JP2014048684A - 情報呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を向上させることができる情報呈示装置を提供する。
【解決手段】情報呈示装置1は、検出対象物によって操作面100になされた操作を検出するタッチパネル10と、タッチパネル10が検出した操作に基づいて操作面100に描かれた図形が予め定められた図形であるか判定する判定部12と、判定部12によって予め定められた図形であると判定された描かれた図形の基準点を算出する算出部14と、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行う呈示部16と、判定部12により描かれた図形が予め定められた図形であると判定された後に操作面になされた操作において、予め設定された設定点と基準点とを結ぶ直線を含む呈示領域に検出対象物が操作された場合、呈示を行うように呈示部16を制御する制御部18と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報呈示装置に関する。
従来の技術として、画像データを表示する表示部と、操作者が操作する操作部、操作状態を検出する位置センサ、及び操作部に力覚を付与するアクチュエータを有する入力部と、これらを制御する制御部と、を備えた画像情報表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この画像情報表示装置の制御部は、位置センサから取得した位置信号に基づいて求められた操作部の操作量及び操作方向に応じて画像データのスクロールを行うと共に、道路地図データ上の基準点Aから見た目的地Bの方向と操作部の操作方向とのずれ量を演算する。続いて制御部は、求められたずれ量が小さいほど操作部に付与される力覚が小さくなるようにアクチュエータの駆動を制御する。
特開2004−226266号公報
しかし、従来の画像情報表示装置は、ずれ量が大きい間は絶えず力覚が付与されるので、操作者にとっては、煩わしく感じて操作性が良くない可能性がある。
従って、本発明の目的は、操作性を向上させることができる情報呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、検出対象物によって操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部が検出した操作に基づいて操作面に描かれた図形が予め定められた図形であるか判定する判定部と、判定部によって予め定められた図形であると判定された描かれた図形の基準点を算出する算出部と、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行う呈示部と、判定部により描かれた図形が予め定められた図形であると判定された後に操作面になされた操作において、予め設定された設定点と基準点とを結ぶ直線を含む領域に検出対象物が操作された場合に呈示を行うように呈示部を制御する制御部と、を備えた情報呈示装置を提供する。
本発明によれば、操作性を向上させることができる。
図1(a)は、実施の形態に係る情報呈示装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、情報呈示装置のブロック図である。 図2(a)及び(b)は、実施の形態に係る情報呈示装置の動作を説明するための概略図である。 図3は、実施の形態に係る情報呈示装置の呈示領域を説明するための概略図である。 図4Aは、実施の形態に係る情報呈示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図4Bは、実施の形態に係る情報呈示装置の動作を説明するためのフローチャートである。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る情報呈示装置は、検出対象物によって操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部が検出した操作に基づいて操作面に描かれた図形が予め定められた図形であるか判定する判定部と、判定部によって予め定められた図形であると判定された描かれた図形の基準点を算出する算出部と、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行う呈示部と、判定部により描かれた図形が予め定められた図形であると判定された後に操作面になされた操作において、予め設定された設定点と基準点とを結ぶ直線を含む領域に検出対象物が操作された場合に呈示を行うように呈示部を制御する制御部と、を備える。
この情報呈示装置は、領域内に操作がなされた場合、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行うことで、設定点の方向の認識を可能にする情報を操作者に与えるので、操作性が向上する。
[実施の形態]
(情報呈示装置1の構成)
図1(a)は、実施の形態に係る情報呈示装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、情報呈示装置のブロック図である。なお、以下では、円を描く際の操作方向は、時計回りであるものとして説明を行うが、反時計回りに操作がなされても良い。
情報呈示装置1は、例えば、電気的に接続された電子機器の操作、及び文字の入力等を行うことができるように構成されている。この情報呈示装置1は、図1(a)に示すように、車両5の運転席と助手席の間にのびるフロアコンソール50に配置されている。
また情報呈示装置1は、例えば、検出対象物である、導電性を有するペンや指による操作により、電子機器に電気的に接続された表示装置3に表示されたカーソルの移動やアイコンの選択、アイコンのドラッグ、ドロップ等の操作を行うことができるように構成されている。この表示装置3は、図1(a)に示すように、車両5のセンターコンソール51に配置されている。
本実施の形態では、検出対象物としての指による操作について説明する。また電子機器は、車両5に搭載されたカーナビゲーション装置であるものとして説明する。
この情報呈示装置1は、検出対象物によって操作面100になされた操作を検出する検出部としてのタッチパネル10と、タッチパネル10が検出した操作に基づいて操作面100に描かれた図形が予め定められた図形であるか判定する判定部12と、判定部12によって予め定められた図形であると判定された描かれた図形の基準点を算出する算出部14と、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行う呈示部16と、判定部12により描かれた図形が予め定められた図形であると判定された後に操作面になされた操作において、予め設定された設定点と基準点とを結ぶ直線を含む領域としての呈示領域に検出対象物が操作された場合、呈示を行うように呈示部16を制御する制御部18と、を備えて概略構成されている。
つまり、この情報呈示装置1は、設定点に応じて形成された呈示領域に操作がなされると、振動等を呈示するので、操作者は、この呈示により設定点の方向を認識することが可能となる。
ここで、カーナビゲーション装置は、例えば、少なくとも地図スクロールモード及び振動呈示モードを有するものとする。地図スクロールモードとは、例えば、表示画面に表示されている地図画像を、操作面100上の指の移動に追従するようにスクロールさせて、表示されていない地図を表示させることができるモードである。また振動呈示モードとは、例えば、操作面100上の指の移動によって地図画像がスクロールされず、呈示領域内に指が検出された際に、振動を呈示するモードである。これらのモードは、例えば、制御部18から出力される制御信号に基づいてカーナビゲーション装置が切り替えるものである。
(タッチパネル10の構成)
タッチパネル2は、例えば、操作者が指で操作面100に触れることにより、触れた操作面100上の位置(検出点)を検出するタッチセンサである。操作者は、例えば、操作面100に操作を行うことにより、接続された電子機器の操作を行うことが可能となる。タッチパネル2としては、例えば、周知の抵抗膜方式、赤外線方式、SAW(Surface Acoustic Wave)方式、静電容量方式等のタッチパネルを用いることが可能である。
本実施の形態に係るタッチパネル2は、一例として、操作面100に指が近づくことによる、センサワイヤと指との距離に反比例した電流の変化を検出する静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル2は、図1(b)に示すように、制御部18と電気的に接続され、検出信号を出力するように構成されている。
タッチパネル2は、指によって操作面100をなぞる、なぞり操作を検出可能に構成されている。またタッチパネル2は、周期的に検出信号を出力するように構成されている。
タッチパネル2の操作面100には、座標系が設定されている。この座標系は、一例として、表示装置3の表示画面と一対一対応となる絶対座標系である。
(判定部12の構成)
判定部12は、例えば、制御部18から取得した検出点情報に基づいて、なされた操作によって操作面100に描かれた図形が、予め定められた図形であるか否かを判定することができるように構成されている。言い換えるなら、判定部12は、なされた操作の軌跡が、予め定められた図形と一致するかを判定するように構成されている。本実施の形態では、この予め定められた図形は、一例として、円である。
なお、予め定められた図形は、円に限定されない。例えば、情報呈示装置1とフロアコンソール50との境界をなぞることで描かれた矩形であっても良く、操作の開始点と終点とが閉じるような図形であれば良い。
判定部12は、予め定められた図形のテンプレート120を有し、このテンプレート120と、検出点情報から推定される操作面100に描かれた図形と、を比較することにより判定を行う。判定部12は、一例として、テンプレート120を用いた周知のテンプレートマッチング法により、描かれた図形が予め定められた図形に一致するか否かを判定する。
変形例として、判定部12は、例えば、円が描かれる、つまり描かれた図形の始点と終点が近くなることを利用して円を判定するように構成されても良い。また他の変形例として、判定部12は、例えば、円が描かれる途中の状態で判定する場合は、周知のハフ変換を用いて円を判定するように構成されても良い。判定部12による予め定められた図形の判定は、これらに限定されず、周知の方法を用いることが可能である。
判定部12は、描かれた図形と予め定められた図形とを比較した結果に基づいた判定情報を生成し、制御部18に出力するように構成されている。
(算出部14の構成)
算出部14は、制御部18に電気的に接続されている。また算出部14は、制御部18から取得した検出点情報に基づいて、描かれた図形が予め定められた図形を模して描かれた円であるとして基準点としての当該円の中心と、当該円の半径と、を算出するように構成されている。
具体的には、算出部14は、判定部12が、円であると判定した図形の中心と半径を算出するように構成されている。この円の中心と半径を算出する方法は、例えば、ハフ変換による方法、パターンマッチングによる方法、検出点の最大値と最小値の中央値から求める方法、及び指の軌跡の平均値から求める方法等の何れか1つを用いて行われる。
ハフ変換による方法は、例えば、周知のハフ変換を用いて行われるが、指の軌跡が楕円であると、算出が困難となる場合がある。従って、算出部14は、中心(X、Y)と半径rの推定がうまくできない場合は、以下の式を用いて算出する。なお中心座標は(X、Y)で表すものとし、X軸は、操作面100の横方向、Y軸は操作面100の縦方向である。
(X−X)^2/a^2+(Y−Y)^2/b^2=1・・・(1)
ただし、2a及び2bは、一方が長径又は短径である。
パターンマッチングによる方法は、例えば、操作面100上の検出点(X、Y)に対し、円の方程式に対する誤差の和が最小値となる中心(X、Y)と半径rを求める。この誤差の和は、以下の式で表される。
誤差の和=Σ[{(X−X)^2+(Y−Y)^2−r}^2]・・・(2)
算出部14は、式(2)で中心(X、Y)と半径rの推定がうまくできない場合は、ハフ変換の場合と同様に楕円の式に切り替えて(X、Y)と半径rの推定を行う。
検出点の最大値と最小値の中央値から求める方法は、例えば、Xの最大、最小値を求め、その中央値を円の中心のX座標であるXとし、Yの最大、最小値を求め、その中央値を円の中心のY座標であるYとする。
指の軌跡の平均値から求める方法は、例えば、Xの平均値を円の中心のX座標であるXとし、Yの平均値を円の中心のY座標であるYとする。なお、この方法では、例えば、指のなぞりの速度の変化による偏りを補正するため、一の座標と、一の座標の一つ手前の座標と、の距離を重みとして一の座標に掛けて平均値を算出する。
算出部14は、例えば、上記の何れかの方法により算出した円の中心(X、Y)及び半径rの情報を含む算出情報を生成し、制御部18に出力するように構成されている。
なお、基準点は、操作面100の中心とすることも可能である。ただし、操作者が操作面100に視線移動することなく操作を行った際、円を描き始めた始点から振動が呈示されるまでの角度が、操作面100の中心からずれた位置で円を描いた場合と、当該中心を中心とする円を描いた場合と、では異なるため、目的地の方向が正確に分からない可能性がある。
(呈示部16の構成)
呈示部16は、例えば、円の中心と設定点を結んだ直線を含む領域に、検出点が検出されると、振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行うように構成されている。本実施の形態に係る呈示部16は、タッチパネル2に振動を与えるように構成されているものとする。
呈示部16は、図1(b)に示すように、制御部18に電気的に接続されている。この呈示部16は、制御部18から出力される呈示信号に基づいて振動の呈示を行うように構成されている。
なお、変形例として、呈示部16は、音による呈示を行っても良い。この音による呈示は、例えば、車両5に搭載されるスピーカーから音を出力するものである。
また、他の変形例として、呈示部16は、光による呈示を行っても良い。この光による呈示は、例えば、表示装置3の明るさを変える呈示や、車両5の照明を点滅させる呈示である。
さらに他の変形例として、呈示部16は、振動による呈示、音による呈示、及び光による呈示の少なくとも2つを組み合わせて呈示を行っても良い。
(制御部18の構成)
図2(a)及び(b)は、実施の形態に係る情報呈示装置の動作を説明するための概略図である。図3は、実施の形態に係る情報呈示装置の呈示領域を説明するための概略図である。図2(a)及び(b)は、左側に表示装置3の表示画面30、右側にタッチパネル2の操作面100が図示されている。また、図2(a)及び(b)では、表示画面30に表示されない地図画像300上に目的地301があることを示している。図3は、操作方向が時計回りであるものとしている。
制御部18は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部18が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。また制御部18は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。さらに制御部18は、時間を計測する手段を有するものとする。
制御部18は、図1(b)に示すように、画像情報180と、第1のしきい値181と、第2のしきい値182と、を備えている。
画像情報180は、例えば、情報呈示装置1が電気的に接続された電子機器から取得される。この画像情報180は、表示装置3の表示画面30に表示される画像の情報である。制御部18は、例えば、この画像情報180と、検出点の座標と、に基づいてカーソル等を移動させたり、アイコンを選択状態にさせたりする。
第1のしきい値181は、例えば、タッチパネル10から取得した検出信号に基づいて検出点が検出されたか否かを判定するためのしきい値である。制御部18は、この第1のしきい値181と、検出信号と、を比較することで、検出点を検出する。また制御部18は、検出点の座標を算出して記録するように構成されている。
第2のしきい値182は、最も新しく取得した検出点と、記録された検出点と、の距離のしきい値である。制御部18は、当該距離を算出するように構成されている。つまり、制御部18は、例えば、最新の指の位置(検出点)を取得した時点で、この指の位置と、過去に取得した複数の指の位置(検出点)と、に基づいて距離を算出すると共に、算出した距離と第2のしきい値182を比較し、第2のしきい値182以下になったことで、円が描かれたと判定するように構成されている。
制御部18は、当該距離と、第2のしきい値182と、を比較することで、距離が第2のしきい値182以下である場合、カーナビゲーション装置を振動呈示モードに遷移させる制御信号を出力し、距離が第2のしきい値182よりも長い場合、地図スクロールモードに遷移させる制御信号を出力するように構成されている。
また制御部18は、振動呈示モードであり、一の検出点が検出された時間と、二の検出点が検出された時間と、の間の時間が、予め定められた所定の時間より長い場合、振動呈示モードから地図スクロールモードへ遷移させる制御信号を生成して出力するように構成されている。
さらに制御部18は、検出遅れによる検出点の位置ずれ補正を行うように構成されている。具体的には、タッチパネル10が、検出信号を出力するためには、検出時間を含む時間△Tが必要であり、制御部18が認識した検出点は、少なくとも時間△T過去の検出点となる。制御部18は、この検出遅れを補正するため、操作者が円を描く際の角速度ωを算出し、△T×ωだけ角度を早めて検出点を推定し、当該検出点に応じた制御信号を出力するように構成されている。なお、時間△Tが、十分小さい場合は、位置ずれの補正は行わなくても良い。この角速度ωは、例えば、円104の中心102と、検出点の移動量と、に基づいて制御部18が推定する。
ここで、情報呈示装置1が接続される電子機器が、カーナビゲーション装置である場合、図2(a)及び(b)に示すように、表示装置3の表示画面30には、地図画像300が表示される。図2(a)及び(b)に示すアイコン31は、車両5の現在位置を示している。
操作者が、カーナビゲーション装置を操作して目的地を設定し、現在地から目的地までの道順を案内させる機能を用いる場合がある。この場合、目的地は、設定された当初、表示画面30に表示される範囲の地図画像300には表示されないことが多い。つまり、目的地が、表示画面30に表示されないので、操作者は、目的地近傍の地図を見ようと地図画像300をスクロールさせたくても目的地の方向が分からないので、どの方向にスクロールさせれば良いのか分かり難い。
情報呈示装置1は、操作面100になされた操作の軌跡が、予め定められた図形であると判定された場合、呈示領域107を設定し、この呈示領域107内を指が通過すると、呈示部16を介して操作者に振動を呈示するように構成されている。本実施の形態に係る情報呈示装置1は、操作者が、操作面100に円を描くようになぞり操作を行い、2回目の円を描く過程において、目的地の方向に指が移動したところで振動が呈示されて目的地の方向が認識できるように構成されている。
制御部18は、算出部14が算出した中心102と半径rとで定義される円104と、直線105と、が交わる点を中心107aとする楕円形状を有する呈示領域107を設定する。
この呈示領域107は、図3に示すように、操作者が操作面100に行った操作の軌跡から算出された円104の中心102と、地図画像300を操作面100を含む平面に対応させて得られた目的地301の対応点106と、を結んだ直線105を含む領域として定義される。なお円104は、上記の方法で得られた円の中心(X、Y)と半径rとにより定義されたものである。
具体的には、呈示領域107の中心107aは、一例として、円104上に位置している。この楕円は、例えば、図3に示すように、円104の中心102と楕円の中心107aとを結んだ直線の2倍が長径となる。つまり、円104の直径は、例えば、楕円の長径となっている。
また楕円は、円104の中心102を通り、中心102と目的地の対応点106とを結んだ直線105からの角度がθの直線と、円104と、の交点を通るように定義される。この角度θは、一例として、5°≦2×θ≦45°である。
なお呈示領域107は、上記の例に限定されず、直線105が含まれる形状であれば、任意の形状であっても良い。
変形例として、制御部18は、例えば、円を描き始めた始点となる検出点と、円を描く際の角速度ωと、円104の中心102及び対応点106を結ぶ直線105と、に基づいて振動を呈示する開始位置108を算出し、指がこの開始位置108を通過した後、振動を呈示するように呈示領域107を設定するように構成されても良い。この場合、操作で描かれる図形として円104を推定し、その推定された軌道上の点として開始位置108が定義される。なお、制御部18は、この開始位置108を通る直線を定義し、この直線を跨いだことで振動を呈示する構成であっても良い。実施の形態では、呈示領域107に検出点がある間は、振動が呈示されるが、この変形例の場合は、開始位置108を通過した後、予め定められた時間の間、振動が呈示される。この予め定められた時間は、一例として、10〜500msである。なお、振動の開始位置108は、例えば、振動の継続時間をT、角速度をωと、すると、T×ωの角度分、開始位置108から手前で振動の呈示を行っても良い。
また制御部18は、操作者が予め定められた図形を描き始めた場合、図形が認識されるまでの間、検出点の座標に応じて地図画像300が追従して移動する制御信号を生成して出力する。しかし、制御部18は、操作者が描いた図形が、予め定められた図形であることが認識されると、地図画像300の移動を停止し、その図形を描く前の状態に徐々に戻る、又は図形を描く前の地図画像に切り替わるような制御信号を生成し、出力するように構成されている。つまりカーナビゲーション装置は、地図スクロールモードでは、指の移動に追従して地図画像300が移動し、振動呈示モードでは、指の移動に地図画像300は追従して移動しない。
以下では、情報呈示装置1の動作について、図4A及び4Bのフローチャートを参照しながら説明する。
(動作)
まず、操作者が、車両5の電源を投入し、所定の操作により、カーナビゲーション装置を起動する。この起動により、情報呈示装置1が起動する。この情報呈示装置1の起動により、タッチパネル10は、周期的に検出信号を出力する。続いて、操作者は、地図画像300を表示画面30に表示させる。続いて、操作者は、目的地の情報を入力して車両5を走行させる。
カーナビゲーション装置は、車両5の現在地を地図画像300上にアイコン31として表示しながら地図のスクロールを可能とする地図スクロールモードを起動する。
操作者は、図2(a)に示すように、目的地の方向を確認するため、情報呈示装置1の操作面100に指で円を描く。
制御部18は、周期的に取得する検出信号と第1のしきい値181とを比較し、検出点が検出されたか否かを判断する。制御部18は、検出点が検出されると(S1)、検出された検出点を記録する(S2)。なお検出点が検出された場合、検出点に応じて、つまり、指の動きに追従するように地図画像300がスクロールされる。
次に、制御部18は、最も新しく取得した検出点と、記録された検出点と、の距離を算出する(S3)。
続いて、制御部18は、算出された距離と第2のしきい値182と、を比較する。制御部18は、算出された距離が第2のしきい値182より大きい場合(S4:No)、検出点に応じて地図画像300のスクロールを継続し(S5)、ステップ1に処理を進める。
制御部18は、算出された距離が第2のしきい値182以下である場合(S4:Yes)、振動呈示モードに遷移する制御信号を出力する(S6)。これは、スクロールは、円を描く場合よりも検出点間の距離が長くなるからである。
制御部18は、振動呈示モードに遷移したため、地図画像300を第1の検出点が検出された際の地図画像に徐々に切り替える制御信号を生成して出力し、地図画像300を元の地図画像に戻す(S7)。
制御部18は、周期に従って検出信号を取得する(S8)。制御部18は、所定の時間、検出点が検出されない場合(S9:No)、振動呈示モードから地図スクロールモードへ遷移させる制御信号を出力してステップ1に処理を進める(S10)。
操作者は、目的地301の方向を知るため、操作の軌跡が、例えば、図2(a)に示す第1の軌跡101となる操作を行う。
制御部18は、所定の時間内に検出点が検出された場合(S9:Yes)、当該検出点以降の検出点を検出点情報として記録しつつ判定部12に出力する(S11)。
判定部12は、取得した検出点情報と、テンプレート120と、を比較し、検出点情報から推定される図形が予め定められた図形ではない場合(S12:No)、判定結果に基づいた判定情報を制御部18に出力する。制御部18は、この判定情報に基づいてステップ10に処理を進める。
判定部12は、推定される図形が予め定められた図形である場合(S12:Yes)、判定結果に基づいた判定情報を制御部18に出力する。制御部18は、この判定情報に基づいて記録していた検出点情報を算出部14に出力する。
算出部14は、取得した検出点情報に基づいて円の中心と半径を算出する(S13)。算出部14は、算出した結果を算出情報として制御部18に出力する。算出された中心102は、例えば、図2(a)及び(b)に示すように、1回目に円を描いた軌跡である第1の軌跡101、及び続いて描かれた円の軌跡である第2の軌跡103の中心近傍の位置となる。
制御部18は、取得した算出情報に基づいて呈示領域107を設定する(S14)。続いて、制御部18は、検出遅れによる位置ずれを補正する(S15)。
操作者は、図2(b)に示すように、2回目の円を描く。
制御部18は、検出した検出点が呈示領域107内にある場合(S16:Yes)、呈示信号を生成して、呈示部16に出力する。呈示部16は、取得した呈示信号に基づいてタッチパネル10に振動を与えることで操作者に振動を呈示する(S17)。制御部18は、呈示信号を出力した後、ステップ8に処理を進める。
つまり操作者が、2回目の円を描く途中で、図2(b)において二点鎖線で示す呈示領域107に指が侵入すると、タッチパネル2が振動する。この呈示により、操作者は、設定した目的地301が、振動を呈示された際の指の位置と、描いた円の中心と、を結んだ直線の延長上にあることが視線移動することなく、認識可能となる。
ここで、制御部18は、検出した検出点が呈示領域107内にない場合(S16:No)、ステップ8に処理を進める。
上記の動作は、カーナビゲーション装置が、地図スクロールモード又は振動呈示モードの何れかのモードを実行している間、継続される。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る情報呈示装置1は、操作性を向上させることができる。この情報呈示装置1は、例えば、表示画面30に表示されない地図画像上の目的地301を、操作面100を含む平面に対応させた対応点106と、操作者が描いた図形の基準点と、を結んだ直線105を含む呈示領域107を設定する。情報呈示装置1は、操作者が、1回目の図形を描いた後、2回目の図形を描く過程で、この呈示領域107に指が侵入すると、つまり開始位置108を指が通過すると、振動を呈示することができる。従って操作者は、振動を感じることで、操作面100等に視線移動することなく、対応点106の方向を容易に認識することができ、操作性が向上する。
また予め定められた図形が、閉じた図形であるので、操作者は、視線移動することなく図形の中心を想像し易い。従って、操作者は、当該中心と、目的地301を操作面100を含む平面に対応させた対応点106と、を結ぶ直線105を意識し易く、その結果、目的地301の方向を認識することができる。目的地301の方向が認識することができるので、操作者は、操作面100に視線移動することなく、例えば、スクロール等の操作を容易に行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…情報呈示装置
2…タッチパネル
3…表示装置
5…車両
10…タッチパネル
12…判定部
14…算出部
16…呈示部
18…制御部
30…表示画面
31…アイコン
50…フロアコンソール
51…センターコンソール
100…操作面
101…第1の軌跡
102…中心
103…第2の軌跡
104…円
105…直線
106…対応点
107…呈示領域
107a…中心
108…開始位置
120…テンプレート
180…画像情報
181…第1のしきい値
182…第2のしきい値
300…地図画像
301…目的地

Claims (4)

  1. 検出対象物によって操作面になされた操作を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した操作に基づいて前記操作面に描かれた図形が予め定められた図形であるか判定する判定部と、
    前記判定部によって前記予め定められた図形であると判定された前記描かれた図形の基準点を算出する算出部と、
    振動、音及び光の少なくとも1つを用いた呈示を行う呈示部と、
    前記判定部により前記描かれた図形が前記予め定められた図形であると判定された後に前記操作面になされた操作において、予め設定された設定点と前記基準点とを結ぶ直線を含む領域に前記検出対象物が操作された場合に前記呈示を行うように前記呈示部を制御する制御部と、
    を備えた情報呈示装置。
  2. 前記予め定められた図形は、円であり、
    前記算出部は、前記描かれた図形が前記予め定められた図形を模して描かれた円であるとして前記基準点としての当該円の中心と、当該円の半径と、を算出する請求項1に記載の情報呈示装置。
  3. 前記制御部は、前記算出部が算出した前記中心と前記半径とで定義される円と、前記直線と、が交わる点を中心とする楕円形状を有する前記領域を設定する請求項2に記載の情報呈示装置。
  4. 前記制御部は、前記描かれた図形を描き始めた始点となる検出点と、前記描かれた図形を描く際の角速度と、前記直線と、に基づいて振動を呈示する開始位置を算出し、前記検出対象物が前記開始位置を通過した後、振動を呈示するような前記領域を設定する請求項2に記載の情報呈示装置。
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