JP2014064688A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣性を向上させる予告演出を実行できる遊技機を提供する。
【解決手段】予告情報の情報内容が予め定められた複数種類の予告情報候補を有し、ある種類の予告情報候補と当該ある種類とは異なる種類の予告情報候補との情報内容の一部又はすべてが相違するよう構成されている状況下、当該複数種類の予告情報候補に係る情報内容が変化する過程を表す画像であって、少なくとも当該相違する部分が分岐となって表されている分岐ルート表示画像を生成可能であり、予告情報を情報出力部へ出力するに際し、当該複数種類の予告情報候補の内から一の種類の予告情報を決定した場合、分岐ルート表示画像の一部又はすべてを情報出力部にて表示し、分岐ルート表示画像の表示部において遊技進行に伴い当該一の種類の予告情報の情報内容が変化している過程を報知する。
【選択図】図22

Description

遊技機に関する。
現在最も普及しているぱちんこ遊技機は、始動口(スタートチャッカー)に遊技球が入球したことを契機として、7セグ等の表示部上で「特別図柄」(或いは主遊技図柄)と称される図柄が変動表示され、当該特別図柄が特定態様(例えば「7」)となった場合、通常遊技状態よりも遊技者にとって利益状態の高い特別遊技状態{通常時は閉状態にある大入賞口(いわゆるアタッカー)が所定条件で開放する内容の遊技}に移行するタイプの機種(いわゆる「第一種ぱちんこ遊技機」)である。ここで、遊技者の利益に直結する特別図柄の表示制御の負担を軽減するために、前記の「特別図柄」とは別に、遊技の興趣性を高めるための演出用の「装飾図柄」と称される図柄が、前記特別図柄の変動とシンクロした形で、前記表示部よりもサイズが大きい液晶等のディスプレー上で変動表示される。そして、特別図柄の変動が開始されると装飾図柄もこれに合わせて変動を開始し、特別図柄が特定態様(例えば「7」)で停止した場合、装飾図柄もこれに合わせて所定態様(例えば「777」)で停止することとなる。そして、遊技者は、装飾図柄が所定態様で停止したことにより、特別遊技へ移行が確定したことを認識する。
ここで、当該仕組みはこの種のぱちんこ遊技機で共通するので、他種との差別化を図るためには、前記図柄の変動態様を含めた演出全般に対し、いかに工夫を凝らし高い興趣性を付与するかということに注力されている。例えば、装飾図柄の図柄変動と連動して実行され得る演出であって特別遊技への移行期待度等を示唆する画像表示を行う、いわゆる予告演出を実行する演出手法がその一つである。
特開2004−113359号公報 特開2007−167277号公報 特開2005−28186号公報
しかしながら、このような演出手法は従来から多用されているため、遊技の興趣性を向上させるためには更なる改善が必要であるという課題が存在する。
本態様に係る遊技機は、
情報を出力可能な一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技進行を制御する遊技進行制御手段(例えば、主制御装置1000)と、
遊技進行制御手段(例えば、主制御装置1000)による遊技進行と連動して情報出力部(例えば、演出表示手段2310)への情報出力を制御する手段であって、将来の遊技進行結果を報知又は示唆する情報である遊技進行に伴い情報内容が変化する予告情報を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)へ出力し得る情報出力制御手段(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
情報出力制御手段(例えば、演出表示制御手段2320)は、
予告情報の情報内容が予め定められた複数種類の予告情報候補を有し、ある種類の予告情報候補と当該ある種類とは異なる種類の予告情報候補との情報内容の一部又はすべてが相違するよう構成されている状況下、当該複数種類の予告情報候補に係る情報内容が変化する過程を表す画像であって、少なくとも当該相違する部分が分岐となって表されている分岐ルート表示画像を生成可能であり、予告情報を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)へ出力するに際し、当該複数種類の予告情報候補の内から一の種類の予告情報を決定した場合、分岐ルート表示画像の一部又はすべてを情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて表示し、分岐ルート表示画像の表示部において遊技進行に伴い当該一の種類の予告情報の情報内容が変化している過程を報知するよう制御し得る
ことを特徴とする遊技機である。
尚、より具体的な別態様を以下に挙げるが、これには何ら限定されることなく実施することが可能である。
即ち、本別態様は、
情報を表示可能な一又は複数の情報表示部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技進行を制御する遊技進行制御手段(例えば、主制御装置1000)と、
情報表示部への情報表示を制御する情報表示制御手段(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
情報表示制御手段(例えば、演出表示制御手段2320)は、
遊技進行制御手段(例えば、主制御装置1000)による遊技進行と連動して当該遊技進行に伴い表示内容が変化し得る第一表示情報と、第一表示情報が当該遊技進行に伴いどのタイミングでどのような態様に変化する可能性があるかを予告表示する第二表示情報と、を表示制御可能に構成されており、
情報表示制御手段(例えば、演出表示制御手段2320)は、
第二表示情報として、上流から下流に向けてルートが一又は複数箇所にて次第に分岐していく分岐ツリー表示画像を情報表示部上に表示した上で、遊技進行制御手段(例えば、主制御装置1000)による遊技進行に合わせ、当該分岐ツリー表示画像の上流から下流に向けてルート案内する案内動画像を表示し得るよう構成されており、ここで、ある第一表示情報として、当該ある第一表示情報の実行期間内のあるタイミングにて第一態様〜第N態様(N=2以上の整数)のいずれかに変化し得る可能性がある情報が情報表示部(例えば、演出表示手段2310)上で表示される場合、当該あるタイミングに先立ち情報表示部(例えば、演出表示手段2310)上に表示される第二識別情報として、当該あるタイミングに略到達する前はある分岐箇所より上流をルート案内し、当該あるタイミングに略到達したときには当該ある分岐箇所にさしかかるルート案内をし、当該あるタイミングに略到達した後は当該ある分岐箇所の下流をルート案内する画像を表示する制御を実行し得ることに加え、当該あるタイミングにて第一表示情報が第n態様(n=1〜Nのいずれかの整数)に変化した場合には、当該分岐箇所にて分岐した複数のルートの内、第n態様と対応したルートを案内する案内動画像を表示する制御を実行し得る
ことを特徴とする遊技機である。
本態様に係る遊技機によれば、いわゆる予告演出を実行する演出手法において、遊技の興趣性を更に向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での図柄変動中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図24は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理にて用いられるテーブル構成図である。 図25は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。 図26は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。 図27は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、演出進行状況を表す樹形図の表示イメージ図である。 図28は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図29は、本実施形態の変更例3に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。 図30は、本実施形態の変更例3に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での図柄変動中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。 図31は、第二実施形態に係る回胴式遊技機の正面図である。 図32は、第二実施形態に係る回胴式遊技機の機能ブロック図である。 図33は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図34は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での規定数投入制御処理のフローチャートである。 図35は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技開始制御処理のフローチャートである。 図36は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技内容決定処理のフローチャートである。 図37は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図38は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのリール回転動作開始制御処理のフローチャートである。 図39は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側でのリール回転動作停止制御処理のフローチャートである。 図40は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での入賞役判定制御処理のフローチャートである。 図41は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での払出制御処理のフローチャートである。 図42は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での払出制御処理にて用いられるテーブル構成図である。 図43は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技状態移行制御処理のフローチャートである。 図44は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、主制御装置側での遊技終了制御処理のフローチャートである。 図45は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図46は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作内容決定処理のフローチャートである。 図47は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図48は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での演出動作制御処理のフローチャートである。 図49は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での非特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。 図50は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での非特別遊技時演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。 図51は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図52は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理にて用いられるテーブル構成図である。 図53は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。 図54は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本特許請求の範囲及び本明細書における各用語の意義について説明する。まず、「情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよいが、好適には、視覚的なもの、例えば、数字、文字、図柄等の形状のあるものを挙げることができる。「情報出力部」とは、出力方法には何ら限定されず、例えば、発光手段(例えば液晶、LED、7セグ)の発光(発光の有無だけでなく、色の違いも含む)、物理的な表示(例えば、リール帯に描かれた図柄を所定位置に停止表示する)、音声出力装置(いわゆるスピーカー)等、を挙げることができる。「遊技進行を制御する主遊技部」とは、一般的には、主制御基板(いわゆるメイン基板)が相当するが、副制御基板(いわゆるサブ基板)においても、遊技者に付される利益率をコントロールする機能{例えば、回胴式遊技機(いわゆるスロットマシン)における成立役ナビゲーション機能(いわゆるAT機能)}を備えている場合には、当該コントロールする機能をも含む概念である。「予告情報(情報内容)」とは、例えば、本願出願時点での当業界における演出全般を意味し、典型的には、遊技の興趣性を高める画像や動画像{例えば、装飾図柄と称される演出用図柄の変動表示、演出用図柄の変動表示と連動して実行される各種演出(例えば、リーチ演出、予告演出等)}、音声、ランプ点灯、可動体役物の駆動動作、等を指す。「所定の乱数取得条件」とは、ぱちんこ遊技機においては、主に所定の入球口(主に始動口)への遊技球の入球となり、スロットマシンにおいては、主に遊技開始条件充足時(例えば、スタートレバー操作時)となる。また、主制御基板側のみならず副制御基板側での乱数取得をも含む概念である。「乱数」とは、遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「遊技状態」とは、例えば、ぱちんこ遊技機では、例えば、遊技が進行していない非遊技状態、遊技が進行している遊技状態、特別遊技状態(例えば、可変入賞口への所定個数の入賞及び/又は可変入賞口の開放又は開閉時間が所定時間に到達するまで、通常は閉状態である可変入賞口が開放し続けるか開閉する単位遊技を一又は複数回実行する遊技)、特別遊技状態への移行抽選確率が予め定められた値である非確率変動遊技状態、当該非確率変動遊技状態よりも特別遊技状態への移行抽選確率が高い確率変動遊技状態、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が無い非補助遊技状態(いわゆる普通図柄非時短状態)、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が有る補助遊技状態(いわゆる普通図柄時短状態、例えば、始動口に可変部材が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い、可変部材の開放当選確率が高い、可変部材の開放抽選の結果報知の時間が短い)、特別遊技への移行と関連した識別情報の変動時間(平均値)が予め定められた値である非時短状態(いわゆる特別図柄非時短状態)、演出モード状態(例えば、ミッションモード、潜伏確変を期待させるモード、保留結果の事前判定に基づく先読み演出モード)、の任意の一又は複数の組合せである。また、スロットマシンでは、例えば、遊技が進行していない非遊技状態、遊技が進行している遊技状態、特別遊技状態(例えば、ビックボーナス、レギュラーボーナス、シングルボーナス)、内部当選している役の成立を補助する補助遊技状態(例えば、AT状態、ART状態、或いは、これら状態への移行高確率状態、移行低確率状態)と補助しない非補助遊技状態、非特別遊技時における、リプレイの当選確率が所定値であるリプレイ当選確率低状態とリプレイの当選確率がリプレイ当選確率低状態時よりも高いリプレイ当選確率高状態(RT状態)、非特別遊技時における、小役の内部当選確率が所定値(例えば、小役毎に割当られた所定値)である小役確率低状態と当該小役確率低状態よりも小役の当選確率が高い(一部の小役についてのみでよく、また別の小役については当選確率が低くてもよい)小役確率高状態(例えば、CT)、特別遊技への移行抽選確率が所定値である非確率変動遊技状態と非確率変動遊技状態時の確率よりも移行抽選確率が確率変動遊技状態、等を挙げることができる。「予告画像の構成要素」とは、画像の色や形状又はデザイン、画像又は画像内のオブジェクトの移動方向(或いはオブジェクトが指し示す方向)、画像の移動速度や移動態様といった、画像の属性として視認できるものであれば特に限定されない。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2140、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置(第1入球検出装置)2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置(第2入球検出装置)2111と、第2主遊技始動口電動役物(電動役物)2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本例においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2主遊技始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置したがこれにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が略同一となるよう構成してもよいし、入球割合が相違するよう構成(いわゆる打ち分けタイプの構成)してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置(入球検出装置)2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄や小当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置(第1入賞検出装置)2121{第2大入賞口入賞検出装置(第2入賞検出装置)2221}と、第1大入賞口電動役物(第1電動役物)2122{第2大入賞口電動役物(第2電動役物)2222}と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる{例えば、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a(第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a)を励磁及び消磁することで実現可能に構成される}。尚、本実施形態では、大入賞口は二つ存在するが、第1主遊技に基づく特別遊技と第2主遊技に基づく特別遊技を一つの大入賞口で実行するよう構成してもよい。また、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(所謂、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。(但し、あくまで好適な態様であり、これには限定されない)。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われると共に、装飾図柄の保留球表示が行われる。具体的には、後述する演出表示制御手段2320の表示制御により、画面上に、装飾図柄の変動表示及び停止表示が実行される装飾図柄表示領域2311(不図示)と、第1主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第1保留表示部2312a(不図示)及び第2主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第2保留表示部2312b(不図示)と、が形成される。尚、演出表示装置2140は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2320と、主に演出表示を実行する演出表示装置(サブサブ制御部)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板1000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板2000と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニット290と、を主体として構成されている。尚、副制御基板2000は、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部2320と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2310の2つの制御部とを備えている。ここで、主制御基板1000、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2320及びサブサブ制御部2310には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板1000は、入賞口センサS{前述した第1主遊技始動口入球検出装置2211、第2主遊技始動口入球検出装置2111、補助遊技始動口入球検出装置2411、第1大入賞口入賞検出装置2121、第2大入賞口入賞検出装置2221、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、賞球はあるが図柄抽選を行わない入球口である)}、図示略する駆動ソレノイド(前述した、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a、第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板1000は、賞球払出制御基板3000と、副制御基板2000(サブメイン制御部2320・サブサブ制御部2310)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板2000にそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御基板1000は、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板1000と賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板1000とサブメイン制御部2320とは、主制御基板1000からサブメイン制御部2320への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出機構210と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付け賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置100とに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板内に、発射装置の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板と発射装置(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置100を別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板2000は、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2140と、スピーカ114と、遊技効果ランプ190、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板2000内にサブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを有しており、サブメイン制御部2320によりスピーカ114から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ190の点灯制御並びに、演出表示装置上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2310により、演出表示装置上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを、副制御基板2000にて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2310により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器D)、演出に係るサブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、15R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態、限定頻度遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第1主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第2主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく主遊技図柄の変動を優先するかを決定する主遊技図柄保留解除制御手段1154と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1153とを有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1153aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(大当り、小当り)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当り又は小当りに当選している{特別遊技(大当り、小当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り、小当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本実施形態においては、時短中には、非時短中と比較して、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時短は、第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する(時短回数制限無しの確率変動遊技を除く)。即ち、時短回数は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1主遊技状態一時記憶手段1191と、第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2主遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194とを有している。
ここで、第1主遊技状態一時記憶手段1191は、第1主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2主遊技状態一時記憶手段1192は、第2主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Dと、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示装置2310)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2320により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有する。
次に、補助遊技周辺機器Dは、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
ここで、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2322と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2323と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出表示関連情報一時記憶手段2324と、装飾図柄の変動態様に基づき各種演出の実行内容を決定するための演出動作内容決定用抽選テーブル2325(及び特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル2325a)と、演出の進行状況を報知するための演出進行状況表示制御手段2500と、サブサブ制御部2310側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。
次に、装飾図柄表示制御手段2322は、主制御装置1000側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2322aと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2322cと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2322dと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322aは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2322a−1を有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、装図保留情報表示制御手段2323は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2323aを有している。
次に、情報送受信制御手段2400は、サブサブ制御部2310への送信コマンドをバッファリングするための副コマンド送信用バッファ2401を更に有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2310は、演出表示装置2140上表示領域である装飾図柄表示領域2311、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bへ画像を表示する画像表示制御手段2313と、サブメイン制御部2320側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2450と、を有している。ここで、画像表示制御手段2313は、サブメイン制御部2320側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段2313aを更に有している。ここで、演出表示手段(サブサブ制御部)2310についての詳細な説明は割愛するが、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320側(特に、情報送受信制御手段2400)から送信された表示コマンドを、副情報送受信制御手段2450にて受信し、当該受信した表示コマンドに基づき、画像表示制御手段2313が表示すべき画像を生成し、装飾図柄表示領域2311や第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bにおける所定の表示領域(表示位置)にて表示するよう制御されることとなる。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段2310が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示手段2310は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
まず、図5は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ3002で、主制御装置1000は、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1300は、主制御基板1000のRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合は、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ3010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ3004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ3010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主遊技装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ3012で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ1000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ3020の処理に移行する。尚、ステップ3020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御装置1000は、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期の到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出機構210の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を行う。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1900の制御コマンド送信処理で、主制御装置1000は、前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部2320側に送信し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御装置1000は、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3606で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技入球口入球判定手段1113は、補助遊技入球口2410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技状態一時記憶手段1193を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bに一時記憶する。次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1に補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部2421上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、開放タイマ1162に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図8は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1312で、第1主遊技図柄保留手段1131は、当該第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1313で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1314で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技内容決定手段と同様に当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している。次に、ステップ1324で、第2主遊技図柄保留手段1132は、当該第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。次に、ステップ1325で、情報送信制御手段1300は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1313、ステップ1325にてサブメイン制御部2320へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図9は、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1401で、主遊技図柄保留解除制御手段1154は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1401でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1401でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。このように、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1主遊技図柄の保留の方が先でも)、第2主遊技図柄の保留消化を優先して実行するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1402で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中や図柄変動中でないことが条件となる。
次に、ステップ1414で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出し、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除すると共に、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1403で、当否抽選手段1135は、各遊技状態に対応する第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否(本例では、大当り又は小当り)抽選を実行する。
ここで、図11(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。また、第1主遊技側においては、特別遊技の実行前後における遊技状態が変化し得ない当りである小当りが当選し得るよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、大当り及び小当りの抽選方法についても特に限定されず、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行してもよいし、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1417で、特別遊技移行決定手段1135aは、当該主遊技図柄の当否抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の「当りフラグ」をオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
次に、ステップ1416−1で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。
ここで、図11(主遊技テーブル2)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、停止図柄決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、特別遊技時における最大実行ラウンド数の異なる複数の主遊技図柄候補(本例では、「1A、3A、7A」及び「1B、3B、7B」)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。ここで、大当り図柄「1A、1B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行しないこととなる態様である(以下、非確変大当り、と呼ぶことがある)一方、大当り図柄「3A、3B、7A、7B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行することとなる態様である(以下、確変大当り、と呼ぶことがある)。
次に、ステップ1416−2で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、限定頻度フラグとは、後述するように、主遊技図柄が特定の図柄(本例では、ハズレ時に選択される特定ハズレ図柄「S」としているが、当選時に選択される図柄であってもよい)で停止表示された場合であって、当該停止表示後から所定回数の図柄変動が終了するまでオンとなるフラグである。ステップ1416−2でYesの場合、ステップ1416−3で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、各遊技状態に対応する第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第1主遊技内容決定乱数)(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1419に移行する。他方、ステップ1416−2でNoの場合、ステップ1416−4で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、主遊技図柄の変動態様として所定の変動時間値(例えば、10秒)となる「特定変動態様SP」を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1419に移行する。
ここで、図11(主遊技テーブル3)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、変動態様決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果及び主遊技時短フラグ状態に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易く、主遊技時短フラグがオフである場合(時短遊技状態)には相対的に変動時間が短時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。
次に、ステップ1419で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1434でYesの場合、ステップ1437で、情報送信制御手段1300は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1438で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。
次に、ステップ1448−1で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1448−1でYesの場合、ステップ1448−2で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)を参照し、当該図柄変動の停止図柄が特定の図柄(本例では、特定ハズレ図柄「S」)であるか否かを判定する。ステップ1448−2でYesの場合、ステップ1448−3で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグをオンにし、ステップ1450に移行する。他方、ステップ1448−1でNoの場合、ステップ1448−4で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、限定頻度フラグがオンとなった後であって所定回数(例えば、10回)の図柄変動終了時であるか否かを判定する。ステップ1448−4でYesの場合、ステップ1448−5で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、遊技状態一時記憶手段1190内の限定頻度フラグをオフにし、ステップ1450に移行する。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1434又はステップ1448−4でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、ステップ1444でNoの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図12は、図5におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の主遊技時短フラグ及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1462で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190内の補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図13は、図5におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上に表示された主遊技図柄が停止したか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1505で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容(例えば、当たり図柄に対応した最大ラウンド数や、各ラウンドにおける大入賞口の開閉態様)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。
次に、ステップ1510で、特定遊技終了条件判定手段1181は、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」図柄)でないか否かを判定する。ステップ1510でYesの場合、ステップ1552及びステップ1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。そして、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当りフラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図14は、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1624の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222を駆動して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放し、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットする。次に、ステップ1624で、情報送信制御手段1300は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットして、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222の駆動を停止して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、確率変動大当り及び時間短縮変動大当りの場合は第15ラウンド、突然確率変動大当りの場合は第2ラウンド)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図15は、図14におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、特別遊技の開始時における停止図柄を確認する。次に、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」)でないか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が確変大当り図柄(本例では、「3A、3B、7A、7B」)であるか否かを判定する。ステップ9012でYesの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオンにし、ステップ9020に移行する。他方、ステップ9012でNoの場合には、ステップ9020に移行する。次に、ステップ9020で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が潜伏確変大当り図柄(確率変動遊技状態に移行する一方、時間短縮遊技に移行しない大当り図柄であり、本例では、「3A」とする)であるか否かを判定する。ステップ9020でYesの場合には、ステップ9022〜ステップ9026の処理(後述する時間短縮遊技に移行させる処理)を実行せず、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ9020でNoの場合、ステップ9022で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に所定値(本例では、100)をセットする。次に、ステップ9024で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9026で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bの補助遊技時短フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ9010でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図16〜図26を参照して、サブメイン制御部2320側で実行される制御処理を説明する。まず、図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブ基板側での初期処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、ステップ4500で、サブメイン制御部2320は、メイン側から電源投入時に送信されたコマンドに基づき、各種初期設定処理(例えば、ラムクリア情報が送信された場合には、サブメイン制御部2320側でバックアップされている情報をクリアする、或いは、各種情報コマンドが送信された場合には、各種演出の復帰処理等を実行する)を実行し、その後はサブメイン制御部2320の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ5600で、演出表示制御手段2320は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ5700で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ5800で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6000で、演出表示制御手段2320は、後述する図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6200で、演出表示制御手段2320は、後述する図柄変動中演出進行状況表示制御処理を実行する。次に、ステップ6400で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次に、ステップ6600で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6800で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中演出進行状況表示制御処理を実行する。次に、ステップ7000で、演出表示制御手段2320は、後述する各処理でセットされた表示コマンドをサブサブ制御部側に送信し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2320の割り込み処理であり、前述した主制御基板1000のSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2320のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部2320のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部2320は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部2320は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段2321a)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する(又は、電源断待ちのループ処理を実行する)。
次に、図17は、図16でのステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ5602で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ5602でYesの場合、ステップ5604で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ5606で、装図保留情報表示制御手段2323は、主制御装置1000側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶し、ステップ5620に移行する。他方、ステップ5602でNoの場合、ステップ5610で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ5610でYesの場合、ステップ5612で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ5614で、装図保留情報表示制御手段2323は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2323aから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ5616で、演出表示制御手段2320は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグ領域にアクセスし、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5620に移行する。次に、ステップ5620で、装図保留情報表示制御手段2323は、演出表示手段2310を駆使して演出表示装置2140上(特に、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)に、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ5700の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ5610でNoの場合には、ステップ5620に移行する。
次に、図18は、図16でのステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5702で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5702でYesの場合、ステップ5704で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ5706で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)を参照して、装飾図柄の停止図柄(例えば、大当りである場合には「7・7・7」や「1・1・1」等のゾロ目、小当りやハズレである場合には「1・5・3」等のバラケ目)及び変動態様(例えば、主遊技図柄の変動態様が「A1」である場合には「非リーチ(10秒)」、主遊技図柄の変動態様が「A2」である場合には「ノーマルリーチ(30秒)」、主遊技図柄の変動態様が「A3」である場合には「スーパーリーチ(60秒)」)を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶する。
次に、ステップ5707で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a及び演出動作内容決定用抽選テーブル2325を参照し、主遊技側の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、演出内容を決定すると共に、表示更新タイミング及び表示更新内容を導出し、演出表示関連情報一時記憶手段2324内に一時記憶する。
ここで、図19(演出テーブル1)は、演出動作内容決定用抽選テーブル2325の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、主制御装置1000側から送信された主遊技図柄の当否結果、装飾図柄の変動態様に基づき、複数の演出内容候補の内から一の演出内容を決定可能に構成されている。例えば、主遊技図柄の当否結果=「ハズレ」であり、装飾図柄の変動態様=「ノーマルリーチ(30秒)」であった場合、サブメイン制御部2320側で生成した乱数値が「0〜499」であった際には、演出内容=「演出N−1」と決定される。また、演出内容=「演出N−1」と決定された場合、例えば、「表示更新タイミング=図柄変動開始から3秒後」において「表示更新内容=予告画像表示1(例えば、セリフ予告画像)」が導出(セット)され、後述するように、当該セットされた内容に基づき、主遊技図柄の変動と連動して各種演出表示が実行されることとなる。ここで、夫々の演出内容においてセットされ得る各種演出表示の内容を比較すると明らかなように、ある演出内容と当該ある演出内容と異なる演出内容とは、各種演出表示の内容の一部が相違するよう構成されており(又はすべてが相違するよう構成されてもよい)、当該相違する部分を遊技者が視認することで、いずれの演出内容が実行されているのかを推測可能に構成されているのである。尚、本例に示されるように、主遊技図柄の当否結果=「ハズレ」の場合において、演出内容(番号)の末尾が小さいものほど選択され易いよう構成し、主遊技図柄の当否結果=「当り」の場合において、演出内容(番号)に拘わらず略均等に選択されるよう構成した場合には、演出内容(番号)の末尾が大きくなるほど大当り期待度が高くなるよう構成することが可能であることを補足しておく。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ5708で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5702でNoの場合にも、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
次に、図20は、図16のステップ5800のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ5802で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5802でYesの場合、ステップ5804で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ5806で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ5809で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dをスタートし、ステップ5810に移行する。尚、ステップ5802でNoの場合にも、ステップ5810に移行する。
次に、ステップ5810で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5810でYesの場合、ステップ5812で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322c及び演出表示関連情報一時記憶手段2324を参照し、装飾図柄や演出の各表示更新タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5812でYesの場合、ステップ5814で、装飾図柄表示制御手段2322は、当該表示更新タイミングに到達した表示更新内容に係る表示コマンドを、サブサブ制御部2310側に送信するための副コマンド送信用バッファ2401にセット(画像表示を実行)し、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5812でNoの場合にも、ステップ5830に移行する。
次に、ステップ5830で、装飾図柄表示制御手段2322は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ5830でYesの場合、ステップ5832で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5834で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6000の図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ5810又はステップ5830でNoの場合にも、次の処理(ステップ6000の図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。
次に、図21は、図16におけるステップ6000のサブルーチンに係る、図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャート及び表示画像イメージ図である。まず、ステップ6002で、演出進行状況表示制御手段2500は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄変動中フラグがオフからオンに変化したか否か、換言すれば、装飾図柄の図柄変動が開始されたか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出進行状況表示制御手段2500は、装図表示関連情報一時記憶手段2324を参照し、前述したステップ5707で決定された演出内容を確認する。次に、ステップ6006で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)を決定する。
ここで、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)の一例として、同図右上にて表示画像イメージ図を示す。本例に示されるように、演出進行分岐パターン表示内容とは、ある演出内容が決定された場合において、当該決定時において選択され得るものであった複数の演出内容候補(例えば、演出内容「演出S−1」〜「演出S−12」)の演出パターンを樹形図で表したものである。ここで、当該樹形図は、ある演出内容と当該ある演出内容と異なる演出内容とが相違する点において分岐する形にて表現されている。例えば、演出内容「演出S−1」と演出内容「演出S−5」との画像表示内容を比較した場合、両者は図柄変動3秒後において表示される予告画像の種類が異なっており、本例では、当該相違することを表現するために、始点と終点とを結ぶ線状の画像であって、当該線状の画像の長さを総変動時間(60秒)と対応させた画像(長さ60cmの画像)において、始点からの距離が3cmの点において分岐するツリー構造の画像となるよう構成されているのである(その他の相違点においても同様であるため、このような樹形図となって表することが可能となる)。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6008で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行ルート(軌道データ)を決定する。
ここで、演出進行ルート(軌道データ)の一例として、同図右下にて軌道データイメージ図を示す。本例に示されるように、演出進行ルートとは、ある演出内容が決定された場合において、当該ある演出内容が前述した樹形図におけるいずれの分岐を辿るものであるかを表すものである。例えば、演出内容「演出S−8」が決定された場合、演出内容「演出S−1」〜「演出S−12」の演出パターンを樹形図で表した前述のイメージ図において、同図の図中の黒線部分が該当することになる。尚、前述のイメージ図の表示座標を基準とすることで、当該黒線部分を軌道データ(時間推移に伴う表示座標の変化)として表すことが可能である。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6010で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある図柄変動中演出進行状況表示内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ6200の図柄変動中演出進行状況表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合にも、次の処理(ステップ6200の図柄変動中演出進行状況表示制御処理)に移行する。
次に、図22は、図16のステップ6200のサブルーチンに係る、図柄変動中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、図柄変動中演出進行状況表示内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある図柄変動中演出進行状況表示内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6206で、演出進行状況表示制御手段2500は、前記ステップ6006で決定された画像データに係る表示コマンドをセットする(所定の表示領域1にて画像表示を実行する)。次に、ステップ6208で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある図柄変動中演出進行状況表示中フラグをオンにし、ステップ6210に移行する。他方、ステップ6202でNoの場合にも、ステップ6210に移行する。
次に、ステップ6210で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、図柄変動中演出進行状況表示中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6210でYesの場合、ステップ6212で、演出進行状況表示制御手段2500は、装図変動時間管理タイマ2322dのタイマ値Tを確認する。次に、ステップ6214で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該確認したタイマ値Tが未リセットであるか否か、換言すれば、主遊技図柄が停止していないか否かを判定する。ステップ6214でYesの場合、ステップ6216で、演出進行状況表示制御手段2500は、タイマ値T及びステップ6008で決定した軌道データに基づき、現在の演出実行点に係る表示コマンドをセット(所定の表示領域1にて画像表示を実行)し、次の処理(6400の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
ここで、同図右は画像表示の一例(演出内容「演出S−8」が決定された場合において、演出内容「演出S−1」〜「演出S−12」に係る演出進行分岐パターン表示内容、及び、演出内容「演出S−8」に係る演出進行ルートに基づく画像表示の一例)である。本例に示されるように、装飾図柄の変動が開始すると、表示領域1上で演出進行分岐パターン表示内容が表示される(同図右1段目〜2段目)。また、演出の経過時間に応じて、演出の現在の実行点を表す矢印が、演出進行分岐パターン表示内容上を左から右に進行するよう表示され、分岐点と対応した表示更新タイミングにおいて、予告画像表示が実行される際には、当該矢印が当該分岐点を通過するよう表示されることとなる(同図右2段目〜3段目)。そして、更なる演出の経過時間に応じて、演出の現在の実行点を表す矢印が、演出進行分岐パターン表示内容上を左から右に進行するよう表示され、分岐点と対応した表示更新タイミングにおいて、リーチ画像表示が実行される際には、当該矢印が当該分岐点を通過するよう表示されることとなる(同図右3段目〜4段目)。
フローチャートの説明に戻ると、ステップ6214でNoの場合、ステップ6218で、演出進行状況表示制御手段2500は、表示クリアコマンドをセット(所定の表示領域1の表示内容をクリア)する。次に、ステップ6220で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある図柄変動中演出進行状況表示中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6400の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6210でNoの場合にも、次の処理(ステップ6400の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図23は、図16のステップ6400のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理の特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6402で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6402でYesの場合、ステップ6404で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6404でYesの場合、ステップ6406及びステップ6408で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2140上で大当り開始表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6410で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321a及び演出動作内容決定用抽選テーブル2325を参照し、大当り図柄に基づいて特別遊技中の演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容を導出して演出表示関連情報一時記憶手段2324内に一時記憶し、ステップ6412に移行する。尚、ステップ6402でNoの場合にも、ステップ6412に移行する。
ここで、図24(演出テーブル2)は、特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル2325aの一例である(特に、非確変大当りである大当り図柄「1A・1B」についてのみ記載)。本例に示されるように、本実施形態においては、主制御装置1000側から送信された主遊技図柄の停止図柄(大当り図柄)に基づき、複数の演出内容候補の内から一の演出内容を決定可能に構成されている。例えば、主遊技図柄の停止図柄=「1A又は1B」であった場合、サブメイン制御部2320側で生成した乱数値が「0〜299」であった際には、演出内容=「演出B−1」と決定される。また、演出内容=「演出B−1」と決定された場合、例えば、「表示更新タイミング=3ラウンド目開始時」において「表示更新内容=ストーリー演出画像表示1(例えば、ムービー画像)」が導出(セット)され、後述するように、当該セットされた内容に基づき、特別遊技中のラウンド進行と連動して各種演出表示が実行されることとなる。ここで、夫々の演出内容においてセットされ得る各種演出表示の内容を比較すると明らかなように、ある演出内容と当該ある演出内容と異なる演出内容とは、各種演出表示の内容の一部が相違するよう構成されており(又はすべてが相違するよう構成されてもよい)、当該相違する部分を遊技者が視認することで、いずれの演出内容が実行されているのかを推測可能に構成されているのである。尚、本例に示されるように、主遊技図柄の停止図柄=「1A又は1B(非確変大当り)」の場合において、演出内容(番号)の末尾が小さいものほど選択され易いよう構成し、主遊技図柄の停止図柄=「7A、7B(確変大当り)」の場合において、演出内容(番号)に拘わらず略均等に選択されるよう構成した場合には、演出内容(番号)の末尾が大きくなるほど確率変動状態への移行期待度が高くなるよう構成することが可能であることを補足しておく。
次に、ステップ6412で、演出表示制御手段2320は、ステップ6410で決定した内容に基づき、特別遊技中のラウンド進行と連動して表示更新内容に係る表示コマンドをセット(画像表示を実行)する。次に、ステップ6414で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6414でYesの場合、ステップ6416で、演出表示制御手段2320は、演出表示装置2140上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6418で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6600の特別遊技中演出進行状況表示制御手段)に移行する。尚、ステップ6404又はステップ6414でNoの場合にも、次の処理(ステップ6600の特別遊技中演出進行状況表示制御手段)に移行する。
次に、図25は、図16のステップ6600のサブルーチンに係る、特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6602で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフからオンに変化したか否か、換言すれば、特別遊技に係る演出が開始されたか否かを判定する。ステップ6602でYesの場合、ステップ6604で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324を参照し、前記ステップ6410で決定された演出内容を確認する。次に、ステップ6606で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行分岐パターン表示内容(画像表示)を決定する。
ここで、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)の一例として、同図右上にて表示画像イメージ図を示す。本例に示されるように、特別遊技中における演出進行分岐パターン表示内容とは、ある演出内容が決定された場合において、当該決定時において選択され得るものであった複数の演出内容候補(例えば、演出内容「演出B−1」〜「演出B−12」)の演出パターンを樹形図で表したものである。ここで、当該樹形図は、ある演出内容と当該ある演出内容と異なる演出内容とが相違する点において分岐する形にて表現されている。例えば、演出内容「演出B−1」と演出内容「演出B−5」との画像表示内容を比較した場合、両者は3ラウンド目開始時において表示されるムービー画像の種類が異なっており、本例では、当該相違することを表現するために、始点と終点とを結ぶ線状の画像であって、当該線状の画像の長さを特別遊技の進行状況{例えば、1ラウンド30秒+(開始、終了)デモ時間+}と対応させた画像(長さ18cmの画像)において、始点からの距離が3cmの点において分岐するツリー構造の画像となるよう構成されているのである(その他の相違点においても同様であるため、このような樹形図となって表することが可能となる)。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6608で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行ルート(軌道データ)を決定する。
ここで、演出進行ルート(軌道データ)の一例として、同図右下にて軌道データイメージ図を示す。本例に示されるように、特別遊技中における演出進行ルートとは、ある演出内容が決定された場合において、当該ある演出内容が前述した樹形図におけるいずれの分岐を辿るものであるかを表すものである。例えば、演出内容「演出B−8」が決定された場合、演出内容「演出B−1」〜「演出B−12」の演出パターンを樹形図で表した前述のイメージ図において、同図の図中の黒線部分が該当することになる。尚、前述のイメージ図の表示座標を基準とすることで、当該黒線部分を軌道データ(時間推移に伴う表示座標の変化)として表すことが可能である。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6610で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ6800の特別遊技中演出進行状況表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6602でNoの場合にも、次の処理(ステップ6800の特別遊技中演出進行状況表示制御処理)に移行する。
次に、図26は、図16のステップ6800のサブルーチンに係る、特別遊技中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6802で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6802でYesの場合、ステップ6804で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6806で、演出進行状況表示制御手段2500は、前記ステップ6606で決定された画像データに係る表示コマンドをセットする(所定の表示領域2にて画像表示を実行する)。次に、ステップ6808で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示中フラグをオンにし、ステップ6810に移行する。他方、ステップ6802でNoの場合にも、ステップ6810に移行する。
次に、ステップ6810で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中演出進行状況表示中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6810でYesの場合、ステップ6812で、演出進行状況表示制御手段2500は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、現在実行中のラウンド数Rを確認する。次に、ステップ6814で、演出進行状況表示制御手段2500は、新たなラウンドが開始されたか否か、換言すれば、特別遊技が実行中か否かを判定する。ステップ6814でYesの場合、ステップ6816で、演出進行状況表示制御手段2500は、ラウンド数R及びステップ6608で決定した軌道データに基づき、現在の演出実行点に係る表示コマンドをセット(所定の表示領域2にて画像表示を実行)し、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
ここで、同図右は画像表示の一例(演出内容「演出B−8」が決定された場合において、演出内容「演出B−1」〜「演出B−12」に係る演出進行分岐パターン表示内容、及び、演出内容「演出B−8」に係る演出進行ルートに基づく画像表示の一例)である。本例に示されるように、特別遊技が開始されると、表示領域2上で演出進行分岐パターン表示内容が表示される(同図右1段目)。また、特別遊技の進行に応じて、演出の現在の実行点を表す矢印が、演出進行分岐パターン表示内容上を左から右に進行するよう表示され、分岐点と対応した表示更新タイミングにおいて、ムービー画像表示が実行される際には、当該矢印が当該分岐点を通過するよう表示されることとなる(同図右2段目〜4段目)。
フローチャートの説明に戻ると、ステップ6814でNoの場合、ステップ6818で、演出進行状況表示制御手段2500は、特別遊技終了時にて表示クリアコマンドをセット(所定の表示領域2の表示内容をクリア)する。次に、ステップ6820で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出表示関連情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ6210でNoの場合にも、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
(作用)
以上のように構成することで、本実施形態によれば、図柄変動中において、当該変動に係る演出の進行状況及び当該演出がとり得る演出の種類・分岐の全体像を表す樹形図を、演出表示装置2140上で表示可能に構成されていると共に、特別遊技の実行中においては、当該特別遊技に係る演出の進行状況及び当該演出がとりうる演出の種類・分岐の全体像を表す樹形図を、演出表示装置2140上で表示可能に構成されている。そのため、遊技者は今回の変動(特別遊技に係る演出)で、どういう分岐があるのか、どういう経路をたどっているのかを確認することができ、変動時間(ラウンド数)経過と、現在の演出進行状況を確認することが可能となり、遊技者にとって安心して遊技を行うことができる分かり易い遊技機を提供することができることとなる。また、特に、特別遊技に係る演出中には、ランクアップによる昇格演出を示唆することにより、従来は単調になりがちであった特別遊技中にも、遊技者に期待感を感じさせることができ、遊技の興趣性を向上させることができることとなる。
尚、本例はあくまで一例であり、これには限定されない。特に、本例にて示した樹形図は、分岐する度にルートが増えるツリー形状を成しているが、これには限定されず、一旦分岐した後に再度同一のルートに合流するような形状であってもよいし、あみだくじのように複数のルート間を行き来するような形状であってもよい。また、例えば、演出進行分岐パターンにて示される経路の表示色を変更することで、現在の演出の期待度や、分岐先の演出の期待度を示唆することができ、遊技の興趣性を更に向上させることができることとなる(例えば、経路の表示色による大当り期待度:白<青<黄<赤、等)。また、演出進行分岐パターン上に、役物動作やランクアップボーナスのタイミングを示唆する表示をするよう構成してもよいし、その場合、当該表示の表示色、フォント等を期待度に応じて変更可能にしてもよい。また、演出の分岐パターンや期待度を知りたくない遊技者を考慮し、演出進行分岐パターン表示の有無を選択できる手段を設けることも好適である(例えば、演出ボタン、十字キーによって選択可能に構成する)。
(変更例1)
尚、本実施形態においては、演出の進行状況の表示態様には様々な態様が考えられる。そこで、考えられる表示態様の構成を、本実施形態からの変更例1とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
図27は、演出の進行状況の表示態様の一例である。まず、同図左は、部分表示の態様に係る画像表示例である。当該態様では、図柄の変動が開始しても演出進行分岐パターンの全体像は表示されず、演出進行分岐パターンの一部が表示される。そして、現在の演出実行点を表す軌道データが進行する(本例では左から右に進行する)にしたがって、演出進行分岐パターンの全体像が徐々に表示されることとなる。当該態様は、演出のとり得るパターンを遊技者に分かり難くしたい場合等に好適である。また、本例はあくまで一例であり、これには限定されない。例えば、本例では、現在の演出実行点と変動時間が同程度の部分まで表示されるよう構成されているが、軌道データの周囲だけを表示するよう構成してもよい(例えば、軌道データの周囲3cm)。
次に、同図中は、保留表示灯との連動表示の態様に係る画像表示例である。当該態様では、保留に係る変動が開始する際に、当該保留表示が演出進行分岐パターン表示に変化し、変動が終了すると、通常の保留表示に戻ることとなる。当該態様は、保留と変動に係る演出進行分岐パターンとの関連性を強調することで、遊技者にとって更に分かり易い演出を行いたい場合等に好適である。
また、本例はあくまで一例であり、これには限定されない。例えば、演出進行分岐パターンを縦に表示してもよい。同図右は、レイアウト違いの態様に係る画像表示例である。当該態様では、演出進行分岐パターンの表示を縦(本例では、下から上)に表示し、軌道データも下から上に進行していくこととなる。当該態様は、演出進行分岐パターンが軌道データの進行方向に長い場合であって、装飾図柄の表示領域を大きく確保したい場合等に好適である。また、保留表示が演出進行分岐パターン表示に変化する際に、爆発等の演出を実行してもよく、その際には、当該爆発の大きさや色等によって期待度を示唆するよう構成してもよい。
(変更例2)
また、サブ側にバックアップを設け、演出内容と変動開始からの変動経過時間とをRAMに記憶する手段を設けることで、変動中に電源断及び復帰が行われた場合、演出内容から変動時間がわかり、記憶していた変動経過時間を減算することにより、表示を再開する現在地点を算出することができる。そこで、このような構成の一例を、本実施形態からの変更例2とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
ここで、本実施形態からの変更例2に係る遊技機において、演出進行状況表示制御手段2500は、電源断時に実行中の演出内容及び装図変動時間を記憶するためのバックアップ領域2500aを有している。
次に、図28は、本実施形態からの変更例2における、サブメイン制御部2320が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ4002(変2)、ステップ4004(変2)、ステップ4006(変2)、ステップ4008(変2)、ステップ8000(変2)、ステップ8002(変2)、ステップ8004(変2)及びステップ8006(変2)についてであり、その目的は、電源断時に、サブ側で実行中の演出内容及び装図変動時間をバックアップし、電断復帰時には当該バックアップ情報に基づき、演出を再開することである。
まず、電源断時にサブメイン制御部側で実行される、同図(d)のINT割り込み時処理(電源断時)について説明する。即ち、電源断時において、ステップ8002(変2)で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2324を参照し(例えば、図柄変動中進行状況表示中フラグを参照し)、図柄変動中演出進行状況表示中であるか否かを判定する。ステップ8002(変2)でYesの場合、ステップ8004(変2)で、演出表示制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2324を参照し、ステップ5007で決定された演出内容をバックアップ領域2500aにバックアップ情報として退避させる。次にステップ8006(変2)で、演出表示制御手段2320は、装図変動時間管理タイマ2322dを参照し、装図変動時間タイマ値をバックアップ領域2500aにバックアップ情報として退避させ、電断待ちループに移行する。尚、ステップ8002(変2)でNoの場合にも、当該電断待ちループに移行する。
次に、同図(a)で行われる処理における、本実施形態からの変更点について説明する。即ち、ステップ4500の実行後、ステップ4002(変2)で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側がRAMクリア非実行であるか否かを判定する。ステップ4002(変2)でYesの場合、ステップ4004(変2)で、演出表示制御手段2320は、バックアップ領域2500aを参照し、演出内容及び装図変動時間のバックアップ情報があるか否かを判定する。ステップ4004(変2)でYesの場合、ステップ4006(変2)で、演出表示制御手段2320は、バックアップ領域2500a内にバックアップされた演出内容に基づき、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)及び演出進行ルート(軌道データ)を復元する。次に、ステップ4008(変2)で、演出表示制御手段2320は、バックアップ領域2500a内にバックアップされた装図変動時間タイマ値、及び当該復元した軌道データに基づき、現在の演出実行点を復元し、ステップ5000に移行する。尚、ステップ4002(変2)及びステップ4004(変2)でNoの場合にもステップ5000に移行する。
以上のように変更することで、本実施形態からの変更例2に係る遊技機によれば、電源断時に、サブ側で実行中の演出内容及び装図変動時間をバックアップし、電断復帰時には当該バックアップ情報に基づき、演出進行分岐パターン、軌道データ及び電断時の演出実行点を復元し、電断時の演出進行状況から遊技を再開することができることとなる。尚、本例はあくまで一例であり、これには限定されない。例えば、本例ではサブ側にバックアップ領域を設けたが、メイン側にバックアップ領域を設け、演出内容及び変動時間をバックアップするように構成してもよい。
(変更例3)
また、演出進行分岐パターンを樹形図等で視覚的に分かり易く表示可能な状況下、遊技者が既に見たことのある演出と、未だ見たことのない演出との経路表示を異ならせることで、演出進行分岐パターンを更に把握しやすくすることが可能である。そこで、このような構成の一例を、本実施形態からの変更例3とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
ここで、本実施形態からの変更例3に係る遊技機において、演出進行状況表示制御手段2500は、実行済演出と未実行の演出とを管理するための演出コンプリート管理用テーブル2500bを有している。
まず、図29は、本実施形態からの変更例3における、図16のステップ6000のサブルーチンに係る、図柄変動中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。初めに、本実施形態からの変更点は、ステップ6012(変3)、ステップ6014(変3)及びステップ6016(変3)についてであり、その目的は、実行済演出を確認・更新することである。即ち、ステップ6010の実行後、ステップ6012(変3)で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出コンプリート管理用テーブル2500bを参照し、未選択でない(選択有無=有)演出内容、換言すれば、既に実行された演出内容を取得する。次に、ステップ6014(変3)で、演出進行状況表示制御手段2500は、当該取得した演出内容に基づき、既出進行ルート(軌道データ)を取得する。次に、ステップ6016(変3)で、演出進行状況表示制御手段2500は、ステップ5707で決定された演出内容に基づき、演出コンプリート管理用テーブル2500bを更新し、次の処理(ステップ6200の図柄変動中演出進行状況表示制御処理)に移行する。ここで、同図右は演出コンプリート管理用テーブル2500bのイメージ図である。選択された演出内容(実行済演出内容)は選択有無=有と記録される。
次に、図30は、本実施形態からの変更例3における、図16のステップ6200のサブルーチンに係る、図柄変動中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ6207(変3)についてであり、その目的は、実行済の演出に係る演出進行分岐パターンの経路の表示態様を変更することである。即ち、ステップ6206の実行後、ステップ6207(変3)で、演出進行状況表示制御手段2500は、ステップ6014(変3)で取得した既出進行ルートを報知する(例えば、変色、変形させる)表示コマンドをセットし、ステップ6208に移行する。ここで、同図右は、既出進行ルートを報知する場合の画像表示の一例である。本例では、既出進行ルートが点線によって表示されている。
以上のように変更することで、実行した演出内容を演出コンプリート管理用テーブル2500bで記憶・参照して、演出進行分岐パターンの表示上で既出進行ルートを報知することができ、遊技者にとって演出進行分岐パターンを把握しやすい演出を提供することが可能となる。
尚、本例はあくまで一例であり、これには限定されない。例えば、すべての演出を実行(演出コンプリート)した場合には、特殊な演出を行ったり、次回大当り時の時短回数を優遇する等の特典を付与することで、遊技者の遊技継続意欲を高めるよう構成してもよい。また、本例では、演出コンプリート管理用テーブル2500bは、RAMクリアによってリセットする(すべての演出内容を選択有無=無とする)よう構成されているが、これには限定されず、例えば、図柄変動中でない、且つ、遊技球の打ち出しが一定時間(例えば、2分間)行われなかった場合に演出コンプリート管理用テーブル2500bをリセットするよう構成してもよい。また、各個人用の演出コンプリート管理用テーブルをサーバ上で管理し、遊技機へのID及びパスワードの入力や、ICカード又は携帯端末(例えば、携帯電話等)による通信等で当該個人用テーブルを保存・復元可能に構成してもよい。
また、演出の実行中に、遊技者の入力(例えば、ボタン、十字キー、レバー等)によって、当該演出に係る軌道データを操作できるよう構成することで、未だ見ていない演出ルートや、遊技者の好みの演出ルートや、演出時間の短い演出ルート(遊技者が急いでいる場合等)を選択できるように構成してもよい。その場合、演出の期待度に基づいて、軌道データ操作の成功・失敗の抽選を実行するよう構成(例えば、大当り期待度75%のリーチ演出に軌道データを操作する場合、当該変動が大当りに係る変動であれば軌道データ操作の成功率75%、ハズレに係る変動であれば軌道データ操作の成功率25%と構成)することが好適であり、また、新たな遊技性を創出することができることとなる。
尚、本実施形態では、ぱちんこ遊技機について例示しているが、回胴式遊技機(所謂、スロットマシン)においても同様に適用することが可能である。そこで、以下、第二実施形態(単に実施形態と呼ぶことがある)として、回胴式遊技機における構成について例示しておく。
ここで、各構成要素について説明する前に、第二実施形態に係る回胴式遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図31を参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の前面側の基本構造を説明する。回胴式遊技機1は、主に遊技機枠と遊技機枠内に設置されたリールユニットで構成される。以下、これらを順に説明する。
次に、回胴式遊技機1の遊技機枠は、外枠10、扉(ドア)100、メダル受け皿104、を含む。まず、外枠10は、回胴式遊技機1を設置すべき位置に固定するための枠体である。次に、扉100は、外枠10の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠10に開閉可能に取り付けられる。ここで、図示しないが、外枠10と扉100との接合部には、扉100の開閉状態を検出可能なセンサ(扉開閉センサ)が設けられている。また、扉100には鍵穴106が設けられており、鍵穴106の形状と整合するキー(ドアキー)を鍵穴106に差し込む{加えて、所定の方向(例えば、時計回り)にひねる}ことで、扉100を開放状態とすることが可能となる。更に、第二実施形態においては、ドアキーを鍵穴106に差し込む{加えて、所定の方向(例えば、反時計回り)にひねる}ことで、エラー状態を解除することができるよう構成されている。次に、メダル受け皿104は、放出口108から放出された遊技媒体(遊技メダル、或いは単にメダルと呼ぶことがある)の受け皿である。
次に、扉100は、遊技状態を視認可能にするための機構、遊技媒体の入力を可能にするための機構、リールユニットを操作するための機構、等を含む。具体的には、遊技状態を視認可能にするための機構として、リール窓110、投入数表示灯202、操作状態表示灯204、特別遊技状態表示装置206、払出数表示装置208、貯留数表示装置210等が取り付けられている。また、遊技媒体の入力を可能にするための機構として、メダル投入口2150、ベットボタン2130が取り付けられている。そして、リールユニットを操作するための機構として、スタートレバー2140、停止ボタンユニット2120が取り付けられている。以下、各要素について詳述する。
<遊技状態を視認可能にするための機構>
次に、リール窓110は、扉100の一部を構成する合成樹脂等によって形成された透明な部材であり、リール窓110を通して遊技機枠内に設置されたリールユニットを視認可能に構成されている。また、投入数表示灯202は、LEDによって構成されており、現在ベット(一の遊技を開始するために必要な遊技メダルを投入すること)されているメダル数と同数のLEDが点灯するよう構成されている。また、操作状態表示灯204は、LEDによって構成されており、現在の操作状態(メダル受付可否状態、再遊技入賞状態、遊技開始ウェイト状態等)に応じて点灯・消灯するよう構成されている。また、特別遊技状態表示装置206は、7セグメントディスプレイによって構成されており、特別遊技状態中において払出された払出数の総数が表示されるよう構成されている。また、払出数表示装置208は、7セグメントディスプレイによって構成されており、現在払出されている遊技メダル数が表示されるよう構成されている。また、貯留数表示装置210は、7セグメントディスプレイによって構成されており、遊技者の持ち球として遊技機内に貯留されているメダル数の総数が表示されるよう構成されている。
<遊技媒体の入力を可能にするための機構>
次に、メダル投入口2150は、遊技メダルの投入口であり、メダル受付可能状態である状況下において当該投入口に投入された遊技メダルは遊技機枠内部へと誘導される。また、遊技機枠内部にはメダル投入検出部2151(不図示)が設けられており、当該遊技機枠内部へと誘導された遊技メダルをベットされたメダルとして検出する。また、ベットボタン2130は、遊技者によって操作可能に構成されており、当該操作によって貯留されているメダルをベットすることができるよう構成されている。
<リールユニットを操作するための機構>
次に、スタートレバー2140は、遊技者によって操作可能に構成されており、当該操作によってリールユニットの動作を開始可能に構成されている。また、停止ボタンユニット2120は、遊技者によって操作可能な左リール停止ボタン2121、中リール停止ボタン2122、右リール停止ボタン2123を備えており、夫々の停止ボタンを操作することによってリールユニットの動作を順次停止可能に構成されている。
次に、回胴式遊技機1のリールユニットは、主リールユニット2110と主リールユニット2110の駆動源(ステッピングモータ等)とを備えている。また、主リールユニット2110は、左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113を備えている。ここで、夫々のリール部は合成樹脂等により形成され、当該リール部の外周上(リール帯上)には複数の図柄が描かれている。そして、スタートレバー2140及び停止ボタンユニット2120における各停止ボタンの操作に基づき、夫々のリール部の回転動作及び停止動作を可能とするよう構成されている。また、図示しないが、左リール部2111、中リール部2122及び右リール部2113の内部にはLED(以下、リールバックライトと呼ぶことがある)が設けられており、当該LEDが点灯した際にはリール部外周を透過した光によって、リール部外周が点灯したように視認できるよう構成されている。
<その他の機構>
また、回胴式遊技機1の遊技機枠の内外には、遊技の興趣性を高めるための機構として、液晶ディスプレイ400、遊技効果(電飾)ランプ800、スピーカ900等が設けられている。
ここで、第二実施形態においては、遊技機枠の一部を構成する部材として、合成樹脂等によって形成された部材である、上パネル310と、下パネル300と、が設けられている。また、上パネル310の裏側には陰極管311が設けられており、陰極管311を光源とした上パネル310を透過した光によって、上パネル310部に描かれたデザイン物が視認容易となるよう構成されている。また、下パネル300の裏側には陰極管301が設けられており、陰極管301を光源とした下パネル300を透過した光によって、下パネル300部に描かれたデザイン物が視認容易となるよう構成されている。更に、リール窓110の上部には、陰極管312が設けられており、陰極管312を光源とした主リールユニット2110の表面を反射した光によって、主リールユニット2110における各リール部の外周上に描かれた図柄が視認容易となるよう構成されている。
次に、図32のブロック図を参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の各種機能について説明する。はじめに、回胴式遊技機1には、回胴式遊技機の全体動作を制御し、特にスタートレバー2140が操作された際の抽選や主リールユニット2110の動作制御等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する各種演出・情報報知に係る表示制御を行う演出表示制御手段(サブメイン制御部)3000と、サブメイン制御部3000からのコマンドを受けて演出を出力する演出表示手段(サブサブ制御部)4000と、遊技メダルの払出制御を行う遊技メダル払出制御装置5000及び遊技メダル払出装置(所謂、ホッパー)と、が設けられている。
ここで、主制御基板1000は、遊技進行に係る操作部材である遊技周辺機器2000(主遊技周辺機器2100)と、サブメイン制御部3000、遊技メダル払出制御装置5000と接続している。また、その他、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等とも接続しており、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。ここで、主制御基板1000とサブメイン制御部3000とは、主制御基板1000からサブメイン制御部3000への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)一方、サブメイン制御部3000とサブサブ制御部4000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている。また、サブメイン制御部3000は、各種遊技効果ランプ800やスピーカ900等とも電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部3000、サブサブ制御部4000、遊技メダル払出制御装置5000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。
まず、主制御装置1000は、遊技進行に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000やサブ(サブメイン、サブサブ)基板側との各種遊技情報{例えば、当選役情報、入賞役情報(例えば、当選役が複数存在した場合における一の入賞役及び有効ライン上における当該入賞役の入賞ライン等)、遊技周辺機器2000の操作情報(例えば、スタートレバー2140や停止ボタンユニット2120の操作情報)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号等}の送受信を制御する情報送信制御手段1200と、有効ライン上における入賞役に基づき所定の遊技メダルの払出を行うよう遊技メダル払出制御装置5000を制御する払出制御手段1300と、主制御装置1000側にて検出可能なエラーに係る制御処理を司るエラー制御手段1400と、主制御装置1000における電源投入時の動作モード(通常遊技処理を実行する通常動作モード、設定値変更処理を実行する設定変更作動モード、等)の設定制御を司る動作環境初期設定手段1500と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、遊技周辺機器2000での操作有無を判定する入力操作制御手段1110と、遊技機に投入された遊技メダル及び遊技機から払出された遊技メダルを管理する遊技メダル管理制御手段1120と、所定の遊技開始条件を充足した場合に遊技進行を開始する遊技開始制御手段1130と、遊技内容を決定するための乱数(遊技内容決定乱数)を生成して役抽選を実行する遊技内容決定手段1140と、当選役(ハズレを含む)及び停止ボタンユニット2120の停止操作に基づき主リールユニット2110の動作を制御するリール制御手段1150と、有効ライン上における入賞役に基づき払出すべき遊技メダル数を決定する払出内容決定手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、所定の遊技終了条件を充足した場合に遊技進行を終了する遊技終了制御手段1180と、現在の遊技状態{例えば、遊技状態(通常遊技状態、再遊技高確率遊技状態、特別遊技状態)、当選役及び入賞役に係る情報、主リールユニット2110における各リールの停止位置情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技に係る遊技状態(例えば、特別遊技移行役が当選し且つ非入賞である状態、特別遊技中の状態)}等を一時記憶する遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
次に、入力操作制御手段1110は、スタートレバー2140に係る操作有無を判定するスタート入力判定手段1111と、ベットボタン2130に係る操作有無及びメダル投入検出部2151における遊技メダル検出有無を判定するベット判定手段1112と、停止ボタンユニット2120に係る操作有無を判定する停止入力判定手段1113と、を更に有している。
次に、遊技メダル管理制御手段1120は、ベットされた遊技メダル数を計数するための投入数カウンタ1121と、所定数を超過してベットされた遊技メダル数を貯留するための貯留数カウンタ1122と、を更に有している。
次に、遊技内容決定手段1140は、遊技内容決定乱数を生成する乱数生成手段1141と、遊技内容決定乱数に基づき役抽選を実行する当選役決定手段1142と、を更に有している。ここで、乱数生成手段1141は、生成した遊技内容決定乱数を一時記憶するための遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aを更に有している。また、当選役決定手段1142は、当選役を決定するための当選役決定用抽選テーブル1142a(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、リール制御手段1150は、主リールユニット2110における各リール部の回転動作を開始するリール回転動作開始制御手段1151と、主リールユニット2110における各リール部の回転動作を停止するリール回転動作停止制御手段1152と、を更に有している。また、リール回転動作開始制御手段1151は、所定の遊技間隔(所謂、ウェイト時間)を保つよう制御する遊技間隔管理手段1151aを更に有している。また、リール回転動作停止制御手段1152は、主リールユニット2110における各リール部の現在位置を検出するためのリール現在位置検出制御手段1152aと、主リールユニット2110における各リール部の現在位置及び当選役に基づき、各リール部の停止位置を決定するリール停止位置決定手段1152bと、を更に有している。また、リール停止位置決定手段1152bは、当該各リール部の停止位置を決定するために参照される停止位置決定用参照テーブル1152b−1を更に有している。
次に、払出内容決定手段1160は、主リールユニット2110における各リール部の停止位置に基づき有効ライン上での入賞役を特定する入賞役特定手段1161と、当該入賞役に基づき払出すべき遊技メダル数を決定する払出数決定手段1162と、を更に有している。また、払出数決定手段1162は、払出すべき遊技メダル数を決定するために参照される払出数決定用参照テーブル1162b(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技状態である状況下において払出された遊技メダル数の総数(累積数)を計数するための特別遊技払出累積カウンタ1171を更に有している。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、遊技進行に係る情報を一時記憶する遊技関連情報一時記憶手段1191と、特別遊技状態に係る情報を一時記憶する特別遊技状態一時記憶手段1192と、を更に有している。また、遊技関連情報一時記憶手段1191は、遊技進行制御に係る各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191aと、当該遊技における当選役に係る情報を一時記憶するための当選役情報一時記憶手段1191bと、主リールユニット2110における各リール部の停止位置に係る情報を一時記憶するためのリール停止位置情報一時記憶手段1191cと、当該遊技における入賞役に係る情報を一時記憶するための入賞役関連情報一時記憶手段1191dと、を更に有している。また、特別遊技状態一時記憶手段1192は、特別遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192aを更に有している。
次に、払出制御手段1300は、払出された遊技メダル数を計数するための払出カウンタ1310を更に有している。
次に、動作環境初期設定手段1500は、一の当選役に係る抽選確率が複数存在する状況下、何れの抽選確率に基づき抽選するかを決定するための値(所謂、設定値)が一時記憶される設定値一時記憶手段1510を更に有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器2000は、主制御装置1000側の遊技進行に係る周辺機器である主制御周辺機器2100を有している。
ここで、主制御周辺機器2100は、主制御装置1000における電源投入時の動作モードを操作するための動作環境設定操作部材2160を有している。ここで、動作環境設定操作部材2160は、主制御装置1000の起動時において通常動作モード又は設定変更作動モードの何れの動作モードで起動させるかを操作するスイッチ部材である動作モード切換スイッチ2160と、設定値の変更操作を行うスイッチ部材である設定値切換スイッチ2162と、設定値の変更操作を終了し現在の設定値での確定操作を行うスイッチ部材である設定値確定スイッチ2163と、を有している。尚、設定値確定スイッチ2163は、他の操作部材(例えば、スタートレバー2140)の操作検出スイッチと兼用するよう構成してもよい。
次に、サブメイン制御部(演出表示制御手段3000)及びサブサブ制御部(演出表示手段4000)について説明する。はじめに、主制御装置1000は、演出に係る一切の表示制御を司る演出表示制御手段3000(サブメイン制御部)と接続している。また、演出表示制御手段3000は、各種出力装置(例えば、液晶ディスプレイ400、遊技効果ランプ800、可動体役物401、スピーカ900等)や液晶ディスプレイ400上に演出を表示出力する演出表示手段4000(サブサブ制御部)と接続している。以下、これらの装置・手段を順番に説明する。
まず、演出表示制御手段3000は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための情報受信手段3100と、主制御装置1000側からの各種情報に基づき、サブサブ制御部4000や各種出力装置での演出実行を制御する演出動作制御手段3200と、演出の進行状況を報知するための演出進行状況表示制御手段3300と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段3500と、サブサブ制御部4000側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段3600と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
はじめに、情報受信手段3100は、主制御装置1000側からの遊技進行に関する情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段3110を有している。尚、メイン側情報一時記憶手段3110に一時記憶された情報は、以下で説明する各処理において必要に応じ適宜参照される。
次に、演出動作制御手段3200は、演出動作全般に係る動作内容を決定する演出動作内容決定手段3210と、演出動作の一種類である演出画像の表示制御を司る演出画像表示制御手段3220と、を更に有している。ここで、演出動作内容決定手段3210は、演出動作全般に係る動作内容を決定するために参照される演出動作内容決定用抽選テーブル3211(詳細なテーブル構成については後述)と、特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル3212(詳細なテーブル構成については後述)を更に有している。
次に、情報送受信制御手段3600は、サブサブ制御部4000への送信コマンドをバッファリングするための副コマンド送信用バッファ3601を更に有している。
次に、演出表示手段4000は、液晶ディスプレイ400によって構成された演出表示部4100と、演出表示部4100上へ画像を表示する画像表示制御手段4500と、を有している。ここで、画像表示制御手段4500は、サブメイン制御部3000側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段4550と、サブメイン制御部3000側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段4551を更に有している。ここで、演出表示手段4000(サブサブ制御部)についての詳細な説明は割愛するが、演出表示制御手段3000(サブメイン制御部)側(特に、情報送受信制御手段3600)から送信された表示コマンドを、副情報送受信制御手段4550にて受信し、当該受信した表示コマンドに基づき、画像表示制御手段4500が表示すべき画像を生成し、演出表示部4100における所定の表示領域(表示位置)にて表示するよう制御されることとなる。
尚、演出表示制御手段3000は、図示しないがその他にも、陰極管(本例では、陰極管301、陰極管311及び陰極管312)の点灯及び消灯や、スピーカ900からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、第二実施形態においては、演出表示制御手段3000が、画像表示制御、遊技効果ランプ制御及び音声出力制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
次に、図33〜図54のフローチャートを参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図33〜図44のフローチャートを参照しながら、第二実施形態に係る回胴式遊技機の主制御装置1000側での処理の流れを説明する。
まず、図33は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。はじめに、主制御装置1000が電源供給ユニットと接続するよう構成されている場合には、遊技機の電源投入時において、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入時において、ステップ3002で、主制御装置1000は、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側の設定値を除くRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1200は、ラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部3000側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合には、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否かを判定する(例えば、電断時にセットされたチェックサムと一致しないか否かを判定する)。ステップ3010でYesの場合、ステップ3004の処理に移行する。他方、ステップ3010でNoの場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得する。次に、ステップ3012で、主制御装置1000は、ステップ3011で取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部3000側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ2000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図(b)の処理が実行されることとなる)、ステップ1100の処理に移行する。
尚、本フローチャートでは、RAMクリア時の処理についてバックアップ時のデータが適正でない場合にRAMクリアを行い、そのまま遊技可能な状態に移行する例を示したが、RAMデータが異常である場合には必要な処理の後、エラー状態に移行させ、新たな設定値の変更処理を行うことにより遊技の実行が可能となるように構成してもよく、RAMクリア処理についても、RAMクリアボタンの操作で実行されるのではなく、設定変更操作と関連させてRAMクリアするように構成してもよい。
ここで、本例では、詳細は省略するが割り込み処理内でステッピングモータの励磁切替処理を行っているため、ステッピングモータのステップ数及び回転数によって必須となる割り込み周期の長さが決められる。例えば、504ステップで1周するリールを1分間で80回転(40320ステップ)させる場合、1秒間に672ステップとなり、1秒/672≒1.49ms、即ち約1.5msでの割り込みが必須となる。
次に、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述する規定数投入制御処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述する遊技開始制御処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述する遊技内容決定処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述するリール回転動作開始制御処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述するリール回転動作停止制御処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述する入賞役判定制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000は、後述する払出制御処理を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、後述する遊技状態移行制御処理を実行する。次に、ステップ1900で、主制御装置1000は、後述する遊技終了制御処理を実行する。尚、ステップ1900の終了後は、ステップ1100の処理に移行し、主制御装置1000は、ステップ1100〜1900の処理を繰り返し実行することとなる。
次に、定時割り込みタイミングに到達した場合には、同図(b)の処理が実行される。即ち、定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ2200で、主制御装置1000は、外部端子へ情報を出力するための外部信号出力を実行する。次に、ステップ2300で、主制御装置1000は、後述する制御コマンド送信処理を実行する。次に、ステップ2400で、主遊技装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、遊技機における電源断時においては、同図(c)のステップ3600の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3602で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図34は、図33でのステップ1100のサブルーチンに係る、規定数投入制御処理のフローチャートをである。まず、ステップ1102で、入力操作制御手段1110は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、再遊技入賞フラグとは、後述するように、直前の遊技において再遊技役が入賞した場合にオンとなるフラグである。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、入力操作制御手段1110は、ベットボタン2130の入力操作を有効化する(ベットボタン2130からの操作信号を受信可能とする)と共に、メダル投入口2150への遊技メダルの投入を有効化する(メダル投入検出部2151からの検出信号を受信可能とする)。次に、ステップ1108で、ベット判定手段1112は、メダル投入検出部2151からの検出信号を受信したか否かを判定する。ステップ1108でYesの場合、ステップ1110で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、規定数投入フラグとは、後述するように、遊技メダルのベット数が規定数(一の遊技を開始するために必要な遊技メダル数)と同数となった場合にオンとなるフラグである。ステップ1110でYesの場合、ステップ1112で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該投入された遊技メダルを遊技機枠内部へと誘導する(遊技メダルの投入を受付する)。次に、ステップ1114で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121のカウンタ値に1を加算し、ステップ1140に移行する。
他方、ステップ1110でNoの場合、ステップ1116で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が所定の貯留最大数(例えば、50)未満であるか否かを判定する。ステップ1116でYesの場合、ステップ1118で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該遊技メダルの投入を受付する。次に、ステップ1120で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値に1を加算し、ステップ1140に移行する。他方、ステップ1116でNoの場合、ステップ1122で、遊技メダル管理制御手段1120は、当該投入された遊技メダルを遊技機枠内部へと誘導せず、放出口108から放出(遊技メダルの投入を受付せずに排出)し、ステップ1140に移行する。
他方、ステップ1108でNoの場合、ステップ1124で、ベット判定手段1112は、ベットボタン2130が操作されたか否か(ベットボタン2130からの操作信号を受信したか否か)を判定する。ステップ1124でYesの場合、ステップ1126で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1126でYesの場合、ステップ1128で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が0超過であるか否かを判定する。ステップ1128でYesの場合、ステップ1130で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1132で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121のカウンタ値を1加算し、ステップ1140に移行する。尚、ステップ1124、ステップ1126又はステップ1128でNoの場合には、ステップ1140に移行する。
尚、第二実施形態においては、ベットボタン2130からの一の操作信号に基づき、貯留数カウンタ1122及び投入数カウンタ1121のカウンタ値を1だけ加減算する(即ち、ベット数を1加算する)よう構成されているが、これには限定されない。その場合には、ベットボタン2130からの一の操作信号に基づき、規定数と同数になるまで当該加減算処理を繰り返すよう構成してもよい(所謂、MAXベット機能)。
他方、ステップ1102でNoの場合、ステップ1134で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1134でYesの場合、ステップ1136で、遊技メダル管理制御手段1120は、投入数カウンタ1121に規定数をセット(換言すれば、直前の遊技におけるベット数と同数をセット)し、ステップ1140に移行する。尚、ステップ1134でNoの場合には、ステップ1140に移行する。
次に、ステップ1140で、遊技開始制御手段1130は、投入数カウンタ1121のカウンタ値が増加したか否かを判定する。ステップ1140でYesの場合、ステップ1142で、情報送信制御手段1200は、ベット入力が検出された旨のコマンド(ベット情報)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットする。次に、ステップ1144で、遊技開始制御手段1130は、投入数カウンタ1121のカウンタ値が規定数と同数であるか否かを判定する。ステップ1144でYesの場合、ステップ1146で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグをオンにし、ステップ1148に移行する。尚、ステップ1140、ステップ1144でNoの場合にも、ステップ1148に移行する。次に、ステップ1148で、ベット判定手段1112は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1148でYesの場合、ステップ1150で、スタート入力判定手段1111は、スタートレバー2140が操作されたか否か(スタートレバー2140からの操作信号を受信したか否か)を判定する。ステップ1150でYesの場合、次の処理(ステップ1200の遊技開始制御処理)に移行する。尚、ステップ1148、ステップ1150でNoの場合には、ステップ1102に移行する。
次に図35は、図33でのステップ1200のサブルーチンに係る、遊技開始制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の規定数投入フラグをオフにする。次に、ステップ1204で、入力操作制御手段1110は、ベットボタン2130の入力操作を無効化する(ベットボタン2130からの操作信号を受信不可とする)と共に、メダル投入口2150への遊技メダルの投入を無効化する(メダル投入検出部2151からの検出信号を受信不可とする)。次に、ステップ1206で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1208で、遊技開始制御手段1130は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の遊技内容決定処理)に移行する。尚、ステップ1206でNoの場合には、次の処理(ステップ1300の遊技内容決定処理)に移行する。
次に、図36は、図33でのステップ1300のサブルーチンに係る、遊技内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、乱数生成手段1141は、周知の手法に基づき乱数を生成して、遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aに一時記憶し、ステップ1308に移行する。
次に、ステップ1308で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオンであるか否か、換言すれば、遊技状態が特別遊技状態中であるか否かを判定する。ステップ1308でYesの場合、ステップ1310で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「特別遊技中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。他方、ステップ1308でNoの場合、ステップ1312で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグがオンであるか否か、換言すれば、特別遊技移行役に当選しているものの未だ当該特別遊技移行役が入賞していない状態であるか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「特別遊技当選中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。他方、ステップ1312でNoの場合、ステップ1316で、遊技内容決定手段1140は、設定値一時記憶手段1510にセットされた設定値に基づき、当選役決定用抽選テーブル1142aの内、「通常遊技中」に対応した当選役決定用抽選テーブルをセットし、ステップ1320に移行する。
ここで、図37は、図36の遊技内容決定処理で参照される当選役決定用抽選テーブル1142aの一例である。本例に示されるように、当選役決定用抽選テーブル1142aは、遊技状態が「通常遊技時」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル1)と、遊技状態が「特別遊技当選中」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル2)と、遊技状態が「特別遊技中」である状況下において参照されるテーブル(役抽選テーブル3)と、に分かれている。ここで、「特別遊技中」とは、特別遊技移行役(本例では、「第1種BB」であり、所謂第一種特別役物連続作動装置によって構成)が入賞した際に移行する遊技状態であり、他の遊技状態と比して払出が発生する当選役(本例では、「ベル」)の当選確率が上昇している遊技状態である。また、「通常遊技時」及び「特別遊技当選中」とは、非特別遊技中の状態であって、且つ、前者は特別遊技移行役が当選していない遊技状態であり、後者は特別遊技移行役が当選している遊技状態である。即ち、第二実施形態では、特別遊技移行役が重複して当選することを回避するため、「特別遊技当選中」である状況下においては、特別遊技移行役を抽選しないよう構成されているのである。また、夫々の遊技状態において、規定数が異なるよう構成されており、ベット数と規定数とが同数でない場合には、当該遊技が開始されないよう構成されている。尚、本例はあくまで一例であり、当選役、抽選確率及び規定数に係る構成には何ら限定されない。
図36のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1320で、遊技内容決定手段1140は、遊技内容決定乱数一時記憶手段1141aに一時記憶されている遊技内容決定乱数及び当選役決定用抽選テーブル1142aとしてセットされた抽選テーブルに基づき、当選役を決定して当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶する。次に、ステップ1322で、遊技内容決定手段1140は、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶された当選役が、特別遊技移行役であるか否かを判定する。ステップ1322でYesの場合、ステップ1324で、遊技内容決定手段1140は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグをオンにする。次に、ステップ1326で、情報送信制御手段1200は、当該当選役の種類に基づき、当選役コマンド(決定された当選役情報、或いはスタートレバー操作情報)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1400のリール回転動作開始制御処理)に移行する。尚、ステップ1322でNoの場合には、ステップ1326に移行する。
次に、図38は、図33でのステップ1400のサブルーチンに係る、リール回転動作開始制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、遊技間隔管理手段1151aは、周知の手法に基づき所定のウェイト時間(例えば、当該遊技直前の遊技における遊技開始時から4.1秒)が経過したか否かを判定する。ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、リール回転動作開始制御手段1151は、主リールユニット2110の駆動源を駆動して、左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113の各リールの回転動作を開始する。次に、ステップ1406で、情報送信制御手段1200は、各リールの回転動作が開始された旨の情報(回胴回転コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1500のリール回転動作停止制御処理)に移行する。尚、ステップ1402でNoの場合には、再度、ステップ1402に移行する。
次に、図39は、図33でのステップ1500のサブルーチンに係る、リール回転動作停止制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、リール制御手段1150は、周知の手法に基づき左リール部2111、中リール部2112、右リール部2113の各リールの回転速度が一定の回転速度(例えば、0.75秒/1回転)であるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1510で、入力操作制御手段1110は、左リール停止ボタン2121、中リール停止ボタン2122、右リール停止ボタン2123の各停止ボタンの入力操作を有効化し(各停止ボタンからの操作信号を受信可能とし)、ステップ1512に移行する。尚、ステップ1502でNoの場合には、再度、ステップ1502に移行する。
次に、ステップ1514で、リール回転動作停止制御手段1152は、停止ボタンユニット2120における何れの停止ボタンからの操作信号であるかに基づき異なる処理を実行する。尚、ステップ1514で、停止ボタンユニット2120における何れの停止ボタンからの操作信号も受信しなかった場合には、ステップ1550に移行する。
次に、ステップ1514で、左リール停止ボタン2121からの操作信号を受信した場合、ステップ1520で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している左リール部2111の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、左リール部2111の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1522で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている左リール部2111の停止位置に基づき、左リール部2111の駆動源を駆使して、左リール部2111を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1524で、入力操作制御手段1110は、左リール停止ボタン2121の入力操作を無効化する。次に、ステップ1546で、情報送信制御手段1200は、停止ボタンが操作された旨の情報(停止ボタン操作コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファにセットし、ステップ1550に移行する。
次に、ステップ1514で、中リール停止ボタン2122からの操作信号を受信した場合、ステップ1530で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している中リール部2112の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、中リール部2112の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1532で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている中リール部2112の停止位置に基づき、中リール部2112の駆動源を駆使して、中リール部2112を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1534で、入力操作制御手段1110は、中リール停止ボタン2122の入力操作を無効化し、ステップ1546に移行する。
次に、ステップ1514で、右リール停止ボタン2123からの操作信号を受信した場合、ステップ1540で、リール停止位置決定手段1152bは、リール現在位置検出制御手段1152aを駆使して、回転動作している右リール部2113の現在位置を取得すると共に、当選役情報一時記憶手段1191bに一時記憶されている当選役を取得し、当該取得した情報に基づき停止位置決定用参照テーブル1152b−1を参照して、右リール部2113の停止位置を決定してリール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶する。次に、ステップ1542で、リール回転動作停止制御手段1152は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶されている右リール部2113の停止位置に基づき、右リール部2113の駆動源を駆使して、右リール部2113を現在位置から停止位置まで回転移動させた上で停止させる。次に、ステップ1544で、入力操作制御手段1110は、右リール停止ボタン2123の入力操作を無効化し、ステップ1546に移行する。
次に、ステップ1550で、リール制御手段1150は、主リールユニット2110における全てのリール部の回転動作が終了したか否かを判定する。ステップ1550でYesの場合、次の処理(ステップ1600の入賞役判定制御処理)に移行する。尚、ステップ1550でNoの場合には、ステップ1514に移行する。
次に、図40は、図33でのステップ1600のサブルーチンに係る、入賞役判定制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、入賞役特定手段1161は、リール停止位置情報一時記憶手段1191cに一時記憶された左リール部2111、中リール部2112及び右リール部2113の停止位置情報を取得する。次に、ステップ1604で、入賞役特定手段1161は、当該取得した停止位置情報に基づき、所定の有効ライン上での入賞役及び入賞ラインを特定して入賞役関連情報一時記憶手段1191dに一時記憶し、次の処理(ステップ1700の払出制御処理)に移行する。
次に、図41は、図33でのステップ1700のサブルーチンに係る、払出制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1702で、払出数決定手段1162は、入賞役関連情報一時記憶手段1191dに一時記憶された入賞役情報を取得する。次に、ステップ1708で、払出数決定手段1162は、当該取得した入賞役情報に基づき入賞役が再遊技役ではないか否かを判定する。ステップ1708でYesの場合、ステップ1710で、払出数決定手段1162は、当該取得した入賞役情報に基づき払出数決定用参照テーブル1162bを参照して払出数を決定すると共に、当該決定した払出数を払出カウンタ1310のカウンタ値にセットし、ステップ1712に移行する。他方、ステップ1708でNoの場合、ステップ1730で、払出数決定手段1162は、遊技制御関連フラグ一時記憶手段1191a内の再遊技入賞フラグをオンにし、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行する。
ここで、図42は、図41の払出制御処理で参照される払出数決定用参照テーブル1162bの一例である。本例に示されるように、当選役が入賞した際には、当該入賞役の種類、規定数毎に予め定められた配当数及び入賞ライン数に基づき、払出すべき遊技メダル数が一義的に決定されるよう構成されている。尚、本例はあくまで一例であり、入賞役及び配当数の構成には何ら限定されない。
図41のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1712で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値が0超過であるか否かを判定する。ステップ1712でYesの場合、ステップ1714で、払出制御手段1300は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1714でYesの場合、ステップ1716で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値を特別遊技払出累積カウンタ1171に加算する。次に、ステップ1718で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1720で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値が所定の貯留最大数未満であるか否かを判定する。ステップ1720でYesの場合、ステップ1722で、遊技メダル管理制御手段1120は、貯留数カウンタ1122のカウンタ値に1を加算し、ステップ1726に移行する。他方、ステップ1720でNoの場合、ステップ1724で、遊技メダル管理制御手段1120は、遊技機枠内部で保持している遊技メダルの内から一の遊技メダル(メダル1枚)を放出口108から放出し、ステップ1726に移行する。次に、ステップ1726で、払出制御手段1300は、払出カウンタ1310のカウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1726でYesの場合、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行する。尚、ステップ1712でNoの場合には、次の処理(ステップ1800の遊技状態移行制御処理)に移行し、ステップ1714又はステップ1726でNoの場合には、ステップ1718に移行する。
次に、図43は、図33でのステップ1800のサブルーチンに係る、遊技状態移行制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1802で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1802でYesの場合、ステップ1808で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1808でYesの場合、ステップ1810で、特別遊技制御手段1170は、入賞役関連情報一時記憶手段1191dを参照し、特別遊技移行役が入賞役であるか否かを判定する。ステップ1810でYesの場合、ステップ1812で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技当選フラグをオフにする。次に、ステップ1814で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグをオンにする。次に、ステップ1816で、情報送信制御手段1200は、特別遊技が開始された旨の情報(特別遊技開始コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。尚、ステップ1808又はステップ1810でNoの場合には、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。
他方、ステップ1802でNoの場合、ステップ1820で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値が所定数(例えば、360)を超過しているか否かを判定する。ステップ1820でYesの場合、ステップ1822で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値をクリア(ゼロクリア)する。次に、ステップ1824で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連フラグ一時記憶手段1192a内の特別遊技中フラグをオフにする。次に、ステップ1826で、情報送信制御手段1200は、特別遊技が終了した旨の情報(特別遊技終了コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。他方、ステップ1820でNoの場合、ステップ1828で、情報送信制御手段1200は、特別遊技中における遊技進行に係る情報{特別遊技中コマンド(例えば、特別遊技払出累積カウンタ1171のカウンタ値、入賞役の種類、当該遊技における払出枚数、等)}を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットし、次の処理(ステップ1900の遊技終了制御処理)に移行する。
次に、図44は、図33でのステップ1900のサブルーチンに係る、遊技終了制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1902で、情報送信制御手段1200は、当該遊技が終了した旨の情報(遊技終了コマンド)を、サブメイン制御部3000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1201にセットする。次に、ステップ1904で、遊技終了制御手段1180は、投入数カウンタ1121のカウンタ値をクリア(ゼロクリア)し、次の処理(ステップ1100の規定数投入制御処理)に移行する。
次に、図45〜図54を参照して、サブメイン制御部3000側で実行される制御処理を説明する。まず、図49は、第二実施形態に係る回胴式遊技機における、サブメイン制御部3000側のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時にのみ実行されるサブ基板側での初期処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、ステップ4500で、サブメイン制御部3000は、メイン側から電源投入時に送信されたコマンドに基づき、各種初期設定処理を実行し、その後はサブメイン制御部3000の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ6000で、演出表示制御手段3000は、後述する演出動作内容決定処理を実行する。次に、ステップ6200で、演出表示制御手段3000は、後述する演出動作制御処理を実行する。次に、ステップ6400で、演出表示制御手段3000は、後述する非特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6600で、演出表示制御手段3000は、後述する非特別遊技時演出進行状況表示制御処理を実行する。次に、ステップ7200で、演出表示制御手段3000は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次に、ステップ7400で、演出表示制御手段3000は、後述する特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ7600で、演出表示制御手段3000は、後述する特別遊技時演出進行状況表示制御処理を実行する。次にステップ8000で、演出表示制御手段3000は、前述の各処理でセットされた表示コマンドをサブサブ制御部側に送信し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部3000の割り込み処理であり、サブメイン制御部3000のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に対して、前述した主制御基板1000のSTB信号線が接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部3000のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部3000は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部3000は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部3000側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段3110)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。尚、本実施例では、1割り込みに対して1バイトのコマンドが送信される形態を例示するが、1回の割り込みに対して複数バイトのコマンドを連続して受信することも可能である。
次に、図46は、図45でのステップ6000のサブルーチンに係る、演出動作内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6002で、演出動作内容決定手段3210は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からのスタートレバー操作コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出動作内容決定手段3210は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側から送信された当選役コマンドを取得すると共に、演出一般情報一時記憶手段3500内に一時記憶する。次に、ステップ6010で、演出動作内容決定手段3210は、演出一般情報一時記憶手段3500内に一時記憶されている当選役情報に基づき、演出動作内容決定用抽選テーブル3211(演出テーブル1)を参照して演出内容を抽選にて決定すると共に、表示更新タイミング及び表示更新内容を導出し、当該決定した内容を演出一般情報一時記憶手段3500内にセットし、ステップ6022に移行する。
ここで、図47(演出テーブル0)は、図46の演出動作内容決定処理にて参照される、演出動作内容決定用抽選テーブル3211の一例である。尚、以下の説明では、当選役情報が「ハズレ」であった場合について例示しているが、他の当選役情報においても同様である。まず、本例に示されるように、第二実施形態における演出内容とは、演出画像再生タイミング等の演出動作に係る実行内容を一の内容として特定するものである。そして、任意のタイミングで取得した乱数値に基づき決定された演出内容に基づき、当該特定された演出動作が実行されるよう構成されている。例えば、当選役情報が「ハズレ」であって、取得乱数値が「100」であった場合には、演出内容「演出S−1」が決定される。そして、演出内容「演出S−1」に基づき、主制御装置1000側から回胴回転情報を受信したことを契機として「演出画像表示1」の再生が開始され、主制御装置1000側から3回目の停止ボタン操作情報を受信したことを契機として「演出画像表示1−1」の再生が開始されることとなる。ここで、回胴式遊技機においても、ぱちんこ遊技機と同様に、夫々の演出内容は当該演出内容の設計意図に基づき演出系統として分類することができる。尚、演出系統の詳細は、ぱちんこ遊技機と同様であるため説明を省略する。
図46のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ6022で、演出動作内容決定手段3210は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ6200の演出動作制御処理)に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合には、次の処理(ステップ6200の演出動作制御処理)に移行する。
次に、図48は、図45でのステップ6200のサブルーチンに係る、演出動作制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作許可フラグをオフにする。次に、ステップ6206で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグをオンにし、ステップ6208に移行する。尚、ステップ6202でNoの場合には、ステップ6208に移行する。
次に、ステップ6208で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6208でYesの場合、ステップ6210で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500内にセットされた演出画像再生タイミングを参照し、当該各表示更新タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ6210でYesの場合、ステップ6212で、当該表示更新タイミングに到達した表示更新内容に係る画像表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセットする。他方、ステップ6210でNoの場合には、ステップ6222の処理に移行する。
次に、ステップ6222で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内にセットされた情報を参照し、当該実行予定であった全ての演出動作が終了したか否かを判定する。ステップ6222でYesの場合、ステップ6224で、演出動作制御手段3200は、演出一般情報一時記憶手段3500内の演出動作実行中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6400の非特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ6208又はステップ6222でNoの場合には、次の処理(ステップ6400の非特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。
次に、図49は、図45でのステップ7200のサブルーチンに係る、非特別遊技時演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6402で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、演出動作実行中フラグがオフからオンに切り替わったか否か、換言すれば、演出動作の開始直後であるか否かを判定する。ステップ6402でYesの場合、ステップ6404で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500を参照し、前記ステップ6010で決定された演出内容を確認する。次に、ステップ6406で、演出進行状況表示制御手段3300は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)を決定する。次に、ステップ6408で、演出進行状況表示内容決定3300は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行ルート(軌道データ)を決定する。次に、ステップ6410で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある非特別遊技時演出進行状況表示内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ6600の非特別遊技時演出進行状況表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6402でNoの場合にも、次の処理(ステップ6600の非特別遊技時演出進行状況表示制御処理)に移行する。
次に、図50は、図45でのステップ6600のサブルーチンに係る、非特別遊技時演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6602で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、非特別遊技時演出進行状況表示内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6602でYesの場合、ステップ6604で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある非特別遊技時演出進行状況表示内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6606で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500を参照し、前記ステップ6406で決定された画像データに係る表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセットする(所定の表示領域1にて画像表示を実行する)。次に、ステップ6608で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある非特別遊技時演出進行状況表示中フラグをオンにし、ステップ6610に移行する。尚、ステップ6602でNoの場合にも、ステップ6610に移行する。
次に、ステップ6610で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、非特別遊技時演出進行状況表示中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6610でYesの場合、ステップ6612で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500を参照し、現在の演出進行状況を確認する。次に、ステップ6614で、演出進行状況表示制御手段3300は、当該確認した演出進行状況を参照し、新たな演出内容が実行されたか否か、換言すれば、新たな表示更新タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ6614でYesの場合、ステップ6616で、演出進行状況表示制御手段3300は、当該確認した演出進行状況及び前記ステップ6408で決定した軌道データに基づき、現在の演出実行点に係る表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセット(所定の表示領域1にて画像表示を実行)し、次の処理(ステップ7200の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
他方、ステップ6614でNoの場合、ステップ6618で、演出進行状況表示制御手段3300は、すべての演出動作が終了するタイミングで、表示クリアコマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセットする。次に、ステップ6620で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある非特別遊技時演出進行状況表示中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7200の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6610でNoの場合にも、次の処理(ステップ7200の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図51は、図45でのステップ7200のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ7202で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ7202でYesの場合、ステップ7204で、演出画像表示制御手段3220は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からの特別遊技開始情報を受信したか否かを判定する。ステップ7204でYesの場合、ステップ7206及びステップ7208で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示部4100上で大当り開始表示を行う。次に、ステップ7210で、演出画像表示制御手段3220は、設定値に基づき、特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル3212(演出テーブル2)を参照して特別遊技中の演出内容を抽選にて決定すると共に、表示更新タイミング及び表示更新内容を導出して演出一般情報一時記憶手段3500にセットし、ステップ7212に移行する。尚、ステップ7202でNoの場合にも、ステップ7212に移行する。
ここで、図52(演出テーブル0)は、図51の特別遊技中表示制御処理にて参照される、特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブルの一例である。尚、以下の説明では、設定値が「1」であった場合について例示しているが、他の設定値においても同様である。まず、本例に示されるように、第二実施形態における演出内容とは、演出画像再生タイミング等の演出動作に係る実行内容を一の内容として特定するものである。そして、任意のタイミングで取得した乱数値に基づき決定された演出内容に基づき、当該特定された演出動作が実行されるよう構成されている。例えば、設定値が「1」であって、取得乱数値が「100」であった場合には、演出内容「演出B−1」が決定される。そして、演出内容「演出B−1」に基づき、払出累積数がA枚に到達したことを契機として「ストーリー演出画像表示1」の再生が開始され、払出累積数がB枚(A<B)に到達したことを契機として「ストーリー演出画像表示1−1」の再生が開始され、払出累積数がC枚(B<C)に到達したことを契機として「ストーリー演出画像表示1−1−1」の再生が開始されることとなる。ここで、回胴式遊技機においても、ぱちんこ遊技機と同様に、夫々の演出内容は当該演出内容の設計意図に基づき演出系統として分類することができる。尚、演出系統の詳細は、ぱちんこ遊技機と同様であるため説明を省略する。
図51のフローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ7212で、演出画像表示制御手段3220は、前記ステップ7210で決定した内容に基づき、払出累積数と連動して表示更新内容に係る表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセット(画像表示を実行)する。次に、ステップ7214で、演出画像表示制御手段3220は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、主制御装置1000側からの特別遊技終了コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ7214でYesの場合、ステップ7216で、演出画像表示制御手段3220は、演出表示部4100上で、大当り終了表示を行う。次に、ステップ7218で、演出画像表示制御手段3220は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7400の特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ7204又はステップ7214でNoの場合にも、次の処理(ステップ7400の特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理)に移行する。
次に、図53は、図45でのステップ7400のサブルーチンに係る、特別遊技中演出進行状況表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ7402で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフからオンに変化したか否か、換言すれば、特別遊技が開始されたか否かを判定する。ステップ7402でYesの場合、ステップ7404で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500を参照し、前記ステップ7210で決定された演出内容を確認する。次に、ステップ7406で、演出進行状況表示制御手段3300は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行分岐パターン表示内容(画像データ)を決定する。次に、ステップ7408で、演出進行状況表示制御手段3300は、当該確認した演出内容に基づき、演出進行ルート(軌道データ)を決定する。次に、ステップ7410で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ7600の特別遊技中演出進行状況表示制御処理)に移行する。尚、ステップ7402でNoの場合にも、次の処理(ステップ7600の特別遊技中演出進行状況表示制御処理)に移行する。
次に、図54は、図45でのステップ7600のサブルーチンに係る、特別遊技中演出進行状況表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ7602で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ7602でYesの場合、ステップ7604で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ7606で、演出進行状況表示制御手段3300は、前記ステップ7406で決定された画像データに係る表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセットする(所定の表示領域2にて画像表示を実行する)。次に、ステップ7608で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示中フラグをオンにし、ステップ7610に移行する。他方、ステップ7602でNoの場合にも、ステップ7610に移行する。
次に、ステップ7610で、演出進行状況表示制御手段3300は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリアを参照し、特別遊技中演出進行状況表示中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ7610でYesの場合、ステップ7612で、演出進行状況表示制御手段3300は、メイン側情報一時記憶手段3110を参照し、現在の払出累積数を確認する。次に、ステップ7614で、演出進行状況表示制御手段3300は、払出累積数が増加した否か、換言すれば、特別遊技が進行したか否かを判定する。ステップ7614でYesの場合、ステップ7616で、演出進行状況表示制御手段3300は、払出累積数及びステップ7408で決定した軌道データに基づき、現在の演出実行点に係る表示コマンドを、サブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセット(所定の表示領域2にて画像表示を実行)し、次の処理(ステップ8000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
また、ステップ7614でNoの場合、ステップ7618で、演出進行状況表示制御手段3300は、特別遊技終了時にて表示クリアコマンドをサブサブ制御部4000側に送信するための副コマンド送信用バッファ3601にセット(所定の表示領域2の表示内容をクリア)する。次に、ステップ7620で、演出進行状況表示制御手段2500は、演出一般情報一時記憶手段3500のフラグエリア内にある特別遊技中演出進行状況表示中フラグをオフにし、次の処理(ステップ8000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ7610でNoの場合にも、次の処理(ステップ8000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
(作用)
以上のように構成することで、第二実施形態に係る回胴式遊技機によれば、リールの回転中において、当該演出の進行状況及び当該演出がとり得る演出の種類・分岐の全体像を表す演出進行分岐パターン(例えば、樹形図)を、演出表示部4100上で表示可能に構成されていると共に、特別遊技の実行中においては、当該特別遊技に係る演出の進行状況及び当該演出がとり得る演出の種類・分岐の全体像を表す演出進行分岐パターン(例えば、樹形図)を、演出表示部4100上で表示可能に構成されている。そのため、本実施形態に係るぱちんこ遊技機と同様、遊技者は今回の変動(特別遊技に係る演出)で、どういう分岐があるのか、どういう経路をたどっているのかを確認することができ、払出累積数と、現在の演出進行状況を確認することが可能となり、遊技者にとって安心して遊技を行うことができる分かり易い遊技機を提供することができることとなる。また、一連の演出の一部が実行終了し、次の演出の契機となる遊技者の入力を待機する入力待機状態(例えば、第一停止ボタンONに係る演出の終了から、第二停止ボタンONに係る演出の開始までの状態)に移行したことが、遊技者にとって分かり難いという、回胴式遊技機の問題点も回避することができることとなる。
また、以上のような実施形態以外にも、実施するための形態は無数に存在し、本実施形態・第二実施形態以外からの多々の変更が考えられる。例えば、本実施形態・第二実施形態では、ぱちんこ遊技機・回胴式遊技機について本発明を適用したが、じやん球遊技機、アレンジボール遊技機等において適用することも可能である。また、各実施例、各変更例等、適宜組み合わせることが可能である。
(本実施形態)
(ぱちんこ遊技機)
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入球判定手段
1111 第1主遊技始動口入球判定手段、1112 第2主遊技始動口入球判定手段
1113 補助遊技入球口入球判定手段、1120 乱数取得判定実行手段
1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段、1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段
1123 補助遊技乱数取得判定実行手段、1130 保留制御手段
1131 第1主遊技図柄保留手段、1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1132 第2主遊技図柄保留手段、1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1133 補助遊技図柄保留手段、1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段
1135 当否抽選手段、1135a 特別遊技移行決定手段
1135b 当否抽選用テーブル、1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル
1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル、1140 図柄内容決定手段
1141 第1主遊技内容決定手段、1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル
1142 第2主遊技内容決定手段、1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル
1143 補助遊技内容決定手段、1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル
1150 表示制御手段、1151 第1主遊技図柄制御手段
1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段、1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ
1152 第2主遊技図柄制御手段、1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段
1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ、1154 主遊技図柄保留解除制御手段
1153 補助遊技図柄制御手段、1153a 補助遊技図柄変動時間管理手段
1153a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ、1160 電動役物開閉制御手段
1161 条件判定手段、1162 開放タイマ
1170 特別遊技制御手段、1171 条件判定手段
1172 特別遊技内容決定手段、1172a 特別遊技内容参照テーブル
1173 特別遊技実行手段、1174 特別遊技時間管理手段
1174a 特別遊技用タイマ、1180 特定遊技制御手段
1181 特定遊技終了条件判定手段、1181a 時短回数カウンタ
1190 遊技状態一時記憶手段、1191 第1主遊技状態一時記憶手段
1191a 第1フラグ一時記憶手段、1191b 第1主遊技図柄情報一時記憶手段
1192 第2主遊技状態一時記憶手段、1192a 第2フラグ一時記憶手段
1192b 第2主遊技図柄情報一時記憶手段、1193 補助遊技状態一時記憶手段
1193a 補助遊技関連情報一時記憶手段、1193b 補助遊技図柄情報一時記憶手段
1194 特別遊技関連情報一時記憶手段、1300 情報送信制御手段
1400 賞球払出決定手段
2000 遊技周辺機器
2210 第1主遊技始動口、2211 第1入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部、2110 第2主遊技始動口
2111 第2入球検出装置、2112 電動役物
2230 第2主遊技図柄表示装置、2231 第2主遊技図柄表示部
2232 第2主遊技図柄保留表示部、2120 第1大入賞口
2121 第1入賞検出装置、2122 第1電動役物
2220 第2大入賞口、2221 第2入賞検出装置
2222 第2電動役物、2410 補助遊技入球口
2411 入球検出装置、2420 補助遊技図柄表示装置
2421 補助遊技図柄表示部、2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出表示制御手段(サブメイン制御基板)、2321 表示情報受信手段
2321a メイン側情報一時記憶手段、2322 装飾図柄表示制御手段
2322a 装図表示内容決定手段、2322a−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322c 装図表示関連情報一時記憶手段、2322d装図変動時間管理タイマ
2323 装図保留情報表示制御手段、2323a 装図保留情報一時記憶手段
2324 演出表示関連情報一時記憶手段、2325 演出動作内容決定用抽選テーブル
2325a 特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル、2500演出進行状況表示制御手段
2400 情報送受信制御手段、2401 副コマンド送信用バッファ
2310 演出表示手段(サブサブ制御基板)、2450 副情報送受信制御手段
2313 画像表示制御手段、2313a 画像表示関連情報一時記憶手段
2311 装飾図柄表示領域、2312a 第1保留表示部
2312b 第2保留表示部
3000 賞球払出制御装置
(第二実施形態)
(回胴式遊技機)
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入力操作制御手段
1111 スタート入力判定手段、1112 ベット判定手段
1113 停止入力判定手段、1120 遊技メダル管理制御手段
1121 投入数カウンタ、1122 貯留数カウンタ
1130 遊技開始制御手段、1140 遊技内容決定手段
1141 乱数生成手段、1141a 遊技内容決定乱数一時記憶手段
1142 当選役決定手段、1142a 当選役決定用抽選テーブル
1150 リール制御手段、1151 リール回転動作開始制御手段
1151a 遊技間隔管理手段、1152 リール回転動作停止制御手段
1152a リール現在位置検出制御手段、1152b リール停止位置決定手段
1152b−1 停止位置決定用参照テーブル、1160 払出内容決定手段
1161 入賞役特定手段、1162 払出数決定手段
1162b 払出数決定用参照テーブル、1170 特別遊技制御手段
1171 特別遊技払出累積カウンタ、1180 遊技終了制御手段
1190 遊技状態一時記憶手段、1191 遊技関連情報一時記憶手段
1191a 遊技制御関連フラグ一時記憶手段、1191b 当選役情報一時記憶手段
1191c リール停止位置情報一時記憶手段、1191d 入賞役関連情報一時記憶手段
1192 特別遊技状態一時記憶手段、1192a 特別遊技関連フラグ一時記憶手段
1200 情報送信制御手段、1201 コマンド送信用バッファ
1300 払出制御手段、1310 払出カウンタ
1400 エラー制御手段、1500 動作環境初期設定手段
1510 設定値一時記憶手段、
2000 遊技周辺機器
2100 主制御周辺機器、2110 主リールユニット
2111 左リール部、2112 中リール部
2113 右リール部、2120 停止ボタンユニット
2121 左リール停止ボタン、2122 中リール停止ボタン
2123 右リール停止ボタン、2130 ベットボタン
2140 スタートレバー、2150 メダル投入口
2151 メダル投入検出部、202 投入数表示灯
204 操作状態表示灯、206 特別遊技状態表示装置
208 払出数表示装置、210 貯留数表示装置
2160 動作環境設定操作部材、2161 動作モード切換スイッチ
2162 設定値切換スイッチ、2163 設定値確定スイッチ
3000 演出表示制御手段、3100 情報受信手段
3110 メイン側情報一時記憶手段、3200 演出動作制御手段
3210 演出動作内容決定手段、3211 演出動作内容決定用抽選テーブル
3212 特別遊技中演出動作内容決定用抽選テーブル、3220 演出画像表示制御手段
3300 演出進行状況表示制御手段、3500 演出一般情報一時記憶手段
3600 情報送受信制御手段、副コマンド送信用バッファ
4000 演出表示装置、4100 演出表示部
4500 画像表示制御手段、4550 副情報送受信制御手段
4551 画像表示関連情報一時記憶手段
5000 遊技メダル払出制御装置

Claims (1)

  1. 情報を出力可能な一又は複数の情報出力部と、
    遊技進行を制御する遊技進行制御手段と、
    遊技進行制御手段による遊技進行と連動して情報出力部への情報出力を制御する手段であって、将来の遊技進行結果を報知又は示唆する情報である遊技進行に伴い情報内容が変化する予告情報を情報出力部へ出力し得る情報出力制御手段と
    を備え、
    情報出力制御手段は、
    予告情報の情報内容が予め定められた複数種類の予告情報候補を有し、ある種類の予告情報候補と当該ある種類とは異なる種類の予告情報候補との情報内容の一部又はすべてが相違するよう構成されている状況下、当該複数種類の予告情報候補に係る情報内容が変化する過程を表す画像であって、少なくとも当該相違する部分が分岐となって表されている分岐ルート表示画像を生成可能であり、予告情報を情報出力部へ出力するに際し、当該複数種類の予告情報候補の内から一の種類の予告情報を決定した場合、分岐ルート表示画像の一部又はすべてを情報出力部にて表示し、分岐ルート表示画像の表示部において遊技進行に伴い当該一の種類の予告情報の情報内容が変化している過程を報知するよう制御し得る
    ことを特徴とする遊技機。
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