JP2014062748A - 移動物体の位置検出装置及び方法 - Google Patents

移動物体の位置検出装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の撮像手段を有する簡便な撮像装置と画像処理だけで、撮影範囲内を移動する移動物体の時々刻々の3次元位置等を計測可能にする。
【解決手段】多焦点レンズ12と瞳指向センサ16とにより5つの合焦距離d1〜d5の画像を同時に、かつ所定の時間間隔で連続して画像(5つの動画)を取得する。移動物体は、これらの合焦距離d1〜d5上の合焦面上を通過することになる。したがって、同時に、かつ所定の時間間隔で連続して画像から移動物体を抽出し、移動物体が合焦している画像の合焦距離等から移動物体の多焦点レンズ12の光軸方向の位置(z位置)を検出し、この検出された移動物体の多焦点レンズ12の光軸方向と直交する画像内の移動物体のz位置に基づいて移動物体の多焦点レンズ12の光軸方向と直交する面内の2次元位置(xy位置)を検出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は移動物体の位置検出装置及び方法に係り、特に移動物体の3次元空間上の位置を検出する技術に関する。
特許文献1には、合焦距離が異なる複数の撮像部から被写体像の像倍率は略同一で合焦距離のみが異なる複数の画像を取得し、その焦点のボケ状態の違いから被写体の距離を推定する被写体距離計測装置が記載されている。
特許文献2には、撮影範囲内に設けられた複数の測距エリアのそれぞれにおいて被写体距離、被写体距離間の差、被写体速度等を算出し、算出結果を映像上に表示する撮影システムが記載されている。この撮影システムは、レンズ装置の像面側に設けたハーフミラーにより被写体からの光束を分割し、複数対の二次結像レンズと、複数の測距エリアに対応する複数対のラインセンサ(位相差センサ)としてのAFセンサとを含む焦点検出部により、複数の測距エリア内の被写体像の位相差を検出し、検出した位相差に基づいて得られたデフォーカス量と現在のフォーカスレンズ位置とを用いて、各測距エリアでの被写体距離を算出するようにしている。
特許文献3には、目標物体の実際の移動距離や移動速度、例えばボールの飛んだ距離、速度等を、移動前のボールの大きさと移動後のボールの大きさ、及び移動前のボールと移動後のボールとの2点間の距離(メモリの座標)から求めるカメラ一体型ビデオテープレコーダが記載されている。
一方、特許文献4には、焦点距離が異なる領域を有する多焦点レンズを通過した光束を瞳分割し、瞳指向センサにより焦点距離が異なる複数の画像を同時に撮像する撮像装置が記載されている。
特開2010−249794号公報 特開2010−114547号公報 特開平05−93610号公報 特開2012−88696号公報
特許文献1に記載の被写体距離計測装置は、複数の撮像部を有しており、また、被写体の速度を計測することはできない。
特許文献2に記載の撮影システムは、レンズ装置の像面側に設けたハーフミラーや複数対の二次結像レンズと複数の測距エリアに対応する複数対のラインセンサを含む焦点検出部を必要としており、装置が大型化するという問題がある。
特許文献3に記載の発明は、目標物体が移動前後で被写界深度内にあり、また、移動前後の目標物体の大きさ等により目標物体の移動距離や移動速度を求めており、目標物体が移動前後で被写界深度内に入っており、また、目標物体の形状はボールのように特定のものに限られる。
特許文献4に記載に撮像装置は、単一の撮像部により合焦距離が異なる複数の画像を同時に撮像することができるが、特許文献4には、移動物体の位置検出に関する記載はない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、単一の撮像手段を有する簡便な撮像装置と画像処理だけで、撮影範囲内を移動する移動物体の時々刻々の3次元位置等を計測することができる移動物体の位置検出装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様に係る移動物体の位置検出装は、複数の合焦距離の被写体に対して合焦可能な多焦点の撮影光学系と、2次元状に配列された光電変換素子により構成された複数の画素を有する瞳指向センサとを有する単一の撮像手段と、撮像手段により撮影された複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ連続して取得する画像取得手段と、画像取得手段により同時に、かつ連続して取得した画像に基づいて画像内の移動物体の3次元空間上の位置を検出する3次元位置検出手段と、を備えている。
本発明の一の態様によれば、単一の撮像手段を有する簡便な撮像手段から複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ連続して取得することができる。そして、単一の撮像手段から同時に、かつ連続して取得した複数の合焦距離別の複数の画像を解析することにより撮影範囲内を移動する移動物体の時々刻々の3次元位置を計測するようにしている。
本発明の他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段は、画像取得手段により同時に取得した合焦距離の異なる複数の画像に基づいて複数の画像における移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出手段と、検出された合焦度合いに基づいて移動物体が合焦している画像の合焦距離、又は最も合焦度合いが高くなる画像を含む近傍の合焦距離の画像から推定した合焦すべき合焦距離を、移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置として検出する第1の位置検出手段と、第1の位置検出手段により検出された移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置と直交する画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する第2の位置検出手段と、を有している。
即ち、連続撮影中の或る撮影時刻に同時に取得した合焦距離の異なる複数の画像に着目し、複数の画像に基づいて移動物体が合焦している画像の合焦距離、又は最も合焦度合いが高くなる画像を含む近傍の合焦距離の画像から推定した合焦すべき合焦距離を、移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置として検出する。この検出した移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置と直交する画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出し、これにより或る撮影時刻における移動物体の3次元位置を検出するようにしている。連続撮影中の各時刻で取得した合焦距離の異なる複数の画像毎に上記の処理を行うことにより、移動する移動物体の時々刻々の3次元位置を計測することができる。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段は、画像取得手段により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて複数の画像における移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出手段と、検出された合焦度合いに基づいて移動物体が合焦している画像の撮影時刻、又は最も合焦度合いが高くなる画像の撮影時刻を含む近傍の撮影時刻の画像から推定した合焦すべき合焦時刻を検出する時刻検出手段と、画像取得手段により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて時刻検出手段により検出された合焦時刻における画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する位置検出手段と、を有している。
即ち、複数の合焦距離別の複数の画像のうちの或る合焦距離の時系列の画像に着目し、時系列の画像に基づいて移動物体が合焦している画像の撮影時刻、又は最も合焦度合いが高くなる画像の撮影時刻を含む近傍の撮影時刻の画像から推定した合焦すべき合焦時刻を検出する。移動物体は、この検出した合焦時刻に、或る合焦距離の位置(撮影光学系の光軸方向の位置)を通過したことになる。また、検出された合焦時刻における画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出し、これにより或る合焦距離を通過する移動物体の合焦時刻とその合焦時刻における移動物体の3次元位置を検出するようにしている。複数の合焦距離別の時系列の画像毎に上記の処理を行うことにより、移動する移動物体の時々刻々の3次元位置を計測することができる。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段により検出された移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とを出力する出力手段を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段により検出された移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とに基づいて移動物体の3次元速度を検出する速度検出手段を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段により検出された移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とに基づいて移動物体の3次元加速度を検出する加速度検出手段を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出装置において、3次元位置検出手段により検出された移動物体の3次元位置に基づいて移動物体の3次元軌道を算出する軌道算出手段を備えることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出方法は、複数の合焦距離の被写体に対して合焦可能な多焦点の撮影光学系と、2次元状に配列された光電変換素子により構成された複数の画素を有する瞳指向センサとを有する単一の撮像手段により撮影された複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ連続して取得する画像取得工程と、画像取得工程により同時に、かつ連続して取得した画像に基づいて画像内の移動物体の3次元空間上の位置を検出する3次元位置検出工程と、を含んでいる。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出方法において、3次元位置検出工程は、画像取得工程により同時に取得した合焦距離の異なる複数の画像に基づいて複数の画像における移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出工程と、検出された合焦度合いに基づいて移動物体が合焦している画像の合焦距離、又は最も合焦度合いが高くなる画像を含む近傍の合焦距離の画像から推定した合焦すべき合焦距離を、移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置として検出する第1の位置検出工程と、第1の位置検出工程により検出された移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置と直交する画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する第2の位置検出工程と、を含んでいる。
本発明の更に他の態様に係る移動物体の位置検出方法において、3次元位置検出工程は、画像取得工程により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて複数の画像における移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出工程と、検出された合焦度合いに基づいて移動物体が合焦している画像の撮影時刻、又は最も合焦度合いが高くなる画像の撮影時刻を含む近傍の撮影時刻の画像から推定した合焦すべき合焦時刻を検出する時刻検出工程と、画像取得工程により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて時刻検出工程により検出された合焦時刻の画像内の移動物体の位置に基づいて移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する位置検出工程と、を含んでいる。
本発明によれば、簡便な撮像装置と画像処理だけで、撮影範囲内を移動する移動物体の時々刻々の3次元位置等を計測することができる。
本発明の係る移動物体の位置検出装置として適用された撮像装置の実施形態を示す外観図 図1に示した撮像装置の内部構成の実施形態を示すブロック図 図1に示した撮像装置の撮像部(単一の撮像手段)の一例を示す図 瞳指向センサの構成を示す要部断面図 本発明に係る移動物体の位置検出方法の第1の実施形態を示すフローチャート 移動物体の位置検出方法の第1の実施形態を説明するために用いた図 本発明に係る移動物体の位置検出方法の第1の実施形態を示すフローチャート 移動物体の位置検出方法の第1の実施形態を説明するために用いた図 他の実施形態の撮像部の概略構成を示す図
以下、添付図面に従って本発明に係る移動物体の位置検出装置及び方法の実施の形態について説明する。
<移動物体の位置検出装置の外観>
図1は本発明の係る移動物体の位置検出装置として適用された撮像装置(例えば、テレビカメラ)10の実施形態を示す外観図である。この撮像装置10は、三脚11に固定された状態で移動物体の動画を撮像することが好ましい。
図2は撮像装置10の内部構成の実施形態を示すブロック図である。
この撮像装置10は、撮像した動画を記録媒体54に記録するとともに、動画内の移動物体の3次元位置、時刻、3次元速度、3次元加速度、3次元軌道等を検出し、その検出した情報を動画に関連付けて記録媒体54に記録し、又は図示しない外部機器に出力するものである。
図3は撮像装置10の撮像部(単一の撮像手段)の一例を示す図であり、主として複数の合焦距離(d1〜d5)の被写体に対して合焦可能な多焦点の撮影光学系(多焦点レンズ)12と、2次元状に配列された光電変換素子により構成された複数の画素を有するCMOS型の撮像素子(瞳指向センサ)16とから構成されている。
多焦点レンズ12は、扇形に5分割された各領域がそれぞれ異なる焦点距離f1〜f5を有しており、各焦点距離f1〜f5に対応した5つの被写体距離(合焦距離d1〜d5)の被写体像を瞳指向センサ16に結像させることができるようになっている。
図4は瞳指向センサ16の構成を示す要部断面図である。図6(a)及び(b)に示すように画素p1のフォトダイオードPDの前面側(マイクロレンズL側)には、遮光部材16Aが配設され、画素p2のフォトダイオードPDの前面側には、遮光部材16Bが配設される。マイクロレンズL及び遮光部材16A、16Bは瞳分割手段としての機能を有し、遮光部材16A、16Bは、それぞれ多焦点レンズ12の5分割された領域のうちの1つの領域を通過する光束のみをフォトダイオードPDの受光面に入射させる開口を有し、他の領域を通過する光束を遮光する。図4上では、説明の便宜上、2種類の画素p1,p2が示されているが、多焦点レンズ12の5分割された領域にそれぞれ対応する開口を有する遮光部材が配設された5種類の画素が、瞳指向センサ16上に均等に配置されている。
図2に戻って、装置全体の動作は、中央処理装置(CPU)40によって統括制御される。
撮像装置10には、録画スタート等の操作部38が設けられている。この操作部38からの信号はCPU40に入力され、CPU40は入力信号に基づいて撮像装置10の各回路を制御し、例えば、録画動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ(LCD)30の表示制御などを行う。
録画時において、5つの合焦距離d1〜d5(図3参照)の被写体の像が、多焦点レンズ12を介して瞳指向センサ16の5種類の画素上に結像され、5つの合焦距離d1〜d5の画像A〜Aを同時に、かつ所定の時間間隔(動画のフレームレート)で連続して撮像することができる。
即ち、瞳指向センサ16からは、相関二重サンプリング処理(イメージセンサの出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、イメージセンサの1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)により画素毎の画像信号(電圧信号)がサンプリングホールドされ、増幅されたのちA/D変換器21に加えられる。A/D変換器21は、順次入力する画像信号をデジタル信号に変換して画像入力コントローラ22に出力する。尚、MOS型の瞳指向センサ16では、A/D変換器が内蔵されているものがあり、この場合、瞳指向センサ16から直接デジタル信号が出力される。それぞれ合焦距離の異なる、同時に撮像された5枚の画像データは、瞳指向センサ16から画素位置を選択して画素データを読み出すことにより取得することができるが、瞳指向センサ16から全ての画素データを読み出してメモリ(SDRAM)48に一時的に記憶し、メモリ48から合焦距離の異なる5つの画像データを抽出するようにしてもよい。
デジタル信号処理部24は、画像入力コントローラ22を介して入力するデジタルの画像信号に対して、オフセット処理、ホワイトバランス補正及び感度補正を含むゲイン・コントロール処理、ガンマ補正処理、YC処理等の所定の信号処理を行う。
また、画像処理部25は、以下の処理を行うが、画像処理部25が行う処理は必須ではない。
瞳指向センサ16の各受光セルには、多焦点レンズ12の5つの領域を通過する光束のうちのいずれかが入射するが、光束間でクロストークが生じる場合がある。画像処理部25は、このようなクロストークの発生による画像のボケやコントラスト劣化を補正する画像処理を行う。
画像処理部25で処理され画像データは、VRAM50に入力される。VRAM50から読み出された画像データはビデオ・エンコーダ28においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている液晶モニタ30に出力され、これにより被写体像が液晶モニタ30の表示画面上に表示される。この場合、合焦距離の異なる5つの動画を、同時に表示するようにしてもよいし、いずれか1つの動画を表示するようにしてもよい。
また、CPU40は、操作部18からの録画準備又は開始が指示されると、AE動作を開始させ、A/D変換器21から出力される画像データは、AE検出部44に取り込まれる。AE検出部44では、同時に取得される5つの画像のうちの1つ、又は複数の画面全体の輝度信号を積算し、又は画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをした輝度信号を積算し、その積算値をCPU40に出力する。CPU40は、AE検出部44から入力する積算値より被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出し、この撮影Ev値に基づいて絞り(図示せず)の絞り値を決定し、その決定した絞り値に基づいて絞りを制御する。
また、移動物体を撮影する録画が開始されると、センサ制御部32を介して瞳指向センサ16から所定のインターバルで画像信号が読み出され、A/D変換器21から出力される画像データ(同時に撮像される5つの画像A〜A)が画像入力コントローラ22からメモリ(SDRAM)48に入力され、一時的に記憶される。メモリ48に一時的に記憶された画像データは、デジタル信号処理部24及び画像処理部25により適宜読み出され、ここで画像データの輝度データ及び色差データの生成処理(YC処理)を含む所定の信号処理が行われる。YC処理された画像データ(YCデータ)は、再びメモリ48に記憶される。
メモリ48に記憶されたYCデータは、それぞれ圧縮伸張処理部26に出力され、MPEG−4等の動画圧縮フォーマットで圧縮された5つの合焦距離別の動画ファイルが、メディア・コントローラ52を介して記録媒体54に記録される。これにより、同時に動画撮影された合焦距離の異なる5つの動画が記録されることになる。
[移動物体の3次元位置等の計測]
次に、上記のようにして撮像された5つの動画を画像解析し、移動物体の3次元位置等を計測する移動物体の位置検出方法について説明する。
<第1の実施形態>
図5は本発明に係る移動物体の位置検出方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。
図5において、CPU40又は画像処理部25は、以下の処理を実行する。
まず、撮影時刻を示すパラメータnを1とし(ステップS10)、ある撮影時刻tの画像A〜Aを取得する(ステップS12)。これらの画像A〜Aは、前述した記録媒体54に記録された5つの合焦距離別の動画ファイルを伸張処理して取得するようにしてもよいし、メモリ48に一時的に保持された圧縮前の画像A〜Aをメモリ48から取得するようにしてもよい。
続いて、同時に撮像された5つの合焦距離d1〜d5毎の画像A〜A内の移動物体を検出する(ステップS14)。移動物体の検出は、例えば、画像A〜A間の差分画像を検出することにより行うことができる。
次に、各画像A〜A内における移動物体のピントの良さ(合焦度合い)を検出する(ステップS16)。
図6は、ある時刻tの合焦距離d1〜d5毎の画像A〜Aと、各画像内の移動物体と、各画像内の移動物体の合焦度合いとの関係を示している。移動物体の合焦度合いは、移動物体(図3、図6に示す例では、ボール)を示す画像内の単位面積当りの高周波成分の積算値の大きさとして検出することができる。
次に、ステップS16で検出した移動物体の合焦度合いに基づいて、時刻tにおける移動物体の合焦距離を算出する(ステップS18)。図6に示すように合焦距離d1〜d5毎の画像A〜A内の移動物体の合焦度合いの変化から、移動物体の合焦度合いがピークとなる最大合焦時の移動物体のz位置(多焦点レンズ12の中心を3次元空間の基準位置にした多焦点レンズ12の光軸方向の位置)を推定する(真の合焦位置)。図6に示す例では、時刻tにおける移動物体の新の合焦距離は、合焦距離d1とd2の中間にある。
続いて、時刻tにおける移動物体の合焦距離上の画像内の移動物体のxy位置(多焦点レンズ12の光軸方向と直交する面内の2次元位置)を検出する。実空間上のxy位置は、ステップS18で算出した移動物体の合焦距離と、多焦点レンズ12と瞳指向センサ16との距離と、瞳指向センサ16上の移動物体の位置との関係から幾何学的に算出することができる。因みに、瞳指向センサ16上の移動物体の位置は、合焦距離d1〜d5にかかわらず同一であり、ピンぼけ量が違うだけである。
上記のようにして算出した移動物体の3次元位置(x,y,z)と時刻tとを記録するために出力する(ステップS22)。
次に、位置検出が終了したか否かを判別し(ステップS24)、終了していない場合(「No」の場合)には、時刻のパラメータnを1だけインクリメントし(ステップS26)、ステップS12に遷移させる。これにより、所定の時間間隔で撮影された次の時刻における画像A〜Aを取得し、上記ステップS12からステップS24の処理を繰り返す。
一方、ステップS24において、位置検出が終了したと判別されると(「Yes」の場合)、移動物体の位置計測を終了する。
上記のようにして所定の時間間隔の時々刻々の移動物体の3次元位置(x,y,z)と時刻tが取得されると、これらの情報(x,y,z,t)に基づいて3次元速度を算出することができる。
即ち、計測された移動物体の隣接する2つの3次元位置間の距離と、その時間間隔から時々刻々の移動物体の3次元速度を算出することができる。また、このようにして算出した時々刻々の3次元速度の差分から移動物体の3次元加速度を算出することができる。更に、移動物体の3次元軌道を算出することもできる(図3参照)。
<第2の実施形態>
図7は本発明に係る移動物体の位置検出方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。
図7において、CPU40又は画像処理部25は、以下の処理を実行する。
まず、5つの合焦距離d1〜d5を示すパラメータiを1とし(ステップS30)、5つの動画のうちの合焦距離diの動画(時系列の画像)を取得する(ステップS32)。
続いて、合焦距離diの時系列の画像内の移動物体を検出する(ステップS34)。移動物体の検出は、例えば、時系列の画像間の差分画像を検出することにより行うことができる。
次に、時系列の画像内における移動物体のピントの良さ(合焦度合い)を検出する(ステップS36)。
図8は、合焦距離d1の時系列の画像と、各画像内の移動物体と、各画像内の移動物体の合焦度合いとの関係を示している。移動物体の合焦度合いは、移動物体(図3、図6に示す例では、ボール)を示す画像内の単位面積当りの高周波成分の積算値の大きさとして検出することができる。
次に、ステップS36で検出した移動物体の合焦度合いに基づいて、移動物体の最大合焦度時刻tmaxを算出する(ステップS38)。図8に示すように合焦距離d1の時系列の画像内の移動物体の合焦度合いの変化から、合焦度合いがピークとなる最大合焦度時刻tmaxを推定する。移動物体は、推定した最大合焦度時刻tmaxにz位置(=合焦距離d1)に存在していたことになる。
続いて、最大合焦度時刻tmaxにおける画像内の移動物体のxy位置(多焦点レンズ12の光軸方向と直交する面内の2次元位置)を検出する。
図8に示すように最大合焦度時刻tmaxの前後の撮影時刻の画像中の移動物体の位置をそれぞれ算出し、これらの算出したxy位置を、前後の撮影時刻と最大合焦度時刻tmaxとの時間関係で補間することにより、最大合焦度時刻tmaxにおける移動物体のxy位置を推定する。
上記のようにして算出した移動物体の3次元位置(x,y,z)と、その位置に移動物体が存在した時刻t(最大合焦度時刻tmax)とを記録するために出力する(ステップS42)。ここでz位置は、前述したようにi=1の場合には、合焦距離d1に対応する。
次に、5つの合焦距離d1〜d5について、それぞれ移動物体の3次元位置(x,y,z)と時刻tの計測が終了したか否か(即ち、i=5か否か)を判別し(ステップS44)、終了していない場合(「No」の場合)には、合焦距離d1〜d5を示すパラメータiを1だけインクリメントし(ステップS46)、ステップS32に遷移させる。これにより、次の合焦距離diにおける時系列の画像を取得し、上記ステップS32からステップS44の処理を繰り返す。
一方、ステップS44において、位置検出が終了したと判別されると(「Yes」の場合)、移動物体の位置計測を終了する。
上記のようにして所定の時間間隔の時々刻々の移動物体の3次元位置(x,y,z)と時刻tが取得されると、これらの情報(x,y,z,t)に基づいて第1の実施形態と同様にして、移動物体の3次元速度、3次元加速度、及び3次元軌道を算出することができる。
[撮像部の他の実施形態]
次に、合焦距離の異なる複数の画像を同時に撮像する撮像部の他の実施形態について説明する。
図9は他の実施形態の撮像部の概略構成を示す図である。
図9に示す撮像部は、多焦点レンズ12’とイメージセンサ16’との間に多焦点マイクロレンズアレイ14が設けられ、いわゆるプレノプティックカメラの撮影光学系を有している。
多焦点レンズ12’は、近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12aと、遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12bとを有する多焦点(2焦点)レンズであり、領域12a及び領域12bは、それぞれ光軸を境界に上半分及び下半分の領域である。尚、領域12aと領域12bとの間には、光束間でクロストークが生じないように遮光帯が設けられている。
多焦点マイクロレンズアレイ14内の2組のマイクロレンズ群は、それぞれ焦点距離f'1を有するマイクロレンズ群14aと、焦点距離f'2を有するマイクロレンズ群14bとからなり、この実施形態では、f'1<f'2である。
次に、多焦点レンズ12’及び多焦点マイクロレンズアレイ14の結像関係について説明する。
多焦点レンズ12’から合焦面1-1までの距離をb11,合焦面1-2までの距離をb21,合焦面2-1までの距離をb12,合焦面2-2までの距離をb22とし、遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12bを通過する合焦面1-1、2-1の、多焦点レンズ12’から結像位置までの距離をそれぞれa1,a2とし、また、近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12aを通過する合焦面2-1、2-2の、多焦点レンズ12’から結像位置までの距離をそれぞれa1,a2とすると、これらの関係は、レンズの公式により次式で表すことができる。
[数1]
メインレンズ焦点距離f1:
1/f1=1/a1+1/b11
1/f1=1/a2+1/b12
メインレンズ焦点距離f2:
1/f2=1/a1+1/b21
1/f2=1/a2+1/b22
一方、多焦点マイクロレンズアレイ14のマイクロレンズ群14aは、多焦点マイクロレンズアレイ14から被写体側の距離a'1に位置する像を、多焦点マイクロレンズアレイ14から距離b'の位置に受光面を有するイメージセンサ16’に結像させる焦点距離f'1を有し、マイクロレンズ群14bは、多焦点マイクロレンズアレイ14から被写体側の距離a'2に位置する像を、多焦点マイクロレンズアレイ14から距離b'の位置に受光面を有するイメージセンサ16’に結像させる焦点距離f'2を有している。これらの関係は、レンズの公式により次式で表すことができる。
[数2]
マイクロレンズ群14aの焦点距離f'1:
1/f'1=1/a'1+1/b'
マイクロレンズ群14bの焦点距離f'2:
1/f'2=1/a'2+1/b'
また、多焦点マイクロレンズアレイ14から被写体側の距離a'1の位置は、多焦点レンズ12’からイメージセンサ16’側の距離a2の位置に対応し、多焦点マイクロレンズアレイ14から被写体側の距離a'2の位置は、多焦点レンズ12’からイメージセンサ16’側の距離a1の位置に対応している。
従って、合焦面1-1の像は、多焦点レンズ12’の遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12bを通過して距離a1の位置に結像し、この結像した像は、焦点距離f'2を有するマイクロレンズ群14bによりイメージセンサ16’に再結像される。同様に、合焦面1-2の像は、多焦点レンズ12’の遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12bを通過して距離a2の位置に結像し、この結像した像は、焦点距離f'1を有するマイクロレンズ群14aによりイメージセンサ16’に再結像され、合焦面2-1の像は、多焦点レンズ12’の近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12aを通過して距離a1の位置に結像し、この結像した像は、焦点距離f'2を有するマイクロレンズ群14bによりイメージセンサ16’に再結像され、合焦面2-2の像は、多焦点マイクロレンズアレイ14の近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12aを通過して距離a2の位置に結像し、この結像した像は、焦点距離f'1を有するマイクロレンズ群14aによりイメージセンサ16’に再結像される。
尚、多焦点マイクロレンズアレイ14は、イメージセンサ16’の受光面から距離b’だけ前方に離間した位置において、イメージセンサ16に一体的に固定されている。
ところで、多焦点マイクロレンズアレイ14のマイクロレンズ群14aの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの上部の画像は、多焦点レンズ12’の遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12b(下半分の領域)を通過してきた光束を受光した画像であり、レンズ毎の微小画像のうちの下部の画像は、多焦点レンズ12’の近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12a(上半分の領域)を通過してきた光束を受光した画像である。
同様に、多焦点マイクロレンズアレイ14のマイクロレンズ群14bの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの上部の画像は、多焦点レンズ12’の遠距離撮影用の焦点距離f1を有する領域12b(下半分の領域)を通過してきた光束を受光した画像であり、レンズ毎の微小画像のうちの下部の画像は、多焦点レンズ12’の近距離撮影用の焦点距離f2を有する領域12a(上半分の領域)を通過してきた光束を受光した画像である。
従って、マイクロレンズ群14bの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの上部の画像を、マイクロレンズ群14bの各レンズ位置に応じて再配置することにより、合焦面1-1に合焦する出力画像1-1を取得することができる。同様に、マイクロレンズ群14aの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの上部の画像を、マイクロレンズ群14aの各レンズ位置に応じて再配置することにより、合焦面1-2に合焦する出力画像1-2を取得することができ、マイクロレンズ群14bの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの下部の画像を、マイクロレンズ群14bの各レンズ位置に応じて再配置することにより、合焦面2-1に合焦する出力画像2-1を取得することができ、マイクロレンズ群14aの個々のレンズによりイメージセンサ16’に結像されるレンズ毎の微小画像のうちの下部の画像を、マイクロレンズ群14aの各レンズ位置に応じて再配置することにより、合焦面2-2に合焦する出力画像1-2を取得することができる。即ち、多焦点マイクロレンズアレイ14のマイクロレンズ群14a又は14bによってイメージセンサ16’上に形成される瞳面の微小画像群から、特定位置の画素だけを抽出して像として再構成することによりレンズ瞳面の通過位置毎の光信号だけを受光した画像を得ることができる。
即ち、図9に示した実施形態の撮像部によれば、多焦点レンズ12’と多焦点マイクロレンズアレイ14とを組み合わせることにより、同時に撮像可能な合焦距離の異なる画像の数を飛躍的に増大させることができる。また、合焦距離の異なる複数の画像に対して、多焦点メインレンズの合焦距離の数(種類)、及び多焦点メインレンズアレイの合焦距離の数(種類)を少なくすることができ、これにより多焦点レンズ及び多焦点メインレンズアレイの製造コストが上昇しないようにすることができる。
尚、同時に撮像可能な合焦距離の異なる画像の数と、各画像の解像度とはトレードオフの関係にある。
[その他]
同時に撮像可能な合焦距離の異なる画像を取得する撮像部の構造は、図3及び図9に示した実施形態に限定されず、種々のものが考えられる。
また、この実施形態の撮像装置10は、単一の撮像手段により撮影された複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ所定の時間間隔で連続して取得する撮像部と、その撮像部により同時に、かつ連続して取得した画像を解析して移動物体の3次元空間上の位置等を検出する位置検出装置とが一体化されているが、これに限らず、物理的に分離したものでもよい。
更に、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10…撮像装置、12、12’…多焦点レンズ、14…多焦点マイクロレンズアレイ、16…瞳指向センサ、16’…イメージセンサ、24…デジタル信号処理部、25…画像処理部、40…中央処理装置(CPU)

Claims (10)

  1. 複数の合焦距離の被写体に対して合焦可能な多焦点の撮影光学系と、2次元状に配列された光電変換素子により構成された複数の画素を有する瞳指向センサとを有する単一の撮像手段と、
    前記撮像手段により撮影された複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ連続して取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により同時に、かつ連続して取得した画像に基づいて前記画像内の移動物体の3次元空間上の位置を検出する3次元位置検出手段と、
    を備えた移動物体の位置検出装置。
  2. 前記3次元位置検出手段は、
    前記画像取得手段により同時に取得した合焦距離の異なる複数の画像に基づいて前記複数の画像における前記移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出手段と、
    前記検出された合焦度合いに基づいて前記移動物体が合焦している画像の合焦距離、又は最も合焦度合いが高くなる画像を含む近傍の合焦距離の画像から推定した合焦すべき合焦距離を、前記移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置として検出する第1の位置検出手段と、
    前記第1の位置検出手段により検出された前記移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置と直交する画像内の前記移動物体の位置に基づいて前記移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する第2の位置検出手段と、
    を有する請求項1に記載の移動物体の位置検出装置。
  3. 前記3次元位置検出手段は、
    前記画像取得手段により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて前記複数の画像における前記移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出手段と、
    前記検出された合焦度合いに基づいて前記移動物体が合焦している画像の撮影時刻、又は最も合焦度合いが高くなる画像の撮影時刻を含む近傍の撮影時刻の画像から推定した合焦すべき合焦時刻を検出する時刻検出手段と、
    前記画像取得手段により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて前記時刻検出手段により検出された合焦時刻における画像内の前記移動物体の位置に基づいて前記移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する位置検出手段と、
    を有する請求項1に記載の移動物体の位置検出装置。
  4. 前記3次元位置検出手段により検出された前記移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とを出力する出力手段を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の移動物体の位置検出装置。
  5. 前記3次元位置検出手段により検出された前記移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とに基づいて前記移動物体の3次元速度を検出する速度検出手段を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の移動物体の位置検出装置。
  6. 前記3次元位置検出手段により検出された前記移動物体の3次元位置と当該3次元位置に対応する合焦時刻とに基づいて前記移動物体の3次元加速度を検出する加速度検出手段を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の移動物体の位置検出装置。
  7. 前記3次元位置検出手段により検出された前記移動物体の3次元位置に基づいて前記移動物体の3次元軌道を算出する軌道算出手段を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載の移動物体の位置検出装置。
  8. 複数の合焦距離の被写体に対して合焦可能な多焦点の撮影光学系と、2次元状に配列された光電変換素子により構成された複数の画素を有する瞳指向センサとを有する単一の撮像手段により撮影された複数の合焦距離別の複数の画像をそれぞれ同時に、かつ連続して取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程により同時に、かつ連続して取得した画像に基づいて前記画像内の移動物体の3次元空間上の位置を検出する3次元位置検出工程と、
    を含む移動物体の位置検出方法。
  9. 前記3次元位置検出工程は、
    前記画像取得工程により同時に取得した合焦距離の異なる複数の画像に基づいて前記複数の画像における前記移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出工程と、
    前記検出された合焦度合いに基づいて前記移動物体が合焦している画像の合焦距離、又は最も合焦度合いが高くなる画像を含む近傍の合焦距離の画像から推定した合焦すべき合焦距離を、前記移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置として検出する第1の位置検出工程と、
    前記第1の位置検出工程により検出された前記移動物体の撮影光学系の光軸方向の位置と直交する画像内の前記移動物体の位置に基づいて前記移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する第2の位置検出工程と、
    を含む請求項8に記載の移動物体の位置検出方法。
  10. 前記3次元位置検出工程は、
    前記画像取得工程により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて前記複数の画像における前記移動物体の合焦度合いを検出する合焦度合い検出工程と、
    前記検出された合焦度合いに基づいて前記移動物体が合焦している画像の撮影時刻、又は最も合焦度合いが高くなる画像の撮影時刻を含む近傍の撮影時刻の画像から推定した合焦すべき合焦時刻を検出する時刻検出工程と、
    前記画像取得工程により連続して取得した合焦距離が同一の複数の画像に基づいて前記時刻検出工程により検出された合焦時刻の画像内の前記移動物体の位置に基づいて前記移動物体の撮影光学系の光軸方向と直交する面内の2次元位置を検出する位置検出工程と、
    を含む請求項8に記載の移動物体の位置検出方法。
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