JP2014060031A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が衝突する前に予め燃料電池の起電力を低下可能な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載され、ガス流路12,13を備え、ガス流路12,13に反応ガスが供給されることにより発電する燃料電池10と、前記車両の衝突可能性を検出する衝突予測手段40,50と、燃料電池10内のガス流路12,13を掃気する掃気手段30と、衝突予測手段40,50により衝突可能性が高いと予測された場合に、燃料電池10内のガス流路12,13を掃気手段30によって掃気して、燃料電池10の起電力を低下させる制御手段40と、を備えることを特徴とする、燃料電池システム100。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
車載燃料電池発電システムにおいて、車両の衝突可能性を予測する予測手段と、車載燃料電池発電システムを停止する停止手段とを備え、前記予測手段が、衝突可能性が高いと判断した場合に、前記停止手段が車載燃料電池発電システムを停止する車載燃料電池発電システム(を制御する制御装置)が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−349110号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術において燃料電池システムが停止されるとき、システムに備えられる燃料電池は依然として高い起電力を維持している。即ち、衝突可能性が高いときに燃料電池システムが停止されるものの、もし、そのまま衝突した場合には、燃料電池の起電力が高いまま、車両が衝突することになる。
そこで、本発明が解決すべき課題は、車両が衝突する前に予め燃料電池の起電力を低下可能な燃料電池システムを提供することである。
本発明は、車両に搭載され、ガス流路を備え、前記ガス流路に反応ガスが供給されることにより発電する燃料電池と、前記車両の衝突可能性を予測する衝突予測手段と、前記燃料電池内のガス流路を掃気する掃気手段と、前記衝突予測手段により衝突可能性が高いと予測された場合に、前記燃料電池内のガス流路を前記掃気手段によって掃気して、前記燃料電池の起電力を低下させる制御手段と、を備えることを特徴とする、燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、車両の衝突可能性が高いときに、燃料電池内のガス流路を掃気し、燃料電池の起電力を低下させることができる。これにより、車両が衝突する前に、予め燃料電池の起電力を低下させることができる。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記燃料電池により発電された電力を蓄電する蓄電手段を備え、前記制御手段は、前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記蓄電手段に蓄電された電力により前記車両を駆動させた後、前記燃料電池への反応ガスの供給を停止し、前記車両の衝突回避が不可能であると判断した場合に、前記蓄電手段を電気的に遮断することを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、燃料電池の発電が停止した場合でも蓄電手段が接続されているため、衝突を回避可能な場合に、車両が停止することなく、走行し続けることができる。また、衝突を回避できずに車両が衝突したときに、蓄電手段に蓄電された電力の漏出をより確実に防止することができる。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記制御手段は、前記衝突予測手段により予測された衝突が所定の基準よりも重大な衝突である場合に、前記燃料電池内のガス流路を前記掃気手段によって掃気することを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、掃気時にガスを通流させることによる、燃料電池を構成する部材への負荷を減少させることができる。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記掃気手段は、前記燃料電池内のガス流路に供給する掃気ガスの流量を制御可能になっており、前記制御手段は、前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記燃料電池内のガス流路に供給する掃気ガスの流量が多くなるように、前記掃気手段を制御することを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、ガス流路に速やかに掃気ガスを大量に通流することができる。これにより、掃気を素早く実行することができ、燃料電池の起電力を素早く低下させることができる。
また、前記燃料電池システムにおいて、反応ガスは、燃料ガス及び酸化剤ガスであり、前記ガス流路は、燃料ガスが通流する燃料ガス流路と、酸化剤ガスが通流する酸化剤ガス流路とであり、前記酸化剤ガス流路を通流するガスの通流方向下流に、前記酸化剤ガス流路から排出されたガス流量を制御可能な弁が備えられ、前記制御手段は、前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記弁の開度を小さくすることを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、背圧弁を制御することで、燃料ガス流路側の圧力よりも、酸化剤ガス流路側の圧力を高くすることができる。これにより、酸化剤ガス流路よりも燃料ガス流路に掃気ガスを供給し易くなり、燃料ガス流路中の燃料ガスを速やかに排出することができる。
本発明によれば、車両が衝突する前に予め燃料電池の起電力を低下可能な燃料電池システムを提供することができる。
本実施形態の燃料電池システムの構成を示す図である。 本実施形態の燃料電池システムにおける制御フローである。 衝突回避不可能時の各手段の制御を示す図である。 衝突回避可能時の各手段の制御を示す図である。 本実施形態の別の燃料電池システムにおける制御フローである。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。
[1.燃料電池システムの構成]
図1は、本実施形態の燃料電池システム100の構成を示す図である。燃料電池システム100は、図示しない車両(自動車等)に搭載されるものである。燃料電池システム100は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードガス流路12に対して水素(燃料ガス)を供給排出するアノード系と、燃料電池スタック10のカソードガス流路13に対して空気(酸化剤ガス)を供給排出するカソード系と、燃料電池スタック10の電力を消費する電力消費系と、これらを電子制御するECU(Electronic Control Unit)40(制御手段、衝突予測手段)と、車両の衝突可能性を予測するミリ波レーダ50(衝突予測手段)とを、主に備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数(例えば200枚〜400枚)の固体高分子型の単セル11が積層して構成され、単セル11は直列に接続されている。単セル11は、MEA(Membrane Electrode Assembly;膜電極接合体)と、これを挟持する2枚の導電性セパレータと、を備えている。なお、単セル11の詳細な構造は図示していない。MEAは、1価の陽イオン交換膜等により構成される電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟持するアノード及びカソード(いずれも電極)とを備えている。
アノード及びカソードは、カーボンペーパ等の導電性を有する多孔質体と、これに担持され、アノード及びカソードにおける電極反応を生じさせるための触媒(白金、ルテニウム等)と、を含んでいる。各セパレータには、各MEAの全面に水素又は空気を供給するための溝や、全ての単セル11に水素又は空気を給排するための貫通孔が形成されている。そして、これらの溝及び貫通孔が、アノードガス流路12(ガス流路(燃料ガス流路))及びカソードガス流路13(ガス流路(酸化剤ガス流路))として機能している。
アノードガス流路12を介して各アノードに水素が供給されると、式(1)の電極反応が起こる。また、カソードガス流路13を介して各カソードに空気が供給されると、式(2)の電極反応が起こる。これらにより、各単セル11で電位差(OCV(Open Circuit Voltage);開回路電圧)が発生するようになっている。次いで、燃料電池スタック10と後記するモータ41等の外部負荷とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック10が発電するようになっている。
2H→4H+4e ・・・式(1)
+4H+4e→2HO ・・・式(2)
式(2)に示すように、カソードでは水分(水蒸気)が生成する。そのため、カソードから排出されるガスは多湿となり、水分(水蒸気、結露水等)を含む。また、生成した水分の一部はMEAを透過し、アノードガス流路12にクロスリークするので、アノードから排出されるガスも多湿となり、水分を含むものとなる。
<アノード系>
アノード系は、水素タンク20と、遮断弁21と、エグゼタ22と、気液分離器23と、パージ弁24と、掃気ガス排出弁25と、ドレン弁26とを備えて構成されている。
水素タンク20は、遮断弁21及びエグゼタ22を経由して、燃料電池スタック10のアノードガス流路12の入口に接続されている。また、アノードガス流路12の出口は、気液分離器23、パージ弁24、掃気ガス排出弁25及びドレン弁26を経由して、後記する希釈器27に接続されている。さらに、気液分離器23とエグゼタ22は直接接続され、アノードガス流路12から排出されたガスは、気液分離器23を通ってエグゼタ22に戻されるようになっている。エグゼタ22に戻されたガスは、再びアノードガス流路12に供給されるようになっている。
気液分離器23は、アノードガス流路12から排出されたガス中の水分を、当該ガスから除去するものである。水分が除去されたガスは、エグゼタ22を通じて、再び燃料電池スタック10に供給されるようになっている。前記のように、燃料電池スタック10から排出されたガスには、化学反応に伴って生じる水分が含まれている。そこで、燃料電池スタック10から排出されたガス中の水分を気液分離器23により除去し、除去後のガスが再び燃料電池スタック23に戻されるようになっている。
気液分離器23によるガスと水分との分離方式は、例えば、流路断面積を徐々に増大させてガス流速を徐々に低下させ、水分をその自重によって留まらせて分離する方式、低温冷媒が通流する冷媒管によってガス中の水蒸気を結露させて分離する方式、流路を蛇行又は旋回させ、水分に遠心力を作用させて分離する方式等である。
気液分離器23において除去された水分は、気液分離器23に接続されているドレン弁26により、希釈器27に排出される。また、燃料電池スタック10、気液分離器23及びエグゼタ22をガスが循環し続けると、ガス中に窒素等が多く含まれるようになることがある。そこで、そのような場合には、気液分離器23に接続されているパージ弁24を開放して、希釈器27に燃料ガスを排出するようになっている。
なお、詳細は後記するが、燃料電池スタック10の掃気時、アノードガス流路12に導入された掃気ガスは、掃気ガス排出弁25を通って希釈器27に排出されるようになっている。この掃気ガスは、アノード系とカソード系とを接続する掃気ガス導入弁33を通って、カソード系のポンプ30により導入されるようになっている。この点についての詳細は、[2.燃料電池システムの制御]において後記する。
<カソード系>
カソード系は、ポンプ30と、加湿器31と、背圧弁32と、を備えて構成されている。
ポンプ30は、加湿器31を経由して、燃料電池スタック10のカソードガス流路13の入口に接続されている。また、カソードガス流路13の出口は、加湿器31及び背圧弁32を経由して、後記する希釈器27に接続されている。
ポンプ30は、車外から空気を取り込み、燃料電池スタックのカソードガス流路13に供給するものである。カソードガス流路13に供給された空気が用いられ、燃料電池スタック10が発電するようになっている。また、詳細は[2.燃料電池システムの制御]において後記するが、掃気ガス導入弁33が開弁することにより、掃気ガスとしての空気が、アノードガス流路12にも供給されるようになっている。この場合、ポンプ30は、掃気手段として機能することになる。
ポンプ30は、インバータ制御され、回転速度が変化することにより、燃料電池スタック10に供給される空気の量を変化させることができるようになっている。具体的には、ポンプ30の回転速度が早くなると供給される空気量が増加し、ポンプ30の回転速度が遅くなると供給される空気量が減少するようになっている。
加湿器31は、内部を通流する空気を加湿するものである。加湿器31は、水分透過性を有する中空糸膜を備えている。前記のように、燃料電池スタック10から排出されるガスには、水分が含まれている。そこで、加湿器31に備えられている中空糸膜を介して、カソードガス流路13に向かう空気と、カソードガス流路13から排出された多湿のガスとの間で水分交換させ、カソードガス流路13に向かう空気が加湿される。これにより、湿った空気がカソードガス流路13を通流し、燃料電池スタック10を構成する固体高分子膜(図示しない)が加湿されるようになっている。
背圧弁32(弁)は、カソードガス流路13を通流する空気(ガス)の通流方向下流に設けられ、カソードガス流路13から排出されたガス流量を制御可能なものである。背圧弁32の開度を調整することにより、カソード系の圧力を変化可能になっている。背圧弁32は例えばバタフライ弁等により構成される。
カソード系では、ポンプ30において外部から取り込まれた空気は、加湿器31に供給されて加湿される。加湿器31において加湿された空気は、燃料電池スタック10のカソードガス流路13を通流し、燃料電池スタック10の発電に使用される。この発電に伴い、前記したように、水が生成する。そのため、カソードガス流路13から排出されたガスは、加湿器31においてカソードガス流路13に向かう空気を加湿したあと、背圧弁32を経由して希釈器27に排出される。
<希釈器>
希釈器27は、アノード系から排出された水素を、カソード系から排出された空気等により希釈するものである。これにより、水素濃度を低下させて、アノード系から排出された水素が車外に排出されるようになっている。また、アノード系から排出された水分も、希釈器27を経由して、車外に排出されるようになっている。
<電力消費系>
電力消費系は、モータ41及びバッテリ42を備えて構成されている。電力消費系は、FCコンタクタ44、インバータ45及びバッテリコンタクタ46を介して、燃料電池スタック10の電力取り出し端子(図示しない)に接続されている。また、FCコンタクタ44、インバータ45及びバッテリコンタクタ46は、電気信号線により、ECU40に接続されている。従って、ECU40がFCコンタクタ44、インバータ45及びバッテリコンタクタ46を制御することにより、電力消費系の通電制御が為されるようになっている。
ECU40は、燃料電池システム100を制御するものである。ECU40は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、HDD(Hard Disk Drive)等を備えて構成されている。ECU40は、ROMやHDD等に格納された所定のプログラムがRAM等に展開され、CPUにより実行されて具現化される。
モータ41は、三相交流により駆動するモータ(三相交流モータ)である。燃料電池スタック10が発電する電力は直流であるため、後記するインバータ45によって交流に変換された電力が、モータ41に供給されるようになっている。なお、燃料電池スタック10が発電した直流の電力は、直流のままバッテリ42に蓄電されるようになっている。
FCコンタクタ44は、燃料電池スタック10からのモータ41及びバッテリ42への通電を制御するものであり、接続モードと遮断モードとが切り替え可能になっている。即ち、FCコンタクタ44が接続モードのときは、燃料電池スタック10からの電力がモータ41及びバッテリ42に供給されるようになっている。また、FCコンタクタ44が遮断モードのときは、燃料電池スタック10からの電力はモータ41及びバッテリ42に供給されない(電気的に遮断される)ようになっている。
インバータ45は、力行時に、燃料電池スタック10又はバッテリ42からの直流の電力を交流の電力に変換し、交流に変換された電力をモータ41に供給するものである。また、インバータ45は、回生時には、モータ41からの交流の電力を直流の電力に変換し、バッテリ42に供給するようにもなっている。インバータ45は、図示しない半導体スイッチング素子等を備え、これにより、電力の変換が行われるようになっている。
バッテリコンタクタ46は、バッテリ42に対する通電を制御するものであり、FCコンタクタ44と同様に、接続モードと遮断モードとが切り替え可能になっている。即ち、バッテリコンタクタ46が接続モードのときは、バッテリ42とモータ41等とが電気的に接続され、電力を相互に授受可能になっている。また、バッテリコンタクタ46が遮断モードのときは、バッテリ42がモータ41等から電気的に遮断される(即ち、燃料電池システム100から電気的に切り離される)ようになっている。
なお、車両の力行時には、FCコンタクタ44及びバッテリコンタクタ46は、いずれも、接続モードになっている。従って、燃料電池スタック10からの電力はモータ41の駆動に用いられるとともに、バッテリ42にも供給されて蓄電されるようになっている。そして、バッテリ42に蓄電された電力は、FCコンタクタ44が遮断モードに切り替えられ、燃料電池スタック10からの電力が途絶えたときに、モータ41の駆動に用いられるようになっている。また、回生時には、FCコンタクタ44は遮断モード、バッテリコンタクタ46は接続モードとなり、モータ41からの電力がバッテリ42に供給されて蓄電されるようになっている。
ECU40には、ミリ波レーダ50が接続されている。ミリ波レーダ50は、前方の車両や障害物までの距離及び相対速度を測定するものである。また、ミリ波レーダ50は、例えば割り込みや飛び出し等により前方に突然車両や歩行者が表れるなどした場合にも、これらを検出可能である。ミリ波レーダ50はドップラー効果を利用したものであり、前方に照射したミリ波帯の電波が戻ってきたときの周波数変化により、前方の車両や障害物までの距離及び相対速度を測定可能になっている。
ECU40は、ミリ波レーダ50により測定された距離及び相対速度に基づき算出される衝突余裕時間(衝突までに要される時間)に応じ、自車の衝突可能性を予測するようになっている。即ち、ECU40及びミリ波レーダ50は衝突予測手段である。衝突可能性の予測については、[2.燃料電池システムの制御]において後記する。
[2.燃料電池システムの制御]
次に、燃料電池システム100の制御について説明する。前記のように、燃料電池システム100は、図1に示すECU40により制御される。
本実施形態の燃料電池システム100においては、車両の衝突可能性が高くなった場合(具体的には、衝突余裕時間が所定値以下になったとき)に、燃料電池スタック10内のアノードガス流路12及びカソードガス流路13(ガス流路12,13)が掃気ガスにより掃気される。これにより、車両の衝突可能性が高くなった場合に、速やかに燃料電池スタック10の起電力を低下させることができる。
<全体のフロー>
車両が通常駆動されているとき、ECU40は、ミリ波レーダ50により、前方の車両等までの距離及び相対速度を常時測定している。そして、自車と前方の車両(他車)等との間の距離(車間)と相対速度とにより算出される衝突余裕時間(TTC;Time to Collision)が予め定められた所定値よりも大きい場合には(ステップS101のNo方向)、ECU40は車両の衝突可能性が低いと判断して、図2に示すステップS102〜S112は行われない。
具体的には、例えば、車間が長い場合には衝突余裕時間が長くなるため、衝突可能性が低いと判断される。また、例えば、相対速度が小さい場合にも衝突余裕時間が長くなるため、衝突可能性が低いと判断される。なお、衝突余裕時間は、車間を相対速度で除することで算出可能である。また、ステップS101で判断される「衝突余裕時間の所定値」は、例えば、自車の性能、自車の速度、天気等により、適宜変更可能である。
しかしながら、前方に急に他車が表れて車間が短くなったり、他車が急に減速して相対速度が大きくなったりした場合等、衝突余裕時間が所定値以下になった場合(ステップS101のYes方向)、ECU40は、衝突可能性が高いと判断し、図示しない鳴動手段を駆動させてアラーム警報を発生させる(ステップS102)。これにより、運転者への注意が促される。
衝突可能性が高いと判断した(予測した)ECU40は、FCコンタクタ44のモードを遮断モードに切り替える(ステップS103)。これにより、モータ41は、燃料電池スタック10からの電力ではなく、バッテリ42に蓄電された電力により駆動されるようになる。即ち、モータ41のバッテリ駆動が開始される(ステップS104)。ECU40は、モータ41のバッテリ駆動開始を確認した後、遮断弁21を閉弁し、燃料電池スタック10(FC)への水素の供給を停止する(ステップS105)。
そして、ECU40は、燃料電池スタック10内のガス流路12,13の掃気を開始する(ステップS106)。掃気により、アノードガス流路12内の水素が外部に速やかに排出され、燃料電池スタック10の起電力VFCが、掃気前の起電力Vから速やかに低下する。掃気時における各手段の動作については、図3及び図4を参照しながら後記する。
燃料電池スタック10の掃気中、ECU40は、電圧計43により、燃料電池スタック10の起電力VFCを常時監視している。そして、燃料電池スタック10の掃気は、燃料電池スタック10の起電力VFC(電圧計43により測定される電圧)が予め定められた所定値Vになるまで行われる(ステップS107のNo方向)。起電力VFCが予め定められた所定値Vを下回ったとき(ステップS107のYes方向)、ECU40は、燃料電池スタック10(FC)の掃気を終了する(ステップS108)。なお、掃気後も、若干の水素がアノードガス流路12に残存するため、残存する水素が用いられて起電力がわずかではあるが発生する。
掃気終了後、ECU40は、車両の衝突が回避不可能であるかどうかを判断する(ステップS109)。もし車両の衝突が回避不可能であるなら、車両は衝突することになる。本実施形態においては、衝突余裕時間が、ステップS101で判断された衝突余裕時間Tよりも短い時間である衝突余裕最小時間T以下となった場合に、車両の衝突が回避不可能であると判断される。そして、車両の衝突が回避不可能とECU40が判断した場合(ステップS109のYes方向)、ECU40はバッテリコンタクタ46を遮断モードに切り替える(ステップS110)。これにより、バッテリ42が燃料電池システム100から電気的に切り離される。
一方で、掃気終了後に車両の衝突が回避可能の場合(ステップS109のNo方向、例えば掃気終了後に算出された衝突余裕時間がTよりも長い場合等)、ECU40は燃料電池スタック10(FC)の発電を再開する(ステップS111)。そして、ECU40は、電圧計43により測定される燃料電池スタック10の起電力VFCが、掃気前の起電力Vと同じになったときに、FCコンタクタ44を接続モードに切り替える(ステップS112)。これにより、モータ41は、燃料電池スタック10からの電力により駆動されるようになる。
<掃気時の制御>
次に、燃料電池スタック10内のガス流路12,13の掃気時の、各手段の制御について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、車両の衝突が回避不可能である場合(図2のステップS109のYes方向)の各手段の制御、図4は、車両の衝突が回避可能である場合(図2のステップS109のNo方向)の各手段の制御である。
なお、図3及び図4においては、説明を分かり易くするために、各手段の制御間隔を誇張して示しているが、現実には、図示よりも短い間隔で行われる。
・衝突回避不可能時の制御
はじめに、衝突回避不可能時の各手段の制御について、主に図3を参照しながら説明する。
車両の通常駆動時には、燃料電池スタック10の起電力VFCにより、モータ41が駆動している(図3(a))。また、遮断弁21は開弁して水素が燃料電池スタック10に供給されている(図3(b))。さらに、掃気ガス導入弁33及び掃気ガス排出弁25は閉弁している(図3(c)及び図3(d))。また、ポンプ30は定常速度で、及び、背圧弁32は定常開度で、空気が燃料電池スタック10に供給されている(図3(e)及び図3(f))。そして、FCコンタクタ44及びバッテリコンタクタ46は、いずれも接続モードになっている(図3(g)及び図3(h))。
通常駆動時、ECU40が、衝突可能性が高いことを予測すると、ECU40により燃料電池スタック10の掃気が行われる。具体的には、はじめに、ECU40は、FCコンタクタ44を遮断モードに切り替える。これにより、モータ41は、バッテリ42からの電力により駆動される。その後、ECU40は、遮断弁21を閉じる(図3(b))。これにより、燃料電池スタック10への水素の供給が停止され、燃料電池スタック10の発電が停止する。
次いで、遮断弁21の閉弁(水素の供給停止)から遅れて、ECU40は、掃気ガス導入弁33を全開にし、さらに、ポンプ30の回転速度を速める(図3(c)及び図3(e))。これにより、ガス流路12,13に供給される空気(即ち掃気ガス)の流量が多くなり、ガス流路12,13が速やかに掃気される。また、ECU40は、ポンプ30の回転速度を速めるとともに、背圧弁32の開度を小さくする(図3(f))。これにより、カソード流路13の圧力が相対的に高くなり、アノード流路12に空気が通流し易くなる。さらに、少し遅れて、ECU40は、掃気ガス排出弁25の開度を全開にする。これにより、アノード系内のガス圧が急激に低下し、アノード系内のガスが一気に外部に排出される。
ガス流路12,13が掃気されている間、アノードガス流路12からは水素が強制的に排出されるため、燃料電池スタック10の起電力VFCは速やかに低下する(図3(a)の時刻t1から時刻t2まで)。ECU40による掃気は、燃料電池スタックの起電力がVになるまで行われる。この起電力Vは予め定められた値(所定値)であり、通常はVに対して十分に小さな値である。
ECU40は、燃料電池スタック10の起電力VFCを監視している。そこで、ECU40は、起電力FVCがVになる直前に、掃気ガス排出弁25を全閉にする(図3(d))。その後に、ECU40は、燃料電池スタック10の掃気を終了する。掃気終了時、ECU40は、掃気ガス導入弁33を全閉にし(図3(c))、ポンプ30の回転数を0にする(図3(e))。また、これらに遅れて、ECU40は、背圧弁34の開度を、掃気前と同じ開度に戻す(図3(f))。そして、掃気が終了すると、アノードガス流路12からの水素の排出が停止する。なお、アノードガス流路12には、新たに水素が供給されないため、燃料電池スタック10の起電力VFCは緩やかに低下することになる(図3(a)の時刻t2から時刻t3まで)。
前記のように、ECU40が車両の衝突可能性が高いことを予測した場合、その後に、衝突が回避不可能であるかどうかが判断される(図2のステップS109参照)。そして、衝突が回避不可能であると判断された場合、図3(h)に示すように、バッテリコンタクタ46が遮断モードに変更される。これにより、燃料電池システム100からバッテリ42が電気的に切り離され、車両が衝突したときに、バッテリ42の破損による他の手段への影響が抑えられる。
・衝突回避可能時の制御
次に、衝突回避時の各手段の制御について、主に図4を参照しながら説明する。なお、衝突回避可能時の制御は、図3において示した時刻t3直前までは、図3において示した制御と同様である。そこで、以下の説明においては、図3の時刻t3に代えて、時刻t4で回避可能と判断された場合を例示する。
時刻t4で衝突が回避可能と判断された場合、モータ41は、バッテリ42による駆動から、再び、燃料電池スタック10による駆動に戻される。具体的には、時刻t4において、衝突が回避可能と判断されると、遮断弁21が掃気前と同様に全開とされ(図4(b))、ポンプ30の回転速度も掃気前の回転速度まで戻される(図4(e)。これにより、掃気前の量と同量の水素と空気とが燃料電池スタック10に供給される。これにより、燃料電池スタック10の起電力VFCは上昇する(図4(a))。
ECU40は、燃料電池スタック10の起電力VFCが、掃気前と同程度(V)まで回復したことを検出すると、FCコンタクタ44を接続モードに切り替える(図4(g))。これにより、モータ41は、燃料電池スタック10からの電力により駆動されることになる。その後は、衝突可能性が高いことを予測する以前と同様に、燃料電池スタック10からの電力駆動となる。
[3.効果]
以上説明した燃料電池システム100によれば、車両の衝突可能性が高いときに、燃料電池内のガス流路を掃気し、燃料電池の起電力を速やかに低下させることができる。
また、掃気開始後に、ポンプ30の回転速度が速められている。そのため、燃料電池スタック10のガス流路12,13に速やかに大量の空気が供給され、より素早く掃気を行うことができる。
さらに、掃気時、掃気ガス排出弁25は、ポンプ30の回転速度増加及び掃気ガス導入弁33の開弁よりも遅れて、開弁される。そのため、ポンプ30の回転速度増加及び掃気ガス導入弁33の開弁後、掃気ガス排出弁25の開弁までは、アノード系の圧力が一時的に増大することになる。そして、このようにして圧力が増大した状態で掃気ガス排出弁25を開弁することで系内の圧力が一気に低下し、掃気ガス排出弁25から系内の水素を外部に一気に排出することができる。
また、掃気時には、カソード系に設けられている背圧弁32の開度を小さくしている。これにより、カソードガス流路13内の圧力を相対的に高くし、アノードガス流路12内の圧力を相対的に低くすることができる。そのため、ポンプ30からの空気は、圧力の高いカソードガス流路13よりもアノードガス流路12に、より多く供給することができる。これにより、アノードガス流路12をより素早く掃気し、燃料電池スタック10の起電力VFCをより素早く低下させることができる。
さらに、掃気中等の燃料電池スタック10の発電停止中には、バッテリ42によりモータ41が駆動される。そのため、衝突可能性が高いと判断された場合でも車両は駆動力を失わないため、運転者が前方の車両等への衝突を回避することができる。
また、車両の衝突が回避不可能と判断された場合には、バッテリ42が燃料電池システム100から電気的に切り離される。これにより、例えば、バッテリ42が衝突の衝撃で破損した場合に、他の手段への影響を最小限に抑えることができる。
さらに、車両の衝突が回避可能と判断された場合、燃料電池スタック10の起電力が掃気前と同程度の起電力VFCになってから、FCコンタクタ44が接続モードに切り替えられている。そのため、図3及び図4に示す制御の前後で略同じ起電力VFCで、モータ42を駆動させることができる。そのため、運転者は、図示の制御が行われて電圧の変化が生じていることに伴う違和感を覚えることなく、運転を行うことができる。
[4.変形例]
本実施形態は前記の内容に何ら制限されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で任意に変更して実施可能である。
例えば、前記の実施形態においては、衝突予測手段として、車間及び相対速度を測定するミリ波レーダを用いている。しかしながら、衝突予測手段としてはミリ波レーダに何ら限られず、他のどのようなものであってもよい。例えば、自車に備えられたカメラ等が撮影する画像や映像等について画像解析を行い、他車までの距離や相対速度を測定するようにしてもよい。また、衝突可能性を予測する指標としては、車間に限られず、他の指標を用いてもよい。他の指標としては、例えば、車両の加速度、車両への荷重等が挙げられる。さらに、車間のみを用いてもよく、相対速度のみを用いてもよい。
指標として加速度を用い、衝突予測手段として加速度センサを用いる場合、加速度センサにより測定される加速度が所定値以上になった場合に急制動が行われたと判断して、掃気が行われるようにしてもよい。また、指標として荷重を用い、衝突予測手段として荷重センサを用いる場合、荷重センサにより測定される荷重が所定値以上になった場合に急制動が行われたと判断して、掃気が行われるようにしてもよい。また、エアバック用センサ(加速度センサ等)等の別のセンサと連動して、衝突可能性の高低を判断してもよい。さらに、より簡便に、図示しない速度計により表示される自車速度に応じて判断してもよく、また、単に車間のみに基づいて判断してもよい。また、複数のセンサを併用し、より精度よく衝突可能性を判断してもよい。
また、例えば、前記した実施形態においては、衝突の程度に関らず、衝突の可能性が高ければ掃気が行われている。これに対して、例えば、衝突による燃料電池スタック10への衝撃の大きさによって、掃気を行うか否かを判断してもよい。具体的には、例えば、燃料電池スタック10を構成する電解質膜等が破損する程度の衝撃を生じる衝突(重衝突(重大な衝突))であれば、掃気を行うようにしてもよい。例えば電解質膜が破損する程度の衝撃をうけると判断した場合にのみ掃気を行うことで、衝突が回避可能と判断されて引き続き車両が駆動されるときに、燃料電池スタック10を構成する材料への掃気による負荷を軽減することができる。
このような場合の具体的なフローを図5に示す。図5においては、図4に示すフロー中、ステップS104とステップS105との間に、衝突が重衝突であるか否かを判断するステップ(ステップS113)が設けられている。衝突が重衝突ではない場合には、掃気が行われない(ステップS113のNo方向)。ここで、「重衝突」の具体的な程度としては、例えば、エアバッグが展開する程度の衝撃が生じる衝突である。重衝突を予測する手段も、前記の衝突予測手段と同様の手段を用いることができるが、中でもミリ波レーダを用いることが好ましい。これにより、精度よく、より確実に、重衝突の可能性の高低を判断することができる。
さらに、図2においては、衝突が回避可能と判断された後(ステップS109のNo方向、そのまま燃料電池スタック10の発電が再開されている(ステップS111)。しかしながら、例えば、ステップS109で算出される衝突余裕時間が、Tよりは長いものの、衝突可能性が高いと判断されるTよりは依然として短いことも考えられる。即ち、ステップS109において衝突が回避不可能な衝突余裕最小時間T以下にはなっていないが、依然として衝突可能性が高い状態になっていることが考えられる。
そこで、このような場合を想定し、例えば、ステップS109で衝突が回避可能と判断されたものの、依然として衝突可能性が高い場合には、ステップS109の後、ECU40が所定時間待機し、衝突余裕時間を改めて算出して、衝突可能性を判断してもよい。そして、所定時間経過後に判断された内容により、バッテリコンタクタ46を遮断モードに切り替えるか(ステップS110)、燃料電池スタック10の発電を再開させるか(ステップS111)を判断してもよい。これにより、バッテリ42の接続と遮断とをより精度よく切り替えることができる。また、このような判断は、1回のみに限られず、複数回判断してもよい。
また、例えば、掃気開始後の起電力VFCをよりいっそう素早く低下させるために、図示しない負荷手段を設け、掃気時にこの負荷手段に燃料電池スタック10を接続するようにしてもよい。これにより、掃気に燃料電池スタック10の起電力VFCを用いて外部負荷を駆動させて放電し、よりいっそう素早く起電力VFCを低下させることができる
さらに、例えば、前記の実施形態では、掃気は、ポンプ30を用い、掃気ガスとして空気を用いて行っているが、掃気手段は別に設けられていてもよい。即ち、掃気手段と酸化剤ガス供給手段(ポンプ30)とは、必ずしも同じものである必要は無く、それぞれ独立して設けられていてもよい。そして、設けられる掃気手段に対応して、掃気ガス導入弁等を適宜設ければよい。
また、前記の実施形態においては、アノードガス流路12とカソードガス流路13との2つのガス流路を掃気したが、アノードガス流路12のみを掃気するようにしてもよい。
さらに、燃料電池スタック10に供給される反応ガスは、燃料ガス及び酸化剤ガスに限られるものではない。さらに、燃料ガスは水素に限定されず、酸化剤ガスと反応して発電するものであれば、どのようなものであってもよい。そして、同様に酸化剤ガスも空気に限定されず、燃料ガスと反応して発電するものであれば、どのようなものであってもよい。
10 燃料電池スタック(燃料電池)
12 アノードガス流路(ガス流路)
13 カソードガス流路(ガス流路)
20 水素タンク(燃料ガス供給手段、反応ガス供給手段)
21 遮断弁
25 掃気ガス排出弁
30 ポンプ(酸化剤ガス供給手段、反応ガス供給手段、掃気手段)
32 背圧弁(弁)
40 ECU(制御手段、衝突予測手段)
41 モータ
42 バッテリ(蓄電手段)
50 ミリ波レーダ(衝突予測手段)

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、
    ガス流路を備え、前記ガス流路に反応ガスが供給されることにより発電する燃料電池と、
    前記車両の衝突可能性を予測する衝突予測手段と、
    前記燃料電池内のガス流路を掃気する掃気手段と、
    前記衝突予測手段により衝突可能性が高いと予測された場合に、前記燃料電池内のガス流路を前記掃気手段によって掃気して、前記燃料電池の起電力を低下させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする、燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池により発電された電力を蓄電する蓄電手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記蓄電手段に蓄電された電力により前記車両を駆動させた後、前記燃料電池への反応ガスの供給を停止し、
    前記車両の衝突回避が不可能であると判断した場合に、前記蓄電手段を電気的に遮断することを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御手段は、前記衝突予測手段により予測された衝突が所定の基準よりも重大な衝突である場合に、前記燃料電池内のガス流路を前記掃気手段によって掃気することを特徴とする、請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記掃気手段は、前記燃料電池内のガス流路に供給する掃気ガスの流量を制御可能になっており、
    前記制御手段は、前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記燃料電池内のガス流路に供給する掃気ガスの流量が多くなるように、前記掃気手段を制御することを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料電池システム
  5. 反応ガスは、燃料ガス及び酸化剤ガスであり、
    前記ガス流路は、燃料ガスが通流する燃料ガス流路と、酸化剤ガスが通流する酸化剤ガス流路とであり、
    前記酸化剤ガス流路を通流するガスの通流方向下流に、前記酸化剤ガス流路から排出されたガス流量を制御可能な弁が備えられ、
    前記制御手段は、前記車両の衝突可能性が高いと判断した場合に、前記弁の開度を小さくすることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016046963A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 富士重工業株式会社 車両用制御装置

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