JP2014050088A - カメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ部が遮蔽部によって覆われる機構系を備えていてもノイズの少ない映像を出力できるカメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法を提供する。
【解決手段】撮像素子と、撮像素子に入射光を集光するレンズ部19と、レンズ部19の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、レンズ部19および遮蔽部を支持する筐体11とを備えたカメラ装置10であって、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、撮像素子に入射した映像を出力しない。遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、撮像素子に入射した映像を出力しない代わりに、別の映像を出力してもよい。
【選択図】図2
【解決手段】撮像素子と、撮像素子に入射光を集光するレンズ部19と、レンズ部19の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、レンズ部19および遮蔽部を支持する筐体11とを備えたカメラ装置10であって、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、撮像素子に入射した映像を出力しない。遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、撮像素子に入射した映像を出力しない代わりに、別の映像を出力してもよい。
【選択図】図2
Description
本発明は、カメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法に関する。
近年、病院や学校に設置される監視カメラでは、撮影していない状態が撮影される者(患者等)に明確に分かるといった、プライバシーを重視する機能が求められている。例えば、特許文献1には、監視される者の不快感や心理的圧迫を無くすために、レンズ前方を遮蔽部で覆い、撮影できない状況であることを病院の患者に示すようにした監視カメラが記載されている。
しかしながら、レンズ前方を遮蔽部で覆った状態では、監視カメラの映像をモニターしている監視員等にとっては、監視カメラは遮蔽部の内側を映しているだけとなる。この場合、レンズ部が遮蔽部で覆われているため、撮像素子に入力される光量が不十分となり、ノイズの多いざらつきのある映像が映し出され、監視員等に違和感を与える問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、レンズ部が遮蔽部によって覆われる機構系を備えていてもノイズの少ない映像を出力できるカメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法を提供することにある。
本発明のカメラ装置は、撮像素子と、前記撮像素子に入射光を集光するレンズ部と、前記レンズ部の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、前記レンズ部および前記遮蔽部を支持する筐体とを備えたカメラ装置であって、前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しないものである。
また、本発明のカメラ装置は、前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しない代わりに、別の映像を出力するものである。
さらに、本発明のカメラ装置は、前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部が、前記レンズ部の前方を前記遮蔽部が覆っていることを伝える情報を表示するものである。
さらに、本発明のカメラ装置は、前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部は黒画を出力するものである。
さらに、本発明のカメラ装置の映像出力方法は、撮像素子と、前記撮像素子に入射光を集光するレンズ部と、前記レンズ部の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、前記レンズ部および前記遮蔽部を支持する筐体とを備えたカメラ装置の映像出力方法であって、前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しないものである。
本発明に係るカメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法によれば、レンズ部が遮蔽部によって覆われる機構系を備えていてもノイズの少ない映像を出力できる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を用いて説明する。
本発明に係る実施形態のカメラ装置の構造について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明に係る実施形態のカメラ装置を表す外観斜視図、図2は図1に示したカメラ装置の一部分を切り欠いた斜視図、図3は図1に示したカメラ装置の側断面図である。
本実施形態に係るカメラ装置10は、機構系と、制御系と、を有する。先ず、最初に機構系から説明する。機構系は、筐体11と、光学ユニット12と、駆動側支軸13および非駆動側支軸14と、遮蔽部である第1開閉カバー15(図6参照)および第2開閉カバー16(図6参照)と、駆動モータであるステッピングモータ17と、を主要な構成として有する。この他、機構系は、撮像素子18(図9参照)に入射光を集光するレンズ部19を有する。
本発明に係る実施形態のカメラ装置の構造について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明に係る実施形態のカメラ装置を表す外観斜視図、図2は図1に示したカメラ装置の一部分を切り欠いた斜視図、図3は図1に示したカメラ装置の側断面図である。
本実施形態に係るカメラ装置10は、機構系と、制御系と、を有する。先ず、最初に機構系から説明する。機構系は、筐体11と、光学ユニット12と、駆動側支軸13および非駆動側支軸14と、遮蔽部である第1開閉カバー15(図6参照)および第2開閉カバー16(図6参照)と、駆動モータであるステッピングモータ17と、を主要な構成として有する。この他、機構系は、撮像素子18(図9参照)に入射光を集光するレンズ部19を有する。
カメラ装置10は、例えば、施設の監視用に用いられ、施設の壁や天井等に設置される。筐体11は、例えば合成樹脂によって円環状に形成され、外観は白色系に塗られている。そして、筐体11の中央には透光性のあるプラスチック製のアウタードームカバー20が配置される。筐体11の底部開口は基台21によって塞がれる。基台21の外側面には着脱金具22が取り付けられ、基台21は着脱金具22によって天井等に取り付けられる。カメラ装置10は、例えば天井に設置された場合は、筐体11のアウタードームカバー20が下向きとなる。
基台21の光学ユニット12の周囲が、部品収容スペース23となっている。部品収容スペース23には、電源供給や映像出力のための基板であるメイン基板24が設けられる。メイン基板24にはCPUや記憶部を備えた制御部49(図9参照)が実装されている。メイン基板24の一部分は絶縁ケース25により覆われる。制御部49は、ステッピングモータ17へ送出する制御信号により、後述するカバー開閉機構26の開閉動作を可能としている。また、部品収容スペース23には、SDカード収容用のSDスロット27(図3参照)が設けられる。さらに、部品収容スペース23の外側の基台21には、図示しない除湿素子や防水用ピッグテールケーブル、低温時加熱用ヒータ(図示せず)等が収容される。
図4は図2に示した基台21の斜視図、図5は図4に示したフローティングマウント28の分解斜視図である。
カメラ装置10は、フローティングマウント28を備える。図5に示すように、レンズ部19に設けられた魚眼レンズ29の周辺には、パッキン材30を介して魚眼レンズ29を保持するためのレンズホルダ31が装着される。レンズホルダ31は黒系色とし、外部からの光を反射して魚眼レンズ29に映り込むことを防いでいる。メイン基板24にフラットケーブル(図示せず)を介して接続されるセンサ基板32にはMOSホルダ33がMOSホルダ固定ねじ34によって固定される。MOSホルダ33に固定されたセンサ基板32は、MOSブラケット35によってレンズホルダ31の下面側に固定される。
カメラ装置10は、フローティングマウント28を備える。図5に示すように、レンズ部19に設けられた魚眼レンズ29の周辺には、パッキン材30を介して魚眼レンズ29を保持するためのレンズホルダ31が装着される。レンズホルダ31は黒系色とし、外部からの光を反射して魚眼レンズ29に映り込むことを防いでいる。メイン基板24にフラットケーブル(図示せず)を介して接続されるセンサ基板32にはMOSホルダ33がMOSホルダ固定ねじ34によって固定される。MOSホルダ33に固定されたセンサ基板32は、MOSブラケット35によってレンズホルダ31の下面側に固定される。
MOSブラケット35等の固定されたレンズホルダ31の四箇所の外周からは支持用鍔部36が突出して設けられ、それぞれの支持用鍔部36には支持柱貫通孔37(図6参照)が穿設される。基台21には、四つの支柱嵌合ボス38が突出され、それぞれの支柱嵌合ボス38は支持柱39を起立状態で固定している。
なお、本実施形態では4本の支持柱39が基台21に立設されるが、支持柱39はその他、3本であってもよく、4本以上であってもよい。
なお、本実施形態では4本の支持柱39が基台21に立設されるが、支持柱39はその他、3本であってもよく、4本以上であってもよい。
それぞれの支持柱39は、支持用鍔部36の支持柱貫通孔37に貫通される。支持用鍔部36に貫通された支持柱39の先端にはストッパねじ40が固定され、ストッパねじ40は支持柱39からの支持用鍔部36の離脱を規制する。基台21と支持用鍔部36との間の支持柱39にはコイルばね41が外挿され、コイルばね41はレンズホルダ31(即ち、光学ユニット12)を基台21から浮上させる方向に付勢している。支持用鍔部36、支持柱39、ストッパねじ40、コイルばね41は、フローティングマウント28を構成する。つまり、光学ユニット12は、フローティングマウント28を介して基台21に可動可能に取り付けられている。
図6は第1開閉カバー15および第2開閉カバー16が閉じられたカバー開閉機構26の斜視図、図7は第1開閉カバー15および第2開閉カバー16が開かれたカバー開閉機構26の斜視図である。
カバー開閉機構26は、アウタードームカバー20と光学ユニット12との間に、遮蔽部である第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を有する。なお、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は白色系の材料を用いている。これら、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は、光学ユニット12のレンズホルダ31の両側部から突出する駆動側支軸13および非駆動側支軸14(図2参照)によって回動自在に支持される。
カバー開閉機構26は、アウタードームカバー20と光学ユニット12との間に、遮蔽部である第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を有する。なお、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は白色系の材料を用いている。これら、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は、光学ユニット12のレンズホルダ31の両側部から突出する駆動側支軸13および非駆動側支軸14(図2参照)によって回動自在に支持される。
第1開閉カバー15および第2開閉カバー16のそれぞれは、所定幅となるように球面を一対の離間する弧状の切断線で切断した球面形状で形成される。
また、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16には、それぞれ、突出部42(図6参照)を設け、魚眼レンズ29で映される範囲を覆っている。なお、この突出部42は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を開閉したときに支持用鍔部36の間に配置される。
また、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16には、それぞれ、突出部42(図6参照)を設け、魚眼レンズ29で映される範囲を覆っている。なお、この突出部42は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を開閉したときに支持用鍔部36の間に配置される。
光学ユニット12は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16が図6に示すように閉じられることで魚眼レンズ29が覆われ、図7に示すように開かれることによって魚眼レンズ29が表出される。つまり、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は魚眼レンズ29の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに位置することが可能になっている。第1開閉カバー15および第2開閉カバー16の開方向の縁部にはストッパ部43が形成され、ストッパ部43は支持用鍔部36の基部側に形成されるストッパ座面44に当接される。第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は、ストッパ部43がストッパ座面44に当たって開動が規制されることで、開状態の終端となる。
ここで、筐体11および第1開閉カバー15および第2開閉カバー16の外側(アウタードームカバー側の外面)は白系色としている。従って、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16は、閉じられているとき、アウタードームカバー越しに白系色外面となって見える。
一方、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16が開かれているときには、カメラ装置10の近くにいる人からは、カメラ装置10の一部(中央部)にアウタードームカバー越しに魚眼レンズ29およびレンズホルダ31が見える。魚眼レンズ29の筐体およびレンズホルダ31は黒系色としているので、白系色の筐体11の一部(中央部)に黒系色の魚眼レンズ29の筐体およびレンズホルダ31が現われる。
従って、プライバシーを保護するモードでは、カメラ装置10の前面側(撮影側)は白色系で覆われる状態に対して、撮影するモードでは、カメラ装置10の前面側(撮影側)は白色系の筐体の一部(中央部)に黒系色が表れるため、カメラ装置10を見れば、どちらのモードであるかを容易に確認することができる。
従って、プライバシーを保護するモードでは、カメラ装置10の前面側(撮影側)は白色系で覆われる状態に対して、撮影するモードでは、カメラ装置10の前面側(撮影側)は白色系の筐体の一部(中央部)に黒系色が表れるため、カメラ装置10を見れば、どちらのモードであるかを容易に確認することができる。
図8は、本発明に係る実施形態のカメラ装置10のアウタードームカバー20を外した状態の外観斜視図である。
カメラ装置10は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16の外側に隠しカバー45を設けている。この隠しカバー45は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16で魚眼レンズ29を覆っているときは、光学ユニット12の部分が外側から見えてしまうのを防止するためである。この隠しカバー45も白系色の材料を用いて作成している。このため、カメラ装置10を斜めから見た場合であっても、全体が白系色となる。これにより、カメラ装置10が撮影していないことを表すことができ、カメラ装置付近にいる人に心理的不快感や圧迫感の生じることを防止している。
カメラ装置10は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16の外側に隠しカバー45を設けている。この隠しカバー45は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16で魚眼レンズ29を覆っているときは、光学ユニット12の部分が外側から見えてしまうのを防止するためである。この隠しカバー45も白系色の材料を用いて作成している。このため、カメラ装置10を斜めから見た場合であっても、全体が白系色となる。これにより、カメラ装置10が撮影していないことを表すことができ、カメラ装置付近にいる人に心理的不快感や圧迫感の生じることを防止している。
このようにして、本実施形態に係るカメラ装置10によれば、プライバシーを重視するニーズに応えることができ、小型なカメラ装置10でも遮蔽部の開閉状態を容易に把握できる。
なお、本実施形態では、レンズホルダ31は固定されているが、レンズホルダ31が可動し、撮影方向を変えられるような構造であってもよい。
なお、本実施形態では、レンズホルダ31は固定されているが、レンズホルダ31が可動し、撮影方向を変えられるような構造であってもよい。
次に、本発明に係る実施形態のカメラ装置10の制御系について、図9を用いて説明する。
図9は本発明に係る実施形態のカメラ装置10の制御系を表すブロック図である。
カメラ装置10の制御系は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16に相当する遮蔽部、魚眼レンズ29、撮像素子18、映像信号処理部46、エンコーダ部47、映像出力部48、制御部49、設定部50を備えている。
図9は本発明に係る実施形態のカメラ装置10の制御系を表すブロック図である。
カメラ装置10の制御系は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16に相当する遮蔽部、魚眼レンズ29、撮像素子18、映像信号処理部46、エンコーダ部47、映像出力部48、制御部49、設定部50を備えている。
遮蔽部は、魚眼レンズ29の前面に設けられ、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を開くことにより撮像素子18が外部からの光を受光できるようにする。また、遮蔽部は、第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を閉じることにより、撮像素子18が外部からの光を受光できなくし、外部を撮影できないようにしている。
魚眼レンズ29は、例えば、水平画角が180度であり、円形の全周囲の監視領域を撮影するものである。撮像素子18は、魚眼レンズ29からの光を受光し、電気信号に変換し、映像信号として映像信号処理部46に出力するものである。
撮像素子18は、被写体の光学像をデジタル画像データに変換するもので、CCD型撮像素子や、MOS型撮像素子等の他の固体撮像素子が用いられる。CCD型撮像素子は画素で発生した電荷を電荷結合装置(CCD)で転送する。MOS型撮像素子は、画素で発生した電荷をMOSトランジスタで増幅して出力する。
映像信号処理部46は、撮像素子18から出力された映像信号の歪みを補正したり、全周囲の画像から一部を切り出して出力したり、また、4箇所を切り出して4画面で出力するような処理を行うものである。
撮像素子18は、被写体の光学像をデジタル画像データに変換するもので、CCD型撮像素子や、MOS型撮像素子等の他の固体撮像素子が用いられる。CCD型撮像素子は画素で発生した電荷を電荷結合装置(CCD)で転送する。MOS型撮像素子は、画素で発生した電荷をMOSトランジスタで増幅して出力する。
映像信号処理部46は、撮像素子18から出力された映像信号の歪みを補正したり、全周囲の画像から一部を切り出して出力したり、また、4箇所を切り出して4画面で出力するような処理を行うものである。
エンコーダ部47は映像信号処理部46から受信した映像信号を圧縮し、デジタル信号に変換するものである。
映像出力部48は、エンコーダ部47で圧縮した映像信号をネットワーク経由で外部に出力するものである。なお、本実施形態に係るカメラ装置10は、魚眼レンズ29を用いずに、ズームレンズを用いて撮像素子18と共に回動可能な機構を用いてもよい。また、エンコーダ部47を用いずに、アナログ信号のまま出力してもよい。
映像出力部48は、エンコーダ部47で圧縮した映像信号をネットワーク経由で外部に出力するものである。なお、本実施形態に係るカメラ装置10は、魚眼レンズ29を用いずに、ズームレンズを用いて撮像素子18と共に回動可能な機構を用いてもよい。また、エンコーダ部47を用いずに、アナログ信号のまま出力してもよい。
制御部49は、遮蔽部、撮像素子18、映像信号処理部46、エンコーダ部47、映像出力部48を制御するものである。
設定部50は、ユーザが外部から制御できるように、外部からの信号を受信し、制御部49の各処理部の制御に反映させるものである。
設定部50は、ユーザが外部から制御できるように、外部からの信号を受信し、制御部49の各処理部の制御に反映させるものである。
次に、上記のカメラ装置10を用いたカメラシステムについて説明する。
本実施形態に係るカメラシステムは、カメラ装置10と、監視室等に設置されてカメラ装置10からの映像をモニターするPCと、緊急時にユーザが押下する緊急ボタンと、を備えている。カメラシステムでは、緊急時に、ユーザが緊急ボタンを押下すると、その緊急信号がカメラ装置10の端子台(図示せず)に入力される。カメラシステムは、カメラ装置10に緊急信号が入力されると、遮蔽部である第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を開き、監視領域の映像をPCに送信する。これにより、監視室にいる監視員は、監視領域の映像を見て、緊急時の状況が把握可能となる。
本実施形態に係るカメラシステムは、カメラ装置10と、監視室等に設置されてカメラ装置10からの映像をモニターするPCと、緊急時にユーザが押下する緊急ボタンと、を備えている。カメラシステムでは、緊急時に、ユーザが緊急ボタンを押下すると、その緊急信号がカメラ装置10の端子台(図示せず)に入力される。カメラシステムは、カメラ装置10に緊急信号が入力されると、遮蔽部である第1開閉カバー15および第2開閉カバー16を開き、監視領域の映像をPCに送信する。これにより、監視室にいる監視員は、監視領域の映像を見て、緊急時の状況が把握可能となる。
次に、上記したカメラシステムにおけるカメラ装置10の動作について図10を用いて説明する。
図10はカメラシステムにおけるカメラ装置10の動作を示すフローチャートである。
カメラ装置10は、まず、最初に、遮蔽部を閉じ、プライバシーを保護するプライバシー保護モードにする。ここで、カメラ装置10は、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部46が、撮像素子18に入射した映像を出力しない。
図10はカメラシステムにおけるカメラ装置10の動作を示すフローチャートである。
カメラ装置10は、まず、最初に、遮蔽部を閉じ、プライバシーを保護するプライバシー保護モードにする。ここで、カメラ装置10は、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部46が、撮像素子18に入射した映像を出力しない。
カメラ装置10は、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるとき、映像信号処理部46が、撮像素子18に入射した映像を出力しないことにより、ノイズの多いざらつき感のある映像を表示することがない。
この他、カメラ装置10は、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部46が、撮像素子18に入射した映像を出力しない代わりに、図示しないメモリに記憶されている別の映像を出力してもよい。ノイズの多いざらつき感のある映像を出力させないことにより、監視員等に違和感を生じさせなくできる。
また、カメラ装置10は、遮蔽部がレンズ部19の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部46が、レンズ部19の前方を遮蔽部が覆っていることを伝える情報を表示するものであってもよい。これにより、監視員等に、違和感を生じさせなくできるとともに、遮蔽部が正常な閉状態であることを知らせることができ、異常事態(カメラ装置10が故障して映像を出力できない状態)との区別を明確にできる。
本実施形態において、カメラ装置10は、プライバシー保護モードにおいて、遮蔽部を閉じるとともに、映像信号処理部46にて黒画画像を出力する。これは、ノイズの目立つ映像が監視室のモニターに出力されることを防ぐためである。即ち、遮蔽部を閉じると、撮像素子18に入力される光量が減り、映像信号処理部46が映像信号のレベルを増幅しようとするため、ノイズも増幅される。通常、ノイズの増幅された映像では、ざらつき感のある映像となり、監視員等に違和感を与える。カメラ装置10の制御系では、この際、上記のように映像信号処理部46にて黒画画像を出力する。これにより、カメラ装置10の映像を見ている監視員の違和感を低減できる。
映像信号処理部46による黒画画像の出力方法としては、例えば、黒基準となる黒レベルの信号を映像信号処理部46から出力することによって行うことができる。通常、CCD固体撮像素子においては、黒レベルの設定のために、有効画素部の外側に受光部上を例えばAl等遮光性の高い金属からなる遮光膜で被覆したオプティカルブラック部を設けている。このオプティカルブラック部からの信号を黒レベルとできる。この他、PCに黒色を表示させるRGB値(例えばR、G、B=0、0、0)を直接出力するものであってもよい。
黒画画像を出力している状態において、カメラ装置10は、外部から緊急ボタン等による緊急信号が入力されたかどうかを検出する(S101)。カメラ装置10は、緊急信号が入力されるまで入力待ち状態となる。緊急信号が入力されると、カメラ装置10は遮蔽部をオープンし(S102)、映像信号処理部46は黒画画像の出力を停止し、撮像素子18からの信号を外部に出力する(S103)。これにより、監視室のモニターには、カメラ装置10からの映像が映し出され、カメラ装置10の監視領域の状態を把握できるようになる。
そして、カメラ装置10の監視領域の緊急状態が解消され、プライバシー保護モードにするときには、外部(例えば、監視室のPC等)から遮蔽部閉信号をカメラ装置10へ送信する。カメラ装置10は遮蔽部閉信号を入力されたかどうかを検出する(S104)。カメラ装置10は、遮蔽部閉信号が入力されるまで入力待ち状態となる。遮蔽部閉信号が入力されると、カメラ装置10は遮蔽部を閉じて(S105)、映像信号処理部46は黒画画像を出力し(S106)、緊急信号の入力待ち状態に戻る(S101)。
なお、上記説明において、カメラ装置10の制御系は、本実施形態では遮蔽部閉信号の入力を黒画画像出力のトリガーとしているが、この他、カメラ装置10に設けたタイマー(図示せず)で遮蔽部を閉じてもよい。即ち、タイマーによるタイムアップ信号をトリガーとして、設定される所定時間経過後(例えば、5分間)に自動的に遮蔽部を閉じ、緊急信号の入力待ち状態に戻してもよい。
このように、カメラ装置10では、プライバシー保護モードになる際、遮蔽部を閉じる前に映像信号処理部46で黒画画像を出力している。遮蔽部を閉じる前に黒画画像を出力ことにより以下の効果を奏する。即ち、カメラ装置10が、全周囲の画像から一部を切り出して表示をしている場合、真下の映像を切り出しているときは、左右から遮蔽部が映り込んでくるので、それほど違和感を覚えない。
しかし、切り出す場所によっては、例えば、斜め上から遮蔽部が映り込んでくるので、モニターを見ている監視員にとっては違和感を覚える恐れがある。特に、全周囲の画像から4箇所を切り出して4画面で表示している場合には、4画面の全てで多方向から遮蔽部が映り込むため、画面を見ている人にとっては、かなりの違和感が生じる。また、全周囲の画像から切り出す以外にも、カメラ装置10のレンズホルダ31が可動し、撮影方向を変えられるような構造においても同様のことが言える。これに対し、本実施形態のように、カメラ装置10が、遮蔽部を閉じる前に黒画画像を出力することで、このような違和感を生じさせることを防止できる。
上記では、遮蔽部を閉じる前に黒画画像を出力する場合を説明したが、カメラ装置10は、遮蔽部を閉じた後に映像信号処理部46で黒画画像を出力してもよい。プライバシー保護モードになる際、遮蔽部を閉じた後に映像信号処理部46で黒画画像を出力すると、遮蔽部が正しく閉じられたかどうかを画面上で監視員が確認できる。この場合、監視員が上述したように遮蔽部の映り込みに違和感を覚える恐れがあるため、切り出しの映像ではなく、全周囲の画像を出力することが好ましい。このようにすることで、円周から遮蔽部が映り込んでいくため、遮蔽部の映り込みに対する監視員の違和感を低減させることができる。
従って、本実施形態に係るカメラ装置10およびカメラ装置10の映像出力方法によれば、レンズ部19が遮蔽部によって覆われる機構系を備えていてもノイズの少ない映像を出力できる。この結果、レンズ前方を遮蔽部で覆った状態でもノイズのない映像を出力し、カメラ装置10の映像を見ている監視員の違和感を低減できる。
本発明は、レンズ部が遮蔽部によって覆われる機構系を備えたカメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法に適用できる。
10 カメラ装置
11 筐体
15 第1開閉カバー(遮蔽部)
16 第2開閉カバー(遮蔽部)
18 撮像素子
19 レンズ部
46 映像信号処理部
11 筐体
15 第1開閉カバー(遮蔽部)
16 第2開閉カバー(遮蔽部)
18 撮像素子
19 レンズ部
46 映像信号処理部
Claims (5)
- 撮像素子と、前記撮像素子に入射光を集光するレンズ部と、前記レンズ部の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、前記レンズ部および前記遮蔽部を支持する筐体とを備えたカメラ装置であって、
前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しないカメラ装置。 - 請求項1記載のカメラ装置であって、
前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しない代わりに、別の映像を出力するカメラ装置。 - 請求項1または請求項2記載のカメラ装置であって、
前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部が、前記レンズ部の前方を前記遮蔽部が覆っていることを伝える情報を表示するカメラ装置。 - 請求項1または請求項2記載のカメラ装置であって、
前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、前記映像信号処理部は黒画を出力するカメラ装置。 - 撮像素子と、前記撮像素子に入射光を集光するレンズ部と、前記レンズ部の前方を覆う位置と前方を覆わない位置とに移動可能な遮蔽部と、前記レンズ部および前記遮蔽部を支持する筐体とを備えたカメラ装置の映像出力方法であって、
前記遮蔽部が前記レンズ部の前方を覆う位置にあるときには、映像信号処理部が、前記撮像素子に入射した映像を出力しないカメラ装置の映像出力方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012194320A JP2014050088A (ja) | 2012-09-04 | 2012-09-04 | カメラ装置およびカメラ装置の映像出力方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7060972B2 (ja) | 2018-02-05 | 2022-04-27 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 衣類処理装置 |
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2012
- 2012-09-04 JP JP2012194320A patent/JP2014050088A/ja active Pending
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