JP2014049399A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ全体を小型化し、嵌合回数を減らす。
【解決手段】本発明は、連結部33を有し、この連結部33から第1の雄端子31が一側に突出して形成され、第2の雄端子32が他側に突出して形成された中継バスバー30を備え、第2の雌端子を内部に収容した雌コネクタ50と嵌合することで第2の雄端子32と第2の雌端子とが接続されるジョイントコネクタ10であって、第1の雄端子31に接続される第1の雌端子20を内部に収容可能な雌端子収容部14と、雌コネクタ50の雌ハウジング51が嵌合可能なハウジング嵌合部13と、第1の雄端子31が雌端子収容部14に配されるとともに第2の雄端子32がハウジング嵌合部13に配されるように連結部33を保持する中継部12と、を一体に備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
従来、バッテリに連なる電源側ハーネスからの電力を電装部品に供給する場合に、電源側ハーネスの端末に接続された電源側コネクタと電装部品側ハーネスの端末に接続された電装部品側コネクタとを中継するジョイントコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このジョイントコネクタは、電源側コネクタを内部に嵌合可能な電源側フード部と、電装部品側コネクタを内部に嵌合可能な電装部品側フード部と、両フード部の間に形成されたバスバー保持部とを備えて構成されている。バスバー保持部には中継バスバーが保持されており、この中継バスバーの一端側は、電源側フード部内に突出し、同他端側は、電装部品側フード部内に突出している。
特開2007−227404号公報
しかしながら、上記のジョイントコネクタは、電源側コネクタを電源側フード部内に嵌合させる作業と、電装部品側コネクタを電装部品側フード部内に嵌合させる作業とが必要とされ、嵌合回数が2回必要とされている。また、各フード部は、各コネクタを内部に嵌合すべく各コネクタよりも一回り大きく形成されているため、ジョイントコネクタ全体として大型化してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ全体を小型化し、嵌合回数を減らすことを目的とする。
本発明は、連結部を有し、この連結部から第1の雄端子が一側に突出して形成され、第2の雄端子が他側に突出して形成された中継バスバーを備え、第2の雌端子を内部に収容した雌コネクタと嵌合することで第2の雄端子と第2の雌端子とが接続されるコネクタであって、第1の雄端子に接続される第1の雌端子を内部に収容可能な雌端子収容部と、雌コネクタの雌ハウジングが嵌合可能なハウジング嵌合部と、第1の雄端子が雌端子収容部に配されるとともに第2の雄端子がハウジング嵌合部に配されるように連結部を保持する中継部と、を一体に備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、雌端子収容部とハウジング嵌合部と中継部とを一体に構成したから、コネクタの内部において予め第1の雌端子と第1の雄端子とが接続された状態にすることができる。したがって、第1の雌端子が内部に収容された別体の雌端子収容部と嵌合可能なフード部を設けなくてもよく、フード部をなくすことでコネクタ全体を小型化できる。また、別体の雌端子収容部をフード部に嵌合させる作業が不要になるため、嵌合回数を減らすことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
中継バスバーは、連結部をハウジング嵌合部から挿入して中継部に圧入することで中継部に取り付けられる構成としてもよい。
このような構成によると、圧入という簡易な保持手段によって中継バスバーを中継部に保持させることができる。
連結部には係止突起が切り起こしによって設けられ、中継部には係止突起と係止する被係止部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、係止突起を被係止部に係止させることにより、中継バスバーを中継部に強固に保持させることができる。また、係止突起を連結部の両側縁から張り出して設ける必要がなく、連結部の内部に設けることができる。したがって、中継バスバーを小型化でき、中継部も小型化できる。
係止突起は、同軸に並んで配された第1の雄端子と第2の雄端子との間に配されている構成としてもよい。
このような構成によると、連結部を打ち抜いて中継バスバーを複数のバスバーに分割する際に、係止突起が打ち抜かれてなくなることを回避できる。
本発明によれば、コネクタ全体を小型化し、嵌合回数を減らすことができる。
実施形態のコネクタおよび相手側コネクタの構成を示した斜視図 両コネクタの嵌合状態を相手側コネクタの背面から見た正面図 図2におけるA−A線断面図 第1の雌端子が雌端子収容部の内部に収容される前の状態を示したコネクタの断面図 図4において第1の雌端子が雌端子収容部の内部に収容された後の状態を示したコネクタの断面図 コネクタの背面図 コネクタの正面図 中継バスバーの平面図 中継バスバーの正面図 中継バスバーの側面図 関連技術のコネクタおよび相手側コネクタの構成を示した斜視図 中継バスバーブロックの平面図 中継バスバーブロックの正面図 中継バスバーブロックの側面図 中継バスバーを複数のバスバーに分割した例
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図10の図面を参照しながら説明する。本実施形態のジョイントコネクタ10は、図1に示すように、合成樹脂製の雄ハウジング11と、上下2段の中継バスバー30とを備えて構成され、相手側コネクタである雌コネクタ50が嵌合可能とされている。このジョイントコネクタ10は、バッテリなどの電源側からの電力を電装部品に供給する場合に、電源側に接続されたハーネスと電装部品側に接続されたハーネスとを中継するコネクタである。なお、以下の説明において前後方向とはジョイントコネクタ10と雌コネクタ50との嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
中継バスバー30は、図8に示すように、図示左側に並設された複数の第1の雄端子31と、図示右側に並設された複数の第2の雄端子32と、複数の第1の雄端子31と複数の第2の雄端子32とを連結する連結部33とを備えて構成されている。中継バスバー30は、導電性のよい金属板材をプレス加工することによって形成されている。連結部33は、金属板材を連続してプレス加工するための搬送用のキャリアとしての機能も併せ持っている。このため、連結部33には、搬送用の孔34が貫通して形成されている。
複数の第1の雄端子31はプレス加工の搬送方向に等間隔で平行に並んで配され、連結部33の図示左側縁から左方に突出して形成されている。一方、複数の第2の雄端子32はプレス加工の搬送方向に等間隔で平行に並んで配され、連結部33の図示右側縁から右方に突出して形成されている。各雄端子31,32の先端は、先細り形状とされている。また、複数の第1の雄端子31とこれに対応する複数の第2の雄端子32とは、それぞれ同軸に並んで配され、連結部33を挟んで反対方向を向くように配されている。
連結部33には、複数の係止突起35が切り起こしによって形成されている。この係止突起35は、プレス加工の搬送方向に等間隔で平行に並んで配されており、同軸に並んで配された第1の雄端子31と第2の雄端子32との間に配されている。一方、搬送用の孔34は、プレス加工の搬送方向に関して隣り合う一対の係止突起35の間に配されている。このため、例えば、図15に示すように、中継バスバー30を複数のバスバーに分割した場合、搬送用の孔34は打ち抜かれてなくなるものの、係止突起35は打ち抜かれずに連結部33に残ることになる。
係止突起35は、図10に示すように、図示右側に配された係止面36を有している。この係止面36は、連結部33の上面から略直角に立ち上がる垂直面とされている。一方、係止突起35における図示左側に配された傾斜面37は、連結部33の上面から右斜め上方に緩やかに傾斜しており、傾斜面37の上縁と係止面36の上縁とは、連結部33の上面と平行をなす水平面38によって連結されている。
係止突起35は、弾性変形可能とされている。このため、中継バスバー30を中継部12に圧入する際には、係止突起35が弾性的に変形し、切り起こしに伴って形成された切り起こし孔に嵌まり込むことで、連結部33の上面が一旦面一になる。そして、係止突起35が中継部12を通過すると、この係止突起35が弾性的に復帰して中継部12の後壁に後方から係止する。なお、本発明でいう被係止部は、中継部12の後壁に対応している。
雌コネクタ50は、横長のブロック状をなす雌ハウジング51を有している。雌ハウジング51は合成樹脂製であって、前後方向に貫通する複数のキャビティ52を有している。これらのキャビティ52は、上下2段で横方向に複数並んで配設されている。キャビティ52には、第2の雌端子(図示せず)が収容可能とされている。第2の雌端子は、後述する第1の雌端子20と同様な構成であり、ここではその説明を省略する。
雌ハウジング51には、図3に示すように、各キャビティ52を横切るようにしてリテーナ53が下方から装着可能とされている。また、キャビティ52の内壁には、片持ち状をなして前方に突出するランス54が形成されている。キャビティ52に収容された第2の雌端子は、リテーナ53とランス54の双方によって抜け止めされる。また、雌ハウジング51の上面には、その前縁から後方に向かって片持ち状に延びるロックアーム55が設けられている。このロックアーム55の上面における略中央部には、ロック突起56が上方に突出して形成されている。ロックアーム55を弾性的に撓み変形させることでロック突起56が下方に変位し、ロックアーム55が弾性的に復帰することでロック突起56が上方に変位する。
雄ハウジング11は、図5に示すように、中継バスバー30を圧入によって保持する中継部12と、中継部12の前側に突出して形成されたハウジング嵌合部13と、中継部12の後側に突出して形成された雌端子収容部14とを備えて構成されている。この雌端子収容部14の内部には、電線Wの端末に接続された第1の雌端子20が収容される複数の収容空間17が形成されている。なお、雄ハウジング11の下面には、ボディに固定するためのブラケット(図示せず)を装着可能なブラケット装着部16が設けられている。
ハウジング嵌合部13は、前方に開口するフード状をなしており、その奥壁部分によって中継部12が構成されている。中継部12には、中継バスバー30の連結部33が圧入状態で保持されている。この状態では、ハウジング嵌合部13の内部に第2の雄端子32が前方に突出する形態で配され、中継部12の後壁に係止突起35が後方から係止しており、中継部12に対して前方から挿入された中継バスバー30が前方に抜けることを防止している。
複数の収容空間17は、上下2段で横方向に複数並んで配設されている。中継部12に中継バスバー30の連結部33が圧入状態で保持された状態では、収容空間17に第1の雄端子31が後方に突出する形態で配されている。
雌端子収容部14には、図5に示すように、各収容空間17を横切るようにしてリテーナ15が下方から装着可能とされている。また、収容空間17の内壁には、片持ち状をなして前方に突出するランス18が形成されている。収容空間17に収容された第1の雌端子20は、リテーナ15とランス18の双方によって抜け止めされる。
第1の雌端子20は、第1の雄端子31が嵌合することで中継バスバー30に接続される端子嵌合部21と、電線Wの端末に圧着接続される電線接続部22とを備えて構成されている。収容空間17に第1の雌端子20を後方から挿入すると、第1の雄端子31が第1の雌端子20に接続される。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、ジョイントコネクタ10の組付手順について説明する。雄ハウジング11に中継バスバー30を組み付けるには、中継バスバー30の第1の雄端子31をハウジング嵌合部13から中継部12に向けて挿入し、中継部12に予め貫通して形成された圧入孔19(図7参照)に第1の雄端子31と連結部33を圧入していく。
圧入孔19は、中継バスバー30の板厚よりもやや小さめの高さ寸法を有し、かつ、中継バスバー30の幅寸法よりもやや小さめの幅寸法を有している。したがって、圧入孔19に中継バスバー30を圧入していくと、中継バスバー30がセンタリングされる。第1の雄端子31が圧入孔19に圧入された後、連結部33を圧入孔19に圧入していくと、係止突起35が圧入孔19の内壁によって切り起こし孔に嵌まり込んだ状態となる。さらに、連結部33を圧入孔19に圧入していき、係止突起35が圧入孔19を通過すると、切り起こし孔から弾性的に復帰して中継部12の後壁に後方から係止した状態となる。
次に、リテーナ15を雌端子収容部14に下方から組み付け、図4に示す仮係止状態に保持させる。仮係止状態では、リテーナ15の開口部と収容空間17が同じ大きさで同軸に配されるため、第1の雌端子20の収容空間17への挿入動作が許容される。電線Wの端末に接続された第1の雌端子20が収容空間17に後方から挿入されると、図5に示すように、第1の雌端子20がランス18によって後方から係止され、第1の雌端子20が収容空間17に保持される。さらに、リテーナ15を本係止位置に押し込むと、第1の雌端子20がリテーナ15によっても後方から係止され、第1の雌端子20がランス18とリテーナ15によって二重係止された状態で収容空間17に保持される。
次に、第2の雌端子を内部に収容した雌コネクタ50をハウジング嵌合部13の内部に嵌合させると、第2の雄端子32が第2の雌端子に嵌合して接続される。これと同時に、ロックアーム55のロック突起56がハウジング嵌合部13の内面に形成されたロック受け部23に係止して両コネクタ10,50が嵌合状態にロックされる。これにより、電源側に接続されたハーネスと電装部品側に接続されたハーネスとが中継接続され、バッテリなどの電源側からの電力が電装部品に供給される。
以上のように本実施形態では、雌端子収容部14とハウジング嵌合部13と中継部12とを一体に構成したから、ジョイントコネクタ10の内部において予め第1の雌端子20と第1の雄端子31とが接続された状態にすることができる。したがって、第1の雌端子20が内部に収容された別体の雌端子収容部と嵌合可能なフード部を設けなくてもよく、フード部をなくすことでジョイントコネクタ10全体を小型化できる。また、別体の雌端子収容部をフード部に嵌合させる作業が不要になるため、嵌合回数を減らすことができる。
中継バスバー30は、連結部33をハウジング嵌合部13から挿入して中継部12に圧入することで中継部12に取り付けられる構成としてもよい。このような構成によると、圧入という簡易な保持手段によって中継バスバー30を中継部12に保持させることができる。
連結部33には係止突起35が切り起こしによって設けられ、中継部12には係止突起35と係止する被係止部が設けられている構成としてもよい。このような構成によると、係止突起35を被係止部に係止させることにより、中継バスバー30を中継部12に強固に保持させることができる。また、係止突起を連結部33の両側縁から張り出して設ける必要がなく、連結部33の内部に設けることができる。したがって、中継バスバー30を小型化でき、中継部12も小型化できる。
係止突起35は、同軸に並んで配された第1の雄端子31と第2の雄端子32との間に配されている構成としてもよい。このような構成によると、連結部33を打ち抜いて中継バスバー30を複数のバスバーに分割する際に、係止突起35が打ち抜かれてなくなることを回避できる。
<関連技術>
次に、本発明の関連技術を図11ないし図14の図面を参照しながら説明する。本関連技術は、実施形態における中継バスバー30の構成を一部変更したものであって、実施形態と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態と同じ構成については、同一の符号を用いるものとする。
従来、バッテリに連なる電源側ハーネスからの電力を電装部品に供給する場合に、電源側ハーネスの端末に接続された電源側コネクタと電装部品側ハーネスの端末に接続された電装部品側コネクタとを中継するジョイントコネクタとして、例えば特開2007−227404号公報に記載のものが知られている。このジョイントコネクタは、電源側コネクタを内部に嵌合可能な電源側フード部と、電装部品側コネクタを内部に嵌合可能な電装部品側フード部と、両フード部の間に形成されたバスバー保持部とを備えて構成されている。バスバー保持部には中継バスバーが保持されており、この中継バスバーの一端側は、電源側フード部内に突出し、同他端側は、電装部品側フード部内に突出している。
しかしながら、上記のジョイントコネクタでは、メンテナンスなどの理由により電源側コネクタや電装部品側コネクタを交換する場合があり、交換したコネクタが正しくフード部に嵌合したか否かを確かめるべくコネクタの前方から目視で検査しようにも、バスバー保持部が邪魔になって検査することができないという問題があった。また、コネクタの内部に装着された端子が半挿入状態か否かを確かめるべくコネクタの前方から治具を挿入しようにも、バスバー保持部が邪魔になって治具を挿入することができないという不具合があった。
そこで、本関連技術のジョイントコネクタ60は、図11に示すように、雄ハウジング61と、バスバーブロック70とを備え、雄ハウジング61は、雌コネクタ50が内部に嵌合可能なハウジング嵌合部62と、第1の雌端子を収容可能な雌端子収容部63とを備えて構成され、バスバーブロック70は、中継バスバー30と、この中継バスバー30と一体に成形された中継部71とを備えて構成され、中継部71に、バスバーブロック70を雄ハウジング61に保持させるハウジングロック部72を設けた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、雌端子収容部63の内部に雌端子を挿入した後に、この雌端子が半挿入状態か否かを確かめるべく雌端子の前方から治具を挿入するなどして検査することができる。そして、雌端子が正規に挿入されていることを確認した後に、バスバーブロック70を雄ハウジング61に組み付けることで、雄端子と雌端子を接続させることができる。
バスバーブロック70は、バスバーブロック70を雄ハウジング61から離脱させる際にその離脱方向に押し込むことでハウジングロック部72によるロックを解除可能な押込部73を備えている構成としてもよい。このような構成によると、押込部73を押し込むことによってハウジングロック部72によるロックを解除し、バスバーブロック70を雄ハウジング61から容易に離脱させることができる。
雄ハウジング61には、バスバーブロック70が雄ハウジング61に組み付けられた状態において押込部73を外部に臨ませる開口部64が設けられている構成としてもよい。このような構成によると、開口部64から外部に臨んだ押込部73を目視することでバスバーブロック70が組み付けられているか否かを知ることができる。
ハウジングロック部72は押込部73に設けられており、押込部73を開口部64に対して圧入状態で組み付けることでバスバーブロック70が雄ハウジング61に保持される構成としてもよい。このような構成によると、ハウジングロック部72を簡易に設けることができる。また、ハウジングロック部72と雄ハウジング61との係止構造が不要になるため、開口部64にロック構造を設けなくてもよい。
本関連技術のジョイントコネクタ60は、図11に示すように、合成樹脂製の雄ハウジング61と、バスバーブロック70とを備えている。この雄ハウジング61は、雌コネクタ50が内部に嵌合可能なハウジング嵌合部62と、雌端子が内部に収容される雌端子収容部63とを備えて構成されている。一方、バスバーブロック70は、図11に示すように、上下2段の中継バスバー30を中継部71によって一体に成形したものである。
中継部71は図12〜図14に示すように横長のブロック状をなし、中継バスバー30を圧入可能な圧入孔74を備えている。圧入孔74は、中継バスバー30の板厚よりもやや小さめの高さ寸法を有し、かつ、中継バスバー30の幅寸法よりもやや小さめの幅寸法を有している。したがって、圧入孔74に中継バスバー30を圧入していくと、中継バスバー30がセンタリングされるとともに、中継部71に保持される。
中継部71の上面には、押込部73が上方に突出して形成されている。この押込部73の左右両側面には、ハウジングロック部72が一つずつ形成されている。これらのハウジングロック部72は、図12に示すように、いずれもセミロック形状とされており、図示左側の傾斜面と図示右側の傾斜面とが左右対称をなすように配されている。押込部73の上面における後端縁は丸みを帯びており、押込部73を指で押し込む際に押しやすいようになっている。
一方、ハウジング嵌合部62の奥壁には、押込部73と一対のハウジングロック部72が収容される開口部64が形成されている。この開口部64は、前後方向に貫通する形態をなしている。バスバーブロック70をハウジング嵌合部62から挿入していくと、押込部73が開口部64に収容される。このとき、一対のハウジングロック部72が開口部64の内壁に押圧されることで、押込部73が開口部64に保持される。すなわち、押込部73を開口部64に対して圧入状態で組み付けることでバスバーブロック70が雄ハウジング61に保持される。
バスバーブロック70が雄ハウジング61に保持された状態では、押込部73が開口部64から外部に臨んでおり、バスバーブロック70が雄ハウジング61に装着されているか否かを容易に確認することができる。
続いて、ジョイントコネクタ60の組付手順について説明する。まず、雌端子収容部63の内部に雌端子を後方から挿入し、ランスとリテーナによって雌端子を抜け止め状態で雌端子収容部63の内部に収容する。全ての雌端子を雌端子収容部63に収容した後、バスバーブロック70をハウジング嵌合部62から装着する。これにより、雌端子収容部63の内部に収容された雌端子と、バスバーブロック70の中継バスバー30とが接続される。次に、雌コネクタ50をハウジング嵌合部62に嵌合させると、雌コネクタ50の雌端子と中継バスバー30とが接続され、ロックアーム55によって両コネクタ50,60が嵌合状態にロックされる。
次に、メンテナンスなどの理由で雌端子収容部63の内部の雌端子を交換する場合について説明する。まず、ロックアーム55を解除させて両コネクタ50,60を離脱させた後に、押込部73を指で押してバスバーブロック70を雄ハウジング61から離脱させる。そして、リテーナを本係止位置から仮係止位置へ移動させ、治具などを用いてランスを撓ませた状態で古い雌端子を雌端子収容部63から離脱させる。次に、新しい雌端子を雌端子収容部63に後方から挿入し、ランスで係止させた後、リテーナを仮係止位置から本係止位置へ移動させる。ここで、ハウジング嵌合部62から検査治具などを挿入して正規の装着位置に雌端子が装着されているか否かを検査することができる。新しい雌端子が正規の装着位置に装着されていることを確認した後、バスバーブロック70をハウジング嵌合部62から装着する。このようにして雌端子を正しく交換することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ハウジング嵌合部13の内部に雌ハウジング51が嵌合可能なものを例示しているものの、本発明によると、ハウジング嵌合部の外部に雌ハウジングが嵌合可能なものとしてもよい。
(2)上記実施形態では、中継バスバー30が圧入によって中継部12に保持されているものの、本発明によると、中継バスバー30をインサート成形によって中継部と一体に成形してもよい。
(3)上記実施形態では、係止突起35を切り起こしによって形成しているものの、本発明によると、係止突起を叩き出しによって形成してもよい。
(4)上記実施形態では、打ち抜き加工によって打ち抜かれない位置に係止突起を形成しているものの、本発明によると、係止突起の位置は問わない。
10…ジョイントコネクタ
12…中継部
13…ハウジング嵌合部
14…雌端子収容部
20…第1の雌端子
30…中継バスバー
31…第1の雄端子
32…第2の雄端子
33…連結部
35…係止突起
50…雌コネクタ(相手側コネクタ)
51…雌ハウジング

Claims (4)

  1. 連結部を有し、この連結部から第1の雄端子が一側に突出して形成され、第2の雄端子が他側に突出して形成された中継バスバーを備え、第2の雌端子を内部に収容した雌コネクタと嵌合することで前記第2の雄端子と前記第2の雌端子とが接続されるコネクタであって、
    前記第1の雄端子に接続される第1の雌端子を内部に収容可能な雌端子収容部と、
    前記雌コネクタの雌ハウジングが嵌合可能なハウジング嵌合部と、
    前記第1の雄端子が前記雌端子収容部に配されるとともに前記第2の雄端子が前記ハウジング嵌合部に配されるように前記連結部を保持する中継部と、を一体に備えたコネクタ。
  2. 前記中継バスバーは、前記連結部を前記ハウジング嵌合部から挿入して前記中継部に圧入することで前記中継部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記連結部には係止突起が切り起こしによって設けられ、前記中継部には前記係止突起と係止する被係止部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記係止突起は、同軸に並んで配された前記第1の雄端子と前記第2の雄端子との間に配されていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
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