JP2014052012A - 中空管係止具 - Google Patents

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圭市 平野
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Abstract

【課題】中空管を着脱可能に固定する係止具であって、簡単な操作で中空管の着脱が行え、かつ、中空管内腔が狭窄する危険性を低減した係止具を提供する。
【解決手段】中空管を嵌装することが可能な嵌装溝を有する基部と、中空管を嵌装溝の凹設してある側面において閉蓋して、中空管を自身と基部との間に挟持する蓋部とを備えてなる中空管係止具。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動合成装置、自動分析装置等の機器において、流体の輸送に用いられる中空管であるチューブを固定する係止具に関する。
放射性医薬品の製造は、作業者の放射線被曝を防止しながら、異物の混入を防ぎかつ短期間で行う必要があるので、通常、自動合成装置を用いて行われている。かかる自動合成装置では、薬剤や溶媒などの液体や気体を反応器へ輸送するため、中空管であるチューブが汎用されている。例えば特許文献1では、合成ユニット内で、一次標識原料分離精製部と反応器との接続等、各機器や装置間の配管材料に、ガラス製、ステンレス製、ポリエーテルエーテルケトン製またはポリテトラフルオロエチレン製の各種チューブを好適に用いることができるようにした構成が開示されている。
該自動合成装置においては、合成反応の各段階において、反応器への液体や気体の注入や反応器からの反応液の抽出を容易にするため、反応器に接続している単数ないし複数のチューブの位置を調整する必要が生じる。このため、チューブを把持した状態で、反応器またはチューブを可動させ、反応器内にチューブを適切な位置に調整する方法が一般に用いられている。通常反応器はゴム栓などの蓋で密封されているため、これらチューブは蓋に穿入され、反応器内の適切な位置に固定される。
従来、チューブを固定する係止具としては、例えば、特許文献2が示すように、複数のチューブを、結束バンドにて固定する方法が開示されている。この場合、これらの複数のチューブの経路を変更させるには、結束バンドを緩めたり締めたりして各チューブの固定位置を調整するといった方法が取られる。また、例えば特許文献3のように、並設するワイヤハーネスを支持索としたクランプ型の係止具を用いたチューブホルダーを用い、チューブを適切な位置に固定する方法が開示されている。
特開2006−056792 特開2008−024924 特開2001−173843
しかし、これらの係止具によるチューブの固定は、バンド型あるいはクランプ型などの係止具の圧接で生じる摩擦力によるものであり、チューブを十分に固定するためには高い圧力を加える必要がある。このため、チューブを強く固定する場合には、固定部位においてチューブの内腔が潰れた状態になり、内腔を通過する液体または気体の流量が低下したり、あるいは填塞する恐れがあった。
また、チューブの固定が十分でないと、ゴム栓などの反応器の蓋に穿入したチューブを移動する際、蓋とチューブとの間に生じた摩擦力により、チューブの固定位置がずれる恐れがあった。
本発明は、中空管であるチューブを固定する係止具であって、簡単な操作でチューブの着脱が行え、かつチューブ内腔を押しつぶすことなく固定することが可能な係止具を提供することを目的とする。
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、係止具の構成を工夫することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、基部と、該基部に開閉可能に蝶着された蓋部とにより構成された、中空管を係止するための係止具であって、前記基部と前記蓋部には、閉じた状態において互いに合わさるように形成された平面部をそれぞれ有し、前記基部に設けられた前記平面部には、該平面部に沿って、該平面部の下端から該下端以外の端部まで連続して設けられた、前記中空管を嵌装するための嵌装溝を少なくとも一つ有し、前記嵌装溝には、前記中空管を屈曲させた状態で嵌装するための屈曲部が少なくとも二か所設けられていることを特徴とする、中空管係止具を提供する。
本発明の一実施形態によれば、本発明の係止具は、前記嵌装溝に、その屈曲部の中心線の曲率半径が、中空管の中心軸最小曲げ半径よりも大きいことを特徴とする、係止具を提供する。
本発明によれば、中空管係止具において、チューブの嵌装溝に複数の屈曲部を設け、嵌装溝の形態に沿ってチューブを嵌装できるようにしたので、チューブが嵌装溝内で曲線状に配置されることで、各屈曲部においてチューブ外面と嵌装溝の内壁との間に摩擦力が生じ、その摩擦力の総和によって固定の際にチューブを嵌装溝に固定するための十分な合力が生じるため、係止具を用いて固定する際にチューブに過度の圧力を加える必要がなくなり、チューブの内腔がつぶれる危険性が低減する。また、蓋部の開閉だけの簡単な操作で、チューブを自由に着脱することができる。
本発明の中空管係止具の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の中空管係止具の一実施形態を、中空管を嵌装した状態で示す概略斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の中空管係止具の実施形態について説明するが、本発明は当該実施形態のみに限定されるものではない。
図1および図2は、本発明の中空管係止具の一実施形態を示す斜視図であり、図1は本発明に係る係止具の全体図を示す。図2では、図1で示された係止具1の嵌装溝14に、中空管2が嵌装された状態を示している。図1に示すように、基部10と蓋部11とは蝶番16にて蝶着され、蓋部11は基部10に対し開閉でき、閉蓋した際に基部10の平面部12と蓋部11の平面部13とが着接する。符号14で示されるのは基部10に凹設された嵌装溝であり、本図では開口部15aおよび15bが、それぞれ平面部12の下端および上端に開口し、符号14aおよび14bで示される屈曲部が2か所設けられている。また基部10と蓋部11には、それぞれ雌ネジ部17と、雄ネジ部18とを備えている。この雌ネジ部17と雄ネジ部18とは、基部10と蓋部11とを閉じた状態においてちょうど合わさる位置に形成されている。そして、嵌装溝14に中空管2を嵌装した状態で蓋部11を基部10に対して閉じ、雌ネジ部17と雄ネジ部18とを用いて螺合することにより、蓋部11を基部10とを用いて中空管2を固定することができる。なお、基部10と蓋部11とを閉じた状態に固定する方法は、本実施の形態に示すネジ機構による方法に限らず、公知の固定方法を用いることができ、たとえば図1および図2に示すような雌ネジ部17と雄ネジ部18の連結構造の他、蓋部11が基部10にスナップ式に嵌合する形状に形成されたものであってもよい。
嵌装溝14に設けられた屈曲部14aおよび14bの中心線の曲率半径は、嵌装される中空管2を当該屈曲部において曲げた状態で嵌装できるような形状に保持できる曲率半径であればよいが、当該屈曲部において中空管2の内腔がつぶれてしまったり、中空管にダメージを与えない程度の曲率半径であることが必要である。好ましい様態において、当該屈曲部における嵌装溝の中心線の曲率半径は、嵌装する中空管2の中心軸最小曲げ半径よりも大きい半径とする。開口部15aおよび15bにおいて、例えば中空管2を本発明に係る保持具に固定した状態で、バイアルのゴム栓などの蓋に穿入する場合には、平面部12の下端に設けられた開口部15aは下端に対し垂直に開口する必要があるが、開口部15bは平面部12の下端以外の他端に設けられてもよく、また開口部15bの開口角度は開口部15aと異なり垂直に限定されない。嵌装溝14の断面の形状は、U字、V字、平底など、中空管2を嵌装するのに十分な、均一の幅と深さを実質的に有するものであれば特に限定されない。また嵌装溝14の大きさは、中空管2を嵌装するのに十分な均一の幅と深さを実質的に有するものであればよく、例えば、中空管2の横断面が円形の場合には、その直径よりもわずかに大きな寸法であればよい。
なお、前記本発明の説明においては、中空管2の嵌装溝14を設けた側を基部10と説明したが、中空管2の嵌装溝14を蓋部11に形成してもよい。嵌装溝14は側面12に凹設できるのであれば数に制限はなく、2本以上備えられていてもよい。また基部10と蓋部11とにそれぞれ嵌装溝14を凹設し、複数の中空管2を挟持するようにしてもよい。
中空管2は、液体や気体の輸送に通常用いられる、嵌装溝14に嵌装できる可撓性を有するチューブであればよく、ステンレスなど金属製のものや、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリテトラフルオロエチレンやポリエーテルエーテルケトンなど樹脂製のものを用いることができ、好ましくはポリエチルエーテルエーテルケトン樹脂を用いることができる。
かくして、本発明の中空管係止具は、次のようにして使用することができる。まず図2に示すように、中空管2を嵌装溝14に沿って基部10に嵌装した後、蓋部11を閉じて狭持し、雌ネジ部17と雄ネジ部18を用い螺合して、蓋部11を基部10に固定する。この時、図2に示すように、中空管2は嵌装溝14の屈曲部14aと14bにおいて、嵌装溝14の内壁に接触し、該接触面で摩擦力が発生する。生じた摩擦力の総和によって中空管2を嵌装溝14に固定するための十分な合力が生じるため、中空管2の位置がずれることなく固定される。嵌装溝14の屈曲部の中心線の曲率半径は中空管2の最小曲げ半径よりも大きくすれば、中空管2を嵌装溝14に曲線状に嵌合しても、その内腔がつぶれる危険性もなくなる。
本発明に係る係止具から中空管2を取り外す際には、蓋部11を開蓋して図1に示す位置にまで回転させた後、中空管2を前方に移動させて嵌装溝14から取り外せばよい。
本発明の中空管係止具においては、基部10及び蓋部11のいずれも金属、プラスチック、樹脂、ゴム等の適用な材料で作成することができる。なお、本発明の中空体係止具は図及び上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者であればその各要素を均等物に置き換えることで上記以外の種々の変形を行うことが可能であることは言うまでもない。
本発明の中空体係止具は、放射性医薬品をはじめその他各種の化合物の合成に用いられる自動合成装置や自動分析装置等の機器等で広く利用できる。
1 中空管係止具
10 基部
11 蓋部
12 基部平面部
13 蓋部平面部
14 嵌装溝
14a、14b 嵌装溝屈曲部
15a、15b 嵌装溝開口部
16 蝶番
17 雌ネジ部
18 雄ネジ部
2 中空管

Claims (2)

  1. 基部と、該基部に開閉可能に蝶着された蓋部とにより構成された、中空管を係止するための係止具であって、
    前記基部と前記蓋部には、閉じた状態において互いに合わさるように形成された平面部をそれぞれ有し、
    前記基部と前記蓋部には、閉じた状態を保持する機構を有し、
    前記基部に設けられた前記平面部には、該平面部に沿って、該平面部の下端から該下端以外の端部まで連続して設けられた、前記中空管を嵌装するための嵌装溝を少なくとも一つ有し、
    前記嵌装溝には、前記中空管を屈曲させた状態で嵌装するための屈曲部が少なくとも二か所設けられていることを特徴とする、係止具
  2. 前記嵌装溝は、その屈曲部の中心線の曲率半径が、中空管の中心軸最小曲げ半径よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の係止具。
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