JP2014048419A - 情報取得装置および物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減を図りながら、装置本体の薄型化を効果的に図ることが可能な情報取得装置および物体検出装置を提供する。
【解決手段】投射ユニット100は、レーザ光源110と、レーザ光源110から出射された光を平行光に変換するコリメータレンズ120と、コリメータレンズ120を透過した光を反射させるミラー130と、ミラー130によって反射された光を目標領域において所定のドットパターンを有する光に変換して目標領域に投射するDOE140を備える。レーザ光源110、コリメータレンズ120およびミラー130が直線状に並び、且つ、DOE140が目標領域に対向するように、レーザ光源110、コリメータレンズ120、ミラー130およびDOE140を収容する投射ハウジング部410がベース400に一体的に形成されている。
【選択図】図19

Description

本発明は、目標領域に光を投射したときの反射光の状態に基づいて目標領域内の物体を検出する物体検出装置および当該物体検出装置に用いて好適な情報取得装置に関する。
従来、光を用いた物体検出装置が種々の分野で開発されている。いわゆる距離画像センサを情報取得装置として用いた物体検出装置では、2次元平面上の平面的な画像のみならず、検出対象物体の奥行き方向の形状や動きを検出することができる。この種の情報取得装置では、レーザ光源やLED(Light Emitting Diode)から、予め決められた波長帯域の光が目標領域に投射され、その反射光がCMOSイメージセンサ等の受光素子により受光される。
所定のドットパターンを持つレーザ光を目標領域に照射するタイプの情報取得装置では、ドットパターンを持つレーザ光の目標領域からの反射光が受光素子によって受光される。そして、受光素子上におけるドットの受光位置に基づいて、三角測量法を用いて、検出対象物体の各部(検出対象物体上の各ドットの照射位置)までの距離が検出される(たとえば、非特許文献1)。
第19回日本ロボット学会学術講演会(2001年9月18−20日)予稿集、P1279−1280
上記情報取得装置では、投射光学系と受光光学系が所定の間隔をおいて互いに隣り合うように、投射光学系と受光光学系がベース部材に設置される。この場合、投射光学系がベース部材に設置された状態において、投射光学系の高さが高いと、情報取得装置の厚みが大きくなるとの問題が生じる。また、組立作業の容易化およびコストの削減の観点からは、なるべく部品点数が削減されることが望ましい。
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、部品点数の削減を図りながら、装置本体の薄型化を効果的に図ることが可能な情報取得装置および物体検出装置を提供する。
本発明の第1の態様は、情報取得装置に関する。本態様に係る情報取得装置は、目標領域にドットパターンの光を投射する投射部と、前記目標領域を撮像する受光部と、
前記投射部と前記受光部が並べて配されるベースと、を備える。ここで、前記投射部は、光源と、前記光源から出射された光を平行光に変換するコリメータレンズと、前記コリメータレンズを透過した前記光を反射させるミラーと、前記ミラーによって反射された前記光を目標領域において所定のドットパターンを有する光に変換して前記目標領域に投射する回折光学素子と、を備える。前記光源、前記コリメータレンズおよび前記ミラーが直線状に並び、且つ、前記回折光学素子が目標領域に対向するように、前記光源、前記コリメータレンズ、前記ミラーおよび前記回折光学素子を収容する収容部が、前記ベースに一体的に形成されている。
本発明の第2の態様は、物体検出装置に関する。本態様に係る物体検出装置は、上記第
1の態様に係る情報取得装置を備える。
本発明によれば、部品点数の削減を図りながら、装置本体の薄型化を効果的に図ることが可能な情報取得装置および物体検出装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る物体検出装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る情報取得装置と情報処理装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る目標領域に対するレーザ光の照射状態とイメージセンサ上のレーザ光の受光状態を示す図である。 実施の形態に係る距離検出の手法を説明する図である。 実施の形態に係る情報取得装置の分解斜視図を示す図である。 実施の形態に係るレーザ光源とレーザホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレーザ光源とレーザホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレーザ光源とレーザホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るレーザ光源とレーザホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るコリメータレンズとコリメータレンズホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る撮像レンズと撮像レンズホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る撮像レンズと撮像レンズホルダの組立過程を示す図である。 実施の形態に係るベースを示す図である。 実施の形態に係る投射ユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る投射ユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る受光ユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る受光ユニットの組立過程を示す図である。 実施の形態に係る情報取得装置を示す図である。 実施の形態に係る投射光学系と受光光学系と投射ハウジング部の断面図を示す図である。 比較例1に係る投射光学系と受光光学系と投射ハウジング筺体の断面図を示す図である。 比較例2に係る投射光学系と受光光学系と投射ハウジング筺体の断面図を示す図である。 変更例に係る投射ハウジング部の断面図を示す図である。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。本実施の形態は、所定のドットパターンを持つレーザ光を目標領域に照射するタイプの情報取得装置に本発明を適用したものである。
以下に示す実施の形態において、投射ユニット100は、特許請求の範囲に記載の「投射部」に相当する。レーザ光源110は、特許請求の範囲に記載の「光源」に相当する。レーザホルダ111は、特許請求の範囲に記載の「光源保持部」に相当する。平坦部111lは、特許請求の範囲に記載の「光源保持部の側面」に相当する。平坦部121fは、
特許請求の範囲に記載の「外周面」に相当する。DOE140は、特許請求の範囲に記載の「回折光学素子」に相当する。受光ユニット200は、特許請求の範囲に記載の「受光部」に相当する。投射ハウジング部410は、特許請求の範囲に記載の「収容部」に相当する。壁部412は、特許請求の範囲に記載の「光源装着部」に相当する。切り欠き412aは、特許請求の範囲に記載の「開口」に相当する。コリメータレンズホルダ装着部413は、特許請求の範囲に記載の「コリメータレンズ装着部」に相当する。DOE装着部415は、特許請求の範囲に記載の「回折光学素子装着部」と「凹部」に相当する。ただし、上記請求項と本実施の形態との対応の記載はあくまで一例であって、請求項に係る発明を本実施の形態に限定するものではない。
まず、図1に本実施の形態に係る物体検出装置1の概略構成を示す。図示の如く、物体検出装置1は、情報取得装置2と、情報処理装置3とを備えている。テレビ4は、情報処理装置3からの信号によって制御される。
情報取得装置2は、目標領域全体に赤外光を投射し、その反射光をCMOSイメージセンサにて受光することにより、目標領域にある物体各部の距離(以下、「3次元距離情報」という)を取得する。取得された3次元距離情報は、ケーブル5を介して情報処理装置3に送られる。
情報処理装置3は、たとえば、テレビ制御用のコントローラやゲーム機、パーソナルコンピュータ等である。情報処理装置3は、情報取得装置2から受信した3次元距離情報に基づき、目標領域における物体を検出し、検出結果に基づきテレビ4を制御する。
たとえば、情報処理装置3は、受信した3次元距離情報に基づき人を検出するとともに、3次元距離情報の変化から、その人の動きを検出する。たとえば、情報処理装置3がテレビ制御用のコントローラである場合、情報処理装置3には、受信した3次元距離情報からその人のジェスチャを検出するとともに、ジェスチャに応じてテレビ4に制御信号を出力するアプリケーションプログラムがインストールされている。
また、たとえば、情報処理装置3がゲーム機である場合、情報処理装置3には、受信した3次元距離情報からその人の動きを検出するとともに、検出した動きに応じてテレビ画面上のキャラクタを動作させ、ゲームの対戦状況を変化させるアプリケーションプログラムがインストールされている。
図2は、情報取得装置2と情報処理装置3の構成を示す図である。
情報取得装置2は、光学部の構成として、投射光学系10と受光光学系20とを備えている。投射光学系10と受光光学系20は、X軸方向に並ぶように、情報取得装置2に配置される。
投射光学系10は、レーザ光源110と、コリメータレンズ120と、ミラー130と、回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Element)140を備えている。また、受光光学系20は、アパーチャ210と、撮像レンズ220と、フィルタ230と、CMOSイメージセンサ240とを備えている。この他、情報取得装置2は、回路部の構成として、CPU(Central Processing Unit)21と、レーザ駆動回路22と、撮像信号処理回路23と、入出力回路24と、メモリ25を備えている。
レーザ光源110は、受光光学系20に近づく方向(X軸正方向)に波長830nm程度の狭波長帯域のレーザ光を出力する。コリメータレンズ120は、レーザ光源110から出射されたレーザ光を略平行光に変換する。
ミラー130は、コリメータレンズ120側から入射されたレーザ光をDOE140に向かう方向(Z軸方向)に反射する。
DOE140は、入射面に回折パターンを有する。この回折パターンによる回折作用により、DOE140に入射したレーザ光は、所定のドットパターンのレーザ光に変換されて、目標領域に照射される。
DOE140の回折パターンは、たとえば、ステップ型の回折格子が所定のパターンで形成された構造とされる。回折格子は、コリメータレンズ120により略平行光とされたレーザ光をドットパターンのレーザ光に変換するよう、パターンとピッチが調整されている。DOE140は、ミラー130から入射されたレーザ光を、放射状に広がるドットパターンのレーザ光として、目標領域に照射する。
目標領域から反射されたレーザ光は、アパーチャ210を介して撮像レンズ220に入射する。
アパーチャ210は、撮像レンズ220のFナンバーに合うように、外部からの光に絞りを掛ける。撮像レンズ220は、アパーチャ210を介して入射された光をCMOSイメージセンサ240上に集光する。フィルタ230は、レーザ光源110の出射波長(830nm程度)を含む赤外の波長帯域の光を透過し、可視光の波長帯域をカットするバンドパスフィルタである。
CMOSイメージセンサ240は、撮像レンズ220にて集光された光を受光して、画素毎に、受光量に応じた信号(電荷)を撮像信号処理回路23に出力する。ここで、CMOSイメージセンサ240は、各画素における受光から高レスポンスでその画素の信号(電荷)を撮像信号処理回路23に出力できるよう、信号の出力速度が高速化されている。
CPU21は、メモリ25に格納された制御プログラムに従って各部を制御する。かかる制御プログラムによって、CPU21には、レーザ光源110を制御するためのレーザ制御部21aと、3次元距離情報を生成するための距離取得部21bの機能が付与される。
レーザ駆動回路22は、CPU21からの制御信号に応じてレーザ光源110を駆動する。
撮像信号処理回路23は、CMOSイメージセンサ240を制御して、所定の撮像間隔で、CMOSイメージセンサ240により生成された各画素の信号(電荷)をライン毎に順次取り込む。そして、取り込んだ信号を順次CPU21に出力する。CPU21は、撮像信号処理回路23から供給される信号(撮像信号)をもとに、情報取得装置2から検出対象物の各部までの距離を、距離取得部21bによる処理によって算出する。入出力回路24は、情報処理装置3とのデータ通信を制御する。
情報処理装置3は、CPU31と、入出力回路32と、メモリ33を備えている。なお、情報処理装置3には、同図に示す構成の他、テレビ4との通信を行うための構成や、CD−ROM等の外部メモリに格納された情報を読み取ってメモリ33にインストールするためのドライブ装置等が配されるが、便宜上、これら周辺回路の構成は図示省略されている。
CPU31は、メモリ33に格納された制御プログラム(アプリケーションプログラム
)に従って各部を制御する。かかる制御プログラムによって、CPU31には、画像中の物体を検出するための物体検出部31aと、物体の動きに応じて、テレビ4の機能を制御するための機能制御部31bの機能が付与される。かかる制御プログラムは、たとえば、図示しないドライブ装置によってCD−ROMから読み取られ、メモリ33にインストールされる。
物体検出部31aは、情報取得装置2から供給される3次元距離情報から画像中の物体の形状を抽出し、抽出した物体形状の動きを検出する。機能制御部31bは、物体検出部31aによる検出結果に応じて所定の処理を実行する。たとえば、制御プログラムがゲームプログラムである場合、機能制御部31bは、物体検出部31aによって検出された人の動き(ジェスチャ)に応じてテレビ画面上のキャラクタを動作させるための処理を実行する。また、制御プログラムがテレビ4の機能を制御するためのプログラムである場合、機能制御部31bは、物体検出部31aから人の動き(ジェスチャ)に応じた信号に基づき、テレビ4の機能(チャンネル切り替えやボリューム調整、等)を制御するための処理を実行する。
入出力回路32は、情報取得装置2とのデータ通信を制御する。
投射光学系10と受光光学系20は、投射光学系10の投射中心と受光光学系20の撮像中心がX軸に平行な直線上に並ぶように、X軸方向に所定の距離をもって並んで設置される。
図3(a)は、目標領域に対するレーザ光の照射状態を模式的に示す図、図3(b)は、CMOSイメージセンサ240におけるレーザ光の受光状態を模式的に示す図である。なお、図3(b)には、便宜上、目標領域に平坦な面(スクリーン)とスクリーンの前に人物が存在するときの受光状態が示されている。
図3(a)に示すように、投射光学系10からは、ドットパターンを持ったレーザ光(以下、このパターンを持つレーザ光の全体を「DP光」という)が、目標領域に照射される。図3(a)には、DP光の光束領域が実線の枠によって示されている。DP光の光束中には、DOE140による回折作用により生成されるドット領域(以下、単に「ドット」という)が、DOE140による回折作用によるドットパターンに従って点在している。
目標領域に平坦な面(スクリーン)が存在すると、これにより反射されたDP光は、図3(b)のように、CMOSイメージセンサ240上に分布する。
図3(b)には、CMOSイメージセンサ240上のDP光の全受光領域が破線の枠によって示され、CMOSイメージセンサ240の撮像有効領域に入射するDP光の受光領域が実線の枠によって示されている。図3(a)に示す目標領域上におけるDt0の光は、CMOSイメージセンサ240上では、図3(b)に示すDt0’の位置に入射する。
図4は、本実施の形態に係る距離検出手法を説明する図である。
図4に示すように、投射光学系10から所定の距離Lsの位置に、Z軸方向に垂直な平坦な反射平面RSが配置される。出射されたDP光は、反射平面RSによって反射され、受光光学系20のCMOSイメージセンサ240に入射する。これにより、CMOSイメージセンサ240から、撮像有効領域内の画素毎の電気信号が出力される。出力された画素毎の電気信号の値(画素値)は、図2のメモリ25上に展開される。
以下、反射平面RSからの反射によって得られた全画素値からなる画像を、「基準画像」、反射平面RSを「基準面」と称する。
たとえば、図4に示すように距離Lsよりも近い位置に物体がある場合、基準画像上の領域Snに対応するDP光(DPn)は、物体によって反射され、領域Snとは異なる領域Sn’に入射する。投射光学系10と受光光学系20はX軸方向に隣り合っているため、領域Snに対する領域Sn’の変位方向はX軸に平行となる。図4の場合、物体が距離Lsよりも近い位置にあるため、領域Sn’は、領域Snに対してX軸正方向に変位する。物体が距離Lsよりも遠い位置にあれば、領域Sn’は、領域Snに対してX軸負方向に変位する。
領域Snに対する領域Sn’の変位方向と変位量をもとに、投射光学系10からDP光(DPn)が照射された物体の部分までの距離Lrが、距離Lsを用いて、三角測量法に基づき算出される。同様にして、他の領域に対応する物体の部分について、投射光学系10からの距離が算出される。かかる算出手法の詳細は、たとえば、上記非特許文献1(第19回日本ロボット学会学術講演会(2001年9月18−20日)予稿集、P1279−1280)に示されている。
図5は、本実施の形態に係る情報取得装置2の構成を示す分解斜視図である。
図5を参照して、情報取得装置2は、投射ユニット100と、受光ユニット200と、回路基板300と、ベース400を備えている。なお、図2に示すCPU21、レーザ駆動回路22、入出力回路24およびメモリ25は、回路基板300に配され、撮像信号処理回路23は、イメージセンサ回路基板241に配されている。
投射ユニット100は、図2に示す投射光学系10(レーザ光源110〜DOE140)の他に、レーザホルダ111と、コリメータレンズホルダ121と、押さえばね122を備えている。レーザホルダ111は、レーザ光源110を保持し、コリメータレンズホルダ121は、コリメータレンズ120を保持し、押さえばね122は、コリメータレンズホルダ121をベース400に装着するために用いられる。
また、受光ユニット200は、上述の受光光学系20(アパーチャ210〜CMOSイメージセンサ240)の他に、レンズバレル250と、撮像レンズホルダ260と、イメージセンサ回路基板241を備えている。レンズバレル250は、アパーチャ210と撮像レンズ220を保持し、撮像レンズホルダ260は、レンズバレル250とフィルタ230を保持する。また、イメージセンサ回路基板241には、CMOSイメージセンサ240が設置される。イメージセンサ回路基板241は、FPC301によって回路基板300に接続されている。
図5には、レンズバレル250に保持されるアパーチャ210と撮像レンズ220のうち、アパーチャ210が示されている。また、フィルタ230は、撮像レンズホルダ260のZ軸負側の面に装着されている。
投射ユニット100は、ベース400のZ軸負側の面に設置される。また、アパーチャ210、撮像レンズ220およびフィルタ230は、レンズバレル250と撮像レンズホルダ260を介してベース400のZ軸負側の面に設置される。
図6(a)は、レーザ光源110とレーザホルダ111の分解斜視図である。図6(b)は、レーザ光源110とレーザホルダ111が組み立てられた状態の構成体を示す斜視図である。以下、X軸正方向を前方向、Y軸正方向を左方向、Z軸正方向を上方向とし、
適宜、上下左右前後を用いて説明を行う。
図6(a)を参照して、レーザ光源110は、板ばね112によって、レーザホルダ111に装着される。また、レーザホルダ111には、治具装着部材113が装着される。治具装着部材113は、レーザ光源110の位置調整の際に用いられる。すなわち、ベース400に対してレーザ光源110を位置調整する際に、治具装着部材113に位置調整用の治具が装着される。
図7(a)は、レーザ光源110と板ばね112をZ軸正側(上側)から見た斜視図、図7(b)は、レーザ光源110と板ばね112をZ軸負側(下側)から見た斜視図である。図7(c)は、レーザホルダ111と治具装着部材113をZ軸正側(上側)から見た斜視図、図7(d)は、レーザホルダ111と治具装着部材113をZ軸負側(下側)から見た斜視図である。
図7(a)、図7(b)を参照して、レーザ光源110は、フレームパッケージ型の半導体レーザである。レーザ光源110は、フレーム110aと、モールド110bと、レーザ素子110cと、3つの端子110dを備えている。
フレーム110aは、Z軸方向に扁平な形状を有する。フレーム110aは、レーザ素子110cにより発生する熱を放熱するため、熱伝導性に優れる金属等により形成される。フレーム110aには、モールド110bが形成されている。モールド110bは、X軸正方向が開口した樹脂製の枠部材である。レーザ素子110cは、フレーム110a上のモールド110bに囲われた中央の位置に配置されている。レーザ素子110cは、ワイヤー等により3つの端子110dと電気的に接続されている。各端子110dは、回路基板300に搭載されたレーザ駆動回路22に電気的に接続される。
フレーム110aの前側の中央部は、櫛歯状に前方に突出した突部110eが形成されている。また、フレーム110aの左端前面部110fおよび右端前面部110gは、それぞれ、YZ平面に平行な平面となっている。また、フレーム110aの右側面には、段部110hが形成され、段部110hの右側面は、XZ平面に平行な平面となっている。右端前面部110gと段部110hとの境界は、角が面取りされた滑らかな曲面となっている。
フレーム110aの下面110iは、XY平面に平行な平面となっている。また、フレーム110aには、モールド110bの外側に、2つの鍔部110j、110kが左右対称に形成されている。2つの鍔部110j、110kの上面は、XY平面に平行な平面となっている。鍔部110kの側縁に、上記段部110hが形成されている。
板ばね112は、バネ性のある板状の部材であり、図示の如く、前端部と左右の端部が、それぞれ、下方向に折り曲げられた形状を有する。板ばね112の左右の端縁には、下方向に突出する凸部112a、112bが形成されている。凸部112a、112bの先端は、それぞれ、円弧状になっている。また、板ばね112の中央には開口112cが設けられており、開口112cの前側端縁から、斜め上方向に突出するように、山折部112dが形成されている。山折部112dの頂部は、XZ平面の断面が円弧状になっている。また、板ばね112の後端の中央には、鉤状に折り曲げられた鉤部112eが形成されている。
図7(c)、図7(d)を参照して、レーザホルダ111は、略立方体形状の保持部材である。レーザホルダ111は、レーザ光源110により発生する熱を放熱するため、熱伝導性に優れる金属(亜鉛、マグネシウム等)により形成されている。レーザホルダ11
1には、中央に、レーザ光源110と板ばね112を収容するための開口111aが形成されている。また、レーザホルダ111の左側面には、開口111aに続く切り欠き111bが、レーザ光源110の形状に沿うように、形成されている。
図6(a)を参照して、レーザホルダ111の開口111aは、上部の左右方向の幅が下部の左右方向の幅よりも小さくなっている。また、開口111a上部の左右方向の幅は、板ばね112の左右方向の幅よりもやや大きくなっており、開口111a下部の左右方向の幅は、レーザ光源110の左右方向の幅よりもやや大きくなっている。
開口111aの前方の内側面には、段部111c、111dと、外部に続く円形の開口111eが形成されている。段部111c、111dの後側面は、YZ平面に平行な平面となっている。また、開口111aの右方の内側面には、段部111fと、外部に続く方形状の開口111gが形成されている。段部111fの左側面は、XZ平面に平行な平面となっている。また、開口111aの底面は、XY平面に平行な平坦部111hとなっており、この平坦部111hに続くように、ヒートジェルを注入するための溝111iが形成されている。さらに、レーザホルダ111の上面には、板ばね112の鉤部112eと係合する溝111jが形成されている。
図7(c)、図7(d)に戻り、レーザホルダ111の下側面および右側面には、治具装着部材113を装着するための溝111kが形成されている。また、レーザホルダ111の前側面は、YZ平面に平行な平坦部111lとなっている。
治具装着部材113は、レーザホルダ111を左右に挟み、且つ、溝111kに嵌り込む形状を有している。図7(c)に示すように、治具装着部材113には、L字状に段部113aが形成されている。治具装着部材113は、段部113aが形成されることにより、前後方向の厚みが小さくなっている。治具装着部材113の、段部113aが形成された部分が、レーザホルダ111の溝111kに嵌まり込むことで、治具装着部材113がレーザホルダ111に装着される。
図6(a)を参照して、レーザ光源110のレーザホルダ111への装着時には、板ばね112がレーザ光源110の上に重ねられた状態で、レーザ光源110と板ばね112が、後方から、レーザホルダ111の開口111aに挿入される。レーザ光源110は、開口111aの内側面によって移動が規制されるまで、前方に押し込まれる。また、板ばね112は、鉤部112eがレーザホルダ111の溝111jに係合するまで、前方に押し込まれる。このとき、板ばね112の山折部112dが開口111aの上方の内側面に押されて下方向に撓み、山折部112dの復元力によって、レーザ光源110の底面が開口111aの平坦部111hに押し付けられる。
図8(a)、(b)は、レーザ光源110がレーザホルダ111に装着される様子を示す断面図である。なお、図7(a)、(b)は、図6(a)に示すレーザ光源110とレーザホルダ111をA−A’平面で切断したときの断面図が示されている。
図8(a)を参照して、上記のように、レーザ光源110と板ばね112がレーザホルダ111の開口111aに挿入されると、フレーム110aの前側中央部に櫛歯状に形成された突部110eが、レーザホルダ111の開口111a前方に形成された傾斜面111m、111nに当接する。さらに、レーザ光源110と板ばね112がレーザホルダ111に挿入されると、突部110eが、傾斜面111m、111nに案内されて、壁面111o、111pの間に嵌り込む。壁面111o、111pは、X―Z平面に平行な平面であり、壁面111o、111p間の距離は、突部110eの左右方向の幅よりも僅かに大きい。その後、さらに、レーザ光源110と板ばね112がレーザホルダ111に挿入
されると、レーザ光源110の左端前面部110fと右端前面部110gが、それぞれ、レーザホルダ111の段部111c、段部111dに当接する。これにより、レーザ光源110をさらに押し込めなくなる。こうして、図8(b)に示すように、レーザ光源110の挿入が完了する。
図8(b)の状態において、レーザ光源110は、左端前面部110fと右端前面部110gが、それぞれ、レーザホルダ111の段部111c、段部111dに当接することにより、前後方向の位置が決定される。また、レーザ光源110は、突部110eがレーザホルダ111の壁面111o、111p間に嵌まり込み、さらに、段部110hが、レーザホルダ111のX軸正方向の内側面の段部111fに当接することにより、左右方向の位置が決定される。これにより、レーザ光源110のレーザ素子110cの出射部が、レーザホルダ111の開口111eの中心に位置付けられる。
図8(b)の状態において、レーザホルダ111の左側面には、切り欠き111bが設けられているため、この切り欠き111bを介して内部を見ることにより、レーザ光源110の左端前面部110fが、レーザホルダ111の段部111cに当接しているかを容易に確認することができる。また、レーザホルダ111の右側面には、開口111gが設けられているため、この開口111gを介して内部を見ることにより、レーザ光源110の右端前面部110gが、レーザホルダ111の段部111dに当接しているかを容易に確認することができる。
図9(a)〜図9(d)は、レーザ光源110と板ばね112が、レーザホルダ111の開口111aに完全に挿入された状態を示す図である。図9(a)、(b)は、ぞれぞれ、レーザホルダ111を左側および右側から見た斜視図、図9(c)、(d)は、それぞれ、レーザホルダ111を左側および右側から見た側面図である。
図9(a)〜図9(d)に示すように、レーザ光源110は、鍔部110j、110kの上面に、それぞれ、板ばね112の凸部112a、112bが当接することにより、上下方向の位置が決定される。すなわち、上記のように、弾性変形した山折部112dの復元力によって、レーザ光源110の鍔部110j、110kの上面が、それぞれ、板ばね112の凸部112a、112bによって下方向に押され、レーザ光源110の下面110iが開口111aの平坦部111hに押し付けられる。これにより、レーザ光源110が、上下方向に位置決めされる。
以上のようにして、レーザホルダ111に対するレーザ光源110の上下左右前後方向の位置が決定されると、レーザ光源110とレーザホルダ111との境界部分に接着剤が塗布され、レーザ光源110がレーザホルダ111に対して接着固定される。その後、図6(b)に示すように、レーザホルダ111の溝111iにヒートジェルが流入され、レーザ光源110とレーザホルダ111の隙間が埋められる。これにより、レーザ光源110のレーザ素子110cによって生じた熱が、効率よく、フレーム110aを介して、レーザホルダ111に伝達される。
その後、図6(a)に示すように、下側から治具装着部材113がレーザホルダ111の溝111kに嵌め込まれ、治具装着部材113がレーザホルダ111に装着される。これにより、図6(b)に示すように、レーザ光源110とレーザホルダ111の組立が完了する。
図10(a)は、コリメータレンズ120とコリメータレンズホルダ121の分解斜視図である。図10(b)、図10(c)は、コリメータレンズ120がコリメータレンズホルダ121に装着された状態を示す斜視図である。図10(d)は、押さえばね122
を示す斜視図である。
図10(a)を参照して、コリメータレンズホルダ121は、正面視において略円形の輪郭を有するとともに、開口121aが形成された有底筒状の枠部材である。また、図10(b)を参照して、コリメータレンズホルダ121のX軸負側の側面の中央には、開口121aよりも小さい径の開口121bが形成されている。開口121bは、レーザ光をミラー130へと導くためのものである。
コリメータレンズホルダ121の外周面には、コリメータレンズ120とコリメータレンズホルダ121を接着固定する際に接着剤を流入させるための2つの穴121c、121dが、Y軸方向に並ぶように形成されている。また、コリメータレンズホルダ121の外周面には、XY平面に平行な平坦部121e、121fが、Z軸方向に対称に形成されている。
開口121aの径は、コリメータレンズ120の径よりも僅かに大きい。コリメータレンズ120のX軸負方向の面が開口121aの底に当接するまで、X軸正側からコリメータレンズ120が開口121aに嵌め込まれる(図10(c)参照)。この状態で、穴121c、121dに接着剤が流入され、コリメータレンズ120がコリメータレンズホルダ121に接着固定される。
図10(d)を参照して、押さえばね122は、バネ性のある板ばねであり、中央に一段低い段部122aを有する。押さえばね122は、Y軸方向に対称な形状を有する。押さえばね122には、押さえばね122をベース400に装着するための2つの鉤部122bが形成されている。
図11(a)は、Z軸正側から見たときの受光ユニット200の分解斜視図である。図11(b)は、Z軸負側から見たときの撮像レンズホルダ260の斜視図である。なお、図11(b)の撮像レンズホルダ260は、図11(a)の撮像レンズホルダ260に対して、Y軸方向に反転した状態で示されている。
レンズバレル250は、中空の円柱形状を有している。レンズバレル250の前面には、アパーチャ210が装着されている。レンズバレル250の内部には、複数のリング状の溝が形成されており、4枚の撮像レンズ220が、それぞれの光軸が一致するように嵌め込まれている(図示せず)。レンズバレル250の外周には、ネジ溝251が形成されている。
撮像レンズホルダ260は、筒部261とベース400に接続固定されるためのベース装着部262とイメージセンサ回路基板241を接続固定するためのイメージセンサ装着部263を有している。すなわち、筒部261の周りに鍔部264が形成され、この鍔部264のZ軸正側の面がベース装着部262となっており、鍔部264のZ軸負側の、Z軸に垂直な面が、イメージセンサ装着部263となっている。
筒部261は、正面視において、略円形の形状を有している。筒部261には、レンズバレル250を収容するための円形の開口261aが形成されている。筒部261の内側面には、レンズバレル250のネジ溝251と噛み合うネジ溝が形成されている(図示せず)。
また、筒部261の外周部のY軸正方向の位置には、XZ平面に平行な面でカットされたカット部261bが形成されている。また、カット部261bの隣接位置には、XZ平面からY軸負方向にやや傾いた面でカットされた傾斜部261c、261dが形成されて
いる。また、筒部261の外周部のY軸負方向の位置にも、同様にカット部261e、傾斜部261f、261gが形成されている(図12(c)参照)。
ベース装着部262は、正面視において、角が欠けた略方形形状を有している。ベース装着部262は、XY平面に平行な平面となっている。また、図11(b)に示すように、イメージセンサ装着部263も、XY平面に平行な平面となっている。イメージセンサ装着部263には、フィルタ230とCMOSイメージセンサ240を収容するための略方形状の開口263aが形成されている。イメージセンサ装着部263の内側面には、フィルタ230を装着するための複数の鍔部263bが形成されている。複数の鍔部263bは、開口263aの中心に向かって突出しており、これら鍔部263bの間にフィルタ230が嵌め込まれる。鍔部263bのZ軸正側には、XY平面に平行な平面が形成されている。
なお、ベース装着部262には、円形の孔と、U字型の切り欠きが形成されている。これらの孔と切り欠きは、撮像レンズ220とCMOSイメージセンサ240の位置調整の際に用いられる。すなわち、かかる位置調整の際に、これらの孔と切り欠きに位置調整用の治具が装着される。
レンズバレル250の撮像レンズホルダ260への装着時には、まず、レンズバレル250がZ軸正側から撮像レンズホルダ260の開口261aに螺着される。そして、フィルタ230が、Z軸負側から撮像レンズホルダ260の鍔部263bの間に嵌め込まれて、接着固定される。こうして、図12(a)〜図12(c)に示す構成体が完成する。図12(a)は、この構成体をZ軸正側から見た斜視図、図12(b)は、この構成体をZ軸負側から見た斜視図である。また、図12(c)は、この構成体をZ軸正側から見た平面図である。
図11(a)に戻り、イメージセンサ回路基板241は、CMOSイメージセンサ240と、コンデンサ241aを搭載する回路基板である。コンデンサ241aは、イメージセンサ回路基板241に発生する電気的ノイズを低減させる。なお、CMOSイメージセンサ240には、撮像が有効な領域が模式的に示されている。撮像有効領域は、図示のごとく、CMOSイメージセンサ240のサイズよりも小さい領域である。
図13(a)は、ベース400をZ軸負側から見た斜視図、図13(b)は、ベース400をZ軸正側から見た斜視図である。
図13(a)、図13(b)を参照して、ベース400は、X軸方向に長い板状の形状を有し、投射ユニット100を収容するための投射ハウジング部410と、受光ユニット200を収容するための受光ハウジング部420が一体的に形成されている。ベース400は、剛性が高く、且つ、熱伝導率が高い材料により形成されている。たとえば、ベース400は、亜鉛、マグネシウム等の金属材料により形成されている。
また、ベース400には、回路基板300を装着するための凸部400a〜400dが形成され、さらに、回路基板300を螺着するためのネジ穴400e、400fが形成されている。ベース400には、投射ユニット100と受光ユニット200が、互いにX軸方向に並ぶように装着される。また、ベース400は、レーザ光源110等で生じた熱を外部に放熱するヒートシンクとして作用する。投射ハウジング部410のZ軸負側の面(光学部材の設置面)は、受光ハウジング部420に比べて、Z軸正方向に、一段低くなっている。
図14(a)は、投射ハウジング部410周辺をZ軸負側から見た斜視図である。図1
4(b)は、投射ハウジング部410周辺をY軸正側から見た斜視図である。図14(c)は、投射ハウジング部410周辺をZ軸正側から見た斜視図である。
図14(a)を参照して、投射ハウジング部410は、Z軸負側の面に、レーザホルダ111、コリメータレンズホルダ121およびミラー130を装着するための構造を有している。投射ハウジング部410には、Z軸正方向に一段低くなった段部411と、Z軸負方向に突出する壁部412と、コリメータレンズホルダ装着部413と、ミラー装着部414が形成されている。
段部411には、中央に円形の開口411aが形成され、さらに、2つの隅に方形状の穴411b、411cが形成されている。壁部412は、YZ平面に平行な平面となっており、中央にU字型の切り欠き412aが形成されている。切り欠き412aのY軸方向の幅は、レーザホルダ111の開口111c(図6(a)参照)のY軸方向の幅よりも広く、レーザホルダ111のX軸正方向の外側面のY軸方向の幅よりも狭い。また、段部411から壁部412の上端(Z軸負方向の端部)までの高さは、レーザホルダ111のZ軸方向の幅よりもやや大きい。また、段部411のY軸方向の幅は、レーザホルダ111のY軸方向の幅よりもかなり広い。
このように、レーザホルダ111を装着するために、切り欠き412aが形成された壁部412を設ける構成は、請求項3に記載の構成の一例である。
図14(b)を参照して、コリメータレンズホルダ装着部413には、XY平面に平行な底面413aと、XY平面からYZ平面の面内方向かつZ軸負方向に所定の角度だけ傾いた傾斜面413b、413cが形成されている。底面413aの中央には、略方形状の開口413dが形成されている。また、コリメータレンズホルダ装着部413のY軸正負方向には、押さえばね122を装着するための押さえばね装着部413eが形成されている。押さえばね装着部413eには、押さえばね122の鉤部122bと係合して押さえばね122を抜け止めする係合部が設けられている。
また、ミラー装着部414は、XY平面からXZ平面の面内方向かつZ軸負方向に45°傾いた2つの傾斜面からなっている。2つの傾斜面間のY軸方向の幅は、ミラー130のY軸方向の幅よりも狭い。また、ミラー装着部414のZ軸正方向の端部からX軸正方向に所定の距離だけ離れた位置に、X軸正方向におけるミラー130の変位を規制して、ミラー130を傾斜させた状態で固定するための2つの凸部414aが形成されている。
図14(c)を参照して、投射ハウジング部410の前面(Z軸正方向)には、DOE装着部415が形成されている。DOE装着部415は、DOE140を僅かな隙間をもって嵌め込むことが可能な輪郭を有し、また、ベース400の表面よりも一段低い平坦な底面415aを有している。底面415aのZ軸方向の深さは、DOE140の厚みよりもやや深い。また、底面415aは、XY平面に平行な平面となっている。また、DOE装着部415には、DOE140の外周と僅かな隙間をもって対向する壁面415b〜415eが形成されている。壁面415b、415dは、XZ平面に平行な平面となっており、壁面415c、415eは、YZ平面に平行な平面となっている。
DOE装着部415の底面415aの中央には、レーザ光源110からのレーザ光をDOE140に導くための開口415fが形成されている。また、DOE装着部415の4隅には、DOE140をベース400に接着する際に接着剤を塗布するための略U字型の接着溝415g〜415jが形成されている。
図14(a)を参照して、投射ユニット100の組立時には、まず、ミラー130が、
ミラー装着部414に載置される。このとき、ミラー130のZ軸正側の端部が2つの凸部414aに押し当てられる。この状態で、ミラー130が接着固定される。これにより、ミラー130が、XY平面に対して、YZ平面の面内方向に45°の傾きを持つように、投射ハウジング部410に装着される。
次に、コリメータレンズ120が装着されたコリメータレンズホルダ121が、傾斜面413b、413cに載せられる。このとき、コリメータレンズホルダ121の平坦部121f(図10(b)参照)は、コリメータレンズホルダ装着部413の底面413aに接触せず、コリメータレンズホルダ121の円周部と、傾斜面413b、413cが互いに線接触する。
そして、押さえばね122が、コリメータレンズホルダ121の押さえばね装着部413eに装着される。このとき、押さえばね122の段部122aがZ軸負方向に撓み、その復元力によって、コリメータレンズホルダ121の平坦部121eがZ軸正方向に押される。これにより、コリメータレンズホルダ121は、傾斜面413b、413cに押し付けられ、Y軸方向、Z軸方向の移動が抑制される。
このように、コリメータレンズホルダ装着部413の傾斜面413b、413cに、コリメータレンズホルダ121の平坦部121fが載置される構成は、請求項5に記載の構成の一例である。
次に、レーザ光源110が装着されたレーザホルダ111に治具が取り付けられ、レーザホルダ111のX軸正方向の外側面が壁部412のX軸負側の面に押し当てられる。
図15(a)は、レーザホルダ111が、治具により、壁部412に押し当てられた状態を示す斜視図である。なお、図15(a)には、便宜上、位置調整用の治具の図示が省略されている。
図15(a)に示す状態において、レーザホルダ111と段部411との間には、Z軸方向およびY軸方向に、所定の隙間が存在する。レーザホルダ111は、治具により、壁部412に押し付けられつつ、YZ平面の面内方向に変位される。こうして、レーザ光源110を変位させながら、レーザ光源110の光軸とコリメータレンズ120の光軸が一致するよう、レーザ光源110のYZ平面の面内方向における位置調整が行われる。この調整は、レーザ光を点灯させた状態で行われる。
かかる調整の後、コリメータレンズ120の位置調整が行われる。ここでは、治具を用いて、コリメータレンズホルダ121がX軸方向に変位され、コリメータレンズ120の焦点位置がレーザ光源110の発光点に対して適正な位置となるよう、コリメータレンズ120のX軸方向の位置調整が行われる。
図15(b)を参照して、こうして位置調整がなされた後、穴411b、411cを介して、レーザホルダ111と壁部412の接触部に接着剤が塗布される。これにより、レーザホルダ111が投射ハウジング部410に接着固定される。こうしてレーザホルダ111が投射ハウジング部410に固定された状態において、レーザ光源110のフレーム110aのZ軸正側の面は、ベース400の表面(段部411の表面)に平行または略平行となり、また、フレーム110aのZ軸正側の面は、レーザホルダ111を介して、ベース400の表面(段部411の表面)に対向することとなる。
このように、レーザ光源110がレーザホルダ111を介して壁部412に装着される構成は、請求項4に記載の構成の一例である。
このようにレーザホルダ111が投射ハウジング部410に固定された状態において、レーザホルダ111と段部411の間に、所定の隙間が存在する。この隙間に、開口411aを介して、ヒートジェルが流入され、この隙間がヒートジェルによって埋められる。上述のように、レーザ光源110のフレーム110aとレーザホルダ111はともに金属で構成され、フレーム110aとレーザホルダ111との隙間がヒートジェルで埋められている。したがって、レーザ光源110で発生した熱は、レーザホルダ111、ヒートジェルを介して、ベース400に効率よく伝達される。こうして、伝達されたレーザ光源110の熱は、表面積の広いベース400により、効率よく外部に放熱される。
さらに、開口413dを介して、コリメータレンズホルダ121とコリメータレンズホルダ装着部413の傾斜面413b、413cとが接触する位置に、左右均等に接着剤が塗布される。これにより、コリメータレンズホルダ121が投射ハウジング部410に接着固定される。
しかる後、図14(c)に示すように、DOE140が、DOE装着部415に嵌め込まれる。DOE装着部415の底面415aは、XY平面に平行な平面となっているため、DOE140をDOE装着部415の底面415aに設置することにより、投射ハウジング部410に対するDOE140のZ軸方向の位置が決定される。また、DOE140のY軸正側の側面とX軸負方向の側面が、それぞれ、壁面415b、415cに押し当てられ、DOE140のY軸方向とX軸方向の位置が決定される。この状態で、接着溝415g〜415jに接着剤が流入され、DOE140が投射ハウジング部410に固着される。
こうして、図15(b)に示すように、投射ユニット100の組立が完了する。
図16(a)は、ベース400の受光ハウジング部420周辺をZ軸負側から見た斜視図である。図16(b)は、ベース400の受光ハウジング部420の周辺をZ軸負側から見た平面図である。図16(c)は、ベース400の受光ハウジング部420の周辺をZ軸正側から見た平面図である。なお、撮像レンズホルダ260には、上述のようにして、レンズバレル250とフィルタ230が取り付けられている。
図16(a)を参照して、受光ハウジング部420には、XY平面に平行な平坦部421に略円形の開口422が形成されている。図16(b)に示すように、開口422のY軸正負方向の位置には、XZ平面に平行な面でカットされたカット部422a、422bが形成されている。開口422のX軸方向の幅は、撮像レンズホルダ260の筒部261(図12(c)参照)X軸方向の幅よりもやや大きい。また、カット部422a、422bのX軸方向の幅は、筒部261のカット部261b、261eよりもやや広い。また、開口422のZ軸正側の縁には、開口422の中心に向かって突出する鍔部422c〜422fが形成されている。
また、図16(c)に示すように、受光ハウジング部420のZ軸正側の面には、略U字型の接着溝422g〜422jが形成されている。
図16(a)に戻り、受光ユニット200の組立時には、まず、撮像レンズホルダ260に対するイメージセンサ回路基板241の装着作業が行われる。ここでは、撮像レンズホルダ260が治具に固定され、また、イメージセンサ回路基板241の補強板241bが治具により吸着されて、イメージセンサ回路基板241が撮像レンズホルダ260のイメージセンサ装着部263に押し当てられる。この状態で、所定のチャートパターンを確認しながら、イメージセンサ回路基板241のX軸方向、およびY軸方向の位置が調整さ
れる。これにより、撮像レンズ220の光軸とCMOSイメージセンサ240の光軸(中心軸)が整合する。
また、この状態で、レンズバレル250を回転させることにより、撮像レンズ220のフォーカス位置(Z軸方向)調整が行われる。これにより、撮像レンズ220によってCMOSイメージセンサ240上に結像される領域が、CMOSイメージセンサ240の撮像可能領域に位置づけられるようになる。
こうして、撮像レンズ220とCMOSイメージセンサ240のX軸、Y軸、Z軸の位置調整が完了すると、イメージセンサ回路基板241が撮像レンズホルダ260に接着固定される。
次に、ベース400に対する撮像レンズホルダ260および回路基板300の装着作業が行われる。ここでは、治具により、撮像レンズホルダ260が把持される。そして、撮像レンズホルダ260の筒部261(図12(c)参照)が、受光ハウジング部420の開口422に通され、撮像レンズホルダ260のベース装着部262(図12(a)参照)が、受光ハウジング部420の平坦部421に押し当てられる。
次に、切り欠き300a〜300d(図5参照)が、それぞれ、凸部400a〜400d(図13(a)参照)に係合し、且つ、Z軸正側の面が凸部400a、400cの間の壁の上面と投射ハウジング部410(図13(a)参照)の上面に当接するように、回路基板300が、Z軸負側からベース400に重ねられる。この状態で、ネジ401、402が、回路基板300のネジ溝300e、300fを介して、ネジ穴400e、400fに螺着され、回路基板300がベース400に装着される。これにより、図17(a)、図17(b)に示す構成体が組み立てられる。なお、この状態では、未だ、撮像レンズホルダ260はベース400に接着固定されていない。
図17(a)は、受光ハウジング部420周辺をZ軸負側から見た斜視図、図14(b)は、受光ハウジング部420周辺をZ軸正側から見た平面図である。
図17(b)を参照して、撮像レンズホルダ260の筒部261に形成された傾斜部261c、261dと、開口422の内側面との間には、所定の隙間が存在する。また、同様に傾斜部261f、261gと、開口422の内側面との間にも、所定の隙間が存在する。これらの隙間により、撮像レンズホルダ260は、ベース400に対して、XY平面の面内方向に回転可能となっている。図17(b)の状態では、撮像レンズホルダ260がベース400に接着固定される前に、撮像レンズホルダ260の回転位置調整が行われる。
この調整では、上記のように受光ハウジング部420に押し付けられた状態にある撮像レンズホルダ260が、治具により、XY平面の面内方向に回転される。そして、CMOSイメージセンサ240の横方向(X軸方向)の画素の並び方向が、投射光学系10の投射中心(射出瞳)と受光光学系20の受光中心(入射瞳)の並び方向(X軸方向)に平行となる位置に、撮像レンズホルダ260が受光ハウジング部420に対して位置付けられる。この調整では、たとえば、X軸に平行な直線を撮像し、撮像された直線が撮像画像上において水平となるように、撮像レンズホルダ260の回転位置が調整される。
こうして回転位置調整がなされた後、接着溝422g、422hを介して、レンズバレル250と撮像レンズホルダ260の筒部261の接触部に接着剤が塗布される。これにより、レンズバレル250と撮像レンズホルダ260が接着固定される。また、接着溝422i、422jを介して、撮像レンズホルダ260の筒部261と受光ハウジング部4
20の接着溝422i、422jが接着固定される。
こうして、図17(a)、図17(b)に示すように、受光ユニット200の組立が完了する。
図18(a)は、回路基板300がベース400に装着された状態の情報取得装置2をZ軸負側から見た斜視図である。図18(b)は、当該情報取得装置2をZ軸正側から見た斜視図である。
上述のようにして、投射ユニット100と受光ユニット200の組立が完了すると、回路基板300の四隅に設けられた切り欠き300a〜300dと、これら切り欠き300a〜300dに係合するベース400の凸部400a〜400dとの間に、接着剤が塗布される。これにより、回路基板300がベース400に接着固定される。
こうして、図18(a)、図18(b)に示すように、情報取得装置2の組立が完了する。
図19(a)は、本実施の形態に係る情報取得装置2の投射光学系10と受光光学系20の構成を示す模式図である。図19(b)は、投射ハウジング部410周辺をXZ平面に平行な面で切断した断面図である。
図19(a)を参照して、本実施の形態におけるレーザ光源110は、出射光軸がX軸に平行となり、且つ、フレーム110aのZ軸正側の面がベース400のZ軸負側の表面に平行となるように設置される。レーザ光源110から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ120により、略平行光に変換される。そして、コリメータレンズ120を透過したレーザ光が、ミラー130によりZ軸正方向に反射されてDOE140に入射する。
上述のように、本実施の形態では、投射ハウジング部410がベース400に一体的に形成されている。
図20(a)は、比較例1の構成を示す図である。図20(a)に示すように、比較例1では、投射ユニット100が別部材の投射ハウジング筺体460に設置されている。投射ユニット100は、投射ハウジング筐体460を介して、ベース400に装着される。図20(b)は、投射ハウジング筺体460周辺をXZ平面に平行な面で切断した断面図である。
図20(a)、図20(b)に示すように、比較例1の場合、投射ハウジング筺体460は、上面(Z軸正方向)が、ベース400のZ軸負側の面に接するように装着されている。したがって、投射ハウジング筺体460の厚みHbが、上記実施の形態における投射ハウジング部410の厚みHa(図19(b)参照)と同じである場合、ベース400の表面から投射ハウジング筺体460のZ軸負方向の端縁までの高さは、実施の形態の構成に比べ、ベース400の厚みhbだけ高くなる。また、比較例1の場合、別途、投射ハウジング筺体460が必要となるため、本実施の形態に比べて、部品点数が増加する。
本実施の形態では、投射ハウジング部410がベース400に一体的に形成されているため、別途、投射ハウジング筺体460を用いる必要がない。また、投射ユニット100が直接、投射ハウジング部410に設置されるため、比較例1に比べて、ベース400の表面から投射ユニット100のZ軸負側の端縁までの高さを、投射ハウジング筐体460の厚みの分だけ削減することができる。よって、本実施の形態によれば、比較例に比べて、情報取得装置2の厚みを薄型化することができる。
図21(a)は、投射ハウジング筺体470がベース400のZ軸正側の表面に設置された場合の比較例2を示す図である。図21(b)は、投射ハウジング筺体470周辺をXZ平面に平行な面で切断した断面図である。
図21(a)に示すように、比較例2の場合、ベース400には、段差403が設けられており、ベース400に対して投射光学系10を設置するZ軸方向の位置が、受光光学系20を設置するZ軸方向の位置よりも低くなっている。また、図21(b)に示すように、投射ハウジング筺体470は、下面(Z軸負側)が、ベース400のZ軸正側の面に接するように設置されている。この場合、DOE140を装着するDOE装着部471が、投射ハウジング筺体470の上部(Z軸正側)に設けられる。
比較例2の構成では、投射ハウジング筺体470の厚みHcが、比較例1の投射ハウジング筺体460の厚みHbに、DOE装着部471の厚みhcを加算したものとなる。したがって、比較例2の場合、比較例1よりもさらに、情報取得装置2の厚みが増すこととなる。
他方、本実施の形態では、DOE装着部415がベース400に一体的に形成されるため、図21(b)に示す厚みhcを削減することができ、情報取得装置2の薄型化を図ることができる。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
ベース400に投射ハウジング部410が一体的に形成されるため、情報取得装置2の厚みを薄くすることができる。また、部品点数を削減することができる。
また、投射ハウジング部410は、ベース400のZ軸負側の面に形成され、DOE装着部415が、ベース400のZ軸正側の面に形成されるため、情報取得装置2の厚みをより薄くすることができる。
また、レーザ光源110からミラー130までの光学部材がベース400の表面に平行になるよう、投射光学系10の光路が折り曲げられるように各光学部材が配されているため、情報取得装置2の厚みをさらに薄く構成することができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も上記の他に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、投射ハウジング部410は、ベース400のZ軸負側の面に形成されたが、図22の変更例に示すように、ベース400のZ軸正側の面に投射ハウジング部410’が形成されても良い。この場合、比較例2と同様に、DOE装着部415’をZ軸正側に設ける必要があるため、情報取得装置2の厚みがやや増すものの、ベース400に直接、投射ユニット100が装着されるため、情報取得装置2の厚みを、比較例2よりも抑えることができる。したがって、本変更例の場合、比較例2に比べて、情報取得装置2を薄型化することができる。
また、上記実施の形態では、レーザ光源110として、フレームパッケージ型の半導体レーザが用いられたが、CANパッケージ型の半導体レーザが用いられても良い。また、レーザ光源110に代えて、LED等、他の光源が用いられても良い。
また、上記実施の形態では、目標領域に照射されるレーザ光の波長帯以外の波長帯の光を除去するためにフィルタ230を配したが、たとえば、目標領域に照射されるレーザ光以外の光の信号成分を、CMOSイメージセンサ240から出力される信号から除去する回路構成が配されるような場合には、フィルタ230が省略され得る。 また、上記実施の形態では、受光素子として、CMOSイメージセンサ240を用いたが、これに替えて、CCDイメージセンサを用いることもできる。さらに、投射光学系10および受光光学系20の構成も、適宜変更可能である。また、テレビ等の制御入力以外の制御形態にも、本発明は適用可能である。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 物体検出装置
2 … 情報取得装置
3 … 情報処理装置
100 … 投射ユニット(投射部)
110 … レーザ光源(光源)
111 … レーザホルダ(光源保持部)
111l … 平坦部(側面)
120 … コリメータレンズ
121 … コリメータレンズホルダ
121f … 平坦部(外周面)
130 … ミラー
140 … DOE(回折光学素子)
200 … 受光ユニット(受光部)
400 … ベース
410 … 投射ハウジング部(収容部)
412 … 壁部(光源装着部)
412a … 切り欠き(開口)
413 … コリメータレンズホルダ装着部(コリメータレンズ装着部)
413b、413c … 傾斜面
414 … ミラー装着部
415 … DOE装着部(回折光学素子装着部、凹部)

Claims (7)

  1. 目標領域にドットパターンの光を投射する投射部と、
    前記目標領域を撮像する受光部と、
    前記投射部と前記受光部が並べて配されるベースと、を備え、
    前記投射部は;
    光源と、
    前記光源から出射された光を平行光に変換するコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズを透過した前記光を反射させるミラーと、
    前記ミラーによって反射された前記光を目標領域において所定のドットパターンを有する光に変換して前記目標領域に投射する回折光学素子と、を備え、
    前記光源、前記コリメータレンズおよび前記ミラーが直線状に並び、且つ、前記回折光学素子が目標領域に対向するように、前記光源、前記コリメータレンズ、前記ミラーおよび前記回折光学素子を収容する収容部が、前記ベースに一体的に形成されている、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  2. 請求項1に記載の情報取得装置において、
    前記収容部は、
    前記光源を保持する光源装着部と、
    前記コリメータレンズを保持するコリメータレンズ装着部と、
    前記ミラーを保持するミラー装着部と、
    前記回折光学素子を保持する回折光学素子装着部を備え、
    前記回折光学素子装着部は、前記ベースの、前記目標領域に対向する面に配され、前記光源装着部と前記コリメータレンズ装着部と前記ミラー装着部は、前記ベースの、前記目標領域に対向する面の反対側の面に配される、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  3. 請求項2に記載の情報取得装置において、
    前記光源装着部は、前記光源から出射された光を前記収容部内に導くための開口が形成された、前記光源の出射光軸に垂直な壁部を備える、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  4. 請求項3に記載の情報取得装置において、
    前記光源を保持する光源保持部をさらに備え、
    前記光源は、前記光源保持部の側面を前記壁部の側面に当接させることにより、前記光源装着部に設置される、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  5. 請求項2ないし4の何れか一項に記載の情報取得装置において、
    前記コリメータレンズを保持するとともに、前記コリメータレンズの光軸を含む面について対称な曲面形状の外周面を有するコリメータレンズホルダを備え、
    前記コリメータレンズ装着部は、前記コリメータレンズホルダの前記曲面形状の外周面を挟むように当該外周面を支持する複数の傾斜面を有する、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  6. 請求項2ないし5の何れか一項に記載の情報取得装置において、
    前記回折光学素子保持部は、前記ベースの前記目標領域側の面に形成され、前記回折光学素子が設置される凹部を備える、
    ことを特徴とする情報取得装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の情報取得装置を有する物体検出装置。
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