JP2014062589A - 変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内歯の一部と外歯の一部が噛み合っており、内歯と外歯の間に歯数差が設けられており、内歯に対して外歯が公転する機構によると、外歯の公転数と外歯の自転数の間に変速比が得られる。実現可能な変速比の選択幅を増大させる。
【解決手段】第1歯車と第2歯車と第3歯車を利用する。第1歯車は内歯を備え、第2歯車は外歯を備えている。第1歯車と第2歯車の間に歯数差を設けておく。第2歯車の一部が第1歯車の一部と噛み合った状態で公転すると第2歯車は自転する。第3歯車が外歯の場合は第2歯車に内歯を形成し、第3歯車が内歯の場合は第2歯車に外歯を形成する。第3歯車と第2歯車の間に歯数差を設けておく。第2歯車が公転しながら自転すると、第3歯車が自転する。第2歯車の公転による第3歯車の自転と、第2歯車の自転が複合することから、第3歯車の自転数を多様に調整できる。
【選択図】図5

Description

本明細書では、内歯の一部と外歯の一部が噛み合っており、内歯と外歯の間に歯数差が設けられており、歯車の公転運動が歯車の自転運動を引き起こす現象を利用して変速する装置を開示する。
図1に示す変速装置が知られている。図1において、参照番号107はケースを示し、105は内歯を示している。内歯105はケース107に固定されており、ケース107は内歯歯車でもある。参照番号103は外歯歯車を示している。外歯歯車103の外周に形成されている外歯の一部と内歯105の一部が噛み合っている。外歯歯車103の歯数と内歯105の歯数は相違している。外歯歯車103の中心103eをクランク軸101aが貫通しており、クランク軸101aは入力軸101に接続されている。クランク軸101aは、入力軸101から距離Dだけ離れている。内歯105は、入力軸101を中心とする円周上に形成されており、外歯歯車103の外歯は、103eを中心とする円周上に形成されている。本明細書では、内歯または外歯が沿っている円周の中心を幾何的中心という。
外歯歯車103には貫通孔103c,103dが形成されている。参照番号109は出力軸であり、先端が分岐している。分岐した先端109cは外歯歯車103の貫通孔103cに挿入されており、分岐した先端109dは外歯歯車103の貫通孔103dに挿入されている。
入力軸101が軸Aの周りに回転すると、外歯歯車103の幾何的中心103eは軸Aの周りを公転する。内歯105に対して外歯歯車103が公転すると、外歯歯車103は自転する。外歯歯車103は、公転しながら自転する。公転しながら自転する運動を、本明細書では遊星運動という。外歯歯車103が遊星運動すると、出力軸109が自転する。分岐した先端109c,109dと、貫通孔103c,103dは、遊星運動する外歯歯車103の自転を出力軸109に伝達するトルク伝達部材である。外歯歯車103の歯数と内歯105の歯数差を調整することで変速比を調整することができる。
図2は、2枚の外歯歯車103,104を利用する変速装置を例示している。外歯歯車103を貫通するクランク軸101aと、外歯歯車104を貫通するクランク軸101bは、入力軸101を中心に反対方向にオフセットされている。出力軸109の分岐した先端109cは外歯歯車103の貫通孔103cと外歯歯車104の貫通孔104cに挿入されており、分岐した先端109dは外歯歯車103の貫通孔103dと外歯歯車104の貫通孔104dに挿入されている。参照番号106は、ケース107に固定されている内歯である。図1と同一の参照番号は、図1と同等の部材であることを示している。
図1、図2に例示する変速装置は、大きな変速比を得るのに適しているが、それでも限界がある。
特許文献1は、より大きな変速比を実現する変速装置を提案している。特許文献1の装置では、図3に例示するように、2枚の外歯歯車103,104を利用し、図2と同様に公転させる。外歯歯車103の一部は内歯105の一部に噛み合っており、外歯歯車103が公転すると外歯歯車103は自転する。外歯歯車103と外歯歯車104の間には、クランクピン114が挿入されており、外歯歯車103が自転すると外歯歯車104が自転する。外歯歯車104は、公転しながら自転する。クランクピン114は、外歯歯車103と外歯歯車104の相対的変位を許容しながら、外歯歯車103の自転を外歯歯車104に伝達するトルク伝達部材である。外歯歯車104の一部は内歯106の一部に噛み合っており、内歯106は内ケース110を介して出力軸109に固定されている。外歯歯車104が遊星運動すると、内歯106が自転し、出力軸109が自転する。
特許文献2は、図4の変速装置を開示している。ここでも、2枚の外歯歯車103,104を利用し、図2、図3と同様に公転させる。ケース107からピン107c,107dが延びている。ピン107cは、外歯歯車103の貫通孔103cに挿入されている。ピン107dは、外歯歯車103の貫通孔103dに挿入されている。外歯歯車103は自転できない。外歯歯車103が自転せずに公転すると、内歯105が自転する。内歯105は、内ケース116によってケース107に対して自転可能に支持されている。内歯105が自転すると、内歯106も自転する。外歯歯車104の一部と内歯106の一部が噛み合っている状態で外歯歯車104が公転すると、外歯歯車104は自転する。すなわち、外歯歯車104は遊星運動する。外歯歯車104と出力軸109の自転数には、外歯歯車104の公転数と内歯106の自転数が関与する。
実開平4−111947号公報 特開平7−63243号公報
特許文献1と2に記載の変速装置は、外歯歯車103と内歯105の組と、外歯歯車104と内歯106の組を利用し、2組の変速要素を組み合わせて用いることで、大きな減速比を実現する。
しかしながら、下記の重要な問題を残している。すなわち、図3の構造でも図4の構造でも、外歯歯車103と外歯歯車104が独立に運動できることを必要とし、外歯歯車103と外歯歯車104を固定することができない。すなわち、外歯歯車103と外歯歯車104を一体化することができない。変速装置のケース内に、外歯歯車103と外歯歯車104の両者が独立して公転できるように収容すると、構造が複雑となってしまう。より単純ですっきりした構造が必要とされている。
本明細書で開示する変速装置は、少なくとも第1〜第3歯車を備えている。
例えば、図5に例示するように、第1歯車(ケースを兼用していてもよい)107には内歯105が形成されている。第2歯車103には少なくとも外歯103fが形成されている。第1歯車107の内歯105の一部と第2歯車103の外歯103fの一部が噛み合っている。第1歯車107の歯数とそれに噛み合っている第2歯車103の歯数の間に歯数差が設けられている。そのために第2歯車103が公転すると第2歯車103は自転する。図5では、クランク軸101aを利用して第2歯車103を公転させる構造を例示している。しかしながら、第2歯車103を公転させる機構は、クランク機構に限定されない。任意の公転機構を利用することができる。
図5に例示する場合、第2歯車103に内歯103gが形成されており、第3歯車118に外歯が形成されている。第2歯車103の内歯103gの一部と、第3歯車118の外歯の一部が噛み合っている。第3歯車118の歯数とそれに噛み合っている第2歯車の歯数の間に歯数差が設けられている。第2歯車103が遊星運動すると、第3歯車118が自転し、第3歯車118に固定されている出力軸109が自転する。
図6に例示するように、第2歯車103に外歯103hが形成されており、第3歯車120に内歯120hが形成されており、第2歯車103の外歯103hの一部と第3歯車120の内歯120hの一部が噛み合っている関係でもよい。第3歯車120の歯数とそれに噛み合っている第2歯車103の歯数の間に歯数差が設けられている。第2歯車103が遊星運動すると、第3歯車120が自転し、第3歯車120に固定されている出力軸109が自転する。
上記したように、本明細書で開示する変速装置では、第2歯車103に内歯103gが形成されて第3歯車118に外歯が形成されていてもよいし、第2歯車103に外歯103hが形成されて第3歯車120に内歯120hが形成されていてもよい。請求項に記載されている、第2歯車と第3歯車の一方には外歯が形成されており、第2歯車と第3歯車の他方には内歯が形成されている旨の記載は両者を包含する記載である。
本明細書で記載する変速装置では、第2歯車103に、外歯103fと内歯103gが形成されている(図5の場合)か、あるいは外歯103fと外歯103hが形成されている(図6の場合)。第2歯車103は、全体が一体として運動できれば足り、外歯103fと内歯103gが独立に運動する必要もなければ、外歯103fと外歯103hが独立に運動する必要もない。図5〜6と、図3〜4を比較すると明らかに、本明細書で開示する変速装置では構造が単純化されている。また、図3では必要とされるクランクピン114や、図4では必要とされるピン107c,107d等は不必要である。
本明細書で開示する変速装置は、ケース107に固定されている第1歯車105と、ケース107に対して自転可能に支持されている第3歯車118,120と、ケース107に対して公転するとともに第1歯車105の一部と第3歯車118,120の一部に噛み合っている第2歯車103を備えた変速装置ということもできる。
第1歯車105とそれに噛み合っている第2歯車103の歯数の間に歯数差が設けられており、第3歯車118,120とそれに噛み合っている第2歯車103の歯数の間に歯数差が設けられていることから、第2歯車103の公転数と第3歯車118,120の自転数の間に大きな変速比を付与することができる。歯数差を選択することによって、第3歯車118,120の自転数をゼロにすることもできる。「減速比=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度」と定義した場合、分母をゼロにすることもできる。すなわち、理論上は無限大の減速比を得ることができ、実現可能な減速比の上限をなくすることができる。逆に、歯数差を選択することによって小さな減速比に調整することもできる。上記の変速装置によると、実現可能な減速比の範囲を広く確保することができる。
従来の変速装置の第1例を例示する。 従来の変速装置の第2例を例示する。 従来の変速装置の第3例を例示する。 従来の変速装置の第4例を例示する。 本明細書で記載する変速装置の一例を例示する。 本明細書で記載する変速装置の他の例を例示する。 第1実施例の変速装置の平面図を示す。 第1実施例の変速装置の断面図を示す。 第2実施例の変速装置の平面図を示す。 第2実施例の変速装置の断面図を示す。
以下、本明細書で開示する実施例の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
(特徴1)第1歯車の内歯の幾何的中心と、第3歯車の内歯または外歯の幾何的中心と、出力軸の軸心と、第2歯車の公転中心が同軸上にある。
(特徴2)図5と図6に例示されているように、第1歯車の対称軸(幾何的中心を通る)と第3歯車の自転軸が第1軸A上に配置されている。第2歯車の自転軸が、第1軸Aから距離Dを隔てた位置を第1軸Aと平行に延びる第2軸B上に配置されている。
(特徴3)
第3歯車の自転軸109に沿って延びている入力軸101と、入力軸101の周りを公転する偏心揺動体101aが付加されており、偏心揺動体101aが入力軸101の周りに公転すると、第2歯車103が公転する(第2歯車の自転軸Bが、入力軸Aの周りを回転する)。
偏心揺動体は、入力軸からオフセットされた位置を入力軸と平行に延びるクランク軸でもよいし、入力軸からオフセットされた位置に中心を持つ円周を備えている偏心カムでもよい。入力軸の軸心からオフセットされた位置に中心を持つ円周面を備えており、その中心が公転するものであればよい。
(特徴4)
図6に示すように、第3歯車120に内歯120hが形成されており、第2歯車103の外歯103hの一部と第3歯車120の内歯120hの一部が噛み合っている。
(特徴5)
図6に示すように、第1歯車105と第3歯車120の内歯120hが、第3歯車120の自転軸に沿う方向において異なる位置に配置されている。
(特徴6)
第1歯車と噛み合う第2歯車103の外歯103fの歯数と、第3歯車120の内歯120hと噛み合う第2歯車103の外歯103hの歯数が異なっている実施例もあれば、一致している実施例もある。
(特徴7)
図5に示すように、第2歯車103は、外歯103fと内歯103gが形成されているリング状である。第3歯車118に外歯が形成されており、第2歯車103の内歯103gの一部と第3歯車118の外歯の一部が噛み合っている。
(特徴8)
図5,6に示すように、第2歯車103は、ケース107に対して自由に自転できる。すなわち、第2歯車103とケース107の間には第2歯車103の自転を拘束するなんらの関係もない。また、第2歯車103と入力軸101の間にも第2歯車103の自転を拘束するなんらの関係もない。さらに、第2歯車103と出力軸109の間にも第2歯車103の自転を拘束するなんらの関係もない。必要部品数が少なく、簡単な構造である。
(特徴9)
第2歯車は、一個の部材で構成されていてもよいし、複数個の部材を固定して構成してもよい。
(特徴10)
第1歯車はケースに固定されており、第3歯車は出力軸に固定されている。第2歯車には、第1歯車と噛み合う外歯と、第3歯車と噛み合う外歯または内歯と、偏心揺動体(公転体)を受け入れる開口が形成されており、それらが同軸上に配置されている。第2歯車は偏心揺動体(公転体)に対して自転自由である。第2歯車の自転は、ケースによっても拘束されないし、入力軸によっても拘束されないし、出力軸によっても拘束されない。
(特徴11)
第1歯車の歯数=A、第1歯車に噛み合う第2歯車の歯数=B、第3歯車の歯数=D、第3歯車に噛み合う第2歯車の歯数=C、減速比=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度としたとき、減速比=BD/{A(D−C)−D(A−B)}=BD/(BD−AC)である。
(特徴12)
A−BとD−Cが同符号に設定されており、大きな減速比を実現する。すなわち、A>BでありD>Cであるか、または、A<BでありD<Cである。
(特徴13)
A−BとD−Cが異符号に設定されており、小さな減速比を実現する。すなわち、A>BでありD<Cであるか、または、A<BでありD>Cである。
(特徴14)
特徴11に示した減速比を示す式の分母が正であり、入力軸の回転方向=出力軸の回転方向である。前記分母が負であり、入力軸の回転方向と出力軸の回転方向が逆である。歯数の調整によって、出力軸の回転方向を選択できる。
(第1実施例)
図7と図8は、図5に対応する実施例を示している。参照番号2はモータであり、変速装置30のケース20に固定されている。参照番号6は、モータ回転軸であり、第1軸Aの周りを自転する。参照番号8は、入力軸と偏心揺動体(公転体)を兼用している部材であり、第1軸Aと同軸の円筒部8aと、偏心カム8bと、第1軸Aと同軸の円筒部8cを備えている。円筒部8aは軸受12によって後述する出力軸(自転体)24に自転可能に支持されており、円筒部8cは軸受4によってケース20に自転可能に支持されている。モータ回転軸6にはキー溝6aが形成されており、入力軸8にはキー溝6aに差し込まれる凸条8dが形成されており、モータ回転軸6が軸Aの周りに自転すると入力軸8が第1軸Aの周りに自転する。
偏心カム8bは、円形の外周面を備えているが、その中心は第2軸B上にある。第2軸Bは、第1軸Aから距離Dだけオフセットされている。すなわち、B軸から偏心カム8bの外周面までの距離cは方位に依らないで一定であるのに対し、A軸から偏心カム8bの外周面までの距離は方位に依って、aあるいはbに示すように変化する。
偏心カム8bの周囲に第2歯車16の円板部16cが位置している。円板部16cの中心には開口16fが形成されており、中心開口16fと偏心カム8bの間に軸受10が介在している。入力軸8が軸Aの周りに自転すると、偏心カム8bの中心軸Bは軸Aの周りを公転し、第2歯車16の幾何的中心軸(自転軸)Bも軸Aの周りを公転する。
第2歯車16は、幾何的中心軸Bの周りに回転対称であり、外歯と内歯を持っているリング状歯車16bが、ボルト16dによって円板部16cに固定されている。図7に示されているように、リング状歯車16bの外周面16aにはペリサイクロイドの歯形が形成されており、リング状歯車16bの内周面16eにもペリサイクロイドの歯形が形成されている。リング状歯車16bの外周面に形成されている歯形を外歯16aといい、内周面に形成されている歯形を内歯16eということがある。リング状歯車16bは、第2歯車本体ということができる。第2歯車16は、ケース20内に収容されている。
ケース20は、底板20fと、第1歯車本体20dと、上板20aを、ボルト20e,20b等で一体化することで形成されている。参照番号27は、Oリングであり、ケース内を大気から密閉している。孔20gは、変速装置30をロボット等に固定するための取り付け孔である。
第1歯車本体20dの内周面20cは、軸Aを中心とする円周面であり、図7に示すように、所定間隔で断面が半円状の溝20hが形成されている。各々の溝20hには、ピン18が挿入されている。ピン18は半円溝20h内で自転可能である。図7に示すように、リング状歯車16bの外周面16aは、第1歯車本体20dの内周面20cに接近しており、ピン18が溝20hから飛び出ることはない。ピン18と第1歯車本体20dの内周面20cによって内歯19が形成されている。ケース20は、内周面に内歯19が形成されている第1歯車ということができる。ケース20は、第1歯車でもあり、内歯歯車でもある。実体が一緒なので、ケース、第1歯車、内歯歯車に対して共通の参照番号20を用いる。他の部材においても、実体が同じ部材に対して、機能から見て異なる名称を使う場合には、共通の参照番号を用いる。
図7に示すように、第1歯車20に形成されている内歯19の一部と、リング状歯車16bの外周面に形成されている外歯16aの一部は噛み合っている。図7の場合、内歯19の中心軸Aに対して、リング状歯車本体16bの外歯16aの中心軸Bが右側に偏心している。そのために、図の右側では内歯19と外歯16aが深く噛み合っている。図の左側では、内歯19と外歯16が接しているものの、噛み合ってはいない。内歯19の一部と外歯16aの一部は噛み合っており、内歯19の一部と外歯16aの一部は噛み合っていないということができる。なお本明細書でいう「噛み合う」の用語は、外見上噛み合っていることを意味する。内歯と外歯の間でトルクが伝達される領域とは異なっている。
図7に示すように、第1歯車20に形成されている内歯19の歯数と、第2歯車16に形成されている外歯16aの歯数は一致していない。本実施例では、前者が30であり、後者が29である。
リング状歯車16bの内側に、第3歯車と出力軸を兼用する自転体24が収容されている。自転体24は、第3歯車本体24bと出力軸部24cがボルト24aで一体化されたものである。自転体24は、軸受26,28によって、ケース20に自転可能に支持されている。自転体(第3歯車と出力軸を兼用している)24の自転軸は、A軸に等しい。
孔24dは、出力軸を兼用する自転体24に図示しない物体を固定するための取り付け孔である。例えばケース20の取り付け孔20gにロボットのアームの基部側を固定し、自転体24の取り付け孔24dにロボットのアームの先端側を固定しておいてモータ2によって入力軸8を回転させると、アームの基部側に対してアームの先端側が回転する。変速装置30は、モータ2の回転速度を減速してアームの先端側を回転させる。
参照番号25は、オイルシールであり、ケース内に閉じ込められている潤滑油がケース外に漏れ出るのを止めている。
自転体(第3歯車と出力軸を兼用している)24の自転軸は第1軸Aに等しい。そのA軸を中心とする外周面24eには、図7に示すように、所定間隔で断面半円状の溝24fが形成されている。各々の溝24fには、ピン22が挿入されている。ピン22は溝24f内で自転可能である。図7に示すように、リング状歯車16bの内周面16eは、第3歯車本体24bの外周面24eに接近しており、ピン22が溝24fから飛び出ることはない。ピン22と第3歯車本体24bの外周面24eの全体によって外歯23が形成されている。
リング状歯車16bの内周面16eには、ペリサイクロイドの歯形が形成されている。
図7に示すように、第3歯車本体24bの外歯23の一部と、リング状歯車16bの内周面に形成されている内歯16eの一部は噛み合っている。図7の場合、外歯23の中心軸Aに対して、リング状歯車16bの内歯16eの中心軸Bが右側に公転している。そのために、図の左側では内歯16eと外歯22が深く噛み合っている。図の右側では、内歯16eと外歯23が接しているものの、噛み合ってはいない。
図7に示すように、第3歯車本体24bの外歯23の歯数と、リング状歯車16bの内歯16eの歯数は一致していない。本実施例では前者が20であり、後者が19である。
上記の変速装置30の動作を説明する。モータ2が駆動してモータ回転軸6が軸Aの周りに自転すると、偏心カム8bの中心軸Bが軸Aの周りを公転し、それに追従して第2歯車16が公転する。第2歯車16が第1歯車20に対して公転すると、内歯19と外歯16aの間に歯数差が設けられているために、第2歯車16が自転する。第2歯車16と偏心カム8bの間には軸受10が挿入されており、第2歯車16は自転できる。
第2歯車16が公転すると、内歯16eと外歯23の間に歯数が設けられているために、第3歯車24は自転する。第2歯車16が自転すると、第2歯車16の自転数が第3歯車24の自転数に影響する。本実施例では、第2歯車16の公転によって生じる第3歯車24の自転方向と、第2歯車16の自転方向が逆向きとなっている。すなわち、第3歯車24の自転速度=第2歯車16の公転によって生じる第3歯車24の自転速度―第2歯車16の自転速度となっており、第3歯車24の自転速度は極めて遅い。大きな変速比が得られる。
歯数を選択することで、第2歯車16の公転によって生じる第3歯車24の自転方向と第2歯車16の自転方向を一致させることができる。その場合は、第3歯車24の自転速度=第2歯車16の公転による自転速度+第2歯車16の自転速度の関係を得ることができる。
本実施例では、第3歯車24の自転速度の符号と入力軸8の自転速度の符号が一致する歯数が選択されている。歯数を選択することで、第3歯車24の自転速度の符号と入力軸8の自転速度の符号を異ならせることができる。すなわち、モータ2の回転方向と出力軸部24cの回転方向を揃えることもできれば、反対向きにすることもできる。
上記の変速装置30によると、出力軸部24cに一体化されている第3歯車本体24bに回転力が伝達される。回転力を出力軸に伝えるのに、図1、図2、図4に示した分岐先端109c,109dを必要としない。分岐先端109c,109dを利用してトルクを伝達する方式によると、分岐先端109c,109dの強度が不足するという問題に対処しなければならず、変速装置の小型化が妨げられる。分岐先端109c,109dが必要とされること自体も、小型化を妨げる。さらに、分岐先端109c,109dの存在が製造コストを押し上げる。本実施例では、出力軸部24cの自転軸(A軸)の周りに自転する第3歯車本体24bに回転力が伝達されるので、分岐先端109c,109dが必要とされず、変速装置を小型化するのに適している。
また本実施例によると、第1歯車20の内歯19とそれに噛み合う第2歯車16の外歯16aと、第3歯車24の外歯23とそれに噛み合う第2歯車16の内歯16eを同一平面内に置くことができる。変速装置30の回転軸Aに沿った方向の厚みを薄くすることができる。
本実施例では、第2歯車16を複数個の部材で構成している。第2歯車自体は一体として運動すればよいことから、1個の部材で構成してもよい。
(第2実施例)
図9と図10は、図6に対応する実施例を示している。図7と図8に示した部材と同等な部材には、40を加えた参照番号を用いる。
参照番号42はモータであり、変速装置70のケース60に固定されている。参照番号46は、モータ回転軸であり、軸Aの周りを自転する。モータ回転軸46には、外歯46aが形成されている。
参照番号44は、平歯車であり、ボルト47aで固定されている自転軸47bの周りを自転する。
参照番号48は、偏心揺動体であり、偏心揺動体本体48bと上板48cがボルト48dで一体化されている。上板48cの内周面48eには内歯が形成されており、平歯車44の外歯と噛み合っている。モータ回転軸46が軸Aの周りに自転すると、偏心揺動体48も軸Aの周りに自転する。偏心揺動体本体48bの内周は、軸Aを中心とする円であり、軸受け49a,49bで支持されている。軸受け49a、49bは、軸Aを中心とする位置に配置されている。
偏心揺動体本体48bの外周面48aは円形であるが、その中心はB軸上にある。B軸は、A軸から距離Dだけオフセットされている。すなわち、B軸から外周面48aまでの距離cは方位に依らないで一定であるのに対し、A軸から外周面48aまでの距離は方位に依って、aあるいはbに示すように変化する。
偏心揺動体本体48bの周囲に第2歯車56が位置している。第2歯車56は、上部56dと下部56fをボルト56eで固定して構成されている。第2歯車56の内周面56cは円形であり、軸受50a,50bによって、偏心揺動体本体48bの外周面48aの周りに自転可能に支持されている。第2歯車56は、軸Bの周りに自転する。第2歯車56の上外周面56aと下外周面56bも、軸Bを中心としている。
モータ回転軸46が軸Aの周りに自転すると、偏心揺動体48も軸Aの周りに自転し、偏心揺動体本体48bの外周面48aの中心軸Bは軸Aの周りを公転する。その結果、第2歯車56の幾何的中心軸(自転軸)Bも軸Aの周りを公転する。
第2歯車56の上外周面56aにはペリサイクロイドの歯形が形成されており、第2歯車56の下外周面56bにもペリサイクロイドの歯形が形成されている。上外周面に形成されている歯形を外歯56aということがあり、下外周面に形成されている歯形を外歯56bということがある。
ケース60は、底板60fと、筒部60cと、上板60aを、ボルト60e,60b等で一体化することで形成されている。孔60gは、変速装置70をロボット等に固定するための取り付け孔である。筒部60cの内周面60dは、軸Aを中心する円周面であり、図9に示すように、所定間隔で断面が半円状の溝60hが形成されている。各々の溝60hには、ピン58が挿入されている。ピン58は半円溝60h内で自転可能である。図10に示すように、第2歯車16の下外周面56bは、筒部60cの内周面60dに接近しており、ピン58が溝60hから飛び出ることはない。ピン58と筒部60cの内周面60dによって内歯59が形成されている。ケース60は、内周面に内歯59が形成されている第1歯車ということができる。図10に示すように、第1歯車60に形成されている内歯59の一部と、第2歯車56の外周面に形成されている外歯56bの一部は噛み合っている。図10の場合、内歯59の中心軸Aに対して、第2歯車56の外歯56bの中心軸Bが左方に偏心している。そのために、図の左側では内歯59と外歯56bが深く噛み合っている。図の右側では、内歯59と外歯56bが接しているものの、噛み合ってはいない。
図9に示すように、第1歯車60に形成されている内歯59の歯数と、第2歯車56に形成されている外歯56bの歯数は一致していない。本実施例では、前者が71であり、後者が70である。
第2歯車56の上外周面56aの外側に、第3歯車と出力軸を兼用する自転体64が収容されている。自転体64は、第3歯車本体64bと上板64dをボルト64cで一体化したものである。自転体64は、軸受66,68によって、ケース60に自転可能に支持されている。自転体(第3歯車と出力軸を兼用している)64の自転軸は、A軸に等しい。
孔64eは、出力軸を兼用している自転体64に図示しない物体を固定するための取り付け孔である。例えばケース60の取り付け孔60gにロボットのアームの基部側を固定し、自転体64の取り付け孔64eにロボットのアームの先端側を固定しておいてモータ42を駆動させると、アームの基部側に対してアームの先端側が回転する。変速装置70は、モータ42の回転速度を減速してアームの先端側を回転させる。
自転体(第3歯車と出力軸を兼用している)64の自転軸はA軸に等しい。そのA軸を中心とする内周面64aには、図9に示すように、所定間隔で半円状の溝64fが形成されている。各々の溝64fには、ピン62が挿入されている。ピン62は溝64f内で自転可能である。図9に示すように、第2歯車56の上外周面56aは、第3歯車を兼用している自転体64の内周面64aに接近しており、ピン62が溝64fから飛び出ることはない。ピン62と自転体64の内周面64aの全体によって内歯63が形成されている。
第2歯車56の外周面56aには、ペリサイクロイドの歯形が形成されている。図9、図10に示すように、第3歯車を兼用している自転体64の内歯63の一部と、第2歯車56の外周面に形成されている外歯56aの一部は噛み合っている。図10の場合、内歯63の中心軸Aに対して第2歯車56の外歯56aの中心軸Bが左方に偏心している。そのために、図10の左側では内歯63と外歯56aが深く噛み合っている。図の右側では内歯63と外歯56aが接しているものの、噛み合ってはいない。
図9に示すように、第2歯車56の外歯56aの歯数と、第3歯車でもある自転体64の内歯63の歯数は一致していない。本実施例では、前者は70であり、後者は69である。
上記の変速装置70の動作を説明する。モータ42が駆動してモータ回転軸46が軸Aの周りに自転すると、平歯車44を介して偏心揺動体48が軸Aの周りを自転し、偏心揺動体本体48bの外周面48aの中心軸Bは軸Aの周りを公転する。その結果、第2歯車56の幾何的中心軸(自転軸)Bも軸Aの周りを公転する。第2歯車56が第1歯車60に対して公転すると、歯数が相違していることから第2歯車56が自転する。第2歯車56と偏心揺動体本体48bの間には軸受50a,50bが挿入されており、第2歯車56は自転できる。
第3歯車64と第2歯車56の間に歯数差があることから、第2歯車56が公転すると第3歯車64が自転する。第2歯車16が自転すると、第2歯車16の自転が第3歯車64の自転数に影響する。本実施例では、第3歯車64の自転速度=第2歯車56の公転によって生じる第3歯車64の自転速度―第2歯車56の自転速度となっており、第3歯車64の自転速度は極めて遅い。大きな変速比が得られる。
上記の変速装置70によると、出力軸と第3歯車を兼用している自転体64に回転力が伝達される。回転力を出力軸に伝えるのに、図1、図2、図4に示した分岐先端109c,109dを必要としない。分岐先端109c,109dを利用してトルクを伝達する方式によると、変速装置の小型化が妨げられる。本実施例では、出力軸と第3歯車を兼用している自転体64に回転力が伝達されるので、分岐先端109c,109dが必要とされず、変速装置を小型化するのに適している。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本発明の実施例では、ケース(第1歯車)が固定(不動)されていて、出力軸(第3歯車)から出力(回転)を取り出していたが、出力軸(第3歯車)が固定され、ケース(第1歯車)から出力(回転)を取り出してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:モータ
4:軸受
6:モータ回転軸
6a:キー溝
8:入力軸、偏心揺動体
8a:円筒部
8b:偏心カム(偏心揺動体、公転体)
8c:円筒部
8d:突条
10:軸受
12:軸受
16:第2歯車、外歯内歯リング歯車
16a:外周面、ペリサイクロイド面、外歯
16b:外歯と内歯を備えているリング状歯車、第2歯車本体
16c:円板部
16d:ボルト
16e:内周面、ペリサイクロイド面、内歯
16f:中心開口
18:ピン
19:内歯
20:第1歯車、内歯歯車、ケース
20a:上板
20b:ボルト
20c:内周面
20d:第1歯車本体
20e:ボルト
20f:底板
20g:取り付け孔
20h:ピン受け入れ凹所、半円溝
22:ピン
23:外歯
24:自転体、第3歯車、外歯歯車、出力軸
24a:ボルト
24b:第3歯車本体
24c:出力軸部
24d:取り付け孔
24e:外周面:外歯
24f:ピン受け入れ凹所、半円溝
25:オイルシール
26:軸受
27:Oリング
28:軸受
30:変速装置
A:第1歯車20と第3歯車24の幾何的中心、モータ回転軸6の自転中心、偏心カム8bの公転中心、第2歯車16の公転中心、第3歯車24の自転中心
a,b:軸Aから偏心カム8bの外周までの距離
B:偏心カム8bの幾何的中心、第2歯車16の自転中心
c:偏心カム8bの幾何的中心Bからの半径
42:モータ
44:平歯車
45:軸受
46:モータ回転軸
46a:歯車
47a:ボルト
47b:自転軸
48:偏心揺動体
48a:外周面
48b:偏心揺動体(偏心カム、公転体)
48c:上板
48d:ボルト
48e:内周面、内歯
49a:軸受
49b:軸受
50a:軸受
50b:軸受
56:第2歯車、外歯歯車
56a:上部外周面、ペリサイクロイド面、外歯
56b:上部外周面、ペリサイクロイド面、外歯
56c:内周面
56d:上部
56e:ボルト
56f:下部
58:下部ピン
59:内歯
60:第1歯車、内歯歯車、ケース
60a:上板
60b:ボルト
60c:第1歯車本体
60d:内周面
60e:ボルト
60f:底板
60g:取り付け孔
62:上部ピン
63:内歯
64:自転体、第3歯車、内歯歯車、出力軸
64a:内周面
64b:第3歯車本体、出力軸本体
64c:ボルト
64d:上板
66:軸受
68:軸受
70:変速装置

Claims (9)

  1. 少なくとも第1〜第3歯車を備えており、
    第1歯車には内歯が形成されており、
    第2歯車には少なくとも外歯が形成されており、第1歯車の一部と第2歯車の一部が噛み合っており、第1歯車とそれに噛み合っている第2歯車の歯数の間に歯数差が設けられており、第2歯車が公転すると第2歯車が自転し、
    第2歯車と第3歯車の一方には外歯が形成されており、第2歯車と第3歯車の他方には内歯が形成されており、第2歯車の一部と第3歯車の一部が噛み合っており、第3歯車とそれに噛み合っている第2歯車の歯数の間に歯数差が設けられており、第2歯車が公転しながら自転すると第3歯車が自転することを特徴とする変速装置。
  2. 第1歯車の対称軸と第3歯車の自転軸が第1軸上に配置されており、
    第2歯車の自転軸が、第1軸から距離を隔てた位置を第1軸と平行に延びる第2軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
  3. 第3歯車の自転軸に沿って延びている入力軸と、
    入力軸の周りを公転する偏心揺動体が付加されており、
    偏心揺動体が入力軸の周りに公転すると第2歯車が公転することを特徴とする請求項1または2に記載の変速装置。
  4. 第3歯車に内歯が形成されており、第2歯車の外歯の一部と第3歯車の内歯の一部が噛み合っていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの1項に記載の変速装置。
  5. 第1歯車と第3歯車が、第3歯車の自転軸に沿う方向において異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項4の変速装置。
  6. 第1歯車と噛み合う第2歯車の歯数と、第3歯車と噛み合う第2歯車の歯数が異なっていることを特徴とする請求項4または5の変速装置。
  7. 第2歯車に外歯と内歯が形成されており、
    第3歯車に外歯が形成されており、
    第2歯車の内歯の一部と第3歯車の外歯の一部が噛み合っていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの1項に記載の変速装置。
  8. ケースに固定されている第1歯車と、
    ケースに対して自転可能に支持されている第3歯車と、
    ケースに対して公転し、第1歯車の一部と第3歯車の一部に噛み合っている第2歯車を備えており、
    第1歯車とそれに噛み合っている第2歯車の歯数の間に歯数差が設けられており、
    第3歯車とそれに噛み合っている第2歯車の歯数の間に歯数差が設けられていることを特徴とする変速装置。
  9. 第2歯車が自由に自転することを特徴とする請求項8に記載の変速装置。
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