JP2014050081A - 電子カメラ - Google Patents

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JP2014050081A JP2012194090A JP2012194090A JP2014050081A JP 2014050081 A JP2014050081 A JP 2014050081A JP 2012194090 A JP2012194090 A JP 2012194090A JP 2012194090 A JP2012194090 A JP 2012194090A JP 2014050081 A JP2014050081 A JP 2014050081A
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Rika Okada
梨香 岡田
Hitohiro Fujiyama
仁宏 藤山
Fumitaka Shiroo
文崇 城尾
Yuki Shiroo
勇樹 城尾
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Abstract

【構成】撮像素子44は、フォーカスレンズ12Lを経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する生画像データを出力する。フォーカスレンズ12Lと撮像面との相対姿勢は、カメラ筐体の動きを参照して補正される。後処理回路24は、撮像素子44から出力された生画像データのうち撮像面に固定的に割り当てられた抽出エリアに属する生画像データを抽出し、抽出された生画像データをYUV形式の画像データに変換する。CPU30は、上述した相対姿勢の補正量の上限をユーザ操作に従って変更し、変更された上限が大きいほど低減されるように抽出エリアのサイズを調整する。
【効果】使い勝手が向上する。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子カメラに関し、特に手振れ補正機能を有する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、動画の撮影時に画素欠落のない状態で取得した動画データ(つまり、手振れ補正していない動画データ)が、ファイル形式でメモリに記録される。このとき、撮影時に記録された動画データから手振れ情報が抽出され、抽出された手振れ情報が収められたファイルが動画ファイルと関連付けてメモリに記録される。ユーザから手振れ補正指示があると、動画データに対応した手振れ情報を用いて手振れ補正処理が行われ、補正後の動画データがメモリに再記録される。これにより、画角を優先とした動画データと手振れ補正を優先とした動画データを任意選択的に得ることができる。
特開2006−319541号公報
しかし、手振れ補正処理が施された動画データを得るには、一旦記録された動画ファイルを再生し、かつ補正後の動画データを再記録する必要がある。このため、背景技術では使い勝手に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、使い勝手を高めることができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、レンズ(12L)を経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段(44)、カメラ筐体の動きを参照してレンズと撮像面との相対姿勢を補正する補正手段(47x~62x, 47y~62y)、撮像手段から出力された電子画像のうち撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段(24)、補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更手段(S21~S23, S27)、および抽出エリアのサイズを上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整手段(S25, S29)を備える。
好ましくは、抽出エリアは撮像面に固定的に割り当てられる。
好ましくは、調整手段は抽出エリアのサイズを小サイズに設定する小サイズ設定手段(S25)を含み、小サイズ設定手段によって設定されたサイズを補正手段の補正量が基準を下回る期間に限定して大サイズに変更する変更手段(S43~S45, S49)がさらに備えられる。
さらに好ましくは、基準は大サイズにおいてケラレの発生が回避される上限の補正量に相当する。
好ましくは、調整手段は抽出エリアのサイズを小サイズに設定する小サイズ設定手段(S25)を含み、補正手段による補正量に応じて抽出エリアの割り当て位置を変更する位置変更手段(S63~S65)がさらに備えられる。
好ましくは、既定軸回り方向におけるカメラ筐体の動きを検知する検知手段(46)がさらに備えられ、補正手段は検知手段の検知結果を参照して相対姿勢を補正する。
好ましくは、ユーザ操作は、補正量優先モードを選択する第1操作、および画角優先モードを選択する第2操作を含み、上限変更手段は、第1操作に応答して上限を第1量に設定する第1量設定手段(S23)、および第2操作に応答して上限を第1量よりも小さい第2量に設定する第2量設定手段(S27)を含む。
この発明に従う撮像制御プログラムは、レンズ(12L)を経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段(44)、カメラ筐体の動きを参照してレンズと撮像面との相対姿勢を補正する補正手段(47x~62x, 47y~62y)、および撮像手段から出力された電子画像のうち撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段(24)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(30)に、補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更ステップ(S21~S23, S27)、および抽出エリアのサイズを上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整ステップ(S25, S29)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、レンズ(12L)を経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段(44)、カメラ筐体の動きを参照してレンズと撮像面との相対姿勢を補正する補正手段(47x~62x, 47y~62y)、および撮像手段から出力された電子画像のうち撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段(24)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更ステップ(S21~S23, S27)、および抽出エリアのサイズを上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整ステップ(S25, S29)を備える。
レンズと撮像面との相対姿勢を補正する補正量の上限はユーザ操作に従って変更され、撮像面に割り当てられた抽出エリアのサイズは補正量の上限が大きいほど小さいサイズに調整される。したがって、補正量の上限を大きくすれば手振れ補正性能が向上し、補正量の上限を小さくすれば画角が拡大される。こうして使い勝手が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 撮像面または生画像エリアに割り当てられた抽出エリアの一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるセンサユニットの構成の一例を示すブロック図である。 撮像面に割り当てられた抽出エリアとイメージサークルとの位置関係の一例を示す図解図である。 (A)は画角優先モードにおける手振れ補正動作の一例を示す図解図であり、(B)は補正量優先モードにおける手振れ補正動作の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 その他の実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の電子カメラは、基本的に次のように構成される。撮像手段1は、レンズ6を経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する電子画像を出力する。補正手段2は、カメラ筐体の動きを参照してレンズ6と撮像面との相対姿勢を補正する。抽出手段3は、撮像手段1から出力された電子画像のうち撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する。上限変更手段4は、補正手段2による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する。調整手段5は、抽出エリアのサイズを上限変更手段4によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する。
レンズ6と撮像面との相対姿勢を補正する補正量の上限はユーザ操作に従って変更され、撮像面に割り当てられた抽出エリアのサイズは補正量の上限が大きいほど小さいサイズに調整される。したがって、補正量の上限を大きくすれば手振れ補正性能が向上し、補正量の上限を小さくすれば画角が拡大される。こうして使い勝手が向上する。
[実施例]
図2を参照して、この実施例の電子カメラ10は、ドライバ16aによって光軸方向に駆動されるフォーカスレンズ(厳密にはフォーカスレンズを含むレンズ群)12Lが設けられたレンズユニット12を含む。フォーカスレンズ12Lを経た光学像は、センサユニット14に設けられた撮像素子44の受光面(=撮像面)に照射され、光電変換を施される。これによって、受光面で捉えられたシーンを表す電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU30は、動画取り込み処理を実行するべく、ドライバ16bに露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ16bは、図示しないSG(Signal Generator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷の一部をラスタ走査態様で読み出す。撮像素子44からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
前処理回路18は、撮像素子44から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施し、これらの処理を施された生画像データをメモリ制御回路20を通してSDRAM22の生画像エリア22aに書き込む。
図3を参照して、生画像エリア22aの中央には抽出エリアEXが固定的に割り当てられる。後段で詳述するように、抽出エリアEXのサイズは、“SZ_LG”または“SZ_SM”に調整される。サイズSZ_LGは生画像データの解像度に相当する値を示し、サイズSZ_SMは生画像データの解像度を下回る解像度に相当する値を示す。
後処理回路24は、こうして割り当てられた抽出エリアEXに属する一部の生画像データをメモリ制御回路20を通して読み出し、読み出された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施す。これによって生成されたYUV形式の画像データは、メモリ制御回路20を通してSDRAM22のYUV画像エリア22bに書き込まれる。
LCDドライバ26は、YUV画像エリア22bに格納された画像データをメモリ制御回路20を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
前処理回路18は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にYデータに変換する簡易Y変換処理を実行する。CPU30は、簡易Y変換処理によって生成されたYデータに基づいて簡易AE処理を実行し、適正露光時間を算出する。算出された適正露光時間はドライバ16bに設定され、この結果、LCDモニタ28に表示されるスルー画像の明るさが適度に調整される。
キー入力装置32に設けられたシャッタボタン32shがユーザによって半押しされると、CPU30は、簡易Y変換処理によって生成されたYデータに基づいて厳格AE処理およびAF処理を実行する。厳格AE処理によって算出された最適露光時間はドライバ16bに設定され、これによってスルー画像の明るさが厳格に調整される。また、AF処理の結果、フォーカスレンズ12Lはドライバ16aによって光軸方向に移動し、いわゆる山登り処理によって合焦点に配置される。
シャッタボタン32shがユーザによって全押しされると、CPU30は、自ら静止画取り込み処理を実行し、かつ記録処理の実行をメモリI/F34に命令する。シャッタボタン32shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データは、静止画取り込み処理によってYUV画像エリア22bから静止画像エリア22c(図3参照)に退避される。メモリI/F34は、こうして静止画像エリア22cに退避された画像データをメモリ制御回路20を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体36に記録する。
センサユニット14は、図4に示すように構成される。不動体40はカメラ筐体(図示せず)によって固定支持され、移動体42は不動体40によって可動支持され、そして撮像素子44は移動体42によって固定支持される。移動体42および不動体40はいずれも板状に形成され、かつ移動体42および不動体40の各々の主面は撮像面に平行に広がる。X軸は撮像面の水平方向に割り当てられ、Y軸は撮像面の垂直方向に割り当てられる。
移動体42には、X軸周り方向における姿勢制御用のマグネット62xとY軸周り方向における姿勢制御用のマグネット62yとが固定的に設けられる。これに対して、不動体40には、ジャイロセンサ46,位置センサ48xおよび48y,アクチュエータ60xおよび60yが固定的に設けられる。
ジャイロセンサ46は、X軸周り方向およびY軸周り方向の各々における不動体40の角速度を検知する。位置センサ48xはX軸方向における不動体40と移動体42との相対位置を検知し、位置センサ48yはY軸方向における不動体40と移動体42との相対位置を検知する。位置センサ48xおよび48yはいずれも、マグネット62xおよび62yの磁気を検出するホール素子を有し、ホール効果に注目して相対位置を検知する。アクチュエータ60xはマグネット62xと協働してX軸方向における不動体40と移動体42との相対位置を変更し、アクチュエータ60yはマグネット62yと協働してY軸方向における不動体40と移動体42との相対位置を変更する。
ジャイロセンサ46によって検知されたX軸周り方向における角速度情報は、振れ補正回路47xに設けられたHPF50xおよび演算器53xを介して加算器54xに与えられる。演算器53xは、HPF50xの出力を積分する処理に加えて、移動体42の位置などを参照して他の処理も実行する。
位置センサ48xによって検知された位置情報は、アンプ52xを介して加算器54xに与えられる。加算器54xは、HPF50xから与えられた角速度情報とアンプ52xから与えられた位置情報とを互いに加算する。加算器54xの出力は、サーボフィルタ56xを経た後、アクチュエータ制御信号としてドライバ58xに与えられるとともに、参照制御信号としてドライバ58yに与えられる。
ジャイロセンサ46によって検知されたY軸周り方向における角速度情報は、振れ補正回路47yに設けられたHPF50yおよび演算器53yを介して加算器54yに与えられる。演算器53yは、HPF50yの出力を積分する処理に加えて、移動体42の位置などを参照して他の処理も実行する。
位置センサ48yによって検知された位置情報は、アンプ52yを介して加算器54yに与えられる。加算器54yは、HPF50yから与えられた角速度情報とアンプ52yから与えられた位置情報とを互いに加算する。加算器54yの出力は、サーボフィルタ56yを経た後、アクチュエータ制御信号としてドライバ58yに与えられるとともに、参照制御信号としてドライバ58xに与えられる。
ドライバ58xおよび58yの各々にはまた、手振れ補正量の上限がCPU30によって設定される。上限は、“LM_HI”および“LM_LW”のいずれか一方を示す。また、上限LM_HIは上限LM_LWよりも大きい。
ドライバ58xは、サーボフィルタ56xから与えられたアクチュエータ制御信号に基づいてアクチュエータ60xの駆動量を算出し、算出された駆動量をサーボフィルタ56yから与えられた参照制御信号とCPU30によって設定された上限とに基づいて抑制し、そして抑制された駆動量に従ってアクチュエータ60xを駆動する。
ドライバ58yも、サーボフィルタ56yから与えられたアクチュエータ制御信号に基づいてアクチュエータ60yの駆動量を算出し、算出された駆動量をサーボフィルタ56xから与えられた参照制御信号とCPU30によって設定された上限とに基づいて抑制し、そして抑制された駆動量に従ってアクチュエータ60yを駆動する。
この結果、X軸周り方向におけるカメラ筐体の回転に起因する光軸のY座標と撮像面の中心のY座標とのずれが抑制され、かつY軸周り方向におけるカメラ筐体の回転に起因する光軸のX座標と撮像面の中心のX座標とのずれが抑制されるように、撮像素子44の姿勢が調整される。
撮像面に割り当てられた抽出エリアEXとイメージサークルIMCとの位置関係を図5に示す。図5によれば、イメージサークルIMCの内側に画質劣化エリアが形成される。また、抽出エリアEXは、サイズSZ_LGおよびSZ_SMのいずれに設定されても、定常状態においてイメージサークルIMCの内側に収まる。
手振れ補正モードは、キー入力装置32に設けられたモードスイッチ32mdの操作によって、補正量優先モードおよび画角優先モードのいずれか一方に設定される。補正量優先モードが選択されると、手振れ補正量の上限が“LM_HI”に設定され、抽出エリアEXのサイズが“SZ_SM”に設定される。これに対して、画角優先モードが選択されると、手振れ補正量の上限が“LM_LW”に設定され、抽出エリアEXのサイズが“SZ_LG”に設定される。なお、上述のように、上限LM_HIは上限LM_LWよりも大きく、サイズSZ_SMはサイズSZ_LGよりも小さい。
補正量優先モードが選択され、撮像素子44の姿勢が上限LM_HIまで変化すると、図6(A)に示すように、サイズSZ_LGを示す抽出エリアEXはイメージサークルIMCからはみ出す一方、サイズSZ_SMを示す抽出エリアEXはイメージサークルIMCの内側に収まる。このとき、サイズSZ_LGを示す抽出エリアEXのエッジには、ケラレが部分的に出現する。ただし、抽出エリアEXのサイズは補正量優先モードに対応して“SZ_SM”に設定される。このため、スルー画像または記録画像の画角は縮小されるものの、高い手振れ補正性能が得られる。
画角優先モードが選択され、撮像素子44の姿勢が上限LM_LWまで変化すると、図6(B)に示すように、サイズSZ_LGを示す抽出エリアEXおよびサイズSZ_SMを示す抽出エリアEXのいずれも、イメージサークルIMCの内側に収まる。抽出エリアEXのサイズは画角優先モードに対応して“SZ_LG”に設定されるため、手振れ補正性能は低下するものの、スルー画像または記録画像について広い画角が得られる。
CPU30は、図6に示す撮像タスクおよび図7に示す補正設定制御タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ38に記憶される。
図6を参照して、ステップS1では動画取込み処理を実行する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すスルー画像がLCDモニタ28に表示される。ステップS3ではシャッタボタン32shが半押しされたか否かを判別する。
ステップS3の判別結果がNOであれば、ステップS5では簡易AE処理を繰り返し実行する。この結果、スルー画像の明るさが大まかに調整される。ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS7で厳格AE処理を実行し、ステップS9でAF処理を実行する。厳格AE処理の結果、スルー画像の明るさが厳格に調整される。また、AF処理の結果、スルー画像の鮮鋭度が向上する。
ステップS11ではシャッタボタン32shが全押しされたか否かを判別し、ステップS13ではシャッタボタン32shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS13の判別結果がYESであればそのままステップS3に戻り、ステップS11の判別結果がYESであればステップS15〜S17の処理を経てステップS3に戻る。
ステップS15では、静止画取り込み処理を実行する。この結果、シャッタボタン32shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア22bから静止画像エリア22cに退避される。ステップS17では、記録処理の実行をメモリI/F34に命令する。メモリI/F34は、静止画像エリア22cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路20を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体36に記録する。
図8を参照して、ステップS21では、モードスイッチ32mdによって選択された手振れ補正モードが画角優先モードおよび補正量優先モードのいずれであるかを判別する。選択された手振れ補正モードが補正量優先モードであればステップS23に進み、選択された手振れ補正モードが画角優先モードであればステップS27に進む。
ステップS23では手振れ補正量の上限を“LM_HI”に設定し、ステップS25では抽出エリアEXのサイズを“SZ_SM”に設定する。ステップS27では手振れ補正量の上限を“LM_LW”に設定し、ステップS29では抽出エリアEXのサイズを“SZ_LG”に設定する。ステップS25またはS29の処理が完了すると、モードスイッチ32mdが操作されたか否かをステップS31で繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS21に戻る。
以上の説明から分かるように、撮像素子44は、フォーカスレンズ12Lを経た光学像が照射される撮像面を有し、光学像に対応する生画像データを出力する。ドライバ58xおよび58yの各々は、ジャイロセンサ46によって検知された不動体40の動きつまりカメラ筐体の動きを参照して、フォーカスレンズ12Lと撮像面との相対姿勢を補正する。後処理回路24は、撮像素子44から出力された生画像データのうち撮像面に固定的に割り当てられた抽出エリアEXに属する生画像データを抽出し、抽出された生画像データをYUV形式の画像データに変換する。CPU30は、ドライバ58xおよび58yによる手振れ補正量の上限をユーザ操作に従って変更し(S21~S23, S27)、変更された上限が大きいほど低減されるように抽出エリアEXのサイズを調整する(S25, S29)。
フォーカスレンズ12Lと撮像面との相対姿勢を補正する補正量の上限はユーザ操作に従って変更され、撮像面に割り当てられた抽出エリアEXのサイズは補正量の上限が大きいほど小さいサイズに調整される。したがって、補正量の上限を大きくすれば手振れ補正性能が向上し、補正量の上限を小さくすれば画角が拡大される。こうして使い勝手が向上する。
なお、この実施例では、補正量優先モードが選択されたとき、抽出エリアEXのサイズは“SZ_SM”に固定される。しかし、手振れ補正量が小さい期間に限定して抽出エリアEXのサイズを“SZ_LG”の間で変更するようにしてもよい。この場合、図8に示すステップS25の処理に代えて図9に示すステップS41〜S47の処理を実行する必要がある。
図9を参照して、ステップS41では、ドライバ58xおよび58yの出力に基づいて撮像素子44のシフト量つまり手振れ補正量を算出する。ステップS43では、“SZ_LG”のサイズを有する抽出エリアEXにケラレが出現するか否かを、ステップS41で算出された手振れ補正量に基づいて判別する。判別結果がYESであればステップS45に進み、判別結果がNOであればステップS47に進む。ステップS45では抽出エリアEXのサイズを“SZ_SM”に設定し、ステップS47では抽出エリアEXのサイズを“SZ_LG”に設定する。ステップS45またはS47の処理が完了すると、ステップS31に進む。
また、この実施例では、抽出エリアEXを生画像エリア22aに固定的に割り当てるようにしている。しかし、補正量優先モードが選択されたときにケラレ回避のために抽出エリアEXの位置を変更するようにしてもよい。この場合、図8に示すステップS25とS31との間に図10に示すステップS61〜S63を挿入する必要がある。
図10を参照して、ステップS61では、ドライバ58xおよび58yの出力に基づいて撮像素子44のシフト量つまり手振れ補正量を算出する。ステップS63では、抽出エリアEXへのケラレの出現が回避されるように抽出エリアEXの位置を変更する。
さらに、この実施例では、フォーカスレンズ12Lと撮像素子44との相対姿勢を補正するために撮像素子44の姿勢のみを変更するようにしているが、撮像素子44に代えて或いは撮像素子44とともにフォーカスレンズ12Lの姿勢を変更するようにしてもよい。
また、この実施例では、手振れ補正モード或いはシフト量に応じて、抽出エリアEXのサイズを“SZ_LG”つまり大サイズと“SZ_SM”つまり小サイズとの間で切り換えるようにしている。しかし、3つ以上のサイズの間で抽出エリアEXのサイズを切り換えるようにしてもよい。
さらに、この実施例では、マグネットとホール素子とを用いて位置補正を行うようにしているが、たとえばステッピングモータとパルスカウンタとを用いて位置補正を行うようにしてもよい。
10 …電子カメラ
12 …レンズユニット
14 …センサユニット
40 …不動体
42 …可動体
44 …撮像素子
46 …ジャイロセンサ
48x,48y …位置センサ
58x,58y …ドライバ
60x,60y …アクチュエータ

Claims (9)

  1. レンズを経た光学像が照射される撮像面を有し、前記光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段、
    カメラ筐体の動きを参照して前記レンズと前記撮像面との相対姿勢を補正する補正手段、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段、
    前記補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更手段、および
    前記抽出エリアのサイズを前記上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記抽出エリアは前記撮像面に固定的に割り当てられる、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記調整手段は前記抽出エリアのサイズを小サイズに設定する小サイズ設定手段を含み、
    前記小サイズ設定手段によって設定されたサイズを前記補正手段の補正量が基準を下回る期間に限定して大サイズに変更する変更手段をさらに備える、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記基準は前記大サイズにおいてケラレの発生が回避される上限の補正量に相当する、請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記調整手段は前記抽出エリアのサイズを小サイズに設定する小サイズ設定手段を含み、
    前記補正手段による補正量に応じて前記抽出エリアの割り当て位置を変更する位置変更手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  6. 既定軸回り方向における前記カメラ筐体の動きを検知する検知手段をさらに備え、
    前記補正手段は前記検知手段の検知結果を参照して前記相対姿勢を補正する、請求項1ないし5のいずれかに記載の電子カメラ。
  7. 前記ユーザ操作は、補正量優先モードを選択する第1操作、および画角優先モードを選択する第2操作を含み、
    前記上限変更手段は、前記第1操作に応答して前記上限を第1量に設定する第1量設定手段、および前記第2操作に応答して前記上限を前記第1量よりも小さい第2量に設定する第2量設定手段を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の電子カメラ。
  8. レンズを経た光学像が照射される撮像面を有し、前記光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段、カメラ筐体の動きを参照して前記レンズと前記撮像面との相対姿勢を補正する補正手段、および前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    前記補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更ステップ、および
    前記抽出エリアのサイズを前記上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  9. レンズを経た光学像が照射される撮像面を有し、前記光学像に対応する電子画像を出力する撮像手段、カメラ筐体の動きを参照して前記レンズと前記撮像面との相対姿勢を補正する補正手段、および前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記撮像面に割り当てられた抽出エリアに属する電子画像を抽出する抽出手段を備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記補正手段による補正量の上限をユーザ操作に従って変更する上限変更ステップ、および
    前記抽出エリアのサイズを前記上限変更手段によって定義された上限が大きいほど小さいサイズに調整する調整ステップを備える、撮像制御方法。
JP2012194090A 2012-09-04 2012-09-04 電子カメラ Pending JP2014050081A (ja)

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JP2020034762A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 株式会社タムロン 像振れ補正装置、及びそれを備えたレンズユニット、撮像装置、並びに像振れ補正方法
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