JP2014046035A - 風船破裂装置及び風船破裂型演出装置 - Google Patents

風船破裂装置及び風船破裂型演出装置 Download PDF

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Abstract


【課題】風船を安定的に支持して該風船を容易且つ確実に然も体裁よく破裂させることができ、これによって、イベントの演出効果を向上させ得る風船破裂型演出装置を提供する。
【解決手段】風船破裂装置1に風船2を取り付けてなる風船破裂型演出装置7である。風船破裂装置1はゴム風船2を支持する風船支持部3と、ゴム風船2を引っ掻く引っ掻き部材5と、引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与する操作手段6を具える。風船支持部3は、空気の吹込み側の風船部分を支持する第1の支持部20と、吹込み側の風船部分19に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分21を支持する第2の支持部22とからなる。引っ掻き部材5は、風船周面を引っ掻いてゴム風船2を破裂させるための引っ掻き部61を具える。操作手段6は、ゴム風船を破裂させるように引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与する。
【選択図】図4

Description

本発明は、風船破裂装置に関するものであり、又、これを用いる風船破裂型演出装置に関するものである。より詳しくは、ゴム風船そのものや、その内部に小風船や紙吹雪用の小片等が収容されてなるゴム風船を容易且つ確実にしかも体裁よく破裂させることができ、これによってイベントの演出効果を向上させることに寄与する風船破裂装置に関するものであり、又、これを用いる風船破裂型演出装置に関するものである。
例えば、結婚式の披露宴や家庭での誕生日のパーティ、或いは各種の発表会や各種の競技会等のイベントで、内部に小風船や紙吹雪用の小片等が収容されてなるゴム風船を破裂させることによって、内部の小風船を飛散させたり内部の小片を空中に吹雪のようにまき散らす等してイベントの演出効果を向上させることが行われている。
ところで、前記のようにゴム風船を破裂させる従来の手段としては、例えば特許文献1や特許文献2で開示されているように、風船に針を突き刺してこれを破裂させたり、或いは、通電により発熱する発熱体を風船側面に粘着テープ等で貼り付けて該発熱体の発熱によって風船を溶かして破裂させること等が行われていた。更には、火薬入りのシート体等を風船側面に粘着テープ等で貼り付けて、この火薬の爆発によって風船を破裂させることも行われていた。
しかしながら針を突き刺して風船を破裂させる手段は通常、風船を持つ操作者とは別の操作者が、長い針が先端に突設されてなる針付き棒を手で持ちこの針を風船に突き刺すことにより行っていたが、そのために2人の操作者を要する問題があった。又、風船に針を突き刺す際に風船がふらついて逃げる恐れがあり、針の突き刺しによる風船の破裂が確実に行われない場合があった。又、針を、風船の薄肉の側面ではなく風船の吹き口に近い厚肉の部分に突き刺したときは、風船に孔を明けることはできても風船を破裂させることができないために再度突き刺す必要がある等、風船を確実に破裂させることができない問題があった。加えて、針で風船を突つく様子はあまり見栄えのよいものではなかった。更には、家庭での誕生日のパーティなど子供が主役のパーティ等にあっては、風船を破裂させた後の針付き棒の管理が悪いと、子供が針付き棒を振り回して針で怪我をする恐れもあって危険であった。
又、発熱体や火薬入りのシート体等を風船の側面に貼り付ける手段によるときは、貼り付けられた発熱体やシート体、リード線が風船の見栄えを損なう問題があった。特に、火薬を用いる破裂手段によるときは、火薬の粉末が周囲に飛散して好ましくなかった。
実願平1−140997号公報 実願平1−144097号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、風船を安定的に支持して該風船を容易且つ確実にしかも体裁よく破裂させることができる風船破裂装置の提供を課題とするものであり、又、このようにして風船を破裂させることができてより一層優れたイベント効果を発揮できる風船破裂型演出装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
本発明に係る風船破裂装置の第1の態様は、端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第2の態様は、端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を弾性的に支持する第1の支持部を具えており、前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第3の態様は、端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えている。そして、前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を弾性的に支持する第1の支持部と、該吹込み側の風船部分に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分を弾性的に支持する第2の支持部とからなり、前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第4の態様は、端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えている。前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を支持する第1の支持部と、該吹込み側の風船部分に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分を支持する第2の支持部とからなり、前記引っ掻き部材は、前記吹込み側の風船部分と前記風船周面部分との間に存する引っ掻き風船周面部を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えている。又、前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第5の態様は、前記第3の態様において、前記第1の支持部と前記第2の支持部は、円筒状筒部を具える円筒状筒体を用いて構成されており、前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られることによって、前記吹込み側の風船部分が、該円筒状筒体の所要部位をなす前記第1の支持部で弾性的に支持されると共に、前記風船周面部分が、前記円筒状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で弾性的に支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第6の態様は、前記第4の態様において、前記第1の支持部と前記第2の支持部は、軸線方向の上方に向けて、円形状を呈して徐々に径が大きくなるコーン状筒部を具えるコーン状筒体を用いて構成されており、前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られることによって、前記吹込み側の風船部分が、前記コーン状筒体の所要部位をなす前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記コーン状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で弾性的に支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第7の態様は、前記第5の態様において、前記第1の支持部と前記第2の支持部は、円筒状筒体と該円筒状筒体に取り付けられる支持部材とを用いて構成されており、該支持部材は円板体として構成され、その中央部分に円形の挿通孔が貫設され、該挿通孔の上側の周縁部分が前記第1の支持部とされており、該挿通孔にその上側から挿通された前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られると共に、該吹込み管状部の下端部分が、前記円板体又は前記円筒状筒体の所要部位に止着されることによって、前記吹込み側の風船部分が、前記上側の周縁部分としての前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記円筒状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第8の態様は、前記第6の態様において、前記第1の支持部と前記第2の支持部は、コーン状筒体と該コーン状筒体に取り付けられる支持部材とを用いて構成されており、該コーン状筒体は、軸線方向の上方に向けて、円形状を呈して徐々に径が大きくなるコーン状筒部を具えており、該支持部材は円板体として構成され、その中央部分に円形の挿通孔が貫設され、該挿通孔の上側の周縁部分が前記第1の支持部とされており、該挿通孔にその上側から挿通された前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られると共に、該吹込み管状部の下端部分が、前記円板体又は前記コーン状筒体の所要部位に止着されることによって、前記吹込み側の風船部分が前記上側の周縁部分としての前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記コーン状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第9の態様は、前記第7、第8の態様において、前記引っ掻き部材は、前記円板体の上面側において、該円板体の半径方向に延長する、弾性を有した屈曲片の先端に引っ掻き部を具え、該屈曲片の基端部分は前記円板体の中央側に固定されており、前記操作手段は引き紐を以て構成され、該引き紐の上端部分が前記屈曲片の先端部分に連結されており、該引き紐を下方に引っ張ることにより前記屈曲片を、前記半径方向の外側から内側に向けて起すことができるようになされており、これに伴い前記引っ掻き部が前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いて風船を破裂させることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第10の態様は、前記第5又は第6の態様において、前記筒体は、その下部に、下端が端面板部で塞がれた持ち手筒部を有しており、該端面板部には開口が設けられると共に該開口に連通するガイド溝が設けられ、該ガイド溝の端部に止着孔が設けられており、前記吹込み管状部が前記開口を通して下方に延長されると共に該吹込み管状部の下端部分を前記ガイト溝に通し、該下端部分を前記止着孔に止着可能となされていることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第11の態様は、前記第5〜第9の何れかの態様において、前記屈曲片は、前記風船周面に向けて突出する接触防止突部を有し、該接触防止突部が前記風船周面に当接することにより、該引っ掻き部が該風船周面から離れた状態を呈することを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂装置の第12の態様は、前記第7又は第8の態様において、前記第1の支持部を構成する前記挿通孔の上側の周縁部分はテーパ孔部として構成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る風船破裂型演出装置は、前記第1〜第12の何れかの風船破裂装置を用いる風船破裂型演出装置であって、前記風船支持部にゴム風船が支持されてなることを特徴とするものである。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る風船破裂装置は、風船周面を引っ掻く引っ掻き部材を具えると共に、該引っ掻き部材による引っ掻き時に風船を安定的に支持する風船支持部を具えるため、操作手段によって該引っ掻き部材に確実な引っ掻き作用を付与でき、これによって、風船を容易且つ確実に破裂させることができる。
(2) 本発明に係る風船破裂型演出装置によるときは、風船破裂装置によって容易且つ確実に風船を破裂させることができる。そして、該風船に小風船や小片等が収容されているときは、この破裂によって該小風船や小片等を良好に飛び散らすことができ、イベントにおける演出効果を向上させることができる。
(3) 特に前記引っ掻き部材を、屈曲片の先端に引っ掻き部を設ける構成とし、該屈曲片を、操作手段としての引き紐を引っ張ることによって引き起こすことができ、これによって前記引っ掻き部が風船周面を引っ掻くように構成するときは、風船破裂装置を簡素に然もコンパクトに構成できて好ましい。
又、前記引っ掻き部材を、吹込み側の風船部分を安定支持する支持部材に組み込むこととし、該支持部材を、円筒状筒体やコーン状筒体に組み込むときは、前記風船を、該支持部材に設けられている第1の支持部と、円筒状筒体やコーン状筒部の先端周縁部としての第2の支持部で支持できる。これによって、前記引っ掻き部材を、該支持部材と前記風船との間に納めた状態となし得るため、該引っ掻き部材を目視不能となし得る。それ故、風船破裂型演出装置の見栄えを向上でき、該風船破裂型演出装置は、外観上、従来のクラッカーを連想させる。
そして風船を破裂させる際は、1人の操作者が、その片方の手でコーン状筒体を持ち、他方の手で前記引き紐を下方に引っ張ることにより、従来のクラッカーを破裂させるのと同様の要領で風船をスマートに破裂させることができるので、風船破裂型演出装置による演出効果を向上させることができることとなる。
(4) 前記引っ掻き部材が、前記吹込み側の風船部分と前記風船周面部分との間に存する引っ掻き風船周面部を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるように構成するときは、風船をより安定的に破裂させることができる。
(5) 前記屈曲片に接触防止突部を設けるときは、該接触防止突部が前記風船周面に当接することにより、該引っ掻き部が該風船周面から離れた状態を呈することになるため、前記引っ掻き部が該風船の該引っ掻き風船周面部に接触する恐れがなく、従って風船の不用意な破裂を防止できることとなる。
本発明に係る風船破裂型演出装置を示す斜視図である。 本発明に係る風船破裂装置を示す斜視図である。 風船破裂型演出装置を説明する分解斜視図である。 風船破裂型演出装置を示す断面図である。 引っ掻き部材の構成を示す側面図である。 風船基材を示す斜視図である。 風船破裂型演出装置の下端部分の構成とコーン状筒体の下端部分の構成を示す斜視図である。 風船をコーン状筒体に取り付けるために風船に保着棒を取り付けた状態を示す斜視図である。 保着棒のループ部のループ内に、風船の吹込み管状部の先側部分を通した状態を示す斜視図である。 その後、絞り筒を絞った状態を示す斜視図である。 保着棒を用いて風船の吹込み管状部の端部分をコーン状筒体の下端部分に止着する作業工程を示す説明図である。 風船破裂型演出装置の風船を破裂させる操作を説明する説明図である。 引っ掻き部材の引っ掻き作用を説明する説明図である。 風船破裂型演出装置の他の態様を示す断面図である。 その斜視図である。 風船破裂型演出装置のその他の態様を示す断面図である。 その風船破裂型演出装置を構成する第1の支持部を示す斜視図と断面図及び、該第1の支持部に吹込み側の風船部分を支持させた状態を示す斜視図と側面図である。 支持部材の他の態様を示す平面図である。 風船破裂型演出装置のその他の態様を示す断面図である。 風船破裂型演出装置のその他の態様を示す断面図である。 風船破裂装置のその他の態様を示す斜視図である。 その風船破裂装置に風船を取り付けてなる風船破裂型演出装置を示す正面図である。 その断面図である。 風船破裂装置のその他の態様を示す斜視図である。 その風船破裂装置に風船を取り付けてなる風船破裂型演出装置を示す正面図である。 その断面図である。 引っ掻き部材の他の態様を示す斜視図と、その作用を説明する断面図である。 引っ掻き部材のその他の態様を示す斜視図である。 引っ掻き部材のその他の態様を示す斜視図である。 引っ掻き部材のその他の態様を示す斜視図である。 引っ掻き部材のその他の態様を示す断面図である。 吹込み側の風船部分を第1の支持部に支持させる他の態様を示す断面図である。 円筒状筒体を用いて構成された風船破裂型演出装置を示す断面図である。 第1の支持部のみによって風船支持部を構成した場合を示す断面部である。
図1〜4において本発明に係る風船破裂装置1は、ゴム風船(以下風船といもいう)2を破裂させるための装置であり、該風船2を支持する風船支持部3と、該風船2の風船周面4を引っ掻いてこれを破裂させるための引っ掻き部材5と、該引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与する操作手段6とを具えている。そして、該風船破裂装置1に風船2を取り付けることによって風船破裂型演出装置7を構成できる。
前記風船2は図6に示す、端部が吹き口9とされた吹込み管状部10が袋状部11に設けられてなるゴム製の風船基材12を用いてなり、該風船基材12を、該吹き口9より空気を吹き込んで球形状に膨らませると共に、図4に示すように、該吹込み管状部10に例えば結び目13aとしての封止部13を設けてなる。該吹き口9の周縁は、図6に示すようにリング状部15として形成されている。本実施例においては図3に示すように、該風船2の直径は例えば350mm程度に設定されている。そして該風船2内には、前記封止部13を形成する前に、ハート形や球形等の所要形態に膨らんだ小風船16や紙吹雪用の小片17が公知手段によって収容されている。
前記風船支持部3は、図4に示すように、前記封止部13が設けられている吹込み側の風船部分19を支持する第1の支持部20と、該吹込み側の風船部分19に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分21を支持する第2の支持部22とからなる。該風船周面部分21は、前記風船周面4の一部分をなす。該第1の支持部20と該第2の支持部22は、本実施例においては図4に示すように、コーン状筒体23と該コーン状筒体23に取り付けられる支持部材25とを用いて構成されている。
該コーン状筒体23は、全体が合成樹脂で一体成形されており、例えば図2〜4に示すように、長径が53mm程度で短径が44mm程度、長さが45mm程度である楕円形筒状の持ち手筒部26の上端縁27に、軸線方向の上方に向けて、円形状を呈して徐々に径が大きくなるコーン状筒部29を一連に設けてなる。そして、該コーン状筒部29の長さは例えば210mm程度に設定されており、その開放した先端28の内径は130mm程度に設定されている。
又、図4、図7に示すように、前記持ち手筒部26の下端部は端面板部31で塞がれている。該端面板部31の例えば中央部分には、16mm程度の円形孔32aとしての開口32が設けられると共に、該端面板部31には、該円形孔32aの内周縁の縁部33から半径方向に延長する如くガイド溝35が設けられ、該ガイド溝35の外端には止着孔36が設けられている。又該端面板部31には、該止着孔36の反対側に紐挿通孔37が設けられている。
前記支持部材25は、本実施例においては図2〜5に示すように、厚さが6mm程度の段ボール製の円板体25aとして構成されており、本実施例においては、その中央部分に20mm程度の円形の挿通孔39が貫設され、該挿通孔39の上側の周縁部分40はテーパ孔部41として構成されている。又、該円板体25aの上面部24には、該円板体25aの半径方向に長い、平面視で長方形状を呈する収容凹部42が設けられている。該収容凹部42は、幅が8mm程度で深さが4mm程度であって、半径方向の内端縁43は前記挿通孔39から稍離れており、半径方向の外端45は、前記円板体25aの外周面55に近接状態にある。そして図5に示すように、該収容凹部42の内端43には、該内端43と前記挿通孔39との間において、該円板体25aの上下の面部49,50及び該挿通孔39の内周面51を破らない状態で、半径方向に挿入固定孔部52が連設されている。
かかる構成を有する前記円板体25aは、図2、図4に示すように、前記コーン状筒部29の内部の、前記先端28に近い部位に嵌め入れられて固定されている。より具体的には、該先端28から内側に24mm程度退いた部位において、該円板体25aの外周面55が該コーン状筒部29の内周面56に当接状態となされ、該当接部分54が接着されることにより該円板体25aが該コーン状筒部29に固定されている。このように固定する際、図3に示すように、前記収容凹部42の延長方向L1が、前記円形孔32aの中心と前記紐挿通孔37の中心を結ぶ延長線L2と略平行する如く位置決めする。このように固定された状態で、図2、図4に示すように、該円板体25a外周縁46の上側には、20mm程度の壁高さを有し且つ上方に向けて直径が大きくなるテーパ状円形周壁部57が形成されている。
本実施例においては、図5に示すように、前記挿通孔39の上側の周縁部分(テーパ孔部41)40が前記第1の支持部20とされると共に、前記コーン状筒部29の先端周縁部(前記テーパ状円形周縁部46の先端周縁部)59が前記第2の支持部22とされている。
前記引っ掻き部材5は、風船周面4を引っ掻いて該風船2を破裂させるための引っ掻き部61を具えている。より具体的には図2〜4に示すように、前記吹込み側の部分19と前記風船周面部分21との間に存する引っ掻き風船周面部60(図4)を引っ掻いて前記風船2を破裂させるための引っ掻き部61を具えている。該引っ掻き部材5は本実施例においては図5に示すように、該収容凹部42の延長方向(前記円板体25aの半径方向)に長く形成された、可撓性を有する樹脂製の屈曲片62を用いて構成されており、前記引っ掻き部61は本実施例においては、先端63が鋭の三角形板状を呈しており、該屈曲片62の先端に一連に設けられている。そして該屈曲片62の基端部分65は、前記収容凹部42の内端43に連設されている前記挿入固定孔部52に挿入されて接着固定されている。即ち、該基端部分65は前記円板体25aの中央側に固定されている。そして本実施例においては、該屈曲片62の前記引っ掻き部61側において、外面の角部が丸く形成された角筒状の接触防止突部66が固定されている。該固定は、その内孔65に前記屈曲片62が挿通され且つ接着して行われている。
前記操作手段6は、前記引っ掻き部61が前記風船2を破裂させるように前記引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与するものであり、本実施例においては、図4に示すように引き紐67を以て構成されている。そして該引き紐67の上端部分69は、図4〜5に示すように、前記屈曲片62の先端部分70に設けた連結孔71に結着により連結されている。該引き紐67の上端部分69を前記屈曲片62の先端部分70に連結しているのは、前記引っ掻き部61による引っ掻き作用を無理なく確実に生じさせることができるように、前記弾性屈曲片62を、その基端側72を中心に回動させ、前記半径方向の外側から内側に向けて起こすことができるようにするためである。該引き紐67は、図4に示すように、前記コーン状筒体23内を通して前記紐挿通孔37から下方に引き出され、図2に示すように、引き出された紐部74の下端73には握り片75が取り付けられている。該握り片75は、図1(B)に示すように、その上端縁部に有する掛止孔76が前記コーン状筒部29の下端側に突設された鉤状掛止部77に引っ掛けられて支持される。
次に、小風船16や紙吹雪用の小片17が収容されてなる前記風船2を前記コーン状筒体23に取り付けて風船破裂型演出装置7を構成する要領を説明する。図4は、風船2の取り付け状態を示す断面図であり、前記風船2の前記吹込み管状部10を、前記挿通孔39に、その上側から下方に挿通させ且つ該吹込み管状部10を下方に引っ張って伸ばし、該吹込み管状部10の下端部分79を前記ガイド溝35に通し、且つ、図7に示すように、前記リング状部15を止着孔36の下面側の縁部80に、係合により止着させ、これによって、前記吹込み管状部10が引っ張られた状態で該リング状部15が抜け止めされる如くなされている。
このように風船2を該止着孔36に止着するためには、例えば図8に示すような保着棒81を用いるのがよい。該保着棒81は、図8〜9に示すように、長い棒材82の先端にループ部83を設けると共に該ループ部83を絞るための絞り筒85を該ループ部83にスライド可能に取り付けてなる。該保着棒81を用いて風船2を前記止着孔36に止着するに際しては、図9に示すように、前記ループ部83のループ内86に、前記吹込み管状部10の前記封止部13よりも先側部分87を通し、この状態で、図10、図8に示すように該絞り筒85を絞る。これによって、保着棒81の上端に風船2を取り付ける。その後、図11(A)に示すように、前記棒材82の下端部分を前記円形孔32aから下方に突出させ、該突出した部分90を下方に弾性的に引っ張る。これによって、図11(B)に示すように、前記先側部分87を該前記円形孔32aから突出させ、図4、図7に示すように、前記吹込み管状部10の下端部分79を前記ガイド溝35に通し、図4、図7に示すように、前記リング状部15を該止着孔36aの下面側の縁部80(図7(B))に係合させ、風船2を止着孔36に止着する。
これによって図4に示すように、前記吹込み側の風船部分19が、前記円板体25aに設けられている前記挿通孔39のテーパ孔部41としての第1の支持部20で、前記吹込み管状部10が引き伸ばされて下向きの力が付与されていることに伴って弾性的に安定支持される。且つ、このように下向きの力が付与されていることに伴って前記風船周面部分21が、前記コーン状筒部29の先端周縁部59としての前記第2の支持部22で、風船の弾力によって弾性的に支持される。これらによって前記風船2は、図1に示すように、前記コーン状筒体23の先端に取り付けられることとなる。このように取り付けられた状態で該風船2は、何れの方向からの横荷重に対しても安定状態を呈して該コーン状筒体23に支持され、前記風船破裂型演出装置7が構成されることとなる。なお本実施例においては、前記挿通孔39の孔径を20mm程度と比較的大きく設定すると共に上側の周縁部分40を、上方に向けて径が拡大するテーパ孔部41として構成しているため、風船2の該周縁部分40に作用する力を分散するさせることができ、該周縁部分40との接触部分での風船2の不用意な破裂をより確実に防止できることとなる。
次に、該風船破裂型演出装置7を構成する前記風船2を破裂させる操作を説明する。図12に示すように、前記持ち手筒部26を一方の手91で把持すると共に、前記握り片75を他方の手92で握って前記引き紐67を下方に引っ張る(図12においては斜め下方に引っ張る)と、図13に示すように、弾性を有した前記屈曲片62が、その基端側72を中心にして、前記円板体25aの外周縁46側から前記挿通孔39側に向けて(即ち、該円板体25aの半径方向の外側から内側に向けて)起き上がるように屈曲する。本実施例においては図4に示すように、前記弾性屈曲部62の基端側72の下方に位置させて前記紐挿通孔37を設けているため、該引き紐67を下方に引っ張れば前記屈曲片62を無理なく引き起こすことができる。
これに伴い、前記引っ掻き部61の先端63は図13に一点鎖線で示すように、外側から内側に向けて円弧状の軌跡93を描く如く移動する。前記引っ掻き部61の先端63が、このように円弧状の軌跡を描く如く移動する結果、該引っ掻き部61は、前記引っ掻き風船周面部60を押し付けながら、該引っ掻き風船周面部60に、より張った状態にある外側の面部から内側の面部に向けて引っ掻き作用を付与する。そのため、該引っ掻き部61によって該引っ掻き風船周面部60をより薄肉に伸ばして引っ掻くことができる。これによって、風船2を、より確実に破裂させることができるのである。
そして該風船2は、前記のように、何れの方向からの横荷重に対しても安定状態を呈して該コーン状筒体23に支持されているため、このように引っ掻く際、風船2が前記引っ掻き部材5から離れる方向に逃げる等の、風船の横揺れが防止される。そのため、該引っ掻き作用は確実に付与され、風船2を確実に破裂させることができるのである。
なお本実施例においては、前記吹込み管状部10を引っ張って伸ばし、該吹込み管状部10の下端部分79を前記ガイド溝35に通し且つ前記リング状部15を前記止着孔36の下面側の縁部80に係合させる構成を採用しているため、風船2の前記第1の支持部20よりも上側の部分95(図4、図13)が引っ張られて薄肉になる。その結果、前記引っ掻き部材5の引っ掻き作用によって風船をより確実に破裂させやすい。
風船2がこのように破裂すると、風船の内部で圧縮されている空気が風船の破裂と共に一瞬で開放されるため、その風圧によって、風船2の内部に収容されていた前記小風船16を散らすことができ、又、収容されていた小片17を吹雪状に散らすことができる。これらによって、結婚式の披露宴やクリスマス等の祝宴、各家庭における誕生日のパーティ、ピアノやバレー等の発表会、各種の競技会等の各種イベントを華やかに演出できることになる。
なお本実施例においては、前記したように、前記弾性屈曲片62の前記引っ掻き部61側において、例えば角筒状を呈する接触防止突部66が設けられている。従って前記風船破裂型演出装置7にあっては、該接触防止突部66の上面96が、前記コーン状筒体23に装着されている風船2の前記引っ掻き風船周面部60で下方向に押されるため、図4、図13に示すように、前記引っ掻き部61は該引っ掻き風船周面部60から離れた状態を呈する。それ故、該引っ掻き部61が該引っ掻き風船周面部60に接触する恐れがなく、該風船破裂型演出装置7を輸送する際の振動によって、風船2が該引っ掻き部61に接触して不用意に破裂してしまう恐れがない。
そして本実施例においては図2、図4に示すように、前記引っ掻き部材5が、前記円板体25aにコンパクトに設けられており、且つ、該引っ掻き部材5は、取り付けられた風船2で覆い隠されて目視されることがないため、図1に示すように、該風船破裂型演出装置7を体裁よく構成できる。そして該風船2を破裂させる操作は、図12に示すように、前記持ち手筒部26を一方の手で把持すると共に他方の手で前記引き紐67を下方に引っ張る動作を伴うため、一人の操作者によって、従来のクラッカーを破裂させるのと同様の要領で風船2をスマートに破裂させることができる面白みがある。この面からもイベント効果を上げることができる。
そして風船2を破裂させた後は、本実施例においては図2に示すように、前記引っ掻き部材5が、前記コーン状筒部29の、前記円板体25aの上側部分をなす上端側の空所97に納まった状態となるために前記引っ掻き部61で怪我をする恐れがない。
又、本実施例においては前記のように、前記吹込み管状部10の下端部分79を前記ガイド溝35に通し且つ前記リング状部15を該止着孔36の下面側の縁部80に係合させることによって風船2をコーン状筒体23に取り付ける構成を採用しているため、風船2を前記のようにして破裂させた後は、新たな風船を前記と同様の要領でコーン状筒体23に容易に取り付けることができる。これにより、前記風船支持部3と前記引っ掻き部材5と前記操作手段6が組み込まれた前記風船破裂装置1を再利用して新たな風船破裂型演出装置7を構成できることとなる。
このように風船破裂装置1を繰り返して使用する場合は、前記弾性屈曲片62に、例えば図2に示すような曲り癖が付く場合がある。このような曲り癖が付いても、前記コーン状筒体23に風船2を取り付けた状態では、前記接触防止突部66が、前記引っ掻き風船周面部60で前記円板体25aに向けて押されるため、前記引っ掻き部61が該風船2の該引っ掻き風船周面部60に接触する恐れがなく、従って風船の不用意な破裂を防止できることとなる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図14〜15は、コーン状筒体23に風船2を取り付けて構成された風船破裂型演出装置7の他の態様を示すものである。同図においては、前記コーン状筒部29の内部の、先端28に近い部位に嵌め入れられて固定される円板体25aとしての支持部材25の下面中央部99に設けられた風船取り付け部100に、直線状の支持軸101が下方に突設されている。
該円板体25aは図14に示すように、実施例1で述べたと同様の構成を有しており、その中央部分に挿通孔39が設けられると共に、その上面側に、前記と同様構成の引っ掻き部材5が設けられている。そして前記風船取り付け部100は、該挿通孔39と連通する連通孔102が設けられており、該連通孔102の下端筒部103に、下方に延長する前記支持軸101の上端部分104が嵌着されている。該支持軸101は、パイプ状に形成されており、その縦貫通孔106が前記連通孔102に連通されている。
そして、弾性を有した屈曲片62(前記引っ掻き部材5を構成する)を起こして風船2に引っ掻き作用を付与する操作手段6としての引き紐67が、前記連通孔102と前記縦貫通孔106に、上から下に向けて挿通され、前記支持軸101の下端108から下方に延長されている。又該支持軸101は、前記コーン状筒体23に、その上から下に向けて挿通され、その下端部分107が、該コーン状筒体23の下端に設けられている円形孔32aから下方に突出される。この状態で、該下端部分107が下方向に引っ張られて前記吹込み管状部10に張力が付与され、該突出部分109に、かしめ部等の抜け止め片110が設けられることによって、該張力の付与状態が保持されている。そして、前記引き紐67の端部には、前記と同様にして握り片75(図示せず)が取り付けられている。
このように張力が付与された状態で、前記吹込み側の風船部分19が、前記挿通孔39の周縁部分(前記と同様にしてテーパ孔部41として形成するのが好ましい)40としての第1の支持部20で弾性的に安定支持されると共に、このように下向きの力が与えられていることに伴って前記風船周面部分21が、前記コーン状筒部29の先端周縁部59としての前記第2の支持部22で、風船の弾力によって弾性的に支持される。これによって前記風船2は、図14に示すように、前記コーン状筒体23の先端に取り付けられる。該風船2は、何れの方向からの横荷重に対しても安定状態を呈して該コーン状筒体23に支持されることとなり、前記風船破裂型演出装置7が構成される。
かかる構成を有する風船破裂型演出装置7の風船2を破裂させるには、前記コーン状筒体23の前記持ち手筒部26を一方の手で持ち、前記握り片75を他方の手で握って前記引き紐67を下方に引っ張る。これによって、図13に示すと同様に、前記引っ掻き部材5の前記弾性を有した屈曲片62が、その基端側72を中心にして、前記円板体25aの外周縁46側から前記挿通孔39側に向けて起き上がるように屈曲できる。
これに伴い、前記引っ掻き部61の先端63は図13に一点鎖線で示すように、外側から内側に向けて円弧状の軌跡を描く如く移動する。前記引っ掻き部61の先端63が、このように円弧状の軌跡を描く如く移動する結果、該引っ掻き部61は、前記引っ掻き風船周面部60を押し付けながら、該引っ掻き風船周面部60に、より張った状態にある外側の面部から内側の面部に向けて引っ掻き作用を付与する。そのため、該引っ掻き部61によって、該引っ掻き風船周面部60をより薄肉に伸ばして引っ掻くことができる。これによって、風船をより確実に破裂させることができるのである。
そして該風船2は、前記のように、何れの方向からの横荷重に対しても安定状態を呈して該コーン状筒体23に取り付けられているため、このように引っ掻く際に、風船2が前記引っ掻き部61から離れる方向に逃げる等、風船の横揺れが防止される。そのため、該引っ掻き作用が確実に付与され、該風船2を確実に破裂させることができる。
風船2がこのように破裂すると、破裂時の風圧によって、風船2の内部に収容されていた前記小風船を散らすことができ、又、収容されていた小片を吹雪状に散らすことができる。これらによって、イベントを華やかに演出できることになる。
なお本実施例においても、前記したと同様にして、前記屈曲片62の前記引っ掻き部61側において、例えば角筒状を呈する接触防止突部66が設けられている。従って前記風船破裂型演出装置7にあっては、該接触防止突部66の上面96が、前記コーン状筒体23に装着されている風船2の前記引っ掻き風船周面部60で下方に押されるため、図14に示すように、前記引っ掻き部61は該引っ掻き風船周面部60から離れた状態を呈する。それ故、該引っ掻き部61が該引っ掻き風船周面部60に接触する恐れがなく、該風船破裂型演出装置7を輸送する際の振動によって、風船2が該引っ掻き部61に接触して不用意に破裂してしまうといった恐れがない。
そして本実施例においても図14に示すように、前記引っ掻き部材5が、前記円板体25aにコンパクトに設けられており、且つ、該引っ掻き部材5は、取り付けられた風船2で覆い隠されて目視されることがないため、該風船破裂型演出装置7を体裁よく構成できる。そしてこの場合も、該風船2を破裂させる操作は、前記持ち手筒部26を一方の手で把持すると共に他方の手で前記引き紐67を下方に引っ張る動作を伴うため、一人の操作者によって、従来のクラッカーを破裂させるのと同様の要領で風船2をスマートに破裂させることができる面白みがある。この面からもイベント効果を上げることができる。
そして風船2を破裂させた後は、本実施例においては、前記引っ掻き部材5が、前記コーン状筒部29の、前記円板体25aの上側部分をなす上端側の空所97に納まった状態となるために前記引っ掻き部61で怪我をする恐れがない。
(2) 図16〜17は、円板体25aとしての支持部材25を用いて前記第1の支持部20を構成する他の態様を示すものであり、該支持部材25の上面111に、例えば鉤状を呈する第1の連結部112としての第1の支持部20を有している。そして、前記風船2の前記吹込み管状部10の端部に設けた第2の連結部113(前記リング状部15等)を、図16、図17(C)に示すように該第1の連結部112に引っ掛けにより連結することによって、該第1の支持部20で前記吹込み管状部10を弾性的に支持させ得るように構成されている。又この状態で、前記コーン状筒部29の先端周縁部59としての前記第2の支持部22で、前記風船周面部分21が、風船2の弾力性を利用して弾性的に支持されるようになされている。本実施例は、前記のような挿通孔39を支持部材25が有さない場合の一例である。このように構成する場合、前記第2の支持部22で前記風船周面部分21を弾性的に支持させるために、図16に示すように、前記支持部材25の上側部分をなす上端側の空所97を深く形成することや、前記コーン状筒体23を二重筒に形成すると共に、内側又は外側の筒体をスライド操作や螺合操作によって上昇させる構成を採用できる。なお本実施例においては、前記引っ掻き部材5は例えば図16に示すように、前記コーン状筒部29の内周面115に設けられており、弾性を有した屈曲片62が該内周面115に沿って上下方向に延長するように配設されている。
そして、該屈曲片62の先端部分70に上端部分69が結着されてなる引き紐67の下端部分を、前記コーン状筒部29の下端から下方に突出させてなる。前記と同様の要領で、該引き紐67を下方に引っ張ることによって前記弾性屈曲片62を引き起こすと、前記引っ掻き部61が、前記吹込み側の風船部分19と前記風船周面部分21との間に存する前記引っ掻き周面部60を引っ掻くことによって前記風船2を破裂させることができる。
(3) 前記の各実施例においては、支持部材25の上面111(図2)が水平面に形成されているが、該上面111は、風船の吸込み側の湾曲に合わせた湾曲面として構成されてもよい。
(4) 前記支持部材25は、前記した円板体25aに限られず、前記第1の支持部20を構成できるものであれば、図18(A)に示すような十字板状を呈するものや長方形板状を呈するもの等であってもよい。
(5) 本発明に係る風船破裂装置1は、前記コーン状筒部29と前記支持部材25とを、合成樹脂で一体成形してもよい。
(6) 図19、図20は、例えば図4に示す支持部材25を省略した場合を示すものであり、前記吸込み管状部10の下端部分(例えば前記リング状部15)としての前記吸込み側の風船部分19が、前記コーン状筒体23の所要部位(例えば前記止着孔36等)としての第1の支持部20で弾性的に支持されると共に、前記風船周面部分21が、前記コーン状筒部29の先端周縁部59としての第2の支持部22で弾性的に支持されている。この場合、前記引っ掻き部材5は、例えば図19、図20に示すように、前記コーン状筒部29の内周面115に設けられており、図19や図20に示されている、弾性を有した屈曲片62が該内周面115に沿って斜めの上下方向に延長するように配設されている。
そして図19においては、該屈曲片62の先端部分70に上端部分69が結着されてなる引き紐67の下端部分を、前記コーン状筒部29の下端から下方に突出させてなり、前記と同様の要領で、該引き紐67を下方に引っ張ることによって前記屈曲片62を引き起こすと、前記引っ掻き部61が、前記吹込み側の風船部分19と前記風船周面部分21との間に存する前記引っ掻き周面部60を引っ掻くことによって前記風船2を破裂させることができるようになされている。又図20においては、前記屈曲片62の先端部分に先端部分114が結着されてなる引き紐67を、前記コーン状筒部29の上端側に設けた透孔124に通して外に出し、垂らしている。このように垂らした引き紐67を下方に引っ張ることによって前記屈曲片62を引き起こすと、前記引っ掻き部61が、前記吹込み側の風船部分19と前記風船周面部分21との間に存する前記引っ掻き周面部60を引っ掻くことによって前記風船2を破裂させることができる。
(7) 本発明に係る風船破裂装置1は、必ずしも前記したコーン状筒体23に組み込む必要はない。この場合、前記第2の支持部22は例えば図21に示すように、支持部材25の上面111で膨設された円環状等の周方向突状部117の先端周縁部118を以て構成される。以下、該支持部材25が円板体25aである場合についてより具体的に説明する。
前記風船破裂型演出装置7は、図22〜23に示すように、前記円板体25aの中央部分に貫設された挿通孔39に前記吹込み管状部10を挿通させ且つ該吹込み管状部10を下方に引っ張り、且つ、該円板体25aの下側で、該吹込み管状部10を該円板体25aに風船取付け部119を介して固定することにより、前記風船2が、前記挿通孔39の上側の周縁部分40としての第1の支持部20と、該円板体25aの外周縁に沿って設けられた円環状の周方向突状部117の先端周縁部118としての第2の支持部22とによって弾性的に支持されている。そして、該第1の支持部20によって支持された吹込み側の風船部分19と該第2の支持部22によって支持された風船周面部分21との間に前記引っ掻き部材5が納められている。又、前記風船取付け部119には、前記挿通孔39と連通する連通孔132が設けられており、該風船取付け部119の下端には、下方に延長する保持軸133の上端部分が連結されている。該保持軸133は、外径が14mm程度の細長いパイプ状に形成されており、その縦貫通孔135が前記連通孔132に連通され、弾性を有した屈曲片62(前記引っ掻き部材5を構成する)の先端部分70に連結された引き紐67が、前記連通孔132と前記縦貫通孔135に、上から下に向けて挿通され、該保持軸133の下端136から下方に延長されている。
然して、操作者が一方の手で前記保持軸133を、例えば斜め上方に傾斜した状態で握り、前記操作手段6としての前記引き紐67を下方に引っ張って前記引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与することにより、該引っ掻き部材5が、前記吹込み側の風船部分19と前記風船周面部分21との間に存する引っ掻き風船周面部60を破裂させる。
(8) 図24は、円板体25aとしての前記支持部材25の下面中央部に保持軸133を突設してなる風船破裂装置1の他の態様を示し、又図25〜26は、該風船破裂装置1に風船2を取り付けてなる風船破裂型演出装置7を示すものである。
本実施例においては、図26に示すように、前記引っ掻き部材5が有する前記引っ掻き部61が、前記のように引っ掻き風船周面部60を引っ掻くのではなく、前記第2の支持部22よりも外側に存する風船周面137に引っ掻き作用を付与することにより風船2を破裂させるように構成されている。
本発明は、風船2が安定的に支持された状態で前記引っ掻き部材5が引っ掻き作用を付与して風船を破裂させることができる限り、前記引っ掻き部61が前記引っ掻き風船周面部60を引っ掻くことは必ずしも必要ではないのであるが、本実施例はその一例である。なお図24〜26においては、図21〜23におけると同様部分に同一の符号を付し、その具体的な説明を省略している。
(9) 前記引っ掻き部材5は、風船2の前記引っ掻き風船周面部60や前記風船周面137を引っ掻いて風船を破裂させるためのものであるが、引っ掻き作用によって風船を破裂させることができる限り、該引っ掻き風船周面部60や該風船周面137を、その周方向に引っ掻くものであってもよく、又、該引っ掻き風船周面部60をその下側から上側に向けて引っ掻くものであってもよい等、その引っ掻きの方向は問わない。
(10)図27は、前記引っ掻き部材5の他の態様を示すものであり、前記コーン状筒体23の周壁部120の周方向の一部において、該周壁部120の周方向の横切り込み129と、該横切り込み129の両端において下向きに設けられた縦切り込み130,130を設け、これらの切り込みによって囲まれた部分が、その下端131が蝶番部として機能する屈曲片127とされている。該屈曲片127の上端部分は引っ掻き部61とされると共に、該屈曲片127は、その下端131を中心として、前記コーン状筒体23の内方に向けて傾動可能とされている。該傾動は、例えば該屈曲片127の先端部分70に上端部分が固定された引き紐67を下方に引っ張ることによって行うことができる。そして、該屈曲片127の傾動に伴い、該引っ掻き部61が、前記吹込み側の風船部分19(例えば図20)と前記風船周面部分21との間に存する風船の引っ掻き周面部60を引っ掻いて該風船2を破裂させ得るように構成されている。
図28は、前記引っ掻き部材5の他の態様を示すものであり、前記コーン状筒部29の周壁部120に切り込みを設けて、前記と同様に傾動し得る屈曲片127を設けた場合を示している。該コーン状筒部29の周壁部120の周方向の一部において、その上端121から下向きに、所要間隔を置いて切り込み122,122を設け、該両切り込み間の部分をなす屈曲片127を有している。そして、該屈曲片127は、その下端139が蝶番部として機能し、該屈曲片127の傾動に伴い該引っ掻き部61の引っ掻き作用によって風船2を破裂させ得るようになされている。
図29は、支持部材25に切り込み140を設けて引っ掻き部材5を構成した場合を示す。コ字状の切り込み140によって囲まれた部分が、先端部分が引っ掻き部61とされた屈曲片141とされている。該引っ掻き部61による風船破裂の作用は前記したところと同様である。
(11)前記引っ掻き部材5に引っ掻き作用を付与する前記操作手段6は、前記したような、屈曲片62,127,141を引き紐67により屈曲変形させることによって引っ掻き作用を付与する手段の他、操作紐やリンク機構等を用いて該引っ掻き部材5をスライドさせることにより引っ掻き作用を付与するものや、押しボタンを押すことによってリンク機構により引っ掻き作用を付与するもの等、各種に構成することができる。
(12)前記第2の支持部22は、前記引っ掻き風船周面部60を引っ掻く際に、風船2が引っ掻き部材5から離れる方向に逃げるのを防止できて引っ掻き周面部60に引っ掻き作用を付与できる程度に風船を安定的に支持できる限り、前記第2の支持部22は周方向に連続していなくてもよく、途切れ状態で設けられてもよい。
(13)前記接触防止突部66は、前記引っ掻き部材5に設けられている引っ掻き部61が引っ掻き風船周面部60に接触して風船を破裂させる恐れがない場合は省略してもよい。図30はその一例を示すものであり、該引っ掻き部材5を構成する、弾性を有した屈曲片62は、その自由状態において、前記収容凹部42に収容されている。この場合も、屈曲片62の先端に結着された引き紐67を下方に引っ張ることによって、該屈曲片62を起こすことができ、これによって、引っ掻き部61の先端63が図30に一点鎖線で示すように、外側から内側に向けて円弧状の軌跡を描く如く移動する。先端63が、このように円弧状の軌跡を描く如く移動する結果、前記と同様にして、該引っ掻き部61で風船2を破裂させることができる。
(14)図31は、前記接触防止突部66の他の態様を示すものであり、該接触防止突部66が、弾性を有した屈曲片62と一体に形成されている。
(15)風船2を膨らませた後における前記吹込み管状部10を封止する封止部13は、該吹込み管状部10を細いゴム紐で結着してなる結着部や該吹込み管状部10に取着されたクリップ等を以て構成されることもある。
(16)図4に示すように、前記吹込み管状部10の下端部分79を前記ガイド溝35に通し、且つ前記リング状部15を前記止着孔36に止着する際、該吹込み管状部10を弾性的にあまり長く伸ばすことができない場合は、図32に示すように、該吹込み管状部10の下端部分79にゴム紐等の継ぎ足し紐状物142を連結するのがよい。
(17)前記風船2に収容される前記小風船16には、空気が充填されることの他、該小風船を上昇させ得るようにヘリウムガスを充填してもよい。
(18)前記風船破裂型演出装置7を構成する風船2に、前記した小風船等を収容しないこともある。この場合は、風船2の破裂音を楽しむことができる。
(19)図33は、前記コーン状筒体23に代えて円筒状筒体143を用いて風船破裂装置1、風船破裂型演出装置7を構成した場合を示すものであり、持ち手筒部26の上に円筒状筒部145が連設されている。その他の構成は図4に示す場合と同様である。
(20)図34は、前記風船支持部3を前記第1の支持部20のみによって構成した場合を示すものであり、前記引っ掻き部材5による引っ掻き作用によって風船周面137を引っ掻いて風船2を破裂させることができる限り、このように構成してもよい。
1 風船破裂装置
2 風船
3 風船支持部
5 引っ掻き部材
6 操作手段
7 風船破裂型演出装置
9 吹き口
10 吹込み管状部
11 袋状部
12 風船基材
13 封止部
15 リング状部
16 小風船
17 小片
19 吹込み側の風船部分
20 第1の支持部
21 風船周面部分
22 第2の支持部
23 コーン状筒体
25 支持部材
26 楕円形筒状の持ち手筒部
29 コーン状筒部
31 端面板部
32 開口
33 縁部
35 ガイド溝
36 止着孔
37 挿通孔
40 上側の周縁部分
41 テーパ孔部
42 収容凹部
59 先端周縁部
60 引っ掻き風船周面部
61 引っ掻き部
62 屈曲片
63 先端
66 接触防止突部
67 引き紐

Claims (13)

  1. 端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、
    該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、
    前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、
    前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とする風船破裂装置。
  2. 端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、
    該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、
    前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を弾性的に支持する第1の支持部を具えており、
    前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、
    前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とする風船破裂装置。
  3. 端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、
    該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、
    前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を弾性的に支持する第1の支持部と、該吹込み側の風船部分に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分を弾性的に支持する第2の支持部とからなり、
    前記引っ掻き部材は、前記風船支持部で支持されている風船の風船周面を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、
    前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とする風船破裂装置。
  4. 端部が吹き口とされた吹込み管状部を具えるゴム製の風船基材を該吹き口より空気を吹き入れて膨らませて後に該吹込み管状部を封止部で封止してなるゴム風船を破裂させるための風船破裂装置であって、
    該ゴム風船を支持する風船支持部と、該ゴム風船を引っ掻く引っ掻き部材と、該引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与する操作手段とを具えており、
    前記風船支持部は、吹込み側の風船部分を支持する第1の支持部と、該吹込み側の風船部分に近く且つ風船の最大直径よりも直径が小さい風船周面部分を支持する第2の支持部とからなり、
    前記引っ掻き部材は、前記吹込み側の風船部分と前記風船周面部分との間に存する引っ掻き風船周面部を引っ掻いて前記ゴム風船を破裂させるための引っ掻き部を具えており、
    前記操作手段は、前記引っ掻き部が前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させるように前記引っ掻き部材に引っ掻き作用を付与することを特徴とする風船破裂装置。
  5. 前記第1の支持部と前記第2の支持部は、円筒状筒部を具える円筒状筒体を用いて構成されており、前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られることによって、前記吹込み側の風船部分が、該円筒状筒体の所要部位をなす前記第1の支持部で弾性的に支持されると共に、前記風船周面部分が、前記円筒状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で弾性的に支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記風船周面を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とする請求項3記載の風船破裂装置。
  6. 前記第1の支持部と前記第2の支持部は、軸線方向の上方に向けて、円形状を呈して徐々に径が大きくなるコーン状筒部を具えるコーン状筒体を用いて構成されており、前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られることによって、前記吹込み側の風船部分が、前記コーン状筒体の所要部位をなす前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記コーン状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で弾性的に支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とする請求項4記載の風船破裂装置。
  7. 前記第1の支持部と前記第2の支持部は、円筒状筒体と該円筒状筒体に取り付けられる支持部材とを用いて構成されており、該支持部材は円板体として構成され、その中央部分に円形の挿通孔が貫設され、該挿通孔の上側の周縁部分が前記第1の支持部とされており、
    該挿通孔にその上側から挿通された前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られると共に、該吹込み管状部の下端部分が、前記円板体又は前記円筒状筒体の所要部位に止着されることによって、前記吹込み側の風船部分が前記上側の周縁部分としての前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記円筒状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とする請求項5記載の風船破裂装置。
  8. 前記第1の支持部と前記第2の支持部は、コーン状筒体と該コーン状筒体に取り付けられる支持部材とを用いて構成されており、該コーン状筒体は、軸線方向の上方に向けて、円形状を呈して徐々に径が大きくなるコーン状筒部を具えており、該支持部材は円板体として構成され、その中央部分に円形の挿通孔が貫設され、該挿通孔の上側の周縁部分が前記第1の支持部とされており、
    該挿通孔にその上側から挿通された前記吹込み管状部が下方に弾性的に引っ張られると共に、該吹込み管状部の下端部分が、前記円板体又は前記コーン状筒体の所要部位に止着されることによって、該吹込み側の風船部分が前記上側の周縁部分としての前記第1の支持部で支持されると共に、前記風船周面部分が、前記コーン状筒部の先端周縁部としての前記第2の支持部で支持されており、前記引っ掻き部材は、前記操作手段としての引き紐を下方に引っ張ることによって屈曲し得る屈曲片を有しており、該屈曲片に設けられた引っ掻き部が、該屈曲片の屈曲に伴い前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いてゴム風船を破裂させることを特徴とする請求項6記載の風船破裂装置。
  9. 前記引っ掻き部材は、前記円板体の上面側において、該円板体の半径方向に延長する、弾性を有した屈曲片の先端に引っ掻き部を具え、該屈曲片の基端部分は前記円板体の中央側に固定されており、
    前記操作手段は引き紐を以て構成され、該引き紐の上端部分が前記屈曲片の先端部分に連結されており、該引き紐を下方に引っ張ることにより前記屈曲片を、前記半径方向の外側から内側に向けて起すことができるようになされており、これに伴い前記引っ掻き部が前記引っ掻き風船周面部を引っ掻いて風船を破裂させることを特徴とする請求項7又は8記載の風船破裂装置。
  10. 前記筒体は、その下部に、下端が端面板部で塞がれた持ち手筒部を有しており、該端面板部には開口が設けられると共に該開口に連通するガイド溝が設けられ、該ガイド溝の端部に止着孔が設けられており、
    前記吹込み管状部が前記開口を通して下方に延長されると共に該吹込み管状部の下端部分を前記ガイト溝に通し、該下端部分を前記止着孔に止着可能となされていることを特徴とする請求項5又は6記載の風船破裂装置。
  11. 前記屈曲片は、前記風船周面に向けて突出する接触防止突部を有し、該接触防止突部が前記風船周面に当接することにより、該引っ掻き部が該風船周面から離れた状態を呈することを特徴とする請求項5〜9の何れかに記載の風船破裂装置。
  12. 前記第1の支持部を構成する前記挿通孔の上側の周縁部分はテーパ孔部として構成されていることを特徴とする請求項7又は8記載の風船破裂装置。
  13. 請求項1〜12の何れかに記載の風船破裂装置を用いる風船破裂型演出装置であって、前記風船支持部にゴム風船が支持されてなることを特徴とする風船破裂型演出装置。
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