JP2014047766A - 風力発電装置ナセルおよび風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置ナセルおよび風力発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電気系装置や冷却装置などをバランスよくナセル内に配置することができ、ナセル内の機器のメンテナンス性に優れる風力発電装置ナセルおよびこれを備える風力発電装置を提供する。
【解決手段】回転翼4が回転可能に支持され、回転翼4の回転運動によって発電する発電機5が収納される風力発電装置のナセル2であって、発電機5が設けられる室構造の上部ナセル本体20と、上部ナセル本体20の下方側に区切られて位置する室構造の下部ナセル本体21とを有し、下部ナセル本体21に、電気系装置と冷却装置の少なくとも一部などを収容でき、冷却装置の一部として、大気との熱交換によって冷媒を冷却する熱交換部を収容でき、電気系装置や冷却装置などをバランスよく、かつメンテナンスが容易なように下部ナセル本体内に収容できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転翼が回転可能に支持され、前記回転翼の回転によって発電する発電機が設けられた風力発電装置ナセルおよび風力発電装置に関するものである。
風力発電装置は、タワー上部にナセルを設け、このナセルに回転可能に設けられた回転翼が風を受けて回転し、この回転運動によりナセルに設けられた発電機により発電する。発電機から出力される電圧は、商用の電力系統に連系するため、変圧器やコンバータにより昇圧される。この変圧器やコンバータなどは、タワー下の地上などに設置されるほか、地上への設置制約があるなどの事情で風力発電装置ナセル内に設置されるものがある。
また、ナセル内では、回転機構などの機械系装置や電機系装置が動作に伴って発熱するため、これらを冷却するための冷却装置がナセル内部に設けられている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2006−068294号公報(段落0025) 特開2012−05747号公報
ところで、ナセルでは、ローター側に発電機やヨー軸受け、減速機などが位置するため、変圧器やコンバータを搭載する場合、通常は、図5に示すように発電機の後方側に設置され、その結果、ナセルは後方に長く伸長する。
すなわち、タワー10にヨー軸受け11で回転可能に支持されたナセル100には、前方側に発電機収納部101が設けられ、発電機収納部101のロータ軸(図示しない)にロータハブ102が回転可能に支持されている。ロータハブ102には、回転翼103が取り付けられている。ナセル100内では、前方に、減速機などが配置され、その後方に、コンバータ、インバータ、制御装置などの電気系装置110が配置され、さらにその後方に電気系装置の1つとして変圧器111が配置されている。ナセル100の上部には、変圧器111の直上にフード120が設けられ、その前面に空気取り入れ口121が形成され、その直後に冷却装置用の熱交換器122が設置されている。フード120は、ナセル100内と連通しており、ナセル100の背面部には排気口123が設けられている。空気取り入れ口121から取り入れられた空気により熱交換器122で熱交換がされて冷媒が冷却され、その後、排気口123から排気される。
上記のように従来の構造では、ナセル内の重量分布は後方側に偏った状態になり、例えば、風によるタワーの揺れ、ヨー制御によるナセルの回動、停止があると、ナセルに過度の負荷がかかり、装置の耐久性を損なうという問題がある。この問題を解消するためには設計などによってナセルの強度を向上させる必要があり、コストアップや質量増を招く。
また、スペースの制約により、冷却装置に含まれる熱交換器をナセル上やナセル側壁外に設置する必要があり、重量物がナセル外に位置するという問題や熱交換器のメンテナンスが容易でないという問題が生じる。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、電気系装置や冷却装置などをバランスよくナセル内に配置することができるとともに、メンテナンス性に優れる風力発電装置ナセルおよびこれを備える風力発電装置を提供することにある。
すなわち、本発明の風力発電装置のナセルのうち、第1の本発明は、回転翼が回転可能に支持され、前記回転翼の回転運動によって発電する発電機が設けられる風力発電装置ナセルであって、
前記発電機が設けられる室構造の上部ナセル本体と、前記上部ナセル本体の下方側に区切られて位置する室構造の下部ナセル本体とを有することを特徴とする。
第2の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第1の本発明において、前記下部ナセル本体に、電気系装置と冷却装置の少なくとも一部が収容されることを特徴とする。
第3の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第2の本発明において、前記下部ナセル本体に収容される前記電気系装置が、変圧器、コンバータおよびインバータのいずれか1以上であることを特徴とする。
第4の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第2または第3の本発明において、前記下部ナセル本体に、前記冷却装置の一部として、大気との熱交換によって冷媒を冷却する熱交換部が収容されることを特徴とする。
第5の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第4の本発明において、当該ナセル外から前記下部ナセル本体内に空気を取り入れる空気取り入れ部と、前記下部ナセル本体内の空気をナセル外に排気する空気排気部とを有し、前記空気取り入れ部と前記空気排気部とが前記下部ナセル本体内で連通し、前記連通する空間に、少なくとも前記熱交換部が配置されていることを特徴とする。
第6の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第5の本発明において、前記連通する空間であって前記熱交換部の後方側に前記電気系装置の少なくとも一部が位置することを特徴とする。
第7の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第5または第6の本発明において、前記空気取り入れ部が前記下部ナセル本体の前面に位置していることを特徴とする。
第8の本発明の風力発電装置のナセルは、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記下部ナセル本体が、ナセルの設置状態で前記回転翼が取り付けられて前記発電機に回転伝達可能に連結されたローターハブの下方側に位置する構造を有することを特徴とする。
第9の本発明の風力発電装置は、
回転翼と、
前記回転翼が回転可能に支持され、前記回転翼の回転運動によって発電する発電機が設けられる風力発電装置ナセルと、
前記ナセルを支持するタワーとを備え、
前記ナセルは、前記発電機が設けられる室構造の上部ナセル本体と、前記上部ナセル本体の下方側に区切られて位置する室構造の下部ナセル本体とを有し、
前記タワーは、前記ナセルの下部ナセル本体を上下に貫通し、前記ナセルの上部ナセル本体を介して前記ナセルを回動可能に支持することを特徴とする。
第10の本発明の風力発電装置は、前記第9の本発明において、前記下部ナセル本体に、電気系装置と冷却装置の少なくとも一部が収容されることを特徴とする。
第11の本発明の風力発電装置は、前記第10の本発明において、前記冷却装置が、大気との熱交換によって冷媒を冷却する熱交換部を有し、
前記ナセルが、ナセル外から前記下部ナセル本体内に空気を取り入れる空気取り入れ部と、前記下部ナセル本体内の空気をナセル外に排気する空気排気部とを有し、前記空気取り入れ部と前記空気排気部とが前記下部ナセル本体内で連通し、
前記下部ナセル本体内を貫通するタワーの両側に、前記空気取り入れ部と空気排気部とが連通する空間の一部が位置しており、前記タワーの両側の空間の一方または両方の後方に、前記熱交換部が位置していることを特徴とする。
本発明によれば、電気系装置や冷却装置などをナセル内で偏った位置に設置する制約がなく、下部ナセル本体内の適宜位置に設置することができる。さらには、メンテナンス性を考慮した配置が可能になる。
上部ナセル本体は、上記のように発電機が設けられるほか、風力発電装置の構成に応じて、各種装置、機器などを収納することができる。発電機は、上部ナセル本体内に設置される場合の他、発電機が上部ナセル本体外部に設けられる場合でもよい。
発電機としては、例えば、永久磁石励磁同期発電機、直流励磁同期発電機などの増速機を必要としないものや、かご型誘導発電機、巻線型誘導発電機などの増速機を必要とするものを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されない。
上部ナセル本体には、必要に応じて増速機や、ブレーキ装置、ロータ軸などの機械系装置や電気系装置、例えば、コンバータ、インバータ、制御装置などを設置することができる。
下部ナセル本体には、例えば電気系装置と冷却装置の少なくとも一部を収納することができ、電気系統の下流側に位置するものを設置するのが望ましい。下部ナセル本体は、これら電気系装置および冷却装置以外の他の装置や機器を収納することもできる。
また、下部ナセル本体は、上記上部ナセル本体の下側に区切られて位置するものであればよいが、例えば、ナセルの設置状態で前記回転翼が取り付けられて前記発電機に回転伝達可能に連結されたローターハブの下方側に位置する構造を有するものとすることができる。下方側とは、直下であることが必要とされるものではない。
冷却装置は、ナセル内外の機械系装置や電機系装置を冷却することができるものであればよく、種々の構成を有するものを用いることができる。
例えば、冷却装置は、冷却対象を冷媒で冷却する冷却部と、冷却の結果、昇温した冷媒を大気との熱交換により冷却する熱交換部とを有するものとすることができる。冷媒としては、例えば、油、水、有機溶液などの液体や、空気などの気体を用いることができるが、本発明としては特定のものに限定されない。
なお、熱交換部は、下部ナセル本体内に収納することにより、ナセル外に設けられる熱交換部と比較して、強度や耐久性の低いものを使用することが可能である。
また、ナセルは、ナセル外から下部ナセル本体内に空気を取り入れる空気取り入れ部と、下部ナセル本体内の空気をナセル外に排気する空気排気部とを有するものとすることができる。この場合、空気取り入れ部と空気排気部とが下部ナセル本体内で連通する空間に熱交換部を配置して上記連通する空間を流れる空気により効率よく冷媒を冷却することができる。
上記空気取り入れ部は、下部ナセル本体の前面に位置させることができる。下部ナセル本体の前面に空気取り入れ部を位置させることで、風力発電装置の運転時に風上を向く下部ナセル本体の前面側から下部ナセル本体内に効率よく空気を取り込むことができる。
また、熱交換部の後方に電機系装置を配置すれば、上記連通する空間を流れる空気により前記電気系装置を効率よく冷却することができる。
上述したナセルは、タワーにより支持されて設置される。その際、タワーは、上記下部ナセル本体を上下に貫通し、上記上部ナセル本体を介してナセルを回動可能に支持するものとすることができ、正面から見てタワーが囲まれている部分のナセル正面の面積の上昇を抑えることができる。また、ヨー軸受けに対する前後の質量バランスが改善される。
また、タワーが下部ナセル本体を貫通してナセルを支持する場合において、上述のように、冷却装置が冷却部と熱交換部と冷媒循環路とを有し、ナセルが空気取り入れ部と空気排気部とを有するものであるときには、下部ナセル本体内にあるタワーの両側に、ナセルの空気取り入れ部と空気排気部とが連通する空間の一部を位置させ、タワーの両側の空間の一方または両方の後方に、熱交換部が位置させることができる。タワーが下部ナセル本体を貫通する場合であっても、このようにして熱交換部で冷媒と熱交換される空気の流路を確保することができる。
以上のとおり、本発明によれば、質量バランスよくナセル内に機器や装置を配置することができ、メンテナンス性を優れたものとすることができる。
本発明の一実施形態の風力発電装置の一部を示す概略図である。 同じく、ナセルを縦断面した図である。 同じく、ナセルを横断面し、上部ナセル本体内を示す(a)図と下部ナセル本体内を示す(b)図である。 同じく、ナセルを前後に縦断面した図である。 従来の風力発電装置でナセルを横断面した概略図である。
本発明の一実施形態の風力発電装置ナセルおよび風力発電装置を添付図面に基づいて説明する。
風力発電装置1は、地上に設置されるタワー10にナセル2が、ヨー軸受け11により回転可能に取り付けられており、ナセル2に回転可能に取り付けられたロータハブ3には、回転翼4が取り付けられている。図2中の12はヨー軸のための減速機である。
ナセル2は、室構造の上部ナセル本体20と、上部ナセル本体20の下側に区切り壁22で区切られて位置する室構造の下部ナセル本体21とを有する2段構造を有している。
さらに、上部ナセル本体20の前方側に発電機が収納された発電機収納部5が取り付けられている。すなわち、この形態は、上部ナセル本体2の外側で発電機が設けられている。この際に、発電機収納部5が、一部で下部ナセル本体21に連なるように取り付けられているものであってもよいがこの場合でも発電機収納部5の取り付けの主体は上部ナセル本体2である。
なお、本発明としては、上部ナセル本体2の内側に発電機が収納されているものであってもよい。
発電機収納部5内ではロータ軸30が軸受けにより回転可能に保持されており、該ロータ軸30に連結されたロータハブ3が発電機収納部5の前方に位置している。ロータハブ3には、前記したように複数枚の回転翼4が取り付けられている。発電機収納部5内では、ロータ軸30に回転子51が設けられ、発電機収納部5の内周側に固定子52が設けられて、回転子51および固定子52を有する発電機50が構成されている。
発電機50は、例えば、永久磁石励磁同期発電機、直流励磁同期発電機などにより構成することができる。ロータ軸30の後端は上部ナセル本体20内に伸長し、発電電力の取り出しが可能になっている。
また、上部ナセル本体20内には、コンバータおよびインバータにより構成され、電気系装置の1つである電力変換装置60(AC−DC−ACコンバータ)が収納、設置されている。電力変換装置60は、発電機50の出力を交流から直流に変換し、さらに、直流から交流に再変換して出力する。電力変換装置60は、AC−ACコンバータからなるものであってもよい。
上部ナセル本体20には、そのほか、図示しない制御装置などが収納、設置されている。
下部ナセル本体21内では、前方側で前記タワー10が上下に貫通しており、下部ナセル本体21内でタワー10の両側には前後に連通する空間25、25が確保されている。
下部ナセル本体21の前面側は、前記発電機5の下方側に位置しており、該前面に空気取り入れ部23が設けられており、下部ナセル本体21の背面には空気排気部24が形成されている。空気取り入れ部23から空間25、25および空気排気部24に至る空間は前後に連通している。なお、空気取り入れ部23および空気排気部24は、空間25、25に対応してそれぞれ左右に2つを設けるのが望ましい。
空間25、25のそれぞれの後方には、冷却装置の一部を構成する熱交換部7が配置されている。冷却装置は、冷媒によってナセル内の機械系装置や電気系装置を冷却するものであり、図示しない冷媒通路を通して冷媒を冷却対象と熱交換部7との間で環流させる。このため、図示しない環流ポンプを設けることができる。熱交換部7、7は、空間25を通った大気により冷媒を空冷するものであり、ラジエター構造などとすることができる。
熱交換部7、7の後方側であって、下部ナセル本体21の後部には電気系装置の1つである変圧器61が収納、設置されている。変圧器61は、電力系統に連系するため、電力変換装置60から出力される電圧を昇圧するものである。
冷却装置は、上記のようにナセル2内の機械系装置や電気系装置である電力変換装置60や変圧器61を冷却することができる。
上述のように、ナセル2は上部ナセル本体20と下部ナセル本体21とを有しているため、ナセル2の前後方向の長さを短くでき、ナセルの後方の偏った位置に機器類を設置する必要がなく、バランスよくナセル2内に変圧器61などを配置することができる。
例えば1段構造のナセルではタワーの中心から例えば7mの位置に変圧器が配置されるのに対して、ナセル2では、タワー10の中心から例えば約4mの位置に変圧器61を配置することができる。
また、ナセル2が2段構造を有するため、ナセル2内は空間的に余裕があり、熱交換部7を高い自由度で設置することができる。したがって、ナセル2では、メンテナンス性を考慮して熱交換部7を設置することができる。
次に、上記ナセル2を備える風力発電装置1の動作について説明する。
風力発電装置1が運転されると、ナセル2は、図示しない風向計などにより検知される風向に応じ、ヨー制御されて適宜回動する。これにより、ナセル2は、風上にローターハブ3側を向けることができる。
ローターハブ3は、回転翼4に風を受けることにより回転し、発電機50で発電が行われる。発電機50で出力された電力は、電力変換装置60による電力変換と、変圧器61による変圧とを順次経た後、タワー10内に設置されたケーブルなどを通して商用の電力系統に送電される。
この際に下部ナセル本体21内には、風上を向く空気取り入れ口23から空気が取り込まれ、空間25を通って空気排気口24からナセル外部へと排気される。下部ナセル本体21内に取り入れられた空気は、熱交換部7で冷媒を冷却するとともに、その後、後方に流れて変圧器61を冷却することができる。
なお、電動ファンなどを下部ナセル本体21に設けて、強制的に上記のような空気の流れを形成してもよい。
なお、上記では、下部ナセル本体内に変圧器と熱交換部とが収容されているものとして説明したが、本実施形態としては、下部ナセル本体内に収容される機器類が上記に限定されるものではない。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 風力発電装置
2 ナセル
3 ロータハブ
4 回転翼
5 発電機収納部
7 熱交換部
10 タワー
20 上部ナセル本体
21 下部ナセル本体
22 区切り壁
23 空気取り入れ口
24 空気排気口
50 発電機
60 電力変換装置
61 変圧器

Claims (11)

  1. 回転翼が回転可能に支持され、前記回転翼の回転運動によって発電する発電機が設けられる風力発電装置ナセルであって、
    前記発電機が設けられる室構造の上部ナセル本体と、前記上部ナセル本体の下方側に区切られて位置する室構造の下部ナセル本体とを有することを特徴とする風力発電装置ナセル。
  2. 前記下部ナセル本体に、電気系装置と冷却装置の少なくとも一部が収容されることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置ナセル。
  3. 前記下部ナセル本体に収容される前記電気系装置が、変圧器、コンバータおよびインバータのいずれか1以上であることを特徴とする請求項2に記載の風力発電装置のナセル。
  4. 前記下部ナセル本体に、前記冷却装置の一部として、大気との熱交換によって冷媒を冷却する熱交換部が収容されることを特徴とする請求項2または3に記載の風力発電装置ナセル。
  5. 当該ナセル外から前記下部ナセル本体内に空気を取り入れる空気取り入れ部と、前記下部ナセル本体内の空気をナセル外に排気する空気排気部とを有し、前記空気取り入れ部と前記空気排気部とが前記下部ナセル本体内で連通し、前記連通する空間に、少なくとも前記熱交換部が配置されていることを特徴とする請求項4記載の風力発電装置ナセル。
  6. 前記連通する空間であって前記熱交換部の後方側に前記電気系装置の少なくとも一部が位置することを特徴とする請求項5記載の風力発電装置ナセル。
  7. 前記空気取り入れ部が前記下部ナセル本体の前面に位置していることを特徴とする請求項5または6に記載の風力発電装置ナセル。
  8. 前記下部ナセル本体が、ナセルの設置状態で前記回転翼が取り付けられて前記発電機に回転伝達可能に連結されたローターハブの下方側に位置する構造を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の風力発電装置ナセル。
  9. 回転翼と、
    前記回転翼が回転可能に支持され、前記回転翼の回転運動によって発電する発電機が設けられる風力発電装置ナセルと、
    前記ナセルを支持するタワーとを備え、
    前記ナセルは、前記発電機が設けられる室構造の上部ナセル本体と、前記上部ナセル本体の下方側に区切られて位置する室構造の下部ナセル本体とを有し、
    前記タワーは、前記ナセルの下部ナセル本体を上下に貫通し、前記ナセルの上部ナセル本体を介して前記ナセルを回動可能に支持することを特徴とする風力発電装置。
  10. 前記下部ナセル本体に、電気系装置と冷却装置の少なくとも一部が収容されることを特徴とする請求項9記載の風力発電装置。
  11. 前記冷却装置が、大気との熱交換によって冷媒を冷却する熱交換部を有し、
    前記ナセルが、ナセル外から前記下部ナセル本体内に空気を取り入れる空気取り入れ部と、前記下部ナセル本体内の空気をナセル外に排気する空気排気部とを有し、前記空気取り入れ部と前記空気排気部とが前記下部ナセル本体内で連通し、
    前記下部ナセル本体内を貫通するタワーの両側に、前記空気取り入れ部と空気排気部とが連通する空間の一部が位置しており、前記タワーの両側の空間の一方または両方の後方に、前記熱交換部が位置していることを特徴とする請求項10記載の風力発電装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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