JP2014064349A - 電力変換装置およびその制御方法 - Google Patents

電力変換装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特別な検出回路を追加することなく、内部の残留電荷を放電させる。
【解決手段】交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、平滑コンデンサ16と、突入電流防止抵抗8と充電リレー9とを有する突入電流防止回路7と、制御部10とを備え、制御部10は、交流電源1から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段11を備え、電力供給判定手段11が交流電源1からの電力供給が停止したと判定したとき、制御部10は、AC/DCコンバータの短絡用スイッチ15a,15bをオンするとともに突入電流防止回路7の充電リレー9をオフして、突入電流防止回路7の突入電流防止抵抗8およびAC/DCコンバータの短絡用スイッチ15a,15bを放電経路として、内部の残留電荷を放電する。
【選択図】図1

Description

本発明は電力変換装置およびその制御方法に関し、特に、電気自動車等の車両に搭載するための電力変換装置およびその制御方法に関するものである。
電気自動車には、電動モータのみを駆動源とする車両と、駆動源として電動モータとエンジンとを有するハイブリッド車両とがある。いずれのタイプの電気自動車においても、電動モータに電力を供給するために蓄電デバイスとしてのバッテリを有しており、バッテリの残存容量が低下した場合には、外部からバッテリを充電する必要がある。また、駆動源として電動モータとエンジンとを有するハイブリッド車両においては、通常では、エンジンを駆動してバッテリを充電することになるが、エンジンを駆動させることなく、外部入力電源から電力を供給してバッテリを充電することもある。
ハイブリッド車両を含めて電動モータを有する電気自動車においては、バッテリを外部から充電するときには、蓄電デバイス(すなわち、バッテリ)に対する充電を家庭用の商用電源により行う必要がある。そのため、電気自動車には商用電源(以下、外部電源とする。)を昇圧して直流電力に変換する電力変換装置が搭載されることになる。
一般的に、電力変換装置の入力部には、ノイズ規格を満足させるためにスイッチングノイズ除去を目的としたノイズ除去用コンデンサが備えられている。
また、外部電源と電力変換装置との間には、充電していない場合に電気系統を遮断するリレー(以下、メインリレーとする。)が設けられている。このメインリレーは、オンオフ動作時の際の突入電流等によって溶着してしまう場合があるが、メインリレーが溶着したまま充電を行うと、外部電源と電力変換装置との間の電源系統の遮断ができなくなってしまうという問題点がある。このため、メインリレーについては、溶着が無く正常に動作しているか否かを確認する溶着検出器が備わっている。溶着検出器が、メインリレーの溶着チェックを行うには、メインリレーの充電系統側に電圧を検出するセンサを予め設けておき、メインリレーがオフしたときの両端子間の電圧をチェックし溶断判断を行うことが多い。このため、電力変換装置はこのメインリレーがオフしてから、所定の時間内に、規定の電圧以下まで落とすことが求められる。従って、ノイズ除去用コンデンサの残電荷を放電させる必要がある。
このため、入力部にノイズ除去用コンデンサを備えた電力変換装置は、メインリレーをオフした後に、ノイズ除去用コンデンサの電圧を低下させるために放電機構を備えることが多い(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−205755号公報
しかしながら、上述したような特許文献1に記載の従来の放電方法は、放電用に別途放電機構を設けるため、回路規模が大型化してしまう。このため、上記従来の電力変換装置は大型化し、製造コストが高くなるという問題点があった。
また、上記従来の放電方法は、電力の供給が停止したか否かの判定方法は、充電用プラグが抜けたか否かで判断しているため、充電用プラグを挿した状態でメインリレーをオフしても、放電機構が反応しないという問題点があった。
本発明はかかる問題点を解決するために成されたものであって、特別な放電機構を追加することなく、内部の残留電荷を放電させることが可能な電力変換装置およびその制御方法を得ることを目的とする。
この発明は、スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路と、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子および前記突入電流防止回路の前記リレーのオン/オフ制御を行う制御部とを備えた電力変換装置であって、前記制御部は、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段を備え、前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電することを特徴とする電力変換装置である。
この発明は、スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路と、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子および前記突入電流防止回路の前記リレーのオン/オフ制御を行う制御部とを備えた電力変換装置であって、前記制御部は、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段を備え、前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電することを特徴とする電力変換装置であるので、特別な回路を必要とせず、残電荷の放電を行うことができ、回路の大型化およびコストアップの防止を図るという効果を奏する。
本発明の実施の形態1による電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置において、突入電流を防止するときの電流経路を示す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置において、昇圧動作を行うときの電流経路を示す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置において、昇圧動作を行うときの電流経路を示す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置において、交流電圧検出回路の電圧値と電力供給判定手段の判定結果との関係を表す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置において、電力供給判定手段がメインリレー5がオフされたと判定した場合の残留電荷の放電動作を行うときの電流経路を示す図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置の変形例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2による電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2による電力変換装置において、電力供給判定手段がメインリレー5がオフされたと判定した場合の残留電荷の放電動作を行うときの電流経路を示す図である。 本発明の実施の形態2による電力変換装置の変形例を示す構成図である。 本発明の実施の形態3による電力変換装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3による電力変換装置において、電力供給判定手段がメインリレー5がオフされたと判定した場合の残留電荷の放電動作を行うときの電流経路を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置3とそれに接続される外部電源4の概略構成図である。
図1に示すように、外部電源4は、交流入力電源としての交流電圧電源1(以下、単に交流電源1と称す)と、外部電源4のシステムのメインとなるリレー5(メインリレー5)とが直列に接続され、さらにその後段には、メインリレー5の溶着を検出するためのリレー溶着検出回路6が交流電源1と並列に接続されている。リレー溶着検出回路6は、メインリレー5に溶着が無く、メインリレー5が正常に動作しているか否かを確認するものである。リレー溶着検出回路6の動作としては、例えば、メインリレー5の充電系統側に電圧を検出するセンサを予め設けておき、メインリレー5がオフしたときの両端子間の電圧をチェックして、溶断判断を行う。但し、これに限定するものではなく、リレー溶着検出回路6は、メインリレー5に溶着が無く、メインリレー5が正常に動作しているか否かを確認できるものであれば、任意の構成及び任意の動作であってよい。
外部電源4と接続される電力変換装置3は、外部電源4からの交流電圧を直流電圧に変換するものである。電力変換装置3の内部は、まず、入力段に、ノイズ規格を満足させるためにスイッチングノイズ除去を目的としたノイズ除去用コンデンサ2が接続され、その後段には、平滑コンデンサ16に過大な電流(以下、突入電流)が流れ込むのを防止するための突入電流防止回路7と、限流回路としてのリアクトル13とが順に接続されている。突入電流防止回路7は、図1に示すように、並列接続された突入電流防止抵抗8と充電用のリレー9(以下、充電リレー9)とで構成されている。また、ノイズ除去用コンデンサ2と突入電流防止回路7との間には、交流電源1からの入力電圧を取得する交流電圧検出回路31が交流電源1と並列に接続されており、交流電源1からの入力電流値を取得する交流電流検出回路32が交流電源1に直列に接続されている。また、リアクトル13の出力側には、短絡用スイッチ15aと整流ダイオード14a、短絡用スイッチ15bと整流ダイオード14bとが、それぞれ直列に接続された、2つの直列回路が接続され、それらの直列回路の中点が、それぞれ、リアクトル13の出力側および交流電源1に接続されている。また、電力変換装置3の出力段には、直流電圧を平滑するための平滑コンデンサ16が設けられ、整流ダイオード14a,14bのカソードが平滑コンデンサ16の正極側端子に接続されている。また、平滑コンデンサ16の負極側端子は短絡用スイッチ15a,15bに接続されている。また、平滑コンデンサ16に並列に平滑コンデンサ電圧検出回路33が設けられている。短絡用スイッチ15a,15bは、半導体スイッチ(半導体スイッチ素子)から構成されている。
さらに、電力変換装置3内には、制御部10が設けられている。制御部10は、制御線40a,40b,40cにより、それぞれ、充電リレー9、短絡用スイッチ15a,15bをオン/オフ制御するための制御信号を送信する。また、制御部10は、信号線41a,41b,41cにより、それぞれ、交流電圧検出回路31、交流電流検出回路32、平滑コンデンサ電圧検出回路33から、検出した電圧値または電流値を取得する。また、制御部10は、メインリレー5がオフされることにより交流電源1からの電力供給が停止したか否かを判定する電力供給判定手段11を備える。なお、後述する図2〜図4および図6〜図12においては、制御部10の図示が省略されているが、これは、図の簡略化を図るためであり、これらの図においても、すべて、図1と同様に、制御部10が設けられているものとする。
このように、本実施の形態1においては、電力変換装置3は、ノイズ除去用コンデンサ2と、交流電圧検出回路31と、交流電流検出回路32と、突入電流防止抵抗8と充電リレー9とで構成された突入電流防止回路7と、リアクトル13と、整流ダイオード14a,14bと、短絡用スイッチ15a,15bと、平滑コンデンサ電圧検出回路33と、平滑コンデンサ16と、制御部10とから構成されている。
また、本実施の形態1においては、整流ダイオード14a,14bと、短絡用スイッチ15a,15bとが、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータを構成している。
なお、短絡用スイッチ15a,15bは、ダイオードが逆並列接続された半導体スイッチ素子で構成したものを図1に示したが、これに限るものではなく、機械式のスイッチなどでも良い。
また、図1では、スイッチング素子を備えた力率改善AC/DCコンバータの構成として、セミブリッジレス構成としたものを図示したが、これに限るものではなく、例えば、1石型PFC回路でもインターリーブPFC回路でもよい。
以下、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置3の動作について説明する。通常、メインリレー5をオンすると、電荷が溜まっていない平滑コンデンサ16に過大な電流(以下、突入電流)が交流電源1から流れる。このため、制御部10は、メインリレー5がオンされた直後は、充電リレー9をオフし、交流電源1からの電流が突入電流防止抵抗8を通る経路に切り替えることで、図2の矢印で示すように、順に、交流電源1、メインリレー5、突入電流防止抵抗8、リアクトル13、整流ダイオード14a、平滑コンデンサ16、短絡用スイッチ15bという経路で電流を流すことで、平滑コンデンサ16への突入電流を低減する。
次に、平滑コンデンサ16に電荷が溜まってきて、平滑コンデンサ16の電圧が上がると、交流電源1から電流が流れなくなる。このときに、制御部10が、充電リレー9をオンすることで、順に、交流電源1、メインリレー5、充電リレー9、リアクトル13という経路で電流が流れ、突入電流を防ぎながら、昇圧動作を行うようになる。
次に、電力変換装置3の昇圧動作について説明する。交流電源1の電圧が正の場合、まず、制御部10は、図3に示すように、充電リレー9をオンし、短絡用スイッチ15a,15bをオンすることで、リアクトル13に電流を流し、電力を蓄える。
次に、上記の状態のまま、制御部10は、図4に示すように、短絡用スイッチ15aをオフする。すると、磁化されたリアクトル13の両端に電圧が発生する(電圧の向きは直前まで流していた電流の向き)。以上の動作により、交流電源1の電圧Vacにリアクトル13の電圧Vが加わることで、昇圧動作を行う。平滑コンデンサ16の電圧をVdcとすると以下の式(1)が成り立つ。
Vac + V = Vdc ・・・(1)
この動作は、要するに、リアクトル13を磁化させることで磁気エネルギーを貯め、その磁気エネルギーを再び電気エネルギーに変えて放出するための動作である。リアクトル13に溜まる磁気エネルギーは以下の式で求まる。
W = 1/2 × H × I ・・・(2)
なお、ここで、W:ジュール、H:インダクタンス、I:電流とする。
また、制御部10は、上述したように、内部に、電力供給判定手段11を備える。電力供給判定手段11は、外部の交流電源1と電力変換装置3との電気系統(電源供給ライン)を接離するメインリレー5がオフされたか否かを判定することにより、交流電源1からの電力の供給が停止したか否かを判定するものである。ここで、実施の形態1による、制御部10の電力供給判定手段11の判定方法について説明する。メインリレー5がオフされて交流電源1からの電力供給がなくなった場合の、交流電圧検出回路31により検出したノイズ除去用コンデンサ2の電圧波形を図5に示す。
図5において、横軸が時刻、縦軸がノイズ除去用コンデンサ2の電圧である。ノイズ除去用コンデンサ2の電圧を測定すれば、実質的に、交流電源1からの入力電圧(交流電源1の電圧値)を検出したことと同等となるので、交流電圧検出回路31は、入力段のノイズ除去用コンデンサ2の電圧を検出することにより、電力変換装置3の入力端子間(交流電源1と接続される箇所)の電圧を検出する。
図5に示すように、ノイズ除去用コンデンサ2の電圧波形は、メインリレー5がオンの場合(すなわち、図5の時刻0から時刻tまでの時間範囲)は、一定の周波数および一定の振幅の正弦波曲線となっている。
一方、図5において、時刻tで、メインリレー5がオフされたとすると、ノイズ除去用コンデンサ2の電圧は、時刻t以降において、メインリレー5がオフする直前(すなわち、時刻tの直前)の電圧のまま保持されることになる。すなわち、メインリレー5がオフされると、ノイズ除去用コンデンサ2の電圧の変動が殆どなくなる。
このことを利用して、制御部10の電力供給判定手段11は、常に、ノイズ除去用コンデンサ2の電圧値をモニタしており、現在時刻の電圧値と、現在時刻から予め設定された所定の時間(Δt)だけ遡った過去の時刻の電圧値とを比較し、当該所定の時間(Δt)における電圧変動の値(現在時刻の電圧値と当該過去の時刻の電圧値との差の絶対値)が、予め設定された所定の電圧範囲(ΔV)以下であるとき、メインリレー5が当該過去の時刻でオフされたと判定する。すなわち、図5の例では、電力供給判定手段11は、時刻tの電圧値と、時刻tを始点とする所定の時間Δt経過後の時刻tの電圧値とを検出し、それらの電圧値の差の絶対値が所定の電圧範囲(ΔV)以下であるとき、時刻tでメインリレー5がオフされたと判定する。
次に、電力供給判定手段11が、メインリレー5がオフされたと判定した場合の電力変換装置3の動作について説明する。メインリレー5がオフされたとき、電力変換装置3の入力端子間(交流電源1と接続される箇所)の電圧、つまり、電力変換装置3の入力段のノイズ除去用コンデンサ2の残留電荷を放電させる必要がある。このため、制御部10は、電力供給判定手段11によってメインリレー5がオフされたと判定されたとき、図6に示すように、充電リレー9をオフ、短絡用スイッチ15a,15bをオンすることで、順に、ノイズ除去用コンデンサ2、突入電流防止抵抗8、リアクトル13、短絡用スイッチ15a、短絡用スイッチ15b、ノイズ除去用コンデンサ2という、図6の矢印で示す電流経路を放電経路として、ノイズ除去用コンデンサ2の残留電荷を放電する。
なお、上記実施の形態1では、平滑コンデンサ16に、整流ダイオード14a,14bを接続したが、これらの整流ダイオード14a,14bに替わって、半導体スイッチを接続し、オン/オフ制御により同様の動作をさせても良い。
また、本実施の形態1の電力変換装置3は、図1に示すセミブリッジ構成としたが、これに限るものではなく、例えば、図7のように、突入電流防止回路7の前段に(すなわち、交流電源1と突入電流防止回路7との間に)、整流回路としてダイオードブリッジ12を挿入した構成の電力変換装置3Aとしても良い。この場合には、図7に示すように、リアクトル13の後段には、整流ダイオード14および短絡用スイッチ15がそれぞれ1個ずつと、平滑コンデンサ電圧検出回路33と、平滑コンデンサ16とが接続されている。従って、図7に示す本実施の形態1の変形例においては、ダイオードブリッジ12と、整流ダイオード14と、短絡用スイッチ15とが、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータを構成している。なお、図7の構成においては、制御部10の図示が省略されているが、制御部10が、突入電流防止回路7の充電リレー9のオン/オフ制御と、短絡用スイッチ15のオン/オフ制御を行うものとする。他の構成および動作については、図1の電力変換装置3と同じである。
以上のように、本実施の形態1においては、1以上の短絡用スイッチ15a,15b(スイッチ素子)を有し、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ(14a,14b,15a,15b)と、直流電圧を平滑する平滑コンデンサ16と、交流電源1とAC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された突入電流防止抵抗8と充電リレー9とを有し、平滑コンデンサ16への突入電流を防止する突入電流防止回路7と、AC/DCコンバータの短絡用スイッチ15a,15bおよび突入電流防止回路7の充電リレー9のオン/オフ制御を行う制御部10とを備えた電力変換装置であって、制御部10は、交流電源1から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段11を備え、電力供給判定手段11が交流電源1からの電力供給が停止したと判定したとき、制御部10は、AC/DCコンバータの短絡用スイッチ15a,15bをオンするとともに突入電流防止回路7の充電リレー9をオフして、AC/DCコンバータの短絡用スイッチ15a,15bおよび突入電流防止回路7の突入電流防止抵抗8を放電経路として、電力変換装置3内部の残留電荷を放電するようにしたので、一般的に電力変換装置に設けられている突入電流防止回路7を使って電力変換装置3内部の残留電荷を放電でき、従来のような特別な放電機構を必要とせず、残留電荷の放電を行うことができ、回路の大型化およびコストアップの防止を図るという効果を奏する。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置3Bについて説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置3Bの概略構成図である。本発明の実施の形態2に係る電力変換装置3Bは、図1に示した本発明の実施の形態1に係る電力変換装置のリアクトル13の後段に(すなわち、リアクトル13と平滑コンデンサ16との間に)、インバータ回路21が追加された電力変換装置である。インバータ回路21を構成する単相インバータは、ダイオードが逆並列に接続されたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体スイッチ18,19(半導体スイッチング素子)と、ダイオード17,20と、直流電圧源22(直流コンデンサ)とから構成される。また、直流電圧源22に並列して、直流電圧源22の電圧値を検出する直流電圧源電圧検出回路34が接続されている。なお、図8においては、制御部10の図示が省略されているが、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、制御部10が設けられているものとする。直流電圧源電圧検出回路34の検出値は、制御部10に入力される。また、本実施の形態2では、制御部10が、突入電流防止回路7の充電リレー9のオン/オフ制御と、短絡用スイッチ15a,15bのオン/オフ制御と、インバータ回路21の半導体スイッチ18,19のオン/オフ制御とを行うものとする。他の構成については、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
インバータ回路21においては、ダイオード17のアノード側に半導体スイッチ18が配置され、当該ダイオード17と半導体スイッチ18とが直列に接続された直列回路が構成され、当該直列回路の中点はリアクトル13の出力側に接続されている。また、ダイオード20のカソード側に半導体スイッチ19が配置され、当該半導体スイッチ19とダイオード20とが直列に接続された直列回路が構成され、当該直列回路の中点は、AC/DCコンバータの整流ダイオード14aと短絡用スイッチ15aとからなる直列回路の中点に接続されている。また、ダイオード17のカソードが半導体スイッチ19に接続されるとともに、ダイオード20のアノードが半導体スイッチ18に接続されている。また、ダイオード17と半導体スイッチ18、および、半導体スイッチ19とダイオード20とで構成される、2つの直列回路に対して、並列に直流電圧源22が接続され、さらに、直流電圧源22に並列して直流電圧源電圧検出回路34が接続されている。
このように構成されたインバータ回路21は、前段に交流電源1からの交流電圧が入力され、後段に整流ダイオード14a,14bを介して平滑コンデンサ16の正極側端子が接続されるとともに短絡用スイッチ15a,15bを介して平滑コンデンサ16の負極側端子が接続されている。
本実施の形態2においては、電力変換装置3Bは、ノイズ除去用コンデンサ2と、交流電圧検出回路31と、交流電流検出回路32と、突入電流防止抵抗8と充電リレー9とで構成された突入電流防止回路7と、リアクトル13と、インバータ回路21と、整流ダイオード14a,14bと、短絡用スイッチ15a,15bと、平滑コンデンサ電圧検出回路33と、平滑コンデンサ16と、制御部10とから構成されている。
また、本実施の形態2においては、整流ダイオード14a,14bと、短絡用スイッチ15a,15bと、インバータ回路21とが、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータを構成している。
なお、図8においては、リアクトル13の後段にインバータ回路21が接続されているが、この場合に限らず、リアクトル13は、インバータ回路21の後段に直列接続しても良い。
このように、本実施の形態2においては、上述した図8に示す構成を有しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、さらに、上記実施の形態1で用いたリアクトル13にかかる電圧値が抑えられるため、比較的高価とされている磁性部品を安価で小型化なものを使用できる。
以下、この実施の形態2において、制御部10の電力供給判定手段11が、メインリレー5がオフされて交流電源1からの電力の供給が停止されたと判定したときの動作について説明する。なお、判定の動作自体は、実施の形態1と同じであるため、ここでは、実施の形態1の説明および図5を参照し、説明は省略する。
実施の形態2において、制御部10の電力供給判定手段11が、メインリレー5がオフされて交流電源1からの電力の供給が停止したと判定したとき、制御部10は、充電リレー9をオフ、半導体スイッチ18をオン、半導体スイッチ19をオフ、短絡用スイッチ15a,15bをオンすることで、図9に示すように、順に、ノイズ除去用コンデンサ2、突入電流防止抵抗8、リアクトル13、半導体スイッチ18、ダイオード20、短絡用スイッチ15a、短絡用スイッチ15b、ノイズ除去用コンデンサ2という、図9の矢印で示す電流経路を放電経路として、ノイズ除去用コンデンサ2の残留電荷を放電することができる。
なお、この実施の形態2のインバータ回路21は半導体スイッチ18,19とダイオード17,20で構成されているものを使用したが、これに限るものではなく、例えば半導体スイッチのみで構成されてもよい。
尚、上記の図8では、インバータ回路21は1つの単相インバータで構成されたものを示したが、本実施の形態2の変形例として、図10に示すように、複数個(2以上)の単相インバータを直列に接続してインバータ回路21を構成するようにしても良い。なお、図9に示す単相インバータ21a,21bは、それぞれ、図8のインバータ回路21と同じ構成を有している。また、図9では、単相インバータが2つ設けられている例を図示しているが、単相インバータの個数は任意の複数個(2以上)であってよい。従って、図10に示す本実施の形態2の変形例においては、整流ダイオード14a,14bと、短絡用スイッチ15a,15bと、複数の単相インバータから構成されたインバータ回路21とが、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータを構成している。
以上のように、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、さらに、本実施の形態2においては、AC/DCコンバータが、図8および図10に示されるように、複数の半導体スイッチ18,19(半導体スイッチング素子)と直流電圧源22(直流コンデンサ)とを有する単相インバータを1以上直列接続して構成され、前段に交流電源1からの交流電圧が入力され、後段に整流ダイオード14a,14bを介して平滑コンデンサ16の正極側端子が接続されるとともに短絡用スイッチ15a,15bを介して平滑コンデンサ16の負極側端子が接続された、インバータ回路21をさらに備えるようにしたので、リアクトル13にかかる電圧値が抑えられるため、比較的高価とされている磁性部品に安価で小型化なものを使用できるので、製造コストを低く抑えることができるという効果も得られる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3に係る電力変換装置について説明する。図11はこの実施の形態3に係る電力変換装置3Cの概略構成図である。図11に示すように、本発明の実施の形態3に係る電力変換装置3Cは、図1に示す交流電流検出回路32と突入電流防止回路7との間に、交流電源1からの交流電圧を整流する整流回路としてのダイオードブリッジ12が設けられ、かつ、図1に示す短絡用スイッチ15a,15bと整流ダイオード14a,14bとからなる2つの直列回路の代わりに、半導体スイッチ51と、ハーフブリッジ構成のインバータ回路50と、半導体スイッチ54とからなる直列回路が設けられている点が図1と異なる。インバータ回路50は、2つの半導体スイッチ52,53と直流電圧源22とを有している。インバータ回路50の詳細な構成については後述する。なお、図11においては、制御部10の図示が省略されているが、この実施の形態3においても、実施の形態1および2と同様に、制御部10が設けられているものとする。本実施の形態3においては、制御部10は、突入電流防止回路7の充電リレー9のオン/オフ制御と、半導体スイッチ51〜54のオン/オフ制御とを行う。他の構成および動作については、実施の形態1または2と同じであるので、ここでは説明を省略する。
ダイオードブリッジ12の出力端子の第1端子は、突入電流防止回路7に接続され、リアクトル13の後段にはハーフブリッジ構成のインバータ回路50の交流側端子が接続される。半導体スイッチ51は、インバータ回路50の正極側端子(正極側母線)と平滑コンデンサ16の正極側端子との間に接続される。半導体スイッチ54は、インバータ回路50の負極側端子(負極側母線)と平滑コンデンサ16の負極側端子との間に接続される。また、平滑コンデンサ16の負極側は、ダイオードブリッジ12の出力端子の第2端子に接続される。
インバータ回路50は、直列接続された半導体スイッチ52,53と、それらの半導体スイッチ52,53からなる直列回路に並列に接続された直流電圧源22(直流コンデンサ)とから構成されるハーフブリッジ構成のインバータであり、図11に示すように、母線に直列に挿入されている。また、直流電圧源22に並列して、直流電圧源22の電圧を検出するための直流電圧源電圧検出回路34が接続されている。直流電圧源電圧検出回路34の検出値は、制御部10に入力される。インバータ回路50においては、半導体スイッチ52,53からなる直列回路の中点が、リアクトル13の出力側に接続されている。
このように、本実施の形態3においては、電力変換装置3Cは、ノイズ除去用コンデンサ2と、交流電圧検出回路31と、交流電流検出回路32と、ダイオードブリッジ12と、突入電流防止抵抗8と充電リレー9とで構成された突入電流防止回路7と、リアクトル13と、半導体スイッチ51と、インバータ回路50と、半導体スイッチ54と、平滑コンデンサ電圧検出回路33と、平滑コンデンサ16と、制御部10とから構成されている。
また、本実施の形態3においては、ダイオードブリッジ12と、半導体スイッチ51と、インバータ回路50と、半導体スイッチ54とが、交流電源1から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータを構成している。
この実施の形態3においては、制御部10は、直流電圧源電圧検出回路34で検出された電圧値に基づいて、直流電圧源22に対する直流電圧源目標電圧を演算により求めるとともに、平滑コンデンサ電圧検出回路で検出された電圧値に基づいて、平滑コンデンサ16に対する平滑コンデンサ目標電圧を演算により求める。そうして、制御部10は、インバータ回路50の直流電圧源22の電圧を直流電圧源目標電圧に追従させるように半導体スイッチ54のオン/オフ制御を行うとともに、平滑コンデンサ16の電圧を平滑コンデンサ目標電圧に追従させ、交流電源1からの入力力率を改善するように、半導体スイッチ52および半導体スイッチ53のオン/オフ制御を行う。
この実施の形態3では、上述したように、図11に示す構成を有しているため、上記実施の形態2と同様の効果が得られると共に、さらに、より少ない半導体素子数で構成することができるため、高力率制御とコンデンサの充放電制御とリアクトルへの電圧急変防止機能を実現でき、それにより、電力変換装置の小型化、軽量化を実現することができる。
次に、この実施の形態3において、制御部10の電力供給判定手段11が、メインリレー5がオフされたと判定したときの動作について説明する。なお、判定の動作自体は、実施の形態1と同じであるため、ここでは、実施の形態1の説明および図5を参照し、説明は省略する。
実施の形態3において、制御部10の電力供給判定手段11が、メインリレー5がオフされて交流電源1からの電力の供給が停止したと判定したとき、制御部10は、充電リレー9をオフ、半導体スイッチ51をオフ、半導体スイッチ52をオフ、半導体スイッチ53をオン、半導体スイッチ54をオンすることで、順に、図12に示すように、ノイズ除去用コンデンサ2、ダイオードブリッジ12、突入電流防止抵抗8、リアクトル13、半導体スイッチ53、半導体スイッチ54、ダイオードブリッジ12、ノイズ除去用コンデンサ2という、図12の矢印で示す電流経路を放電経路として、ノイズ除去用コンデンサ2の残留電荷を放電することができる。
以上のように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1,2と同様の効果が得られると共に、さらに、本実施の形態3では、AC/DCコンバータが、交流電源1からの交流電圧を整流する整流回路としてのダイオードブリッジ12と、ダイオードブリッジ12に接続され、半導体スイッチ52と半導体スイッチ53と直流電圧源22(直流コンデンサ)とから構成されたハーフブリッジ型のインバータ回路50と、インバータ回路50の正極側端子と平滑コンデンサ16の正極側端子との間に接続された半導体スイッチ51と、インバータ回路50の負極側端子と平滑コンデンサ16の負極側端子との間に接続された半導体スイッチ54とを備え、制御部10は、インバータ回路50の直流電圧源22の電圧を直流電圧源目標電圧に追従させるように半導体スイッチ54のオン/オフ制御を行うとともに、平滑コンデンサ16の電圧を平滑コンデンサ目標電圧に追従させ、交流電源1からの入力力率を改善するように、半導体スイッチ52および半導体スイッチ53のオン/オフ制御を行うようにしたので、より少ない半導体素子数で構成し、高力率制御と平滑コンデンサ16の充放電制御とリアクトル13への電圧急変防止機能を実現できるため、電力変換装置の小型化、軽量化を実現することができる。
なお、上記各実施の形態1〜3では、メインリレー5および充電リレー9には共にリレーを用いているが、これに限るものではなく、例えば、MOSFETやIGBT等のスイッチング素子を用いるようにしても良い。
なお、上記各実施の形態1〜3の電力変換装置は、昇圧回路について説明しているが、これに限るものではなく、例えば、降圧回路でも良い。
1 交流電源、2 ノイズ除去用コンデンサ、3 電力変換装置、4 外部電源、5 メインリレー、6 リレー溶着検出回路、7 突入電流防止回路、8 突入電流防止抵抗、9 充電リレー、10 制御部、13 リアクトル、14,14a,14b 整流ダイオード、15,15a,15b 短絡用スイッチ、16 平滑コンデンサ、17,20 ダイオード、18,19 半導体スイッチ、21 インバータ回路、22 直流電圧源、31 交流電圧検出回路、32 交流電流検出回路、33 平滑コンデンサ電圧検出回路、40a,40b,40c 制御線、41a,41b,41c 信号線、34 直流電圧源電圧検出回路、50 インバータ回路、51,52,53,54 半導体スイッチ。
この発明は、スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、スイッチングノイズを除去するノイズ除去用コンデンサと、前記ノイズ除去用コンデンサと前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路と、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子および前記突入電流防止回路の前記リレーのオン/オフ制御を行う制御部とを備えた電力変換装置であって、前記制御部は、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段を備え、前記電力変換装置は、前記交流電源から入力される前記交流電圧の電圧値を検出する交流電圧検出回路を備え、前記交流電圧検出回路によって所定の期間内に検出される前記電圧値の変動幅が所定範囲以下のとき、前記電力変換装置は、前記交流電源からの電力供給が停止したと判定し、前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、前記ノイズ除去用コンデンサに残留した電荷を放電することを特徴とする電力変換装置である。
この発明は、スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、スイッチングノイズを除去するノイズ除去用コンデンサと、前記ノイズ除去用コンデンサと前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路と、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子および前記突入電流防止回路の前記リレーのオン/オフ制御を行う制御部とを備えた電力変換装置であって、前記制御部は、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段を備え、前記電力変換装置は、前記交流電源から入力される前記交流電圧の電圧値を検出する交流電圧検出回路を備え、前記交流電圧検出回路によって所定の期間内に検出される前記電圧値の変動幅が所定範囲以下のとき、前記電力変換装置は、前記交流電源からの電力供給が停止したと判定し、前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、前記ノイズ除去用コンデンサに残留した電荷を放電することを特徴とする電力変換装置であるので、特別な回路を必要とせず、残電荷の放電を行うことができ、回路の大型化およびコストアップの防止を図るという効果を奏する。

Claims (5)

  1. スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、
    前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、
    前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路と、
    前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子および前記突入電流防止回路の前記リレーのオン/オフ制御を行う制御部と
    を備えた電力変換装置であって、
    前記制御部は、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定手段を備え、
    前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記AC/DCコンバータは、
    複数の半導体スイッチング素子と直流コンデンサとを有する単相インバータを1以上直列接続して構成され、前段に前記交流電源からの交流電圧が入力され、後段に整流ダイオードを介して前記平滑コンデンサの正極側端子が接続されるとともに前記スイッチ素子を介して前記平滑コンデンサの負極側端子が接続された、インバータ回路
    をさらに有し、
    前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンし、前記突入電流防止回路の前記リレーをオフするとともに、前記インバータ回路の前記半導体スイッチング素子の少なくとも1つをオンして、前記突入電流防止回路の前記抵抗、前記インバータ回路のオンされた前記半導体スイッチング素子および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記AC/DCコンバータは、
    前記スイッチ素子として、第1から第4までのスイッチ素子を備え、
    前記交流電源からの交流電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路に接続され、前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子と直流コンデンサとから構成されたハーフブリッジ型のインバータ回路と、
    前記インバータ回路の正極側端子と前記平滑コンデンサの正極側端子との間に接続された前記第3のスイッチ素子と、
    前記インバータ回路の負極側端子と前記平滑コンデンサの負極側端子との間に接続された前記第4のスイッチ素子と
    から構成され、
    前記電力供給判定手段が前記交流電源からの電力供給が停止したと判定したとき、前記制御部は、前記突入電流防止回路の前記リレーをオフし、前記インバータ回路の前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子の少なくともいずれか一方をオンするとともに、前記第4のスイッチ素子をオンして、前記整流回路、前記突入電流防止回路の前記抵抗、および、前記インバータ回路のオンされた前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記電力変換装置は、前記交流電源から入力される前記交流電圧の電圧値を検出する交流電圧検出回路を備え、
    所定時間における前記交流電圧検出回路によって検出される前記電圧値の変動範囲が所定値を下回ったとき、前記電力供給判定手段は、前記交流電源からの電力供給が停止したと判定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. スイッチ素子を有し、交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、前記直流電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記交流電源と前記AC/DCコンバータとの間に接続され、並列接続された抵抗とリレーとを有し、前記平滑コンデンサへの突入電流を防止する突入電流防止回路とを備えた電力変換装置の制御方法であって、
    前記交流電源から入力される前記交流電圧の電圧値を検出する交流電圧検出ステップと、
    検出された前記交流電圧の電圧値に基づいて、前記交流電源から供給される電力が停止したか否かを判定する電力供給判定ステップと、
    前記交流電源からの電力供給が停止したと判定された場合に、前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子をオンするとともに前記突入電流防止回路の前記リレーをオフして、前記突入電流防止回路の前記抵抗および前記AC/DCコンバータの前記スイッチ素子を放電経路として、内部に残留した電荷を放電する放電ステップと
    を備えたことを特徴とする電力変換装置の制御方法。
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