JP2014053435A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1導電型のソース領域と第2導電型の不純物半導体層との間での不純物濃度の変化を急峻にすることで、大きなオン電流を得ることが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】一の実施形態によれば、半導体装置は、基板と、前記基板の表面に形成された、第1導電型のソース領域とを備える。さらに、前記装置は、前記ソース領域上に形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層とを備える。さらに、前記装置は、前記不純物半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備える。さらに、前記装置は、前記基板上に前記不純物半導体層と離隔されるように形成された、または前記基板上に前記不純物半導体層の一部として形成された、前記第2導電型のドレイン領域を備える。
【選択図】図1
【解決手段】一の実施形態によれば、半導体装置は、基板と、前記基板の表面に形成された、第1導電型のソース領域とを備える。さらに、前記装置は、前記ソース領域上に形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層とを備える。さらに、前記装置は、前記不純物半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備える。さらに、前記装置は、前記基板上に前記不純物半導体層と離隔されるように形成された、または前記基板上に前記不純物半導体層の一部として形成された、前記第2導電型のドレイン領域を備える。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
トンネル型FET(tFET)は、バンド間トンネル電流によりオン電流を得るトランジスタであり、従来型のFETよりもスウィングが小さいという利点がある。しかしながら、トンネル型FETのオン電流は従来型のFETに比べて小さいため、オン電流を増大させるための提案が多くなされている。例えば、第1導電型のソース領域の上面とゲート絶縁膜の下面との間に、ポケット領域と呼ばれる第2導電型の不純物半導体層を設ける構造が提案されている。この場合、ソース領域とポケット領域とのpn接合面での不純物濃度の変化が急峻であるほど、オン電流が大きくなる。しかしながら、トンネル型FETを形成する際、ソース領域とポケット領域を形成するためのイオン注入を行った後に活性化アニールを行うことで、これらの領域の不純物が拡散してしまうという問題がある。その結果、不純物濃度の変化の急峻性が失われて、十分なオン電流が得られなくなる。
Bowonder et al., "Low-Voltage Green Transistor Using Ultra Shallow Junction and Hetero-Tunneling", IWJT2008
第1導電型のソース領域と第2導電型の不純物半導体層との間での不純物濃度の変化を急峻にすることで、大きなオン電流を得ることが可能な半導体装置を提供する。
一の実施形態によれば、半導体装置は、基板と、前記基板の表面に形成された、第1導電型のソース領域とを備える。さらに、前記装置は、前記ソース領域上に形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層とを備える。さらに、前記装置は、前記不純物半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備える。さらに、前記装置は、前記基板上に前記不純物半導体層と離隔されるように形成された、または前記基板上に前記不純物半導体層の一部として形成された、前記第2導電型のドレイン領域を備える。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
以下の説明では、第1、第2導電型をそれぞれp導電型、n導電型としているが、これとは逆に、第1、第2導電型をそれぞれn導電型、p導電型としてもよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図1は、半導体装置を構成するトンネル型FETの断面を示している。図1のトンネル型FETは、nFETであるが、n導電型とp導電型とを入れ替えてpFETとしてもよい。
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図1は、半導体装置を構成するトンネル型FETの断面を示している。図1のトンネル型FETは、nFETであるが、n導電型とp導電型とを入れ替えてpFETとしてもよい。
図1の半導体装置は、基板1と、素子分離絶縁膜2と、ソース領域3と、ドレイン領域4と、トンネル絶縁膜11と、不純物半導体層12と、半導体層13と、ゲート絶縁膜14と、ゲート電極15と、側壁絶縁膜16と、コンタクトプラグ17と、層間絶縁膜18とを備えている。
基板1は例えば、シリコン基板等の半導体基板である。図1には、基板1の表面に平行で、互いに垂直なX方向およびY方向と、基板1の表面に垂直なZ方向が示されている。本実施形態の基板1は、n型基板である。
素子分離絶縁膜2は、基板1の表面に形成された素子分離溝に埋め込まれている。素子分離絶縁膜2は、例えばシリコン酸化膜である。本実施形態の素子分離絶縁膜2は、STI(Shallow Trench Isolation)絶縁膜に相当する。
ソース領域3は、基板1の表面に形成されている。本実施形態のソース領域3は、p+型領域である。
トンネル絶縁膜11は、ソース領域3上に形成されている。トンネル絶縁膜11は、例えばシリコン酸化膜である。本実施形態では、トンネル絶縁膜11の膜厚が、ソース領域3と不純物半導体層12との間のバンド間トンネリングを阻害しない膜厚に設定されており、例えば2nm以下に設定されている。本実施形態のトンネル絶縁膜11は、トンネル電流を通過させることが可能である。
不純物半導体層12は、トンネル絶縁膜11上に形成されており、トンネル絶縁膜11を介してソース領域3上に形成されている。本実施形態の不純物半導体層12は、ソース領域3とは逆導電型のn+型層であり、ソース領域3との間にバンド間トンネル電流が流れる「トンネル型FETのポケット領域」として機能する。不純物半導体層12は例えば、n型不純物を含有するシリコン層である。
半導体層13は、基板1上に、トンネル絶縁膜11および不純物半導体層12に隣接するように形成されている。具体的には、半導体層13は、トンネル絶縁膜11および不純物半導体層12のドレイン側に形成されている。本実施形態の半導体層13は、i型(イントリンシック)型のエピタキシャル半導体層である。半導体層13は、例えばシリコン層である。
ドレイン領域4は、半導体層13内に、不純物半導体層12と離隔されるように形成されている。本実施形態のドレイン領域4は、ソース領域3とは逆導電型のn+型領域である。本実施形態では、ドレイン領域4の下面が、ソース領域3の上面よりも高い位置に位置している。
ゲート絶縁膜14は、不純物半導体層12および半導体層13上に形成されている。ゲート絶縁膜14は、例えばシリコン酸化膜である。
ゲート電極15は、ゲート絶縁膜14上に形成されており、ゲート絶縁膜14を介して不純物半導体層12および半導体層13上に形成されている。ゲート電極15は、例えばポリシリコン層である。本実施形態のゲート電極15は、n+型層である。
側壁絶縁膜16は、ゲート電極15等の側面に形成されている。具体的には、ソース側の側壁絶縁膜16は、ゲート電極15および不純物半導体層12の側面に連続して形成されており、ドレイン側の側壁絶縁膜16は、ゲート電極15の側面に形成されている。側壁絶縁膜16は、例えばシリコン窒化膜である。
層間絶縁膜18は、基板1上に、トンネル型FETを覆うように形成されている。層間絶縁膜18は、例えばシリコン酸化膜である。
コンタクトプラグ17は、層間絶縁膜18内において、ソース領域3上、ドレイン領域4上、およびゲート電極15上に形成されている。コンタクトプラグ17のプラグ材は、例えばAl(アルミニウム)である。
(1)ソース領域3および不純物半導体層12内の不純物濃度分布
次に、図2を参照して、ソース領域3および不純物半導体層12内の不純物濃度分布について説明する。
次に、図2を参照して、ソース領域3および不純物半導体層12内の不純物濃度分布について説明する。
図2は、第1実施形態のソース領域3および不純物半導体層12内の不純物濃度分布について説明するためのグラフである。
図2(a)は、活性化アニールにより不純物が拡散する前の不純物濃度分布を示す。横軸は深さを示し、縦軸は不純物濃度を示している。図2(a)に示すように、p型不純物の濃度は、ソース領域3内では高濃度であり、トンネル絶縁膜11と不純物半導体層12内ではほぼ0である。一方、n型不純物の濃度は、不純物半導体層12内では高濃度であり、トンネル絶縁膜11とソース領域3内ではほぼ0である。このように、本実施形態のp型不純物とn型不純物の濃度はいずれも、ソース領域3と不純物半導体層12との間で急峻に変化している。
図2(b)は、活性化アニールにより不純物が拡散した後の不純物濃度分布を示す。本実施形態では、ソース領域3と不純物半導体層12との間にトンネル絶縁膜11が形成されているため、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物の拡散を、トンネル絶縁膜11により抑制することができる。
よって、図2(b)に示すように、不純物半導体層12内のn型不純物は、ソース領域3にはほとんど拡散しない。また、ソース領域3内のp型不純物は、ソース領域3の下方には拡散するものの、不純物半導体層12にはほとんど拡散しない。このように、本実施形態によれば、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物の拡散を抑制することができ、これにより、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物濃度の変化の急峻性を維持することができる。その結果、本実施形態によれば、大きなオン電流を得ることができる。
(2)ソース領域3、トンネル絶縁膜11、および不純物半導体層12の詳細
次に、再び図1を参照して、ソース領域3、トンネル絶縁膜11、および不純物半導体層12について詳細に説明する。
次に、再び図1を参照して、ソース領域3、トンネル絶縁膜11、および不純物半導体層12について詳細に説明する。
不純物半導体層12は、後述するように、n+型アモルファスシリコン層を結晶化して形成することが望ましいが、代わりに、n+型ポリシリコン層としてもよい。
不純物半導体層12をn+型ポリシリコン層とする場合、不純物半導体層12は通常、欠陥を含むこととなる。しかしながら、不純物半導体層12内のn型不純物を高濃度とすれば、不純物半導体層12の下面近傍には空乏層がほとんど発生せず、バンド間トンネリングはほとんど、不純物半導体層12の下面近傍とソース領域3の上面近傍との間で発生する。よって、本実施形態によれば、不純物半導体層12をn+型ポリシリコン層とする場合において、不純物半導体層12内のn型不純物を高濃度とすることで、不純物半導体層12中の欠陥がトンネル電流に与える悪影響を低減することができる。
なお、不純物半導体層12をポリシリコン層とすることには、後述するように、不純物半導体層12をアモルファスシリコン層から形成する場合に比べて、工程数を削減できるという利点がある。
また、本実施形態では、不純物半導体層12がトンネル絶縁膜11とゲート絶縁膜14との間に挟まれているため、不純物半導体層12内のn型不純物は、上方にも下方にもほとんど拡散しない。そのため、本実施形態では、不純物半導体層12内のn型不純物を高濃度にすることは比較的容易である。よって、本実施形態によれば、不純物半導体層12をn+型ポリシリコン層とする場合において、n型不純物の濃度が高く、欠陥がトンネル電流に与える悪影響が小さい不純物半導体層12を容易に形成することができる。
また、不純物半導体層12は、シリコン層以外の半導体層でもよい。トンネル型FETがnFETの場合には、シリコン層の伝導帯より低い伝導帯を有する半導体層、例えば、InXGa1-XAs層(ただし0<X<1)を用いることで、トンネル電流をより流しやすくすることが可能となる。また、トンネル型FETがpFETの場合には、シリコン層の価電子帯より高い価電子帯を有する半導体層、例えば、ゲルマニウム層を用いることで、トンネル電流をより流しやすくすることが可能となる。
同様に、ソース領域3は、本実施形態ではシリコン層(シリコン基板)内に形成されているが、代わりに、シリコン層以外の半導体層内に形成してもよい。
また、トンネル絶縁膜11は、窒素を含有する絶縁膜としてもよい。このようなトンネル絶縁膜11の例としては、第1のシリコン酸化膜(SiO2膜)と、シリコン窒化膜(Si3N4膜)と、第2のシリコン酸化膜(SiO2膜)とを順に含むONO積層膜などが挙げられる。トンネル絶縁膜11中に窒素を含有させることで、例えば、トンネル絶縁膜11による不純物の拡散抑制効果を向上させることが可能となる。
また、トンネル絶縁膜11は、シリコン酸化膜やONO積層膜以外の絶縁膜でもよい。トンネル絶縁膜11は例えば、ソース領域3や不純物半導体層12のバンドギャップよりも広いバンドギャップを有し、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物の拡散を抑制可能な、シリコン酸化膜やONO積層膜以外の絶縁膜としてもよい。
(3)第1実施形態の効果
最後に、第1実施形態の効果について説明する。
最後に、第1実施形態の効果について説明する。
以上のように、本実施形態では、第1導電型のソース領域3と第2導電型の不純物半導体層12との間に、トンネル絶縁膜11を形成する。よって、本実施形態によれば、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物拡散を抑制し、不純物濃度の変化の急峻性を維持することで、大きなオン電流を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、不純物半導体層12をトンネル絶縁膜11上に形成することで、不純物半導体層12の膜質が向上する製造条件を選択することが可能となり、製造条件の自由度を高めることが可能となる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。
図3は、第2実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。
第1実施形態のドレイン領域4は、基板1上に不純物半導体層12と離隔されるように形成されているのに対し、第2実施形態のドレイン領域4は、基板1上に不純物半導体層12の一部として形成されている。よって、第2実施形態では、不純物半導体層12のソース領域3とゲート電極15との間に挟まれた領域が、ポケット領域として機能するだけでなく、不純物半導体層12のそれ以外の領域がドレイン領域4としても機能する。
また、本実施形態では、トンネル絶縁膜11が、ソース領域3とドレイン領域4との間に介在している。具体的には、本実施形態では、ソース領域3とトンネル絶縁膜11が、ドレイン領域4の下方の領域まで拡がっており、ドレイン領域4が、ソース領域3上にトンネル絶縁膜11を介して形成されている。
このように、本実施形態では、ソース領域3とドレイン領域4との間に、トンネル絶縁膜11が介在している。よって、本実施形態によれば、ソース領域3とドレイン領域4との間に、ポケット領域を介さずに順方向電流が流れることを難しくすることができる。すなわち、本実施形態によれば、ソース領域3とドレイン領域4との間のリーク電流を低減することができる。
よって、本実施形態によれば、リーク電流を低減しつつ、ソース領域3とドレイン領域4との間の距離を小さくすることが可能となる。その結果、本実施形態によれば、トンネル電流が発生する、ソース領域3とポケット領域との対向面の面積を大きくとることが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1実施形態に比べ、上記対向面の面積が不純物半導体層12へのイオン注入時のパターニングによってばらつくことを低減することができる。
また、本実施形態によれば、不純物半導体層12とドレイン領域4を別々に形成する必要や、基板1上に半導体層13(図1参照)を形成する必要がなくなるため、半導体装置をより容易に製造できるようになる。
(1)第2実施形態の半導体装置の製造方法
次に、図4〜図6を参照して、第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
次に、図4〜図6を参照して、第2実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図4〜図6は、第2実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図である。
まず、基板1を用意し、次に、基板1の表面にソース領域3を形成するためのイオン注入を行う(図4(a))。このイオン注入では、例えばB(ボロン)が注入される。
次に、基板1の全面に、膜厚2nm以下のトンネル絶縁膜11を堆積する(図4(a))。次に、リソグラフィとエッチングにより、レジスト膜をマスクとして、トンネル絶縁膜11の一部に不図示の開口部を形成する。次に、レジスト膜を剥離する。
次に、基板1の全面に、不純物半導体層12を形成するためのアモルファスシリコン層を堆積する(図4(a))。次に、このアモルファスシリコン層内にn型不純物を注入するための低エネルギーイオン注入を行う。この際に注入されるn型不純物は、例えばP(リン)またはAs(ヒ素)である。次に、基板1をアニールする。その結果、基板1の結晶を元にアモルファスシリコン層が結晶化される。
次に、図4(b)に示すように、基板1の表面に素子分離絶縁膜2を形成する。素子分離絶縁膜2は例えば、次のように形成される。まず、不純物半導体層12とトンネル絶縁膜11を貫通する素子分離溝を、基板1の表面に形成する。次に、素子分離溝内にシリコン酸化膜が埋め込まれるように、基板1の全面にシリコン酸化膜を堆積する。次に、シリコン酸化膜の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)により平坦化し、素子分離溝外のシリコン酸化膜を除去する。こうして、素子分離絶縁膜2が形成される。
次に、図4(c)に示すように、不純物半導体層12上に、ゲート絶縁膜14を介してゲート電極15を形成する。ゲート絶縁膜14とゲート電極15は例えば、次のように形成される。まず、基板1の全面に、ゲート絶縁膜14を形成するための絶縁材と、ゲート電極15を形成するための電極材を順に堆積する。次に、レジスト膜をマスクとして、電極材をエッチングする。こうして、ゲート絶縁膜14とゲート電極15が形成される。
次に、基板1の全面に、マスク層21を形成する(図5(a))。次に、リソグラフィとエッチングにより、マスク層21に開口部を形成する(図5(a))。この開口部は、ソース領域3用のコンタクトプラグの形成予定領域上に形成される。
次に、図5(b)に示すように、マスク層21をマスクとして、開口部の下のゲート絶縁膜14と不純物半導体層12をエッチングする。符号22は、このエッチングにより形成された溝を示す。その後、マスク層21は剥離される。
次に、図5(c)に示すように、ゲート電極15等の側面に、側壁絶縁膜16を形成する。側壁絶縁膜16は例えば、基板1の全面にシリコン窒化膜を堆積し、このシリコン窒化膜をエッチングすることで形成される。
次に、基板1の全面に、層間絶縁膜18とマスク層23を順に堆積する(図6(a))。次に、リソグラフィとエッチングにより、マスク層23に開口部を形成する(図6(a))。この開口部は、ソース領域3、ドレイン領域4、ゲート電極15用のコンタクトプラグの形成予定領域上に形成される。
次に、図6(b)に示すように、マスク層23をマスクとして、開口部の下の層間絶縁膜18、ゲート絶縁膜14、およびトンネル絶縁膜11をエッチングする。符号24は、このエッチングにより形成されたコンタクトホールを示す。その後、マスク層23は剥離される。
次に、図6(c)に示すように、コンタクトホール24内にコンタクトプラグ17を形成する。コンタクトプラグ17は例えば、基板1の全面にプラグ材を堆積し、このプラグ材の表面をCMPにより平坦化することで形成される。
その後、本実施形態では、基板1上に種々の層間絶縁膜、ビアプラグ、配線層などが形成される。こうして、図3の半導体装置が製造される。
なお、本実施形態の不純物半導体層12は、アモルファスシリコン層を結晶化して形成する代わりに、ポリシリコン層としてもよい。この場合、不純物半導体層12は、図4(a)の工程でポリシリコン層を堆積することで形成可能であり、図4(a)の工程でトンネル絶縁膜11の一部に開口部を形成することは不要となる。その結果、図4(a)の工程における工程数を削減することが可能となる。
また、本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1実施形態にも適用可能である。この場合には例えば、図4(a)の工程と図4(c)の工程との間の時点で、不純物半導体層12とトンネル絶縁膜11を貫通する溝を形成し、溝の内部に半導体層13を形成し、半導体層13内にドレイン領域4を形成するためのイオン注入を行う。また、ソース領域3を形成するためのイオン注入では、注入範囲を、図3のソース領域3を形成するための広い範囲から、図1のソース領域3を形成するための狭い範囲に変更する。
(2)第2実施形態の効果
最後に、第2実施形態の効果について説明する。
最後に、第2実施形態の効果について説明する。
以上のように、本実施形態では、ソース領域3とドレイン領域4との間にトンネル絶縁膜11を介在させる。よって、本実施形態によれば、ソース領域3と不純物半導体層12との間での不純物拡散を抑制するためのトンネル絶縁膜11により、ソース領域3とドレイン領域4との間のリーク電流を低減することが可能となる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。
図7は、第3実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。
本実施形態のドレイン領域4は、第1実施形態のドレイン領域4と同様に、不純物半導体層12と離隔されている。ただし、本実施形態では、n+型の不純物半導体層12に隣接する位置に、n−型の半導体領域19が形成されている。そして、i型(イントリンシック)型の半導体層13は、半導体領域19上に形成されており、ドレイン領域4は、この半導体層13の表面に形成されている。その結果、本実施形態では、ドレイン領域4の下面の高さが、不純物半導体層12の上面の高さよりも高くなっている。
また、本実施形態では、ソース領域3と不純物半導体層12が、ゲート電極15の下方の領域全体に拡がっているが、ドレイン領域4の下方の領域までは拡がっていない。よって、本実施形態では、ソース領域3と不純物半導体層12との対向面の面積が、第2実施形態よりは狭いものの、第1実施形態よりは広くなっている。なお、本実施形態のトンネル絶縁膜11は、ドレイン領域4の下方の領域まで拡がっているが、ソース領域3や不純物半導体層12と同様に、ドレイン領域4の下方の領域までは拡がっていなくてもよい。
以上のように、本実施形態のドレイン領域4は、不純物半導体層12に隣接する位置ではなく、この位置よりも高い地点に配置されている。よって、本実施形態によれば、ソース領域3とドレイン領域4との間の距離を長くし、これらの領域3、4間のリーク電流を低減することができる。
なお、本実施形態の不純物半導体層12と半導体領域19は例えば、図4(a)の工程にて、アモルファスシリコン層内にn+型層とn−型層とを形成するイオン注入を行うことで形成可能である。その結果、前者がn+型の不純物半導体層12となり、後者がn−型の半導体領域19となる。
また、本実施形態の半導体層13とドレイン領域4は例えば、図6(b)の工程と図6(c)の工程との間に、コンタクトホール24内に露出した半導体領域19上に半導体層13を形成し、この半導体層13の表面にドレイン領域4を形成することで形成可能である。
なお、本実施形態では、ソース領域3と不純物半導体層12の少なくともいずれか一方が、ドレイン領域4の下方の領域まで拡がっていてもよい。この場合にも、ソース領域3とドレイン領域4との間のリーク電流の低減という効果は得ることができる。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図8(b)は、図8(a)に示すI−I’線に沿った断面を示している。
図8は、第4実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図8(b)は、図8(a)に示すI−I’線に沿った断面を示している。
本実施形態の半導体装置は、縦型構造のトンネル型FETを備えている。本実施形態の説明では、ソース領域3、ドレイン領域4をそれぞれ、ソース層3、ドレイン層4と表記することにする。
本実施形態では、図8に示すように、基板1上にソース層3が形成されており、ソース層3の側面に、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、およびゲート電極15が順に形成されている。また、トンネル絶縁膜11とゲート絶縁膜14は、L字形の断面形状を有しており、ソース層3は、基板1上にトンネル絶縁膜11を介して形成され、ゲート電極15は、基板1上にゲート絶縁膜14を介して形成されている。
また、ドレイン層4は、基板1の表面に、不純物半導体層12と離隔されるように形成されている。本実施形態では、ソース層3が基板1の上方に形成され、ドレイン層4が基板1内に形成されているため、ドレイン層4の上面の高さは、ソース層3の下面の高さよりも低くなっている。
本実施形態の半導体装置はさらに、ソース層3上に形成された絶縁膜31と、不純物半導体層12上に形成された絶縁膜32と、ゲート電極15の側面に形成された絶縁膜33とを備えている。絶縁膜31〜33は、例えばシリコン酸化膜である。絶縁膜31〜33の詳細については、後述する。
前述のように、第1〜第3実施形態では、ソース領域3の上面に、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極15が順に形成されている。これに対し、本実施形態では、ソース層3の側面に、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極15が順に形成されている。
よって、本実施形態によれば、ソース層3、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、およびゲート電極15のサイズを垂直方向(Z方向)に大きくすることで、各トンネル型FETの基板占有面積を増やさずに、オン電流を増大させることができる。
本実施形態では、ソース層3に0Vを印加し、ドレイン層4とゲート電極15に正の電圧(例えば1V)を印加すると、ソース層3からトンネル絶縁膜11を介して不純物半導体層12にトンネル電流が流れ、このトンネル電流が基板1を介してドレイン層4へと流れる。
なお、図8(b)は、1つのトンネル型FETが層間絶縁膜18に囲まれている様子を示している。このように、本実施形態のトンネル型FETは、1つずつ層間絶縁膜18に囲まれており、基板1上に周期的に配置されている。
(1)第4実施形態の半導体装置の製造方法
次に、図9〜図19を参照して、第4実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
次に、図9〜図19を参照して、第4実施形態の半導体装置の製造方法を説明する。
図9〜図19は、第4実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図である。
まず、基板1を用意し、次に、不図示のマスク層を利用したエッチングにより、基板1の表面に溝41を形成する(図9)。
次に、基板1の全面にトンネル絶縁膜11を堆積する。その結果、溝41の側面および底面に、トンネル絶縁膜11が形成される(図9)。
次に、基板1の全面に、ソース層3を形成するための半導体層(例えばp+型ポリシリコン層)を堆積し、この半導体層の表面をCMPにより平坦化する。その結果、溝41の内部に、トンネル絶縁膜11を介してソース層3が形成される(図9)。
次に、図10に示すように、ソース層3の表面に絶縁膜31を形成する。絶縁膜31は例えば、次のように形成される。まず、酸化により、基板1とソース層3の表面に絶縁膜31を形成する。この際、酸化速度の違いにより、ソース層3上の絶縁膜31は、基板1上の絶縁膜31よりも厚くなる。次に、ソース層3上の絶縁膜31のみが残るように、絶縁膜31の表面をCMPにより平坦化する。こうして、図10に示す絶縁膜31が形成される。
次に、図11に示すように、基板1の表面を浅くエッチングする。その結果、基板1の表面に溝42が形成される。次に、図12に示すように、基板1の全面に絶縁膜32を堆積する。次に、図13に示すように、絶縁膜32をエッチングして、トンネル絶縁膜11の側面に絶縁膜32を残す。次に、図14に示すように、トンネル絶縁膜11、絶縁膜31、および絶縁膜32をマスクとして、基板1の表面をエッチングする。その結果、基板1の表面に溝43が形成される。さらには、図14に示すように、トンネル絶縁膜11と溝43との間に、基板1の一部が、基板1上に突き出た突出部分として残ることとなる。
次に、図15に示すように、基板1上の突出部分へのイオン注入を行う。このイオン注入では、例えばP(リン)またはAs(ヒ素)が注入される。その後、基板1のアニールを経ることで、基板1上の突出部分内に不純物半導体層12が形成される(図15)。
次に、図16に示すように、基板1の全面に、ゲート絶縁膜14を形成するための絶縁材を堆積する。
次に、図17に示すように、不純物半導体層12の側面に、ゲート絶縁膜14を介してゲート電極15と絶縁膜33を順に形成する。ゲート電極15と絶縁膜33は例えば、次にように形成される。まず、基板1の全面に、ゲート電極15を形成するための電極材を堆積した後、この電極材をエッチングする。次に、基板1の全面に絶縁膜33を堆積した後、この絶縁膜33をエッチングする。こうして、図17に示すゲート電極15と絶縁膜33が形成される。
次に、ドレイン層4の形成予定領域上に形成されたゲート絶縁膜14を除去する(図18)。次に、ドレイン層4の形成予定領域の基板1内へのイオン注入を行う。このイオン注入では、例えばP(リン)が注入される。その後、基板1のアニールを経ることで、基板1の表面にドレイン層4が形成される(図18)。
次に、基板1の表面に素子分離溝44を形成する(図19)。次に、基板1の全面に層間絶縁膜18を堆積する(図19)。次に、層間絶縁膜18内において、ソース層3上、ドレイン層4上、およびゲート電極15上に、コンタクトプラグ17を形成する(図19)。
その後、本実施形態では、基板1上に種々の層間絶縁膜、ビアプラグ、配線層などが形成される。こうして、図8の半導体装置が製造される。
(2)第4実施形態の効果
最後に、第4実施形態の効果について説明する。
最後に、第4実施形態の効果について説明する。
以上のように、本実施形態では、第1導電型のソース層3と第2導電型の不純物半導体層12との間に、トンネル絶縁膜11を形成する。よって、本実施形態によれば、第1〜第3実施形態と同様に、ソース層3と不純物半導体層12との間での不純物拡散を抑制し、不純物濃度の変化の急峻性を維持することで、大きなオン電流を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、ソース層3の側面に、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、およびゲート電極15を順に形成する。よって、本実施形態によれば、ソース層3、トンネル絶縁膜11、不純物半導体層12、ゲート絶縁膜14、およびゲート電極15のサイズを垂直方向に大きくすることで、各トンネル型FETの基板占有面積を増やさずに、オン電流を増大させることが可能となる。
以上、第1から第4実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施することができる。また、これらの実施形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことにより、様々な変形例を得ることもできる。これらの形態や変形例は、発明の範囲や要旨に含まれており、特許請求の範囲及びこれに均等な範囲には、これらの形態や変形例が含まれる。
1:基板、2:素子分離絶縁膜、
3:ソース領域(ソース層)、4:ドレイン領域(ドレイン層)、
11:トンネル絶縁膜、12:不純物半導体層、13:半導体層、
14:ゲート絶縁膜、15:ゲート電極、16:側壁絶縁膜、
17:コンタクトプラグ、18:層間絶縁膜、19:半導体領域、
21:マスク層、22:溝、23:マスク層、24:コンタクトホール、
31〜33:絶縁膜、41〜43:溝、44:素子分離溝
3:ソース領域(ソース層)、4:ドレイン領域(ドレイン層)、
11:トンネル絶縁膜、12:不純物半導体層、13:半導体層、
14:ゲート絶縁膜、15:ゲート電極、16:側壁絶縁膜、
17:コンタクトプラグ、18:層間絶縁膜、19:半導体領域、
21:マスク層、22:溝、23:マスク層、24:コンタクトホール、
31〜33:絶縁膜、41〜43:溝、44:素子分離溝
Claims (9)
- 基板と、
前記基板の表面に形成された、第1導電型のソース領域と、
前記ソース領域上に形成され、2nm以下の膜厚を有し、窒素を含有するトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層と、
前記不純物半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
前記基板上に前記不純物半導体層と離隔されるように形成された、または前記基板上に前記不純物半導体層の一部として形成された、前記第2導電型のドレイン領域とを備え、
前記トンネル絶縁膜は、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に介在している、
半導体装置。 - 基板と、
前記基板の表面に形成された、第1導電型のソース領域と、
前記ソース領域上に形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に形成された、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層と、
前記不純物半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
前記基板上に前記不純物半導体層と離隔されるように形成された、または前記基板上に前記不純物半導体層の一部として形成された、前記第2導電型のドレイン領域と、
を備える半導体装置。 - 前記トンネル絶縁膜は、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に介在している、請求項2に記載の半導体装置。
- 前記ソース領域と前記トンネル絶縁膜は、前記ドレイン領域の下方の領域まで拡がっており、
前記ドレイン領域は、前記ソース領域上に前記トンネル絶縁膜を介して形成されている、
請求項3に記載の半導体装置。 - 前記ドレイン領域は、前記不純物半導体層と離隔されており、
前記ドレイン領域の下面の高さは、前記不純物半導体層の上面の高さよりも高い、
請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記トンネル絶縁膜の膜厚は、2nm以下である、請求項2から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記トンネル絶縁膜は、窒素を含有している、請求項2から6のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 基板と、
前記基板上に形成された、第1導電型のソース層と、
前記ソース層の側面に順に形成されたトンネル絶縁膜、前記第1導電型と異なる第2導電型の不純物半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極と、
前記基板の表面に形成された、前記第2導電型のドレイン層と、
を備える半導体装置。 - 前記ソース層は、前記基板上に前記トンネル絶縁膜を介して形成されており、
前記ゲート電極は、前記基板上に前記ゲート絶縁膜を介して形成されている、
請求項8に記載の半導体装置。
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