値の下限値とを比較する。仮設定値の中の最小値の方が画質設定値の下限値より大きい場合、処理はステップS405に移行する。一方、仮設定値の中の最小値が画質設定値の下限値以下である場合、処理はステップS406に移行する。
ステップS405において、実設定値算出部125は、全ての仮設定値に対してそれぞれ1を減算した値を新たな仮設定値とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS406において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対する仮設定値の中の最大値から1を減算した値を新たな仮設定値とする。そして、処理はステップS403に戻る。
ステップS407において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値の中の最小値と画質設定値の下限値とを比較する。仮設定値の中の最小値の方が画質設定値の下限値より小さい場合、処理はステップS408に移行する。一方、仮設定値の中の最小値が画質設定値の下限値以上である場合、処理はステップS411に移行する。
ステップS408において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値の中の最大値と画質設定値の上限値とを比較する。仮設定値の中の最大値の方が画質設定値の上限値より小さい場合、処理はステップS409に移行する。一方、仮設定値の中の最大値が画質設定値の上限値以上である場合、処理はステップS410に移行する。
ステップS409において、実設定値算出部125は、全ての仮設定値に対してそれぞれ1を加算した値を新たな仮設定値とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS410において、実設定値算出部125は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値の中の最小値に1を加算した値を新たな仮設定値とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS411において、実設定値算出部125は、算出した仮設定値を画質調整部111に対して出力する。
ここで、図5(a)〜(d)を参照しながら、図4を用いて説明した処理について具体的に説明する。図5(a)は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値が「11」、「10」、「9」及び「8」であり、画質設定値の上限値が「10」であり、画質設定値の下限値が「−10」である場合を示している。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値501の中の最大値「11」と画質設定値の上限値「10」502とを比較する。ここでは、仮設定値の中の最大値「11」の方が大きいため、処理はステップS403からS404に移行する。ステップS404に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値501の中の最小値「8」と画質設定値の下限値「−10」503とを比較する。ここでは、仮設定値501の中の最小値「8」の方が大きいため、処理は図4のステップS404からS405に移行する。
ステップS405に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値501の全てに対してそれぞれ1減じた値を新たな仮設定値504とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値504の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」502とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値504の中の最小値「8」と画質設定値の下限値「−10」503とを比較する。ここでは、仮設定値504の中の最小値「8」の方が大きいため、処理はステップS407からS411に移行する。ステップS411において、実設定値算出部125は、仮設定値504を実際の設定値(以下、実設定値と称す)として画質調整部111に対して出力する。なお、実設定値は、第2の画質設定値の例であり、実設定値算出部125は、第2の算出手段の例である。
図5(b)は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値がそれぞれ「11」、「10」、「9」及び「−10」であり、画質設定値の上限値が「10」であり、画質設定値の下限値が「−10」である場合を示している。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値505の中の最大値「11」と画質設定値の上限値「10」506とを比較する。ここでは、仮設定値の中の最大値「11」の方が大きいため、処理はステップS403からS404に移行する。ステップS404に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値505の中の最小値「−10」と画質設定値の下限値「−10」507とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS404からS406に移行する。ステップS406に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値505の最大値「11」から1減じた値「10」を新たな仮設定値508する。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値505の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」506とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS407に移行する。
ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値508の中の最小値「−10」と画質設定値の下限値「−10」507とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS407からS411に移行する。ステップS411に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値508を実設定値として画質調整部111に出力する。
図5(c)は、画像入力部101〜104の画像に対応する仮設定値が「−11」、「9」、「8」及び「7」であり、画質設定値の上限値が「10」、画質設定値の下限値が「−10」である場合を示している。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値509の中の最大値「9」と画質設定値の上限値「10」510とを比較する。ここでは、仮設定値509の中の最大値「9」の方が小さいため、処理はステップS403からS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値509の中の最小値「−11」と画質設定値の下限値「−10」511とを比較する。ここでは、仮設定値509の中の最小値「−11」の方が小さいため、処理はステップS407からS408に移行する。ステップS408に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値509の中の最大値「9」と画質設定値の上限値「10」510とを比較する。ここでは、仮設定値509の中の最大値「9」の方が小さいため、処理はステップS408からS409に移行する。ステップS409に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値509の全てに対してそれぞれ1加算した値を新たな仮設定値512とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値512の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」510とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS403からS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値512の中の最小値「−10」と画質設定値の下限値「−10」511とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS411に移行する。ステップS411に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値512を実設定値として画質調整部111に出力する。
図5(d)は、画像入力部101〜104に対応する仮設定値がそれぞれ「−11」、「10」、「8」及び「7」であり、画質設定値の上限値が「10」であり、画質設定値の下限値が「−10」である場合を示している。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値513の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」514とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS403からS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値513の中の最小値「−11」と画質設定値の下限値「−10」515とを比較する。ここでは、仮設定値513の中の最小値「−11」の方が小さいため、処理はステップS407からS408に移行する。ステップS408に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値513の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」514とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS408からS410に移行する。ステップS410に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値516の最小値「−11」に1を加算した値「−10」を新たな仮設定値516とする。そして、処理はステップS403に戻る。ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値516の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」514とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS403からS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値516の中の最小値「−10」と画質設定値の下限値「−10」515とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS407からS411に移行する。ステップS411において、実設定値算出部125は、仮設定値516を実設定値として画質調整部111に出力する。
次に、図6(a)を参照しながら、本実施形態の一連の処理について具体的に説明する。図2のステップS201に対応する処理として、理論設定値算出部123は、画像入力部101から入力される画像データに対する画質調整指示として画質設定値「+1」601を画質調整指示部121から入力する。また、理論設定値記憶部122は、画像入力部101〜104から入力される各画像データに対する理論設定値「10」、「10」、「9」及び「8」を記憶している。
図2のステップS203に対応する処理として、理論設定値算出部123は、画像入力部101から入力される画像データについて、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値「10」602に画質調整値「+1」601を加算する。これにより、新たな理論設定値「11」603が算出される。図2のステップS204及びS205に対応する処理として、理論設定値算出部123は、理論設定値「11」603を理論設定値記憶部122に記憶させるとともに、実設定値算出部125に対して出力する。なお、画像入力部102〜104から入力される各画像データについては、画質調整指示部121からの画質調整指示がない。従って、理論設定値算出部123は、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値602を、そのまま実設定値算出部125に対して出力する。
次に、図4のステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値603の中の最大値「11」と画質設定値の上限値「10」604とを比較する。ここでは、仮設定値603の中の最大値「11」の方が大きいため、処理はステップS404に移行する。図4のステップS404に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値603の中の最小値「8」と画質設定値の下限値「−10」605とを比較する。ここでは、仮設定値603の中の最小値「8」の方が大きいため、処理はステップS404からS405に移行する。ステップS405に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値603の全てに対してそれぞれ1減じた値を新たな仮設定値606とする。そして、処理はステップS403に戻る。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値606の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」604とを比較する。ここでは、これらが等しいため、処理はステップS403からS407に移行する。ステップS407に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値606の中の最小値「8」と画質設定値の下限値「−10」605とを比較する。ここでは、仮設定値606の中の最小値「8」が画質設定値の下限値「−10」605より大きいため、処理はステップS407からS411に移行する。ステップS411に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値606を実設定値として画質調整部111に出力する。
このように、画像入力部101から入力される画像データに対して画質調整値「+1」という画質調整指示があった場合、画像入力部101〜104から入力される画像データに対する理論設定値からそれぞれ1が減算される。これにより、画像入力部101から入力される画像データに対する画質設定値を相対的に高め、画質設定の効果をユーザに示すことができる。以上のように、本実施形態によれば、ユーザから指示された画質設定が装置の制限を超える場合であっても、画質設定の効果を示すことが可能となる。
次に、実設定値算出部125が仮設定値606を実設定値として画質調整部111に出力した後、画質調整値「+1」601を取り消す指示、即ち、画像入力部101から入力される画像データに対する画質調整値「−1」607を画質調整指示部121から入力した場合について説明する。
理論設定値記憶部122は、理論設定値算出部123により算出された理論設定値603を記憶している。従って、ステップS202に対応する処理として、理論設定値算出部123は、理論設定値603と同一の理論設定値608を理論設定値記憶部122から読み出す。ステップS203に対応する処理として、理論設定値算出部123は、画像入力部101から入力される画像データについて、理論設定値記憶部122から読み出した理論設定値「11」に、画質調整指示部121より入力された画質調整値「−1」を加算する。これにより、理論設定値「10」609が算出される。ステップS204及びS205に対応する処理として、理論設定値算出部123は、理論設定値「10」を新たな理論設定値610として理論設定値記憶部122に記憶するとともに、実設定値算出部125に出力する。
ステップS403に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値609の中の最大値「10」と画質設定値の上限値「10」とを比較する。ここでは、仮設定値609の中の最大値「10」が画質設定値の上限値「10」604以下であるため、処理はステップS403からS404に移行する。ステップS404に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値608の中の最小値「8」と画質設定値の下限値「−10」605とを比較する。ここでは、仮設定値の中の最小値「8」が画質設定値の下限値「−10」以上であるため、処理はステップS407からS411に移行する。ステップS411に対応する処理として、実設定値算出部125は、仮設定値609をそのまま実設定値610として出力する。
このように、理論設定値と異なる実設定値が設定されていた場合でも、ユーザによって指示された画質調整値と、記憶されている理論設定値とに基づいて、新たな実設定値を都度算出することにより、常に理論設定値を基とする画質調整が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、加算及び減算を用いて実設定値を算出する場合について説明した。これに対し、第2の実施形態2では、乗算及び除算を用いて実設定値を算出する場合について説明する。なお、第2の実施形態に係る画像表示装置は、図1に示した第1の実施形態に係る画像表示装置と同様の構成であるため、以下の説明においても、図1に示した符号を用いるものとする。
以下、図7を参照しながら、第2の実施形態における実設定値算出部125の画質設定値(実設定値)の算出処理について説明する。ここでは、図4と同一処理には同一符号を付し、説明を省略するものとする。なお、図7に示す処理は、本実施形態に係る画像表示装置100内において、CPUが例えばROM等の記録媒体から必要なプログラム及びデータを読み出し、RAMに展開して実行することにより実現する処理である。
ステップS701において、実設定値算出部125は、全ての仮設定値に対して、ステップS402で読み出した画質設定値の上限値の絶対値と下限値の絶対値とのうちの最大値を乗じ、さらに全ての仮設定値の絶対値のうちの最大値で除した値を算出する。これにより、全ての仮設定値について、それぞれ新たな仮設定値が算出される。
ここで、図8を参照しながら、図7に示した処理について具体的に説明する。図8は、仮設定値801の絶対値の最大値は「11」、上限値の絶対値と下限値の絶対値とのうちの最大値は「10」である場合を示している。
図8に示すように、画像入力部101から入力される画像データの仮設定値は「11」であるため、新たな仮設定値は「11×10÷11」により「10」と求められる。同様に、画像入力部102から入力される画像データの新たな仮設定値は「10×10÷11」により「9」と求められる。ここでは、小数点以下を四捨五入した正数値を新たな仮設定値としている。さらに同様に、画像入力部103から入力される画像データの新たな仮設定値は「9×10÷11≒8」と求められ、画像入力部104から入力される画像データの新たな仮設定値は「8×10÷11≒7」と求められる。
上述した実施形態においては、制限値を超える画質設定がユーザからなされた場合でも、画像入力部101〜104から入力される画像データに対する全ての画質設定値が装置の制限に収まるようにしている。これにより、ユーザから指示された画質設定が制限を超える場合であっても、画質設定の効果を示すことが可能となる。特に、ユーザの視野角が大きい場合、虹彩の働きによりユーザが感知する光の量が変化するため、他の画像データの設定を含めて画像調整を行うことにより、ユーザにより指定された画像データに対して画質設定の効果を示すことが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:画像表示装置、101〜104:画像入力部、111:画像調整部、112:画像表示部、121:画像調整指示部、122:理論設定値記憶部、123:理論設定値算出部、124:装置制限記憶部、125:実設定値算出部

Claims (8)

  1. 複数の画像データ夫々に対する画質調整指示を受け付ける受付手段と、
    前記画質調整指示に基づいて、前記複数の画像データ夫々に対応する第1の画質設定値を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の画質設定値が画質設定の上限値又は下限値を超える場合、前記第1の画質設定値に基づいて、前記上限値又は前記下限値に収まるように第2の画質設定値を算出する第2の算出手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の算出手段は、前記第2の画質設定値を算出する際において、前記第1の画質設定値の最大値が前記上限値より大きく、且つ、前記第1の画質設定値の最小値が前記下限値より大きい場合、全ての前記第1の画質設定値から所定の値を減算することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の算出手段は、前記第2の画質設定値を算出する際において、前記第1の画質設定値の最大値が前記上限値より大きく、且つ、前記第1の画質設定値の最小値が前記下限値以下である場合、前記第1の画質設定値の最大値から所定の値を減算することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の算出手段は、前記第2の画質設定値を算出する際において、前記第1の画質設定値の最小値が前記下限値より小さく、且つ、前記第1の画質設定値の最大値が前記上限値より小さい場合、全ての前記第1の画質設定値に所定の値を加算することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の算出手段は、前記第2の画質設定値を算出する際において、前記第1の画質設定値の最小値が前記下限値より小さく、且つ、前記第1の画質設定値の最大値が前記上限値以上である場合、前記第1の画質設定値の最小値に所定の値を加算することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の算出手段は、前記第2の画質設定値を算出する際において、前記第1の画質設定値の最大値が前記上限値より大きい場合、又は、前記第1の画質設定値の最小値が前記下限値より小さい場合、全ての前記第1の画質設定値に対して前記上限値の絶対値と前記下限値の絶対値とのうちの最大値を乗算し、さらに、全ての前記第1の画質設定値の絶対値のうちの最大値で除算することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置によって実行される画像処理方法であって、
    複数の画像データ夫々に対する画質調整指示を受け付ける受付ステップと、
    前記画質調整指示に基づいて、前記複数の画像データ夫々に対応する第1の画質設定値を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の画質設定値が画質設定の上限値又は下限値を超える場合、前記第1の画質設定値に基づいて、前記上限値又は前記下限値に収まるように第2の画質設定値を算出する第2の算出ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 複数の画像データ夫々に対する画質調整指示を受け付ける受付ステップと、
    前記画質調整指示に基づいて、前記複数の画像データ夫々に対応する第1の画質設定値を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の画質設定値が画質設定の上限値又は下限値を超える場合、前記第1の画質設定値に基づいて、前記上限値又は前記下限値に収まるように第2の画質設定値を算出する第2の算出ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2012212697A 2012-09-26 2012-09-26 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Active JP6120515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012212697A JP6120515B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012212697A JP6120515B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014066907A true JP2014066907A (ja) 2014-04-17
JP2014066907A5 JP2014066907A5 (ja) 2015-11-12
JP6120515B2 JP6120515B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=50743362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012212697A Active JP6120515B2 (ja) 2012-09-26 2012-09-26 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6120515B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276144A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Iiyama Corp 表示装置
JP2009171585A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Industry-Academic Cooperation Foundation Yonsei Univ 色彩復元方法およびシステム
JP2011221079A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Victor Co Of Japan Ltd 液晶表示装置およびこれに用いる映像表示方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276144A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Iiyama Corp 表示装置
JP2009171585A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Industry-Academic Cooperation Foundation Yonsei Univ 色彩復元方法およびシステム
JP2011221079A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Victor Co Of Japan Ltd 液晶表示装置およびこれに用いる映像表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6120515B2 (ja) 2017-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11176865B2 (en) Electronic device, display apparatus, and control method thereof
US8525752B2 (en) System and method for automatically adjusting electronic display settings
US10417742B2 (en) System and apparatus for editing preview images
US10089910B2 (en) Image display device, correction data generation method, and image correction device and method, as well as image correction system
US9761158B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP6700880B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
RU2013108062A (ru) Способ управления составными атрибутами и соответствующее портативное устройство
JP2014229030A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
WO2018078813A1 (ja) 補正システムおよび補正方法
EP2367351A2 (en) Information Processing Apparatus, Method and Program for imaging device
JP6779695B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、表示装置
JP6617432B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
US20150235618A1 (en) Image processing apparatus capable of inputting image data
US11062642B2 (en) Display apparatus for comparing and displaying image signals in a plurality of image qualities and control method thereof
US20050225669A1 (en) Remote control method of tile display
JP2009044492A (ja) 画像処理システム、表示装置、プログラムおよび情報記憶媒体
JP2014204173A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US10311550B2 (en) Image processing device for eliminating graininess of image
JP6120515B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP6021356B2 (ja) 画像表示装置及びその制御方法
US11132776B2 (en) Image processing device, image processing method, and image processing program for maintaining sharpness of image
JP2014066907A5 (ja)
US20170310921A1 (en) Image capturing apparatus connectable to display apparatus, display apparatus connectable to external apparatus, and image processing apparatus performing image processing
JP2006093757A (ja) 画像処理装置と撮像装置、および画像処理プログラム
US20190028639A1 (en) Image processing apparatus and image processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170328

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6120515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151