JP2014063225A - 線描画装置、タッチパネルシステム、線描画方法、線描画プログラム、および線描画プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

線描画装置、タッチパネルシステム、線描画方法、線描画プログラム、および線描画プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】静電容量方式のタッチパネルシステムの表示装置に線を描画するときに、筆跡に応じた線をより高精度に表示装置に表示させる。
【解決手段】静電容量の分布から、接触面積の推定値を算出する接触面積推定部(23)と、静電容量の最大値が所定の閾値より小さい場合に、推定値を低下させる推定値低下部(31)と、推定値に応じた形状の線を表示装置(4)に表示させる描画部(32)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルシステムの表示装置に線を描画する線描画装置、線描画方法、線描画プログラム、および線描画プログラムを記録した記録媒体に関する。また、本発明は、該線描画装置を備えている静電容量方式のタッチパネルシステムに関する。
従来、静電容量方式のタッチパネルシステムが知られている。静電容量方式のタッチパネルシステムの動作原理は下記のとおりである。
すなわち、表示装置の表示画面上にタッチパネルを設ける。タッチパネルの面に対して水平な方向であるx軸およびy軸(ただし、x軸とy軸とは互いに垂直である)に沿って、マトリクス状に複数の容量素子(電極)を設ける。該タッチパネルに誘電体(指、導電性の筆、タッチペン等)が接触すると、該接触の位置にて容量素子間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に基づいて、誘電体が接触したタッチパネルの位置を、x座標およびy座標(すなわち、二次元の座標系)として検出する。
特許文献1には、静電容量方式のタッチセンサにおいて、上記x座標およびy座標に加え、タッチセンサと誘電体との距離を示すz座標を検出する技術が開示されている。
ところで、タッチパネルシステムにおいて表示装置に線を描画する場合、筆跡(すなわち、タッチパネルに対する接触の跡)に応じて適切な形状の線を、表示装置に表示させるのが好ましい。
例えば、特許文献1では、手書きメモ機能等において、指が限りなくタッチセンサに近い場合には太い線と認識し、指がセンサから離れていく場合には細い線として認識することが提案されている。
また、特許文献2には、描画ストロークの移動速度が所定値より大きければ、描画する線の太さを順次縮小させ、描画ストロークの移動速度が所定値より小さければ、描画する線の太さを順次拡大させる技術が開示されている。
また、特許文献3には、複数の座標値間の移動速度を基準値と比較した結果に基づき、基本パターンを読み出し、パターン列の連結個数を更新し、更新したパターン列をその座標値に移動させる技術が開示されている。また、特許文献3には、筆記圧力を検知し、検知された筆記圧力に基づいて、基本パターンの連結個数を更新することによって筆跡イメージの幅を変える技術が開示されている。
また、特許文献4には、表示画面上の任意の位置を入力指定すると、入力指定された位置の移動速度を判断し、この移動速度に応じた太さの線分を、表示装置に描画する技術が開示されている。
特開2008−65730号公報(2008年3月21日公開) 特開昭63−286978号公報(1988年11月24日公開) 特開平7−121350号公報(1995年5月12日公開) 特開平10−320540号公報(1998年12月4日公開)
タッチパネルへの実際の接触面積に応じた適切な形状の線を、表示装置に表示させれば、筆跡に応じた線を高精度に表示装置に表示することができると考えられる。すなわち、タッチパネルへの実際の接触面積が大きければ太い線を表示し、タッチパネルへの実際の接触面積が小さければ細い線を表示するのが好ましい。なお、特許文献1〜4では、接触面積に応じた線の表示について言及されていない。
しかしながら、従来、タッチパネルへの実際の接触面積に応じた適切な形状の線を、表示装置に表示させることは容易でなかった。以下、この理由について説明する。
タッチパネルへの接触面積が同じであっても、タッチパネルに接触する誘電体の材質によって、静電容量の分布が異なる。
例えば、指が接触したタッチパネルの位置の静電容量は、筆またはタッチペンが接触したタッチパネルの位置の静電容量に比べて大きい。また、筆が接触したタッチパネルの位置の静電容量は、タッチペンが接触したタッチパネルの位置の静電容量に比べて大きい。
さらに、筆は、タッチパネルへの筆先の押し付け方に依存して、タッチパネルへの接触の形状(接触面積)が大きく変化する。
ここで、タッチパネルへの誘電体の接触以外に起因して発生する静電容量の変化(ノイズ)をさらに考慮して、誘電体の接触面積は、静電容量が所定の閾値を超えている範囲を求めることにより検出される。
具体例として、接触面積は、閾値以上の静電容量が検出された容量素子の個数に、所定の変数を掛け合わせて推定する。別の具体例として、容量素子の数は表示装置の解像度に対して少ないことを考慮して、静電容量の値が閾値を超える容量素子と、これと隣接する静電容量の値が閾値以下である容量素子との間で、閾値と静電容量の各値との差分に基づいて、接触面積を推定する。
このとき、タッチパネルに筆を軽く接触させる場合、および、タッチパネルにタッチペンを接触させる場合においても、漏れなく接触面積を検出すべく、上記閾値を低く(高感度に)設定すると、下記の問題が発生する。すなわち、タッチペンが実際に接触している面積に対して、検出(推定)された接触面積が大きくなってしまう可能性が高くなる。この結果、タッチペンを用いて線を描画する場合、所望より太い線が表示装置に表示されてしまう虞がある。
本発明は、上記の問題に鑑みて為されたものであり、その目的は、静電容量方式のタッチパネルシステムの表示装置に線を描画するときに、筆跡に応じた線をより高精度に表示装置に表示させることを可能とする、線描画装置、タッチパネルシステム、線描画方法、線描画プログラム、および線描画プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の線描画装置は、上記の問題を解決するために、静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画装置であって、上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出する接触面積推定部と、上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記接触面積推定部が算出した上記推定値を低下させる推定値低下部と、上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させる描画部とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の線描画方法は、上記の問題を解決するために、静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画方法であって、上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出し、上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記推定値を低下させ、上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させることを特徴としている。
本発明によれば、静電容量方式のタッチパネルシステムの表示装置に線を描画するときに、筆跡に応じた線をより高精度に表示装置に表示させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るタッチパネルシステムの構成を示すブロック図である。 タッチパネルの具体的な構成を示す図である。 (a)は、タッチパネルに導電性の筆が接触したときの、静電容量の分布の一例を示すグラフであり、(b)は、タッチパネルにタッチペンが接触したときの、静電容量の分布の一例を示すグラフである。 紙面左から、タッチペンによる接触、導電性の筆による軽い接触、および導電性の筆による強い接触における、タッチパネルへの接触範囲のイメージを示す図である。 タッチパネルシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 (a)および(b)は、線描画装置による効果を説明する図である。
〔実施の形態〕
図1は、実施の形態に係るタッチパネルシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すタッチパネルシステム100は、タッチパネル1、タッチパネルコントローラ2、描画制御部3、および表示装置4を備えている。また、誘電体5が、人の指等でなく、導電性の筆(以下、単に「筆」と称する)または導電性のタッチペン(以下、単に「タッチペン」と称する)等の物である場合、タッチパネルシステム100は、誘電体5を備えていると解釈することができる。
タッチパネルシステム100は、静電容量方式のタッチパネルシステムである。
タッチパネル1は、表示装置4の表示画面41の上に設けられている。タッチパネル1は、タッチパネルシステム100におけるタッチ操作を実現する入力装置である。すなわち、該タッチ操作として、タッチパネル1に誘電体5が接触すると、タッチパネル1は、この接触の位置に応じた信号を出力する。
図2は、タッチパネル1の具体的な構成を示す図である。
図2に示すとおり、タッチパネル1は、a本のドライブラインT1〜Ta、b本のセンスラインR1〜Rb、および(a×b)個の容量素子C11〜Cabを備えている。ドライブラインT1〜TaとセンスラインR1〜Rbとは、互いに直交するように、マトリクス状(格子状)に配置されている。そして、容量素子C11〜Cabは、それぞれ、ドライブラインT1〜TaとセンスラインR1〜Rbとの交点の各々に設けられている。ドライブラインT1〜TaおよびセンスラインR1〜Rbは、タッチパネルコントローラ2に接続されている。
タッチパネルコントローラ2は、タッチパネル駆動部21、入力検知部22、および接触面積推定部23を備えている。
タッチパネル駆動部21は、タッチパネル1のドライブラインT1〜Taに、電圧信号を順次印加する。これにより、容量素子C11〜Cabに電荷が蓄えられる。
タッチパネル1に誘電体5が接触すると、主にこの接触の位置にて容量素子C11〜Cabの静電容量が変化し、静電容量が変化した容量素子C11〜Cabが接続されているセンスラインに流れる電流の値が変化する。
そして、タッチパネルコントローラ2は、センスラインR1〜Rbの出力信号から、上記電流の値の変化に基づいて、容量素子C11〜Cabの静電容量の分布を得ることができる。タッチパネルコントローラ2は、該静電容量の分布を示す情報または該静電容量の分布から得られる該静電容量の最大値(代表値)を、静電容量分布情報として描画制御部3に供給する。
入力検知部22は、上記静電容量の分布から、タッチパネル1への誘電体5の接触があったこと、およびその接触の中心位置(座標)ならびにおおよその接触範囲等を検知する。入力検知部22は、検知した情報を、入力情報として描画制御部3に供給する。
接触面積推定部23は、上記静電容量の分布から、タッチパネル1に誘電体5が接触している面積の推定値を算出する。
接触面積推定部23は例えば、上記静電容量の分布内において、該静電容量が所定の閾値(以下、「第1閾値」と称する)を超えている範囲を求めることにより、上記推定値を算出することができる。なお、このときの第1閾値は、タッチパネル1に筆(誘電体5)を軽く接触させる場合、および、タッチパネル1にタッチペン(誘電体5)を接触させる場合においても、漏れなく接触面積を検出することができる程度に小さな値と(高感度に)しても問題無い。
接触面積推定部23は、算出した上記推定値を示す情報を、接触面積推定値情報として描画制御部3に供給する。
描画制御部3は、例えばCPU(Central Processing Unit:コンピューターの中央演算処理装置)により構成されており、推定値低下部31、描画部32、および記憶部33を備えている。
描画制御部3は、入力検知部22から供給された入力情報から得られる、タッチパネル1への誘電体5の接触の中心位置、および接触範囲等に基づいて、タッチパネルシステム100を統括的に制御する。例えば、描画制御部3は、該中心位置および接触範囲等に応じた表示データを生成し、表示装置4に供給する。
また、描画制御部3は、推定値低下部31にて、タッチパネルコントローラ2から供給された静電容量分布情報、および接触面積推定部23から供給された接触面積推定値情報を参照して、下記のように動作する。
すなわち、推定値低下部31は、上記静電容量分布情報から得られる、静電容量の分布内における、該静電容量の最大値が所定の閾値(以下、「第2閾値」と称する)より小さい場合に、上記接触面積推定値情報から得られる、上記推定値を低下させる。すなわち、この場合、推定値低下部31は、該推定値が示す接触面積が小さくなるように、該推定値を補正する。
一方、推定値低下部31は、上記静電容量の最大値が第2閾値以上である場合に、上記推定値の低下を実施しない。
なお、推定値低下部31が上記推定値を低下させるか否かを切り替えるための、上記第2閾値については後述する。
また、上記推定値を低下させる場合、推定値低下部31は例えば、該推定値が示す接触面積が、タッチペンのペン先近傍におけるタッチペンの延伸方向に対して垂直な断面の面積と同程度となるように、該推定値を補正すればよい。
推定値低下部31は、上記推定値の低下を実施したか否かに関わらず、最終的に得られた推定値を、描画部32に供給する。
描画部32は、推定値低下部31から供給された上記推定値に応じた形状の線を表示装置4に表示させるための表示データを生成し、該表示データを表示装置4に供給する。
なお、本願明細書において、線の「形状」とは、主に線の太さを意味しているが、これに限定されない。
ここで、記憶部33は、表示データに含まれる、表示装置4に表示させるべき線を示すデータが多数記憶されているメモリである。各線は、互いに形状が異なっており、かつ、上記推定値の大小に応じて、該推定値と任意の関係にて対応付けられている。
そして、描画部32は、最終的に得られた上記推定値に対応付けられた線を示すデータを、記憶部33から読み出し、この線を表示させるための表示データを表示装置4に供給する。
表示装置4は、表示画面41を備えており、描画制御部3(描画部32を含む)から供給された表示データに基づいて、表示画面41に線を表示する。
タッチパネルシステム100においては、接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32が、線描画装置を構成していると解釈することができる。
ここで、推定値低下部31が上記推定値を低下させるか否かを切り替えるための、上記第2閾値について、図3(a)および図3(b)を参照して説明する。
図3(a)は、タッチパネル1に筆が接触したときの、静電容量の分布の一例を示すグラフである。図3(b)は、タッチパネル1にタッチペンが接触したときの、静電容量の分布の一例を示すグラフである。
なお、図3(a)および図3(b)では、互いに垂直な3方向である、X方向、Y方向、およびZ方向を規定している。X方向およびY方向は、タッチパネル1の面に対して水平な方向であり、Z方向は、タッチパネル1の面に対して垂直な方向である。また、図3(a)および図3(b)のグラフ内における、X方向およびY方向に延びる面が、タッチパネル1の面に相当する。
ここで、筆はタッチペンより誘電率が大きい。従って、タッチパネル1に誘電体5を接触させる場合、誘電体5が筆であるほうが、誘電体5がタッチペンであるより、静電容量の分布内における、該静電容量の最大値が大きくなる。
図3(a)に示す例によれば、タッチパネル1に筆を接触させた場合の静電容量の最大値は、およそ880(センサ値)であった。一方、図3(b)に示す例によれば、タッチパネル1にタッチペンを接触させた場合の静電容量の最大値は、およそ290(センサ値)であった。
なお、静電容量の数値に付した「(センサ値)」なる表記は、該静電容量の値を測定したセンサ(図示しない)の出力値であることを示している。センサの出力値の大小は、静電容量の値の大小と対応付けられており、センサの出力値が大きいほど静電容量の値が大きく、センサの出力値が小さいほど静電容量の値が小さい。
また、誘電体5としての筆は、一般的な毛筆を模した形状を有している。一方、誘電体5としてのタッチペンは、一般的な鉛筆またはペンを模した形状を有している。
このため、図3(a)および図3(b)からも明らかであるとおり、タッチパネル1に筆を接触させた場合、タッチパネル1にタッチペンを接触させた場合より、広い範囲にて静電容量の上昇が見られる。
ここで、上述したとおり、接触面積推定部23による上記推定値の算出では、静電容量の分布内において、該静電容量が第1閾値を超えている範囲を求める。このとき、図3(b)に示す例において、漏れなく接触面積を検出するためには、該第1閾値を60〜100(センサ値)程度の低い値に設定する必要がある。
具体例として、接触面積は、第1閾値以上の静電容量が検出された容量素子の個数に、所定の変数を掛け合わせて推定する。別の具体例として、容量素子C11〜Cabの数は表示装置4の解像度に対して少ないことを考慮して、静電容量の値が第1閾値を超える容量素子と、これと隣接する静電容量の値が第1閾値以下である容量素子との間で、第1閾値と静電容量の各値との差分に基づいて、接触面積を推定する。
一方で、上記の各具体例に示す手法により接触面積を推定する際に、接触面積推定部23が上記推定値を算出するための第1閾値を低くすると、該推定値が示す面積が、実際の接触面積より大きくなる可能性が高くなる。
そしてこの結果、接触面積推定部23が算出した時点での上記推定値は、タッチパネル1に誘電体5が実際に接触しているより大きな面積を示し易い。これは、タッチパネル1に対する筆跡に比して、表示装置4に表示される線が太くなり易いことを意味している。
タッチパネル1に接触している誘電体5が筆である場合、比較的太い線を描画するような、タッチパネル1に対する筆跡となる。このため、表示装置4に表示される線が、該筆跡に比して太くなることは、さほど問題にはならない。
一方、タッチパネル1に接触している誘電体5がタッチペンである場合、非常に細い線を描画するような、タッチパネル1に対する筆跡となる。従って、表示装置4に表示される線が、該筆跡に比して太くなると、タッチペンにより描画される線の特徴を損ねることとなり、大きな問題となる。
そこで、タッチパネルシステム100では、推定値低下部31により、静電容量の分布内における、該静電容量の最大値を、第2閾値と比較する。
そして、推定値低下部31は、上記静電容量の最大値が第2閾値より小さければ、タッチパネル1に接触している誘電体5がタッチペンであると判断する。そして、このように判断したとき、推定値低下部31は、上記推定値を低下させることにより、表示装置4に表示させる線の面積を小さくする(すなわち、線を細くする)。こうして、タッチペンによるタッチパネル1に対する筆跡に近い線(すなわち、鉛筆またはペンで描画したような細い線)を、表示装置4に表示させる。
以上の観点から、推定値低下部31が推定値を低下させるか否かを切り替える、上記第2閾値は、下記の範囲であるのが好ましい。すなわち、タッチパネル1に接触している誘電体5がタッチペンである場合における静電容量の最大値より大きく、タッチパネル1に接触している誘電体5が筆である場合における静電容量の最大値より小さい。換言すれば、該第2閾値は、タッチパネル1への筆の接触により変化する静電容量の分布内における、該静電容量の最大値より小さい。一方、該第2閾値は、タッチパネル1へのタッチペンの接触により変化する静電容量の分布内における、該静電容量の最大値より大きい。
図3(a)および図3(b)に示す例の場合、推定値低下部31が推定値を低下させるか否かを切り替える、上記第2閾値の具体的な値は例えば、300〜400(センサ値)の範囲内であるのが好ましく、より好ましくは350(センサ値)程度である。これは、タッチパネル1に筆を接触させる場合、よほど軽い接触でない限り、静電容量の最大値が400(センサ値)前後の値となることによる。
なお、タッチパネル1に接触している誘電体5が指である場合、上記静電容量の最大値は、タッチパネル1に接触している誘電体5が筆である場合よりさらに大きくなる。この場合、推定値低下部31は、タッチパネル1に接触している誘電体5が筆である場合と同様の動作を行えば問題ない。これは、タッチパネル1に接触している誘電体5が指である場合も、比較的太い線を描画するような、タッチパネル1に対する筆跡となり、表示装置4に表示させる線が、該筆跡に比して太くなることは、さほど問題にはならないためである。
図4は、紙面左から、タッチペンによる接触61、筆による軽い接触62、および筆による強い接触63における、タッチパネル1への接触範囲のイメージを示す図である。
図4に示すとおり、筆は押さえつけ方の強弱に応じて、タッチパネル1への実際の接触面積が変わる。また、筆による接触の場合、静電容量の変化が大きいこともあり、該静電容量の分布に基づいて接触面積や接触範囲を推定することは困難でない。従って、筆を用いて線を描画する場合、静電容量の分布から接触面積を求め、求めた接触面積に応じて線の太さを変更させることにより、筆跡に応じた線をより高精度に表示装置4に表示させることができる。
一方、タッチペンは押さえつけ方に依存して接触の形状がほとんど変化せず、静電容量の変化も小さい。
ここで、単純に上記静電容量の分布内における静電容量が上記第1閾値を超えている範囲のみに基づいて、接触面積を推定する場合を考える。この場合、タッチペンのような低い静電容量を示すものによる接触面積を漏れなく求めることが可能である一方、該接触面積の推定値は、実際より大きな接触面積を示している場合がある。この結果、タッチペンによる接触面積の推定値が、筆による軽い接触程度にまで大きくなる場合があり、これらの接触が区別できなくなる虞がある。
そこで、筆による接触とタッチペンによる接触とを確実に区別するために、上記静電容量の分布内における、該静電容量の最大値が第2閾値より小さい場合、上記推定値の低下を実施する。
図5は、タッチパネルシステム100の動作の流れを示すフローチャートである。
タッチパネル1に対して誘電体5が接触すると(ステップS1)、入力検知部22は、上述した静電容量の分布内における該静電容量の変化から、タッチ操作を検知するのが好ましい(ステップS2)。但し、ステップS2は、一般的な静電容量方式のタッチパネルシステムと同様の動作であり、本発明の課題を解決するという観点からは必須でないとも言える。ステップS2で言うタッチ操作とは、タッチパネル1に対する誘電体5の接触を意味している。
接触面積推定部23は、上記静電容量の分布内から、該静電容量の値が第1閾値を超えている範囲を求めることにより、上記接触の面積の推定値を算出する(ステップS3)。
推定値低下部31は、上記静電容量の分布内における、該静電容量の最大値が第2閾値より小さいか否かを判定する(ステップS4)。
上記静電容量の最大値が第2閾値より小さい(ステップS4の結果がYESである)場合、推定値低下部31は、上記推定値が示す接触面積を小さくするように該推定値を補正し、描画部32に供給する。描画部32は、推定値低下部31により補正された接触面積の推定値を参照して表示データを生成する。表示装置4は、この表示データに基づいて表示画面41に線を表示させる(ステップS51)。
一方、上記静電容量の最大値が第2閾値以上である(ステップS4の結果がNOである)場合、描画部32は、接触面積推定部23が算出した接触面積の推定値をそのまま参照して表示データを生成する。表示装置4は、この表示データに基づいて表示画面41に線を表示させる(ステップS52)。
こうして、表示装置4に線を表示させる(ステップS6)。
図6(a)および(b)は、線描画装置による効果を説明する図である。
タッチパネル1の静電容量に関わらず一定の形状の線を表示装置4に表示させると、図6(a)に示すとおりとなる。
すなわち、図6(a)によれば、指51で線を描画する場合であっても、タッチペン52で線を描画する場合であっても、筆53で線を描画する場合であっても、表示される線は予め設定された一定の太さであった。
一方、タッチパネル1の静電容量に基づいて、タッチパネル1への実際の接触面積に応じた適切な形状の線を表示装置4に表示させると、図6(b)に示すとおりとなる。
すなわち、図5に示す一連の動作は、例えば1秒間に60回以上行われることとなる。そして、動作の度に、適切な形状の線が表示されることとなる。
この結果、図6(b)によれば、指51で線を描画する場合は比較的一定の太さの太い線が表示され、タッチペン52で線を描画する場合は比較的一定の太さの細い線が表示される。また、筆53で線を描画する場合は、タッチパネル1への筆53の接触面積(すなわち、タッチパネル1に筆53を押し付ける強さ)に対応して、太さの異なる線が表示される。
以上の結果、上記線描画装置、ひいては、タッチパネルシステム100によれば、筆跡に応じた線を高精度に表示装置4に表示させることができる。
なお、本実施の形態では、静電容量の代表値として、静電容量の最大値を用いたが、これに限定されない。すなわち、静電容量の代表値は、静電容量の分布内において、第1閾値を超える各容量素子の静電容量の平均値または標準偏差等に応じて算出した値であってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様に係る線描画装置は、上記の問題を解決するために、静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画装置であって、上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出する接触面積推定部と、上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記接触面積推定部が算出した上記推定値を低下させる推定値低下部と、上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させる描画部とを備えていることを特徴としている。
本発明の態様に係る線描画方法は、上記の問題を解決するために、静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画方法であって、上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出し、上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記推定値を低下させ、上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させることを特徴としている。
導電性の筆およびタッチペンの材質にもよるが、一般に、タッチパネルに対してタッチペンが接触した場合、タッチパネルに対して筆が接触した場合と比較して、静電容量の代表値が小さくなる。このことを利用して、上記の構成によれば、静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、接触面積の推定値を低下させる。これにより、タッチパネルへのタッチペンの接触により描画される線を細くすることが可能となる。よって、タッチペンが実際に接触している面積に対して、検出(推定)された接触面積が大きくなってしまっても、表示装置には、タッチペンの接触により描画される細い線を的確に表示させることが可能となる。この結果、タッチペンを用いて線を描画する場合、所望より太い線が表示装置に表示されてしまう虞を低減することが可能となる。
従って、静電容量方式のタッチパネルシステムの表示装置に線を描画するときに、筆跡に応じた線をより高精度に表示装置に表示させることができる。
本発明の一態様に係る線描画装置は、上記誘電体の種類として、互いに誘電率が異なる2つの材質が含まれており、上記閾値は、上記タッチパネルへの上記材質の一方の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より小さく、上記タッチパネルへの上記材質の他方の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より大きい。
より具体的に、本発明の一態様に係る線描画装置は、上記誘電体の種類として、上記材質の一方により構成された導電性の筆と、上記材質の他方により構成された導電性のタッチペンとが含まれており、上記閾値は、上記タッチパネルへの上記導電性の筆の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より小さく、上記タッチパネルへの上記導電性のタッチペンの接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より大きい。
上記の構成によれば、タッチパネルに対する筆(材質の一方)の接触と、タッチパネルに対するタッチペン(材質の他方)の接触とを明確に区別することが可能となる。
本発明の一態様に係るタッチパネルシステムは、本発明の態様に係る線描画装置と、上記タッチパネルと、上記表示装置とを備えていることを特徴としている。
本発明の態様に係る線描画装置の、上記接触面積推定部、上記推定値低下部、および上記描画部としてコンピュータを動作させるための線描画プログラム、および、この線描画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体についても、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、接触面積推定部23、推定値低下部31、および描画部32を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、タッチパネルシステムの表示装置に線を描画する線描画装置、線描画方法、線描画プログラム、および線描画プログラムを記録した記録媒体に利用することができる。また、本発明は、該線描画装置を備えている静電容量方式のタッチパネルシステムに利用することができる。
1 タッチパネル
2 タッチパネルコントローラ
3 描画制御部
4 表示装置
5 誘電体
21 タッチパネル駆動部
22 入力検知部
23 接触面積推定部(線描画装置の一部)
31 推定値低下部(線描画装置の一部)
32 描画部(線描画装置の一部)
33 記憶部
41 表示画面
51 指(誘電体)
52 タッチペン(誘電体)
53 筆(誘電体)
100 タッチパネルシステム

Claims (7)

  1. 静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画装置であって、
    上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出する接触面積推定部と、
    上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記接触面積推定部が算出した上記推定値を低下させる推定値低下部と、
    上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させる描画部とを備えていることを特徴とする線描画装置。
  2. 上記誘電体の種類として、互いに誘電率が異なる2つの材質が含まれており、
    上記閾値は、
    上記タッチパネルへの上記材質の一方の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より小さく、
    上記タッチパネルへの上記材質の他方の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の線描画装置。
  3. 上記誘電体の種類として、上記材質の一方により構成された導電性の筆と、上記材質の他方により構成された導電性のタッチペンとが含まれており、
    上記閾値は、
    上記タッチパネルへの上記導電性の筆の接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より小さく、
    上記タッチパネルへの上記導電性のタッチペンの接触により変化する上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値より大きいことを特徴とする請求項2に記載の線描画装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の線描画装置と、
    上記タッチパネルと、
    上記表示装置とを備えていることを特徴とするタッチパネルシステム。
  5. 静電容量方式のタッチパネルシステムに設けられたタッチパネルへの誘電体の接触に応じた線を、該タッチパネルシステムに設けられた表示装置に表示させる線描画方法であって、
    上記接触により変化する静電容量の分布から、上記接触の面積の推定値を算出し、
    上記静電容量の分布から得られる、該静電容量の代表値が所定の閾値より小さい場合に、上記推定値を低下させ、
    上記推定値に応じた形状の線を上記表示装置に表示させることを特徴とする線描画方法。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載の線描画装置の、上記接触面積推定部、上記推定値低下部、および上記描画部としてコンピュータを動作させるための線描画プログラム。
  7. 請求項6に記載の線描画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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