以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3は、実施形態に係るシステム構成の概要の一例を示す図である。実施形態に係るシステムは、各種サーバ(タグリストサーバS11、メタデータ作成サーバS2、通販サイトサーバS3)とクライアント端末(例えばDTV)1により構成され、さらに、モバイル端末(タブレットPC、スマートフォンなど)2を利用することができる。なお、本実施形態では、システム構成の一つに、クライアント端末としてDTV(Digital TV)を適用するケースについて説明するが、DTVに限定されるものではない。ユーザインターフェース、通信機能、コンテンツ処理機能、コンテンツ出力機能、及び記憶機能等を備えたデバイスであればどのようなデバイスであってもよい。そのデバイスの一例として、デジタルレコーダ等が挙げられる。
以下、DTVに搭載されるタイムクラウド機能である“Scenefo/SceneList/ScenePlay”アプリケーションについて説明する。Scenefo(シーンフォ)は、シーン情報を意味する。SceneList(シーンリスト)は、シーン情報を集めたリストを意味する。ScenePlay(シーンプレイ)は、シーン情報を利用した再生を意味する。
タイムクラウドはメタデータ作成会社、ユーザ、又はbotなどによって作成されたタグ又はシーン情報と映像コンテンツを結びつけるサービスであり、以下の3つの機能から構成される。
<Scenefo>
図1に示すように、Scenefoは、再生中の気になるシーンのシーン情報を提供する機能。ここで利用するタグリスト(登録商標)は、例えば、メタデータ作成会社が提供する企業作成タグリスト。なお、ユーザが作成したユーザ作成タグリストを利用してもよい。
図1に示すように、本システムによれば、以下の処理を経て以下のサービスを提供することができる。
0.タグリスト登録
1.コンテンツ再生
2.Scenefo起動
3.企業作成タグリストの送受信
4.商品提示(表示)
5.商品選択(入力操作)
6.商品ページの提供(表示)
<SceneList>
図2に示すように、SceneListは、再生中に視聴したいシーンだけを選択視聴する機能。ユーザ作成タグリスト、タグbotタグリスト、メタデータ作成会社が提供する企業作成タグリストなど、様々なタグリストの中から利用したいタグリストから視聴したいシーンを選んで視聴する。
0.タグリスト登録
1.コンテンツ再生
2.SceneList起動
3.タグリスト一覧の送受信
4.タグリスト選択(入力操作)
5.タグリストの送受信
6.タグジャンプ
<ScenePlay>
図3に示すように、ScenePlayは、再生可能な映像コンテンツの多数のシーン情報からユーザが興味のあるシーンを探して視聴する機能。おすすめシーンから気になるシーンを発見し、そのまま気になるシーンを選んで視聴する。利用できるタグリストはユーザ作成タグリストやタグbotタグリスト、メタデータ作成会社が提供する企業作成タグリストなど、様々なタグリストが対象となる。
0.タグリスト登録
1.ScenePlay起動
2.レコメンド処理
3.タグ一覧の送受信
4.タグ選択(入力操作)
5.タグ位置からコンテンツ再生
図4は、本実施形態で使用する用語、略語の定義、意味を示す。
図5は、実施形態に係るソフトウェア構成の一例を示す図である。タイムクラウドアプリケーションは大きくキーイベント処理を担うControlerと画面表示を担うViewとDTV MWやサーバからの情報取得やDTV操作を担うmodelからなる。例えば、各種DTV機能モジュールは、Secenefo、SceneList、ScenePlay 機能を実現するためのモジュールを含み、さらに、DTVの基本的な機能であるコンテンツの再生、記録を実現するためのモジュール、コンテンツ、シーン等を検索するためのモジュールを含む。
図6A、図6B、及び図6Cは、Scenefo、SceneListの機能の一例を示す。
図7は、Scenefo/SceneListの画面遷移の一例を示す。
DTVにおいて、映像コンテンツが再生された時点(再生初期画面)ではScenefo/SceneListアプリケーションは未起動状態であり、ユーザ操作によってScenefo/SceneListアプリケーションが起動される。このときアプリケーションの起動と同時にブラウザも起動される。アプリケーション起動の画面遷移を図8に示す。画面遷移の際にメタデータサーバからタグリストに関連するデータを取得する。
次に、メタデータサーバ等について詳細に説明する。
メタデータサーバは、タイムクラウドサービスのSecenefo、SceneList、ScenePlay 機能を実現するために必要な番組メタデータ情報を管理するサーバである。サービスで使用するメタデータは、データ提供元のメタデータ作成サーバから取得する。メタデータサーバは、取得したメタデータを用いて、番組内の1シーンの詳細情報を示すシーン情報を生成し、クライアント端末に送信する。
図9は、本実施形態で使用する用語、略語の定義、意味を示す。
図10は、実施形態に係る各種サーバの連携の一例を示す図である。
メタデータサーバS11は、メタデータ作成サーバS2からメタデータを取得し、メタデータサーバS11のデータベースに格納する。取得したメタデータの一部は、端末のタグ処理アプリケーションと互換性のある形式に変換し、タグリスト情報を管理するタグリストサーバS12に登録する。メタデータサーバS11は、クライアント端末の要求に応じて必要なメタデータをシーン情報に変換し、クライアント端末に送信する。また、タイムクラウドサービスで使用するユーザ作成のタグリスト情報についても、クライアント端末はメタデータサーバS11を経由してタグリストサーバS12から取得することも可能とする。
図11は、実施形態に係るメタデータサーバの概略構成の一例を示す図である。
メタデータサーバが提供する機能について記載する。
(1)コマンド(Web API)処理
メタデータサーバS11は、各種データを取得し、クライアント端末へ提供する。例えば、メタデータサーバS11は、以下のデータを取得し、クライアント端末へ提供する。
<シーン情報リストの取得>
指定した条件に一致する番組のシーン情報リストを取得する。指定条件に一致する番組のシーン情報リストが複数存在する場合は、全て取得する。条件一致するシーン情報リストが存在しない場合は、その旨が通知される。取得するシーン情報リスト中にタグリストサーバS12に登録されているユーザ作成のタグリストを含めることも可能とする。
<シーン情報リストが存在する番組一覧の取得>
指定した条件のシーン情報リストが存在する”番組の一覧”を取得する。取得する番組一覧中に、タグリストサーバS12に登録されているユーザ作成のタグリストが存在する番組を含めることも可能とする。
<シーン情報リスト一覧の取得>
指定した番組に登録されている”シーン情報リストの一覧”を取得する。取得するリスト一覧中に、タグリストサーバS12に登録されているユーザ作成のタグリストの一覧を含めることも可能とする。
<シーン情報リストの取得>(ID指定)
指定したIDの”シーン情報リスト”を取得する。タグリストID を指定した場合は、タグリストサーバS12に登録されているユーザ作成のタグリストを取得する。
<シーン情報の検索>
指定した検索条件に一致するシーン情報を含むシーン情報リストを取得する。検索条件には、ユーザが入力する任意キーワードを指定可能なものとする。
<おすすめシーン情報の取得>
レコメンドエンジンREが算出した”おすすめシーン”情報を取得する。
<お気に入りシーン情報の取得>
サーバが管理するユーザが登録した”お気に入りシーン”情報を取得する。
(2)メタデータ取得処理
メタデータ作成サーバS2が提供するメタデータを取得する。メタデータ作成サーバS2が提供するメタデータの取得には、メタデータ作成サーバS2が提供するWeb APIを使用する。
(3)タグリスト生成/登録処理
メタデータ中の番組放送履歴データをタグリストサーバS12にタグリストとして登録する。登録したメタデータは既存タグリストと互換性を持ち、端末のアプリケーションから利用可能。
(4)シーン情報生成/送信処理
メタデータ作成サーバS2から取得したメタデータをもとにシーン情報を生成し、クライアント端末に送信する。シーン情報生成時に実行する処理を下記に示す。
(4.1)番組情報の引き当て
クライアント端末は、(a)番組名(又は番組ID等の識別情報)、(b)番組放送日時、(c)チャンネル番号を送信する。メタデータサーバは、クライアント端末から受信した、(a)番組名、(b)番組放送日時、(c)チャンネル番号に基づき、メタデータサーバ内のデータベースを検索し、1以上のシーン情報が登録された該当番組が存在する場合は、その番組の1以上のシーン情報を生成した後、クライアント端末に送信する。該当する番組が複数存在する場合は、全ての候補をクライアント端末に送信する。該当する番組が存在しない場合は、その旨をクライアント端末に送信する。
つまり、クライアント端末は、メタデータサーバに対して、コンテンツの識別情報(番組名、番組放送日、チャンネル番号等)を送信し、メタデータサーバからコンテンツの複数のシーンに対応する複数のシーン情報を受信する。
(4.2)シーン情報の検索
クライアント端末から受信した検索条件に一致するメタデータ情報をメタデータサーバ内のデータベースから検索し、該当するメタデータ情報を含むシーン情報リストをクライアント端末に送信する。検索対象のメタデータは、番組放送履歴データ、商品データ(商品名など)、商品取り扱い企業データ(企業名など)、店舗データ、CM放送履歴データとする。
(4.3)シーン情報の生成
メタデータサーバ内のデータベースに格納された放送履歴データ、商品データ、商品取り扱い企業データ、店舗データ、CM放送履歴データを関連付け、シーン情報を生成する。生成するシーン情報に含まれるメタデータの一覧を図12A、図12B、図12C、図12Dに示す。
なお、1シーン情報内に商品情報、店舗情報が存在しない場合もある。また1シーン情報内に複数の商品データ、商品取り扱い企業データ、店舗データが関連付けられる場合もある。
(4.4)タグリスト情報とシーン情報のマージ処理
タグリストサーバが管理するタグリスト情報と、メタデータサーバ内で生成するシーン情報を、クライアント端末の要求に応じてメタデータサーバでマージし、クライアント端末に送信する。また、タグリストサーバから取得するタグ情報にはタグ終了時間が記載されていないため、クライアント端末からの要求に応じて、注目するタグの次タグの開始時間を現タグの終了時間として設定する処理を、メタデータサーバにて実行する。
(4.5)タグリスト取得処理
メタデータサーバは、クライアント端末からの要求に応じて、タグリストサーバに登録されているタグリスト情報を取得し、必要な処理を実施した後、クライアント端末に送信する。タグリストサーバからのデータ取得は、タグリストサーバが提供するAPIを使用する。メタデータサーバがタグリストサーバから取得するデータは、タグ及びタグリストに関するものとする。
(4.6)送信フォーマット変換処理
クライアント端末からの要求に応じて、タグリストサーバから取得したXMLフォーマットのタグリスト情報をJSONフォーマットに変換し、クライアント端末に送信する。
図13は、実施形態に係るシステム構成の詳細の一例を示す図である。上記説明したように、本システムは、各種サーバとクライアント端末(例えばDTV)1により構成され、さらに、モバイル端末(タブレットPC、スマートフォンなど)2を利用することができる。
DTVは、各種のボタン、キーの押下を検出し、ボタン、キーに応じた動作を実行する。例えば、DTVは、番組「再生中」に、気になるボタンの押下を検出すると、その時点の「シーン」の情報(Scenefo)にアクセスし、各種アプリケーションを開き、その「シーン」に関連するサービスを提供することができる。つまり、気になるボタンとは、番組「再生中」に、その時点の「シーン」の情報へのアクセスを指示するためのボタンである。例えば、例えば上記したScenefoアプリケーションが起動し、その「シーン」に関連するサービスを提供する。つまり、ユーザは、気になるボタンを押下すると、DTVとScenefoアプリケーションの協働により、その時点の「シーン」に応じた、サービスの提供を受けることができる。
例えば、DTVが、番組(コンテンツ)の複数のシーンを順に再生し、ユーザが、「再生中」に気になるボタンを押すと、DTVは、このボタン押下(シーン情報要求)を検知し、画面を切り替えて、そのシーンに関連する情報(シーン情報)を出力する。DTVは、シーンが替わる毎に、出力するシーン情報も順次、切り替える。
例えば、DTVは、記録された番組を再生する際に、番組の複数シーンのうちの再生中の第1のシーンに対応する第1のシーン情報を出力し、前記第1のシーン情報とともに、前記第1のシーンより前の第2のシーンに対応する第2のシーン情報を出力し、前記第1のシーン情報とともに、前記第1のシーンより後の第3のシーンに対応する第3のシーン情報を出力する。なお、DTVは、番組の再生映像とともに、前記第1、第2、第3のシーン情報を出力し、前記第1のシーン情報と、前記第2及び第3のシーン情報とを異なる表示形式で出力する。例えば、前記第1のシーン情報を第1の表示色で出力し、前記第2及び第3のシーン情報を第2の表示色で出力する。
さらに、シーン情報について詳細に説明する。
(1)DTVは、出力(表示)したシーン情報の選択を検出すると、シーン情報の元になったシーンに関連するリンク(サービス情報)を出力する。ユーザは、DTVに出力されるリンク(例えば商品の購入サイトのURL、所プリアドレスヘッダの予約サイトのURL)を介して、そのシーンに関連する商品を購入したり、そのシーンに関連するサービスを提供する店舗を予約したりすることができる。また、そのシーンに関連するリンクをカーナビゲーションへ転送したり、そのシーンに関連するマップを開いたりすることもできる。
(2)DTVは、出力(表示)したシーン情報の選択を検出すると、シーン情報の元になったシーンに関連する、モバイル端末のアプリケーションを開く。
(3)DTVは、出力(表示)したシーン情報の選択を検出すると、シーン情報の元になったシーンに関連する情報をお気に入り登録する
(4)DTVは、出力(表示)したシーン情報の選択を検出すると、シーン情報の元になったシーンに関連する情報をメールで送信するためのメール送信画面を出力し、所定の選択又は入力操作に対応して、メールを送信する。
(5)DTVは、出力(表示)したシーン情報の選択を検出すると、シーン情報の元になったシーンに関連する情報をフレンドにメッセージ送信する。
また、番組のユーザ評価を指示する、いいねボタンは、色々なタイミングで押せる。つまり、DTVは、番組「再生中」に、いいねボタンの押下(シーン情報要求)を検出すると、その時点の「シーン」の情報(シーン情報)にアクセスし、「シーン」の情報をデータベース化することができる。
いいねボタンの押下を示す情報は、シーンのタグに対応付けることもできるし、リストに対応付けることもできるし、番組に対応付けることもできるし、特定シーンに対応付けることもできる。
図14に示すように、DTVは、ポータルからサービスを起動し、気になるシーンの情報を表示することもできるし、ショッピングサイトで気になる商品をすぐに購入することもできる。
上記したように、実施形態に係るシステムでは、細かなシーン毎に、そのシーンにあった関連情報をタイムリーに提示させることができる。
以下、具体的に説明する。
<動作仕様>
DTVが、PVR又はタイムシフトマシンのコンテンツ再生中に、[Scenefo]キー押下を検出すると、再生位置の最近傍前のScenefoにフォーカスを当てた状態でScenefoを一覧表示する。なお、[Scenefo]キーに替わる、他の入力をトリガとして、上記一覧表示を実現するようにしてもよい。タイムシフトマシンとは、現在から遡って一定期間分(例えば過去15日分)の複数チャンネル(例えば6チャンネル)の放送コンテンツを記録(全記録)するもので、タイムシフトマシンによる全記録が実行されている場合、ユーザは、過去に放送された番組(例えば過去15日分)をいつでも視聴することができる。
例えば、Scenefo一覧では、Scenefoの一部(2行くらい)がリスト表示される。
Scenefoが存在しないケースでは、「Scenefoがありません。SceneListを表示しますか?」のダイアログを表示し、Yesの場合、SceneList選択画面に遷移する。
DTVは、Scenefo一覧表示中に [上] 又は [下] キー押下を検出すると、Scenefoカーソルを移動する。
DTVは、任意のScenefoにカーソルが当たった状態で [決定] キー押下を検出すると、カーソルが当たったScenefoに対応するシーンを再生する(再生ジャンプ)。
DTVは、Scenefo一覧の表示中に[戻る] 又は [終了] キー押下を検出すると、Scenefo一覧を閉じる。
DTVは、Scenefo一覧の表示中に任意のScenefoにカーソルが当たった状態で [右] キー押下を検出すると、Scenefoの詳細情報を表示する。Scenefoの詳細情報は、Scenefo全てを含む。Scenefoの詳細情報は、Scenefoの内容に応じたアクションボタンを含む。
例えば、以下の機能に対応するアクションボタンを含む。
「このシーンをお気に入り登録する」
「いいね!」/「いいね!を取り消す」/「いいね!カウント付き」
「テレビでショッピングサイトを開く」
「アプリケーションでショッピングサイトを開く」
「このScenefoをメールで送信する」
DTVは、「このシーンをお気に入り登録する」ボタンの押下を検出すると、対応するシーンをお気に入り登録する(後で纏め買いしたり、再度このシーンを観たいなどのユースケースに利用できる)。
サーバは、TV/アプリケーション等で共通利用するために、お気に入りScenefoを管理する。
DTVは、「いいね!」ボタン押下により、Scenefoに対応付けて、いいね!を示すログをサーバにアップロードする。これにより、Scenefo対応付けられた、いいね!のカウントが増える。
DTVは、「テレビでショッピングサイトを開く」ボタン押下を検出すると、ブラウザでショッピングサイトを開く。
DTVは、「アプリケーションでショッピングサイトを開く」ボタン押下を検出すると、アプリケーションにショッピングサイトのURLを渡す。アプリケーションは、URLに基づきショッピングサイトを開く。
DTVが、ショッピングサイトを表示したとしても、ユーザが、DTVのリモートコントローラ等でショッピング決済手続きを済ませる負担は大きい。そこで、上記の通り、DTVが、モバイル端末2のアプリケーションに対して、ショッピングサイトのURLを送信し、ショッピングサイト決済手続き等をモバイル端末2のアプリケーションで続ける旨を案内する。ユーザは、例えばモバイル端末2のタッチ入力機能を利用し、手元で、モバイル端末2を使ってショッピング決済手続き等を済ませることができる。
なお、DTVは、ショッピングサイトを表示する際に、DTV本体側でショッピングサイトを表示する第1のモードと、モバイル端末2側でショッピングサイトを表示する第2のモードの何れかのモードの選択を受け付ける。ユーザが、第2のモードを選択した場合、DTVは、ショッピングサイトを表示せずに、モバイル端末2のアプリケーションに対して、ショッピングサイトのURLを送信する。例えば、サーバ経由で、DTVは、モバイル端末2のアプリケーションへショッピングサイトのURLを転送する。モバイル端末2は、受け取ったショッピングサイトのURLに基づき、ショッピングサイトを表示する。
なお、ここでは、DTVの代わりにモバイル端末2が、ショッピングサイトを表示するケースについて説明したが、DTVのあらゆる表示等をモバイル端末2で実現するようにしてもよい。つまり、DTVは、ショッピングサイトのURLだけでなく、あらゆるサイトのURLをモバイル端末2へ送信することにより、モバイル端末2であらゆるサイトを表示することができる。
DTVは、「このScenefoをメールで送信する」ボタン押下を検出すると、送信先メールアドレス選択画面を表示する。送信先メールアドレス選択画面は、メール予約用などで設定されているメールアドレスを候補として提示し、メールアドレスの選択を受け付けることができる。また、送信先メールアドレス選択画面は、メールアドレスの入力を受け付けることもできる。ユーザが、メールアドレスを選択して [送信] ボタンを押下すると、DTVは、メールアドレスの選択及び[送信] ボタンの押下を検出して、メールを送信する。
DTVは、Scenefo一覧の表示中あるいはScenefo詳細の表示中に切換ボタンの押下を検出すると、「フル映像+オーバーレイScenefo」表示と「映像とScenefoの分割」表示を切り換える。
DTVは、コンテンツ再生中に [左] [右] キー押下を検出すると、Scenefo又はSceneListの「前へ」「次へ」再生ジャンプする。
DTVは、最後に利用したもの(Scenefo又はSceneListの特定のリスト)をベースに動作し、デフォルトの設定ではScenefoをベースに動作し、Scenefoが無いかつ当該コンテンツ再生中に一度もSceneListを使っていない場合は何も動作しない
DTVは、Scenefo一覧の表示中に [SceneList利用] ボタン押下を検出すると、SceneListの選択画面に遷移する。
例えば、DTVは、既存の「タグリスト利用」からScenefoもタグリストの1つとして利用できるようにする。
また、DTVは、1つのScenefoから、CMのみ、商品情報のみ、のようにいくつかのタグリストとして表示することもできる。
DTVは、[Scenefo] ボタンの押下を検出すると、現在再生位置の最近傍前のScenefoの詳細情報を表示する
DTVは、常に、現在再生位置の最近傍のScenefoを表示する。
DTVは、「アプリケーションでショッピングサイトを開く」ボタンの押下を検出すると、ショッピングサイトのURLを受けて、ショッピングサイトをアプリケーション内ブラウザで開く。
DTVは、[お気に入りScenefo] ボタンの押下を検出すると、お気に入り一覧を表示し、さらに「ショッピングサイトを開く」等のアクションに対応し、ショッピングサイトを開く。
<関連ログアップロード要件>
DTVについて
DTVは、通常モードで [Scenefo] キー押下を検出すると、Scenefo一覧を表示した(Scenefoモード開始)再生位置、Scenefoをアップロードする。
DTVは、Scenefo一覧から [決定] キー押下の検出に対応して、シーンジャンプに利用されたScenefoをアップロードする。
DTVは、Scenefo一覧から [右] キー押下の検出に対応して、Scenefoの詳細表示に利用されたScenefoをアップロードする。
DTVは、Scenefo詳細から得られた購入サイト、商品サイト、店舗サイト、又は地図サイトのURL等をアップロードする。
DTVは、Scenefo詳細をアプリケーションに転送した場合、Scenefo詳細に対応するScenefoをアップロードする。
DTVは、Scenefo詳細をメール送信した場合、Scenefo詳細に対応するScenefoをアップロードする。
DTVは、「いいね!」が指定されたScenefoをアップロードする。
DTVは、お気に入り登録されたScenefoをアップロードする。
端末について
端末は、[Scenefo] キー押下によりScenefoを表示した場合、Scenefoの再生位置、Scenefoをアップロードする。
端末は、Scenefo詳細から得られた購入サイト、商品サイト、店舗サイト、又は地図サイトのURL等をアップロードする。
端末は、Scenefo詳細をメール送信した場合、Scenefo詳細に対応するScenefoをアップロードする。
端末は、「いいね!」が指定されたScenefoをアップロードする。
端末は、お気に入り登録されたScenefoをアップロードする。
なお、Scenefoもタグリストのひとつとして、タグリスト利用ログもアップロードする。
次に、画面遷移の一例について説明する。図15A、図15B、図15C、図15Dは、画面遷移の一例を示す図である。図16〜図20は、画面遷移の詳細の一例を示す図である。図21〜図24は、各画面の一例を示す図である。
例えば、DTV1が、再生初期状態又はブラウザ初期状態で、例えば記録コンテンツ(録画番組)の再生画面を表示している状況で(図15AのSF-000/SF-999)、「気になる!」キー押下を検出すると、再生中のシーン情報、再生後のシーン情報、及び再生前のシーン情報を一覧表示する。
図21は、シーン情報の一覧表示の一例を示す図である。DTV1は、記録コンテンツ(録画番組)の再生中に、「気になる!」キー押下を検出すると、例えば、再生中のシーン(再生位置)をお気に入りへ登録し、また、クラウドざんまいの気になる!シーン一覧へ登録し、クラウドメニューのInboxにメッセージを通知する。さらに、DTV1は、複数のシーン情報を一覧表示する(再生中のシーン情報、再生後のシーン情報、及び再生前のシーン情報を表示する)。また、シーン情報は、商品情報アイコン等を含み、ユーザは、商品情報アイコンを選択するだけで、シーンに応じた商品情報サイト、商品購入サイトを見ることができる。
また、DTV1が、再生初期状態又はブラウザ初期状態で、例えば放送コンテンツ(OA番組)の再生画面(リアルタイム再生画面)を表示している状況で(図15AのSF-000/SF-999)、「気になる!」キー押下を検出すると、図22に示すように、DTV1は、再生中のシーン(放送位置)をクラウドざんまいの気になる!シーン一覧へ登録し、クラウドメニューのInboxにメッセージを通知する。さらに、DTV1は、再生中のシーンから記録を開始する。
上記の通り、再生状況に応じて、「気になる!」キー押下に基づく処理が切り換わる。つまり、記録コンテンツの再生中に「気になる!」キー押下が検出されると、シーン情報が表示され、放送コンテンツの再生中に「気になる!」キー押下が検出されると、記録が開始される。
図23は、DTVにより表示されるクラウドメニューの一例を示す図である。上記メッセージの通知は、メッセージアイコン上に反映される。また、シーンリストアイコンを選択し、図24のシーン一覧画面を表示することもできる。つまり、上記登録されたシーン情報をシーン一覧画面から選択することができる。例えば、ユーザが所望の登録シーン情報を選択すれば、DTV1は、選択された所望の登録シーン情報に対応するシーンを再生する。また、ユーザが、複数の登録シーン情報に基づく連続再生を選択すれば、DTV1は、複数の登録シーン情報に対応する複数のシーンを繋げて連続再生する。また、ユーザが、登録シーン情報に含まれた商品アイコン、ショップアイコン等を選択すれば、DTV1は、商品情報サイト、商品購入サイト、ショップサイト等を表示する。
以下、タイムクラウドのレコメンド仕様の一例を示す。
<おすすめシーン>
・イチオシシーン
視聴ログから高視聴率な時間帯を算出し、対応するデータのシーンを高視聴率シーンとする。そのうちユーザが録画している番組のシーンをおすすめする。
・人気シーン
タイムクラウドでのタグジャンプのログからタグジャンプの多かったタグ・シーンを算出し、そのうちユーザが録画している番組のシーン・タグをおすすめする。
・みんなの気になるシーン
タイムクラウド利用者が「お気に入り」に入れたシーン・タグから、お気に入り登録の多いシーン・タグを算出し、そのうちユーザが録画している番組のシーン・タグをおすすめする。
・Twitter盛り上がりシーン
放送局ハッシュタグに対するツイートから、ツイート数の多い時間帯を算出し、対応するメタデータ作成サーバで管理されたシーンを盛り上がりシーンとしておすすめする。
・フレンドおすすめシーン
フレンドが「フレンドにメッセージ送信」したシーンをおすすめする。
・ユーザおすすめシーンリスト
ユーザが自分の好きなタグ・シーンを集めて作成したシーンリストを提示する。
・フレンド視聴シーン
フレンドのタグジャンプのログからタグジャンプの多かったタグ・シーンを算出し、そのタグ・シーンをおすすめする。
・人気商品・店舗シーン
購入サイト(商品)へのジャンプ数を集計し、ジャンプ数の多い購入サイトをおすすめする。店舗サイト(店舗)へのジャンプ数を集計し、ジャンプ数の多い店舗サイトをおすすめする。
・あなたへのおすすめシーン
パーソナライズしたおすすめ。他ユーザのプロフィール・視聴シーンログから、ユーザの嗜好にあったシーンを算出する。そのうちユーザが録画している番組のシーンをおすすめする。
なお、上記の処理の手順は全てソフトウェア(シーン情報出力プログラム)によって実行することが可能である。このため、処理手順を実行するプログラム(アプリケーション)をクライアント端末又はモバイル端末へインストールして実行するだけで、上記処理を実現することができる。
例えば、クライアント端末又はモバイル端末は、上記プログラムをサーバからダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。或いは、クライアント端末又はモバイル端末は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から上記プログラムを読み取り、読み取ったプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。
以下、DTVのScenePlayによるシーン単位の再生について説明する。図25A、図25B、図25Cは、ScenePlayの機能一覧の一例を示す図である。
例えば、DTVは、コンテンツの記録処理に対応して、記録コンテンツの記録ログをサーバへ送信する。記録ログは、DTVの識別情報及び記録コンテンツの識別情報(番組名、番組放送日、チャンネル番号、ID等)を含む。サーバは、DTVの識別情報に対応付けて記録コンテンツの識別情報を管理する。これにより、サーバは、DTVにより記録された全てのコンテンツを管理することができる。つまり、DTVにより再生可能な状態の全てのコンテンツを管理することができる。例えば、図10に示す履歴収集サーバS13が、各DTVで再生可能な状態の全てのコンテンツを管理する。なお、上記説明では、DTVにより記録された全てのコンテンツを再生可能な状態のコンテンツとしてとして説明したが、DTVに接続されたレコーダにより記録された全てのコンテンツも再生可能な状態のコンテンツとして含めることができる。コンテンツの記録先は、DTVに内蔵された記憶媒体(例えばハードディスク)であってもよいし、DTVに外部接続された記憶媒体であってもよいし、レコーダに内蔵された記憶媒体であってもよいし、レコーダに外部接続された記憶媒体であってもよい。
サーバは、複数のコンテンツの夫々に含まれる複数のシーンに対応する複数のシーン情報を管理しており、サーバは、DTVで再生可能なコンテンツに対応するシーン情報をDTVへ送信する。例えば、図10に示すメタデータサーバS11が、複数のシーン情報を管理し、シーン情報は識別情報(番組名、番組放送日、チャンネル番号、ID等)を含む。サーバは、DTVで再生可能な記録コンテンツの識別情報を管理しているので、このDTVへ送信すべきシーン情報を検出することができ、DTVへ検出されたシーン情報を送信することができる。つまり、サーバは、DTVで再生可能な記録コンテンツの識別情報とシーン情報の識別情報とを比較し、例えば記録コンテンツの識別情報の少なくとも一部とシーン情報の識別情報の少なくとも一部とが一致する場合に、このシーン情報をDTVへ送信する。
DTVは、サーバから1以上のコンテンツの1以上のシーンに対応する1以上のシーン情報を受信する。ここでは、DTVが、サーバから複数のコンテンツの夫々の複数のシーンに対応する複数のシーン情報を受信することを前提とする。
さらに、DTVは、サーバからの各種情報(以下説明する視聴率情報等)及び指定条件(キーワード等)のうちの少なくとも一方に基づき、複数のシーン情報の中から、おすすめの複数のシーン情報を検索し、検索したシーン情報を提示(表示)することができる。例えば、DTVは、カテゴリ別に、おすすめシーン情報を提示することができる(図25B参照)。
例えば、DTVは、サーバからの検索急上昇ワード情報(検索人気キーワード情報)に基づき、イチオシシーンとして複数のシーン情報を提示することができる。例えば、DTVは、検索急上昇ワード情報に含まれた検索急上昇ワードトップ10に対応する複数のシーン情報を提示することができる。つまり、検索急上昇ワードトップ10を含む複数のシーン情報を提示することができる。DTVは、上記した検索急上昇ワードトップ10に対応する複数のシーン情報のうちの選択されたシーン情報に対応する1シーン(例えば検索急上昇ワード第1位に対応する1シーン)を再生することもできるし、検索急上昇ワードトップ10に対応する複数のシーン情報に対応する複数のシーン(例えば検索急上昇ワード第1位〜第10位までの複数のシーン)を連続再生することもできる。
例えば、DTVは、サーバからの視聴率情報に基づき、イチオシシーンとして複数のシーン情報を提示することができる。例えば、DTVは、視聴率情報に含まれた視聴率トップ10に対応する複数のシーン情報を提示することができる。視聴率情報は、複数のDTVからの再生ログ等の集計結果に基づき生成され、視聴率第1位〜第10位までのシーン情報のIDを含む。DTVは、上記した視聴率トップ10に対応する複数のシーン情報のうちの選択されたシーン情報に対応する1シーン(例えば視聴率第1位に対応する1シーン)を再生することもできるし、視聴率トップ10に対応する複数のシーン情報に対応する複数のシーン(例えば視聴率第1位〜第10位までの複数のシーン)を連続再生することもできる。例えば、図36に示すように、人気シーントップ30に対応する複数のシーン情報を提示することもできる。
シーン情報が選択されると、DTVは、選択されたシーン情報に含まれた識別情報に基づき、コンテンツ中のシーンを検出し、検出したシーンを再生する。例えば、1週間以内に放送され記録されたコンテンツを対象として、対象としたコンテンツからシーンを検出することができる。複数のシーン情報が選択されると、DTVは、選択された複数のシーン情報に含まれた複数の識別情報に基づき、複数のコンテンツ中の複数のシーンを検出し、検出した複数のシーンを再生する。例えば、1週間以内に放送され記録されたコンテンツを対象として、対象としたコンテンツから複数のシーンを検出することができる。また、図35に示すように、瞬間視聴率トップ30に対応する複数のシーン情報を提示することもできる。
また、DTVは、サーバからの人気シーン情報(再生率が高いシーン情報)に基づき、人気シーンとして複数のシーン情報を提示することができる。例えば、DTVは、人気シーン情報に含まれた人気シーントップ10に対応する複数のシーン情報を提示することができる。人気シーン情報は、複数のDTVからの再生ログ等の集計結果に基づき生成され、人気シーン第1位〜第10位までの人気シーン情報のIDを含む。DTVは、上記した人気シーントップ10に対応する複数のシーン情報のうちの選択されたシーン情報に対応する1シーン(例えば人気シーン第1位に対応する1シーン)を再生することもできるし、人気シーントップ10に対応する複数のシーン情報に対応する複数のシーン(例えば人気シーン第1位〜第10位までの複数のシーン)を連続再生することもできる。例えば、図36に示すように、人気シーントップ30に対応する複数のシーン情報を提示することもできる。
シーン情報が選択されると、DTVは、選択されたシーン情報に含まれた識別情報に対応する、コンテンツ中のシーンを検出し、検出したシーンを再生する。複数のシーン情報が選択されると、DTVは、選択された複数のシーン情報に含まれた複数の識別情報に対応する、複数のコンテンツ中の複数のシーンを検出し、検出した複数のシーンを再生する。
また、DTVは、サーバからの人気サイト情報に基づき、人気サイト情報に関係するシーンとして複数のシーン情報を提示することができる。DTVは、人気サイト情報に含まれた人気サイトトップ10に関係する複数のシーン情報を提示することができる。例えば、人気サイト情報は、サイトアクセス履歴等の集計結果に基づき生成され、人気サイト第1位〜第10位までの人気サイト情報のIDを含む。DTVは、上記した人気サイトトップ10に関係する複数のシーン情報のうちの選択されたシーン情報に対応する1シーン(例えば人気サイト第1位に対応する1シーン)を再生することもできるし、人気サイトトップ10に関係する複数のシーン情報に対応する複数のシーン(例えば人気サイト第1位〜第10位までの複数のシーン)を連続再生することもできる。
また、図37に示すように、DTVは、フレンドのおすすめシーン情報を提示することもでき、提示されたシーン情報の中から選択されたシーン情報に対応するシーンを再生することもできる。
また、図38に示すように、DTVは、今日のホットワードに対応するシーン情報を提示することもでき、提示されたシーン情報の中から選択されたシーン情報に対応するシーンを再生することもできる。
例えば、DTVは、サッカーのゴールシーンだけを集めて連続再生することもできる。
次に、画面遷移の一例について説明する。図26は、ScenePlayの画面遷移の一例を示す図である。図27は、クラウドメニュー画面の一例を示す図であり、図28〜図33は、遷移後の画面の一例を示す図である。
例えば、DTVが、クラウドメニュー画面(図27又は図34参照)を表示し、クラウドメニュー画面からタイムクラウドが選択されると、DTVは、カテゴリ別のシーン再生画面(図28参照)を表示する。例えば、カテゴリ別のシーン再生画面は、今日のイチオシシーン、人気シーンランキング、売れ筋商品ランキング、人気のお店ランキング、フレンドからのおすすめ、履歴からのおすすめ等の項目を含む。また、カテゴリ別のシーン再生画面(図28参照)は、ユーザがカスタマイズすることができる。例えば、キーワード検索で該当したシーンを集めて、ユーザカスタマイズのシーン再生画面(図39参照)を表示することもできる。
さらに、DTVは、画面遷移により、シーン/番組検索画面(図29参照)、詳細検索画面(図30参照)、気になるシーン画面(図31参照)、気になるシーン削除画面(図32参照)、おすすめシーン/番組画面(図33参照)等を表示する。
上記説明したDTVのScenePlayについてまとめる。
DTVは、おすすめシーンの一覧を提示し、提示したおすすめシーンの一覧から選択されたシーンに基づき、ダイレクトに選択されたシーンを含む番組、又は選択されたシーンを特定して再生することができる。さらにおすすめシーンだけを繋いだ連続再生もできる。
詳細は、以下の通り。
・DTVは、おすすめをシーン単位で検索する。
・DTVは、おすすめシーン、おすすめ番組、お気に入り、シーン検索を一覧表示する。
・DTVは、代表的なおすすめSceneを複数提示する。
・DTVは、ユーザが視聴できる番組(録画コンテンツ)を対象として、シーンを検索する。
・DTVに上記を実現させるため、サーバは、各DTVからの録画/削除のログを記憶する。又は、DTVが、コンテンツの記録リストに基づき、サーバからシーン情報を検索するようにしてもよい。
・DTVに接続されたレコーダ等に記憶されたコンテンツについても、DTVで視聴可能コンテンツとするようにしてもよい。
・DTVは、お気に入りSceneだけは、再生できなくても、残す(商品の紹介などもいけるようにするため)。
・DTVは、Scene検索履歴の検索式の履歴を残す。又は、DTVは、お気に入り検索キーを登録する。
・DTVは、番組単位又はシーン単位の検索を選択できる。
・DTVは、おすすめシーンのカテゴリを複数提示する。例えば、以下の通り。
今日のイチオシ
人気シーン
売れ筋
フレンドおすすめ等
・DTVは、複数のシーンの連続再生時に、スキップの指示に対応して、現在のシーンの次のシーンを再生する、又は現在のシーンを含むコンテンツの次のコンテンツのシーンを再生する。
なお、上記の処理の手順は全てソフトウェア(シーン再生プログラム)によって実行することが可能である。このため、処理手順を実行するプログラム(アプリケーション)をクライアント端末又はモバイル端末へインストールして実行するだけで、上記処理を実現することができる。
例えば、クライアント端末又はモバイル端末は、上記プログラムをサーバからダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。或いは、クライアント端末又はモバイル端末は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から上記プログラムを読み取り、読み取ったプログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。
さらに、上記説明したScenePlayについて追加説明する。
例えば、ユーザが、何を見ようか悩んでいるときに、クライアント端末(例えばDTV)1のScenePlayサービスを利用することにより、クライアント端末1により、1又は複数のおすすめシーン(シーン情報)の提示を受けることができる。例えば、ユーザは、提示された複数のおすすめシーン情報の中から1つのおすすめシーン情報を選択すると、クライアント端末1は、選択されたおすすめシーン情報に対応する、コンテンツ(以下、対応コンテンツ)中のシーンを特定し、特定シーン(つまりお薦めシーン)からダイレクトに再生を開始する。例えば、図12Aに示すように、シーン情報は、番組識別情報(番組名など)、シーン開始時間、シーン終了時間などを含むので、クライアント端末1は、シーン情報に含まれる番組識別情報と、記録されたコンテンツ(コンテンツの管理情報)に含まれる番組識別情報とを比較、照合し、シーン情報に対応するコンテンツを特定し、さらに、このシーン情報に対応する、このコンテンツ中のシーンも特定することができる。
通常のシーン再生指示(第1の再生指示)を受け付けた場合には、クライアント端末1は、対応コンテンツ中の特定シーンから再生を開始し、特定シーンの再生が終了すると、特定シーンの後続の、対応コンテンツの再生が継続される。つまり、通常のシーン再生指定を受け付けた場合には、クライアント端末1は、対応コンテンツ中の特定シーンから再生を開始し、対応コンテンツの最後まで再生を継続する。
シーン連続再生指示(第2の再生指示)を受け付けた場合には、クライアント端末1は、対応コンテンツ中の特定シーンから再生を開始し、特定シーンの再生が終了すると、特定シーン(上記選択されたお薦めシーン)の次のおすすめシーンの再生が継続される。なお、次のおすすめシーンは、対応コンテンツ中のシーンの場合もあるし、別のコンテンツ中のシーンの場合もある。
(1)気になる!シーンの基本機能
・気になる!シーンへの登録
オンエア、PVR、タイムシフト視聴中に、気になるボタンが押されると、クライアント端末1は、サーバにシーンを登録する。例えば、登録される情報は、視聴中の番組を特定可能なユニークな番組ID及び視聴位置情報(再生時間情報。例えば番組の頭からの位置情報。)を含む。なお、オンエア中に、気になるボタンが押下された場合、クライアント端末1は、オンエア中の番組の記録を開始する。
・気になる!シーンへの遷移
クライアント端末1に表示されるメニュー画面(例えば図27、図34、図41)から、クラウドざんまい(例えば図34、図42)から、その他多数ページから、気になる!シーンへ遷移することができる。
例えば、クライアント端末1は、選択された気になる!シーンを再生し、そのシーンの再生が終了すると、自動的に又はユーザからの再生指示(通常のシーン再生又はシーン連続再生)に応じて、次のシーンの再生を開始する。或いは、クライアント端末1は、事前のシーンの再生設定(通常のシーン再生又はシーン連続再生)に基づき、選択された気になる!シーンを再生し、そのシーンの再生が終了すると、次のシーンの再生を開始する。通常のシーン再生とシーン連続再生の詳細は後述する。
・気になる!シーンの登録完了
気になる!シーンの登録完了のポップアップから、直接、ScenePlayへ遷移することもできる。
(2)気になる!シーンのリスト表示機能・リスト作成プロセス
・気になる!シーン:[1]、[2]のリストを一括表示
[1]シーン自体が選択されてお気に入り登録されたシーン
[2]気になる!ボタンをおした瞬間の位置(点)にかかるシーン
・クライアント端末の動作
クライアント端末1は、気になる!ボタンの押下を検出した瞬間に、その時刻(点)についてのシーン情報取得情報(例えば視聴中の番組ID及び視聴位置情報(再生時間情報))をサーバへ送信する。クライアント端末1は、気になる!シーンのリスト作成に当って、その時刻(点)についてのシーン情報を、サーバから受信する。なお、サーバは、上記シーン情報取得情報を受け取り、1シーンに対応するシーン情報だけを送信してもよいし、視聴中の番組に関する全てのシーン情報を送信してもよい。即ち、クライアント端末1は、サーバに対して上記シーン情報取得情報を送信し、サーバから、1シーンに対応するシーン情報だけを受信するケース、又は視聴中の番組に関する全てのシーン情報を受信するケースがある。後者の場合、シーン毎にサーバへアクセスしてシーン情報を取得する必要がなくなり、シーン情報の取得の効率化を図ることができます。
また、クライアント端末1が、番組再生中に、シーン情報のある位置を再生するとき、下記ポップアップ等によりシーン情報があることをユーザに知らせることも可能となる。シーン情報を取得するタイミングについても記録済みの番組を視聴する際には、番組の再生を開始した時点で当該番組のシーン情報をサーバへ要求し、サーバから送信される当該番組のシーン情報を取得するようにしてもよい。つまり、ユーザがいちいちシーン要求しなくてもよい。
・サーバの動作
サーバは、クライアント端末1からのその時刻(点)についてのシーン情報取得情報(例えば視聴中の番組ID及び視聴位置情報(再生時間情報))を受信し、この受信したシーン情報取得情報に基づき、メタデータ作成会社等が作成したタグ又はシーン情報を検索する。
上記の通り、クライアント端末1が、サーバに対してシーン情報取得情報を送信し、サーバが、クライアント端末1に対して、シーン情報取得情報に基づき検索したタグ又はシーン情報を送信する。クライアント端末1は、サーバからのタグ又はシーン情報を受信する。これにより、ユーザは、気になる!ボタンを押下するだけで、その時刻(点)に対応するタグ又はシーン情報を利用することができる。
また、ユーザが、気になる!ボタンを押下した時点で、タグ又はシーン情報が作成されていないケースであっても、後に、タグ又はシーン情報が作成されてから、サーバが、クライアント端末1に対してタグ又はシーン情報を送信することができる。クライアント端末1は、タグ又はシーン情報を受信したら、その旨をポップアップ等で通知することができる。
また、タグ又はシーン情報が更新されることも考えられ、タグ又はシーン情報が更新された場合、サーバは、クライアント端末1に対して更新されたタグ又はシーン情報を送信することができる。クライアント端末1は、更新されたタグ又はシーン情報を受信したら、その旨(受信したこと及び更新されたこと)をポップアップ等で通知することができる。
(3)Inbox/新着メッセージ
クライアント端末1は、メニュー画面にInbox Messageを表示することができ、また、視聴中のポップアップにてInbox Messageを表示することができる。
また、クライアント端末1は、新着メッセージを表示することもできる。
また、クライアント端末1は、自分で作成したトリガ(気になる!ボタンの押下等)に基づく、自分へのポップアップを通知することもできる。
また、クライアント端末1は、他人が作成したトリガ(フレンドへのお勧めシーン等)に基づく、自分へのポップアップを通知することもできる。
また、クライアント端末1は、気になる!ボタンの押下等に基づく、Inbox Messageの自動作成、ポップアップ自動表示もできる。
また、クライアント端末1は、Inbox、新着メッセージからおすすめ・指定されるシーンを直接再生することもできる。
(4)引き当て(他人へのおすすめ)
フレンドへのおすすめシーン等について説明する。同一番組であっても、放送地域が異なると、チャンネル番号、放送開始時刻、放送終了時刻が異なる場合がある。そのため、ある地域のクライアント端末1が、別の地域のクライアント端末1(他人)からの情報(お勧めシーン情報、お勧め番組情報)を受け取っても、受け取った情報に基づき、目的のシーンを再生することができないケースが考えられる。
そこで、ある地域のクライアント端末1が、サーバを介して、別の地域のクライアント端末1へ、おすすめシーン情報又はおすすめ番組情報を送信する場合、サーバが、ある地域のクライアント端末1から受け取ったおすすめシーン情報又はおすすめ番組情報に含まれるチャンネルコード、放送開始時刻、放送終了時刻等を、別の地域向けに変換し、変換されたチャンネルコード、放送開始時刻、放送終了時刻等を含むおすすめシーン情報又はおすすめ番組情報を別の地域のクライアント端末1へ送信する。
各クライアント端末1が記憶するコンテンツには、一意にコンテンツIDが振られるため、コンテンツをコンテンツIDで管理する。ただし、コンテンツIDは、各クライアント端末1の記憶装置(HDD)の中でのみ固有なIDであり、他人には分からない。
チャンネルコード(全世界的に固有)と、放送時間帯とにより、コンテンツを一意に特定することができる。フレンド側のクライアント端末1は、サーバに対して、チャンネルコードと放送時間帯とを送信することができる。サーバは、チャンネルコードと放送時間帯から、コンテンツを一意に絞ることができる。また、フレンド側のクライアント端末1は、サーバに対して、番組のタイトル、番組の概要、放送時間帯とを送信することができる。サーバは、番組のタイトルと放送時間帯とにより、コンテンツを一意に特定することができる。
サーバが、コンテンツを一意に特定することができれば、サーバは、各クライアント端末1の録画ログ等から、各クライアント端末1に応じたコンテンツIDを導き出すことができる。
(5)モード選択
クライアント端末1が、ScenePlayを実行するに当って、どのような検索モード、どのような連続再生リスト作成モードとするかを決定する。
例えば、クライアント端末1は、サーバから送信された多数のシーン情報の中から、ホットワードを含むシーン情報を検索することができる。ユーザが、検索されたシーン情報を選択すると、クライアント端末1は、シーン情報に対応する、コンテンツのシーンを再生する。
ホットワードによるシーン又は番組検索は、メタデータ作成会社等が作成したタグ又はシーン情報(例えば、番組タイトル、登場人物等)から行う。
タグリストは、タグリスト自動作成ソフト、又はユーザにより作られる。
(6)シーン番組検索(UI含む)
クライアント端末1は、モード選択により決定されたモードに従って、シーン情報の検索結果を表示する。
・UI(図44参照)
左上:検索キーワード入力画面
左中、左下:過去に検索したキーワードの履歴
中央:検索結果(複数のシーン)
右上:フォーカスしているシーンのプレビュー
右中、右下:フォーカスしているシーンの詳細情報
クライアント端末1は、連続再生ボタンにより、検索結果の順番に連続して再生する。また、クライアント端末1は、検索結果のヒット順に基づきシーン情報を並べる。また、クライアント端末1は、同一番組のシーンは、できる限り連続して並べる。また、クライアント端末1は、検索結果(各シーン)ごとに、商品情報アイコン、店舗情報アイコンを表示する。
商品情報アイコンは、商品の情報がある場合に表示される。店舗情報アイコンは、商品を購入するための店舗の情報(URL)がある場合に表示される。
プレビューは、原則、フォーカスされているシーンのプレビューである。フォーカスされているシーンの再生が完了したら、次のシーンのプレビューへ移行する。即ち、プレビューも連続再生となる。
フォーカスのシーンと、プレビューのシーンとが異なるため、プレビュー再生位置(シーン)を表示するアイコンを付与する。
新たなシーンがフォーカスされた場合、プレビューもあわせて切り替えられる。
詳細情報は、番組タイトル、時間、詳細情報、気になるシーンに登録、フレンドにおすすめ、関連リンク(商品名)などである。詳細検索は、2つのキーワードを用いて、AND,OR,NOTの検索ができる。
(7)シーンの再生制御
ScenePlay、気になる!シーン、おすすめシーンにおいて、シーンを選択して再生するシーン再生制御について説明する。ここでは、シーン情報に基づくシーン再生制御について説明するが、タグ情報に基づくシーン再生制御と読み替えても良い。
・シーンの選択
上記説明したように、クライアント端末1は、サーバからの多数のシーン情報を受信し、これら多数のシーン情報を表示することができる(図44参照)。さらに、クライアント端末1は、各種条件(ホットワードなど)に基づき、受信したシーン情報から複数のシーン情報を抽出することができる。即ち、クライアント端末1は、モード選択(図43参照)に基づき、受信したシーン情報から複数のシーン情報を抽出することができる(図45、図46参照)。
例えば、クライアント端末1は、抽出された複数のシーン情報を気になる!シーンとして表示することができる(図45参照)。又は、クライアント端末1は、抽出された複数のシーン情報をおすすめシーンとして表示することができる(図46参照)。
ユーザが、抽出された複数のシーン情報の中から所望のシーン情報を選択すると、クライアント端末1は、選択されたシーン情報に対応するシーンの開始位置から再生を開始する。
例えば、ユーザが、所望のシーン情報を選択し、通常のシーン再生指示(第1の再生指示)を指示した場合、クライアント端末1は、選択されたシーン情報に対応する、所定コンテンツ中のシーンの開始位置から再生を開始し、そのシーンの終了位置まで再生が完了すると、再生を停止せずに、所定コンテンツのそのシーンの続きを再生する。これにより、所定コンテンツが最後まで再生される。なお、所定コンテンツが全て記録されていないような場合には、記録範囲の終了位置までの再生となる。
例えば、ユーザが、所望のシーン情報を選択し、シーン連続再生指示(第2の再生指示)を指示した場合、クライアント端末1は、選択されたシーン情報に対応する、所定コンテンツ中のシーンの開始位置から再生を開始し、そのシーンの終了位置まで再生が完了すると、再生を停止せずに、選択されたシーン情報の次のシーン情報が再生される(図47参照)。
図48を参照して、通常のシーン再生指示(第1の再生指示)とシーン連続再生指示(第2の再生指示)の一例について説明する。
クライアント端末1が、サーバから、シーン情報A−1、A−2、…、B−1、B−2、…、C−1、C−2、…、E−1、E−2、…、を受信しているケースを想定する。シーン情報A−1は、コンテンツAのシーン1を示す。クライアント端末1は、指定された条件に合致するシーン情報を抽出し、並び替える(図45、図46参照)。例えば、クライアント端末1は、シーン情報A−1、A−2、A−3、C−2、C−4、E−1を含む抽出シーンリストを表示する。
ユーザが、抽出シーンリスト中のシーン情報A−2を選択し、且つ通常のシーン再生指示(第1の再生指示)を指示した場合、クライアント端末1は、選択されたシーン情報A−2に対応する、コンテンツAのシーン2の開始位置から再生を開始し、そのシーン2の終了位置まで再生が完了すると、コンテンツAのシーン2の続き(シーン3、4、5)が再生される。このとき、クライアント端末1は、コンテンツA(シーン2)の映像を出力するとともに、コンテンツA(記録範囲)の再生開始位置から再生終了位置までを示し且つ現在再生位置を示すシークバー(ガイドバー)に対応する映像を出力する。
ユーザが、抽出シーンリスト中のシーン情報A−2を選択し、且つシーン連続再生指示(第1の再生指示)を指示した場合、クライアント端末1は、選択されたシーン情報A−2に対応する、コンテンツAのシーン2の開始位置から再生を開始し、そのシーン2の終了位置まで再生が完了すると、選択されたシーン情報A−2の次のシーン情報A−3を再生し、その次にシーン情報C−2を再生し、その次にシーン情報C−4を再生し、その次にシーン情報E−1を再生する。クライアント端末1は、シーン情報A−2に対応するシーンの再生中には、コンテンツA(シーン2)の映像を出力するとともに、コンテンツA(記録範囲)の再生開始位置から再生終了位置までを示し且つ現在再生位置を示すシークバー(ガイドバー)に対応する映像を出力する。また、クライアント端末1は、シーン情報C−2に対応するシーンの再生中には、コンテンツC(シーン2)の映像を出力するとともに、コンテンツC(記録範囲)の再生開始位置から再生終了位置までを示し且つ現在再生位置を示すシークバー(ガイドバー)に対応する映像を出力する。また、クライアント端末1は、シーン情報E−1に対応するシーンの再生中には、コンテンツE(シーン1)の映像を出力するとともに、コンテンツE(記録範囲)の再生開始位置から再生終了位置までを示し且つ現在再生位置を示すシークバー(ガイドバー)に対応する映像を出力する。
また、番組の一部しか記録していない場合に、クライアント端末1は、記録範囲の開始位置よりも前の時点を再生を指示するコマンドを受け付けた場合、クライアント端末1は、記録範囲の開始位置から再生を開始する。また、クライアント端末1は、記録範囲の終了位置よりも後の時点を再生を指示するコマンドを入力した場合、再生処理を行わない。
次に、同一番組中の複数のシーンの連続再生(第1の連続再生)と、異なる複数番組中の複数のシーンの連続再生(第2の連続再生)についてさらに説明する。
クライアント端末1は、第1の連続再生をシーク処理で対応するが(停止しない)、第2の連続再生については、第1のコンテンツの第1のシーンを再生し、第1のコンテンツの第1のシーンの再生を停止し、第2のコンテンツの第1のシーンを再生する。
また、クライアント端末1は、第1の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、順方向の早送り再生の指示に基づき、第1のコンテンツの範囲で順方向の早送り再生を実行する(現シーンの開始→終了→次シーンの開始→終了とすすむ)。
)。また、クライアント端末1は、第2の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、順方向の早送り再生の指示に基づき、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で順方向の早送り再生を実行する(現シーンの開始→終了→次シーンの開始→終了とすすむ)。
)。
また、クライアント端末1は、第1の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、逆方向の早送り再生の指示に基づき、第1のコンテンツの範囲で逆方向の早送り再生を実行する(現シーンの終了→開始→前シーンの終了→開始とすすむ)。また、クライアント端末1は、第2の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、逆方向の早送り再生の指示に基づき、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で逆方向の早送り再生を実行する(現シーンの終了→開始→前シーンの終了→開始とすすむ)。
また、クライアント端末1は、第1の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、順方向のスキップ再生の指示に基づき、第1のコンテンツの範囲で現在再生位置より順方向に所定時間離れたスキップ再生位置から再生を実行する、或いは、第1のコンテンツの範囲で、第1のシーンの次のシーンの開始位置から再生を実行する。また、クライアント端末1は、第2の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、順方向のスキップ再生の指示に基づき、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で現在再生位置より順方向に所定時間離れたスキップ再生位置から再生を実行する、或いは、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で、第1のシーンの次のシーンの開始位置から再生を実行する。
また、クライアント端末1は、第1の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、逆方向のスキップ再生の指示に基づき、第1のコンテンツの範囲で現在再生位置より逆方向に所定時間離れたスキップ再生位置から再生を実行する、或いは、第1のコンテンツの範囲で、第1のシーンの前のシーンの開始位置から再生を実行する。また、クライアント端末1は、第2の連続再生中(第1のコンテンツの第1のシーン再生中)における、逆方向のスキップ再生の指示に基づき、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で現在再生位置より逆方向に所定時間離れたスキップ再生位置から再生を実行する、或いは、第1のシーン〜第nのシーンの範囲で、第1のシーンの前のシーンの開始位置から再生を実行する。
なお、逆方向の早送り再生により、現在再生中のシーンの開始位置まで逆方向に再生が進んだ後、前のシーンへ移行せずに、再生を停止するようにしてもよい。
また、一部のシーン、一部の番組しか記録されていない場合(記録範囲が限られている場合)は、シーンの先頭、末尾、又は番組の先頭、末尾が区切りとなり、再生が制御される。
(8)おすすめシーンのカテゴリ
クライアント端末1が表示するおすすめシーンのカテゴリとして、例えば以下がある。
今日のいちおしシーン
人気シーン
みんなの気になるシーン
Twitter盛り上がりシーン
フレンドおすすめシーン
フレンドの気になるシーン
人気商品・店舗シーン
人気商品シーン
あなたへのおすすめシーン
シーン視聴率ランキング
ホットワード検索
なお、ホットワード検索は、おすすめキーワードによる検索である。
(9)気になる!シーンの表示
クライアント端末1は、ユーザの気になる!ボタンの押下に応じて、気になる!シーンをサーバへ登録・蓄積する。
クライアント端末1は、気になる!シーンを日付でソートして表示する。例えば、気になる!シーンの(サーバ上への)登録件数の上限は、5000件とする。例えば、クライアント端末1は、気になる!シーンを20件ずつ表示する。例えば、クライアント端末1は、サーバから気になる!シーン60件分の情報を受信し、日付でソートして降順又は昇順で20件分の情報を表示する。表示された20件分の前の20件、後の20件も受信済みであるため、スクロール操作に対応して瞬時に表示を更新することができる。なお、クライアント端末1は、登録された最大5000件の気になる!シーンを検索することもできる。また、クライアント端末1は、シーンを絞り込むこともできる。例えば、クライアント端末1は、シーン情報か否か、CMか否か、商品・店舗情報があるか否かの3つのチェックボックスを利用し、表示するシーン情報を絞り込むことができる。
(10)おすすめする範囲の限定
クライアント端末1は、シーンの検索結果、ランキング結果、フレンドからのおすすめ結果であるシーン情報に対応するシーンを再生することができる。つまり、クライアント端末1は、記録コンテンツに含まれるシーンに対応するシーン情報を受信する。これにより、クライアント端末1が表示するシーン情報であれば、ユーザは、どのシーン情報を選択しても、選択したシーン情報に対応するシーンを視聴することができる。
例えば、クライアント端末1は、全チャンネルを24時間記録する記録装置と接続され、記録装置により記録されたコンテンツのうちの所定のシーンを検索して再生することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。