JP2014047914A - 免震床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】免震床構造の構造が簡単であり、材料費や製造費を安価にすることができると共に、基礎床面に場所によって高さが異なる部分があっても、高さが異なる部分が無い場合と同等に効果的な免震動作を十分に行なうことができる免震床構造を提供する。
【解決手段】複数のフレーム46を備えた免震フレーム42と、この免震フレーム42を支持する複数の免震支持部44を有する免震床構造40において、免震支持部44は、基礎床面41上に載置されたボールベアリング60と、免震フレーム42に連結された板状部材54と、一端部がボールベアリング60に固定されてその他端部が上方に伸びて板状部材54に形成された貫通孔54cに係合可能に挿通する係合棒部材58とを備え、ボールベアリング60は、係合棒部材58を板状部材54の貫通孔54cに挿通させたまま、基礎床面41と板状部材54の間隔の変化に応じて板状部材54に係合又は離脱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばフリーアクセスフロア等の床構造に用いられ、地震等による建築物の振動や変位に対して免震動作を行う免震床構造に関するものである。
従来の免震床構造としては、図18に示すように、コンクリートスラブ上に平らな基礎床面3を形成し、その基礎床面3の上に配置された免震床構造2があった。この免震床構造2は、そのボールベアリング4が基礎床面3に対して水平移動可能に設けられているため、地震等により生じた建築物の水平方向の振動や変位が、ボールベアリング4上に固定された床板6や、この床板6上に配置されたフリーアクセスフロア等に直接そのまま伝達されるのを防止することができた(特許文献1参照)。
上記従来の免震床構造2のボールベアリング4は、ボールシート10に形成された凸球面部10aと、ボールガイド12に形成された凹球面部12aの間に、鉛直断面において図18に示すように湾曲して形成されると共に、不図示の水平断面において環状に形成された隙間Sが設けられており、この隙間S内を通るボール体8を循環転動させるよう隙間Sがガイドできるようになっていた。
そして、内部に上記のような隙間Sが設けられたボールガイド12と、その上面12bの上に固定された平板状の床板6は、ボルト14のオネジ部とボールガイド12のメネジ部12cをネジ締結することにより、互いに固結されていた。
また、床板6の上面6aの上には、不図示のフリーアクセスフロアが載置されて、不図示の固定手段により床板6に固定されていた。
このような上記従来の免震床構造2は、ボールベアリング4が基礎床面3に対して水平移動すると、ボールシート10の底面10bの下側において、水平移動の進行側とは反対側に位置していたボール体8は、上記隙間S内に入り込んで循環転動し、水平移動の進行側に位置していたボール体8は、その進行側とは反対側に向かって移動するようになっていた。
このため、多数のボール体8は、ボールベアリング4を基礎床面3に沿って水平移動させると、その水平移動に追従して循環転動するようになっており、ボールベアリング4が、ボール体8をこのように動作させることにより、床板6とその上のフリーアクセスフロアは、基礎床面3上を略水平面内のいずれの方向にも自由に動くことができるようになっていた。
また、上記従来の免震床構造2は、多数のボール体8を介して基礎床面3上に支持されて、ボール体8のそれぞれが支持力を発揮できるため、ボールベアリング4の1つ1つが支持可能な鉛直荷重を大きなものにすることができた。
特開2000−266115号公報
しかしながら、上記従来の免震床構造2は、複数のボールベアリング4が床板6の下に水平に固定された構造になっていたため、基礎床面3がその場所によって他の大部分と高さが異なる部分がある場合には、複数のボールベアリング4の内、一部のボールベアリング4のボール体8を基礎床面3に均一に接地させることができないという問題があった。
このため、地震等により生じた建築物の水平方向の振動や変位が、ボールベアリング4上に固定された床板6や、この床板6上に固定されたフリーアクセスフロア等に直接そのまま伝達されるのを効果的に防止する免震動作を十分に行なうことができないという問題があった。
また、上記問題に対する手段としては、基礎床面3を高低差がない平坦な面に形成することや、他の部分と高さが異なる部分の基礎床面3上に配置された免震動作を十分に行なうことができないボールベアリング4の代わりに、上記他の部分と高さが異なる部分以外の基礎床面3上に、免震動作を十分に行なうことができるボールベアリング4を増やすことが考えられるが、これらの手段には、多大の労力や費用が掛かると共に、ボールベアリング4の数が増えて価格高を招くという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、その構造が簡単であり、材料費や製造費を安価にすることができると共に、基礎床面に場所によって高さが異なる部分があっても、基礎床面に高さが異なる部分が無い場合と同等に効果的な免震動作を十分に行なうことができる免震床構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による免震床構造は、
複数のフレームを備えた免震フレームと、この免震フレームを支持する複数の免震支持部を有する免震床構造において、
前記免震支持部は、基礎床面上に載置されたボールベアリングと、前記免震フレームに連結された板状部材と、一端部が前記ボールベアリングに固定されてその他端部が上方に伸びて前記板状部材に形成された貫通孔に係合可能に挿通する係合棒部材とを備え、
前記ボールベアリングは、前記係合棒部材を前記板状部材の貫通孔に挿通させたまま、前記基礎床面と前記板状部材の間隔の変化に応じて前記板状部材に係合又は離脱する
ことを特徴とするものである。
また、本発明による免震床構造は、
前記ボールベアリングと前記板状部材の間に配置され、前記板状部材の貫通孔と略同じ径の貫通孔が形成され、この貫通孔に前記係合棒部材の途中が挿通された第2板状部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による免震床構造は、
前記免震支持部は、互いの端部同士が対向して配置された前記フレーム同士を連結する連結部材と、基礎床面上に載置された免震脚部とを備え、
前記連結部材は、前記互いの端部同士が対向して配置されたフレーム間において上方に盛上がって形成された盛上り板部を有し、
前記免震脚部は前記盛上り板部の下方に配置されたことを特徴とするものである。
このような本発明の免震床構造によれば、
複数のフレームを備えた免震フレームと、この免震フレームを支持する複数の免震支持部を有する免震床構造において、
前記免震支持部は、基礎床面上に載置されたボールベアリングと、前記免震フレームに連結された板状部材と、一端部が前記ボールベアリングに固定されてその他端部が上方に伸びて前記板状部材に形成された貫通孔に係合可能に挿通する係合棒部材とを備え、
前記ボールベアリングは、前記係合棒部材を前記板状部材の貫通孔に挿通させたまま、前記基礎床面と前記板状部材の間隔の変化に応じて前記板状部材に係合又は離脱することにより、
免震床構造の構造が簡単であり、材料費や製造費を安価にすることができると共に、基礎床面に場所によって高さが異なる部分があっても、基礎床面に高さが異なる部分が無い場合と同等に効果的な免震動作を十分に行なうことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る免震床構造40を示す一部破断側面図である。 図1に示す免震床構造40を縮小して免震支持部44を複数示す免震床構造40の広範囲の上面図である。 図1に示す免震床構造40の連結部材52周辺の部分上面図である。 図3に示す連結部材52のみの上面図である。 図4に示す連結部材52の側面図である。 連結部材52を除いて示す免震支持部44の側面図である。 板状部材54と支持棒部材56を互いに固定した状態を示す側面図である。 図7に示す板状部材54と支持棒部材56の一部断面下面図である。 ボールベアリング60を示す図であって、図10に示すボールベアリング60のA−A線矢視断面図である。 図9に示すボールベアリング60の上面図である。 図6と同様に連結部材52を除いて示す免震支持部44であって、他の部分よりも高さが低い基礎床面41の上に載せた状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る免震床構造80を示す一部破断側面図である。 連結部材52を除いて示す免震支持部82の側面図である。 第1板状部材84に支持棒部材86と第1丸棒部材88に固定して、第2板状部材90に第2丸棒部材92を固定した状態を示す図であって、図13から視点を水平面内で90度回転させて示す側面図である。 図14に示す第1板状部材84、支持棒部材86、第1丸棒部材88、第2板状部材90及び第2丸棒部材92の一部断面上面図である。 図13と同様に連結部材52を除いて示す免震支持部82であって、他の部分よりも高さが低い基礎床面41の上に載せた状態を示す側面図である。 図13と同様に連結部材52を除いて示す免震支持部82であって、傾斜した基礎床面41の上に載せた状態を示す側面図である。 従来の免震床構造2を示す側面断面図である。
以下、本発明に係る免震床構造を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図11は、本発明の第1の実施の形態に係る免震床構造40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る免震床構造40の免震フレーム42は、図2に示すように、フレーム46、カバー48及び連結フレーム50を備えており、図1に示すように、基礎床面41から上方に離れて配置されている。
そして、図1に示すように、免震床構造40は免震支持部44を備えており、この免震支持部44は、主に連結部材52、板状部材54、支持棒部材56、ボルト58(係合棒部材)及びボールベアリング60を有して、基礎床面41上に複数配置されており、免震フレーム42を下側から支持している。
ここで、免震支持部44から連結部材52を除いた他の構成部材、すなわち、板状部材54、支持棒部材56、ボルト58及びボールベアリング60をまとめて免震脚部というものとする。
免震フレーム42は、図2に示すように、複数のフレーム46が、互いの長さ方向(図中左右方向)に並ぶと共に、互いに略平行方向に並ぶようにして、その長さ方向及び幅方向(図中上下方向)に間隔をおいて配置されている。
図3に示すフレーム46は、内部に中空部46aを有する四角筒状に形成されており、その長さ方向において隣り合う2つのフレーム46は、それぞれの開口端部がカバー48と連結部材52の平板部52aの間に上下から挟まれて、互いの開口端部同士が対向して配置されて連結されている。
カバー48は、不図示の断面形状が、基礎床面41寄りの下方が開口したコの字状に形成されており、図1,3に示すように、その長さ方向の両端部が上記隣り合う2つのフレーム46の互いに対向する開口端部それぞれの、上側と両側の3つの外側面を覆って重なるように配置されている。
連結フレーム50は、図2中左右方向に伸びて互いに平行に配置された複数のカバー48の側部間に、その長さ方向がフレーム46の長さ方向に対して略垂直方向と一致する方向に配置されている。
そして、その連結フレーム50は、図3に示すように、中空部50aを有する四角筒状に形成されており、その長さ方向において互いに隣り合う2つの連結フレーム50それぞれの端部が、連結部材52の平板部52a上に固定され、その長さ方向においてカバー48を挟んで、互いの開口端部同士が対向して配置されている。
連結部材52は、図4に示すように、外形形状が略正方形状の平板部52aの、四隅部に切欠部52dが形成されており、互いに隣り合う切欠部52d間に伸びた四つの辺部より上下・左右方向の外側に伸びた板状部は、図中紙面奥側に向かって略垂直に折り曲げられた折曲板部52e(図5参照)に形成されている。
連結部材52の平板部52aには、その四辺のそれぞれに沿って合計12個のネジ孔52cが形成されている。
連結部材52の平板部52aの中央部の図4中上下2ヶ所には、上下方向に互いに離れて、同図中左右方向に長さを有する2つの長孔52fが、互いに平行に形成されている。そして、平板部52aの2つの長孔52f間に挟まれた部分は、プレス等により平板部52aより上方に(図4中手前側に)盛上がって、図5に示すように、2つの傾斜部52gと、平板部52aの上面52bに対して略平行な上面52iを有する盛上り板部52hが形成されている。
図4に示すように、連結部材52中央部の盛上り板部52hには、その板厚方向に貫通する貫通孔52jが形成されており、また、その貫通孔52jの周囲を囲むように4つの貫通孔52kが形成されている。
図1に示すように、フレーム46は、その開口端部近傍の図中上側の板部と下側の板部それぞれを貫通する貫通孔46bが形成されている。また、カバー48の両端部には、一対のフレーム46の開口端部のそれぞれを覆った際に、フレーム46の図中上側の貫通孔46bと重なりあう位置に、貫通孔48aが形成されている。
フレーム46及びカバー48は、ボルト47のオネジ部がそれらの貫通孔46b,48a(図3参照)を挿通して、そのオネジ部の先端部を連結部材52のネジ孔52c(図4参照)にネジ締結されることにより、連結部材52の平板部52aに固定されている。また、連結フレーム50も略同様にして連結部材52の平板部52aに固定されている。
図1及び図3に示すように、支持棒部材56のオネジ部56aが盛上り板部52h(図4参照)の貫通孔52jに図1中下側から挿通されて、その後オネジ部56aにナット62がネジ締結されるが、支持棒部材56は、後述するように、板状部材54に一体的に固定されているため、盛上り板部52h(図5参照)の下面52mに板状部材54の上面54aを接触させて、上記ネジ締結されることにより、支持棒部材56は盛上り板部52hに固定される。
板状部材54は、図8に示すように、外形形状が略正方形状に形成されており、その四隅部それぞれの近くに貫通孔54cが形成されている。この貫通孔54cは、板状部材54を盛上り板部52hにその下側から重ね合わせた際に、連結部材52の貫通孔52k(図4参照)と同軸上の位置に形成されており、その貫通孔52kよりも径寸法が小さく形成されている。
図7に示すように、板状部材54は、その中央部に形成された貫通孔54dに支持棒部材56を挿通させて、その上面54aと支持棒部材56の外周面との間の隅部を溶接することにより、支持棒部材56と一体的に構成されている。
支持棒部材56は、板状部材54の上面54aから図7中上方に突出する部分の外周にオネジ部56aが形成されている。また、支持棒部材56の、板状部材54の下面54bから下方に突出する円柱状の突出部56bの先端部には、凸球面部56cが形成されている。
図6においては、支持棒部材56下端部の突出部56b先端部の凸球面部56cは、ボールベアリング60のボールガイド74の上面74aに当接している。
そして、ボルト58のオネジ部58aは、板状部材54の上面54a側から貫通孔54cに挿通して、板状部材54の下方に突出したその先端部が、ボールベアリング60のボールガイド74の上面74aの、図10に示すような4ヶ所のメネジ部74cにネジ締結されて、ボールベアリング60に固定されている。
板状部材54は、基礎床面41との間隔の変化に応じて、ボルト58の頭部下面が板状部材54の上面54aに係合又は離脱するようになっているので、板状部材54はボールベアリング60に対して遊びを持った状態で緩く連結されている。
すなわち、図6に示すように、基礎床面41と板状部材54の下面54bの間隔が短くなって、ボルト58の頭部下面と板状部材54の上面54aが離れているときは、ボールベアリング60はボルト58を介して板状部材54と係合してない(離脱した)状態になっている。
一方、基礎床面41やボールベアリング60と、板状部材54の下面54bとの間隔が広がって、ボルト58の頭部下面と板状部材54の上面54aが接触したときは、ボールベアリング60はボルト58を介して板状部材54と係合した状態となる。
したがって、ボルト58は、通常は、そのオネジ部58aの先端部がボールガイド74のメネジ部74cにネジ締結された際に、その頭部の下面が板状部材54の上面54aと間隔をおいて対向するような長さを有しているが、基礎床面41の一部の高さが基礎床面41の他の部分よりも低くなっていることにより、ボールベアリング60のボールガイド74の高さが他のボールベアリング60より下降したときは、ボルト58の頭部下面が板状部材54の上面54aに接触すると共に、ボールガイド74と板状部材54は最も離隔した状態となる。
ところで、ボルト58の頭部は、図1に示すように、そのオネジ部58aが板状部材54の貫通孔54cに挿通した状態で、連結部材52の盛上り板部52h(図4,5参照)の貫通孔52kに下側から嵌入されて組立てられている。
基礎床面41の状態によりボールベアリング60とボルト58が、支持棒部材56に対して所定角度回動した際において、ボルト58の頭部が貫通孔52kの内周面に接触しないように、盛上り板部52hの貫通孔52k(図4,5参照)はその径寸法が、ボルト58の頭部の径寸法よりも大きく形成されている。
上記盛上り板部52hの貫通孔52kと同様に、基礎床面41の状態によりボールベアリング60とボルト58が、支持棒部材56に対して所定角度回動した際において、ボルト58のオネジ部58aが貫通孔54cの内周面に接触しないように、板状部材54の貫通孔54cもその径寸法が、ボルト58のオネジ部58aの径寸法よりも大きく形成されている。
そして、板状部材54とボールベアリング60は、前述のようにボルト58を介して互いに係合又は離脱するようになっており、その離脱している場合は板状部材54はボールベアリング60に対して遊びを持った状態で緩く連結されているため、略静止状態の支持棒部材56に対してボールベアリング60の上面74aは所定角度までその回動を許容されるようになっている。
また、ボルト58の頭部の下面が板状部材54の上面54aに係合又は離脱するようになっているので、ボルト58の頭部下面が板状部材54の上面54aに係合しているとき以外は、板状部材54に対してボルト58はその軸方向に自由に上下動することができる。
このため、図1における免震フレーム42を支持する複数の免震支持部44の内の、任意の免震支持部44が載置された基礎床面41が、他の免震支持部44が載置された基礎床面41よりもその高さ位置が低い場合には、ボルト58が板状部材54に対して下方に移動して、ボールベアリング60の上面74aが板状部材54の下面54bからの間隔を広げるようにその高さが下降するので、そのボール体70をすべて基礎床面41に均一に接触させることが可能になっている。
図9に示すように、ボールベアリング60は、多数のボール体70と、ボールシート72と、ボールガイド74とを備えて構成されている。そして、ボールベアリング60は、ボールシート72とボールガイド74の間に形成された隙間Sを通って、ボール体70を循環転動させるようガイドできるようになっている。
ボールシート72は、その外周部に凸球面部72bを有する円盤状に形成されており、その上側中央部には同図中上方に突出する円柱部72aが一体的に形成されている。この円柱部72aは、凸球面部72bより外径寸法が小さく形成されており、その上面72cには、4つのメネジ部72eが形成されている。
ボールガイド74は、略円柱状に形成されており、その内側には、ボールシート72の凸球面部72bに対応する凹球面部74eが形成されている。そして、ボールガイド74の底面74bには凹球面部74eの開口部が形成されており、その開口部の上方には図9中上方に凹んだ段差凹部74gが形成されている。
そして、ボールガイド74の上面74aの中央部には、その上面74aから段差凹部74gの天井面に貫通する4つのザグリ孔74dが形成されている。
ボールガイド74の段差凹部74gの水平方向内側にボールシート72の円柱部72aを嵌合させて、皿ネジ76のオネジ部76aをボールガイド74のザグリ孔74dの中央部に挿し込んで、その先端部をボールシート72のメネジ部72eにネジ締結させることにより、ボールガイド74はボールシート72に固定されている。
このとき、ボールガイド74の凹球面部74eとボールシート72の凸球面部72bの間には、金属製の球体であるボール体70が転動可能な、図9に示すような湾曲した隙間Sが形成されている。この隙間Sのボールガイド74における高さ中央部は、不図示の水平断面において環状に形成されている。
また、ボールガイド74の底面74bの基礎床面41からの高さと、ボールシート72の底面72dの基礎床面41からの高さとの間には、ボール体70の外径寸法よりも短い寸法差が設けられている。
このため、ボールシート72の底面72dの下方の基礎床面41の上にボール体70を敷き詰めると、ボールシート72の底面72dと基礎床面41との間に挟まれたボール体70の一部が、ボールガイド74の底面74bより下側に露出するように配置されている。
ボール体70は、ボールシート72の底面72dの下方だけでなく、ボールガイド74の凹球面部74eとボールシート72の凸球面部72bの間に形成された隙間Sにも、略互いに隣接して充填されている。
そして、図9に示すボールベアリング60が基礎床面41に対して水平移動すると、ボールシート72の底面72dの下側において、水平移動の進行側とは反対側に位置していたボール体70は、上記隙間S内に入り込んで循環転動し、水平移動の進行側に位置していたボール体70は、その進行側とは反対側に向かって移動するようになっている。
このため、多数のボール体70は、ボールベアリング60を基礎床面41に接触させて水平移動させると、その水平移動に追従して循環転動するようになっており、ボールベアリング60が、ボール体70をこのように動作させることにより、免震フレーム42は基礎床面41上をいずれの水平方向にも自由に動くことができる。
また、図11に示すように、基礎床面41が他の部分よりも高さが低くなっていると、ボルト58が板状部材54に対して下降すると共に、ボールベアリング60のボールガイド74も、下降するので、多数のボール体70を、基礎床面41の高さが低くなっていない場合と同様に、基礎床面41に均一に接触させることができる。
このような本実施の形態に係る免震床構造40においては、基礎床面41の高さの下降に応じて、板状部材54に対してボルト58が下降すると共に、ボールベアリング60のボールガイド74も下降するため、基礎床面41に他の部分よりも高さが低くなっている部分があっても、すべてのボールベアリング60のボール体70を基礎床面41に均一に接触させることができる。
また、このような本実施の形態に係る免震床構造40は、基礎床面41に場所によって他の大部分の基礎床面41と高さが異なる部分があっても、すべてのボールベアリング60のボール体70を基礎床面41に均一に接触させることができるので、地震等により生じた建築物の水平方向の振動や変位に対して効果的な免震動作を十分に行なうことができる。
また上記免震床構造40は、互いの端部同士が対向して配置された一対のフレーム46同士を連結する連結部材52を備えており、この連結部材52の、一対のフレーム46の端部間が上方に盛上がった盛上り板部52h(図4,5参照)の下方に、板状部材54(図1参照)やボールベアリング60等が配置されることにより、免震床構造40の高さ寸法が大きくなるのを防止することができる。
また上記免震床構造40は、免震フレーム42を構成するフレーム46、カバー48及び連結フレーム50が、連結部材52に固定されるようになっていると共に、免震支持部44が主に、連結部材52、板状部材54、支持棒部材56、及びボールベアリング60により構成されているので、免震床構造40はその構造が簡単であり、その組立てが簡単であるため、その材料費や製造費を安価にすることができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係る免震床構造40によれば、その構造が簡単であり、材料費や製造費を安価にすることができると共に、基礎床面41に場所によって高さが異なる部分があっても、基礎床面41に高さが異なる部分が無い場合と同等に効果的な免震動作を十分に行なうことができる。
図12から図17は、本発明の第2の実施の形態に係る免震床構造80について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る免震床構造80の免震支持部82は、図12に示すように、主に連結部材52、第1板状部材84(板状部材)、支持棒部材86、第1丸棒部材88、第2板状部材90、第2丸棒部材92、ボルト58(係合棒部材)及びボールベアリング60を有しており、この免震支持部82は基礎床面41上に複数配置されて、免震フレーム42を下側から支持している。
すなわち、免震床構造80の免震支持部82は、前記第1の実施の形態の免震床構造40における免震支持部44の板状部材54及び支持棒部材56の代わりに、第1板状部材84、支持棒部材86、第1丸棒部材88、第2板状部材90及び第2丸棒部材92を備えている。
ここで、免震支持部82から連結部材52を除いた他の構成部材、すなわち、支持棒部材86、第1板状部材84、第1丸棒部材88、第2板状部材90、第2丸棒部材92、ボルト58及びボールベアリング60をまとめて免震脚部というものとする。
図12に示すように、支持棒部材86のオネジ部86aがその盛上り板部52hの貫通孔52j(図4参照)に図中下側から挿通されて、その後オネジ部86aにナット62がネジ締結されるが、支持棒部材86は、後述するように、第1板状部材84に一体的に固定されているため、盛上り板部52h(図5参照)の下面52mに第1板状部材84の上面84aを接触させて、上記ネジ締結されることにより、支持棒部材86は盛上り板部52hに固定される。
第1板状部材84は、図15に示すように、外形形状が略正方形状に形成されており、その四隅部それぞれの近くに貫通孔84cが形成されている。この貫通孔84cは、第1板状部材84を盛上り板部52hにその下側から重ね合わせた際に、盛上り板部52hの貫通孔52k(図4参照)と同軸上の位置に形成されており、その貫通孔52kよりも径寸法が小さく形成されている。
図14に示すように、第1板状部材84は、その上面84aの中央部の上に支持棒部材86の下端面を接触させて、その上面84aと支持棒部材86の下端部外周面との間の隅部を溶接することにより、支持棒部材86と一体的に構成されている。
このように支持棒部材86は、第1板状部材84の上面84aから上方に突出するよう設けられていると共に、その外周にはオネジ部86aが形成されている。
図13に示す第1板状部材84においては、その下面84bに接触する第1丸棒部材88が配置されており、その下面84bと第1丸棒部材88の外周面との間を溶接することにより、第1板状部材84は第1丸棒部材88と一体的に構成されている。
図14に示すように、第1板状部材84と第1丸棒部材88の下方には、同様の構成を有する第2板状部材90と第2丸棒部材92が、互いに重ね合わされるように配置されている。
第1丸棒部材88は、第2板状部材90の上面90a上に載置されており、その第1丸棒部材88の外周面が第2板状部材90の上面90aに、限られた角度内で転がり可能に接触している。
第2板状部材90も、図15に示すように、第1板状部材84と同様の外形形状を有しており、その外形形状は第1板状部材84と揃うように、かつ上下方向に間隔を置いて、重なるように配置されている。
すなわち、第2板状部材90は、外形形状が略正方形状に形成されており、その四隅部それぞれの近くに貫通孔90cが形成されている。この貫通孔90cは、第2板状部材90が第1板状部材84と揃うように配置されたときに、第1板状部材84の貫通孔84cと同一軸線上の位置に形成されており、その貫通孔84cと径寸法は略同一に形成されている。
図14に示す第2板状部材90においては、その下面90bに接触する第2丸棒部材92が配置されており、その下面90bと、第2丸棒部材92の外周面との間を溶接することにより、第2板状部材90は第2丸棒部材92と一体的に構成されている。
図15に示すように、第1丸棒部材88は、その軸線が第1板状部材84の図中上下方向中央部で図中左右方向に伸びるように配置されていると共に、第1板状部材84の下面84b(図14参照)に固定されている。
これに対して、第2丸棒部材92は、その軸線が第2板状部材90の図15中左右方向中央部で図中上下方向に伸びるように配置されていると共に、第2板状部材90の下面90b(図14参照)に固定されている。
このため、図15に示すように、第1丸棒部材88と第2丸棒部材92は、上方から見て互いの軸線が直交するように配置されている。
図12、図13においては、第2丸棒部材92は、その外周面がボールベアリング60のボールガイド74の上面74aに、限られた角度内で転がり可能に接触している。
そして、ボルト58のオネジ部58aは、第1板状部材84の上面84a側から、その貫通孔84cと第2板状部材90の貫通孔90cに挿通して、その下方に突出した先端部が、ボールベアリング60のボールガイド74の上面74aの、図10に示すような4ヶ所のメネジ部74cにネジ締結されて、ボールベアリング60に固定されている。
第1板状部材84は、基礎床面41との間隔の変化に応じて、ボルト58の頭部下面が第1板状部材84の上面84aに係合又は離脱するようになっているので、第1板状部材84はボールベアリング60に対して遊びを持った状態で緩く連結されている。
すなわち、図13に示すように、基礎床面41と第1板状部材84の下面84bの間隔が短くなって、ボルト58の頭部下面と第1板状部材84の上面84aが離れているときは、ボールベアリング60はボルト58を介して第1板状部材84と係合してない(離脱した)状態になっている。
一方、基礎床面41やボールベアリング60と、第1板状部材84の下面84bの間隔が広がって、ボルト58の頭部下面と第1板状部材84の上面84aが接触したときは、ボールベアリング60はボルト58を介して第1板状部材84と係合した状態となる。
したがって、ボルト58は、通常は、そのオネジ部58aの先端部がボールガイド74のメネジ部74cにネジ締結された際に、その頭部の下面が第1板状部材84の上面84aと間隔をおいて対向するような長さを有しているが、基礎床面41の一部の高さが基礎床面41の他の部分よりも低くなっていることにより、ボールベアリング60のボールガイド74の高さが他のボールベアリング60より下降したときは、ボルト58の頭部下面が第1板状部材84の上面84aに接触すると共に、ボールガイド74と第1板状部材84は最も離隔した状態となる。
ところで、ボルト58の頭部は、図12に示すように、そのオネジ部58aが第1板状部材84の貫通孔84cに挿通した状態で、連結部材52の盛上り板部52h(図4,5参照)の貫通孔52kに下側から嵌入されて組立てられている。
基礎床面41の状態によりボールベアリング60の上面74aとボルト58が、丸棒部材88と92の一方又は双方の転がり動作を介して、第1板状部材84や第2板状部材90に対して所定角度回動した際において、ボルト58の頭部が貫通孔52kの内周面に接触しないように、盛上り板部52hの貫通孔52kはその径寸法がボルト58の頭部の径寸法よりも大きく形成されている。
第1板状部材84の貫通孔84c(図13参照)と第2板状部材90の貫通孔90cも、ボールベアリング60の上面74aとボルト58が、丸棒部材88と92の一方又は双方の転がり動作を介して、第1板状部材84や第2板状部材90に対して所定角度回動した際において、ボルト58のオネジ部58aが貫通孔84cや貫通孔90cの内周面に接触しないように、その径寸法がボルト58のオネジ部58aの径寸法よりも大きく形成されている。
そして、第1板状部材84とボールベアリング60は、前述のようにボルト58を介して互いに係合又は離脱するようになっており、その離脱している場合は第1板状部材84と第2板状部材90は、ボールベアリング60に対して遊びを持った状態で緩く連結されているため、略静止状態の第1板状部材84に対して、第1丸棒部材88、第2板状部材90及び第2丸棒部材92を介してボールベアリング60は所定角度までその回動を許容されるようになっている。
また、基礎床面41が図17中左右方向において、水平面に対して傾斜していると、ボールベアリング60のボールガイド74は第1丸棒部材88を介して第1板状部材84に対して所定角度回動する。
また、基礎床面41が同図中紙面前後方向において、水平面に対して傾斜していると、ボールベアリング60のボールガイド74は第2丸棒部材92を介して第2板状部材90に対して所定角度回動する。このようにして、多数のボール体70を、基礎床面41が傾斜していないときと同様に、基礎床面41に均一に接触させることができる。
また、図17中左右方向又は紙面前後方向以外の方向において、水平面に対して傾斜していると、ボールベアリング60のボールガイド74は丸棒部材88と92の両方の転がり動作を介して、第1板状部材84と第2板状部材90の両方に対して所定角度回動して、多数のボール体70を、基礎床面41が傾斜していないときと同様に、基礎床面41に均一に接触させることができる。
本実施の形態に係る免震床構造80においては、基礎床面41の高さの変化に応じてボルト58が上下動すると共に、第1板状部材84とボールベアリング60との上下方向の間隔を変化させることができるため、図17に示すように基礎床面41が傾斜しているだけでなく、図16に示すように基礎床面41に場所によって高さが異なる部分があっても、基礎床面41に高さが異なる部分がないときと同様に、すべてのボールベアリング60のボール体70を基礎床面41に均一に接触させることができる。
また、本実施の形態に係る免震床構造80においては、免震フレーム42を構成するフレーム46、カバー48及び連結フレーム50が、連結部材52に固定されるようになっていると共に、免震支持部82が主に、連結部材52、第1板状部材84、支持棒部材86、第1丸棒部材88、第2板状部材90、第2丸棒部材92及びボールベアリング60により構成されているので、免震床構造80はその構造が簡単であり、その組立てが簡単であるため、その材料費や製造費を安価にすることができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係る免震床構造80によれば、その構造が簡単であり、材料費や製造費を安価にすることができると共に、基礎床面41に場所によって高さが異なる部分があっても、基礎床面41に高さが異なる部分が無い場合と同等に効果的な免震動作を十分に行なうことができる。
なお、前記第1の実施の形態に係る免震床構造40においては、基礎床面41に高さが異なる部分がある場合について説明したが、前記第2の実施の形態に係る免震床構造80において一部上述したように、基礎床面41に傾斜面がある場合についても本発明は適用することができる。
また、前記第1の実施の形態に係る免震床構造40においては、支持棒部材56の突出部56bの先端部に凸球面部56cが形成されていたが、その凸球面部56cの代りに、その先端部の角部を略45度に削り取った面取部を形成するようにしてもよい。
また、上記免震床構造40における支持棒部材56は、板状部材54の貫通孔54dを挿通する略単一の部品により構成されるようになっていたが、板状部材54の上面54aから上方に突出した部分と、下面54bから下方に突出した部分はそれぞれ別部材の複数の部材により構成されるようになっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係る免震床構造80においては、第1板状部材84と第1丸棒部材88、第2板状部材90と第2丸棒部材92の2組が重ね合わされて配置されていたが、例えば、第1板状部材84と第1丸棒部材88の1組のみの構成が配置されるようになってもよい。
2 免震床構造
3 基礎床面
4 ボールベアリング
6 床板
6a 上面
8 ボール体
10 ボールシート
10a 凸球面部
10b 底面
12 ボールガイド
12a 凹球面部
12b 上面
12c メネジ部
14 ボルト
40 免震床構造
41 基礎床面
42 免震フレーム
44 免震支持部
46 フレーム
46a 中空部
46b 貫通孔
47 ボルト
48 カバー
48a 貫通孔
50 連結フレーム
50a 中空部
52 連結部材
52a 平板部
52b 上面
52c ネジ孔
52d 切欠部
52e 折曲板部
52f 長孔
52g 傾斜部
52h 盛上り板部
52i 上面
52j,52k 貫通孔
52m 下面
54 板状部材
54a 上面
54b 下面
54c,54d 貫通孔
56 支持棒部材
56a オネジ部
56b 突出部
56c 凸球面部
58 ボルト
58a オネジ部
60 ボールベアリング
62 ナット
70 ボール体
72 ボールシート
72a 円柱部
72b 凸球面部
72c 上面
72d 底面
72e メネジ部
74 ボールガイド
74a 上面
74b 底面
74c メネジ部
74d ザグリ孔
74e 凹球面部
74g 段差凹部
76 皿ネジ
76a オネジ部
80 免震床構造
82 免震支持部
84 第1板状部材
84a 上面
84b 下面
84c 貫通孔
86 支持棒部材
86a オネジ部
88 第1丸棒部材
90 第2板状部材
90a 上面
90b 下面
90c 貫通孔
92 第2丸棒部材
S 隙間
W 溶接

Claims (3)

  1. 複数のフレームを備えた免震フレームと、この免震フレームを支持する複数の免震支持部を有する免震床構造において、
    前記免震支持部は、基礎床面上に載置されたボールベアリングと、前記免震フレームに連結された板状部材と、一端部が前記ボールベアリングに固定されてその他端部が上方に伸びて前記板状部材に形成された貫通孔に係合可能に挿通する係合棒部材とを備え、
    前記ボールベアリングは、前記係合棒部材を前記板状部材の貫通孔に挿通させたまま、前記基礎床面と前記板状部材の間隔の変化に応じて前記板状部材に係合又は離脱する
    ことを特徴とする免震床構造。
  2. 前記ボールベアリングと前記板状部材の間に配置され、前記板状部材の貫通孔と略同じ径の貫通孔が形成され、この貫通孔に前記係合棒部材の途中が挿通された第2板状部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の免震床構造。
  3. 前記免震支持部は、互いの端部同士が対向して配置された前記フレーム同士を連結する連結部材と、基礎床面上に載置された免震脚部とを備え、
    前記連結部材は、前記互いの端部同士が対向して配置されたフレーム間において上方に盛上がって形成された盛上り板部を有し、
    前記免震脚部は前記盛上り板部の下方に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の免震床構造。
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