JP2014046814A - 車両用電源装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】より軽量化を図ることのできる車両用電源装置の取付構造を得る。
【解決手段】車両用電源装置30は、バッテリ50と当該バッテリ50が収容固定されるケース40とを備えており、車体構成部材20に固定されている。また、ケース40は、車両水平方向に延在して車体構成部材20に固定される固定部41a,42aを備えている。そして、車両上下方向において車両用電源装置30の重心Gと略同一の位置に固定部41a,42aが設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用電源装置の取付構造に関する。
従来より、電気自動車やハイブリッド車両等のバッテリを備えた車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、バッテリをケース内部に収納固定し、当該ケースに設けた固定部を締結等により車両構造部材に固定することで、バッテリを車両構造部材に搭載している。
特開2009−083597号公報
一般的に、電気自動車やハイブリッド車等のバッテリは重量が大きいものであり、車両の加減速時等の慣性力がバッテリに作用した場合には、ケースの固定部に入力される応力が大きくなってしまう。そのため、ケースの板厚寸法を大きくする等して固定部の剛性を確保する必要があった。このように、固定部の剛性を確保するためにケースの板厚寸法を大きくしたりすると、車両の重量が増大してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、より軽量化を図ることのできる車両用電源装置の取付構造を得ることを目的とする。
本発明は、バッテリと当該バッテリが収容固定されるケースとを備える車両用電源装置を車体構成部材に固定する車両用電源装置の取付構造であって、前記ケースは、車両水平方向に延在して前記車体構成部材に固定される固定部を備えており、前記固定部が、車両上下方向において前記車両用電源装置の重心と略同一の位置に設けられていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、車両上下方向において車両用電源装置の重心と略同一の位置にケースの固定部を設けているため、車両用電源装置を車体構成部材に取り付けた状態で、固定部と車両用電源装置の重心位置とを車両上下方向で略同一の位置とすることができる。このように、固定部と車両用電源装置の重心位置とを車両上下方向で略同一の位置とすることで、外力が車両水平方向に入力された際に、車両用電源装置の固定部に作用するモ−メントを小さくすることができる。その結果、ケースの固定部に入力される応力が大きくなってしまうのが抑制されるため、ケースの板厚寸法をあまり大きくすることなく車両用電源装置を車体構成部材に固定することができ、車両用電源装置の軽量化を図ることができる。このように、本発明によれば、より軽量化を図ることのできる車両用電源装置の取付構造を得ることができるようになる。
本発明の第1実施形態にかかる車両用電源装置の配置状態を模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態にかかる車両用電源装置を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる車両用電源装置の取り付け状態を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる車両用電源装置の取り付け状態を模式的に示す側断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる車両用電源装置のバッテリを模式的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる車両用電源装置の取り付け状態を模式的に示す側断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる車両用電源装置の取付構造10では、図1に示すように、車両用電源装置30を車体構成部材としてのフロアパネル20に取り付けるようにしている。本実施形態では、フロアパネル20におけるリヤシート21の後方の部位に車両用電源装置30を取り付けている。
車両用電源装置30は、ケース40を備えており、ケース40内には、バッテリ50が固定配置されている。さらに、ケース40内には、補機60が固定配置されており、この補機60は、バッテリ50よりも車両上下方向下方に位置した状態でケース40に固定されている。
ケース40は、上側ケース41と下側ケース42とを重ね合わせることで形成されている。具体的には、上側ケース41の下端および下側ケース42の上端には、車両水平方向に延在するフランジ部41a、42aがそれぞれ形成されている。そして、フランジ部41a、42a同士を重ね合わせ、重ね合わせたフランジ部41a、42aをボルト100等により固定することで略箱状のケース40を形成している。このとき、互いに重ね合わせたフランジ部41a、42a間にシール材を介在させて分割体を水密に固定するのが好適である。そして、ケース40内に、バッテリ50および補機60を、バッテリ50が上方に補機60が下方に位置するように収容固定している。なお、バッテリ50および補機60は図示せぬボルト等によってケース40に固定されている。
バッテリ50は、複数のセル51を備えており、複数のセル51が横方向(本実施形態では車幅方向)に積重された状態でケース40内に収容されている。セル51は、図2に示すように、長辺が前後方向に沿い、短辺が上下方向に沿い、かつ厚さ方向が車幅方向に沿う姿勢で、車幅方向に積重されている。なお、本実施形態では、横方向に積重された複数のセル51が1列だけ配置されたバッテリ50を例示したが、横方向に積重されたセル51を前後に複数列となるように配置したバッテリ50としてもよい。
一方、補機60としては、手動で電源を遮断することができる手動遮断装置としてのサービスディスコネクトスイッチを用いることができる。サービスディスコネクトスイッチは、電源回路の途中に設けられ、電源を遮断および接続するメイン回路スイッチとして機能する装置であり、このサービスディスコネクトスイッチとしては公知のものを用いることができる。また、補機60として、後突時等に外力がケース40に入力された際に、自動で電源を遮断する自動遮断装置を用いることも可能である。この自動遮断装置としても、従来公知のサービスディスコネクトスイッチを用いることができる。なお、自動遮断装置としてのサービスディスコネクトスイッチは、電源回路の途中に設けられ、電源を遮断および接続するメイン回路スイッチとして機能する装置であり、後突時等に外力がケース40に入力されたことを検知した際に、自動的に電源を遮断するようにしたものである。また、車両用電源装置30の入出力電力を制御する制御回路を補機60として用いることもできる。
そして、バッテリ50と補機60とは、可撓性を有するハーネス70を介して電気的に接続されている。さらに、補機60は、可撓性を有するハーネス70およびコネクタ80を介してバッテリ50の電力が供給される図示せぬ電気部品(例えば、モータ、チャージャ、インバータ等)に電気的に接続されている。このように、本実施形態では、バッテリ50と電気部品(図示せず)との間に補機60を介在させている。なお、下側ケース42には、図2に示すように、ハーネス70およびコネクタ80を挿通させる挿通孔42cが形成されている。そして、ハーネス70およびコネクタ80をケース40の内側から挿通孔42cに挿通させることで、ハーネス70およびコネクタ80がケース40の外部に引き出されるようにしている。
そして、上述したように、本実施形態では、かかる構成とした車両用電源装置30をフロアパネル20に固定配置している。
具体的には、フロアパネル20には、図3に示すように、ケース40の下部が挿入される挿入穴22が形成されており、この挿入穴22の外周に下側ケース42のフランジ部42aが当接した状態で、ケース40がフロアパネル20に固定されている。本実施形態では、挿入穴22の外周には、複数(本実施形態では、挿入穴22の前方および後方に3つずつ)のボルト挿通孔23が形成されており、上側ケース41のフランジ部41aおよび下側ケース42のフランジ部42aのボルト挿通孔23と対応する部位には、ボルト挿通孔41b,42bがそれぞれ形成されている。
そして、互いに対応するボルト挿通孔23、ボルト挿通孔41bおよびボルト挿通孔42bを連通させた状態で、ボルト100を挿入してナット101に締結することで、車両用電源装置30をフロアパネル20に固定配置している。このように、本実施形態では、ボルト100を挿入してナット101に締結させることで、上側ケース41と下側ケース42とを固定してケース40を形成しつつ、ケース40をフロアパネル20に固定配置できるようにしている。なお、ケース40を形成した後に当該ケース40をフロアパネル20に固定配置するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、車両水平方向に延在するようにケース40に形成されたフランジ部41a、42aが、ケース40に形成され、車両水平方向に延在してフロアパネル(車体構成部材)20に固定される固定部に相当している。
ここで、本実施形態では、車両上下方向において車両用電源装置30の重心Gと略同一の位置にフランジ部(固定部)41a、42aを設けている。すなわち、車両用電源装置30をフロアパネル(車体構成部材)20に取り付けた状態で、車両用電源装置30の重心Gの位置と車両上下方向で略同一の位置となるように、フランジ部(固定部)41a、42aをケース40に形成している。
なお、本実施形態では、ケース40内に補機60も収容固定されているため、車両用電源装置30の重心Gは、ケース40の内部にバッテリ50および補機60を固定配置した状態における重心となる。
また、上述したように、本実施形態では、バッテリ50に比べて重量の小さい補機60が、ケース40内のバッテリ50の下方に固定配置されている。したがって、車両用電源装置30の重心Gは、ケース40の中央よりも上方に位置することとなる。
以上説明したように、本実施形態では、車両上下方向において車両用電源装置30の重心Gと略同一の位置に、ケース40のフランジ部(固定部)41a、42aを車両水平方向に延在するように設けている。したがって、車両用電源装置30をフロアパネル(車体構成部材)20に取り付けた状態で、フランジ部(固定部)41a、42aと車両用電源装置30の重心Gの位置とを車両上下方向で略同一の位置とすることができる。こうすれば、外力(図1のF参照)が車両水平方向に入力された際に、フランジ部(固定部)41a、42aに作用するモ−メントを小さくすることができるため、フランジ部(固定部)41a、42aに入力される応力が大きくなってしまうのが抑制される。したがって、ケース40の板厚寸法をあまり大きくすることなく車両用電源装置30をフロアパネル(車体構成部材)20に固定することができる。すなわち、フランジ部(固定部)41a、42aの剛性を確保するためにケース40の板厚寸法をあまり大きくしたりする必要がなくなって、ケース40、ひいては車両用電源装置30の軽量化を図ることができるようになる。このように、本実施形態によれば、より軽量化を図ることのできる車両用電源装置の取付構造10を得ることができるようになる。
また、本実施形態によれば、補機60がバッテリ50の下方に配置されるようにしている。すなわち、バッテリ50に比して重量の小さい補機60が車両下方に配置されるようにしている。これにより、車両用電源装置30の重心Gの位置をより上部にすることができる。その結果、車両用電源装置30をフロアパネル20に取り付けた状態で、車両用電源装置30のフロアパネル20上方への突出量を少なくすることができ、フロアパネル20上部の荷室スペースが狭くなってしまうのを抑制することができるようになる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかる車両用電源装置の取付構造10Aは、基本的に上記第1実施形態にかかる車両用電源装置の取付構造10と同様の構成をしている。
すなわち、本実施形態にかかる車両用電源装置の取付構造10Aにおいても、車両用電源装置30を車体構成部材としてのフロアパネル20に取り付けるようにしている。また、車両用電源装置30は、ケース40を備えている。そして、バッテリ50および補機60が、下方に補機60が位置するようにケース40内に固定配置されている。
そして、本実施形態においても、車両上下方向において車両用電源装置30の重心Gと略同一の位置にフランジ部(固定部)41a、42aを設けている。
ここで、本実施形態の車両用電源装置の取付構造10Aが、上記第1実施形態の車両用電源装置の取付構造10と主に異なる点は、バッテリ50を、第1のバッテリ52と第2のバッテリ53とで構成した点にある。
具体的には、バッテリ50は、所定数のセルが車両水平方向に並設された第1のバッテリ52と、当該第1のバッテリ52よりも下方に配置され、第1のバッテリ52のセル数よりも少ない数のセルで構成された第2のバッテリ53と、を備えている(図5参照)。
本実施形態では、第1のバッテリ52は、複数のセル51を横方向(水平方向:本実施形態では車幅方向)に積重することで形成されている。このとき、セル51は、図5に示すように、長辺が前後方向に沿い、短辺が上下方向に沿い、かつ厚さ方向が車幅方向に沿う姿勢で、車幅方向に積重されている。一方、第2のバッテリ53は、車幅方向両端に、複数のセル51を縦方向(本実施形態では上下方向)に積重することで形成されている。このとき、セル51は、図5に示すように、長辺が前後方向に沿い、短辺が車幅方向に沿い、かつ厚さ方向が上下方向に沿う姿勢で、車幅方向に積重されている。
そして、図6に示すように、ケース40の第2のバッテリ53の下方には補機60が固定配置されている。
このように、本実施形態では、第1のバッテリ52よりも重量の小さい第2のバッテリ53を第1のバッテリ52の下方に配置し、第2のバッテリ53よりも重量の小さい補機60を第2のバッテリ53の下方に配置している。すなわち、ケース40内の部品重量を上側が重たく下側が軽くなるようにしている。このように、車両用電源装置30の上側を重たく下側を軽くすることで、車両用電源装置30の重心Gが中心よりも上方に位置するようにしている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態では、バッテリ50は、所定数のセルが車両水平方向に並設された第1のバッテリ52と、当該第1のバッテリ52よりも下方に配置され、第1のバッテリ52のセル数よりも少ない数のセルで構成された第2のバッテリ53と、を備えている。すなわち、第1のバッテリ52よりも重量の小さい第2のバッテリ53を第1のバッテリ52の下方に配置している。そのため、ケース40内の部品重量は上側が重たく下側が軽くなり、車両用電源装置30の重心Gを中心よりも上方に位置させることができる。そして、その重心Gと略同一の位置にフランジ部(固定部)41a、42aを設けている。そのため、車両用電源装置30をフロアパネル(車体構成部材)20に取り付けた状態で、車両用電源装置30のフロアパネル(車体構成部材)20上方への突出量を少なくすることができるようになる。その結果、フロアパネル20上部の荷室スペースが狭くなってしまうのを抑制することができるようになる。
以上、本発明にかかる車両用電源装置について、上記各実施形態を例にして説明したが、本発明は、上記各実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
例えば、上記各実施形態では、バッテリおよび補機をケース内に収容固定したものを例示したが、バッテリおよび補機のうちバッテリのみをケース内に収容固定するようにしてもよい。
また、ケース、バッテリや補機、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜変更することができる。
10,10A 車両用電源装置の取付構造
20 フロアパネル(車体構成部材)
30 車両用電源装置
40 ケース
41a フランジ部(固定部)
42a フランジ部(固定部)
50 バッテリ
51 セル
52 第1のバッテリ
53 第2のバッテリ
60 補機
G 重心

Claims (3)

  1. バッテリと当該バッテリが収容固定されるケースとを備え、車体構成部材に固定される車両用電源装置の取付構造であって、
    前記ケースは、車両水平方向に延在して前記車体構成部材に固定される固定部を備えており、
    前記固定部が、車両上下方向において前記車両用電源装置の重心と略同一の位置に設けられていることを特徴とする車両用電源装置の取付構造。
  2. 前記バッテリは、所定数のセルが車両水平方向に並設された第1のバッテリと、当該第1のバッテリよりも下方に配置され、前記第1のバッテリのセル数よりも少ない数のセルで構成された第2のバッテリと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置の取付構造。
  3. 前記ケース内には、補機が収容固定されており、
    前記補機は、前記バッテリの下方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電源装置の取付構造。
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