JP2014060528A - 通信システム、ネットワーク制御サーバ、及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、ネットワーク制御サーバ、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークにおいて設けられている共有帯域をユーザに割当てる際の公平性を向上させる。
【解決手段】通信システムは、複数のネットワーク構成ノード及びネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、ネットワーク構成ノードに接続されユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備し、ネットワーク制御サーバは、リンクにおいて、ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、ネットワーク制御サーバ、及び通信制御方法に関する。
近年、インターネット等の普及によりネットワーク回線のサービス提供形態は多様化している。インターネット等のネットワークの回線契約においては帯域の利用率向上を図るため、固定ユーザが帯域を占有できる回線、及び各ユーザに共有帯域を含んだ回線を提供する方式が普及している。
共有帯域を含むネットワーク回線では、一部のユーザが多くのデータの送受信を行うことでそれ以外のユーザのトラヒックが圧迫され問題となることがある。これに対して、特許文献1には、帯域制御サーバがユーザの過去の平均使用帯域に応じて各ユーザの使用帯域を予測し帯域制御の要否を判定する技術が開示されている。
特開2012−39512号公報
ところで、ネットワークの回線容量や処理能力を超えるパケットの送受信によりトラヒックが輻輳する場合には、予め設定された優先度に従ってパケットは破棄される。例えば、VLAN(Virtual Local Area Network;仮想ローカルエリアネットワーク)(IEEE802.1Q) C−PCPフィールドなどに設定されている優先度の値に従って破棄をしている。輻輳が生じると、優先度が同じ値の場合は使用中のトラヒックが優先され、遅れて通信を試みたトラヒックは破棄される。そのため、輻輳が生じた場合には、共有帯域を利用するユーザはネットワーク回線を介した通信速度が著しく遅くなってしまう。
特許文献1に開示されている技術では、それぞれのユーザのある期間の使用状況に基づいて帯域割当を行うことによりユーザ間の公平性を保っている。しかしながら、トラヒックが輻輳した場合には、上述したように先に使用していたユーザのトラヒックが優先されることにより、後から接続したユーザに対してはパケットが破棄されてしまうので、特許文献1に開示されている技術を適用しても帯域が十分に割当てられない状況が生じる。そのためユーザ間の公平性を保つことができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ネットワークにおいて設けられている共有帯域をユーザに割当てる際の公平性を向上させる通信システム、ネットワーク制御サーバ、及び通信制御方式を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムであって、前記ネットワーク制御サーバは、前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理部を備えることを特徴とする通信システムである。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域割当処理部は、前記リンク毎に、各ユーザからの要求帯域の合計値が、予め設定された上限閾値を超えた場合、前記トラヒック制御を開始することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域割当処理部は、前記リンク毎に、各ユーザからの要求帯域の合計値が、予め設定された下限閾値以下となった場合、前記トラヒック制御を解除することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域割当処理部は、前記トラヒック制御において、前記リンクにおける帯域を前記ユーザ契約帯域に基づき共有帯域に分配し、分配した帯域よりも使用帯域が小さいユーザが存在する場合、該ユーザに対して使用帯域を割当て、これにより生じる空き帯域を他のユーザに対して割当てる再分配を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記ユーザ用ネットワークにおいて前記ユーザが利用するリンクのうち、2つ以上のリンクで要求帯域が上限閾値を超える場合、該ユーザに割当てられた帯域うち最小の帯域を、該リンクにおける該ユーザの割当帯域にするリンク間帯域調整部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記帯域割当処理部は、前記リンク間帯域調整部が前記ユーザの割当帯域を変更したことにより前記リンクに空き帯域が生じた場合、該リンクにおいて前記トラヒック制御を再度行うことを特徴とする。
また、上記問題を解決するために、本発明は、複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムにおけるネットワーク制御サーバであって、前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理部を備えることを特徴とするネットワーク制御サーバである。
また、本発明は、複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムにおける通信制御方法であって、前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理ステップを有することを特徴とする通信制御方法である。
この発明によれば、ユーザが要求するトラヒックを制御するネットワーク制御サーバが、ユーザ用ネットワークを構成しパケットを転送する各ノードを接続するリンクにおいて、ユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザに共有帯域を分配する。このように、ユーザ用ネットワークを構成するリンクにおいて、ユーザの契約帯域に基づいて共有帯域をユーザに割当てることにより帯域割当の公平性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る通信システム1の構成の一例を示す構成図である。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の構成の一例を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10に備えられるユーザ情報記憶部113が記憶するユーザ情報管理テーブルの一例を示す図である。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10のパス情報記憶部111が記憶するパス情報管理テーブルの一例を示す図である。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10のトポロジ情報記憶部112が記憶するトポロジ情報管理テーブルの一例を示す図である。 同実施形態におけるネットワーク構成ノード30の構成の一例を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるパス帯域記憶部33が記憶するパス帯域情報テーブルの一例を示す図である。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示す第1のフローチャートである。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示す第2のフローチャートである。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示す第3のフローチャートである。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示す第4のフローチャートである。 同実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示す第5のフローチャートである。 同実施形態におけるステップS113、及びステップS121でのリンクにおける各パスへの帯域割当の処理を示した概略図である。 同実施形態におけるステップS115、及びステップS117に対応した、任意のパスにおいて2つ以上のリンクで上限閾値を超える場合の帯域割当の処理を示した概略図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の構成の一例を示す構成図である。通信システム1は、ネットワーク制御サーバ10、管理用ネットワーク20、複数のネットワーク構成ノード30(30A,30B,30C,・・・,30F)、複数のリンク40(40−1,40−2,・・・,40−5)、及び複数のユーザ端末50(50−1,50−2,・・・,50−5)を具備する。
各ネットワーク構成ノード30は、リンク40を介して接続されユーザ用ネットワーク70を構成している。同図に示す通信システム1では、ネットワーク構成ノード30Aは、リンク40−1を介してネットワーク構成ノード30Bに接続されている。また、ネットワーク構成ノード30Aは、リンク40−2を介してネットワーク構成ノード30Dに接続されている。ネットワーク構成ノード30Cは、リンク40−3を介してネットワーク構成ノード30Eに接続されている。ネットワーク構成ノード30Dは、リンク40−4を介してネットワーク構成ノード30Eに接続されている。また、ネットワーク構成ノード30Dは、リンク40−5を介してネットワーク構成ノード30Fに接続されている。以下の説明において、ネットワーク構成ノード30A、30B、・・・、30FはそれぞれノードA、ノードB、・・・、ノードFに対応する。リンク40−1、リンク40−2、・・・リンク40−5はそれぞれリンクL1、リンクL2、・・・、リンクL5に対応する。パス60−1、パス60−2、・・・、パス60−5はそれぞれパスP1、パスP2、・・・、パスP5に対応する。
ネットワーク構成ノード30Aには、ユーザ端末50−1とユーザ端末50−2とが接続されている。ネットワーク構成ノード30Bには、ユーザ端末50−3が接続されている。ネットワーク構成ノード30Cには、ユーザ端末50−4とユーザ端末50−5とが接続されている。それぞれのユーザ端末50は、ネットワーク構成ノード30を介してユーザ用ネットワーク70に接続される。
ユーザ端末50―1は、ネットワーク構成ノード30A、リンク40−2、ネットワーク構成ノード30D、リンク40−5、ネットワーク構成ノード30Fを経由するパス60−1を通信経路とする。ユーザ端末50−2は、ユーザ端末50−1と同じ経路のパス60−2を通信経路とする。ユーザ端末50−3は、ネットワーク構成ノード30B、リンク40−1、ネットワーク構成ノード30A、リンク40−2、ネットワーク構成ノード30D、リンク40−5、ネットワーク構成ノード30Fを経由するパス60−3を通信経路とする。ユーザ端末50−4は、ネットワーク構成ノード30C、リンク40−3、ネットワーク構成ノード30E、リンク40−4、ネットワーク構成ノード30D、リンク40−5、ネットワーク構成ノード30Fを経由するパス60−4を通信経路とする。ユーザ端末50−5は、ユーザ端末50−4と同じ経路のパス60−5を通信経路とする。例えば、ユーザ端末50−1は、パス60−1を介して他のユーザやネットワークサーバと通信を行う。
ネットワーク制御サーバ10は、管理用ネットワーク20を介してネットワーク構成ノード30と通信を行う。それぞれのネットワーク構成ノード30は、管理用ネットワーク20を介してネットワーク制御サーバ10からユーザ毎の通信帯域を割当てられた場合に、各ユーザに割当てられた通信帯域を超えない範囲でデータの中継を行う。すなわち、ネットワーク制御サーバ10は、ユーザが利用する帯域を制御するトラヒック制御を各ネットワーク構成ノード30に対して行う。
図2は、本実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の構成の一例を示す概略ブロック図である。ネットワーク制御サーバ10は、記憶部110、通信部120、ポーリング部130、及び帯域割当処理部140を備える。
記憶部110は、パス情報記憶部111、トポロジ情報記憶部112、ユーザ情報記憶部113を有する。パス情報記憶部111はパス情報管理テーブルを記憶する。トポロジ情報記憶部112はトポロジ情報管理テーブルを記憶する。ユーザ情報記憶部113はユーザ情報管理テーブルを記憶する。以下、ユーザ情報管理テーブル、パス情報管理テーブル、及びトポロジ情報管理テーブルについて説明する。
図3は、本実施形態におけるネットワーク制御サーバ10に備えられるユーザ情報記憶部113が記憶するユーザ情報管理テーブルの一例を示す図である。ユーザ情報管理テーブルは、ユーザID、パスID、及び、ユーザ契約帯域の3つの項目を有する。ユーザ情報管理テーブルには、ユーザ用ネットワーク70に接続するユーザ毎に各項目の値を含むユーザ情報が記憶されている。
ユーザIDは、ユーザ用ネットワーク70に接続するユーザを識別する情報である。パスIDは、パス60を識別する情報である。ユーザ契約帯域は、パス単位のサービス契約内容を示す情報であって、ユーザに提供される帯域を示す情報である。ユーザ契約帯域には、CIR(Committed Information Rate;認定情報速度)とPIR(Peak Information Rate;最大情報速度)が含まれる。CIRは、ユーザ用ネットワーク70を提供する回線業者がユーザに保証する最低保証帯域である。CIRは、ユーザに必ず確保する帯域のため他ユーザと共有はされない。PIRは、ユーザが利用可能な帯域の最大値であり、常に保証される値ではない。
例えば、図3に示されているユーザ情報管理テーブルには、ユーザID「T1」、パスID「P1」、ユーザ契約帯域「CIRa」、「PIRa」を含むユーザ情報が記憶されている。
図4は、本実施形態におけるネットワーク制御サーバ10のパス情報記憶部111が記憶するパス情報管理テーブルの一例を示す図である。パス情報管理テーブルは、パスID、パス要求帯域、パス割当帯域、暫定帯域、制御リンク、変更フラグ、及び経路の7つの項目を有する。パス情報管理テーブルには、ユーザ用ネットワーク70に接続するユーザに対応するパス毎に各項目の値を含むパス情報が記憶されている。
パスIDは、ユーザ情報管理テーブルにおけるパスIDと同様に、パスを識別する情報である。パス要求帯域は、各ユーザが要求するトラヒック容量を示す情報である。パス割当帯域は、ネットワーク制御サーバ10が演算により各パスに割当てる帯域を示す情報である。暫定帯域は、各パスに暫定的に割当てられる割当帯域の情報である。制御リンクは、対応するパスを制御する要因となっているリンクを示す情報である。変更フラグは、演算で割当帯域又は暫定帯域に変更が起こったことを示す情報である。経路は、対応するパスが経由するノード、リンクを示す情報である。また、経路が示すノードは、パスを利用するユーザ端末50が接続されるネットワーク構成ノード30の一方から順に示している。すなわち、経路が示すノードのうち、最初のノードと最後のノードとにユーザ端末50が接続されることになる。
例えば、図4に示されているパス情報管理テーブルには、パスID「P1」、パス要求帯域「Xa」、パス割当帯域「X2」、暫定帯域「Za」、制御リンク「L2」、変更フラグ「レ」、経路「ノードA→ノードD→ノードF」、「L2、L5」を含むパス情報が記憶されている。なお、変更フラグにおける「レ」は、パスID「P1」のパスにおいて、割当帯域又は暫定帯域が変更されたことを示している。また、この場合の経路は、パスP1を使用するユーザ端末T1がノードAに接続され、パスP1を使用する他のユーザ端末(不図示)がノードFに接続されていることを示している。
図5は、本実施形態におけるネットワーク制御サーバ10のトポロジ情報記憶部112が記憶するトポロジ情報管理テーブルの一例を示す図である。トポロジ情報管理テーブルは、リンクID、帯域情報、上限閾値、下限閾値、設定値、収容パスの6つの項目を有する。トポロジ情報管理テーブルには、リンク40毎に各項目の値を含むリンク情報が記憶されている。
リンクIDは、リンクを識別する情報である。帯域情報には、該当リンクの物理帯域、要求帯域、使用帯域が含まれる。物理帯域は、リンクの物理的仕様、例えば、光ファイバケーブルのインタフェース速度が、1Gbps(bit per second;ビット毎秒)、10Gbpsなどの情報である。要求帯域は、該当リンクを通る各パス要求帯域の合計値の情報である。使用帯域は、該当リンクを流れるトラヒックの合計値の情報である。上限閾値は、帯域制御を開始するか否かを判定する際に用いる値である。下限閾値は、帯域制御を解除するか否かを判定する際に用いる値である。設定値は、リンクの使用帯域を制御する際に目標とする値である。収容パスは、該当リンクが収容するパスを示す。
例えば、図5に示されているトポロジ情報管理テーブルには、リンクID「L1」、帯域情報;物理帯域「1G」、要求帯域「550M」、使用帯域「450M」、上限閾値「950M」、下限閾値「900M」、設定値「920M」、収容パス「P2」を含むリンク情報が記憶されている。
図2に戻って、ネットワーク制御サーバ10の説明を続ける。通信部120は、ポーリング部130や帯域割当処理部140からの要求に応じて、各ネットワーク構成ノード30と通信する。ポーリング部130は、各ネットワーク構成ノード30におけるパス要求帯域を定期的に収集するための要求を通信部120へ出力する。
帯域割当処理部140は、通信部120を介し各ネットワーク構成ノード30と通信する。帯域割当処理部140は、ネットワーク構成ノード30から収集されたパス要求帯域に基づいて各リンク40の共有帯域を各パス60に分配する。帯域割当処理部140は、記憶部110に対して情報の書込みと読込みとを行う。帯域割当処理部140は、リンク要求帯域算出部141、帯域割当部142、リンク間帯域調整部143、制御情報生成部144、及び帯域制御解除部145を有する。
リンク要求帯域算出部141は、パス情報記憶部111からパス要求帯域を読出し、読出したパス要求帯域に基づいて各リンク40における要求帯域を算出する。リンク要求帯域算出部141は、算出した要求帯域とトポロジ情報管理テーブルに含まれる上限閾値とを比較して帯域制御の要否を判定する。帯域割当部142は、リンク要求帯域算出部141の判定結果に応じて、記憶部110よりユーザ情報、パス情報、トポロジ情報を読出し、読出した各情報に基づいて各パスに割当てる帯域を算出する。リンク間帯域調整部143は、帯域割当部142によって帯域が割当てられたリンクを2つ以上経由する各パスに対して、それぞれのリンクに割当てられた帯域に基づいた調整を行う。
制御情報生成部144は、リンク要求帯域算出部141が判定した帯域制御の要否をパス情報記憶部111へ書込み、更新する。制御情報生成部144は、通信部120を介しネットワーク構成ノード30へ、更新したパス割当帯域を含む制御情報を送信する。帯域制御解除部145は、パス要求帯域とトポロジ情報管理テーブルに含まれる下限閾値とを比較して帯域制御解除の判定をする。帯域制御解除部145は、判定結果に基づいて帯域制御の解除を行い、パス情報記憶部111の情報を更新する。
図6は、本実施形態におけるネットワーク構成ノード30の構成の一例を示す概略ブロック図である。ネットワーク構成ノード30は、制御情報通信部31、ノード制御部32、パス帯域記憶部33、及びトラヒック制御部34を備える。
制御情報通信部31は、管理用ネットワーク20を介してネットワーク制御サーバ10と通信を行う。例えば、制御情報通信部31は、ネットワーク制御サーバ10のポーリング部130からの要求帯域等の問い合わせを受信したり、当該問い合わせに対する情報をネットワーク制御サーバ10に送信したり、ネットワーク制御サーバ10の制御情報生成部144から割当帯域を受信する。ノード制御部32は、ユーザ端末50が要求する帯域や、制御情報通信部31を介してネットワーク制御サーバ10から受信した制御帯域をパス帯域記憶部33に記憶させる。パス帯域記憶部33は、パス要求帯域及び制御帯域を含むパス帯域情報テーブルを記憶する。トラヒック制御部34は、ノード制御部32からの指示を受けて自ノードを経由するトラヒック量を制御する。また、トラヒック制御部34は、ユーザ端末50、又はネットワーク構成ノード30との間でパケット等の情報を転送する。
図7は、本実施形態におけるパス帯域記憶部33が記憶するパス帯域情報テーブルの一例を示す図である。パス帯域情報テーブルは、パスID、パス要求帯域、及び制御帯域の3つの項目を有する。パス帯域情報テーブルには、自ノードを経由するパス60毎に各項目の値を含むパス帯域情報が記憶されている。
パスIDは、ユーザ情報管理テーブルにおけるパスIDと同様に、パスを識別する情報である。パス要求帯域は、パス帯域情報管理テーブルにおけるパス要求帯域と同様に、各ユーザが要求するトラヒック容量を示す情報である。制御帯域は、パス情報管理テーブルにおけるパス割当帯域と同様に、帯域制御の演算により各パスに割当てる帯域を示す情報である。
例えば、図7に示されているパス帯域情報テーブルには、パスID「P1」、パス要求帯域「Xa」、制御帯域「X2」を含むリンク情報が記憶されている。
図8から図12は、本実施形態におけるネットワーク制御サーバ10の帯域割当処理の一例を示すフローチャートである。
<ポーリングによる状況把握>
ネットワーク制御サーバ10において、帯域割当処理が開始されると、ポーリング部130は、ユーザ用ネットワーク70を構成するネットワーク構成ノード30に要求帯域等のネットワーク情報を問合せる。リンク要求帯域算出部141は、各ネットワーク構成ノード30に対して各パスのパス要求帯域の送信を要求し、パス要求帯域の値を受信する。このとき、ネットワーク構成ノード30は、パス帯域記憶部33に記憶されているパス帯域情報テーブルの各パス帯域情報に含まれるパス要求帯域の値をリンク要求帯域算出部141に送信する。リンク要求帯域算出部141は、受信したパス要求帯域の値をパス情報記憶部111に書込み、更新する(ステップS101)。
リンク要求帯域算出部141は、取得した各パス要求帯域の値を用いて各リンク要求帯域を算出する。具体的には、リンク要求帯域算出部141は、パス情報記憶部111に記憶されているパス情報管理テーブルの各パス情報から各リンクを通過するパスを読出す。リンク要求帯域算出部141は、リンクを通過する各パスの要求帯域を合計し、その値を当該リンクに対するリンク要求帯域とする(ステップS103)。リンク要求帯域算出部141は、算出したリンク要求帯域の値をトポロジ情報記憶部112に記憶されているトポロジ情報管理テーブルの要求帯域の項目に書込み、更新する(ステップS105)。
<既設定有無の判断>
リンク要求帯域算出部141は各リンクに対して帯域制御の実施有無を判定する(ステップS107)。具体的には、リンク要求帯域算出部141は、パス情報管理テーブルにおける制御リンクの項目に対して記憶されているリンクを読出す。すなわち、リンク要求帯域算出部141は、帯域割当制御が行われているリンクを検出する。
リンクに帯域割当制御が行われている場合(ステップS107:YES)、リンク要求帯域算出部141は、処理をステップS125に進め、該当リンクに対して制御解除判定のフローを実施する。リンクが制御されていない場合(ステップS107:NO)、リンク要求帯域算出部141は、処理をステップS109に進める。
<制御の必要性の判断>
リンク要求帯域算出部141は、帯域割当制御されていないリンクに対して上限閾値を用いた判定を行う。具体的には、リンク要求帯域算出部141は、トポロジ情報記憶部112よりリンク情報を読出す。リンク要求帯域算出部141は、読出したリンク情報に含まれる要求帯域が、読出したリンク情報に含まれる上限閾値を超えているかの判定を行う(ステップS109)。
リンクの要求帯域が上限閾値を超えている場合(ステップS109:YES)、リンク要求帯域算出部141は、処理をステップS111に進め該当リンクに対して帯域割当算出のフローを実施する。
一方、リンクの要求帯域が上限閾値を超えていない場合(ステップS109:NO)、リンク要求帯域算出部141は、帯域割当処理の一連のフローを完了する。
<割当演算の実施>
帯域割当部142は、要求帯域が上限閾値を超えているリンクに対して、リンクIDの順等の予め定められた順序でリンク情報を読出し、収容パスを特定する。具体的には、帯域割当部142は、トポロジ情報記憶部112からトポロジ管理テーブルを読出し、要求帯域が上限閾値を超えているリンクに対する収容パスを読出す(ステップS111)。
帯域割当部142は、帯域割当算出に必要な情報をリンク毎に、パス情報記憶部111、トポロジ情報記憶部112、及びユーザ情報記憶部113から読出し、読出した情報に基づいて各パスに割当てる帯域を算出する。ここで、帯域割当算出に必要な情報には、ユーザ情報管理テーブルのユーザ契約帯域と、パス情報管理テーブルのパス要求帯域、パス割当帯域及び暫定帯域と、トポロジ情報管理テーブルの物理帯域及び要求帯域とが含まれる。
帯域割当部142は、読出した各情報に基づいて、要求帯域が上限閾値を超えているリンクにおいて当該リンクを経由するパスに割当てる帯域を算出する。帯域割当部142は、各パスに対する帯域割当算出結果をパス情報記憶部111の暫定帯域の項目に書込む。また、帯域割当部142は、パス情報管理テーブルの制御リンクの項目にパス帯域制御の要因となったリンクIDを書込む(ステップS113)。
リンク間帯域調整部143は、トポロジ情報記憶部112の要求帯域、及び上限閾値の値を読出し、各パスに対して2つ以上のリンクで要求帯域が上限閾値を超えているかの判定を行う。具体的には、リンク間帯域調整部143は、パス情報記憶部111が記憶するパス情報管理テーブルにおいて、要求帯域が上限閾値を超えているパスに対応するパス情報の制御リンクの項目を読出し、2つ以上のリンクが収容されているかを判定する(ステップS115)。
各パスに対して2つ以上のリンクで要求帯域が上限閾値を超えていない場合(ステップS115:NO)、リンク間帯域調整部143は、ステップS123へ処理を進め、ネットワーク構成ノード30への帯域割当のフローへ進む。
一方、各パスに対して2つ以上のリンクで要求帯域が上限閾値を超えている場合(ステップS115:YES)、リンク間帯域調整部143は、該当するパスに対して各リンクの割当帯域が最小の値を各パスの暫定帯域として確定し、パス情報記憶部111の暫定帯域の項目に書込む(ステップS117)。
<ネットワーク利用効率向上への対応>
リンク間帯域調整部143が各パスの暫定帯域をステップS117で更新した結果により生じたいずれのパスにも割当てられない帯域である空き帯域を有効に利用するため、帯域割当部142は再度帯域割当処理を行う。帯域割当部142は、パス情報記憶部111が記憶するパス情報管理テーブルに対し、制御リンクの項目に値が書込まれているパスIDを検出する。検出されたパスIDは帯域制御を実施しているパスIDとなる。帯域割当部142は、帯域制御を実施しているパスIDをパス情報記憶部111から読出す。また、帯域割当部142は、帯域制御を実施しているリンクに対するリンク情報をトポロジ情報記憶部112から読出す(ステップS119)。
帯域割当部142は、帯域割当算出に必要な情報をリンク毎に記憶部110から読出し、読出した情報より各パスに割当てる帯域を算出する。帯域割当算出に必要な情報は、具体的には、ユーザ情報管理テーブルのユーザ契約帯域と、パス情報管理テーブルのパス要求帯域、パス割当帯域及び暫定帯域と、トポロジ情報管理テーブルの物理帯域及び要求帯域とが含まれる。また、帯域割当部142は、帯域割当算出結果をパス情報記憶部111の暫定帯域、制御リンクの欄に書込む(ステップS121)。
<ネットワーク構成ノードへの指示>
制御情報生成部144は、パス情報記憶部111からパス割当帯域が定められているパス情報を読出す。制御情報生成部144は、読出したパス情報に含まれる経路情報から制御対象のネットワーク構成ノード30を検出する。具体的には、経路は接続順に記載されており、最初のノードと最後のノードとにユーザ端末が接続されているため、制御情報生成部144は、ユーザ端末が接続されている制御対象のネットワーク構成ノード30を検出できる。制御情報生成部144は、検出したネットワーク構成ノード30に対して、パス割当帯域が定められているパスに対するパス割当帯域と、制御の開始を示す制御指令とを含む制御情報を送信し(ステップS123)、処理をステップS101に戻して再びポーリング処理のフローへ移る。
<帯域設定解除の必要性判断>
ステップS107において、リンクに帯域割当制御が行われている場合(ステップS107:YES)、帯域制御解除部145は、各リンクの要求帯域が下限閾値以下となっているかを判定する(ステップS125)。
各リンクの要求帯域が下限閾値以下となっていない場合(ステップS125:NO)、処理をステップS109に進め、帯域割当算出のフローに移行する。一方、各リンクの要求帯域が下限閾値以下となっている場合(ステップS125:YES)、該当するパスの制御解除フローに移行する。
帯域制御解除部145は、各リンクの要求帯域が下限閾値以下となっている場合(ステップS125:YES)、パス情報管理テーブルの該当するパスの制御リンクを削除し更新する(ステップS127)。
帯域制御解除部145は、帯域制御を解除するパスに対応するユーザ契約帯域をユーザ情報記憶部113より読出し、読出したユーザ契約帯域でネットワーク構成ノード30の制御帯域情報を更新する(ステップS129)。以上のフローにより帯域割当制御の一連の動作は完了し、再び状況把握のためのポーリング処理を開始する。
<帯域割当算出について>
図13は、本実施形態におけるステップS113、及びステップS121でのリンクにおける各パスへの帯域割当算出を示した概略図である。ここでは、あるリンク40において6つのパスa〜パスfが存在する場合を説明する。同図に示されているように、共有帯域は、リンクの物理帯域から各パスが占有する帯域の合計値(ΣCIR)を差引いた帯域である。帯域割当部142は、共有帯域を各ユーザ契約帯域比率に基づき各パスに分配する。図13において、Xa〜Xfは、各パスのパス要求帯域である。Za〜Zfは、割当帯域が確定したパスである。aからeは、帯域算出中のパスを表す。
共有帯域は、例えば以下の手順にて割当てられる。帯域割当部142は、各パスの要求比率を(PIR−CIR)値の比率から算出する。同図において、要求比率は、{(PIRa−CIRa):(PIRb−CIRb):(PIRc−CIRc):(PIRd−CIRd):(PIRe−CIRe):(PIRf−CIRf)}={4:2:3:1:5:3}となる。
帯域割当部142は、分配帯域ΣXζを算出された要求比率に応じて各パスに共有帯域を割当てる。割当てた帯域よりも使用帯域が小さいパスが存在する場合、割当てた帯域を以下の手順にて変更する。まず、帯域割当部142は、割当てた帯域と使用帯域の差分の合計を空き帯域とし、要求比率に応じて空き帯域を他のパスに再分配する。同図においては、パスb、パスc、及びパスfの空き帯域が4:1:5の比率でパスa、パスd、及びパスeへ再分配される。このとき、帯域割当時に空き帯域が生じたパスb、パスc、及びパスfへの再分配は行われない。
再分配後、割当てた帯域よりも使用帯域が小さいパスが更に存在する場合、帯域割当部142は、割当てた帯域と使用帯域との差分を算出し、差分の合計を要求領域に応じて空き帯域として再分配する。同図においては、パスd、及びパスeの空き領域を再分配する。上記の分配処理を数回繰り返した後、所定の基準に基づき、処理を完了する。ここで、所定の基準は、例えば、空き帯域のあるパスが1つとなるまでといった条件が考えられる。上記処理における帯域の分配結果は、パス情報記憶部111が暫定帯域の項目の値として記憶する。
<複数個所制御について>
図14は、本実施形態におけるステップS115、及びステップS117に対応した、任意のパスにおいて2つ以上のリンクで上限閾値を超える場合の帯域割当の処理を示した概略図である。同図上部に示す例では、リンクAとリンクBの2つのリンクが示されている。リンクAに含まれるパスαの割当帯域がX1となり、リンクBに含まれるパスαの割当帯域がX2となる。リンク間帯域調整部143は、それら2つのうち小さい値、この場合X2の値をパスαの割当帯域をX2として選択する。
リンクAにおいて生じた空き帯域(X1−X2)については、リンクAのパスα以外の各パスに分配されるか、又は共用帯域とされる。
また、同図にはステップS113、及びステップS115に対応したパス情報管理テーブルの更新手順の一例を示している。帯域割当部142は、リンクAにおけるパスαの割当帯域を算出し、割当帯域と制御リンクの値をクリアした後、制御リンクの項目に「リンクA」を、暫定帯域の項目に「X1」を書込む。次に、帯域割当部142は、リンクBにおけるパスαの割当帯域を算出する。
リンク間帯域調整部143は、リンクAにおけるパスαの割当帯域とリンクBにおけるパスαの割当帯域とを比較した結果、制御リンクの項目に「リンクB」を追記し、暫定帯域の項目を「X2」で更新する。ここで、リンク間帯域調整部143は、暫定帯域が変更されたことを示す変更フラグを立てる。リンク間帯域調整部143は、全てのリンクに対して同様の処理が一巡した結果、割当帯域を決定する。同図の例では、リンク間帯域調整部143は、暫定帯域X1より小さい暫定帯域の値X2をパスαの割当帯域としてパス情報管理テーブルの暫定帯域の項目に書込む。
リンク間帯域調整部143がパス情報管理テーブルの暫定帯域を更新した後に、帯域割当部142が、リンク間の帯域調整の結果生じたリンクの空き帯域に対して、再度リンクのパス帯域割当の算出を行う。このとき、帯域割当部142は、変更フラグが立てられたパスの帯域は再分配の対象外とする。
上述のようにネットワーク制御サーバ10が動作することにより、通信システム1において、リンク40の物理帯域を超える帯域がユーザから要求されて輻輳が生じた場合においても共有帯域を各ユーザの契約に応じて割当てることができ、共有帯域の利用における公平性を向上させることが可能となる。
なお、上述の実施形態では、ステップS127において、帯域制御解除部145は各リンクの要求帯域が下限閾値以下となっている場合に帯域制御を解除する構成について説明した。しかし、これに限ることなく、例えば、帯域制御を行っているリンクにおいてパケットの破棄等が生じていない場合にも帯域制御を解除するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、ネットワーク制御サーバ10がパス情報記憶部111、トポロジ情報記憶部112及びユーザ情報記憶部113を備える構成について説明した。しかし、これに限ることなく、通信システム1は、パス情報記憶部111、トポロジ情報記憶部112及びユーザ情報記憶部113を備え管理用ネットワーク20に接続されたサーバを具備し、ネットワーク制御サーバ10が当該サーバにアクセスして、各処理に必要な情報を取得するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、ネットワーク制御サーバ10が、記憶部110、通信部120、ポーリング部130、及び帯域割当処理部140とを備える構成について説明した。しかし、これに限ることなく、例えば、ネットワーク構成ノード30が、ネットワーク構成サーバ10の全ての機能、または一部を備え、自ら帯域割当算出から制御までを実施するようにしてもよい。また、記憶部110から帯域割当記憶部140を備えるネットワーク構成ノード30が、他のネットワーク構成ノード30の帯域を制御するようにしてもよい。また、記憶部110から帯域割当記憶部140それぞれの機能を複数のネットワーク構成ノード30が分散して備え、それらのネットワーク構成ノード30が協調して帯域割当算出から制御までの動作を行い、全てのネットワーク構成ノード30の帯域を制御するようにしてもよい。
これにより、ネットワーク制御サーバ10と各ネットワーク構成ノード30との通信の遅延による制御の遅れを抑えることができ、より適切なタイミングで帯域の制御を行うことができる。
また、上述の実施形態では、ユーザ契約帯域には他ユーザと共有されないCIRがある構成について説明した。しかし、これに限ることなく、CIRに空き帯域がある場合、他ユーザに分配できるようにしてもよい。これにより、各リンクのCIRにおいて帯域に余裕がある場合に、その空き帯域の有効利用を図ることができる。
1…通信システム
10…ネットワーク制御サーバ
20…管理用ネットワーク
30,30A,30B,30C,30D,30E,30F…ネットワーク構成ノード
31…制御情報通信部
32…ノード制御部
33…パス帯域記憶部
34…トラヒック制御部
40,40−1,40−2,40−3,40−4,40−5…リンク
50,50−1,50−2,50−3,50−4,50−5…ユーザ端末
60,60−1,60−2,60−3,60−4,60−5…パス
70…ユーザ用ネットワーク
110…記憶部
111…パス情報記憶部
112…トポロジ情報記憶部
113…ユーザ情報記憶部
120…通信部
130…ポーリング部
140…帯域割当処理部
141…リンク要求帯域算出部
142…帯域割当部
143…リンク間帯域調整部
144…制御情報生成部
145…帯域制御解除部

Claims (8)

  1. 複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムであって、
    前記ネットワーク制御サーバは、
    前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理部
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記帯域割当処理部は、
    前記リンク毎に、各ユーザからの要求帯域の合計値が、予め設定された上限閾値を超えた場合、前記トラヒック制御を開始する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記帯域割当処理部は、
    前記リンク毎に、各ユーザからの要求帯域の合計値が、予め設定された下限閾値以下となった場合、前記トラヒック制御を解除する
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の通信システムであって、
    前記帯域割当処理部は、
    前記トラヒック制御において、前記リンクにおける帯域を前記ユーザ契約帯域に基づき共有帯域に分配し、分配した帯域よりも使用帯域が小さいユーザが存在する場合、該ユーザに対して使用帯域を割当て、これにより生じる空き帯域を他のユーザに対して割当てる再分配を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信システムであって、
    前記ユーザ用ネットワークにおいて前記ユーザが利用するリンクのうち、2つ以上のリンクで要求帯域が上限閾値を超える場合、該ユーザに割当てられた帯域うち最小の帯域を、該リンクにおける該ユーザの割当帯域にするリンク間帯域調整部を更に備える
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項5に記載の通信システムであって、
    前記帯域割当処理部は、
    前記リンク間帯域調整部が前記ユーザの割当帯域を変更したことにより前記リンクに空き帯域が生じた場合、該リンクにおいて前記トラヒック制御を再度行う
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムにおけるネットワーク制御サーバであって、
    前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理部
    を備えることを特徴とするネットワーク制御サーバ。
  8. 複数のネットワーク構成ノード及び前記ネットワーク構成ノードを接続するリンクから構成されるユーザ用ネットワークと、前記ネットワーク構成ノードに接続され前記ユーザ用ネットワークを利用する複数のユーザ端末と、前記ネットワーク構成ノードのトラヒックを制御するネットワーク制御サーバとを具備する通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記リンクにおいて、前記ユーザ端末を利用するユーザごとに契約に基づいて予め定められた帯域であるユーザ契約帯域の比率に基づいて、各ユーザが共有する帯域を分配するトラヒック制御を行う帯域割当処理ステップ
    を有することを特徴とする通信制御方法。
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