JP2014060120A - コンタクトの保持構造 - Google Patents

コンタクトの保持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014060120A
JP2014060120A JP2012206050A JP2012206050A JP2014060120A JP 2014060120 A JP2014060120 A JP 2014060120A JP 2012206050 A JP2012206050 A JP 2012206050A JP 2012206050 A JP2012206050 A JP 2012206050A JP 2014060120 A JP2014060120 A JP 2014060120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
slot
housing
slot insertion
holding structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012206050A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hashimoto
信一 橋本
Akira Kubo
晶 久保
Yoshihiko Shino
好彦 志野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Japan GK
Original Assignee
Tyco Electronics Japan GK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Japan GK filed Critical Tyco Electronics Japan GK
Priority to JP2012206050A priority Critical patent/JP2014060120A/ja
Publication of JP2014060120A publication Critical patent/JP2014060120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】ハウジングにコンタクトを保持した際に、ハウジングに作用する応力を極力少なくして、ハウジングに発生する反りや歪みをなくしつつ、コンタクトをハウジングに確実に保持することができるコンタクトの保持構造を提供する。
【解決手段】コンタクトの保持構造は、コンタクト20が挿入される側の上面10aと当該上面10aと反対側の下面10bとの間を貫通するスロット11を有するハウジング10と、スロット11に挿入されるスロット挿入部22を有するコンタクト20とを備える。コンタクト20は、スロット挿入部の下端に設けられた基板接続部23と、スロット挿入部22の上端に設けられ、ハウジング10の上面10aに当接する当接部21とを備える。コンタクト20の基板接続部23に半田ボール25が取り付けられ、半田ボール25と当接部21とによりハウジング10を挟み込むことでコンタクト20がハウジング10に保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハウジングにコンタクトを保持するコンタクトの保持構造に関する。
例えば、BGA(Ball Grid Array)コネクタは、ハウジングの底壁に複数のスロットを格子状に形成し、これらスロットにコンタクトを収容している。各コンタクトは、ハウジングのスロット内に圧入される保持部と、保持部から上方に延びる接触部と、保持部から下方に延びる基板接続部とを備えている。接触部は、保持部から上方に延びて、ハウジングの相手コネクタとの嵌合面から突出し、相手コンタクトに接触するようになっている。また、基板接続部は、保持部から下方に延びて、ハウジングの、回路基板に装着される装着面に形成された開口内に配置される。そして、基板接続部には、半田ボールが取り付けられるようになっている。
ここで、各コンタクトは、その保持部がハウジングに形成されたスロットに圧入されることにより、ハウジングに保持される。保持部をスロットに圧入すると、ハウジングに応力が発生し、その応力によりハウジングに反りや歪みが発生する。
このようなハウジングに反りや歪みを少なくして、各コンタクトをハウジングに保持することができるコンタクトの保持構造として、従来、例えば、図8に示すものが知られている(特許文献1参照)。
図8に示すコンタクトの保持構造において、ハウジング101には、各コンタクト110を収容するスロット102が形成されている。スロット102は、コンタクト110が挿入される側の上面101aから当該上面101aと反対側の下面101bにかけて垂直に貫通する。スロット102の下端であってハウジング101の下面101b側には、半田ボール120が配置される凹部101cが形成されている。
そして、スロット102の互いに対向する壁面からそれぞれ互い違い状に複数の突起102a,102bが突出形成されている。
また、コンタクト110は、複数の突起102a,102bに当接する保持部111と、保持部111から上方に延びる接触部(図示せず)と、保持部111から下方に延びる基板接続部112とを備えている。また、コンタクト110は、スロット102の一方の壁面に当接する凸部113を備えている。
コンタクト110の保持部111がスロット102内に挿入されと、その保持部111がスロット102の互いに対向する壁面に形成された突起102a,102bに当接し、凸部113がスロット102の一方の壁面に当接する。そして、この凸部113と、この凸部113が当接する壁面から突出する突出部102aとにより、他方の壁面から突出する突起102bがコンタクト110を押圧する力を支える。これにより、コンタクト110をハウジング101に保持する。そして、半田ボール120がコンタクト110の基板接続部112に取り付けられる。
このように、スロット102の対向する壁面から突出する複数の突起102a,102bが互い違い状に配置されているため、コンタクト110の保持部111に当接したときに、全圧入とはならない。このため、コンタクト110がハウジング101によって保持されたときには、ハウジング101には大きな応力が作用しない。その結果、その応力によりハウジングに発生する反りや歪みを小さくすることができる。
特開2000−323215号公報
しかしながら、この従来の図8に示したコンタクトの保持構造にあっては、以下の問題点があった。
即ち、スロット102の対向する壁面から突出する複数の突起102a,102bが互い違い状に配置されているため、ハウジング101に作用する応力は軽減されるものの、その軽減量は十分ではない。コンタクト110がハウジング101に保持されたときには、複数の突起102a,102b及び凸部113によってハウジング101には未だに応力が作用する。このため、その応力により未だにハウジングに反りや歪みが発生してしまうおそれがあった。
従って、本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コンタクトをハウジングに保持した際に、ハウジングに作用する応力を極力少なくして、ハウジングに発生する反りや歪みをなくしつつ、コンタクトをハウジングに確実に保持することができるコンタクトの保持構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のうちある態様に係るコンタクトの保持構造は、コンタクトが挿入される側の上面と当該上面と反対側の下面との間を貫通するスロットを有するハウジングと、前記スロットに挿入されるスロット挿入部を有する前記コンタクトとを備えたコンタクトの保持構造であって、前記コンタクトは、前記スロット挿入部の下端に設けられた基板接続部と、前記スロット挿入部の上端に設けられ、前記ハウジングのコンタクトが挿入される側の前記上面に当接する当接部と、該当接部から延びる相手導体部との接触部とを備え、前記コンタクトの基板接続部に半田ボールが取り付けられ、該半田ボールと前記コンタクトの前記当接部とにより前記ハウジングを挟み込むことで前記コンタクトが前記ハウジングに保持されることを特徴としている。
また、このコンタクトの保持構造において、前記ハウジングは、前記スロットの下端であって前記下面に半田ボールを配置するための凹部を形成することが好ましい。
また、このコンタクトの保持構造において、前記当接部が前記ハウジングのコンタクトが挿入される側の前記上面に載置される、端縁及び両側縁を有する平板状に形成されていることが好ましい。
更に、このコンタクトの保持構造において、前記スロット挿入部は、前記当接部の両側縁から延びる1対のスロット挿入片で構成され、前記スロットは2個形成され、前記1対のスロット挿入片が前記2個のスロットに挿入されることが好ましい。
また、このコンタクトの保持構造において、前記スロット挿入部は、前記当接部の片側縁から延びる1個のスロット挿入片で構成され、前記スロットは1個形成され、前記1個のスロット挿入片が前記1個のスロットに挿入されていてもよい。
また、このコンタクトの保持構造において、前記スロット挿入部は、前記当接部の端縁から延びる1個のスロット挿入片で構成され、前記スロットは1個形成され、前記1個のスロット挿入片が前記1個のスロットに挿入されていてもよい。
また、このコンタクトの保持構造において、前記スロット挿入部は、前記当接部の端縁から延びる1個のスロット挿入片と、前記当接部の両側縁から延びる1対のスロット挿入片とで構成され、前記スロットは3個形成され、前記3個のスロット挿入片が前記3個のスロットに挿入されていてもよい。
本発明に係るコンタクトの保持構造によれば、コンタクトの基板接続部に半田ボールが取り付けられ、半田ボールとコンタクトの当接部とによりハウジングを挟み込むことでコンタクトがハウジングに保持される。このため、ハウジングにコンタクトを保持した際に、スロット内に挿入されるスロット挿入部からハウジングに作用する応力がほとんどなく、ハウジングに発生する反りや歪みをなくしつつ、コンタクトをハウジングに確実に保持することができる。
本発明に係るコンタクトの保持構造が適用される電気コネクタを相手コネクタ及び回路基板とともに示す斜視図である。 図1に示す電気コネクタにおけるコンタクトの保持構造を示し、(A)はコンタクトを横断する方向に切断した状態の断面模式図、(B)は(A)に対して直交する方向に切断した状態の断面模式図である。 コンタクトのハウジングへの保持方法を説明するもので、(A),(B)はコンタクトのスロット挿入部をハウジングのスロットに挿入する前、(C),(D)はコンタクトのスロット挿入部をハウジングのスロットに挿入した状態を示している。 コンタクトのハウジングへの保持方法を説明するもので、(A),(B)はコンタクトの基板接続部に半田ボールを載せた状態、(C),(D)は半田ボールを加熱してコンタクトの基板接続部に半田ボールを接続した状態、(E),(F)は回路基板上に実装した状態を示している。 コンタクトの保持構造の第1変形例を示し、(A)はコンタクトを横断する方向に切断した状態の断面図、(B)は(A)に対して直交する方向に切断した状態の断面図である。 コンタクトの保持構造の第2変形例を示し、(A)はコンタクトを横断する方向に切断した状態の断面図、(B)は(A)に対して直交する方向に切断した状態の断面図である。 コンタクトの保持構造の第3変形例を示し、(A)はコンタクトを横断する方向に切断した状態の断面図、(B)は(A)に対して直交する方向に切断した状態の断面図である。 従来例のコンタクトの保持構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1に示す電気コネクタ1は、携帯電話やスマートフォンなどの情報端末機器や電子機器における回路基板PCB上に実装され、相手コネクタ2が嵌合するようになっている。
ここで、相手コネクタ2は、導電性金属板で形成されるシールドシェル40と、シールドシェル40の下面に配置されたフレキシブルケーブル50とからなっている。フレキシブルケーブル50の下面には、複数の導電パッド(図示せず)が形成されている。
電気コネクタ1は、本実施形態に係るコンタクトの保持構造が適用されるものであり、ハウジング10と、ハウジング10に対して行列状に配置された複数のコンタクト20と、金属製のシールドシェル30とを備えている。
ここで、シールドシェル30は、ハウジング10の側面を覆うようにハウジング10に取り付けられる。相手コネクタ2が電気コネクタ1に嵌合した際に、相手コネクタ2のシールドシェル40が電気コネクタ1のシールドシェル30にロックされるようになっている。
電気コネクタ1を構成するハウジング10は、図1に示すように、前後方向(図1における上下方向)及び左右方向に延びる略矩形の平板状に形成され、合成樹脂を成形することによって形成される。ハウジング10には、図2(A),(B)に示すように、2個のスロット11を一組として複数組のスロット11が行列状に形成されている。各組の2個のスロット11は所定距離離れて互いに平行に配置され、各スロット11は、コンタクト20が挿入される側の上面10aと当該上面10aと反対側の下面10bとの間を垂直に貫通する。各スロット11の形状は、幅(図2(B)における左右方向長さ)が厚さ(図2(A)における左右方向長さ)よりも大きい長方形長穴形状である。また、各組の2個のスロット11の下端であってハウジング10の下面10bには、半田ボール25を配置するための凹部12が形成されている。
また、各コンタクト20は、図2(A),(B)に示すように、ハウジング10に形成された2個のスロット11に挿入される1対のスロット挿入片22aからなるスロット挿入部22を有する。また、各コンタクト20は、スロット挿入部22を構成する1対のスロット挿入片22aのそれぞれの下端に設けられた基板接続部23を備えている。更に、各コンタクト20は、スロット挿入部22を構成する1対のスロット挿入片22aの上端に設けられた当接部21を備えている。
各コンタクト20の当接部21は、ハウジング10のコンタクト20が挿入される側の上面10aに当接するものである。この当接部21は、当該上面10aに載置される、端縁(図2(B)における左縁)及び両側縁(図2(A)における左右側縁)を有する平板状に形成される。そして、1対のスロット挿入片22aは、当接部21の両側縁から下方に直線状に折り曲げ形成された矩形状平板であり、互いに平行に配置された2個のスロット11に挿入される。各スロット挿入片22aの幅(図2(B)における左右方向長さ)及び厚さ(図2(A)における左右方向長さ)は、各スロット11に挿入されるときにスロット11の内壁から軽摩擦を受ける程度に設定される。ここで、軽摩擦とは、各コンタクト20のスロット挿入片22aをスロット11に挿入してハウジング10を上下逆さまにしたときに、自重によって各コンタクト20が落下しない程度の摩擦をいう。そして、各スロット11に挿入されたスロット挿入片22aの下端は、半田ボール25を配置するための凹部12内に突出し、基板接続部23が凹部12内に位置する。
また、各コンタクト20は、図2(B)に示すように、当接部21の端縁とは反対側の端部(図2(B)における右端部)から延びる接触部24を備えている。接触部24は、相手コネクタ2に設けられた導電パッド(相手導体部)に接触するものである。この接触部24は、当接部21の前記端部からハウジング10の上面10aに沿って延びる延出部24aと、延出部24aの端部で折り返すように湾曲する湾曲部24bと、湾曲部24bから斜め上方に直線状に延びる接触片24cとを備えている。接触片24cは、相手コネクタ2が電気コネクタ1に嵌合した際に、相手コネクタ2に設けられた導電パッドに弾性的に接触する。各コンタクト20は、導電性金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、1対のスロット挿入片22aの基板接続部23には、図2(A),(B)に示すように、1個の半田ボール25が取り付けられる。基板接続部23に取り付けられた半田ボール25は、ハウジング10に形成された凹部12内に位置する。そして、半田ボール25が基板接続部23に取り付けられると、コンタクト20の当接部21と半田ボール25とによりハウジング10を上下方向から挟み込む。これにより、コンタクト20がハウジング10に保持される。
次に、図3(A),(B),(C),(D)及び図4(A),(B),(C),(D),(E),(F)を参照して各コンタクト20のハウジング10への保持方法を詳細に説明する。
図3(A),(B)には各コンタクト20のスロット挿入部22をハウジング10のスロット11に挿入する前の状態が示されている。
この状態から図3(C),(D)に示すように、各コンタクト20のコンタクト挿入部22を構成する1対のコンタクト挿入片22aを、ハウジング10の上方から2個のスロット11に挿入する。すると、各コンタクト20の当接部21が、ハウジング10のコンタクト20が挿入される側の上面10aに当接する。また、各コンタクト挿入片22aの下端にある基板接続部23は、ハウジング10に形成された凹部12内に位置する。この際に、各コンタクト挿入片22aは、各スロット11の内壁から軽摩擦を受け、ハウジング10を上下逆さまにしても自重によって各コンタクト20は落下しない。
次に、コンクト20が挿入されたハウジング10を上下逆さまにし、図4(A),(B)に示すように、球状の半田ボール25を1対の基板接続部23上に載せる。
その後、半田ボール25を加熱し、図4(C),(D)に示すように、半田ボール25を各コンタクト20の基板接続部23に接続する。すると、半田ボール25は、ハウジング10に形成された凹部12内に一杯に広がり、コンタクト20の当接部21と半田ボール25とによりハウジング10を上下方向から挟み込む。これにより、コンタクト20がハウジング10に保持される。
このため、ハウジング10のスロット11内に各コンタクト20を保持した際に、スロット11内に挿入されるスロット挿入部22からハウジング10に作用する応力がほとんどない。スロット挿入部22からハウジング10には、先に述べた軽摩擦が作用する程度である。従って、ハウジング10に発生する反りや歪みをなくしつつ、各コンタクト20をハウジング10に確実に保持することができる。
そして、図4(E),(F)に示すように、各コンタクト20の基板接続部23をリフロー半田接続により半田ボール25を介して回路基板PCB上の導体パターン(図示せず)に接続する。これにより、電気コネクタ1は、回路基板PCB上に実装される。
なお、本実施形態に係るコンタクトの保持構造において、スロット挿入部22は、当接部21の両側縁から延びる1対のスロット挿入片22aで構成されている。また、スロット11は2個形成され、1対のスロット挿入片22aが2個のスロット11に挿入されるようになっている。このため、球状の半田ボール25を1対のスロット挿入片22aの先端にある基板接続部23に取り付ける際に、半田ボール25を1対の基板接続部23の双方に跨るように載せればよい。従って、基板接続部23上に載った半田ボール25が安定し、半田ボール25が基板接続部23から落下しづらくなる。このため、半田ボール25を基板接続部23に安定して接続することができる。また、半田ボール25に接続される基板接続部23の数が2個であり、基板接続部23を1個とする場合よりも、接続を確実に行うことができる。
次に、コンタクトの保持構造の第1変形例を図5(A),(B)を参照して説明する。図5(A),(B)において、図2(A),(B)に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図5(A),(B)に示すコンタクトの保持構造は、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造と基本構成は同様であるが、スロット挿入部22の構成が異なっている。即ち、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の両側縁から下方に直線状に折り曲げ形成された1対のスロット挿入片22aで構成される。これに対して、図5(A)、(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の片側縁から延びる1個のスロット挿入片22bで構成されている。そして、ハウジング10には、各コンタクト20が挿入される側の上面10aとその反対側の下面10bとの間を貫通する1個のスロット11が形成されている。1個のスロット11といってもハウジング10全体では複数のコンタクト20に設けられたスロット挿入片22bの数に対応する数のスロット11が形成されている。そして、各コンタクト20において、1個のスロット挿入片22bが1個のスロット11に挿入される。
各スロット11の形状は、図2(A),(B)に示すスロット11と同様に、幅(図5(B)における左右方向長さ)が厚さ(図5(A)における左右方向長さ)よりも大きい長方形長穴形状である。そして、スロット挿入片22bは、当接部21の片側縁から下方に直線状に折り曲げ形成された矩形状平板である。スロット挿入片22bの幅(図5(B)における左右方向長さ)及び厚さ(図5(A)における左右方向長さ)は、各スロット11に挿入されるときにスロット11の内壁から軽摩擦を受ける程度に設定される。そして、スロット11に挿入されたスロット挿入片22bの下端は、半田ボール25を配置するための凹部12内に突出し、基板接続部23が凹部12内に位置する。
このコンタクトの保持構造の第1変形例においても、半田ボール25を各コンタクト20の基板接続部23に接続する。すると、半田ボール25は、ハウジング10に形成された凹部12内に一杯に広がり、各コンタクト20の当接部21と半田ボール25とによりハウジング10を上下方向から挟み込む。これにより、各コンタクト20がハウジング10に保持される。
このため、ハウジング10にコンタクト20を保持した際に、スロット11内に挿入されるスロット挿入部22からハウジング10に作用する応力がほとんどない。スロット挿入部22からハウジング10には、先に述べた軽摩擦が作用する程度である。従って、ハウジング10に発生する反りや歪みをなくしつつ、各コンタクト20をハウジング10に確実に保持することができる。
次に、コンタクトの保持構造の第2変形例を図6(A),(B)を参照して説明する。図6(A),(B)において、図2(A),(B)に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図6(A),(B)に示すコンタクトの保持構造は、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造と基本構成は同様であるが、スロット挿入部22の構成が異なっている。即ち、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の両側縁から下方に折り曲げ形成された1対のスロット挿入片22aで構成される。これに対して、図6(A)、(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の端縁から延びる1個のスロット挿入片22cで構成されている。そして、ハウジング10には、各コンタクト20が挿入される側の上面10aとその反対側の下面10bとの間を貫通する1個のスロット11が形成されている。1個のスロット11といってもハウジング10全体では複数のコンタクト20に設けられたスロット挿入片22cの数に対応する数のスロット11が形成されている。このスロット11の延びる方向は、図2(A),(B)に示すスロット11の延びる方向と直交する方向である。そして、各コンタクト20において、1個のスロット挿入片22cが1個のスロット11に挿入される。
各スロット11の形状は、幅(図6(A)における左右方向長さ)が厚さ(図6(B)における左右方向長さ)よりも大きい長方形長穴形状である。そして、スロット挿入片22cは、当接部21の端縁から下方に直線状に折り曲げ形成された矩形状平板である。スロット挿入片22cの幅(図6(A)における左右方向長さ)及び厚さ(図6(B)における左右方向長さ)は、各スロット11に挿入されるときにスロット11の内壁から軽摩擦を受ける程度に設定される。そして、スロット11に挿入されたスロット挿入片22cの下端は、半田ボール25を配置するための凹部12内に突出し、基板接続部23が凹部12内に位置する。
このコンタクトの保持構造の第2変形例においても、半田ボール25を各コンタクト20の基板接続部23に接続する。すると、半田ボール25は、ハウジング10に形成された凹部12内に一杯に広がり、各コンタクト20の当接部21と半田ボール25とによりハウジング10を上下方向から挟み込む。これにより、各コンタクト20がハウジング10に保持される。
このため、ハウジング10にコンタクト20を保持した際に、スロット11内に挿入されるスロット挿入部22からハウジング10に作用する応力がほとんどない。スロット挿入部22からハウジング10には、先に述べた軽摩擦が作用する程度である。従って、ハウジング10に発生する反りや歪みをなくしつつ、各コンタクト20をハウジング10に確実に保持することができる。
更に、コンタクトの保持構造の第3変形例を図7(A),(B)を参照して説明する。図7(A),(B)において、図2(A),(B)に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図7(A),(B)に示すコンタクトの保持構造は、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造と基本構成は同様であるが、スロット挿入部22の構成が異なっている。即ち、図2(A),(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の両側縁から下方に折り曲げ形成された1対のスロット挿入片22aで構成される。これに対して、図7(A)、(B)に示すコンタクトの保持構造において、各コンタクト20のスロット挿入部22は、当接部21の端縁から延びる1個のスロット挿入片22dと、当接部21の両側縁から延びる1対のスロット挿入片22e(一方のスロット挿入片22eのみ図示)とで構成されている。そして、ハウジング10には、各コンタクト20が挿入される側の上面10aとその反対側の下面10bとの間を貫通する3個のスロット11が形成されている。3個のスロット11といってもハウジング10全体では複数のコンタクト20に設けられたスロット挿入片22d,22eの数に対応する数のスロット11が形成されている。そして、この3個のスロット11のうち2個のスロット11は、図2(A),(B)に示すスロット11と同一の方向に延びて互いに平行に配置される。また、残りの1個のスロット11は、これら2個のスロット11と直交する方向に延びる。そして、各コンタクト20において、2個のスロット挿入片22eが、互いに平行に配置される2個のスロット11に挿入され、1個のスロット挿入片22dが、残り1個のスロット11に挿入される。
ここで、2個のスロット挿入片22eが挿入される2個のスロット11の各々の形状は、幅(図7(B)における左右方向長さ)が厚さ(図7(A)における左右方向長さ)よりも大きい長方形長穴形状である。また、残り1個のスロット11の形状は、幅(図7(A)における左右方向長さ)が厚さ(図7(B)における左右方向長さ)よりも大きい長方形長穴形状である。そして、2個のスロット挿入片22eは、当接部21の両側縁から下方に直線状に折り曲げ形成された矩形状平板である。また、1個のスロット挿入片22dは、当接部21の端縁から下方に直線状に折り曲げ形成された矩形状平板である。2個のスロット挿入片22eの幅(図7(B)における左右方向長さ)及び厚さ(図7(A)における左右方向長さ)は、2個のスロット11に挿入されるときにスロット11の内壁から軽摩擦を受ける程度に設定される。また、1個のスロット挿入片22dの幅(図7(A)における左右方向長さ)及び厚さ(図7(B)における左右方向長さ)は、該当するスロット11に挿入されるときにスロット11の内壁から軽摩擦を受ける程度に設定される。そして、3個のスロット11に挿入されたスロット挿入片22d,22eの下端は、半田ボール25を配置するための凹部12内に突出し、基板接続部23が凹部12内に位置する。
このコンタクトの保持構造の第3変形例においても、半田ボール25を各コンタクト20の基板接続部23に接続する。すると、半田ボール25は、ハウジング10に形成された凹部12内に一杯に広がり、コンタクト20の当接部21と半田ボール25とによりハウジング10を上下方向から挟み込む。これにより、各コンタクト20がハウジング10に保持される。
このため、ハウジング10に各コンタクト20を保持した際に、スロット11内に挿入されるスロット挿入部22からハウジング10に作用する応力がほとんどない。スロット挿入部22からハウジング10には、先に述べた軽摩擦が作用する程度である。従って、ハウジング10に発生する反りや歪みをなくしつつ、各コンタクト20をハウジング10に確実に保持することができる。
また、コンタクトの保持構造の第3変形例において、スロット挿入部22は、当接部21の端縁から延びる1個のスロット挿入片22dと、当接部21の両側縁から延びる1対のスロット挿入片22eとで構成されている。また、スロット11は3個形成され、3個のスロット挿入片22d,22eが3個のスロット11に挿入されるようになっている。このため、球状の半田ボール25を3個のスロット挿入片22d,22eの先端にある基板接続部23に取り付ける際に、半田ボール25を3個の基板接続部23に跨るように載せればよい。従って、基板接続部23上に載った半田ボール25がより安定し、半田ボール25が基板接続部23からより落下しづらくなる。このため、半田ボール25を基板接続部23により一層安定して接続することができる。また、半田ボール25に対する基板接続部23の数が3個であり、2個の基板接続部23で接続する場合よりも、より確実に接続することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、電気コネクタ1に嵌合される相手コネクタは、フレキシブルケーブル50が接続される相手コネクタ2に限らず、リジッド基板やLSI等の集積回路(IC)であってもよい。また、BGAであってもよい。
また、スロット挿入部22は、ハウジング10に形成されたスロット11に挿入されるものであれば、当接部21の両側縁から延びる1対のスロット挿入片22aや当接部21の片側縁から延びる1個のスロット挿入片22bでなくてもよい。また、スロット挿入部22は、当接部21の端縁から延びる1個のスロット挿入片22cや当接部21の端縁から延びる1個のスロット挿入片22d及び当接部21の両側縁から延びる1対のスロット挿入片22eで構成される必要は必ずしもない。
更に、当接部21は、ハウジング10のコンタクト20が挿入される側の上面10aに当接する形状であればよく、当該上面10aに載置される形状に形成されている必要は必ずしもない。
また、接触部24は、相手コネクタ2の導電パッド(相手導体部)に接触する形状であればよく、延出部24a、湾曲部24b、及び接触片24cを備えている必要は必ずしもない。
更に、ハウジング10の凹部12は必ずしも形成する必要はなく、半田ボール25は凹ハウジングの下面に配置されてもよい。
10 ハウジング
10a 上面
10b 下面
11 スロット
12 凹部
20 コンタクト
21 当接部
22 スロット挿入部
22a スロット挿入片
22b スロット挿入片
22c スロット挿入片
22d スロット挿入片
22e スロット挿入片
23 基板接続部
24 接触部
25 半田ボール

Claims (7)

  1. コンタクトが挿入される側の上面と当該上面と反対側の下面との間を貫通するスロットを有するハウジングと、前記スロットに挿入されるスロット挿入部を有する前記コンタクトとを備えたコンタクトの保持構造であって、
    前記コンタクトは、前記スロット挿入部の下端に設けられた基板接続部と、前記スロット挿入部の上端に設けられ、前記ハウジングのコンタクトが挿入される側の前記上面に当接する当接部と、該当接部から延びる相手導体部との接触部とを備え、
    前記コンタクトの基板接続部に半田ボールが取り付けられ、該半田ボールと前記コンタクトの前記当接部とにより前記ハウジングを挟み込むことで前記コンタクトが前記ハウジングに保持されることを特徴とするコンタクトの保持構造。
  2. 前記ハウジングは、前記スロットの下端であって前記下面に半田ボールを配置するための凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のコンタクトの保持構造。
  3. 前記当接部が前記ハウジングのコンタクトが挿入される側の前記上面に載置される、端縁及び両側縁を有する平板状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンタクトの保持構造。
  4. 前記スロット挿入部は、前記当接部の両側縁から延びる1対のスロット挿入片で構成され、前記スロットは2個形成され、前記1対のスロット挿入片が前記2個のスロットに挿入されることを特徴とする請求項3記載のコンタクトの保持構造
  5. 前記スロット挿入部は、前記当接部の片側縁から延びる1個のスロット挿入片で構成され、前記スロットは1個形成され、前記1個のスロット挿入片が前記1個のスロットに挿入されることを特徴とする請求項3記載のコンタクトの保持構造。
  6. 前記スロット挿入部は、前記当接部の端縁から延びる1個のスロット挿入片で構成され、前記スロットは1個形成され、前記1個のスロット挿入片が前記1個のスロットに挿入されることを特徴とする請求項3記載のコンタクトの保持構造。
  7. 前記スロット挿入部は、前記当接部の端縁から延びる1個のスロット挿入片と、前記当接部の両側縁から延びる1対のスロット挿入片とで構成され、前記スロットは3個形成され、前記3個のスロット挿入片が前記3個のスロットに挿入されることを特徴とする請求項3記載のコンタクトの保持構造。
JP2012206050A 2012-09-19 2012-09-19 コンタクトの保持構造 Pending JP2014060120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012206050A JP2014060120A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 コンタクトの保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012206050A JP2014060120A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 コンタクトの保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014060120A true JP2014060120A (ja) 2014-04-03

Family

ID=50616397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012206050A Pending JP2014060120A (ja) 2012-09-19 2012-09-19 コンタクトの保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014060120A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266980A (ja) * 2000-02-24 2001-09-28 Berg Technol Inc 電気コネクタおよびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266980A (ja) * 2000-02-24 2001-09-28 Berg Technol Inc 電気コネクタおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5517180B2 (ja) プラグコネクタソケット用のコンタクトスプリング
JP5825477B2 (ja) 接続コネクタ
CN101752711B (zh) 电连接构件
JP2012221592A (ja) コネクタ
US9190749B2 (en) Electrical connector and electrical contacts of the same
JP2013008467A (ja) コンタクトおよびソケット
JP5356621B1 (ja) コネクタ
JP2014017155A (ja) コネクタ装置
US20120270422A1 (en) Vertical connector and assembly having the same
JP2014049331A (ja) 基板用コネクタ
TWI496367B (zh) Card edge connector
JP4591855B2 (ja) 電子部品取付け用ソケット
JP5981438B2 (ja) プラグ
JP2007048684A (ja) コネクタ
JPH08124638A (ja) 表面実装型コネクタ及びその電気コンタクト
KR101625691B1 (ko) 회로 기판용 전기 커넥터
US7510406B2 (en) Retaining device for retaining electrical connector on peripheral electronic apparatus
JP2015046371A (ja) コネクタ
JP4971957B2 (ja) コンタクト部材、コンタクト部材の保持構造及び電気コネクタ
JP2014165065A (ja) コネクタ
KR20120075934A (ko) 플러그커넥터, 소켓커넥터 및 그 결합구조
JP5067678B2 (ja) ソケット型コネクタ
JP2014060120A (ja) コンタクトの保持構造
US9004959B2 (en) Electrical connecting device
CN207765649U (zh) 一种导电端子和电连接器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161122