JP2014049847A - 半導体装置及び電源装置 - Google Patents

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大介 近藤
Takahiro Nomiyama
貴弘 野見山
Koji Tateno
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Abstract

【課題】中間レベルの信号の入力の有無を精度良く判定する。
【解決手段】本半導体装置(DrMDL_1、DrMDLX_1)は、第1端子(PWM_IN)に供給された入力信号(SIN)が第1閾値(Vth1)を超えているか否かを判定する第1判定回路(23)と、入力信号が第1閾値よりも大きい第2閾値(Vth2A、Vth2B)を超えているか否か判定する第2判定回路(22)とを有する。本半導体装置は更に、第1判定回路及び第2判定回路の判定結果を入力する第1論理回路(24)を有する。第1論理回路は、入力信号が第1閾値を超えており、且つ第2閾値を超えていない場合に、入力信号が中間レベルの信号であることを示す第1信号(VMDL)を有効にする。第2判定回路は前記第2閾値が選択可能にされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、外部入力信号を受けるための入力インターフェース回路を備える半導体装置、及びそれを用いた電源装置に関し、特に複数の信号レベルの外部入力信号に対応した半導体装置に適用して有効な技術に関する。
複数のICチップから構成されるシステムでは、ICチップ毎に最適な電源電圧が供給される。そのため、電源電圧の異なるICチップ間のインターフェースは、外部入力信号の信号レベルとチップ内部の信号レベルとが相違する場合がある。例えば、近年CPU向けの電源装置として知られている、複数のDC/DCコンバータを並列配置したマルチフェーズ方式の電源装置は、複数のICチップを含んで構成される。マルチフェーズ方式の電源装置は、例えば、入力電圧を目標とする電圧に変換して出力する電圧コンバータ回路が複数並列接続され、夫々の電圧コンバータ回路をVR(Voltage Regulator)コントローラICによって制御するシステム構成とされる。電圧コンバータ回路は、例えば降圧のスイッチング電源を構成するコイルと容量から成るLCフィルタと、LCフィルタに流れる電流を制御するハイサイド/ローサイドの2つのパワートランジスタと、当該パワートランジスタを駆動するドライバIC等から構成される。VRコントローラICは、夫々の電圧コンバータ回路で生成される出力電圧が目標とする電圧となるようにPWM(pulse width modulation)信号を生成して出力する。ドライバICは、VRコントローラICによって生成されたPWM信号に基づいて、2つのパワートランジスタのオン・オフを制御するための制御信号を生成する。
ここで、ドライバICの電源電圧仕様は例えば5.0Vであるのに対し、VRコントローラICの電源電圧仕様は3.3Vと5.0Vの2つが存在する。すなわち、ドライバICに対して、3.3V振幅のPWM信号が入力される場合と5.0V振幅のPWM信号が入力される場合とがあり、ドライバICにおいてこれらの入力信号に対応した入力インターフェース回路の構築が課題となる。この課題に対しては、例えば、3.3V振幅のPWM信号に対応するドライバICと、5.0V振幅のPWM信号に対応するドライバICとを別個に用意するという方法が考えられる。なお、その他の関連する従来技術として、電源電圧3.3V用の入力バッファと電源電圧5.0V用の入力バッファとを半導体集積回路内に設け、その半導体集積回路に供給される電源電圧に応じて、上記2つの入力バッファを切り替えることにより、適切な入出力電圧マージンを得る技術が特許文献1に開示されている。
特開平9−246473号公報
上記のように、3.3V振幅と5.0V振幅とに対応するドライバICを別個に用意する場合、例えば、3.3V振幅のPWM信号に対応するドライバICは、入力ローレベルを判別するための閾値電圧VILを例えば1.0Vとし、入力ハイレベルを判別するための閾値電圧VIHを例えば2.2Vとすることで、最適なノイズマージンを得ることができる。他方、5.0V振幅のPWM信号に対応するドライバICは、閾値電圧VILを例えば1.0Vとし、閾値電圧VIHを例えば3.7Vとすることで、最適なノイズマージンを得ることができる。しかしながら、VRコントロールICの電源電圧仕様の夫々に対応したドライバICを複数種類開発する方法では、ドライバICの品種展開が煩雑となり、またコストの増加も招く。そこで、別の対応策として、例えば、ドライバICに、低い方の振幅(3.3V)に対応する閾値電圧VIL(2.2V)、VIH(1.0V)を設定した入力インターフェース回路を1つ設けることによって、2種類の振幅レベルに対応させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、以下のような場合に問題が発生することを本願発明者は見出した。
VRコントロールICは、ハイレベルとローレベルの2値のPWM信号を出力することにより、ハイサイド/ローサイドの2つのパワートランジスタを交互にオン・オフさせる。この機能に加え、軽負荷時等に、出力を高インピーダンス状態にすることによって2つのパワートランジスタを共にオフさせるように制御するVRコントローラICも多く存在する。また、2つのパワートランジスタを共にオフさせるために、出力をハイインピーダンスにする代わりに、ハイレベルとローレベルの間の中間電位信号を出力するVRコントローラも存在する。例えば、3.3V振幅のPWM信号を出力するVRコントロールICは、例えば1.6VのDC電圧を中間電位信号として出力し、5.0V振幅のPWM信号を出力するVRコントロールICは、例えば2.0V前後のDC電圧を中間電位信号として出力する。
このような中間電位信号を出力するVRコントロールICと組み合わせて使用されるドライバICは、PWM信号の論理レベル(ハイレベル/ローレベル)の判定に加え、中間レベルの判定が必要となる。例えば、3.3V振幅の入力信号に対応した入力インターフェース回路の場合、例えば閾値電圧VIL(1.0V)から閾値電圧VIH(2.2V)の間の電圧範囲の信号を中間電位信号と判別し、5.0V振幅の入力信号に対応した入力インターフェース回路の場合、例えば閾値電圧VIL(1.0V)から閾値電圧VIH(3.7V)の間の電圧範囲の信号を中間電位信号と判別する。しかしながら、上記のように1つのドライバICで2種類の振幅レベルに対応させたドライバICでは、例えば電源電圧仕様が5.0VであるVRコントロールICから2.0V前後の中間電位信号が入力されると、当該入力された中間電位信号とハイレベル側の閾値電圧VIH(2.2V)との間の差(マージン)が小さくなる。そのため、中間電位信号にノイズが重畳したりすると、ドライバICにおいて信号レベルの誤判定が起こり、電源装置の誤動作を引き起こす可能性がある。なお、特許文献1の技術は、中間電位の信号を判別することについて特に考慮されておらず、上記問題を解決するために当該文献の技術をそのまま適用することはできない。
このような課題を解決するための手段等を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本半導体装置は、第1端子に供給された入力信号が第1閾値を超えているか否かを判定する第1判定回路と、前記入力信号が前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超えているか否か判定する第2判定回路と、前記第1判定回路及び前記第2判定回路の判定結果を入力する第1論理回路とを有する。本半導体装置において、前記第1論理回路は、前記入力信号が前記第1閾値を超えており、且つ前記第2閾値を超えていない場合には、前記入力信号がハイレベルとローレベルとの間の中間レベルの信号であることを示す第1信号を有効にし、前記第2判定回路は前記第2閾値が選択可能にされる。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本半導体装置によれば、中間レベルの信号の入力の有無を精度良く判定することができる。
図1は、本願の一実施の形態に係る半導体装置を例示するブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る電源装置を例示するブロック図である。 図3は、ドライバモジュールDrMDL_1の内部構成を例示するブロック図である。 図4は、入力インターフェース回路10の内部構成を例示するブロック図である。 図5は、入力信号SINとその判定結果を例示する説明図である。 図6は、端子DISBLの周辺に配置される回路を例示するブロック図である。 図7は、端子DISBLに入力された信号とその判定結果を例示する説明図である。 図8は、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_n間の接続関係を例示する説明図である。 図9は、端子DISBLの入力状態に対するドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの動作状態を例示する説明図である。 図10は、実施の形態2に係るドライバモジュールDrMDLX_1〜DrMDLX_nの内部構成を例示するブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕(ハイレベルの判定基準が選択可能な入力I/F回路を備える半導体装置)
本願の代表的な実施の形態に係る半導体装置(DrMDL_1〜DrMDL_n、DrMDLX_1〜DrMDLX_n、)は、図1に示されるように、第1端子(PWM_IN)と、前記第1端子に供給された入力信号(SIN)を受ける入力インターフェース回路(10)と、を有する。入力インターフェース回路は、入力信号が第1閾値(Vth1)を超えているか否かを判定する第1判定回路(23、INVJ1)と、入力信号が前記第1閾値よりも大きい第2閾値(Vth2A、Vth2B)を超えているか否か判定する第2判定回路(22、INVJ2A、INVJ2B)と、前記第1判定回路及び前記第2判定回路の判定結果を入力する第1論理回路(24)と有する。前記第1論理回路は、前前記入力信号が前記第1閾値を超え、且つ前記第2閾値を超えない場合には、前記入力信号がハイレベルとローレベルとの間の中間レベルの信号であることを示す第1信号(VMDL)を有効にする。更に、前記第2判定回路は、前記第2閾値が選択可能にされる。
これによれば、2つの判定基準(第1閾値及び第2閾値)の異なる第1判定回路及び第2判定回路の夫々の判定結果を用いることで、前記入力信号が中間レベルの信号であることを容易に判別することができる。また、ハイレベル側を検出する前記第2判定回路の前記第2閾値が選択可能に構成されるから、例えば入力信号の振幅レベルに応じてハイレベル側の判定基準を変更することができる。これにより、振幅レベルに応じて、中間レベル信号のハイレベル側の判定基準に対するマージンを最適化することができるので、中間レベル信号の判定に際し、誤判定が起こる可能性が低くなる。
〔2〕(ドライバ回路)
項1の半導体装置は、負荷(L_1〜L_n)を駆動するための制御信号(VGH、VGL)を生成する信号生成部(11)を更に有する。本半導体装置において、前記第1論理回路は、ディジタル信号である第2信号(VHL)を更に生成する。前記第1論理回路は、前記入力信号が前記第2閾値を超える場合に、前記第2信号を第1論理値(ハイレベル)にし、前記入力信号が前記第1閾値を超えない場合に、前記第2信号を前記第1論理値と反対の第2論理値(ローレベル)にする。また、前記信号生成部は、前記第1信号が有効にされた場合には、前記負荷の駆動を停止する前記制御信号を生成し、前記第1信号が有効にされない場合には、前記第2信号の論理値に応じて負荷を駆動するための前記制御信号の生成が可能にされる。
これによれば、入力信号の振幅レベルが変更されたとしても、負荷の駆動に際して誤動作が起こる可能性が低くなる。
〔3〕(外部信号に応じたハイレベルの判定基準の切替)
項2の半導体装置は、第2端子(DSIBL(PWM_SEL))を更に有する。本半導体装置において、前記第2判定回路は、前記第2端子に入力された信号に応じて前記第2閾値が選択可能にされる。
これによれば、ハイレベル側の判定基準の変更が容易となる。
〔4〕(端子の兼用)
項3の半導体装置は、更に、前記第2端子に入力された信号が第3閾値(Vth3)を超えているか否かを判定する第3判定回路(15、INVJ3)と、前記第2端子に入力された信号が前記第3閾値よりも大きい第4閾値(Vth4)を超えているか否かを判定する第4判定回路(12、INVJ4)と、を有する。前記第2判定回路は、前記第4判定回路の判定結果に応じて、第1電圧(Vth2A)又は前記第1電圧より大きい第2電圧の何れか一方が前記第2閾値(Vth2B)として選択される。また、前記信号生成部は、前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えたことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じた前記制御信号の生成が可能にされ、前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えないことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じた前記制御信号の生成が停止される。
これによれば、ハイレベル側の判定基準を変更するための外部端子と、前記信号生成部による第2信号の論理値に応じた前記制御信号の生成の可否(例えばイネーブル状態/ディセーブル状態)を指示するための外部端子とを兼用とするから、既存の回路にハイレベル側の判定基準の変更機能を追加することによる、外部端子の増加はない。これにより、既存の半導体装置からの置き換えが容易となる。
〔5〕(開放時の中間電圧生成)
項1乃至4の何れかの半導体装置において、前記入力インターフェース回路は、電圧生成回路(21)を更に有する。前記電圧生成回路は、前記第1端子が開放状態である場合には、前記第1閾値よりも大きく、且つ前記第2閾値よりも小さい第3電圧(中間電圧)を生成し、前記入力電圧として前記第1判定回路及び前記第2判定回路に与える。他方、前記第1端子が開放状態でない場合には、前記第1端子に入力された信号を前記入力信号として前記第1判定回路及び前記第2判定回路に与える。
これによれば、例えば、本半導体装置の第1端子に接続される前段の回路ブロックが、中間レベルの信号を出力する代わりに出力端子を高インピーダンス状態にする機能を備える場合であっても、前記第1判定回路及び前記第2判定回路の入力状態が不定になることを防止することができる。
〔6〕(中間電圧の変更)
項5の半導体装置において、前記電圧生成回路は、前記第4判定回路の判定結果に応じて、前記第3電圧の大きさを切り替える。
これによれば、入力信号の振幅レベルが変更された場合に、前記第2判定回路の第2閾値とともに前記第3電圧の大きさが変更されるから、中間レベルの信号が入力される場合と同様に、前記第3電圧のハイレベル側の判定基準に対するマージンを大きくすることが可能となる。これにより、前記第1端子が高インピーダンス状態であるか否かを、より精度良く判定することが可能となる。
〔7〕(電圧生成部の詳細)
項6の半導体装置において、前記電圧生成回路は、前記第1端子、前記第1判定回路の入力端子、及び前記第2判定回路の入力端子とが接続される第1ノード(ND1)と、グラウンド電圧が供給される第2ノード(グラウンドノード)と前記第1ノードの間に接続される第1抵抗回路(210)を有する。前記電圧生成回路は更に、グラウンド電圧より大きい電圧(VDD1)が供給される第3ノードと前記第1ノードとの間に接続される第2抵抗回路(211)を有する。前記電圧生成回路において、前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路の一方又は双方の抵抗値が、前記第4判定回路の判定結果に応じて変更可能にされる。
これによれば、前記第3電圧の生成が容易となる。また、前記第1抵抗回路及び前記第2抵抗回路の一方又は双方の抵抗値を変更可能にすることで、生成する前記第3電圧の大きさを容易に変更することができる。
〔8〕(ハイサイドMOS+ローサイドMOS)
項2乃至7の何れかの半導体装置は、更に、電源端子(VIN)と、グラウンド端子(PGND)と、負荷(L_1〜L_n)を駆動するための出力端子(SW)と、前記出力端子と前記グラウンド端子との間に接続される第1パワートランジスタ(L_PWTR)と、前記電源端子と前記出力端子との間に接続される第2パワートランジスタ(H_PWTR)と、を有する。信号生成部は、前記第1信号が有効にされず、且つ前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えたことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じて第1パワートランジスタ及び第2パワートランジスタを交互にオンさせる制御信号の生成が可能にされ、そうでない場合には、第1パワートランジスタ及び第2パワートランジスタを共にオフ状態にする制御信号を生成する。
これによれば、入力信号の信号レベルに応じた前記第1パワートランジスタ及び前記第2パワートランジスタのオン・オフ制御を容易に実現できる。
〔9〕(スイッチングレギュレータ)
本願の代表的な実施の形態に係る電源装置(100)は、入力電圧(VIN)を目標電圧に変換して出力する。本電源装置は、前記入力電圧が前記電源端子に供給される項8の半導体装置と、出力ノードと前記半導体装置の前記出力端子との間に接続されるインダクタ(L_1〜L_n)と、前記出力ノードと接地ノードとの間に接続される容量(COUT(CO1、CO2))と、を有する。本電源装置は更に、前記出力ノードの電圧が前記目標電圧と等しくなるようにPWM信号を生成し、前記半導体装置の前記第1端子に供給するPWM制御部(2)を有する。
これによれば、前記PWM制御から出力されるPWM信号の振幅レベルによらない電源装置の安定した制御が可能となる。
〔10〕(外付け抵抗によるハイレベルの判定基準の設定)
項9の電源装置は、所定の電圧が供給されるノードと前記接地ノードとの間に直列接続された第3抵抗(R1)及び第4抵抗(R2)を更に有する。前記第3抵抗と前記第4抵抗との接続ノードは、前記第1半導体装置の前記第2端子に接続される。
これによれば、前記第3抵抗と前記第4抵抗の抵抗比と、前記所定の電圧の大きさを調整することによって、前記第2信号の論理値に基づく前記制御信号の生成の可否を指示する信号と、ハイレベル側の判定基準の大きさを指示する信号の双方を容易に生成することができる。
〔11〕(ハイレベルの判定基準が選択可能な入力I/F回路を備える半導体装置)
本願の代表的な別の実施の形態に係る半導体装置(DrMDL_1〜DrMDL_n、DrMDLX_1〜DrMDLX_n)は、信号を入力するための第1端子(PWM_IN)と、前記第1端子に入力された入力信号(SIN)を受ける入力インターフェース回路(10)と、を有する。本半導体装置において、前記入力インターフェース回路は、前記入力信号の信号レベルが第1閾値(Vth1)を超えない場合には、前記入力信号がローレベルの信号であると判定し、前記入力信号の信号レベルが前記第1閾値よりも大きい第2閾値(Vth2A、Vth2B)を超える場合には、前記入力信号がハイレベルの信号であると判定する。入力インターフェース回路は、前記入力信号の信号レベルが前記第1閾値を超え、且つ前記第2閾値を超えない場合には、前記入力信号が前記ハイレベルと前記ローレベルの間の中間レベルの信号であると判定する。更に、本半導体装置において、前記第2閾値として、複数の異なる閾値電圧が選択可能にされる。
これによれば、異なる2つの判定基準(第1閾値及び第2閾値)を用いることで、前記入力信号がハイレベル、ローレベル、又は中間レベルであることを容易に判別することができる。また、ハイレベル側を検出する前記第2閾値が選択可能に構成されるから、例えば入力信号の振幅レベルに応じてハイレベル側の判定基準を変更することができる。これにより、振幅レベルに応じて、入力される中間レベル信号のハイレベル側の判定基準に対するマージンを最適化することができるので、中間レベル信号の判定に際し、誤判定が起こる可能性が低くなる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
≪実施の形態1≫
図2は、実施の形態1に係る電源装置を例示するブロック図である。
同図に示される電源装置100は、入力電圧VINを所望の電圧に変換し、出力ノードOUTに出力する。出力ノードOUTに接続される負荷200は、特に制限されないが、CPU等の各種データ処理を行うデータプロセッサである。出力ノードOUTの電圧(以下、単に、出力電圧VOUTと称する。)は、上記データプロセッサの電源として供給される。
電源装置1は、特に制限されないが、複数のDC/DCコンバータを並列配置したマルチフェーズ方式の降圧のスイッチング電源回路を構成する。具体的には電源装置1は、複数のコイルL_1〜L_n(nは2以上の整数)と、容量CO1、CO2(以下、2つの容量を併せて出力容量COUTと表記する。)と、複数のドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nと、VRコントローラ(VRCONT)2と、を含む。コイルL_1とドライバモジュールDrMDL_1とは、入力電圧VINを変換した電圧を出力容量COUTが接続された出力ノードOUTに出力する1つの電圧コンバータ回路を構成する。同様に、コイルL_2及びドライバモジュールDrMDL_2と、コイルL_2及びドライバモジュールDrMDL_2も、夫々1つの電圧コンバータ回路を構成する。
VRコントローラ2は、出力電圧VOUTを監視し、出力電圧VOUTが目標とする電圧(例えば、1.2V)となるようにPWM(pulse width modulation)信号を生成する。VRコントローラ2は、特に制限されないが、公知のCMOS集積回路の製造技術によって1個の単結晶シリコンのような半導体基板に形成された1チップの半導体集積回路から構成される。VRコントローラ2は、供給された電源電圧VDD2からの給電により動作する。特に制限されないが、VRコントローラ2には、電源電圧VDD2として例えば3.3V又は5.0Vの電圧が供給可能とされる。
VRコントローラ2は、電源電圧VDD2に応じた信号レベル(振幅)のPWM信号を生成する。例えば、3.3Vの電源電圧VDD2の供給によって動作するVRコントローラ2は、3.3V振幅のPWM信号を生成し、5.0Vの電源電圧VDD2の供給によって動作するVRコントローラ2は、5.0V振幅のPWM信号を生成する。また、VRコントローラ2は、電源装置100が軽負荷状態である場合等に、コイルL_1〜L_nの駆動の停止を指示する信号として、ハイレベル(3.3V又は5.0V)とローレベル(0V)の間の中間レベルのDC電圧を出力する(以下、当該信号を中間電位信号と称する。)。例えば、3.3Vを動作電源とするVRコントローラ2は、中間電位信号として例えば1.6VのDC電圧を生成し、5.0Vを動作電源とするVRコントローラ2は、中間電位信号として例えば2.0VのDC電圧を生成する。なお、図2では、3.3Vの電源電圧VDD2によって動作するVRコントローラ2から、3.3V振幅のPWM信号、又は1.6Vの中間電位信号が出力される場合が例示されている。PWM信号及び中間電位信号は、VRコントローラ2の各出力端子PWM_1〜PWM_nから出力され、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの各端子PWM_INに入力される。
ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nは、例えば、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTR、ローサイドのパワートランジスタL_PWTR、及びドライバ回路(DR_CIR)1を備える。ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nは、ドライバ回路1によって2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを駆動することで、端子SWに接続された負荷(図2では、コイルL_1(L_2〜L_n))に供給する電流を制御し、出力ノードOUTに電圧を発生させる。
以下、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nについて詳細に説明する。なお、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの夫々は同一の回路構成とされるため、ここでは、代表的にドライバモジュールDrMDL_1を例に取り説明する。
図3は、ドライバモジュールDrMDL_1の内部構成を例示するブロック図である。前述したように、ドライバモジュールDrMDL_1は、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTRと、ローサイドのパワートランジスタL_PWTRと、ドライバ回路1と、複数の外部端子と、を含んで構成される。特に制限されないが、ドライバ回路1と2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRは、公知のCMOS集積回路の製造技術によって1個の単結晶シリコンのような半導体基板に形成された半導体集積回路である。ドライバモジュールDrMDL_1は、特に制限されないが、夫々別個の半導体チップに形成されたドライバ回路1及び2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを、1つのパッケージに封止したマルチチップモジュール(MCM:multichip module)として構成される。
前記複数の外部端子は、例えば、端子VCIN、端子DISBL、端子PWM_IN、端子CGND、端子PGND、端子SW、端子VIN、端子BOOT、端子GT、及び端子GH等を含む。端子VCINは、ドライバ回路1における各内部回路の電源となる電圧VDD1(例えば5.0V)の供給を受ける端子である。端子CGNDは、ドライバ回路1における各内部回路のためのグラウンド電圧(0V)の供給を受ける端子である。端子PGNDは、ローサイドのパワートランジスタPWTR及びそのプリドライバのためのグラウンド電圧(0V)の供給を受ける端子である。端子GHはハイサイドのパワートランジスタH_PWTRのゲート駆動信号VGHを出力するための端子である。端子GLはローサイドのパワートランジスタL_PWTRのゲート駆動信号VGLを出力するための端子である。端子VIN(以下、参照符号VINは端子、及び当該端子に供給された電圧を表す。)は、電源装置100の入力電圧VIN(例えば12V)を受ける端子である。端子SWは、ドライバモジュールDrMDL_1の出力端子であり、パワートランジスタH_PWTR、L_PWTRによって駆動される負荷(例えばL_1)が接続される。端子PWM_INは、VRコントローラ2の出力端子PWM_1から出力されたPWM信号又は中間電位信号を受ける端子である。端子DISBLは、負荷(コイルL_1)の駆動と停止を指示する信号と、後述する入力インターフェース回路10においてPWM信号の信号レベルを判定するための判定基準の切り替えを指示する信号とを受ける入力端子である。また、詳細は後述するが、端子DISBLは、過熱保護回路14によって過熱状態が検出されたことを外部に通知するための出力端子でもある。
ハイサイドのパワートランジスタH_PWTRは、特に制限されないが、Nチャネル型のパワーMOSトランジスタである。パワートランジスタH_PWTRは、そのドレインが端子VINに接続され、そのソースが端子SWに接続される。
ローサイドのパワートランジスタL_PWTRは、特に制限されないが、Nチャネル型のパワーMOSトランジスタである。パワートランジスタL_PWTRは、そのドレインが端子SWに接続され、そのソースが端子PGNDに接続される。
ドライバ回路1は、VRコントローラ2からの指示に応じて、2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを駆動する。ドライバ回路1は、VRコントローラ2から供給されるPWM信号の振幅レベルに応じた2つの入力モードを有する。具体的には、ドライバ回路1は、VRコントローラ2から供給される3.3V振幅のPWM信号の入力に対応した3.3V入力モードと、VRコントローラ2から供給される5.0V振幅のPWM信号に対応した5.0V入力モードの2つの入力モードを有する。詳細は後述するが、ドライバ回路1は、上記2つの入力モードにおいて異なる判定基準を用いてPWM信号の信号レベルを判定し、その判定結果に基づいて2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを駆動する。
具体的に、ドライバ回路1は、入力インターフェース回路(I/F_CIR)10、ゲート駆動信号生成部11、モード選択回路12、低電圧誤動作防止回路(UVL:Under Voltage Lock)13、過熱保護回路(THDN:Thermal Shutdown)14、イネーブル信号生成回路15、及び制御回路16を含んで構成される。
モード選択回路12は、端子DISBLに入力された信号の信号レベルに応じて、上記3.3V入力モードと5.0V入力モードの何れか一方を指示する信号SEL、SELXを出力する。信号SEL、SELXは、例えばディジタル信号であり、信号SELXは信号SELの反転信号である。例えば、3.3V入力モードを指示する場合には、信号SELがハイレベル(信号SELXがローレベル)にされ、5.0V入力モードを指示する場合には、信号SELがローレベル(信号SELXがハイレベル)にされる。モード選択回路12の詳細については後述する。
入力インターフェース回路10は、VRコントローラ2から端子PWM_INに供給された信号(以下、入力信号SINと表記する。)の信号レベルを判定し、その判定結果に応じて各種制御信号を生成する。具体的には、入力インターフェース回路10は、入力信号SINの信号レベルがハイレベルであるか、ローレベルであるか、又は中間レベルであるかを判定し、判定結果に応じて制御信号VHL、VMDLを出力する。制御信号VHLは、例えば、入力信号SINがPWM信号である場合に、PWM信号の信号レベルに応じて論理値が切り替わるディジタル信号である。例えば、制御信号VHLは、入力信号SINがハイレベルと判定されたときにハイレベルにされ、入力信号SINがローレベルと判定されたときにローレベルにされる。制御信号VMDLは、入力信号SINが中間電位信号であるか否かを示すディジタル信号である。例えば制御信号VMDLは、入力信号SINが中間電位信号であると判定されたときにハイレベルにされ、中間電位信号でないと判定されたときにローレベルにされる。また、入力インターフェース回路10は、入力信号SINの信号レベルを判定するための判定基準が、モード選択回路12による信号SEL、SELXによって変更可能にされる。入力インターフェース回路10の詳細については後述する。
低電圧誤動作防止回路13は、端子VCINに供給された電源電圧VDD1を監視し、監視結果を信号VUVLとして出力する。低電圧誤動作防止回路13は、電源電圧VDD1が所定の閾値より低い場合に、信号VUVLを例えばハイレベルにし、電源電圧VDD1が所定の閾値を超える場合に、信号VUVLを例えばローレベルにする。
過熱保護回路14は、ドライバ回路1内の温度を監視し、監視結果を信号VTSDとして出力する。過熱保護回路14は、温度が所定の閾値よりも低い場合には信号VTSDを例えばローレベルにし、温度が所定の閾値を超える場合には信号VTSDを例えばハイレベルにする。
イネーブル信号生成回路15は、端子DISBLに入力された信号の信号レベルに応じて、ドライバ回路1全体をイネーブル状態又はディセーブル状態にするための信号ENXを生成する。イネーブル信号生成回路15は、例えば、イネーブル状態を指示する場合には、信号ENXをローレベルにし、ディセーブル状態を指示する場合には信号ENXをハイレベルにする。イネーブル信号生成回路15の詳細については後述する。
制御回路16は、イネーブル信号ENX、信号VUVL、及び信号VTSDに応じて、端子SWに接続された負荷(コイルL_1)の駆動と停止を指示する制御信号STPXを生成する。制御回路16は、負荷の駆動を指示する場合には制御信号STPXをハイレベルにし、負荷の駆動の停止を指示する場合には制御信号STPXをローレベルにする。制御回路16は、例えば、イネーブル信号ENX、信号VUVL、及び信号VTSDを入力信号とする3入力のNOR回路から構成される。
ゲート駆動信号生成部11は、制御信号VHL、VMDL、及びSTPXに基づいて、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTRを駆動するゲート駆動信号VGHと、ローサイドのパワートランジスタL_PWTRを駆動するゲート駆動信号VGLとを生成する。具体的には、ゲート駆動信号生成部11は、ゲート制御回路(GCNT)111と、ハイサイドのプリドライバ回路112と、ローサイドのプリドライバ回路113と、スイッチ回路SWBと、を含んで構成される。
スイッチ回路SWBは、端子BOOTと端子SWとの間に接続された外付け容量CBTへの電荷の供給を制御することで、端子VINに入力される電圧よりも大きいブート電圧VBT(=VIN+VDD)を生成する。ブート電圧VBTはプリドライバ回路112に供給される。
プリドライバ回路112は、ディジタル信号である制御信号VSWHに基づいて、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTRのオン・オフを制御する。プリドライバ回路112は、例えばレベルシフト回路1120及びバッファ回路1121等から構成される。レベルシフト回路1120は、振幅レベルがVDD1である制御信号VSWHをブート電圧VBTの振幅レベルに変換する。バッファ回路1121は、ブート電圧VBTの振幅レベルに変換された制御信号VSWHの論理値に応じてゲート駆動信号VGHを生成し、パワートランジスタH_PWTRのオン・オフを制御する。ゲート駆動信号VGHの振幅レベルはブート電圧VBTである。
プリドライバ回路113は、ディジタル信号である制御信号VSWLに基づいて、ローサイドのパワートランジスタL_PWTRのオン・オフを制御する。プリドライバ回路113は、例えばバッファ回路1131等から構成される。バッファ回路1131は、制御信号VSWLの論理値に応じてゲート駆動信号VGLを生成し、パワートランジスタL_PWTRのオン・オフを制御する。ゲート駆動信号VGLの振幅レベルは電源電圧VDD1である。
ゲート制御回路111は、制御信号VHL、VMDL、及びSTPXに基づいて、制御信号VSWB、VSWH、VSWLを生成する。ゲート制御回路111は、制御信号VMDLによって中間電位信号が入力されていると判定された場合、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTR及びローサイドのパワートランジスタL_PWTRのオフを指示するとともに、スイッチ回路SWBをオフさせる。例えば、制御信号VMDLがハイレベルである場合、制御信号VSWB、VSWH、及びVSWLをローレベルにする。同様に、制御信号STPXによって負荷の駆動の停止が指示された場合、ゲート制御回路111は、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTR及びローサイドのパワートランジスタL_PWTRのオフを指示するとともに、スイッチ回路SWBをオフさせる。例えば、制御信号STPXがローレベルである場合、制御信号VSWB、VSWH、及びVSWLをローレベルにする。上記以外の場合、ゲート制御回路111は、制御信号VHLの論理値に応じて、制御信号VSWB,VSWH,VSWLを生成する。この場合、2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを介して端子VINから端子PGNDに貫通電流が流れることを防止するため、ゲート制御回路111は、2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRが同時にオンしないように、制御信号VSWH、VSWを生成するタイミングを調整する。具体的には、ゲート制御回路111は、一方のパワートランジスタをオフ状態に制御してから所定の遅延時間を待って、他方のパワートランジスタをオン状態に制御するように制御信号VSWH、VSWLを生成する。例えば、ゲート制御回路111は、ゲート駆動電圧VGL及びVGHの電圧を監視し、一方のゲート駆動信号(例えばVGL)の電圧がローレベルになってから所定時間の経過後に、他方のゲート駆動信号(例えばVGH)の電圧をハイレベルにする。また、ゲート制御回路111は、ローサイドのパワートランジスタL_PWTRのオン/オフに同期して、スイッチ回路SWBをオン/オフさせる。例えば、制御信号VSWLをハイレベルにするときにスイッチ回路SWBをオンさせる制御信号VSWBを生成し、制御信号VSWLをローレベルにするときにスイッチ回路SWBをオフさせる制御信号VSWBを生成する。
ここで、入力インターフェース回路10について詳細に説明する。
図4は、入力インターフェース回路10の内部構成を例示するブロック図である。同図に示されるように、入力インターフェース回路10は、例えば、電圧生成回路21、ハイレベル検出回路22、ローレベル検出回路23、及び論理回路24を備える。
ローレベル検出回路23は、入力信号SINの信号レベルがローレベルであるか否かを判定する。ローレベル検出回路23は、例えば、入力電圧判定回路INVJ1と、単数又は複数のインバータ回路INVを備える。入力電圧判定回路INVJ1は、例えば、VDD1/2以下の閾値電圧Vth1を有するインバータ回路である。本実施の形態では、一例として、閾値電圧Vth1を1.0Vとする。なお、同図では、ローレベル検出回路23が1個のインバータ回路INVを有する場合が例示されるが、その個数に特に制限はなく、後段の論理回路24の構成に応じて変更してもよい。
ハイレベル検出回路22は、入力信号SINの信号レベルがハイレベルであるか否かを判定する。また、ハイレベル検出回路22は、信号レベルを判定するための判定基準が上記入力モード(3.3V入力モード/5.0V入力モード)によって選択可能にされる。具体的には、ハイレベル検出回路22は、入力電圧判定回路INVJ2A、INVJ2B、単数又は複数のインバータ回路INV、及び複数のスイッチ回路SW1〜SW4を備える。なお、同図では入力電圧判定回路INVJ2A、INVJ2Bの後段に夫々1個のインバータ回路INVが例示されるが、その個数に特に制限はなく、後段の論理回路24の構成に応じて変更してもよい。
入力電圧判定回路INVJ2Aは、例えば、入力電圧判定回路INVJ1の閾値電圧Vth1よりも高く設定された閾値電圧Vth2Aを有するインバータ回路である。入力電圧判定回路INVJ2Bは、例えば、入力電圧判定回路INVJ2Aの閾値電圧Vth2Aよりも高く設定された閾値電圧Vth2Bを有するインバータ回路である。本実施の形態では、一例として、閾値電圧Vth2Aを2.2Vとし、閾値電圧Vth2Bを3.7Vとする。スイッチ回路SW1〜SW4は、モード選択回路12によって生成された信号SEL、SELXに応じてオン・オフが制御される。スイッチ回路SW1、SW3は、例えば選択信号SELがハイレベルであるときにオンし、ローレベルであるときにオフする。スイッチ回路SW2、SW4は、例えば選択信号SELXがハイレベルであるときにオンし、ローレベルであるときにオフする。これにより、3.3V入力モード(信号SELがハイレベル)である場合、入力電圧判定回路INVJ2Aによって入力信号SINの信号レベルがハイレベルであるか否かが判定され、5.0V入力モード(信号SELXがハイレベル)である場合、入力電圧判定回路INVH2Bによって入力信号SINの信号レベルがハイレベルであるか否かが判定される。以上のようにハイレベル検出回路22を構成することで、ハイレベルであるか否かを判定する判定基準を入力モードによって容易に切り替えることができる。
論理回路24は、ハイレベル検出回路22及びローレベル検出回路21の夫々の判定結果を入力し、制御信号VHL、VMDLを生成する。制御信号VHLは、入力信号SINの信号レベルがハイレベル又はローレベルであるかによって論理値が切り替わるディジタル信号である。例えば、論理回路24は、ハイレベル検出回路22によって入力信号SINの信号レベルがハイレベルと判定されたときに制御信号VHLをローレベルにし、ローレベル検出回路21によって入力信号SINの信号レベルがローレベルと判定されたときに制御信号VHLをローレベルにする。制御信号VHLは、例えば、ハイレベル検出回路22の出力信号とローレベル検出回路21の出力信号とを入力するNAND回路241によって生成される。制御信号VMDLは、入力信号SINの信号レベルがハイレベルでもローレベルでもない中間レベルの電圧であるか否かを示すディジタル信号である。例えば、論理回路24は、ハイレベル検出回路22によって入力信号SINの信号レベルがハイレベルでないと判定され、且つローレベル検出回路21によって入力信号SINの信号レベルがローレベルでないと判定された場合に制御信号VMDLをローレベルにし、それ以外の場合に制御信号VMDLをハイレベルにする。制御信号VMDLは、例えば、ハイレベル検出回路22の出力信号の反転信号とローレベル検出回路21の出力信号とを入力するNAND回路242によって生成される。
図5は、入力信号SINとその信号レベルの判定結果を例示する説明図である。同図の(a)には、3.3V入力モードでの入力信号SINの信号レベルと判定結果が例示され、同図の(b)には、5.0V入力モードでの入力信号SINの信号レベルと判定結果が例示される。
同図の(a)に示されるように、3.3V入力モードの場合、入力信号SINの信号レベルが、閾値電圧Vth1(1.0V)未満であればローレベル(Low)、閾値電圧Vth1以上、且つ閾値電圧Vth2A(2.2V)未満であれば中間レベル(Middle)、閾値電圧Vth2A以上であればハイレベル(High)、と判定される。他方、同図の(b)に示されるように、5.0V入力モードの場合、入力信号SINの信号レベルが、閾値電圧Vth1(1.0V)未満であればローレベル(Low)、閾値電圧Vth1以上、且つ閾値電圧Vth2B(3.7V)未満であれば中間レベル(Middle)、閾値電圧Vth2B以上であればハイレベル(High)、と判定される。
仮に、ハイレベルの判定基準を入力モードによって切り替え可能とせずに、3.3V振幅に対応した判定基準(閾値電圧Vth2A(=2.2V))に固定したとすると、中間レベルと判定される入力電圧範囲は1.0V(=Vth1)から2.2V(=Vth2A)の範囲に固定される。この場合に、例えば、中間電位信号として2.0VのDC電圧を出力するVRコントローラ2がドライバ回路1に接続されると、入力インターフェース回路における中間電位信号(2.0V)とハイレベルの判定基準(閾値電圧Vth2A=2.2V)との間の差分(マージン)が、例えば参照符号500のように小さくなる(マージン:2.2V−2.0V=0.2V)。その結果、入力インターフェース回路において誤判定が起こる確率が高くなる。例えば、2.0Vの中間電位信号にノイズが重畳して閾値電圧2.2Vを超えてしまうと、中間電位信号が入力されているにも関わらずハイレベルと判定される虞がある。それに対し、本実施の形態の入力インターフェース回路10のように、入力信号SINの振幅レベルに応じてハイレベルの判定基準を閾値電圧Vth2Aと閾値電圧Vth2Bとの間で切り替えることで、中間電位信号のハイレベルの判定基準に対するノイズマージンを最適化することができる。例えば、図5の(b)のように、5.5V振幅モードの場合に、ハイレベルの判定基準を閾値電圧Vth2A(=2.2V)から閾値電圧Vth2B(=3.7V)に変更することで、中間電位信号(=2.0V)のハイレベルの判定基準に対するノイズマージンが参照符号501のように大きくなり(マージン:3.7V−2.0V=1.7V)、誤判定が起こり難くなる。
電圧生成回路21は、端子PWM_INが高インピーダンス(Hi−Z)状態である場合(端子PWM_INにPWM信号及び中間電位信号の何れも入力されない場合)に、中間電位信号の信号レベルに対応する電圧(以下、中間電圧と称する。)を生成する。電圧生成回路21によって生成された中間電圧は、端子PWM_IN、ハイレベル検出回路22の入力端子、及びローレベル検出回路21の入力端子が共通に接続されるノードND1に供給される。電圧生成回路21は、選択された入力モードに応じて、中間電圧の大きさを変更する。例えば、3.3V入力モードの場合、電圧生成回路21は、閾値電圧Vth1(1.0V)から閾値電圧Vth2A(2.2V)までの範囲の中間電圧(例えば1.6V)を生成する。また、5.0V入力モードの場合、電圧生成回路21は、閾値電圧Vth1(1.0V)から閾値電圧Vth2B(3.7V)までの範囲の中間電圧(例えば2.0V)を生成する。
具体的に電圧生成回路21は、図4に示されるように、第1抵抗回路210と第2抵抗回路211とから構成される。第2抵抗回路211は、例えば電源電圧VDD1が供給されるノードとノードND1との間に接続された抵抗R3から構成される。第1抵抗回路210は、その抵抗値が変更可能に構成される。具体的には、第1抵抗回路210は、抵抗R4、R5、及びトランジスタM2から構成される。抵抗R4は、グラウンド電圧が供給されるグラウンドノードとノードND1との間に接続される。トランジスタM2は例えばNチャネル型のMOSトランジスタであって、そのドレインがノードND1に接続され、そのソースが抵抗R5に接続される。トランジスタM2のゲートには信号SELが供給される。抵抗R5は、一端がトランジスタM2のソースに接続され、他端がグラウンドノードに接続される。このような回路構成とすることで、3.3V入力モード(信号SELがハイレベル)の場合に、抵抗R4及び抵抗R5の合成抵抗と、抵抗R3との抵抗比に応じた中間電圧が生成され、5.0V入力モード(信号SELがローレベル)の場合に、抵抗R4と抵抗R3との抵抗比に応じた中間電圧が生成される。なお、抵抗R3、R4、及びR5の夫々の抵抗値は、生成したい中間電位の大きさに基づいて予め決定される。
電圧生成回路21によれば、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTR及びローサイドのパワートランジスタL_PWTRの双方をオフさせるために、中間電位信号の代わりにPWM信号を出力するための端子PWM_1をハイインピーダンス状態にするVRコントローラ2にも対応することができる。
次に、モード選択回路12について詳細に説明する。
図6は、端子DISBLの周辺に配置される回路を例示するブロック図である。同図に示されるように、端子DISBLには、モード選択回路12と、イネーブル信号生成回路15と、トランジスタM1が接続される。
モード選択回路12は、例えば、端子DISBLに入力された信号を受ける入力電圧判定回路INVJ4と、インバータ回路INVとを備える。入力電圧判定回路INV4は、閾値電圧Vth4を有するインバータ回路である。本実施の形態では、一例として、閾値電圧Vth4を4.0Vとする。特に制限されないが、入力電圧判定回路INV4の出力信号が信号SELとされ、信号SELを入力するインバータ回路INVの出力が信号SELとされる。なお、信号SEL及び信号SELXが所望の論理値で後段の回路に伝達される構成であれば、入力電圧判定回路INV4の後段に接続されるインバータ回路の個数や論理回路の構成は特に制限されない。
イネーブル信号生成回路15は、例えば、端子DISBLに入力された信号を受ける入力電圧判定回路INVJ3を備える。入力電圧判定回路INVJ3は、閾値電圧Vth4よりも小さい閾値電圧Vth3を有するインバータ回路である。本実施の形態では、一例として、閾値電圧Vth3を1.6Vとする。特に制限されないが、入力電圧判定回路INVJ3の出力信号が信号ENXとされる。なお、信号ENXが所望の論理値で後段の回路に伝達される構成であれば、イネーブル信号生成回路15の構成に特に制限はない。
図7は、端子DISBLに入力された信号とその信号レベルの判定結果を例示する説明図である。同図に示されるように、端子DISBLに入力された信号の信号レベルが閾値電圧Vth3(1.6V)を超える場合には、入力電圧判定回路INVJ3によって信号ENXがローレベルにされ、閾値電圧Vth3(1.6V)を超えない場合には入力電圧判定回路INVJ3によって信号ENXがハイレベルにされる。また、端子DISBLに入力された信号の信号レベルが閾値電圧Vth4(4.0V)を超える場合には、入力電圧判定回路INVJ4によって信号SELがローレベルにされ、閾値電圧Vth4(4.0V)を超えない場合には入力電圧判定回路INVJ4によって信号SELがハイレベルにされる。このように、端子DISBLに2つの閾値電圧の異なるインバータ回路を接続することによって、ドライブ回路1のイネーブル状態/ディセーブル状態の切り替えと3.3V入力モード/5.0V入力モードの切り替えとを1つの端子で実現することができる。これによれば、既存の電源システムに適用されているイネーブル/ディセーブル機能を備えるドライバモジュールと、入力モードの切り替え機能を更に備える本ドライバモジュールDrMDL_1とで外部端子の数が相違せず、且つ端子配置を等しくすることができるので、本ドライバモジュールDrMDL_1に置き換えることが容易となる。
図8は、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_n間の接続関係を例示する説明図である。同図に示されるように、電源電圧VDD1が供給される電源ノードとグラウンドノードとの間に外付けの抵抗R1、R2が直列に接続され、抵抗R1と抵抗R2の接続ノードが各ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの端子DISBLに接続される。
端子DISBLの入力電圧の大きさは、抵抗R1と抵抗R2の抵抗比を変えることによって容易に変更することができる。例えば、3.3V入力モードに設定したい場合には、端子DISBLの電圧が中間レベルの電圧(1.6V〜4.0V)になるような抵抗比に設定する。他方、5.0V入力モードに設定したい場合には、端子DISBLの電圧がハイレベルの電圧(4.0V以上)になるような抵抗比に設定する。例えば、下側の抵抗R2を取り除くことで、容易に端子DISBLをハイレベルにすることができる。
端子DISBLにはトランジスタM1が接続される。トランジスタM1は、例えばNチャネル型のMOSトランジスタである。例えば、トランジスタM1のソースはグラウンドノードに接続され、ドレインは端子DISBLに接続され、ゲートには過熱保護回路14から出力された信号VTSDが入力される。これによれば、過熱保護回路14によって過熱検出されたことを、端子DISBLを介して外部に通知することができる。例えばドライバモジュールDrMDL_1において過熱検出がなされた場合、制御信号VTSDによりトランジスタM1がオンし、ドライバモジュールDrMDL_1の端子DISBLの電圧がローレベル(0V)となる。そうすると、他のドライバモジュールDrMDL_2〜DrMDL_nの端子DISBLの電圧もローレベル(0V)にされる。これにより、過熱検出がなされたドライバモジュールDrMDL_1のみならず、他のドライバモジュールDrMDL_2〜DrMDL_nもディセーブル状態に遷移させることができるから、電源装置100全体としての保護機能を高めることができる。更に、各ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの端子DISBLをVRコントローラ2の入力端子に接続すれば、過熱状態になったことをVRコントローラ2にも通知することができる。
図9は、端子DISBLの入力状態に対するドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの動作状態を例示する説明図である。端子DISBLの状態及び過熱検出の有無によって、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの動作状態が以下のように決定される。
同図に示されるように、端子DISBLにローレベルの信号(Vth3(=1.6V)以下の信号)が入力された(DISBL:Low)場合、信号ENXがハイレベルにされ、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nはディセーブル状態(2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWMRが共にオフ状態)となる。
ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nの何れかにおいて過熱状態が検出された(THDN:On)場合、前述したように、過熱状態が検出されたドライバモジュールは、信号VTSDによってディセーブル状態に遷移する。そして、他のドライバモジュールは、端子DISBLにローベルの信号が入力されることで信号ENXがハイレベルにされ、ディセーブル状態に遷移する。
過熱状態が検出されず(THDN:Off)、且つ端子DISBLに中間レベルの信号(Vth3(=1.6V)以上、且つVth4(=4.0V)以下の信号)が入力された(DSIBL:Middle)場合、信号ENXがローレベルにされ、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nはイネーブル状態(負荷の駆動が可能な状態)となる。また、この場合、信号SELがハイレベルにされ、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nは3.3V入力モードとなる。
過熱状態が検出されず(THDN:Off)、且つ端子DISBLにハイレベルの信号(Vth4(=4.0V)以上の信号)が入力された(DSIBL:High)場合、信号ENXがローレベルにされ、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nはイネーブル状態となる。また、この場合、信号SELがローレベルにされ、ドライバモジュールDrMDL_1〜DrMDL_nは5.0V入力モードとなる。
以上、実施の形態1に係るドライバモジュールによれば、3.3V振幅の入力信号(PWM信号及び中間電位信号)と5.0V振幅の入力信号の双方において、最適なノイズマージンを得ることができる。特に、中間電位信号とハイレベルの判定基準との間のマージンを最適化することができる。これにより、入力信号として中間電位信号が入力されたときに誤判定が起こる確率を下げることができ、電源装置全体としての誤動作の発生を防止することができる。
≪実施の形態2≫
図10は、実施の形態2に係るドライバモジュールDrMDLX_1〜DrMDLX_nの内部構成を例示するブロック図である。
実施の形態2に係るドライバモジュールDrMDLX_1〜DrMDLX_nは、入力モードを切り替えるための専用の外部端子(端子PWM_SEL)を備える点で、実施の形態1に係るドライバモジュールDrMDL_1_DrMDL_nと相違する。なお、ドライバモジュールDrMDLX_1〜DrMDLX_nにおけるその他の構成は、実施の形態1に係るドライバモジュールDrMDL_1_DrMDL_nと同一であるため、図3においてドライバモジュールDrMDL_1_DrMDL_nと同一の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、図3には、夫々同一の回路構成とされるドライバモジュールDrMDLX_1〜DrMDLX_nを代表して、ドライバモジュールDrMDLX_1の内部構成が例示されている。
ドライバモジュールDrMDLX_1におけるドライバ回路3は、端子PWM_SELを更に有する。端子PWM_SELは、例えばモード選択回路22の入力端子に接続される。モード選択回路22は、例えば実施の形態1に係るモード選択回路12と同様の回路構成とされ、端子PWM_SELに入力された信号の信号レベルを入力電圧判定回路INVJ4によって判定し、その判定結果を信号SEL/SELXとして出力する。モード選択回路22における入力電圧判定回路INV4の閾値電圧Vth4は、実施の形態1のように、イネーブル信号生成回路15の閾値電圧Vth3よりも大きい値に設定しなくてもよい。例えば、閾値電圧Vth4をVDD1/2としてもよい。
以上、実施の形態2に係るドライバモジュールによれば、実施の形態1のドライバモジュールと同様に、中間電位信号の信号レベルについて誤判定が起こる確率を下げることができ、電源装置全体としての誤動作の発生を防止することができる。また、ドライバモジュールのイネーブル状態/ディセーブル状態の切り替え制御と、3.3V入力モード/5.0V入力モードの切り替え制御を別個の外部端子によって行うことができるから、これらの制御のために中間レベルの電圧等を生成する必要がなく、制御が容易となる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、3.3V入力モードと5.0V入力モードの2つの入力モードを例示したが、入力モードの数は上記に限定されず、3つ以上の入力モードであってもよい。この場合、例えばハイレベル検出回路22内に、相互に閾値電圧の異なる入力電圧判定回路を入力モードの数に応じて設ければ良い。
ハイレベル検出回路22は、図1や図4の回路構成に限定されものではなく、ハイレベルの判定基準となる閾値電圧が切り替え可能な構成であれば、別の回路構成であっても良い。
また、実施の形態1、2では、入力モードを指示する信号を端子DISBLや端子PWM_SELから入力し、モード選択回路12、22によって信号SEL/SELXを生成する構成を例示したが、これに限られない。例えば、ドライバ回路1、3の内部にデータを記憶するための記憶領域(レジスタ等のメモリ回路)を設けておき、その記憶領域に書き込まれた値に従って信号SEL/SELXを生成する構成であっても良い。
電圧生成回路21において、第1抵抗回路210の抵抗値が変更可能にされる回路構成を例示したが、第2抵抗回路211の抵抗値が変更可能にされる回路構成でもよいし、第1抵抗回路210及び第2抵抗回路211の双方の抵抗値が変更可能にされる回路構成でもよい。
ドライバモジュールDrMDL_1、DrMDLX_1において、ドライバ回路1と、ハイサイドのパワートランジスタH_PWTRと、ローサイドのパワートランジスタL_PWTRと、が別個の半導体チップに構成される場合を例示したが、これに限られない。例えば、ドライバ回路1及び2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを1つの半導体チップに形成しても良いし、2つのパワートランジスタH_PWTR、L_PWTRを1つの半導体チップに形成し、ドライバ回路1を別の半導体チップに形成しても良く、特に制限されない。
10 入力インターフェース回路
22 ハイレベル検出回路
23 ローレベル検出回路
24 論理回路
INVJ2A、INVJ2B、INVJ2B 入力電圧判定回路
SEL、SELX 信号
VMDL 制御信号
Vth1、Vth2A、Vth2B 閾値電圧
PWM_IN 端子
100 電源装置
200 電源装置の負荷
VDD1、VDD2 電源電圧
VIN 入力電圧、端子
VOUT 出力電圧
DrMDL_1〜DrMDL_n ドライバモジュール
H_PWTR ハイサイドのパワートランジスタ
L_PWTR ローサイドのパワートランジスタ
L_1〜L_n コイル
CO1、CO2(COUT) 出力容量
R1、R2 外付け抵抗
1 ドライバ回路
2 VRコントローラ
VCIN、DISBL、PWM_IN 端子
CGND、PGND、SW、VIN、BOOT、GT、GH 端子
10 入力インターフェース回路(I/F_CIR)
11 ゲート駆動信号生成部
12 モード選択回路
13 低電圧誤動作防止回路
14 過熱保護回路(THDN)
15 イネーブル信号生成回路
16 制御回路
M1、M2 トランジスタ
VUVL、ENX、VTSD、VHL、VMDL、STPX 信号
SIN 入力信号
111 ゲート制御回路
112 ハイサイドのプリドライバ回路
1120 レベルシフト回路
1121 バッファ回路
113 ローサイドのプリドライバ回路
1131 バッファ回路
VSWB、VSWH、VSWL 信号
SWB スイッチ回路
CBT 外付け容量
21 電圧生成回路
INV インバータ回路
241、242 NAND回路
SW1〜SW4 スイッチ回路
210 第1抵抗回路
211 第2抵抗回路
ND1 ノード
R3、R4、R5 抵抗
500、501 中間電位信号とハイレベルの判定基準との差
INVJ3、INVJ4 入力電圧判定回路
DrMDLX_1〜DrMDLX_n ドライバモジュール
3 ドライバ回路
PWM_SEL 端子
22 モード選択回路

Claims (11)

  1. 第1端子と、前記第1端子に供給された入力信号を受ける入力インターフェース回路と、を有する半導体装置であって、
    前記入力インターフェース回路は、
    前記入力信号が第1閾値を超えているか否かを判定する第1判定回路と、
    前記入力信号が前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超えているか否か判定する第2判定回路と、
    前記第1判定回路及び前記第2判定回路の判定結果を入力する第1論理回路と、有し、
    前記第1論理回路は、前記入力信号が前記第1閾値を超え、且つ前記第2閾値を超えない場合には、前記入力信号がハイレベルとローレベルとの間の中間レベルの信号であることを示す第1信号を有効にし、
    前記第2判定回路は、前記第2閾値が選択可能にされる半導体装置。
  2. 負荷を駆動するための制御信号を生成する信号生成部を更に有し、
    前記第1論理回路は、ディジタル信号である第2信号を更に生成し、
    前記第1論理回路は、前記入力信号が前記第2閾値を超える場合に、前記第2信号を第1論理値とし、前記入力信号が前記第1閾値を超えない場合に、前記第2信号を前記第1論理値と反対の第2論理値とし、
    前記信号生成部は、前記第1信号が有効にされた場合には、前記負荷の駆動を停止する前記制御信号を生成し、前記第1信号が有効にされない場合には、前記第2信号の論理値に応じて負荷を駆動するための前記制御信号の生成が可能にされる請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第2端子を更に有し、
    前記第2判定回路は、前記第2端子に入力された信号に応じて前記第2閾値が選択可能にされる請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2端子に入力された信号が第3閾値を超えているか否かを判定する第3判定回路と、
    前記第2端子に入力された信号が前記第3閾値よりも大きい第4閾値を超えているか否かを判定する第4判定回路と、を有し、
    前記第2判定回路は、前記第4判定回路の判定結果に応じて、第1電圧又は前記第1電圧より大きい第2電圧の何れか一方が前記第2閾値として選択され、
    前記信号生成部は、前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えたことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じた前記制御信号の生成が可能にされ、前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えないことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じた前記制御信号の生成が停止される請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記入力インターフェース回路は、電圧生成回路を更に有し、
    前記電圧生成回路は、前記第1端子が開放状態である場合には、前記第1閾値よりも大きく、且つ前記第2閾値よりも小さい第3電圧を生成し、前記入力電圧として前記第1判定回路及び前記第2判定回路に与え、前記第1端子が開放状態でない場合には、前記第1端子に入力された信号を前記入力信号として前記第1判定回路及び前記第2判定回路に与える請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記電圧生成回路は、前記第4判定回路の判定結果に応じて、前記第3電圧の大きさを切り替える請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記電圧生成回路は、
    前記第1端子、前記第1判定回路の入力端子、及び前記第2判定回路の入力端子が接続される第1ノードと、
    グラウンド電圧が供給される第2ノードと前記第1ノードの間に接続される第1抵抗回路と、
    グラウンド電圧より大きい電圧が供給される第3ノードと前記第1ノードとの間に接続される第2抵抗回路と、
    前記第1抵抗回路と前記第2抵抗回路の一方又は双方の抵抗値が、前記第4判定回路の判定結果に応じて、変更可能にされる請求項6に記載の半導体装置。
  8. 電源端子と、
    グラウンド端子と、
    負荷を駆動するための出力端子と、
    前記出力端子と前記グラウンド端子との間に接続される第1パワートランジスタと、
    前記電源端子と前記出力端子との間に接続される第2パワートランジスタと、を更に有し、
    前記信号生成部は、前記第1信号が有効にされず、且つ前記第3判定回路の判定結果が前記第3閾値を超えたことを示す場合には、前記第2信号の論理値に応じて前記第1パワートランジスタ及び第2パワートランジスタを交互にオンさせる前記制御信号の生成が可能にされ、そうでない場合には、前記第1パワートランジスタ及び前記第2パワートランジスタを共にオフ状態にする前記制御信号を生成する請求項4に記載の半導体装置。
  9. 入力電圧を目標電圧に変換して出力する電源装置であって、
    前記入力電圧が前記電源端子に供給される請求項8の半導体装置と、
    出力ノードと前記半導体装置の前記出力端子との間に接続されるインダクタと、
    前記出力ノードと接地ノードとの間に接続される容量と、
    前記出力ノードの電圧が前記目標電圧と等しくなるようにPWM信号を生成し、前記半導体装置の前記第1端子に供給するPWM制御部と、を有する電源装置。
  10. 所定の電圧が供給されるノードと前記接地ノードとの間に直列接続された第3抵抗及び第4抵抗を更に有し、
    前記第3抵抗と前記第4抵抗との接続ノードが、前記第1半導体装置の前記第2端子に接続される請求項9に記載の電源装置。
  11. 信号を入力するための第1端子と、前記第1端子に入力された入力信号を受ける入力インターフェース回路と、を有する半導体装置であって、
    前記入力インターフェース回路は、前記入力信号の信号レベルが第1閾値を超えない場合には、前記入力信号がローレベルの信号であると判定し、前記入力信号の信号レベルが前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超える場合には、前記入力信号がハイレベルの信号であると判定し、前記入力信号の信号レベルが前記第1閾値を超え、且つ前記第2閾値を超えない場合には、前記入力信号が前記ハイレベルと前記ローレベルの間の中間レベルの信号であると判定し、
    前記第2閾値として、複数の異なる閾値電圧が選択可能にされる半導体装置。
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