JP2014051623A - モールド成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境にやさしく、再利用が可能なモールド成形体を提供する。
【解決手段】モールド成形体1は電子部品2と、ケナフを含有するポリ乳酸を主成分とした生分解性樹脂を含む材料からなり、前記電子部品2を封止するモールド材4とを備えて構成される。これにより、電子部品2を封止するモールド材4として耐熱性に優れて実用性に富む。また、モールド材4が生分解性樹脂により形成されている為、モールド成形体1を廃棄する際にも環境に優しい。また、モールド材4のみを分解し、簡単に電子部品2のみを再利用できる。
【選択図】図1
【解決手段】モールド成形体1は電子部品2と、ケナフを含有するポリ乳酸を主成分とした生分解性樹脂を含む材料からなり、前記電子部品2を封止するモールド材4とを備えて構成される。これにより、電子部品2を封止するモールド材4として耐熱性に優れて実用性に富む。また、モールド材4が生分解性樹脂により形成されている為、モールド成形体1を廃棄する際にも環境に優しい。また、モールド材4のみを分解し、簡単に電子部品2のみを再利用できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、モールド成形体に関するものである。
従来より、ICに代表される電子部品をパッケージしたモールド成形体において、モールド材による封止作業の不良が発生(ボイドの発生等)した場合には、産業廃棄物として不良パッケージをそのまま廃棄したり(例えば、特許文献1を参照)、手作業によりモールド材を削ることで除去して、中の半導体チップを再利用することが行われてきた(例えば、特許文献2を参照)。
多数発生する電子部品の不良パッケージを産業廃棄物として、廃棄することは環境配慮に欠ける。また、再利用を行う場合においても、不良パッケージのモールド材を手作業で削りだす作業は作業者への負担が大きく、膨大な作業工数を伴う問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、生分解性樹脂を電子部品のモールド材に用いることにより環境にやさしく、再利用が容易なモールド成形体を提供することを目的とする。
本発明のモールド成形体は、
電子部品と、
生分解性樹脂を含む材料からなり、前記電子部品を封止するモールド材とを備えて構成されることを特徴とする。
電子部品と、
生分解性樹脂を含む材料からなり、前記電子部品を封止するモールド材とを備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、パッケージ不良を起こしたモールド成形体を廃棄する際、モールド材は生分解性を有するため、分解しても水と二酸化炭素しか発生せず、環境汚染を引き起こす虞がない。また、微生物を含んだ培地等の環境下で、モールド材のみを分解できるため、電子部品等を簡単に回収して、再利用することが可能になる。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
(1) 本発明のモールド成形体は、
前記生分解性樹脂にケナフが含有されていることが好ましい。
(1) 本発明のモールド成形体は、
前記生分解性樹脂にケナフが含有されていることが好ましい。
この構成によれば、モールド材に用いる生分解性樹脂の耐熱性が向上する。
次に、本発明のモールド成形体を具体化した実施例について図を参照しつつ説明する。
<実施例1>
図1は本発明に関わるモールド成形体1の一実施形態を示した断面図であり、図1に示すように、モールド成形体1は、基板7上に形成されたIC(電子部品)2と外部電極6、そしてIC2と外部電極6とをボンディングするワイヤ3からなっており、これらをモールド材4によって封止することでパッケージされた構造をとなっている。外部電極6及びワイヤ2には金が用いられる。また、モールド材4には生分解性を有するポリ乳酸(生分解性樹脂)が用いられ、かつ耐熱性を向上させるためにケナフが添加されていることが望ましい。
<実施例1>
図1は本発明に関わるモールド成形体1の一実施形態を示した断面図であり、図1に示すように、モールド成形体1は、基板7上に形成されたIC(電子部品)2と外部電極6、そしてIC2と外部電極6とをボンディングするワイヤ3からなっており、これらをモールド材4によって封止することでパッケージされた構造をとなっている。外部電極6及びワイヤ2には金が用いられる。また、モールド材4には生分解性を有するポリ乳酸(生分解性樹脂)が用いられ、かつ耐熱性を向上させるためにケナフが添加されていることが望ましい。
次に、モールド成形体1から電子部品等を再利用のために取り出す方法について説明する。
図2にモールド成形体1のモールド材4の生分解処理過程の断面図を示している。まず、処理槽10を用意し、その中に微生物を含んだ培地11を投入する。培地11は通常の堆肥でも良いが、微生物の成育や活性化を促進するために、無機塩、ビタミン、アミノ酸、酵母エキス等を含む液体を堆肥に混ぜ込み、培地11の流動性が高い場合には、寒天等で硬化させても良い。そして、モールド成形体1を図2に示すように培地11内に埋入させて、長時間放置することにより、モールド成形体1のモールド材4の生分解を行う。
そして、定期的に培地11からモールド成形体1を取り出し、モールド材4の生分解の様子を確認し、分解が終わっていれば培地11からモールド成形体1を取り出し、水等で洗浄を行った後、再利用可能な部品群8を取り出す。
図3にモールド成形体1のモールド材4分解後の断面図を示している。ここで再利用可能な部品群8はIC2、外部電極6及びワイヤ3である。IC2とワイヤ3はモールド材4が完全に分解されていれば手で取り外すことで回収する事は容易である。また、外部電極6はヘラ等でそぎ落とすと良いが、それが困難であれば、基板7を、溶剤等を用いて溶かすことで外部電極6の薄膜を回収すると良い。
以上説明したように、モールド成形体1のモールド材4に生分解性を有するポリ乳酸(ケナフを添加)を用いることにより、モールド材4を培地11にて生分解することで、モールド成形体1中の電子部品等を簡単に回収して、再利用することが可能となる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、生分解性樹脂としてケナフを添加したポリ乳酸を用いたが、他にもポリ乳酸(無添加)、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸、変性ポリビニルアルコール、カゼイン、変性澱粉等を用いることができる。
(2)上記実施例では、モールド材は生分解性樹脂を用いて作製しているが、これに制限されることなく、生分解性樹脂とそれ以外の樹脂との混合物を用いて作製しても良い。この場合、培地内で樹脂材と電子部品は完全に分離されないが、樹脂材自体は非常にもろくなる為、力を加えることで容易に再利用したい部品群を取り出すことができる。
(3)上記実施例では電子部品をICとしたが、モールド材でパッケージされた、ディスクリート半導体素子(ダイオード、トランジスタ、サイリスタ、LED、LD等)、インダクタ、キャパシタ、抵抗器等でもよく、かつ、それらを複数個、同一のプリント基板に実装したものでもよい。
(4)上記実施例では、生分解性樹脂であるポリ乳酸の耐熱性を向上させるためにケナフを添加したが、TAIC(トリアリルイソシアヌレート)等の架橋助剤及び、フィラーとしてセルロース等を加え、EB照射処理などを行うことで耐熱性を向上させても良い。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、生分解性樹脂としてケナフを添加したポリ乳酸を用いたが、他にもポリ乳酸(無添加)、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸、変性ポリビニルアルコール、カゼイン、変性澱粉等を用いることができる。
(2)上記実施例では、モールド材は生分解性樹脂を用いて作製しているが、これに制限されることなく、生分解性樹脂とそれ以外の樹脂との混合物を用いて作製しても良い。この場合、培地内で樹脂材と電子部品は完全に分離されないが、樹脂材自体は非常にもろくなる為、力を加えることで容易に再利用したい部品群を取り出すことができる。
(3)上記実施例では電子部品をICとしたが、モールド材でパッケージされた、ディスクリート半導体素子(ダイオード、トランジスタ、サイリスタ、LED、LD等)、インダクタ、キャパシタ、抵抗器等でもよく、かつ、それらを複数個、同一のプリント基板に実装したものでもよい。
(4)上記実施例では、生分解性樹脂であるポリ乳酸の耐熱性を向上させるためにケナフを添加したが、TAIC(トリアリルイソシアヌレート)等の架橋助剤及び、フィラーとしてセルロース等を加え、EB照射処理などを行うことで耐熱性を向上させても良い。
1…モールド成形体
2…IC(電子部品)
3…ワイヤ
4…モールド材(生分解性樹脂)
6…外部電極
7…基板
8…再利用可能な部品群
10…処理槽
11…培地
2…IC(電子部品)
3…ワイヤ
4…モールド材(生分解性樹脂)
6…外部電極
7…基板
8…再利用可能な部品群
10…処理槽
11…培地
Claims (2)
- 電子部品と、
生分解性樹脂を含む材料からなり、前記電子部品を封止するモールド材とを備えて構成されることを特徴とするモールド成形体。 - 前記生分解性樹脂にケナフが含有されていることを特徴とする請求項1に記載のモールド成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197813A JP2014051623A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | モールド成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197813A JP2014051623A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | モールド成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014051623A true JP2014051623A (ja) | 2014-03-20 |
Family
ID=50610402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012197813A Pending JP2014051623A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | モールド成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014051623A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180110448A (ko) * | 2017-03-29 | 2018-10-10 | 삼성전기주식회사 | 전자 부품 및 시스템 인 패키지 |
-
2012
- 2012-09-07 JP JP2012197813A patent/JP2014051623A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180110448A (ko) * | 2017-03-29 | 2018-10-10 | 삼성전기주식회사 | 전자 부품 및 시스템 인 패키지 |
KR102370097B1 (ko) * | 2017-03-29 | 2022-03-04 | 삼성전기주식회사 | 전자 부품 및 시스템 인 패키지 |
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