JP2014060480A - 撮像装置 - Google Patents

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雅人 西川
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Abstract

【課題】光源の色温度に影響されずにホワイトバランス調整を適切に行なう。
【解決手段】撮像装置1は、被写体を撮像するための撮像素子10と、色温度が既知である撮影者の色情報を検出するセンサ20と、被写体の画像を表示部40に映し出すための処理を行なう画像処理部30とを含む。画像処理部30は、サブカメラ20で撮像した撮影者の色情報を既知の色温度として検出し、その検出結果を参照して、撮像装置1で撮像した被写体のホワイトバランス調整を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホワイトバランス調整機能を有する撮像装置に関する
カメラなどで被写体を撮影する際には、撮影時の環境に応じて光源の色温度がさまざま変化する。そのため、撮像装置には、取得画像の白色をモニターに正確に白く映し出すために取得画像の色温度を光源の色温度に応じて補正する機能が備えられるものがある。このような補正は、一般的に「ホワイトバランス調整」と呼ばれる。
色温度とは、黒体(外部から入射する熱放射などをあらゆる波長に渡って完全に吸収および放出できる仮想上の物体)の温度を利用して表現される色合いである。色温度は黒体軌跡に従って変化する。黒体軌跡とは、黒体から放射される光の色を、その時の黒体の温度をもって表現したものであり、色温度が高いと青っぽくなり、色温度が低いと赤っぽくなる。
ホワイトバランス調整が正しく行なわれていないと、肉眼では自然に見えていた色が不自然な色に映る。たとえば、蛍光灯の下で撮像した画像に対して光源を太陽光相当とするホワイトバランス調整を行なうと、緑色がかった不自然な色に映る。
ホワイトバランス調整を自動的に行なうオートホワイトバランス調整の1つの方法として、「撮像画角内の全ての色を混合(平均)すると無彩色になる」という仮定に基づいて取得画像の情報から光源の種類を判定し、その判定結果で取得画像の色温度を調整する方法が知られている。たとえば、光源の色温度が低い場合は取得画像の色温度を上げるようにホワイトバランスゲインを調整し、逆に光源の色温度が高い場合は取得画像の色温度を下げるようにホワイトバランスゲインを調整する。
特開2011−191996号公報(特許文献1)は、いわゆるパノラマ撮影において、取得画像のホワイトバランス調整を、被写界内で隣接する別画像のホワイトバランスゲインに基づいて再調整することを開示している。
特開2011−191996号公報 特開2012−15751号公報 特開2011−30091号公報
しかしながら、たとえば青空一面を撮影した時のように取得画像の色が偏っていると、オートホワイトバランス調整の前提である「撮像画角内の全ての色を混合(平均)すると無彩色になる」という仮定が成立しなくなる。そのため、特許文献1に開示された技術では、撮影環境下の光源を正しく検出できず、ホワイトバランス調整を適切に行なうことができない場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、光源の色温度に影響されずにホワイトバランス調整を適切に行なうことである。
この発明に係る撮像装置は、被写体を撮像するための撮像素子と、色温度が既知である対象の色情報を検出するセンサと、センサで検出された対象の色情報を用いて、撮像素子で撮像された被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう処理装置とを備える。
好ましくは、対象は、撮像装置を用いて被写体を撮影する撮影者である。センサは、撮影者が撮像装置を用いて被写体を撮影する操作を行なう時に撮影者の色情報を検出可能な位置に配置される。
好ましくは、センサは、撮影者を撮像するためのカメラである。
好ましくは、センサは、撮影画角内に収まる撮影者の顔を認識する機能を有する。
好ましくは、センサは、撮影画角内に収まる撮影者の肌または白目の色情報を既知の色情報として検出する。
好ましくは、センサは、可視光領域の光信号を赤、緑、青の色信号に分けて検出するRGBセンサである。
好ましくは、処理装置は、センサで検出された対象の色情報を用いて被写体の画像のホワイトバランス調整を行なうか、撮像素子で撮像された被写体の色情報を用いて被写体の画像のホワイトバランス調整を行なうかを選択可能に構成される。
好ましくは、処理装置は、センサで検出された対象の色情報を用いて光源を判定するための光源判定情報を算出し、光源判定情報を用いて被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう。
好ましくは、処理装置は、センサで検出された対象の色情報の各色の信号レベル比から得られる各色のゲイン調整値を算出し、各色のゲイン調整値を用いて被写体の画像の各色の信号レベルを補正することで被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう。
好ましくは、処理装置は、対象の色温度と各色のゲインとを対応づけたマップを予め具備し、マップを参照してセンサで検出された対象の色温度に対応する各色のゲインを算出し、算出された各色のゲインを用いて被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう。
本発明によれば、被写体の色が偏っていても、色温度が既知である対象の色情報を用いて被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう。そのため、光源の色温度に影響されずに、ホワイトバランス調整を適切に行なうことができる。
撮像装置の概略構成図である。 撮影者が撮像装置を用いて被写体を撮影する時の様子を示す図である。 サブカメラの撮影画角内の画像を示す図である。 画像処理部の処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 特定の光源a下でのサブカメラ取得データのヒストグラムを示す図である。 サブカメラ取得データの信号レベルの関係をグラフ化した図である。 テーブル表の一例を示す図である。 完成後のテーブル表の一例を示す図である。 画像処理部の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 画像処理部の処理手順を示すフローチャート(その3)である。 ゲイン調整値R1,B1の算出に用いられるマップ(その1)である。 ゲイン調整値R1,B1の算出に用いられるマップ(その2)である。
以下に、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態による撮像装置1の概略構成図である。撮像装置1は、撮像素子10と、センサ20と、画像処理部30と、表示部40とを含む。
撮像素子10は、被写体を撮像するためのメインカメラである。センサ20は、色温度が既知である対象の色情報を検出する。センサ20の検出対象は、被写体を撮影する撮影者である。本実施の形態においては、センサ20を、撮影者の色情報を含む画像を撮像するためのサブカメラとして説明する。センサ20は、撮影画角内の人物(ここでは撮影者)の顔を認識する機能を具備している。
画像処理部30は、撮像素子10で撮像された被写体の画像を表示部40に映し出すための処理を行なう。画像処理部30は、事前処理部31と、WB調整部32とを含む。
事前処理部31は、センサ20で検出した撮影者の色情報を用いて、光源を判定するための情報(以下「光源判定情報」という)を生成する。
WB調整部32は、事前処理部31が生成した光源判定情報を用いて、撮像素子10で撮像した被写体画像のホワイトバランス調整(以下「WB調整」ともいう)を行なう。そして、WB調整部32は、WB調整後の被写体画像を表示部40に送信する。
図2は、撮影者が撮像装置1を用いて被写体を撮影する時の様子を模式的に示す図である。図2に示すように、センサ20は、撮影者が撮像素子10で被写体を撮影する操作を行なう時に、撮影者側を向くように配置される。以下の説明では、センサ20を「サブカメラ20」とも称する。
本実施の形態では、サブカメラ20の撮影画角内の色情報を用いて、光源判定情報を生成する。
図3は、サブカメラ20の撮影画角12内の画像の一例を示す図である。図3に示すように、サブカメラ20の撮影画角内には撮影者が含まれるが、撮影者の色味は既知でありかつ比較的偏りが少ない。本実施の形態では、この点に着目し、サブカメラ20で撮像した撮影者の色情報を既知の色温度として検出し、その検出結果で生成された光源判定情報を用いて被写体のWB調整を精度良く行なう。
なお、撮影者の肌および白目の少なくともどちらかの色情報を既知の色情報として検出してもよい。この際、サブカメラ20が具備する顔認識機能を利用してもよい。
以下、画像処理部30の処理内容について詳しく説明する。
まず、通常撮影(メインカメラ10による被写体の撮影)の前に行なわれる事前処理について説明する。事前処理とは、通常撮影前に、特定の光源a(たとえば蛍光灯)の下でサブカメラ20で撮像した撮像者の色温度情報を事前に取得しておくための処理である。なお、撮影者は、事前処理を一度行なえば、必ずしもその後に事前処理を行なう必要はない。
図4は、画像処理部30(事前処理部31)が事前処理を行なう場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートは、事前処理の準備ができた撮影者が事前処理を開始させる操作を行なった時に実行される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、画像処理部30は、センサ20からの撮影者の画像データ(以下「サブカメラ取得データ」ともいう)を入手する。
S11にて、画像処理部30は、サブカメラ取得データを用いて、特定の光源a下でのサブカメラゲイン調整値r、b(以下、単に「ゲイン調整値r、b」ともいう)を算出する。なお、ゲイン調整値rは、特定の光源a下でサブカメラ取得データのオートホワイトバランス調整を行なった時に得られるR(Red:赤)信号レベルのゲイン調整値である。同様に、ゲイン調整値bは、特定の光源a下でサブカメラ取得データのオートホワイトバランス調整を行なった時に得られるB(Blue:青)信号レベルのゲイン調整値である。
以下、図5、6を参照して、ゲイン調整値r、bの算出手法について説明する。なお、以下に説明するゲイン調整値r、bの算出手法は、あくまで一例であって、これに限定されるものではない。
図5は、特定の光源a下でのサブカメラ取得データのヒストグラムの一例を示す図である。図5に示す例では、サブカメラ取得データの画像は、G(Green:緑)信号レベルおよびB(Blue:青)信号レベルに対してR(Red:赤)信号レベルが低く、色温度の高い画像であることが分かる。
図6は、サブカメラ取得データのR信号レベルとG信号レベルとの関係をグラフ化した図6(1)と、サブカメラ取得データのB信号レベルとG信号レベルとの関係をグラフ化した図6(2)とを含む。
WB調整が適切に行なわれている状態は、R:G:B=1:1:1となる状態、つまり図6の両グラフ内の直線上に各信号レベルがプロットされる状態である。
図5のようなヒストグラムからは、図6(1)に示すように、R信号レベルはG信号レベルに比べて低く、直線よりも下に外れてプロットされている。一方、B信号レベルはG信号レベルとほぼ同じレベルなので、図6(2)に示すように、直線上にプロットされる。各信号レベルが直線上にプロットされていないと、白色を正確に白く映し出すことができない。そこで、各色の信号レベルをR:G:B=1:1:1にするために、R信号レベルにゲイン調整値rを乗算してR信号レベルをG信号レベルに合わせるとともに、B信号レベルにゲイン調整値bを乗算してB信号レベルをG信号レベルに合わせる。
画像処理部30は、ゲイン調整値r,bを以下の式(1)、(2)で求める。
r=(G信号レベル)/(R信号レベル) …(1)
b=(G信号レベル)/(B信号レベル) …(2)
ゲイン調整値rをR信号レベルに乗算するとR信号レベルとG信号レベルとが等しくなり、図6(1)における直線上に各信号レベルがプロットされる。同様に、ゲイン調整値bをB信号レベルに乗算するとB信号レベルとG信号レベルとが等しくなり、図6(2)における直線上に各信号レベルがプロットされる。
図4に戻って、S12にて、画像処理部30は、内部メモリ(図示せず)に予め記憶されていたテーブル表を読み出す。
図7は、S12の処理で読み出されたテーブル表の一例を示す図である。図7に示すように、このテーブル表には、特定の光源a下で実験等によって求められたメインカメラゲイン調整値R,Bが予め記憶されている。なお、サブカメラゲイン調整値の欄は空白になっている。
図4に戻って、S13にて、画像処理部30は、図7に示すテーブル表のサブカメラゲイン調整値の欄に、S11で算出したゲイン調整値r,bを埋めてテーブル表を完成させる。図8に、完成後のテーブル表を示す。
S14にて、画像処理部30は、完成後のテーブル表(各ゲイン調整値R,B,r,b)を内部メモリに記憶する。この処理で記憶された完成後のテーブル表が、以後の通常撮影時のWB調整において、光源を判定するための基準(すなわち光源判定情報の一部)として用いられる。
次に、通常撮影時に行なわれるWB調整手法について説明する。
図9は、画像処理部30(WB調整部32)がWB調整を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートは、通常撮影のたびに実行される。
S20にて、画像処理部30は、サブカメラ取得データを入手する。
S21にて、画像処理部30は、S20で入手したサブカメラ取得データを用いて、通常撮影環境下でのサブカメラゲイン調整値r1,b1(以下、単に「ゲイン調整値r1,b1」ともいう)を算出する。ゲイン調整値r1、b1は、上述の図4のS11の処理で説明したゲイン調整値r、bの算出手法と同じ手法で算出することができる。
S22にて、画像処理部30は、内部メモリに記憶されている各ゲイン調整値R,B,r,b(図8に示した完成後のテーブル表)を読み出す。
S23にて、画像処理部30は、S21の処理で算出されたゲイン調整値r1,b1と、S22の処理で読み出されたゲイン調整値R,B,r,bとを用いて、通常撮影環境下でのメインカメラゲイン調整値R1、B1(以下、単に「ゲイン調整値R1、B1」ともいう)を算出する。なお、後述するように、本処理で算出されるゲイン調整値R1、B1が光源判定情報として被写体画像のWB調整に用いられる。
画像処理部30は、各ゲイン調整値r1,b1,R,B,r,bを下記の式(3)、(4)に代入して、通常撮影環境下でのメインカメラゲイン調整値R1、B1を算出する。
R1=R・r1/r …(3)
B1=B・b1/b …(4)
なお、通常撮影時にはR,rは固定値であるため、上記の式(3)において変数はr1のみである。したがって、ゲイン調整値R1は、下記の式(3−1)に示すように、r1を変数とする関数frで表現することができる。
R1=fr(r1) …(3−1)
同様に、通常撮影時にはB,bは固定値であるため、上記の式(4)において変数はb1のみである。したがって、ゲイン調整値B1は、下記の式(4−1)に示すように、b1を変数とする関数fbで表現することができる。
B1=fb(b1) …(4−1)
S24にて、画像処理部30は、メインカメラ10からの被写体の画像データ(以下「メインカメラ撮像データ」ともいう)を入手する。
S25にて、画像処理部30は、S23の処理で算出されたゲイン調整値R1、B1を用いて、メインカメラ撮像データのWB調整を行なう。
画像処理部30は、下記の式(5)、(6)に示すように、メインカメラ撮像データのR信号レベル、B信号レベルにそれぞれゲイン調整値R1、B1を乗算することで、メインカメラ撮像データのWB調整を行なう。
WB調整後のR信号レベル=(撮影データのR信号レベル)・R1 …(5)
WB調整後のB信号レベル=(撮影データのR信号レベル)・B1 …(6)
以上のように、本実施の形態では、色温度が既知である撮影者の色情報をセンサ20で検出し、その検出結果を用いて撮像素子10で撮像された被写体のWB調整を行なう。そのため、たとえば青空一面を撮影した時などのように被写体の色が偏っている場合であっても、光源の色温度に影響されずに精度よくWB調整を行なうことができる。
また、本実施の形態では、撮影者の色情報を用いてメインカメラの被写体のWB調整を行なうため、メインカメラの被写体が変わってもゲイン調整値は比較的変化し難い。そのため、従来のようにメインカメラの被写体の色情報を用いてWB調整を行なう場合に比べて、安定したホワイトバランス調整を行なうことができる。
また、本実施の形態では、撮像者自らが事前処理を行なって自らの色温度情報(具体的にはゲイン調整値r,b)を事前に取得し、その結果で被写体画像のWB調整を行なう。そのため、事前処理を行なった撮影者の肌や白目の色温度に合わせたWB調整を行なうことができる。
また、本実施の形態では、サブカメラゲイン調整値の欄が空白になっている図7のテーブル表を、撮像者による事前処理によって完成させる。そのため、事前にテーブル表に記憶しておく必要のあるデータを、特定の光源a下でのメインカメラゲイン調整値R,Bのみに抑えることができる。
<実施の形態1の変形例>
なお、本実施の形態は、以下のように変形することも可能である。
本実施の形態では、センサ20をカメラとした。これに対し、センサ20を、可視光領域の光信号を赤、緑、青の色信号に分けて検出するRGBセンサに変更してもよい。
また、本実施の形態では、センサ20で赤、緑、青の3つの色を検出したが、センサ色の種類および数は、必ずしも赤、緑、青の3色に限定されるものではない。
センサ色を「C」とし、通常撮影環境下でのセンサ色Cのサブカメラゲイン調整値を「c1」とすると、通常撮影環境下でのセンサ色Cのメインカメラゲイン調整値C1は、下記の式(7)のように、Cおよびc1を変数とする関数F〔C、c1〕で表現することができる。
C1=F〔C、c1〕=fc(c1) …(7)
このような式(7)を用いて、通常撮影環境下での各センサ色のメインカメラゲイン調整値C1を算出するようにしてもよい。このようにすれば、センサ色の種類および数を限定することなくゲイン調整値C1を算出することができる。
なお、式(7)において、センサ色CをR(赤)とする場合には、C1=R1、c1=r1であるからR1=F〔R、r1〕=fr(r1)となり、上述した式(3−1)が導かれる。同様に、センサ色CをB(青)とする場合には、C1=B1、c1=b1であるからB1=F〔B、b1〕=fb(b1)となり、式(4−1)が導かれる。
また、本実施の形態では、サブカメラ取得データ(センサ20で検出された撮影者の色情報)を用いて被写体画像のWB調整を行なった。これに対し、サブカメラ取得データを用いて被写体画像のWB調整を行なうか、メインカメラ撮像データ(撮像素子10で撮像された被写体の色情報)を用いて被写体画像のWB調整を行なうかを選択可能に構成するように変形してもよい。
[実施の形態2]
上述の実際の形態1では、事前処理時に求めた特定の光源a下でのサブカメラゲイン調整値r,bと、通常撮影時に求めた通常撮影環境下でサブカメラゲイン調整値r1,b1とを用いて、通常撮影時のメインカメラゲイン調整値R1、B1を算出した。
これに対し、本実施の形態2では、事前処理を行なうことなく、通常撮影環境下でのサブカメラ側の取得データを用いて、通常撮影時のメインカメラゲイン調整値R1、B1を算出する。その他の構造、機能、処理は、前述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
図10は、本実施の形態による画像処理部30がWB調整を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10に示したステップのうち、前述の図9に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
S30にて、画像処理部30は、サブカメラ取得データの色温度を測定する。たとえば、サブカメラ20で撮影者の対象部位(たとえば顔、白目、肌など)を認識(特定)し、その対象部位の色温度を測定するようにしてもよい。
S31にて、画像処理部30は、S30の処理で測定された色温度に対応するゲイン調整値R1,B1を算出する。
図11は、ゲイン調整値R1,B1の算出に用いられるマップを模式的に示す図である。このマップには、サブカメラ取得データの色温度(単位:K)に対応するゲイン調整値R1,B1の値が予め対応づけられている。このマップは、内部メモリに予め記憶されている。画像処理部30は、このマップを参照して、サブカメラ取得データの色温度に対応するゲイン調整値R1,B1を算出する。
S32にて、画像処理部30は、S31で求めたゲイン調整値R1,B1を用いて、メインカメラ撮像データのWB調整を行なう。
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様、色温度が既知である撮影者の色情報を用いて被写体のWB調整を行なうため、光源の色温度に影響されずに精度よくWB調整を行なうことができる。
さらに、本実施の形態においては、上述の実施の形態1で説明したような事前処理が不要であるため、撮影者の操作が簡易になる。
<実施の形態2の変形例>
本実施の形態は、以下のように変形することができる。
ゲイン調整値R1,B1の算出に用いられるマップを、図11に示すような連続的なマップに代えて、図12に示すような離散的なマップにしてもよい。図12に示すマップは、複数の光源1〜光源nに対して、ゲイン調整値R1、B1とサブカメラ取得データの色温度との対応関係をぞれぞれ記憶したマップである。この図12に示すマップを用いて、サブカメラ取得データの色温度に最も近い光源を特定し、特定された光源に対応するゲイン調整値R1、B1を選択すればよい。
また、実施の形態1、2およびこれらの各変形例は、技術的に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 撮像装置、10 撮像素子(メインカメラ)、20 センサ(サブカメラ)、30 画像処理部、31 事前処理部、32 WB調整部、40,50 表示部。

Claims (10)

  1. 被写体を撮像するための撮像素子と、
    色温度が既知である対象の色情報を検出するセンサと、
    前記センサで検出された前記対象の色情報を用いて、前記撮像素子で撮像された前記被写体の画像のホワイトバランス調整を行なう処理装置とを備える、撮像装置。
  2. 前記対象は、前記撮像装置を用いて前記被写体を撮影する撮影者であり、
    前記センサは、前記撮影者が前記撮像装置を用いて前記被写体を撮影する操作を行なう時に前記撮影者の色情報を検出可能な位置に配置される、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記センサは、前記撮影者を撮像するためのカメラである、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記センサは、撮影画角内に収まる前記撮影者の顔を認識する機能を有する、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記センサは、撮影画角内に収まる前記撮影者の肌または白目の色情報を既知の色情報として検出する、請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記センサは、可視光領域の光信号を赤、緑、青の色信号に分けて検出するRGBセンサである、請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記処理装置は、前記センサで検出された前記対象の色情報を用いて前記被写体の画像のホワイトバランス調整を行なうか、前記撮像素子で撮像された前記被写体の色情報を用いて前記被写体の画像のホワイトバランス調整を行なうかを選択可能に構成される、請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記処理装置は、前記センサで検出された前記対象の色情報を用いて光源を判定するための光源判定情報を算出し、前記光源判定情報を用いて前記被写体の画像の前記ホワイトバランス調整を行なう、請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記処理装置は、前記センサで検出された前記対象の色情報の各色の信号レベル比から得られる各色のゲイン調整値を算出し、前記各色のゲイン調整値を用いて前記被写体の画像の各色の信号レベルを補正することで前記被写体の画像の前記ホワイトバランス調整を行なう、請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記処理装置は、前記対象の色温度と各色のゲインとを対応づけたマップを予め具備し、前記マップを参照して前記センサで検出された前記対象の色温度に対応する前記各色のゲインを算出し、算出された前記各色のゲインを用いて前記被写体の画像の前記ホワイトバランス調整を行なう、請求項1に記載の撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016219935A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
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