JP2014066781A - 電気光学装置及び電子機器並びに電気光学装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】明るさを大幅に損なうことなく、かつ、表示の違和感を発生させることなく、画面全体の書き換えを完了させる。
【解決手段】奇数番目の走査線32-1、32-3を1番目の走査線グループとし、以下同様に奇数番目の2本の走査線を奇数番目の走査線グループとする。偶数番目の走査線32-2、32-4を2番目の走査線グループとし、以下同様に偶数番目の2本の走査線を偶数番目の走査線グループとする。各走査線グループに対応する1列当たり2つの画素回路PIXには、データ線34-1、34-2等を接続する。駆動回路40は、第1期間W1にて奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを順次選択し、データ線には奇数番目の走査線グループに対応する画素電極に供給すべき電位を供給する。第2期間W2にて、偶数番目の走査線グループを順次選択し、データ線には偶数番目の走査線グループに対応する画素電極に供給すべき電位を供給する。
【選択図】図1
【解決手段】奇数番目の走査線32-1、32-3を1番目の走査線グループとし、以下同様に奇数番目の2本の走査線を奇数番目の走査線グループとする。偶数番目の走査線32-2、32-4を2番目の走査線グループとし、以下同様に偶数番目の2本の走査線を偶数番目の走査線グループとする。各走査線グループに対応する1列当たり2つの画素回路PIXには、データ線34-1、34-2等を接続する。駆動回路40は、第1期間W1にて奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを順次選択し、データ線には奇数番目の走査線グループに対応する画素電極に供給すべき電位を供給する。第2期間W2にて、偶数番目の走査線グループを順次選択し、データ線には偶数番目の走査線グループに対応する画素電極に供給すべき電位を供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、行方向と列方向に配置された複数の画素を備え、フレーム期間ごとに画像を表示する技術に関連する。
液晶表示装置には、行方向に延びて形成された複数の走査線と、列方向に延びて形成された複数のデータ線と、各走査線と各データ線と交差に対応して複数の画素が設けられている。このような液晶表示装置において、できるだけ短時間に画面全体を書き換えるために、列方向に隣り合う2本の走査線を1つの走査線グループと考え、各走査線グループの走査線に接続される第1の画素と第2の画素のそれぞれに、第1のデータ線と第2のデータ線とを接続した液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この液晶表示装置において画像を表示させる際には、列方向に隣り合う2つの走査線グループずつを順次同時選択し、1フレーム目には奇数番目の走査線グループの画素に対する画像データを第1のデータ線と第2のデータ線に書き込み、2フレーム目には偶数番目の走査線グループの画素に対する画像データを第1のデータ線と第2のデータ線に書き込む。
このように駆動することにより、通常の半分の時間で画面全体の書き換えを完了させることができる。
この液晶表示装置において画像を表示させる際には、列方向に隣り合う2つの走査線グループずつを順次同時選択し、1フレーム目には奇数番目の走査線グループの画素に対する画像データを第1のデータ線と第2のデータ線に書き込み、2フレーム目には偶数番目の走査線グループの画素に対する画像データを第1のデータ線と第2のデータ線に書き込む。
このように駆動することにより、通常の半分の時間で画面全体の書き換えを完了させることができる。
しかしながら、上述のような液晶表示装置の駆動方法では、列方向に隣り合う2つの走査線グループを同時選択するために、1フレーム目に書き込んだ奇数番目の走査線グループの画素に対する画像データが、偶数番目の走査線グループの画素に対しても書き込まれてしまう。
したがって、1フレーム目の画像データを書き込んでから、2フレーム目の画像データを書き込むまでの期間においては、本来と異なる画像が表示される期間となる。その結果、実際の表示は、1フレーム目と2フレーム目の時間平均の表示となるため、解像感が損なわれ、エッジがなだらかになることになる。
また、表示画像によっては、画像データに存在しないエッジが表示画像に現れたり、画像データに存在するエッジが表示されなかったりする場合があり、非常に違和感のある見え方になることがあった。
対策としては、1フレーム目の表示中は、光源を消灯させるという方法も考えられるが、明るさが大幅に損なわれてしまうので好ましくない。
以上の事情を考慮して、本発明は、明るさを大幅に損なうことなく、かつ、表示の違和感を発生させることなく、画面全体の書き換えを完了させること等を解決課題とする。
したがって、1フレーム目の画像データを書き込んでから、2フレーム目の画像データを書き込むまでの期間においては、本来と異なる画像が表示される期間となる。その結果、実際の表示は、1フレーム目と2フレーム目の時間平均の表示となるため、解像感が損なわれ、エッジがなだらかになることになる。
また、表示画像によっては、画像データに存在しないエッジが表示画像に現れたり、画像データに存在するエッジが表示されなかったりする場合があり、非常に違和感のある見え方になることがあった。
対策としては、1フレーム目の表示中は、光源を消灯させるという方法も考えられるが、明るさが大幅に損なわれてしまうので好ましくない。
以上の事情を考慮して、本発明は、明るさを大幅に損なうことなく、かつ、表示の違和感を発生させることなく、画面全体の書き換えを完了させること等を解決課題とする。
以上の課題を解決するために、本発明の電気光学装置は、第1期間、及び第2期間を含むフレーム期間ごとに画像を表示する電気光学装置であって、行方向に延在するn×m本(n、mは2以上の自然数)の走査線と、列方向に配置され、列ごとにn×m個設けられた画素と、前記列方向に延在し、前記n×m個の画素が配置された列ごとにn本設けられたデータ線と、前記走査線の選択に同期して前記データ線にデータ電位を供給する駆動回路とを備え、前記n×m本の走査線が、n本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記n本のデータ線のうち第k(kは1〜nの自然数)のデータ線は、前記m個の走査線グループの各々において、n個の画素のうち第kの画素に電気的に接続され、前記n×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、前記駆動回路は、前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給することを特徴とする。
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給することを特徴とする。
前記電気光学装置は、第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給する。走査線は、奇数番目の走査線グループに含まれる走査線と、偶数番目の走査線グループに含まれる走査線とが交互に配置されているので、第1期間において偶数番目の走査線グループに対応する画素にも奇数番目の走査線グループに対応する画素に供給すべき電位が供給されても違和感のないパターンが表示されることになる。そして、第2期間において、前記組みのうちの奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループを順次選択して、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給するので、本来表示すべきパターンが表示されることになる。
前記電気光学装置において、前記走査線は、行方向に2×m本延在し、前記画素は、列ごとに2×m個設けられ、前記データ線は、列方向に列ごとに2本延在し、前記2×m本の走査線が、2本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記2本のデータ線のうち第1のデータ線と第2のデータ線のそれぞれは、前記m個の走査線グループの各々において、前記2個の画素の第1の画素と第2の画素のそれぞれに接続され、前記2×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、前記駆動回路は、前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給するようにしてもよい。
このようにすれば、2重マトリックス構造の電気光学装置において、明るさを大幅に損なうことなく、かつ、表示の違和感を発生させることなく、画面全体の書き換えを完了させる。
前記電気光学装置において、前記走査線は、行方向に4×m本延在し、前記画素は、列ごとに4×m個設けられ、前記データ線は、列方向に列ごとに4本延在し、前記4×m本の走査線が、4本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記4本のデータ線のうち第1のデータ線から第4のデータ線までのそれぞれは、前記m個の走査線グループの各々において、前記4個の画素の第1の画素から第4の画素のそれぞれに接続され、前記4×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、前記駆動回路は、前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給するようにしてもよい。
このようにすれば、4重マトリックス構造の電気光学装置において、明るさを大幅に損なうことなく、かつ、表示の違和感を発生させることなく、画面全体の書き換えを完了させる。
以上の課題を解決するために、本発明の電気光学装置の駆動方法は、第1期間、及び第2期間を含むフレーム期間ごとに画像を表示し、行方向に延在するn×m本(n、mは2以上の自然数)の走査線と、列方向に配置され、列ごとにn×m個設けられた画素と、前記列方向に延在し、前記n×m個の画素が配置された列ごとにn本設けられたデータ線と、前記走査線の選択に同期して前記データ線にデータ電位を供給する駆動回路とを備え、前記n×m本の走査線が、n本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記n本のデータ線のうち第k(kは1〜nの自然数)のデータ線は、前記m個の走査線グループの各々において、n個の画素のうち第kの画素に電気的に接続され、前記n×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置された電気光学装置の駆動方法であって、前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給することを特徴とする。
前記電気光学装置の駆動方法において、前記電気光学装置は、前記走査線が行方向に2×m本延在し、前記画素は、列ごとに2×m個設けられ、前記データ線が列方向に列ごとに2本延在し、前記2×m本の走査線が、2本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記2本のデータ線のうち第1のデータ線と第2のデータ線のそれぞれが前記m個の走査線グループの各々において、前記2個の画素の第1の画素と第2の画素のそれぞれに接続され、前記2×m本の走査線がm個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給するようにしてもよい。
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給するようにしてもよい。
前記電気光学装置の駆動方法において、前記電気光学装置は、前記走査線が行方向に4×m本延在し、前記画素は、列ごとに4×m個設けられ、前記データ線が列方向に列ごとに4本延在し、前記4×m本の走査線が、4本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記4本のデータ線のうち第1のデータ線から第4のデータ線までのそれぞれが前記m個の走査線グループの各々において、前記4個の画素の第1の画素から第4の画素のそれぞれに接続され、前記4×m本の走査線がm個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給し、前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給するようにしてもよい。
以上の各態様に係る電気光学装置は表示体として各種の電子機器に採用される。例えば、以上の各態様に係る電気光学装置と、眼鏡制御回路が制御する立体視用眼鏡とを具備する立体視表示装置が、本発明の電子機器として例示される。
以上の各態様に係る電気光学装置は表示体として各種の電子機器に採用される。例えば、以上の各態様に係る電気光学装置と、眼鏡制御回路が制御する立体視用眼鏡とを具備する立体視表示装置が、本発明の電子機器として例示される。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100のブロック図である。電気光学装置100は、液晶表示装置10と、液晶表示装置10のバックライトとして機能する光源70とを備える。液晶表示装置10は、電気光学パネル12、及び制御回路14を具備する。光源70は、制御回路14から供給される制御信号CTLに基づいて、輝度が制御される。具体的には、光源70は、制御信号CTLがローレベルの期間において、ハイレベルの期間と比較して輝度が低くなるように制御される。
電気光学パネル12は、複数の画素(画素回路)PIXが配列された画素部30と、各画素PIXを駆動する駆動回路40とを含む。画素部30には、x方向に延在するM本の走査線32(32-1、32-2、32-3、・・・32-M)と、x方向に交差するy方向に延在する2N本のデータ線34(34-1、34-2、34-3、・・・34-2N)とが形成される(M及びNは自然数)。画素部30内の複数の画素PIXは、走査線32とデータ線34との各交差に対応して縦M行×横N列の行列状に配列される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置100のブロック図である。電気光学装置100は、液晶表示装置10と、液晶表示装置10のバックライトとして機能する光源70とを備える。液晶表示装置10は、電気光学パネル12、及び制御回路14を具備する。光源70は、制御回路14から供給される制御信号CTLに基づいて、輝度が制御される。具体的には、光源70は、制御信号CTLがローレベルの期間において、ハイレベルの期間と比較して輝度が低くなるように制御される。
電気光学パネル12は、複数の画素(画素回路)PIXが配列された画素部30と、各画素PIXを駆動する駆動回路40とを含む。画素部30には、x方向に延在するM本の走査線32(32-1、32-2、32-3、・・・32-M)と、x方向に交差するy方向に延在する2N本のデータ線34(34-1、34-2、34-3、・・・34-2N)とが形成される(M及びNは自然数)。画素部30内の複数の画素PIXは、走査線32とデータ線34との各交差に対応して縦M行×横N列の行列状に配列される。
図2は、各画素PIXの回路図である。図2に示すように、各画素PIXは、液晶素子CLとトランジスターTrとを含む。液晶素子CLは、相互に対向する画素電極62及び共通電極64と両電極間の液晶66とで構成された電気光学素子である。画素電極62と共通電極64との間の印加電圧に応じて液晶66の透過率(表示階調)が変化する。トランジスターTrは、走査線32にゲートが接続されたNチャネル型の薄膜トランジスターで構成され、液晶素子CLとデータ線34との間に介在して両者の電気的な接続(導通/絶縁)を制御する。mを1からM/2までの自然数、nを1から2N−1までの自然数としたとき、本実施形態では2本の走査線32が1つの走査線グループを形成しているので、走査信号Y[m]が選択電位に設定されることで、mが奇数のとき(奇数番目の走査線グループ)は、2m-1行と2m+1行を選択し、mが偶数のとき(偶数番目の走査グループ)は、2m-2行と2m行を選択する。したがって、2m-1行と2m+1行または2m-2行と2m行の各画素PIXにおけるトランジスターTrが同時にオン状態に遷移する。また、本実施形態では、1列の画素PIXに対して2本のデータ線34が設けられており、各画素PIX(液晶素子CL)は、トランジスターTrがオン状態に制御されたとき(すなわち走査線32の選択時)のデータ線34のデータ電位X[n]、X[n+1]に応じた階調を表示する。なお、液晶素子CLに並列に補助容量を接続した構成も採用され得る。
図1に示す駆動回路40は、走査線駆動回路42とデータ線駆動回路44とを具備する。駆動回路40は図示しない電位供給回路から電源電圧の供給を受けて動作する。走査線駆動回路42は、各走査線32に対応する走査信号Y[1]〜Y[2m]の供給で2本ずつの走査線32からなる走査線グループSG[1]〜SG[2m]を順次に選択する。走査信号Y[m](m=1〜M/2)が所定の選択電位に設定されることでmが奇数のとき(奇数番目の走査線グループ)は、2m-1行と2m+1行の走査線32が選択され、mが偶数のとき(偶数番目の走査グループ)は、2m-2行と2m行の走査線32が選択される。データ線駆動回路44は、走査線駆動回路42による走査線32の選択に同期して2N本のデータ線34の各々にデータ電位X[1]〜X[2N]を供給する。
図3は、液晶表示装置10の動作の説明図である。液晶表示装置10はフレーム期間単位で制御され、フレーム期間は、第1期間W1と第2期間W2を含む。図3に示すように、第1期間W1においては、奇数番目の走査線グループと、この奇数番目の走査線グループに隣り合う偶数番目の走査線グループの2つの走査線グループの組みを同時に選択し、以下同様に、奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの2つの走査線グループの組みを順次同時に選択する。そして、奇数番目の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を、1列当たり2本のデータ線に供給する。
第2期間W2においては、前記組みにおける偶数番目の走査線グループを順次選択し、偶数番目の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を、1列当たり2本のデータ線に供給する。
図4に走査線駆動回路42の動作を示す。走査線駆動回路42は、各フレーム期間Fの第1期間W1及び第2期間W2において、相互に隣合う2つの走査線グループの組みを選択単位として選択期間H[1]〜H[K]にて順次に選択する。すなわち、各第1期間W1の第4k行目の走査線32-kを含む走査線グループを選択する第k番目の選択期間H[k]では、奇数行の走査信号Y[2k-1]と偶数行の走査信号Y[2k]とが同時に選択電位に設定されることで、第(4k-3)行の走査線32と第(4k-1)行の走査線32を含む奇数番目の走査線グループと、第(4k-2)行の走査線32と第4k行の走査線32を含む偶数番目の走査線グループとが同時に選択される。例えば選択期間H[1]では第1行の走査線32と第3行の走査線32を含む1番目の走査線グループと、第2行の走査線32と第4行の走査線32を含む2番目の走査線グループとが同時に選択され、選択期間H[2]では第5行の走査線32と第7行の走査線32を含む3番目の走査線グループと、第6行の走査線32と第8行の走査線32を含む4番目の走査線グループとが同時に選択される。したがって、第1期間W1内の選択期間H[k]の総数Kは、走査線32の総数Mの4分の1に相当する(K=M/4)。
第1期間W1のうち第4k行目の走査線32-4kを含む走査線グループを選択する第k番目の選択期間H[k]において、データ線駆動回路44は、第(4k-3)行の走査線32と第(4k-1)行の走査線32を含む奇数番目の走査線グループと、第(4k-2)行の走査線32と第4k行の走査線32を含む偶数番目の走査線グループに対応する各画素の指定階調G[2k-1]に応じたデータ電位X[n-1]、X[n]を各データ線34のペアに供給する。この結果、第(4k-3)行の走査線32と第(4k-1)行の走査線32に対応する画素で表示すべき階調電位がデータ電位X[n-1]、X[n]として当該画素に書き込まれる。しかし、第(4k-2)行の走査線32と第4k行の走査線32に対応する画素に対しては、当該画素において本来表示すべきではない階調電位がデータ電位X[n-1]、X[n]として当該画素に書き込まれることになる。
そこで、第2期間W2では、偶数番目の走査線グループである第(4k-2)行の走査線32と第4k行の走査線32に対応する画素で表示すべき階調電位をデータ電位X[n-1]、X[n]として、当該画素に書き込む。
例えば、選択期間H[1]では、第1行及び第3行の各画素の指定階調G[1]に応じたデータ電位X[n-1]、X[n]が第1行乃至第4行の各画素回路PIXに供給され、選択期間H[2]では、第2行及び第4行の各画素の指定階調G[2]に応じたデータ電位X[n-1]、X[n]が第2行及び第4行の各画素回路PIXに供給される。
例えば、選択期間H[1]では、第1行及び第3行の各画素の指定階調G[1]に応じたデータ電位X[n-1]、X[n]が第1行乃至第4行の各画素回路PIXに供給され、選択期間H[2]では、第2行及び第4行の各画素の指定階調G[2]に応じたデータ電位X[n-1]、X[n]が第2行及び第4行の各画素回路PIXに供給される。
以上の通り、第1期間W1においてはY方向に相互に隣合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みに対応する各画素回路PIXのペアには相等しいデータ電位X[n-1]、X[n]が供給されるから、第1期間W1が終了する時点では、Y方向の解像度を半分に低下させた画像が画素部30に表示される。
そして、第2期間W1においては偶数番目の走査線グループに対応する各画素回路PIXのペアに、本来書き込むべきデータ電位X[n-1]、X[n]が供給されるから、第2期間W2の終点では所期の解像度(M行×N列)に更新される。
そして、第2期間W1においては偶数番目の走査線グループに対応する各画素回路PIXのペアに、本来書き込むべきデータ電位X[n-1]、X[n]が供給されるから、第2期間W2の終点では所期の解像度(M行×N列)に更新される。
このように本実施形態においては、各画素への書き込みに必要な時間を短縮することなく、明るさ、あるいは、コントラストを確保しながら、本来の解像度を得ることができる。この結果、トランジスタサイズを縮小して、高精細な画像を表示することが可能となる。また、奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みにおける奇数番目の走査線グループに属する走査線と偶数番目の走査線グループに属する走査線とを交互に配置しているので、第1期間W1終了から第2期間W1開始までの間に違和感のある表示パターンを出現させることがない。以下、本実施形態の電気光学装置100における第1期間W1終了時の表示パターンと、第2期間W1終了時の表示パターンについて説明する。
図5は、本実施形態における第1行から第8行、及び第1列から第4列までの画素と、走査線32及びデータ線34との接続の態様を示す図である。本実施形態の液晶表示装置10は、図5に示すように2重マトリックス構造を有している。
図5において各画素には1U−1等の符号が付されているが、この符号において、最初の数字の「1」は「1番目の走査線グループ」に対応する画素であることを示している。次のアルファベットの「U」は、上側の画素であることを示している。この部分のアルファベットが「L」の場合には、下側の画素であることを示している。ハイフンの後の数字は、1列目の画素であることを示している。
つまり、「1U−1」という符号は、「1番目の走査線グループに対応する1列目の上側の画素」であることを示している。また、「1L−1」という符号は、「1番目の走査線グループに対応する1列目の下側の画素」であることを示している。さらに、「2L−2」であれば、「2番目の走査線グループに対応する2列目の下側の画素」であることを示している。
図5において各画素には1U−1等の符号が付されているが、この符号において、最初の数字の「1」は「1番目の走査線グループ」に対応する画素であることを示している。次のアルファベットの「U」は、上側の画素であることを示している。この部分のアルファベットが「L」の場合には、下側の画素であることを示している。ハイフンの後の数字は、1列目の画素であることを示している。
つまり、「1U−1」という符号は、「1番目の走査線グループに対応する1列目の上側の画素」であることを示している。また、「1L−1」という符号は、「1番目の走査線グループに対応する1列目の下側の画素」であることを示している。さらに、「2L−2」であれば、「2番目の走査線グループに対応する2列目の下側の画素」であることを示している。
走査線32は、図5において実線で示す第1行目の走査線32-1と第3行目の走査線32-3の組みが1番目の走査線グループを形成する。図5において点線で示す第2行目の走査線32-2と第4行目の走査線32-4の組みは、2番目の走査線グループを形成する。同様に、図5において実線で示す第5行目の走査線32-5と第7行目の走査線32-7の組みが3番目の走査線グループを形成する。図5において点線で示す第6行目の走査線32-6と第8行目の走査線32-8の組みが4番目の走査線グループを形成する。
データ線34は、1列について2本ずつ配置されており、一方のデータ線34が各走査線グループに対応する画素の上側の画素に接続され、他方のデータ線34が各走査線グループに対応する画素の下側の画素に接続される。つまり、1列目については、データ線34-1は1U−1、2U−1、3U−1、4U−1に接続され、データ線34-2は1L−1、2L−1、3L−1、4L−1に接続される。同様に、2列目については、データ線34-3は1U−2、2U−2、3U−2、4U−2に接続され、データ線34-4は1L−2、2L−2、3L−2、4L−2に接続される。さらに、3列目については、データ線34-5は1U−3、2U−3、3U−3、4U−3に接続され、データ線34-6は、1L−3、2L−3、3L−3、4L−3に接続される。そして、4列目については、データ線34-7は1U−4、2U−4、3U−4、4U−4に接続され、データ線34-8は、1L−4、2L−4、3L−4、4L−4に接続される。
このような液晶表示装置10において、図6に示すパターンを表示させる場合について説明する。つまり、1列目については、第1行目から第4行目までの画素を「白、黒、黒、白」と表示させ、以下、第5行目以降もこのパターンを繰り返す。2列目については、第1行目から第4行目までの画素を「黒、白、白、黒」と表示させ、以下、第5行目以降もこのパターンを繰り返す。3列目については、第1行目から第4行目までの画素を「黒、黒、白、白」と表示させ、以下、第5行目以降もこのパターンを繰り返す。4列目については、第1行目から第4行目までの画素を「白、白、黒、黒」と表示させ、以下、第5行目以降もこのパターンを繰り返す。
図6に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、データ線34-1には白を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位を供給する。データ線34-3には黒を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。データ線34-5には黒を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位を供給する。データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。以下、同様に、隣り合う走査線グループの組みを順次選択する。その結果、図7に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1の画素は白、1L−1の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−3の画素は黒、1L−3の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−4の画素は白、1L−4の画素は黒が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。3番目の走査線グループに対応する画素においても同様である。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。以下、同様に、隣り合う走査線グループの組みを順次選択する。その結果、図7に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1の画素は白、1L−1の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−3の画素は黒、1L−3の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−4の画素は白、1L−4の画素は黒が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。3番目の走査線グループに対応する画素においても同様である。
しかし、第1期間W1においては、1番目の走査線グループを選択すると同時に2番目の走査線グルーブも選択しているため、図7に示すように、2番目の走査線グループの1列目に対応する2U−1の画素は白、2L−1の画素は黒が表示される。2番目の走査線グループの2列目に対応する2U−2の画素は黒、2L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する2U−3の画素は黒、2L−3の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する2U−4の画素は白、2L−4の画素は黒が表示される。このように、2番目の走査線グループに対応する画素においては、1番目の走査線グループに対応する画素と同じパターンが表示され、本来表示されるパターンとは異なるパターンが表示される。4番目の走査線グループに対応する画素においても同様である。
そこで、第2期間W2においては、2番目、4番目、6番目というように、偶数番目の走査線グループを選択し、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には白を表示させる電位を供給する。データ線34-3には白を表示させる電位、データ線34-4には黒を表示させる電位を供給する。データ線34-5には黒を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位を供給する。データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
その結果、第2期間W2の終了時には、図8に示すパターンが表示される。このように、図6に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
その結果、第2期間W2の終了時には、図8に示すパターンが表示される。このように、図6に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
このように本実施形態においては、走査線グループの組みに属する奇数番目の走査線グループの走査線と偶数番目の走査線グループの走査線とを列方向において交互に配置したので、第1期間W1の終了時には本来の表示パターンとは異なるものの、それ程違和感のないパターンを表示させることができ、第2期間W2においては列方向に隣り合う画素の表示パターンを適切に制御することができる。
<2.比較例1>
次に、上述した実施形態との比較のために図16を参照して比較例1について説明する。 図16は、比較例1における第1行から第8行、及び第1列から第4列までの画素と、走査線32及びデータ線34との接続の態様を示す図である。比較例1についても図16に示すように2重マトリックス構造を有しているが、走査線32は、奇数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線と偶数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線とが列方向に交互に配置されているのではなく、走査線グループごとに走査線が2本ずつ列方向に配置されている。
次に、上述した実施形態との比較のために図16を参照して比較例1について説明する。 図16は、比較例1における第1行から第8行、及び第1列から第4列までの画素と、走査線32及びデータ線34との接続の態様を示す図である。比較例1についても図16に示すように2重マトリックス構造を有しているが、走査線32は、奇数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線と偶数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線とが列方向に交互に配置されているのではなく、走査線グループごとに走査線が2本ずつ列方向に配置されている。
比較例1においても、第1期間W1は、図17に示すように、データ線34-1には1番目の走査線グループに対応する上側の電極を表示させる電位、データ線34-2には1番目の走査線グループに対応する下側の電極を表示させる電位を供給する。そして、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。以下、同様に、隣り合う走査線グループの組みを順次選択する。その結果、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1の画素と1L−1の画素に表示されたパターンと同じパターンが、2番目の走査線グループの2つの画素にも表示されることになる。また、3番目の走査線グループの1列目に対応する3U−1の画素と3L−1の画素に表示されたパターンと同じパターンが、4番目の走査線グループの2つの画素にも表示されることになる。
そこで、第2期間W2においは、図18に示すように、2番目、4番目、6番目というように、偶数番目の走査線グループを選択し、データ線34-1には2番目の走査線グループに対応する上側の電極を表示させる電位、データ線34-2には2番目の走査線グループに対応する下側の電極を表示させる電位を供給する。その結果、第2期間W2の終了時には、所望のパターンを表示させることができる。
しかしながら、以上のような従来の2重マトリックス構造の液晶表示装置において、図19に示すパターンを表示させる場合には、以下のような問題が生ずる。
まず、図19に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、図20に示すように、データ線34-1には白を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位を供給する。データ線34-3には黒を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。データ線34-5には黒を表示させる電位、データ線34-6にも黒を表示させる電位を供給する。データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8にも白を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。以下、同様に、隣り合う走査線グループの組みを順次選択する。その結果、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1の画素は白、1L−1の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−3の画素は黒、1L−3の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−4の画素は白、1L−4の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。3番目の走査線グループに対応する画素においても同様である。
まず、図19に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、図20に示すように、データ線34-1には白を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位を供給する。データ線34-3には黒を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。データ線34-5には黒を表示させる電位、データ線34-6にも黒を表示させる電位を供給する。データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8にも白を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。以下、同様に、隣り合う走査線グループの組みを順次選択する。その結果、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1の画素は白、1L−1の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−3の画素は黒、1L−3の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−4の画素は白、1L−4の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。3番目の走査線グループに対応する画素においても同様である。
しかし、第1期間W1においては、1番目の走査線グループを選択すると同時に2番目の走査線グルーブも選択しているため、2番目の走査線グループについても1番目の走査線グループと同様のパターンが表示される。また、4番目の走査線グループについても3番目の走査線グループと同様のパターンが表示される。その結果、図20に示すように、3列目は全ての画素が黒のパターンとなり、4列目は全ての画素が白のバターンになってしまう。
次に、第2期間W2においては、図21に示すように、2番目、4番目、6番目というように、偶数番目の走査線グループを選択し、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には白を表示させる電位を供給する。データ線34-3には白を表示させる電位、データ線34-4には黒を表示させる電位を供給する。データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位を供給する。データ線34-7には黒を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
その結果、第2期間W2の終了時には、図19に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
その結果、第2期間W2の終了時には、図19に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
しかしながら、比較例1においては、第1期間W1の終了時には3列目は全ての画素が黒のパターンとなり、4列目は全ての画素が白のバターンが表示され、本来の表示パターンとの相違が大きくなり、違和感のあるパターンが表示されることになる。
以上のように、従来の2重マトリックス構造の液晶表示装置と比較すると、上述した実施形態においては第1期間W1の終了時に本来のパターンとは異なるパターンが表示されるものの、その相違がそれ程大きくないので、違和感のないパターンを表示できることがわかる。
<3.第2実施形態>
第2実施形態の液晶表示装置は、図9に示すように4重マトリックス構造を有しているところが第1実施形態と異なる。つまり、走査線32は、図9において実線で示す第1行目の走査線32-1、第3行目の走査線32-3、第5行目の走査線32-5、第7行目の走査線32-7の組みが1番目の走査線グループを形成する。図9において点線で示す第2行目の走査線32-2、第4行目の走査線32-4、第6行目の走査線32-6、第8行目の走査線32-8の組みは、2番目の走査線グループを形成する。
第2実施形態の液晶表示装置は、図9に示すように4重マトリックス構造を有しているところが第1実施形態と異なる。つまり、走査線32は、図9において実線で示す第1行目の走査線32-1、第3行目の走査線32-3、第5行目の走査線32-5、第7行目の走査線32-7の組みが1番目の走査線グループを形成する。図9において点線で示す第2行目の走査線32-2、第4行目の走査線32-4、第6行目の走査線32-6、第8行目の走査線32-8の組みは、2番目の走査線グループを形成する。
データ線34は、1列について4本ずつ配置されており、1本目のデータ線34が各走査線グループに対応する1番目の画素に接続され、2本目のデータ線34が各走査線グループに対応する2番目の画素に接続され、3本目のデータ線34が各走査線グループに対応する3番目の画素に接続され、4本目のデータ線34が各走査線グループに対応する4目の画素に接続される。
つまり、1列目については、データ線34-1は1U−1、2U−1に接続され、データ線34-2は1U−2、2U−2に接続され、データ線34-3は1L−1、2L−1に接続され、データ線34-4は1L−2、2L−2に接続され。同様に、2列目については、データ線34-5は1U−3、2U−3に接続され、データ線34-6は1U−4、2U−4に接続され、データ線34-7は1L−3、2L−3に接続され、データ線34-8は1L−4、2L−4に接続され。さらに、3列目については、データ線34-9は1U−5、2U−5に接続され、データ線34-10は2U−6、2U−6に接続され、データ線34-11は1L−5、2L−5に接続され、データ線34-12は2L−6、2L−6に接続される。そして、4列目については、データ線34-13は1U−7、2U−7に接続され、データ線34-14は1U−8、2U−8に接続され、データ線34-15は1L−7、2L−7に接続され、データ線34-16は1L−8、2L−8に接続される。
つまり、1列目については、データ線34-1は1U−1、2U−1に接続され、データ線34-2は1U−2、2U−2に接続され、データ線34-3は1L−1、2L−1に接続され、データ線34-4は1L−2、2L−2に接続され。同様に、2列目については、データ線34-5は1U−3、2U−3に接続され、データ線34-6は1U−4、2U−4に接続され、データ線34-7は1L−3、2L−3に接続され、データ線34-8は1L−4、2L−4に接続され。さらに、3列目については、データ線34-9は1U−5、2U−5に接続され、データ線34-10は2U−6、2U−6に接続され、データ線34-11は1L−5、2L−5に接続され、データ線34-12は2L−6、2L−6に接続される。そして、4列目については、データ線34-13は1U−7、2U−7に接続され、データ線34-14は1U−8、2U−8に接続され、データ線34-15は1L−7、2L−7に接続され、データ線34-16は1L−8、2L−8に接続される。
このような液晶表示装置10において、図10に示すパターンを表示させる場合について説明する。つまり、1列目については、第1行目から第4行目までの画素を「黒、黒、黒、白」と表示させ、第5行目から第8行目までの画素を「白、白、白、白」と表示させる。2列目については、第1行目から第4行目までの画素を「白、白、白、黒」と表示させ、第5行目から第8行目までの画素を「黒、黒、黒、黒」と表示させる。3列目については、第1行目から第4行目までの画素を「黒、黒、黒、白」と表示させ、第5行目から第8行目までの画素を「白、白、白、白」と表示させる。4列目については、第1行目から第4行目までの画素を「黒、黒、黒、白」と表示させ、第5行目から第8行目までの画素を「白、白、白、白」と表示させる。
図10に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、図11に示すように、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位、データ線34-3には白を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位、 データ線34-7には黒を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には黒を表示させる電位、データ線34-11には白を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には白を表示させる電位、データ線34-15には黒を表示させる電位、データ線34-14には黒を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。その結果、図11に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1と1U−2の画素は黒、1L−1と1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−3と1U−5の画素は白、1L−3と1L−4の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−5と1U−6の画素は黒、1L−5と1L−6の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位、 データ線34-7には黒を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には黒を表示させる電位、データ線34-11には白を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には白を表示させる電位、データ線34-15には黒を表示させる電位、データ線34-14には黒を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。その結果、図11に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1と1U−2の画素は黒、1L−1と1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−3と1U−5の画素は白、1L−3と1L−4の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−5と1U−6の画素は黒、1L−5と1L−6の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。
しかし、第1期間W1においては、1番目の走査線グループを選択すると同時に2番目の走査線グルーブも選択しているため、2番目の走査線グループの1列目に対応する2U−1と2U−2の画素は黒、2L−1と2L−2の画素は白が表示される。2番目の走査線グループの2列目に対応する2U−3と2U−4の画素は白、2L−3と2L−4の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する2U−5と2U−6の画素は黒、2L−5と2L−6の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する2U−7と2U−8の画素は白、2L−7と2L−8の画素は黒が表示される。このように、2番目の走査線グループに対応する画素においては、1番目の走査線グループに対応する画素と同じパターンが表示され、本来表示されるパターンとは異なるパターンが表示される。
そこで、第2期間W2においては、図12に示すように、2番目の走査線グループを選択し、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には白を表示させる電位、データ線34-3は白を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には黒を表示させる電位、データ線34-7には黒を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には白を表示させる電位、データ線34-11には白を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には黒を表示させる電位、データ線34-15には黒を表示させる電位、データ線34-16には黒を表示させる電位を供給する。
その結果、第2期間W2の終了時には、図10に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には黒を表示させる電位、データ線34-7には黒を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には白を表示させる電位、データ線34-11には白を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には黒を表示させる電位、データ線34-15には黒を表示させる電位、データ線34-16には黒を表示させる電位を供給する。
その結果、第2期間W2の終了時には、図10に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
このように本実施形態においては、走査線グループの組みに属する奇数番目の走査線グループの走査線と偶数番目の走査線グループの走査線とを列方向において交互に配置したので、第1期間W1の終了時には本来の表示パターンとは異なるものの、それ程違和感のないパターンを表示させることができ、第2期間W2においては列方向に隣り合う画素の表示パターンを適切に制御することができる。
<4.比較例2>
次に、上述した実施形態との比較のために図22を参照して比較例2について説明する。 図22は、比較例2における第1行から第8行、及び第1列から第4列までの画素と、走査線32及びデータ線34との接続の態様を示す図である。比較例2についても図22に示すように4重マトリックス構造を有しているが、走査線32は、奇数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線と偶数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線とが列方向に交互に配置されているのではなく、走査線グループごとに走査線が4本ずつ列方向に配置されている。
次に、上述した実施形態との比較のために図22を参照して比較例2について説明する。 図22は、比較例2における第1行から第8行、及び第1列から第4列までの画素と、走査線32及びデータ線34との接続の態様を示す図である。比較例2についても図22に示すように4重マトリックス構造を有しているが、走査線32は、奇数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線と偶数番目の走査線グループに含まれる1本の走査線とが列方向に交互に配置されているのではなく、走査線グループごとに走査線が4本ずつ列方向に配置されている。
以上のような従来の4重マトリックス構造の液晶表示装置において、図23に示すパターンを表示させる場合には、以下のような問題が生ずる。
まず、図23に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、図24に示すように、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位、データ線34-3には黒を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位、 データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には黒を表示させる電位、データ線34-11には黒を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には白を表示させる電位、データ線34-15には白を表示させる電位、データ線34-16には黒を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。その結果、図24に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1、1L−1、1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−3、1L−3、1U−4の画素は白、1L−4の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−5、1L−5、1U−6の画素は黒、1L−6の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−7、1L−7、1U−8の画素は黒、1L−8の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。
まず、図23に示すパターンを表示させるには、第1期間W1において、図24に示すように、データ線34-1には黒を表示させる電位、データ線34-2には黒を表示させる電位、データ線34-3には黒を表示させる電位、データ線34-4には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-5には白を表示させる電位、データ線34-6には白を表示させる電位、 データ線34-7には白を表示させる電位、データ線34-8には黒を表示させる電位を供給する。
データ線34-9には黒を表示させる電位、データ線34-10には黒を表示させる電位、データ線34-11には黒を表示させる電位、データ線34-12には白を表示させる電位を供給する。
データ線34-13には白を表示させる電位、データ線34-14には白を表示させる電位、データ線34-15には白を表示させる電位、データ線34-16には黒を表示させる電位を供給する。
そして、第1期間W1において、1番目の走査線グループと2番目の走査線グルーブの組みを同時に選択する。その結果、図24に示すように、1番目の走査線グループの1列目に対応する1U−1、1L−1、1U−2の画素は黒、1L−2の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの2列目に対応する1U−3、1L−3、1U−4の画素は白、1L−4の画素は黒が表示される。1番目の走査線グループの3列目に対応する1U−5、1L−5、1U−6の画素は黒、1L−6の画素は白が表示される。1番目の走査線グループの4列目に対応する1U−7、1L−7、1U−8の画素は黒、1L−8の画素は白が表示される。このように、1番目の走査線グループに対応する画素においては、本来のパターンが表示される。
しかし、第1期間W1においては、1番目の走査線グループを選択すると同時に2番目の走査線グルーブも選択しているため、2番目の走査線グループの1列目に対応する2U−1、2L−1、2U−2の画素は黒、2L−2の画素は白が表示される。2番目の走査線グループの2列目に対応する2U−3、2L−3、2U−4の画素は白、2L−4の画素は黒が表示される。2番目の走査線グループの3列目に対応する2U−5、2L−5、2U−6の画素は黒、2L−6の画素は白が表示される。2番目の走査線グループの4列目に対応する2U−7、2L−7、2U−8の画素は黒、2L−8の画素は白が表示される。このように、2番目の走査線グループに対応する画素においては、1番目の走査線グループに対応する画素と同じパターンが表示され、本来表示されるパターンとは異なるパターンが表示される。
そこで、第2期間W2においては、図25に示すように、2番目の走査線グループを選択し、データ線34-1〜データ線34-4には白を表示させる電位、データ線34-5〜データ線34-8には黒を表示させる電位、データ線34-9〜データ線34-12には白を表示させる電位、データ線34-13〜データ線34-16には黒を表示させる電位を供給する。
その結果、第2期間W2の終了時には、図23に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
その結果、第2期間W2の終了時には、図23に示す表示させようとするパターンと同じパターンが表示されることになる。
しかしながら、比較例2においては、第1期間W1の終了時には2番目の走査線グループに対応する画素が1番目の走査線グループに対応する画素と同じパターンとなり、本来の表示パターンとの相違が大きくなり、違和感のあるパターンが表示されることになる。
以上のように、従来の4重マトリックス構造の液晶表示装置と比較すると、上述した実施形態においては第1期間W1の終了時に本来のパターンとは異なるパターンが表示されるものの、その相違がそれ程大きくないので、違和感のないパターンを表示できることがわかる。
<5.変形例>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。
(1)変形例1
上述した第1及び第2実施形態においては、第1期間W1に奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを選択して、奇数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給すると共に、第2期間W2に偶数番目の走査線グループを選択して、偶数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給した。しかし、本発明はこのような例に限定されるものではなく、第1期間W1に奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを選択して、偶数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給すると共に、第2期間W2に奇数番目の走査線グループを選択して、奇数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給してもよい。
上述した第1及び第2実施形態においては、第1期間W1に奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを選択して、奇数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給すると共に、第2期間W2に偶数番目の走査線グループを選択して、偶数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給した。しかし、本発明はこのような例に限定されるものではなく、第1期間W1に奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループの組みを選択して、偶数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給すると共に、第2期間W2に奇数番目の走査線グループを選択して、奇数番目の走査線グループに対応する画素を表示させるための電位をデータ線に供給してもよい。
(2)変形例2
上述した第1実施形態では2重マトリックス構造の例を説明し、第2実施形態では4重マトリックス構造の例を説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではなく、n重マトリックス構造(nは2以上の整数)であってもよい。
この場合、駆動回路40は、第1期間W1において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループ(実施形態では奇数番目の走査線グループ)に対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、1列当たりn本のデータ線に供給し、第2期間W2において、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの第1期間W1において1列当たりn本のデータ線に階調電位を供給した画素に対応する一方の走査線グループ(実施形態では奇数番目の走査線グループ)とは異なる他方の走査線グループ(実施形態では偶数番目の走査線グループ)を順次選択して、当該他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、1列当たりn本のデータ線に供給すればよい。
上述した第1実施形態では2重マトリックス構造の例を説明し、第2実施形態では4重マトリックス構造の例を説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではなく、n重マトリックス構造(nは2以上の整数)であってもよい。
この場合、駆動回路40は、第1期間W1において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループ(実施形態では奇数番目の走査線グループ)に対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、1列当たりn本のデータ線に供給し、第2期間W2において、奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの第1期間W1において1列当たりn本のデータ線に階調電位を供給した画素に対応する一方の走査線グループ(実施形態では奇数番目の走査線グループ)とは異なる他方の走査線グループ(実施形態では偶数番目の走査線グループ)を順次選択して、当該他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、1列当たりn本のデータ線に供給すればよい。
<6.応用例>
以上の各形態に例示した電気光学装置100は、各種の電子機器に利用され得る。図13から図15には、電気光学装置100を採用した電子機器の具体的な形態が例示されている。
以上の各形態に例示した電気光学装置100は、各種の電子機器に利用され得る。図13から図15には、電気光学装置100を採用した電子機器の具体的な形態が例示されている。
図13は、電気光学装置100を採用した可搬型のパーソナルコンピューターの斜視図である。パーソナルコンピューター2000は、各種の画像を表示する電気光学装置100と、電源スイッチ2001やキーボード2002が設置された本体部2010とを具備する。
図14は、電気光学装置100を適用した携帯電話機の斜視図である。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002と、各種の画像を表示する電気光学装置100とを備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置10に表示される画面がスクロールされる。
図15は、電気光学装置100を適用した投射型表示装置(3板式のプロジェクター)4000の模式図である。投射型表示装置4000は、相異なる表示色(赤色,緑色,青色)に対応する3個の電気光学装置100(100R,100G,100B)を含んで構成される。照明光学系4001は、照明装置(光源)4002からの出射光のうち赤色成分rを電気光学装置100Rに供給し、緑色成分gを電気光学装置10Gに供給し、青色成分bを電気光学装置100Bに供給する。各電気光学装置100は、照明光学系4001から供給される各単色光を表示画像に応じて変調する光変調器(ライトバルブ)として機能する。投射光学系4003は、各電気光学装置100からの出射光を合成して投射面4004に投射する。観察者は、投射面4004に投射された立体視画像を立体視用眼鏡20で視認する。
なお、本発明に係る電気光学装置が適用される電子機器としては、図13から図15に例示した機器のほか、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants),デジタルスチルカメラ,テレビ,ビデオカメラ,カーナビゲーション装置,車載用の表示器(インパネ),電子手帳,電子ペーパー,電卓,ワードプロセッサ,ワークステーション,テレビ電話,POS端末,プリンター,スキャナー,複写機,ビデオプレーヤー,タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
100……電気光学装置、10……液晶表示装置、12……電気光学パネル、14……制御回路、30……画素部、PIX……画素回路、CL……液晶素子、32……走査線、34……信号線、40……駆動回路、42……走査線駆動回路、44……データ線駆動回路。
Claims (7)
- 第1期間、及び第2期間を含むフレーム期間ごとに画像を表示する電気光学装置であって、
行方向に延在するn×m本(n、mは2以上の自然数)の走査線と、
列方向に配置され、列ごとにn×m個設けられた画素と、
前記列方向に延在し、前記n×m個の画素が配置された列ごとにn本設けられたデータ線と、
前記走査線の選択に同期して前記データ線にデータ電位を供給する駆動回路と、
を備え、
前記n×m本の走査線が、n本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、
前記n本のデータ線のうち第k(kは1〜nの自然数)のデータ線は、前記m個の走査線グループの各々において、n個の画素のうち第kの画素に電気的に接続され、 前記n×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記駆動回路は、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする電気光学装置。 - 前記走査線は、行方向に2×m本延在し、
前記画素は、列ごとに2×m個設けられ、 前記データ線は、列方向に列ごとに2本延在し、
前記2×m本の走査線が、2本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、
前記2本のデータ線のうち第1のデータ線と第2のデータ線のそれぞれは、前記m個の走査線グループの各々において、前記2個の画素の第1の画素と第2の画素のそれぞれに接続され、
前記2×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記駆動回路は、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 前記走査線は、行方向に4×m本延在し、
前記画素は、列ごとに4×m個設けられ、
前記データ線は、列方向に列ごとに4本延在し、
前記4×m本の走査線が、4本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、
前記4本のデータ線のうち第1のデータ線から第4のデータ線までのそれぞれは、前記m個の走査線グループの各々において、前記4個の画素の第1の画素から第4の画素のそれぞれに接続され、
前記4×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記駆動回路は、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。 - 請求項1乃至3うち、いずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
- 第1期間、及び第2期間を含むフレーム期間ごとに画像を表示し、行方向に延在するn×m本(n、mは2以上の自然数)の走査線と、列方向に配置され、列ごとにn×m個設けられた画素と、前記列方向に延在し、前記n×m個の画素が配置された列ごとにn本設けられたデータ線と、前記走査線の選択に同期して前記データ線にデータ電位を供給する駆動回路とを備え、前記n×m本の走査線が、n本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記n本のデータ線のうち第k(kは1〜nの自然数)のデータ線は、前記m個の走査線グループの各々において、n個の画素のうち第kの画素に電気的に接続され、前記n×m本の走査線は、m個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置された電気光学装置の駆動方法であって、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとにn本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。 - 前記電気光学装置は、前記走査線が行方向に2×m本延在し、前記画素は、列ごとに2×m個設けられ、前記データ線が列方向に列ごとに2本延在し、前記2×m本の走査線が、2本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記2本のデータ線のうち第1のデータ線と第2のデータ線のそれぞれが前記m個の走査線グループの各々において、前記2個の画素の第1の画素と第2の画素のそれぞれに接続され、前記2×m本の走査線がm個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに2本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の駆動方法。 - 前記電気光学装置は、前記走査線が行方向に4×m本延在し、前記画素は、列ごとに4×m個設けられ、前記データ線が列方向に列ごとに4本延在し、前記4×m本の走査線が、4本ずつ互いに電気的に接続された走査線グループがm個設けられ、前記4本のデータ線のうち第1のデータ線から第4のデータ線までのそれぞれが前記m個の走査線グループの各々において、前記4個の画素の第1の画素から第4の画素のそれぞれに接続され、前記4×m本の走査線がm個の走査線グループのうち前記列方向に隣り合う第M(Mは1〜m−1の自然数)の走査線グループの走査線と第M+1の走査線グループの走査線とが列方向に交互に配置され、
前記第1期間において、隣り合う奇数番目の走査線グループと偶数番目の走査線グループとの組みを順次選択して、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの一方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給し、
前記第2期間において、前記奇数番目の走査線グループ及び偶数番目の走査線グループのうちの他方の走査線グループに対応する画素で表示すべき階調に応じた階調電位を前記データ電位として、前記列ごとに4本のデータ線に供給する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置の駆動方法。
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