JP2014066283A - シール部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性体で形成されるシール部材であっても、耐久性の向上によって長寿命化を図ることのできるシール部材を提供する。
【解決手段】シール部材10は、弾性体で形成されており、回転軸40の外周側に配設される環状の基部12と、基部12の内周面から回転軸40の外周面に延出して回転軸40に摺接する環状のリップ部20とを有し、基部12の周方向の少なくとも一部には、基部12の内部に周方向に延びている周孔14を有しており、周孔14は、潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材34を配設して潤滑剤収容部16として構成されており、潤滑剤収容部16に対応する周方向位置のリップ部20には、潤滑剤収容部16からリップ部20が回転軸40に摺接する摺接面44に向かって潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔24、32が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明はシール部材に関する。
従来、回転軸の外周面と、この回転軸を軸受を介して支持する軸受箱の間には、使用環境によって生じる塵、埃、水などの浸入を防止することが必要となる。かかる部位には、ゴム等からなるシール部材が装着される。シール部材は、軸の外周面に摺接して摩擦を生じるが、その摺接面に軸受内部に充填されたグリース等の潤滑剤が滲み出すため、シール部材と回転軸の外周面との摺接面による発熱、磨耗を抑制している。
ここで、潤滑剤の漏出による周辺の汚損に鑑み潤滑剤を極力少なくする等の対策が図られている。そうすると、シール部材の潤滑不足に伴い摺接面の発熱、異常磨耗等の支障が生じることから特許文献1のようなシール部材が知られている。かかる特許文献1には、一対の環状の芯金と、各芯金に取付られる一対のシール部材とからなり、各芯材の本体部分の外周縁に設けた嵌合つば相互を内外に嵌合一体化せしめ、各芯材の本体部分の内周縁にシール部材を一体に取付けてなる軸受のシール装置が記載されている。また、芯金の本体部分の対向間隙には固形潤滑組成物を充填した構造が記載されている。上記特許文献1に記載された技術を用いたシール部材は、固定潤滑組成物が徐々に滲み出して摺接面の潤滑をすることで発熱、異常磨耗等を抑制する。
実開平6−32837号公報
しかしながら、径の大きな回転軸に使用するシール部材は、交換や点検などのメンテナンスの観点から鑑みると芯金を構成するものより全体がゴムなどの弾性体で形成されることが望ましい。また、径の大きな回転軸に使用するシール部材の交換は、弾性体で構成されるシール部材に固定潤滑組成物を充填することが困難となり、作業工数や材料費が多大となるためシール部材の交換をできる限り少なくすることが望まれている。すなわちシール部材の長寿命化が望まれている。かかるシール部材の長寿命化の要求は、たとえば風力発電の主軸用シール等において著しい。さらに風力発電の主軸用のシール部材等における長寿命(耐久性の向上)の要求は、従来の風力発電の需要の増加に加え、洋上タイプの風力発電が増加する可能性を鑑みるとより一層大きくなる傾向にある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、弾性体で形成されるシール部材であっても、耐久性の向上によって長寿命化を図ることのできるシール部材を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のシール部材は次の手段をとる。
先ず、第1の発明に係るシール部材は、回転軸の外周面と該回転軸を軸受を介して支持する軸受箱の間を密封するシール部材であって、前記シール部材は、弾性体で形成されており、回転軸の外周側に配設される環状の基部と、該基部の内周面から前記回転軸の外周面に延出して前記回転軸に摺接する環状のリップ部とを有し、前記基部の周方向の少なくとも一部には、前記基部内部に周方向に延びている周孔を有しており、該周孔に潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材を配設することで潤滑剤収容部として構成されており、該潤滑剤収容部に対応する周方向位置の前記リップ部には、前記潤滑剤収容部から前記リップ部と前記回転軸が摺接する摺接面に向かって前記潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔が形成されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、基部の周方向の少なくとも一部には、基部内部に周方向に延びている周孔を有している。この周孔は、潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材を配設することで潤滑剤収容部として構成されている。そして、潤滑剤収容部に対応する周方向位置のリップ部には、潤滑剤収容部からリップ部と回転軸が摺接する摺接面に向かって潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔が形成されている。そのため、潤滑剤収容部に保持された潤滑剤は、第1潤滑剤供給孔を通じてリップ部が回転軸に摺接する摺接面に直接供給される。そのため、シール部材の寿命の原因となるリップ部の磨耗を低減させて耐久性を向上することができる。また、潤滑剤は、リップ部と回転軸が摺接する摺接面に直接供給されることで無駄な供給が抑制される。すなわち、リップ部と回転軸の摺接面の潤滑不足が抑制される。以上より、弾性体で形成されるシール部材であっても、耐久性の向上によって長寿命化を図ることのできるシール部材を提供することができる。
次に、第2の発明に係るシール部材は、第1の発明において、前記基部、前記リップ部は、前記弾性体を押出成形することで形成されており、前記潤滑剤保持部材は、押出成形で形成された周孔に前記潤滑剤保持部材を挿入することにより、前記潤滑剤収容部に収容されることで潤滑剤が保持されることを特徴とする。
この第2の発明によれば、シール部材の基部、リップ部および潤滑剤収容部を構成するための周孔を押出成形によって一度に形成することができ製造コストの抑制を図ることができる。
次に、第3の発明に係るシール部材は、第1の発明または第2の発明において、前記リップ部は、軸方向に少なくとも二つのリップ部を有しており、前記二つのリップ部の一方には、前記回転軸に対し径方向外方から内方に向かって付勢する付勢部材を収容する付勢部材収容部が設けられていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、二つのリップ部の一方に付勢部材を収容する付勢部材収容部が設けられている。これにより、シール部材を回転軸と軸受箱の間に装着する際に付勢部材の脱落を抑制することができる。
次に、第4の発明に係るシール部材は、第3の発明において、前記付勢部材収容部は、前記回転軸と前記軸受箱の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において前記軸受に近いリップ部の内部に周方向に向かって連通する中空孔によって構成されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、付勢部材収容部は、リップ部の内部に周方向に向かって連通する中空孔によって構成されている。そのため、付勢部材をリップ部の内部に埋め込んだ構造とすることができるため、付勢部材の脱落を抑制することができる。また、付勢部材収容部は、回転軸と軸受箱の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において軸受に近いリップ部に構成されていても、シール部材を回転軸と軸受箱の間に装着する際、付勢部材の脱落が抑制されることから組み付け作業性が損なわれない。
次に、第5の発明に係るシール部材は、第1の発明から第4の発明のいずれかにおいて、前記基部は、前記回転軸と前記軸受箱の間に装着される配置位置関係でみて、前記軸受と対向する軸方向端面のうち前記潤滑剤収容部に対応する位置に、前記軸受内部の潤滑剤を前記潤滑剤収容部に供給する第2潤滑剤供給孔が形成されていることを特徴とする。
この第5の発明によれば、軸受内部の潤滑剤を潤滑剤収容部に供給する第2潤滑剤供給孔が形成されているため、軸受内部の潤滑剤を潤滑剤収容部を通じて直接リップ部と回転軸の摺接面に供給することができる。そのため、軸受内部の潤滑剤を無駄無く供給することでリップ部の磨耗を抑制することができる。
本発明は上記発明の手段をとることにより、弾性体で形成されるシール部材であっても、耐久性の向上によって長寿命化を図ることのできるシール部材の提供することができる。
本発明にかかるシール部材の一実施形態について説明する図面であり、回転軸と軸受箱の間に装着される状態を示した軸線方向断面図である。 本実施形態にかかるシール部材を拡大して示した軸線方向断面図である。 本実施形態にかかるシール部材を示した平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るシール部材を図1から図5にしたがって説明する。
シール部材10は、図1、2に図示されるように回転軸40の外周面42と回転軸40を軸受46を介して支持する軸受箱48の間を密封するように嵌め込まれている。シール部材10は、全体が弾性体によって形成されている。シール部材10は、棒状の弾性体を回転軸周りに配設して両端を繋ぐことで環状に構成されている。シール部材10は、環状の基部12と環状のリップ部20とが一体に形成されている。
環状の基部12は、図2に図示されるように回転軸40の外周側に配設される部位である。基部12の内部には、図3に図示されるように周方向に延びている周孔14が全周形成されている。周孔14は、図2、4に図示されるように潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材34を配設して潤滑剤収容部16として構成される。基部12は、図2、4に図示されるように回転軸40と軸受箱48の間の装着する配置位置関係でみて、軸受46と対向する軸方向端面のうち潤滑剤収容部16に対応する位置に、軸受46の内部の潤滑剤を潤滑剤収容部16に供給する第2潤滑剤供給孔18が形成されている。
環状のリップ部20は、図2に図示されるように基部12の内周面から回転軸40の外周面42に向かって延出して回転軸40に摺接する。リップ部20は、図2、4に図示されるように主リップ22と補助リップ30が軸方向に並んで配設され回転軸40の外周面42に対し径方向の弾性力を付与して摺接する。かかる主リップ22と補助リップ30と、回転軸40の外周面42が摺接する部位は摺接面44である。主リップ22は、回転軸40と軸受箱48の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において軸受46(図1参照)に近い内側に配設される。補助リップ30は、回転軸40と軸受箱48の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において軸受46から遠い外側に補助リップ30が配設される。
主リップ22は、図2、4に図示されるように潤滑剤収容部16に対応する周方向位置において、潤滑剤収容部16から摺接面44に向かって潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔24が形成されている。
主リップ22には、図4、5に図示されるように回転軸40に対し径方向外方から内方に向かって付勢する付勢部材36を収容する付勢部材収容部28が設けられている。
付勢部材収容部28は、図4に図示されるように回転軸40と軸受箱48の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において軸受46に近い主リップ22の内部に周方向に向かって連通する中空孔26によって構成されている。付勢部材36は、金属製の棒状部材を環状に形成したリングバネであり、中空孔26内に挿通される。
また、図5に図示されるようにシール部材10の両端における付勢部材収容部28は、中空孔の一部が切りかかれた切欠部28aが形成されている。
かかる切欠部28aにより、付勢部材36の両端連結するために設けられるフック(図示省略)を相互に係合しやすくしている。切欠部28aは、付勢部材36の径より長く形成されることで付勢部材36の脱落が抑制されるため、付勢部材36の径の1.5倍〜2倍の長さを有することが好ましい。
また、補助リップ30は、潤滑剤収容部16に対応する周方向位置において、潤滑剤収容部16から摺接面44に向かって潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔32が形成されている。
シール部材10は、図2、4に図示されるように弾性体としてニトリルゴム等のゴムを主成分とするゴム組成物を押出成形及び加硫反応させることで基部12、リップ部20および周孔14を形成する。
なお、押出成形に用いる押出成形機の金型(口金)は、基部12の外周側と、リップ部20が配設される内周側とにおいて曲率の差が設けられている。これにより、押出成形によって形成されたシール部材10は、環状に近い形状となる。
潤滑剤収容部16は、図2、4、5に図示されるように潤滑剤保持部材34に予め潤滑剤を吸収させて周孔14に挿入することで構成される。こうして、潤滑剤保持部材34が周孔14に収容されることで潤滑剤が保持される。潤滑剤保持部材34は、フェルト、スポンジなどが適用される。その上で、主リップ22の先端と潤滑剤収容部16の間を貫通させることで第1潤滑剤供給孔24を形成する。同様に、補助リップ30の先端と潤滑剤収容部16の間を貫通させることで第1潤滑剤供給孔32を形成する。
基部12は、回転軸40と軸受箱48の間の装着する配置位置関係でみて、軸受46と対向する軸方向端面と、潤滑剤収容部16の間を貫通させることで第2潤滑剤供給孔18を形成する。なお、本実施形態においては、第1潤滑剤供給孔24、第1潤滑剤供給孔32及び第2潤滑剤供給孔18は、共に周方向に3箇所に均等配置で形成する。
そして、シール部材10は、主リップ22に付勢部材36を挿入した状態で回転軸40と軸受箱48の間に嵌め込んでいく。そして、最後に付勢部材36の両端のフック(図示省略)を互いに係合させた状態で嵌め込む。こうして、シール部材10は、回転軸40と軸受箱48の間を密封する。
このように、本実施形態のシール部材10によれば、基部12の周方向の少なくとも一部には、基部12の内部に周方向に延びている周孔14を有している。この周孔14は、潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材34を配設して潤滑材収容部16として構成されている。そして、潤滑剤収容部16に対応する周方向位置のリップ部20には、潤滑剤収容部16からリップ部20が回転軸40に摺接する摺接面44に向かって潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔24、32が形成されている。そのため、潤滑剤収容部16に保持された潤滑剤が第1潤滑剤供給孔24、32を通じてリップ部20が回転軸40に摺接する摺接面44に直接供給される。そのため、シール部材10の寿命の原因となるリップ部20の磨耗を低減させて耐久性を向上することができる。また、潤滑剤は、リップ部20が回転軸40に摺接する摺接面44に直接供給されることで無駄な供給が抑制される。すなわち、リップ部20と回転軸40の摺接面44の潤滑不足が抑制される。以上より、全体が弾性体で形成されるシール部材10であっても、耐久性の向上によって長寿命化を図ることができる。
また、シール部材10の基部12、リップ部20および潤滑剤収容部16を構成するための周孔14を押出成形によって一度に形成することができ製造コストの抑制を図ることができる。
また、二つのリップ部20の一方には、付勢部材36を収容する付勢部材収容部28が設けられている。これにより、シール部材10を回転軸40と軸受箱48の間に装着する際に付勢部材36の脱落を抑制することができる。この切欠部28aは、以下のように作用する。すなわち、付勢部材収容部28への付勢部材36の収容が完了した状態で、付勢部材36よりも、少なくとも切欠部28aの先端が外周側に位置し、それにより切欠部28aの先端が付勢部材36を抱え込むように外周側から内周側に回り込む。よって、付勢部材36が付勢部材収容部28に確実に保持され、付勢部材36の脱落を防ぐことができる。
また、付勢部材収容部28は、主リップ22の内部に周方向に向かって連通する中空孔26によって構成されている。そのため、付勢部材36を主リップ22の内部に埋め込んだ構造とすることができるため、付勢部材36の脱落を抑制することができる。また、付勢部材収容部28は、回転軸40と軸受箱48の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において軸受46に近い主リップ22に構成されているが、シール部材10を回転軸40と軸受箱48の間に装着する際に付勢部材36の脱落が抑制されることから組み付け作業性が損なわれない。
また、軸受46の内部の潤滑剤を潤滑剤収容部16に供給する第2潤滑剤供給孔18が形成されている。この第2潤滑剤供給孔18により、軸受46の内部の潤滑剤を第2潤滑剤供給孔18を経由して潤滑剤収容部16に到達させることができる。潤滑剤収容部16には、潤滑剤保持部材34が収容されているために、この軸受46の内部からの潤滑剤を潤滑剤保持部材34に保持させることができる。加えて、軸受46の内部の潤滑剤を潤滑剤収容部16を通じて直接リップ部20と回転軸40の摺接面44に供給することができる。そのため、軸受46の内部の潤滑剤を無駄無く供給することでリップ部20の磨耗を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明のシール部材は、本実施の形態に限定されず、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、本実施形態におけるシール部材は、押出成形によって形成されるものについて示した。しかしながら、シール部材は押出成形に限られず他の製造方法も適用できる。例えば、コンプレッション成形(直圧成形)も適用できる。
また、弾性体としてのゴム組成物には、必要に応じて、加硫剤,加硫促進剤,加硫促進助剤,老化防止剤,補強剤,可塑剤,カップリング剤等の周知の添加剤を適宜配合してもよい。また、補強性充填剤,加工助剤,摩耗改良剤,潤滑油,潤滑剤等を、必要に応じてさらに添加してもよい。弾性体は、ゴム組成物に限られず樹脂でもよい。
また、潤滑剤収容部及び周孔は、基部の全周に形成されるものでもよいし、基部の周方向の少なくとも一部に形成されるものであってもよい。
また、シール部材の寸法は、回転軸の径によって適宜決定される。そのため、金型(口金)の曲率は、種々のサイズを共用できる範囲で設定され得る。
また、本実施形態において第1潤滑剤供給孔及び第2潤滑剤供給孔は、共に周方向に3箇所、均等配置で形成する構成について示した。しかしながら、第1潤滑材供給孔及び第2潤滑材供給孔の数はこれに限られず、周方向に少なくとも1つ以上形成されていればよい。
付勢部材収容部の形状は、中空孔の形状以外に外周側が切りかかれた形状であってもよい(全周が切欠部28aのような形状)。
10 シール部材
12 基部
14 周孔
16 潤滑剤収容部
18 第2潤滑剤供給孔
20 リップ部
22 主リップ
24 第1潤滑剤供給孔
26 中空孔
28 付勢部材収容部
28a 切欠部
30 補助リップ
32 第1潤滑剤供給孔
34 潤滑剤保持部材
36 付勢部材
40 回転軸
42 外周面
44 摺接面
46 軸受
48 軸受箱

Claims (5)

  1. 回転軸の外周面と該回転軸を軸受を介して支持する軸受箱の間を密封するシール部材であって、
    前記シール部材は、弾性体で形成されており、
    回転軸の外周側に配設される環状の基部と、
    該基部の内周面から前記回転軸の外周面に延出して前記回転軸に摺接する環状のリップ部とを有し、
    前記基部の周方向の少なくとも一部には、前記基部内部に周方向に延びている周孔を有しており、
    該周孔に潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材を配設することで潤滑剤収容部として構成されており、
    該潤滑剤収容部に対応する周方向位置の前記リップ部には、前記潤滑剤収容部から前記リップ部と前記回転軸が摺接する摺接面に向かって前記潤滑剤を供給する第1潤滑剤供給孔が形成されていることを特徴とするシール部材。
  2. 請求項1に記載のシール部材であって、
    前記基部、前記リップ部は、前記弾性体を押出成形することで形成されており、
    前記潤滑剤保持部材は、押出成形で形成された周孔に前記潤滑剤保持部材を挿入することにより、前記潤滑剤収容部に収容されることで潤滑剤が保持されることを特徴とするシール部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシール部材であって、
    前記リップ部は、軸方向に少なくとも二つのリップ部を有しており、
    前記二つのリップ部の一方には、前記回転軸に対し径方向外方から内方に向かって付勢する付勢部材を収容する付勢部材収容部が設けられていることを特徴とするシール部材。
  4. 請求項3に記載のシール部材であって、
    前記付勢部材収容部は、前記回転軸と前記軸受箱の間に装着される配置位置関係でみて、軸方向において前記軸受に近いリップ部の内部に周方向に向かって連通する中空孔によって構成されていることを特徴とするシール部材。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のシール部材であって、
    前記基部は、前記回転軸と前記軸受箱の間に装着される配置位置関係でみて、前記軸受と対向する軸方向端面のうち前記潤滑剤収容部に対応する位置に、前記軸受内部の潤滑剤を前記潤滑剤収容部に供給する第2潤滑剤供給孔が形成されていることを特徴とするシール部材。
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