JP2014046028A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】後から発動する先読み予告を、先に発動した先読み予告と組み合わせることにより、遊技の興趣の向上をより一層図ることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】保留球数表示部101には、白色、青色および赤色のいずれかで、保留球表示を表示可能である。保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、青色または赤色保留球表示が含まれる場合、CPUは、既にある保留球表示の色と、当該保留球表示に対応する始動記憶が、確率変動大当り、非確率変動大当りおよび外れのいずれであるのかと、当該入球に係る始動記憶の内容とに基づいて、当該入球に対応する保留球表示の色を決定し、その色の保留球表示を保留球数表示部101に表示する。
【選択図】図16

Description

この発明は、遊技機、とくに、遊技盤に向けて発射された遊技球を用いて遊技を行う弾球遊技機に関する。
従来から、始動入賞口に遊技球の入球に対して大当り抽選を行い、この大当り抽選の結果が大当りであれば、遊技者にとって有利な(たとえば多数個の賞球を獲得可能な)特別利益状態が発生する弾球遊技機が知られている。
具体的にはこの種の弾球遊技機では、始動入賞口に遊技球が入ると、これに応答して乱数発生部から取得される乱数の値が、主制御基板内の記憶領域の一部で構成される乱数値格納部に格納される。この乱数値格納部に格納された乱数値は、複数種類の図柄を表示可能な図柄表示手段の表示動作の開始タイミングで読み出されて、予め定める大当り数値と比較される。そして、乱数値と大当り数値とが一致すれば大当りと決定され、乱数値と大当り数値とが一致しなければ外れと判定される。この判定結果は、たとえば図柄表示手段の表示が所定時間変動した後、この図柄表示手段に停止される図柄の組合せにより表示される。
乱数値格納部には、乱数値を最大数(たとえば5個)まで格納(記憶)させておくことができる。図柄表示手段の表示動作や特別利益状態中における始動入賞口への入球に応答して乱数値格納部に格納された乱数値については、図柄表示手段が、その乱数値に対応する表示動作を表示可能な状態になった後に、乱数値格納部から読み出されるようになっている。
このような弾球遊技機として、近年、乱数値に対応する表示動作を表示可能な状態になるのに先立ってその乱数値を記憶部から読み出すものが知られている。そして、読み出した乱数値の内容に基づいて、その乱数値に対応する図柄表示手段の表示動作が開始される前の数ゲームを遡って、特定の演出を実行させる先読み予告機能を備えた弾球遊技機が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特許4841588号公報
1つの先読み予告の対象になる乱数値は、乱数値格納部に記憶されている複数の乱数値(始動情報)のうち、予め定める1つの乱数値である。稀に、乱数値格納部に記憶されている複数の乱数値に対し、それぞれ、先読み予告が行われることがある。この場合、複数の先読み予告が連続して行われる。
しかしながら、複数の先読み予告が連続する場合、先に発動した先読み予告と、後に発動した先読み予告とは互いに独立しており、相互の関連性は一切ない。これら連続する複数の先読み予告を互いに組み合わせることができれば、遊技の興趣の向上が一層図れると考えられる。
そこで、この発明の目的は、後から発動する先読み予告を、先に発動した先読み予告と組み合わせることにより、遊技の興趣の向上をより一層図ることができる遊技機を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤(2)に向けて遊技球を発射して遊技を行うための遊技機(1)であって、識別情報を変動表示可能な識別情報表示手段(15)と、前記遊技盤の盤面を流下する遊技球を検出可能に配設された始動手段(6,7)と、前記始動手段による遊技球の検出に基づいて、遊技状態を所定の遊技状態とするか否かの抽選に用いる始動情報を取得し、その始動情報を始動情報格納部(36)に格納する始動情報格納手段と、前記識別情報表示手段が新たな表示動作を開始可能な状態となったことに応答して、前記始動情報格納部に格納されている始動情報を読み出し、所定の判定処理を実行する開始時判定手段と、当該開始時判定手段の判定結果に基づいた内容で前記識別情報表示手段を制御する表示制御手段(20A)と、前記始動情報格納部に格納されている始動情報を、前記識別情報表示手段が新たな表示動作を開始可能な状態になるのに先立って読み出す先読み手段と、前記先読み手段によって読み出された始動情報に基づいて、前記抽選の抽選結果を事前判定する事前判定手段と、当該事前判定手段の事前判定情報に基づいて所定の先読み予告を実行可能な先読み予告実行手段先読み予告実行手段(21A)とを含み、前記先読み予告実行手段は、前記先読み手段により読み出された第1始動情報に対応する事前判定情報と、当該始動情報よりも先に前記始動情報格納手段に格納され、かつ前記先読み予告実行手段による先読み予告の対象に既になっている第2始動情報に対応する事前判定情報との双方に基づいて、第1始動情報に対応する先読み予告態様を決定する複合先読み予告実行手段(21A)を含む、遊技機である。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
この構成によれば、第1始動情報に対応する事前判定情報と、第1始動情報よりも先に格納された先読み予告の対象となっている第2始動情報に対応する事前判定情報との双方に基づいて、第1始動情報に対応する先読み予告態様が予告される。すなわち、後から発動する先読み予告の態様を、先に発動した先読み予告の態様に応じて決定する。これにより、後から発動させる先読み予告の態様と、先に発動している先読み予告の態様とを互いに関連付けることができ、その結果、遊技の興趣の向上をより一層図ることができる。
請求項2に記載のように、前記始動情報は、利益状態を発生させるか否かの決定に用いられる情報と、前記利益状態終了後に確率変動遊技を実行するか否かの種別を示す情報との少なくとも一方とを含んでいてもよい。
この場合、請求項3に記載のように、記先読み予告実行手段は、前記抽選の抽選結果および/または前記確率変動遊技の実行の有無を、所定の第1態様と、前記第1態様よりも有利度合いの高いことを示す第2態様とを含む複数の態様の中から選択的に報知することにより予告し、前記先読み予告実行手段は、前記事前判定情報が、前記確率変動遊技の実行を伴わない非確率変動当りに対応する場合には、前記第1態様で予告するか、あるいは先読み予告を非実行とするようにしてもよい。
請求項4記載の発明は、前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第1態様であり、かつ当該事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、第1始動情報の内容に拘わらず、前記第1態様で予告するか、あるいは先読み予告を非実行とする、請求項3に記載の遊技機である。
この構成によれば、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が第1態様であり、かつ当該事前判定情報が非確率変動当りに対応する場合には、第2態様の予告が実行されることはない。すなわち、第2態様で予告されるのは、第1始動情報に対応する事前判定情報が確率変動当りに対応するか、あるいは第1始動情報に対応する事前判定情報が外れに対応する場合である。
したがって、第1態様の予告が既に行われており、かつ第2態様の予告が行われる場合には、第2始動情報に対応する事前判定情報が非確率変動当りであることが否定されるとともに、第1始動情報に対応する事前判定情報が確率変動遊技の実行を伴う変動確率変動当りかあるいは外れに対応していることがわかる。すなわち、この場合には、第2始動情報に対応する事前判定情報および第1始動情報に対応する事前判定情報のいずれも、非確率変動当りであることが否定される。これにより、遊技の興趣を著しく向上させることができる。
請求項5に記載のように、前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第1態様であり、当該事前判定情報が非確率変動当りに対応するものであり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、先読み予告を非実行とするようにしてもよい。
請求項6記載の発明は、前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が外れに対応する場合には、前記第2態様で予告する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の遊技機である。
この構成によれば、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が第2態様であり、かつ第1始動情報に対応する事前判定情報が非確率変動当りまたは外れに対応する場合には、第1態様の予告が実行されることはない。すなわち、第2態様の予告が既に行われており、かつ第1態様の予告が行われるのは、第1始動情報に対応する事前判定情報が確率変動遊技の実行を伴う確率変動当りに対応するか、あるいは第1始動情報に対応する事前判定情報が外れに対応する場合である。
したがって、第2態様の予告が既に行われており、かつ第1態様の予告が行われる場合には、少なくとも第1始動情報に対応する事前判定情報が確率変動当りであることがわかる。これにより、この場合、遊技の興趣を著しく向上させることができる。
請求項7に記載のように、前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、当該既に実行されている予告に対応する事前判定情報の内容に拘わらず、先読み予告を非実行とするようにしてもよい
請求項8に記載のように、前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、当該事前判定情報が外れに対応するものであり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、先読み予告を非実行とする
ようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 図1に示す弾球遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 図2に示す主制御基板における電気的構成を示すブロック図である。 図2に示す演出制御基板および演出インターフェイス基板に関連する部分における電気的構成を示すブロック図である。 図3に示す演出制御基板のRAMに記憶されている保留メモリの構成を示す図である。 主制御基板から演出制御基板へ送信される保留加算コマンドを説明する図である(その1)。 主制御基板から演出制御基板へ送信される保留加算コマンドを説明する図である(その2)。 図2に示す主制御基板のROMに記憶されている先読み予告演出テーブルの内容を示す図である(その1)。 図2に示す主制御基板のROMに記憶されている先読み予告演出テーブルの内容を示す図である(その2)。 図2に示す主制御基板におけるタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 図9に示す特別図柄管理処理の流れを示すフローチャートである。 図10に示す始動口チェック処理の流れを示すフローチャートである。 図9に示す特別電動役物管理処理の流れを示すフローチャートである。 演出制御基板が保留加算コマンドを受信した場合の流れを示すフローチャートである。 図13の先読み抽選処理の流れを示すフローチャートである。 液晶表示ユニットの表示内容の変化の一例を示す図である。 保留球数表示部の表示内容の一例を示す図である(その1)。 保留球数表示部の表示内容の一例を示す図である(その2)。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機(遊技機)1の遊技盤2の正面図である。弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を保持する遊技盤保持枠(図示しない)とを備えている。遊技盤保持枠の前面下部右方には、発射装置(図示しない)から発射される遊技球の勢いを調節するためのハンドル(図示しない)が配設されている。ハンドルは、遊技盤保持枠に回転可能に保持されている。遊技者が、弾球遊技機1に回転可能に備えられたハンドルを把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤2に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
遊技盤2の盤面には、中央部に略円形の遊技領域Sが設定されている。遊技領域Sの周縁には、発射装置から発射された遊技球を、遊技盤2の上方(左側上部)に導くためのガイドレール3が配設されている。遊技領域Sには、多数本の障害釘5(一部のみ図示)が植設されている。遊技領域Sの左側上部からガイドレール3に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤2の盤面に沿って多数本の障害釘5の間を通って流下していく。
遊技領域Sの中央部には、演出装置の一例としての液晶表示ユニット4が配設されている。液晶表示ユニット4は、弾球遊技機1の遊技中に、停止または変動中の演出図柄や所定のメッセージなどを表示するためのものである。
遊技盤2の下部には、第1始動入賞口6および第2始動入賞口7が上下に並べて配設されている。第1および第2始動入賞口6,7は、それぞれ、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が入球可能に設けられている。第2始動入賞口7は電動チューリップ役物8を有するのに対し、第1始動入賞口6は開閉手段等を有しない非作動式の入賞口である。
遊技盤2には、第2始動入賞口7に関連して一対の羽根8Aを含む電動チューリップ役物8が配設されている。電動チューリップ役物8は、各羽根8Aの先端部が互いに接近した状態に窄められている。この状態では、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球の第2始動入賞口7への入球が、第1始動入賞口6の入球役物により阻止された状態となる。これにより、第2始動入賞口7が閉塞される。
第1始動入賞口6または第2始動入賞口7に遊技球が入ると、予め定める個数(第1始動入賞口6への遊技球入球に対してはたとえば3球、および第2始動入賞口7への遊技球入球に対してはたとえば5球)の賞球が、賞球払出装置30(図2参照)から払い出される。また、第1始動入賞口6または第2始動入賞口7への遊技球の入球に伴って、特別利益状態(第1利益状態)を実行する大当りであるか否かを決定するための大当り抽選が実行される。
遊技領域Sには、たとえば第2始動入賞口7の下方(遊技領域Sの下部)に、左右に長い平面視長方形状をなす大入賞口11が配設されている。大入賞口11は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技球が同時に入球可能なサイズに形成されている。大入賞口11に関連して、大入賞口11を開閉可能な大入賞口開閉役物13が設けられている。大入賞口11および大入賞口開閉役物13によって第1可変入賞手段が構成されている。大入賞口開閉役物13は、遊技盤2の盤面に沿った状態で大入賞口11を閉塞して、大入賞口11に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から大入賞口11の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、大入賞口11を開放して、大入賞口11上に流下してくる遊技球を大入賞口11内に導き入れることができる。大入賞口11に遊技球が入球すると、予め定める個数(たとえば、大入賞口11への遊技球入球に対して10球)の賞球が、賞球払出装置30から払い出される。
なお、大入賞口11の配設位置は、第2始動入賞口7の下方に限られず、第2始動入賞口7の右方など、遊技領域Sにおける他の部分であってもよい。また1つの大入賞口11のみを遊技領域Sに配設する構成に限られず、2以上の大入賞口11を遊技領域Sに配設することもできる。
遊技領域Sには、液晶表示ユニット4の右方(遊技領域Sの右部)に、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な普通図柄ゲート14が配設されている。
普通図柄ゲート14を遊技球が通過すると、第2始動入賞口7を開放するか否か(電動チューリップ役物8を拡開状態にするか否か)を決定するための普通図柄抽選が実行される。普通図柄抽選により第2始動入賞口7を開放すると決定される確率(普通図柄抽選の当選確率)は、後述する確率変動遊技の非実行時ではたとえば1/100、後述する確率変動遊技中ではたとえば1/1.1である。なお、普通図柄ゲート14の配設位置は、液晶表示ユニット4の右方に限られず、液晶表示ユニット4の左方など、遊技領域Sにおける他の部分であってもよい。また、1つの普通図柄ゲート14のみを遊技領域Sに配設する構成に限られず、2以上の普通図柄ゲート14を遊技領域Sに配設することもできる。
遊技盤2の盤面におけるガイドレール3の外側領域の右上隅部には、特別図柄表示手段(識別情報表示手段)15および普通図柄表示手段17が配設されている。
特別図柄表示手段15は、1または複数個の特別図柄(識別情報)を変動表示(可変表示)可能な7セグメント式表示器等により構成されている。特別図柄表示手段15は、第1特別図柄を変動表示する第1特別図柄表示手段(図示しない)と、第2特別図柄を変動表示する第2特別図柄表示手段(図示しない)とを備えている。特別図柄表示手段15の第1特別図柄表示手段(図示しない)は、第1始動入賞口6に遊技球が入球することを条件に、第1特別図柄を所定時間変動表示して、第1始動入賞口6への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。また、特別図柄表示手段15の第2特別図柄表示手段(図示しない)は、第2始動入賞口7に遊技球が入球することを条件に、第2特別図柄を所定時間変動表示して、第2始動入賞口7への入球時に取得された大当り判定用乱数(抽選用乱数)が、予め定められた大当り数値と一致する場合には所定の大当り態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止する。特別図柄にたとえば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられる場合には、たとえば、「0」〜「9」が大当り態様、「−」が外れ態様に設定されていてもよい。
なお、第1始動入賞口6への遊技球入球に応じて変動表示される第1特別図柄と、第2始動入賞口7への遊技球入球に応じて変動表示される第2特別図柄とを共通の表示手段により表示するようにしてもよいのは勿論のことである。
第1または第2始動入賞口6,7への遊技球の入球に伴って、特別図柄表示手段15の図柄変動動作(以下、第1特別図柄の図柄変動動作と、第2特別図柄の図柄変動動作とを総称して「特別図柄変動動作」という場合がある)が開始される。但し、特別利益状態の実行中や特別図柄変動動作中に、第1または第2始動入賞口6,7に入球した場合には、その入球に対応する特別図柄変動動作の開始は保留される。また、特別図柄変動動作が既に保留されている状態で第1または第2始動入賞口6,7に入球した場合にも、その入球に対応する特別図柄変動動作の開始は保留される。特別図柄変動動作は最大保留数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。保留された特別図柄変動動作は、入球時に実行中であった特別図柄変動動作が終了し、かつ当該特別図柄変動動作の保留に先立って既に保留されている特別図柄変動動作が全て終了した後に開始させられる。ここでは、第1特別図柄の変動および第2特別図柄の変動に優先順位が予め設定されている場合を想定しており、たとえば第1特別図柄を非優先側、第2特別図柄を優先側と設定することにより、変動開始時において優先側に保留が存在する限りは第2特別図柄の変動を行なうようにした変動仕様が該当する。このような変動仕様以外にも、入賞順に変動を行なうものや両特別図柄が同時に変動するようなものであってもよい。
普通図柄表示手段17は、普通図柄を変動表示(可変表示)するためのものであり、7セグメント表示器等を用いてなるべく目立たないように小さく設けられており、普通図柄ゲート14に遊技球が通過することを条件に普通図柄を所定時間変動表示して、普通図柄ゲート14に対する遊技球の通過時に取得された当り判定用乱数が予め定められた当り数値と一致する場合には所定の当り態様で、一致しない場合には所定の外れ態様で停止させるようになっている。この普通図柄は、遊技者がその種類を容易に区別できないように特別な意味を持たない図柄が割り当てられることが望ましい。勿論、普通図柄が容易に判別できるように構成されていてもよい。
普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対して、普通図柄表示手段17の図柄変動動作(以下、「普通図柄変動動作」という場合がある)が開始される。但し、普通利益状態の実行中(電動チューリップ役物8の一対の羽根8Aが狭窄姿勢と拡開姿勢との間で変動する動作中)や普通図柄変動動作中に、普通図柄ゲート14に遊技球が通過した場合には、その遊技球通過に対応する普通図柄変動動作の開始は保留される。また、普通図柄変動動作が既に保留されている状態で普通図柄ゲート14に遊技球が通過した場合にも、その遊技球通過に対応する普通図柄変動動作の開始は保留される。普通図柄変動動作は、最大保留数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。保留された普通図柄変動動作は、遊技球通過時に実行中であった普通図柄変動動作が終了し、かつ当該普通図柄変動動作の保留に先立って既に保留されている普通図柄変動動作が全て終了した後に開始させられる。
弾球遊技機1には、確率変動遊技が用意されている。確率変動遊技の非実行時における大当り抽選(第1抽選)の当選確率(大当り抽選の結果大当りになる確率)はたとえば1/380に設定されている。これに対し、確率変動遊技中における大当り確率の当選確率はたとえば1/40に設定されている。また、大当り抽選の結果小当りになる確率は、たとえば1/180に設定されている。
また、弾球遊技機1には、電動チューリップ役物8が所定時間開放動作する開放延長遊技が用意されている。開放延長遊技の非実行時には、普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段17の変動時間がたとえば30(sec)であり、普通図柄抽選の当選確率がたとえば1/100であり、普通図柄抽選の当選時における第2始動入賞口7の開放(電動チューリップ役物8の拡開動作)回数がたとえば1回であり、1回当たりの開放時間はたとえば0.2 (sec)である。
これに対し、開放延長遊技の実行中には、普通図柄ゲート14への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段17の変動時間がたとえば3.0(sec)であり、普通図柄抽選の当選確率がたとえば1/1.1である。普通図柄抽選の当選時における第2始動入賞口7の開放(電動チューリップ役物8の拡開動作)回数はたとえば3回であり、1回当たりの開放時間はたとえば0.5(sec)である。
この弾球遊技機1に用意されている確率変動遊技は、確率変動遊技の実行と同時に開放延長遊技が付与される開放延長遊技付きの確率変動遊技を含む。開放延長遊技の非実行時には、電動チューリップ役物8は滅多に拡開状態にならないので、遊技盤2の盤面を流下する遊技球が第2始動入賞口7に滅多に入球しないが、開放延長遊技の実行時では、電動チューリップ役物8が頻繁に拡開状態になり、第2始動入賞口7に入球する確率は高くなっている。
以上のように、弾球遊技機1では、各始動記憶(始動情報)に含まれる当り/外れの態様として、特別利益状態が発生するとともに、その後確率変動遊技の実行を伴わない非確率変動大当り(非確率変動当り(非確変当り))、特別利益状態が発生するとともに、その後確率変動遊技の実行を伴う確率変動大当り(確率変動当り(確変当り))、または外れの3つが存在する。
大当り抽選の結果は、前述のように特別図柄表示手段15に表示されるが、特別図柄表示手段15だけでなく、液晶表示ユニット4にも表示される。また、特別図柄表示手段15の図柄変動動作中は、液晶表示ユニット4により、演出図柄の図柄変動動作が行われる。
特別利益状態中は、大入賞口開閉役物13の揺動により大入賞口11が開放される。弾球遊技機1には、第1および第2特別利益状態の計2種類の特別利益状態が用意されている。
第1特別利益状態では、所定の第1時間(たとえば30(sec))が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大個数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった第1開放動作を1つのラウンドとして、このような開放動作がインターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで所定の多数ラウンド(たとえば14ラウンド)行われる。1回の第1特別利益状態において、遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約1400個(10(個/球)×10(球/ラウンド遊技)×14(ラウンド))である。
第2特別利益状態では、第1時間(たとえば30(sec))が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大個数の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった第1開放動作を1つのラウンドとして、このような第1開放動作がインターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで、複数ラウンド(たとえば2ラウンド)行われる。
なお、特別利益状態は、2種類の態様に限られず、1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。また、各特別利益状態の態様は、前述の態様に限られない。
また、弾球遊技機1には、特別利益状態とは別の開放遊技である小当り遊技が用意されている。小当り遊技では、所定時間(たとえば0.5(sec))大入賞口11を開放するといった小当り開放動作を、インターバル(たとえば1.0(sec))を挟んで所定の少数回数(たとえば2回)行われる。
遊技者のハンドル操作により、発射装置(図示しない)から適度の勢いで発射された遊技球は、遊技領域Sの左上部分から右斜め上方に向けて放たれる。遊技盤2の盤面の左上部分から放たれた遊技球は、遊技領域Sに植設された障害釘5の間を流下する。遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1もしくは第2始動入賞口6,7、大入賞口11のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技領域Sの下部に形成されたアウト口18から機内に入り、球回収部(図示しない)に回収される。
図2は、弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。
弾球遊技機1は、当該弾球遊技機1の統括的な動作制御を司る主制御基板20と、演出制御を司る演出制御基板21と、弾球遊技機1から遊技球を払い出すための払出制御基板22とを備えている。
払出制御基板22は、CPU22A、RAM22B、ROM22C等を含むマイクロコンピュータを備えており、主制御基板20に直接接続されている。払出制御基板22には、賞球払出装置30が制御対象として接続されている。
演出制御基板21は、演出インターフェイス基板23を介して主制御基板20に接続されている。演出制御基板21はCPU21A、RAM21BおよびROM21Cを含むマイクロコンピュータを備えている。演出制御基板21には、演出インターフェイス基板23を介して液晶表示制御基板24が接続されている。液晶表示制御基板24はCPU24A、RAM24BおよびROM24Cを含むマイクロコンピュータを備えている。液晶表示制御基板24には液晶表示ユニット4が制御対象として接続されている。
主制御基板20は、CPU20A、RAM20BおよびROM(選択テーブル記憶手段)20Cを含むマイクロコンピュータを備えている。主制御基板20には、特別図柄表示手段15ならびに普通図柄表示手段17が制御対象として接続されている。また、主制御基板20には、第1および第2始動入賞口6,7(併せて図1参照)への入球をそれぞれ検出するための第1および第2始動口入球センサ26,27からの検出出力が直接入力されるようになっている。
また、主制御基板20には、遊技盤中継基板25を介して、普通図柄ゲート14(図1参照)を遊技球が通過したことを検出するための普通ゲート通過センサ28からの検出出力、大入賞口11(図1参照)に遊技球が入ったことを検出するための大入賞口入球センサ29からの検出出力が入力されるようになっている。
また、主制御基板20には、遊技盤中継基板25を介して、電動チューリップ役物8(図1参照)を駆動するための電動チューリップ駆動機構(たとえばソレノイド類を含む)31や、大入賞口開閉役物13(図1参照)を開閉駆動するための大入賞口開閉機構(たとえばソレノイド類を含む)32等が制御対象として接続されている。
演出インターフェイス基板23には、枠中継基板33を介して、弾球遊技機1の本体(前扉等)前面等に配設されるスピーカ34や遊技ランプ35が、制御対象としてそれぞれ接続されている。
演出制御基板21は主制御基板20からの制御コマンドに基づいて、液晶表示ユニット4の具体的な演出内容を決定し、その演出内容が記された制御コマンドを制御対象に対して出力する。具体的には、演出制御基板21から出力される制御コマンドは、演出インターフェイス基板23を介して液晶表示制御基板24に与えられる。液晶表示制御基板24は、演出制御基板21から送出される制御コマンド(この場合、液晶制御用の制御コマンド)の内容に基づいて液晶表示ユニット4の表示を制御する。
図3Aは、主制御基板20における電気的構成を示すブロック図である。図2および図3Aを参照しつつ、主制御基板20のRAM20Bの構成について説明する。
主制御基板20のRAM20Bには、始動入賞記憶部(始動情報格納部)36が設けられている。始動入賞記憶部36には、第1または第2始動入賞口6,7への遊技球入球に対して実行される大当り抽選の結果が格納される。始動入賞記憶部36には、大当り判定用乱数(第1抽選の結果を示す情報)、特別図柄用乱数(確率変動遊技の実行の有無を決定するための情報)、および変動パターン用乱数(以上の各乱数をまとめて「始動記憶(始動情報)」という。以下同じ)が最大でたとえば5つまで記憶可能である。具体的には、始動入賞記憶部36には、始動記憶を記憶するための記憶エリアが5つ設けられている。これらの記憶エリアを、それぞれ、第0エリア(エリア0)、第1エリア(エリア1)、第2エリア(エリア2)、第3エリア(エリア3)および第4エリア(エリア4)ということにする。
始動入賞記憶部36の第0エリアは、実行対象となっている始動記憶を記憶するための領域である。以下において、「実行データ用エリア」という場合がある。
始動入賞記憶部36の第1エリア〜第4エリアの4つの領域は、実行が保留されている始動記憶を記憶するための領域である。第1エリア〜第4エリアを総称する場合には、「保留データ用エリア」という場合がある。
第1または第2始動入賞口6,7に遊技球が入ったときには、始動入賞記憶部36内の保留データ用エリアに、始動記憶が記憶される。具体的には、第1エリアが空であれば第1エリアに始動記憶が記憶され、第1エリアが空でなく第2エリアが空であれば第2エリアに始動記憶が記憶され、第1および第2エリアが空でなく第3エリアが空であれば第3エリアに始動記憶が記憶され、第1〜第3エリアが空でなく第4エリアが空であれば第4エリアに始動記憶が記憶される。
始動入賞記憶部36の第0エリアに始動記憶が記憶されておらず、かつ特別利益状態中でない状態であることを条件に、始動入賞記憶部36の第1〜第4エリアに記憶されている始動記憶が、それぞれ、第0〜第3エリアにシフトされるとともに、第4エリアが空にされる。そして、始動入賞記憶部36の第0エリア(実行データ用エリア)にシフトされた始動記憶が実行される。
始動入賞記憶部36内の保留データ用エリア(第1〜第4エリア)に記憶されている始動記憶の数は、始動保留カウンタ37(図示しない)に記憶される。
始動入賞記憶部36の第0エリア(実行データ用エリア)に始動記憶がシフトされると、当該始動記憶に対応する特別図柄変動動作が開始される。当該図柄変動動作の開始時には、その始動記憶に含まれる大当り判定用乱数が、大当り数値と一致するか、小当り数値と一致するか、あるいは大当り数値または小当り数値のいずれとも一致しないかが判定(第1判定)される。CPU20Aは、大当り判定用乱数が大当り数値と一致するときは、その後特別利益状態が実行される。特別利益状態中は、2バイト構成の条件装置作動フラグ38の値が、00[H]から5A[H]に切り換れる。また、CPU20Aは、大当り判定用乱数が小当り数値と一致するときは、その後小当り遊技が実行される。小当り遊技の実行中には、2バイト構成の小当り中フラグ39の値が、00[H]から5A[H]に切り換れる。
図3Bは、演出制御基板21および演出インターフェイス基板23に関連する部分における電気的構成を示すブロック図である。
図3Bに示すように、演出インターフェイス基板23には、バッファ回路201,202などが実装されている。演出制御基板21には、主制御基板20から出力された制御コマンドが演出インターフェイス基板23のバッファ回路201を介して入力されるようになっている。
演出制御基板21のCPU21A(図2参照)は制御コマンド(に含まれる変動パターンコマンド)に基づいて演出抽選を行い、変動パターンコマンドで特定される演出概要に基づいて具体的な演出内容を決定する。この演出内容は、液晶表示ユニット4への表示画像などの表示内容に限られず、ランプ類の点滅によるランプ演出の内容やスピーカ群からの発音などの音声内容を含む。演出制御基板21から送信される制御コマンドは、バッファ回路202を経由して、そのまま液晶制御基板33や音声を出力するための制御基板などに出力される。
ところで、弾球遊技機1には、保留先読み予告機能が搭載されている。液晶表示ユニット4の保留球表示は、その態様によって、その保留球の信頼度や、当該保留球表示で当ったときの有利度合いが異なっている。この実施形態では、保留球表示の表示色によって、第0態様、第1態様および第2態様の3態様が表示されている。保留球表示の表示色の一例として、第0態様、第1態様および第2態様として、それぞれ、白色保留球表示、青色保留球表示および赤色保留球表示が、それぞれ表示される。
赤色保留球表示(第2態様の表示)が行われる場合には、青色保留球表示(第1態様の表示)が行われる場合と比較して、当該保留球表示に対応して、出球の多い特別利益状態(14ラウンド)の選択確率が高くなっている。換言すると、特別利益状態の出球性能が高くされている。
また、赤色保留球表示(第2態様の表示)が行われる場合には、青色保留球表示(第1態様の表示)が行われる場合と比較して、確率変動モードの選択確率が高くされている。換言すると、当該保留球表示に対応して実行される特別利益状態後の遊技モードの利益度合いが高くされている。
この実施形態では、白色保留球表示(第0態様の表示)を除く態様、すなわち、青色保留球表示(第1態様の表示)または赤色保留球表示(第2態様の表示)が、先読み予告として用いられる。
この弾球遊技機1では、先読み予告を同時に実行可能である。すなわち、ある始動保留に対応する先読み予告の実行と並行して、他の始動保留に対応する先読み予告を実行することができる。この場合、同時実行可能な先読み予告、すなわち同時に保留球数表示部101(図15等参照)に表示される青色または赤色保留球表示(第1態様または第2態様の表示)の合計数は、最大2つである。ここで、合計数を便宜上最大2つとしているが、3つ以上としてもよいのは勿論のことである。
この実施形態では、保留球表示の態様は遊技球入球時(後述する保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を演出制御基板21が受信したとき)に決定される。そして、一旦決定された保留球表示の態様は変わらない。すなわち、赤色保留球表示(第2態様の表示)は、赤色保留球表示のままであり、青色保留球表示(第1態様の表示)は、青色保留球表示のままである。
先読み予告は、演出制御基板21において、その制御および管理が行われている。演出制御基板21のRAM21Bには、保留メモリ40と、保留カウンタ41と、先読みフラグ42と、種別フラグ43と、先読みフラグカウンタ44とが設けられている。保留メモリ40には、始動入賞記憶部36に記憶されている始動記憶の内容を表す先読み情報が、保留メモリ40と対応する形で記憶されている。
また、演出制御基板21のRAM21Bには、先読み予告の実行のためのデータを記憶するためのデータ記憶部、先読み予告の実行の可否や内容を決定するための予告抽選テーブルなどが記憶されている。このデータ記憶部には、液晶表示ユニット4表示用の先読み予告の演出画像データや、音声出力用の先読み予告の演出音声データなどが記憶されている。
図4は、保留メモリ40の構成を示す図である。
保留メモリ40は、2バイトのデータからなる先読み情報を記憶するための記憶エリアが5つ設けられている。これらの記憶エリアを、それぞれ、第0先読み記憶エリアM0、第1先読み記憶エリアM1、第2先読み記憶エリアM2、第3先読み記憶エリアM3および第4先読み記憶エリアM4ということにする。
第0先読み記憶エリアM0は、始動入賞記憶部36の第0エリアに対応している。第1先読み記憶エリアM1は、始動入賞記憶部36の第1エリアに対応している。第2先読み記憶エリアM2は、始動入賞記憶部36の第2エリアに対応している。第3先読み記憶エリアM3は、始動入賞記憶部36の第3エリアに対応している。第4先読み記憶エリアM4は、始動入賞記憶部36の第4エリアに対応している。
図3Bに戻り、保留カウンタ41は、保留メモリ40に保留用として記憶されている先読み情報の個数を記憶するためのものである。
先読みフラグ42は、先読み予告の実行中であるか否か、および実行中の先読み予告の種類を記憶するためのものである。青色保留球表示(第1態様の表示)の実行中にはたとえば02[H]が格納され、青色保留球表示が非実行でかつ赤色保留球表示(第2態様の表示)の実行中にはたとえば01[H]が格納され、先読み予告の非実行時には、たとえば00[H]が格納される。すなわち、先読みフラグ42に00[H]が格納されるのは、青色保留球表示および赤色保留球表示のいずれも実行されていないときであり、たとえば、保留球表示を行っていない場合や、白色保留球表示(第0態様の表示)のみ行っている場合などを例示することができる。
種別フラグ43は、実行中の先読み予告に対応する当り/外れの種別(確率変動大当りであるのか、非確率変動大当りであるのか、あるいは外れであるのか)が記憶されている。
先読みフラグカウンタ44は、現在実行中の先読み予告の数を計数するためのカウンタである。
主制御基板20から演出制御基板21に入力される制御コマンドは、1バイト長のデジタルデータであるモードデータと、1バイト長のデジタルデータであるイベントデータとを含む2バイト構成である。そして、各制御コマンドでは、モードデータとイベントデータとは、連続して個別に送受される。モードデータは、演出情報の概要部分を指定するためのものであり、16進数2桁の値を有している。イベントデータは、演出情報の具体的部分を指定するためのものであり、16進数2桁の値を有している。
主制御基板20から演出制御基板21に送信される制御コマンドには、遊技の続行に関する多種の制御コマンドが含まれている。このような制御コマンドが演出制御基板21に入力される度に、演出制御基板21の種々のフラグ等の値が更新される。制御コマンドに含まれるコマンドの一例として、始動入賞口6,7に遊技球が入球して、始動入賞記憶部36に記憶されている保留用の始動記憶の数(始動保留カウンタ37の値)が増加したことを、演出制御基板21に対して通知するための保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を挙げることができる。
図5および図6は、主制御基板20から演出制御基板21へ送信される保留加算コマンドを説明する図である。保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のデータの後尾に記されている[H]という字は添え字であり、16進数であることを意味するためのものである。なお、この保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のモードデータは、B2、B3、B4およびB5である。
保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])は、保留増加の直前(または直後に)における始動記憶の数に応じて、モードデータの種類を異ならせている。
図5に示すように、モードデータの値がB2[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「0」から「1」になる場合の保留加算コマンドであり、モードデータの値がB3[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「1」から「2」になる場合の保留加算コマンドである。また、図6に示すように、モードデータの値がB4[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「2」から「3」になる場合の保留加算コマンドであり、モードデータの値がB5[H]である保留加算コマンドは、保留増加によって始動記憶の数が「3」から「4」になる場合の保留加算コマンドである。
また、イベントデータは、始動記憶に含まれる大当り判定用乱数値が大当り数値であるか否か、変動パターン用乱数の値によって特定される変動パターンが含まれる大まかな変動態様(通常変動か、ノーマルリーチか、あるいはスーパーリーチか)の種別、その始動記憶に対応する特別利益状態の内容(第1特別利益状態(14ラウンドの特別利益状態)であるのか、第2特別利益状態(2ラウンドの特別利益状態)であるのか)によって異なるように設けられている。
また、先読み予告が禁止される場合にも、保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のイベントデータが異ならされている。このイベントデータの値が、先読み情報として保留メモリ40(図4参照)に格納される。
主制御基板20からの変動開始信号が演出制御基板21に入力されると、保留メモリ40(図4参照)の第1〜第4先読み記憶エリアM1〜M4に記憶されている先読み情報が、それぞれ、第0〜第3先読み記憶エリアM0〜M3にシフトされるとともに、第4先読み記憶エリアM4が空にされる(クリアされる)。
図7および図8は、図2に示す演出制御基板21のROM21Cに記憶されている先読み予告テーブル50の内容を示す図である。
先読み予告テーブル50は、先読み予告の態様を決定されるために参照されるテーブルである。先読み予告テーブル50は、複数の予告態様決定テーブルT1〜T4(図8参照)と、複数の予告態様決定テーブルT1〜T4から参照先のテーブルを決定するための参照テーブル決定テーブル51(図7参照)とを備えている。
図7に示すように、参照テーブル決定テーブル51は、既に実行中の先読み予告があるか否か、ならびに実行中の先読み予告の態様と、参照先の予告態様決定テーブルT1〜T4とを対応付けて記憶している。後述するように、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、かつその赤色保留球表示に対応する当り/外れの種別が、確率変動大当りに対応する場合、第4予告態様決定テーブルT4が、参照先のテーブルとして選択される。また、赤色保留球表示が既にあり、かつその赤色保留球表示に対応する当り/外れの種別が外れである場合、第3予告態様決定テーブルT3が、参照先のテーブルとして選択される。
さらに、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつその青色保留球表示に対応する当り/外れの種別が非確率変動大当りである場合、第2予告態様決定テーブルT2が、参照先のテーブルとして選択される。また、青色保留球表示が既にあり、かつその青色保留球表示に対応する当り/外れの種別が、確率変動大当りまたは外れである場合、第1予告態様決定テーブルT1が、参照先のテーブルとして選択される。また、白色保留球表示(第0態様の表示)しか行っていない場合や、表示中の保留球数表示がない場合にも、第1予告態様決定テーブルT1が、参照先として選択される。
図8に示すように、各予告態様決定テーブルT1〜T4で、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)の内容に応じて、赤色保留球表示(第2態様の表示)、青色保留球表示(第1態様の表示)および白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率が異ならされている。
まず、第1予告態様決定テーブルT1について説明する。
第1予告態様決定テーブルT1では、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は10/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は90/100である。
また、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当り(非確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で青色保留球表示が実行される一方、赤色保留球表示(第2態様の表示)は実行されない。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が外れに対応している場合、第1予告態様決定テーブルT1では、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が、499/500とされている。そして、残りの1/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は70/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は30/100である。
次に、第2予告態様決定テーブルT2について説明する。
第2予告態様決定テーブルT2では、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で青色保留球表示が実行される一方、赤色保留球表示(第2態様の表示)は確率実行されない。
また、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当り(非確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)が必ず実行される。すなわち、白色保留球表示の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が500/500とされている。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が外れに対応している場合、第1予告態様決定テーブルT1では、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が、499/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で青色保留球表示が実行される一方、赤色保留球表示(第2態様の表示)は確率実行されない。
次に、第3予告態様決定テーブルT3について説明する。
第3予告態様決定テーブルT3では、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は50/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は50/100である。
また、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当り(非確変当り)に対応している場合、白色保留球表示が必ず実行される。すなわち、白色保留球表示の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が500/500とされている。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が外れに対応している場合にも、白色保留球表示(第0態様の表示)が必ず実行される。すなわち、白色保留球表示の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が500/500とされている。
まず、第4予告態様決定テーブルT4について説明する。
第4予告態様決定テーブルT4では、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当り(確変当り)に対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が400/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率は10/100であるとともに、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率は90/100である。
また、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当り(非確変当り)に対応している場合、白色保留球表示が必ず実行される。すなわち、白色保留球表示の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が500/500とされている。
さらに、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が外れに対応している場合、白色保留球表示(第0態様の表示)の選択確率(すなわち、先読み抽選の結果が外れ)が、499/500とされている。そして、残りの100/500のうち(すなわち、先読み抽選の結果が当りである場合)、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率が100/100である。すなわち、残りの100/500の全ての場合で赤色保留球表示が実行される一方、青色保留球表示(第1態様の表示)は選択実行されない。
図7および図8の記載から、次のようなことがいえる。
すなわち、保留球数表示部101(図15等参照)に保留球表示がない場合、または白色保留球表示(第0態様の表示)のみしかない場合で、新たな入球に係る始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当りに対応している場合には、赤色保留球表示(第2態様の表示)の選択確率(90%)が、青色保留球表示(第1態様の表示)の選択確率(10%)よりも高い。
また、保留球数表示部101に青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当りである場合には、当該新たな入球に対応して赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行されることはない。
また、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合、さらに、当該(既にある)青色保留球表示の始動記憶(第2始動情報)が非確率変動大当りに対応していると、青色保留球表示(第1態様の表示)すら選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
さらに、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にある状態で、かつ新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りまたは外れである場合には、当該新たな入球に対応して青色保留球表示(第1態様の表示)が実行されることはない。
また、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合には、当該赤色保留球表示に対応する始動記憶(第2始動情報)の内容に拘わらず、赤色保留球表示および青色保留球表示(第1態様の表示)は選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
さらにまた、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、新たな入球に対応する始動記憶が外れであり、かつ当該新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合には、赤色保留球表示および青色保留球表示(第1態様の表示)は選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
ところで、図2に示す主制御基板20の制御プログラムは、電源電圧の復旧や投入に基づいて起動されるメイン処理であるシステムリセット処理を含んでいる。
システムリセット処理の実行は、電源が投入され、主制御基板20に対し電源基板(図示しない)からのシステムリセット信号が入力されることに基づいて開始される。この場合に、CPU20Aは、最初に自らを割込み禁止状態に設定するとともにCPU20Aに内蔵されている各レジスタの値を初期設定する。次いで、CPU20Aは、周辺の基板(たとえば、払出制御基板22や演出制御基板21などの基板)の初期設定の完了までウエイトする。
また、電源投入に伴い、電源投入状態を示す電圧レベル(たとえばオン状態)の電圧降下信号が主制御基板20に入力される。電圧降下信号が電源投入状態を示す電圧レベルであると、CPU20Aは、払出制御基板22が正常に立ち上がったことを確認した後、電源基板から付与されているRAMクリア信号のレベルを判別し、RAMクリア信号がLレベルである場合はRAM20Bの全領域を零クリアするとともに、RAMクリア信号がHレベルである場合はRAM20Bに記憶されているバックアップデータの有効/無効を判別する。
これらの処理の実行完了に伴い、システムリセット処理が終了され、メイン処理(メインループの処理)を無限ループに入る。メイン処理の無限ループ中には、CPU20Aを割込み禁止状態にセットした状態で、各種のカウンタについて更新処理を実行し、その実行終了後にCPU20Aを割込許可状態に戻す。メイン処理の無限ループ中は、4msec毎に、マスク可能なタイマ割込処理が実行される。より詳しくは、CPU20Aでは、当該CPU20Aが割込許可状態にあることを条件に、4msec毎にメイン処理が中断され、タイマ割込処理が実行される。
図9は、主制御基板20におけるタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。タイマ割込処理について、図2、図3Aおよび図9を参照しつつ説明する。
タイマ割込処理が開始されると、CPU20Aのレジスタを保存することなく、速やかに異常電源チェック処理が実行される(ステップS1)。異常電源チェック処理では、主制御基板20に接続された電源基板(図示しない)から主制御基板20に供給されている電圧降下信号のレベルが判定される。この電圧降下信号のレベルが電源遮断を示すレベルであることが1または複数回のタイマ割込処理に跨って検出されると、その後バックアップ処理に移行する。
一方、電圧降下信号が電源遮断を示さないレベルであることが判定された場合は、遊技動作の時間を管理している各タイマについて、タイマの減算(タイマ管理)が行われる(S2:タイマ管理処理)。
次いで、入力管理処理が実行される(ステップS3)。入力管理処理は、弾球遊技機1に設けられた各種センサの検出出力の内容(たとえば、各種検出センサがオンオフ信号を出力する場合にはオン状態かオフ状態か)を記憶したり、その信号に基づくデータを定期的に更新したりする処理である。各種センサとして、たとえば第1および第2始動口入球センサ26,27(図2参照)、普通ゲート通過センサ28(図2参照)ならびに大入賞口入球センサ29(図2参照)等を例示することができる。
次いで、普通図柄管理処理(ステップS7)における普通図柄判定で使用される当り判定用乱数カウンタ(図示しない)の値や、特別図柄管理処理(ステップS9)における大当り判定で使用される大当り判定用乱数カウンタ(図示しない)の値が更新される(S4:タイマ割込内乱数管理処理)。
次いで、賞球払出装置30(図2参照)に遊技球を供給するための球供給機構(図示しない)に対する遊技球の補給停止の有無や遊技球の詰まりの有無を判定するエラー管理処理が行われる(ステップS5)。このエラー管理処理では、弾球遊技機1内部の異常発生の有無も判定されるようになっている。
次いで、入賞口(第1および第2始動入賞口6,7ならびに大入賞口11)に入球(入賞)に対し、入賞情報の確認および指令信号データの作成を行う賞球管理処理が行われる(ステップS6)。賞球管理処理では、払出個数を賞球払出装置30に指示するための指令信号データを、各入賞口6,7,11の払出数に基づいて作成する。
次いで、普通図柄管理処理が行われる(ステップS7)。普通図柄管理処理では、電動チューリップ役物8(図1参照)を拡開動作させるか否かを判定する普通図柄判定処理(前述の普通図柄抽選と同等)が実行される。
そして、電動チューリップ役物8の拡開動作が判定された場合には、電動チューリップ役物8の拡開動作に向けた処理が実行されるとともに、その後、電動チューリップ役物8の拡開動作を実現するための処理が実行される(S8:普通電動役物管理処理)。
次いで、特別図柄管理処理が行われる(ステップS9)。この特別図柄管理処理では、第1または第2始動入賞口6,7(図1参照)への入球に伴う大当り判定および特別図柄変動動作に関する一連の処理が実行される。
ステップS9の特別図柄管理処理に含まれる大当り判定において大当りであると判定された場合には、その後、大入賞口11の開放動作(大入賞口開閉役物13の開閉動作)に向けた処理が実行されるとともに、その後大入賞口11の開放動作を実現するための処理が実行される(S10:特別電動役物管理処理)。
次いで、主制御基板20で管理する所定のランプ(遊技ランプ35等)に点灯動作や消灯動作を行わせるランプ管理処理が実行される(ステップS11)。
次いで、CPU20Aを割込許可状態に戻した後(ステップS12)、タイマ割込処理を終える。これにより、タイマ割込処理のルーチンを脱し、無限ループのメイン処理(システムリセット処理)が実行される。このメイン処理では、電圧異常の監視とタイマ割込処理の有無の監視との確認が行われる。
図9のステップS7の普通図柄管理処理およびステップS8の普通電動役物管理処理についてより具体的に説明する。
RAM20B(図2参照)には、普通図柄保留記憶エリア(図示しない)が設けられている。普通図柄保留記憶エリアは、普通図柄判定用乱数を最大でたとえば5つまで記憶可能である。具体的には、普通図柄保留記憶エリアには、普通図柄判定用乱数を記憶するための記憶領域が5つ設けられている。これらの記憶領域を、それぞれ第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、第5領域ということにする。
第2領域〜第5領域の4つの領域は、実行が保留されている普通図柄判定用乱数を記憶するための領域である。第2領域〜第5領域を総称する場合には、「保留データ用領域」ということにする。普通図柄ゲート14を遊技球が通過したときには、普通図柄保留記憶エリア内の保留データ用領域に、普通図柄判定用乱数が記憶される。具体的には、第2領域が空であれば第2領域に普通図柄判定用乱数が記憶され、第2領域が空でなく第3領域が空であれば第3領域に普通図柄判定用乱数が記憶され、第2および第3領域が空でなく第4領域が空であれば第4領域に普通図柄判定用乱数が記憶され、第2〜第4領域が空でなく第5領域が空であれば第5領域に普通図柄判定用乱数が記憶される。
第1領域は、実行対象となっている普通図柄判定用乱数を記憶するための領域(以下において、「実行データ用領域」という場合がある。)である。
普通図柄保留記憶エリア内の第2〜第4領域のうち、少なくとも第2領域に普通図柄判定用乱数が記憶されている場合には、電動チューリップ役物8(図1参照)が拡開動作中でないことを条件として、第2〜第5領域の記憶内容が、第1〜第4領域にそれぞれシフトされるとともに、第5領域が空にされる。そして、第1領域(実行データ用領域)にシフトされた普通図柄判定用乱数が実行される。
具体的には、その普通図柄判定用乱数値と当り数値とに基づいて普通図柄抽選が行なわれるとともに、その抽選結果に応じた普通図柄表示手段17(図1参照)の図柄変動動作が実行される。そして、普通図柄抽選に当選すると、普通図柄表示手段17(図1参照)における図柄変動動作の終了後、電動チューリップ役物8(図1参照)が拡開する。これにより、第2始動入賞口7(図1参照)が開放する。
なお、RAM20B(図2参照)の普通図柄保留記憶エリアに対する普通図柄判定用乱数値の格納に代えて、取得した普通図柄判定用乱数値と当り数値とに基づく普通図柄抽選の結果自体を格納するようにしてもよい。
図10は、図9のステップS9の特別図柄管理処理の流れを示すフローチャートである。図1、図2、図3Aおよび図10を参照しつつ、特別図柄管理処理の流れを説明する。
弾球遊技機1による遊技中、CPU20Aは、第1または第2始動入賞口6,7に対する遊技球の入球を監視しているとともに、それら第1または第2始動入賞口6,7に遊技球が入ったときには、所定の入球処理を行う(ステップS51:これらをまとめて「始動口チェック処理」という)。
図11は、ステップS51の始動口チェック処理の流れを示すフローチャートである。
図11において、第1または第2始動入賞口6,7に遊技球が入球(入賞)したか否かが判別される(ステップS71)。この判別は、第1始動口入球センサ26の検出出力、および第2始動口入球センサ27の検出出力に基づいて実行される。第2始動入賞口7に遊技球が入球したと判別された場合には(ステップS71でYES)、始動保留カウンタ37の値(特別図柄保留球数)が保留球数上限値(保留球数MAX。たとえば4)に達している否かが判別される(ステップS72)。
始動保留カウンタ37の値が保留球数上限値(保留球数MAX)に達していない場合には(ステップS72でNO)、すなわち、始動保留カウンタ37の値が3以下であれば、始動保留カウンタ37の値(保留球数)が1だけインクリメント(+1)される(ステップS73)。また、始動記憶(大当り判定用乱数、特別図柄用乱数、および変動パターン用乱数)が取得されて、始動入賞記憶部36に格納される(ステップS74)。
そして、先読み禁止状態でない場合には(ステップS75でNO)、CPU20Aは、始動記憶に基づいて先読み情報を作成し(ステップS76)、さらに、先読み情報と保留球数とに基づいて、保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を作成する。作成された保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])は、演出制御基板21に向けて送信される(ステップS77)。その後、図10のステップS53に移行する。
一方、先読み禁止状態中である場合には(ステップS75でYES)、CPU20Aは、先読み禁止情報と始動記憶とに基づいて、先読み禁止情報(図5または図6に示す01[H]のイベント)付きの保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を作成する。この先読み禁止情報付きの保留加算コマンドは、演出制御基板21に向けて送信される(ステップS77)。その後、図10のステップS53に移行する。なお、先読み禁止の実行条件としては、たとえば大当り中であることや、電源投入後所定変動回数変動するまでの期間であること、遊技状態の変換タイミングの所定変動回数前から当該変換タイミングまでの期間であることなどを挙げることができる。またその他に、優先変動仕様において時短や確変などの普通電動役物によるサポート遊技中において非優先側(第1特別図柄)の先読みを禁止することなどが挙げられる。
また、ステップS71で第1および第2始動入賞口6,7に遊技球が入球したと判別されなかった場合(ステップS71でNO)、またはステップS72で、始動保留カウンタ37の値が保留球数上限値(保留球数MAX)に達していると判別された場合(ステップS72でYES)には、その後、図10のステップS53に移行する。
なお、始動入賞記憶部36に対する大当り判定用乱数の格納に代えて、取得した大当り判定用乱数を予め定める大当り数値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのはいうまでもない。
図10に戻り、ステップS53では、CPU20Aは、小当り中フラグ39の値を参照して、弾球遊技機1が小当り遊技の実行中であるか否かを調べる。弾球遊技機1が小当り遊技の実行中でないとき(ステップS53でNO)、次いで、CPU20Aは、条件装置作動フラグ38(図示しない)の値を参照して、弾球遊技機1が特別利益状態の実行中であるか否かを調べる(ステップS54)。
弾球遊技機1が、特別利益状態の実行中または小当り遊技の実行中である場合には(ステップS53またはステップS54でYES)、ステップS60に移行する。ステップS60では、特別図柄表示手段15の表示に用いられる特別図柄表示データの更新処理が行われる。その後、図9のステップS10に移行する。
一方、弾球遊技機1が、特別利益状態の実行中でもなく(条件装置作動フラグ38の値が00[H])、かつ小当り遊技の実行中でもない場合には(ステップS54でNO)、次いで特別図柄動作ステータスが判別される(ステップS55,S56)。
特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が停止中であることを示す値(たとえば00[H]または01[H])である場合には(ステップS55でYES)、CPU20Aは特別図柄変動開始処理を実行する(ステップS57)。
ステップS57の特別図柄変動開始処理では、始動保留カウンタ37の値が零であるか否かが判別される。始動保留カウンタ37の値が零である場合には、特別図柄動作ステータスの値が00[H]に設定される。そして、ステップS60の特別図柄表示データの更新処理が行なわれた後、図9のステップS10に移行する。
始動保留カウンタ37の値が零でないとき(1以上のとき)には、特別図柄の変動動作を開始させるための処理が行なわれる。すなわち、始動保留カウンタ37の値が1だけデクリメント(-1)されるとともに、保留記憶エリア内の保留データ用領域(第2領域〜第5領域)の内容が、それぞれ保留記憶エリアの第1領域〜第4領域にシフトされる。
そして、保留記憶エリア内の実行データ用領域に記憶された始動記憶に含まれる大当り判定用乱数の値と大当り数値とが比較されることにより、特別利益状態が実行される大当りか否かが判定される(大当り判定)。
大当り判定が行なわれた場合には、大当り判定の結果および始動記憶に含まれる特別図柄用乱数の値に基づいて、図柄変動動作の後に特別図柄表示手段15に表示すべき特別図柄(停止図柄)が決定される。また、大当り判定の結果ならびに始動記憶に含まれる変動パターン用乱数の値に基づいて、液晶表示ユニット4における演出図柄の変動動作の態様である変動パターンが決定される。主制御基板20において決定された変動パターンは、変動パターン指令信号を介して演出制御基板21に付与される。これにより、液晶表示ユニット4において、演出図柄の変動動作が開始される。
さらに、特別図柄の変動時間等を計時するための特別図柄動作タイマ(図示しない)に変動時間がセットされる。特別図柄動作タイマは、減算型のタイマである。また、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が開始されたことを示す値(たとえば「02[H]」に設定される。特別図柄変動開始処理が終了すると、ステップS60に移行し、特別図柄表示データの更新処理が行なわれる。そして、図9のステップS10に移行する。
一方、ステップS55において、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が停止中であることを示す値(たとえば00[H]または01[H])でないと判別された場合には(ステップS55でNO)、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が開始されたことを示す値(たとえば02[H])であるか否かが判別される(ステップS56)。
特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が開始されたことを示す値(たとえば02[H])であると判別された場合には(ステップS56でYES)、CPU20Aは特別図柄変動中処理を実行する(ステップS58)。
特別図柄変動中処理においては、特別図柄動作タイマの値が零になったか否かが監視される。そして、特別図柄動作タイマの値が零になると、特別図柄変動動作を停止させる処理が行なわれるともに、特別図柄確認タイマに所定時間(たとえば500msec)がセットされる。また、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作を停止すべき状態になったことを示す値(たとえば03[H])に設定される。特別図柄変動中処理が終了すると、ステップS60に移行し、特別図柄表示データの更新処理が行なわれる。そして、図9のステップS10に移行する。
また、ステップS56において、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動動作が開始されたことを示す値(たとえば02[H])でないと判別された場合には(ステップS56でNO)、CPU20Aは、特別図柄動作ステータスの値が、特別図柄変動中処理において特別図柄変動動作を停止すべき状態になったことを示す値(たとえば03[H])であると判断し、特別図柄確定時間中処理を実行する(ステップS59)。
特別図柄確認時間中処理においては、特別図柄動作タイマの値が零になったか否かが監視される。そして、特別図柄動作タイマの値が零になると、特別図柄動作ステータスの値が01[H]に設定される等の処理が行われる。なお、大当り判定の結果が大当りの場合には、前述した条件装置作動フラグ38の値が5A[H]に設定される。特別図柄確認時間中処理終了すると、ステップS60に移行し、特別図柄表示データの更新処理が行なわれる。そして、図9のステップS10に移行する。特別図柄確認時間中処理において、条件装置作動フラグ38の値が5A[H]に設定された場合には、図9のステップS10の特別電動役物管理処理では、特別利益状態を実現させるための処理が実行される。
図12は、図9のステップS11に示す特別電動役物管理処理の流れを示すフローチャートである。図2および図12を参照しつつ、特別電動役物管理処理について説明する。
特別電動役物管理処理では、今回の大入賞口開閉役物13(図1参照)の開放動作が、特別利益状態に対応するのか、あるいは小当り遊技に対応するのかが調べられる。具体的には、CPU20Aは、小当り中フラグ39の値および条件装置作動フラグ38の値を参照する(ステップS121,S122)。
小当り中フラグの値が5A[H]である場合(ステップS121でYES)、小当り遊技が実行され(ステップS134)、その後、特別電動役物管理処理はリターンされる。
一方、条件装置作動フラグ38の値が5A[H]である場合(ステップS122でYES)、特別利益状態の実行を行うために、次いで、特別電動役物動作ステータス(図示しない)の値が調べられる(ステップS123〜S127)。特別電動役物動作ステータスは、たとえば00[H]、01[H]、02[H]、03[H]、04[H]および05[H]の値を示し、特別利益状態の進行度合いが進むにつれて、その値が大きくなる。
特別電動役物動作ステータスの内容がたとえば00[H]である場合(ステップS123でYES)、ファンファーレ等の実行など特別利益状態の開始のための処理(大当り開始処理)が実行される(ステップS128)。また、特別電動役物動作ステータスの内容が01[H]であると(ステップS124でYES)、大入賞口開閉役物13の開放動作開始のための処理(特別電動役物作動開始処理)が実行される(ステップS129)。また、特別電動役物動作ステータスの内容が02[H]または03[H]であると(ステップS125でYES、あるいはステップS126でYES)、大入賞口開閉役物13が開放動作する処理(特別電動役物作動中処理)が実行される(ステップS130,S131)。また、特別電動役物動作ステータスの内容がたとえば04[H]であると(ステップS127でYES)、大入賞口開閉役物13の開閉動作を継続するか否かの判定処理(特別電動役物作動継続判定処理)が実行される(ステップS132)。また、特別電動役物動作ステータスの内容がたとえば05[H]である場合(ステップS123、S124、S125、S126およびS127でNO)、特別利益状態を終了するための処理(大当り終了処理)が実行される(ステップS133)。ステップS128〜S133の各処理の後、図9のステップS10に移行する。
図13は、演出制御基板21が保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を受信した場合の流れを示すフローチャートである。図14は、図13のステップS162において実行される先読み抽選処理の流れを示すフローチャートである。図15は、液晶表示ユニット4の表示内容の一例を示す図である。以下、図2、図3B、図5、図6および図13〜15を参照しつつ説明する。
図15(a)に示すように、特別図柄表示手段15の図柄変動動作中は、液晶表示ユニット4により演出図柄の図柄変動動作が行われる。液晶表示ユニット4の表示画面内には、たとえば3つの表示位置4L,4C,4Rが左右に並んで設定されている。そして、特別図柄表示手段15の図柄変動動作中は、3つの表示位置4L,4C,4Rにおいて、複数種類の演出図柄(たとえば「0」〜「9」などの数字図柄や、キャラクタ図柄等)がたとえば上方から下方に向けてスクロール表示されることにより、演出図柄の変動動作が行われる。
各表示位置4L,4C,4Rに示す「↓」は、それらの表示位置4L,4C,4Rの図柄が変動していることを示している(以下同様)。液晶表示ユニット4の下部分には、特別図柄用の保留数(すなわち、始動保留カウンタ37の値)を表示するための保留球数表示部101が設けられている。
図13に示すように、主制御基板20からの保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])を演出制御基板21が受信すると、CPU21Aは、保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のモードデータの値、およびイベントデータ(先読み情報)をそれぞれ参照(ステップS141)し、イベントデータの内容を確認する(ステップS142)。
ステップS141でイベントデータに、先読み禁止情報を除く先読み情報がある場合(ステップS142でNO)、CPU21Aは、保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])からイベントデータを取り出し、その保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])のモードデータの値に基づいて、取り出したイベントデータ(先読み情報)を保留メモリ40に記憶(格納)させる(ステップS143)。具体的には、B2[H]のモードデータを有する保留加算コマンドに含まれるイベントデータ(先読み情報)は、第1先読み記憶エリアM1に記憶され、B3[H]のモードデータを有する保留加算コマンドに含まれるイベントデータ(先読み情報)は、第2先読み記憶エリアM2に記憶される。また、B4[H]のモードデータを有する保留加算コマンドに含まれるイベントデータ(先読み情報)は、第3先読み記憶エリアM3に記憶され、B5[H]のモードデータを有する保留加算コマンドに含まれるイベントデータ(先読み情報)は、第4先読み記憶エリアM4に記憶される。また、CPU21Aは、保留カウンタ41のカウント値をインクリメント(+1)する(ステップS144)。なお、図4(b)には、B414[H]という保留加算コマンドが入力された場合を示している。
次いで、先読みフラグカウンタ44の値が調べられる(ステップS153)。先読みフラグカウンタ44の値が「0」または「1」であるとき(ステップS153でYES)、すなわち、先読み予告の非実行時であるか、あるいは先読み予告が1つだけ実行されているときには、その後、CPU20Aは先読み予告を実行するか否かを決定するための先読み抽選処理(ステップS162)を実行する。
図13に示すように、CPU20Aは、先読み抽選処理(ステップS162)に際し、第1〜第4予告態様決定テーブルT1〜T4から1つの予告態様決定テーブルを選択的に参照する(ステップS158〜S161)。具体的には、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり(ステップS154およびステップS155でNO)、かつその赤色保留球表示に対応する当り/外れの種別(先読み該当保留種別)が、確率変動大当り(確変当り)である場合、すなわち種別フラグ43の内容がB2[H]であるときには(ステップS157でNO)、第4予告態様決定テーブルT4が、参照先として選択される(ステップS161)。また、赤色保留球表示が既にあり(ステップS154およびステップS155でNO)、かつその赤色保留球表示に対応する当り/外れの種別(先読み該当保留種別)が、外れである場合、すなわち種別フラグ43の内容がB1[H]であるときには(ステップS157でYES)、第3予告態様決定テーブルT3が、参照先として選択される(ステップS160)。
一方、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり(ステップS154でNOかつステップS155でYES)、かつその青色保留球表示に対応する当り/外れの種別(先読み該当保留種別)が、非確率変動大当り(非確変当り)である場合、すなわち種別フラグ43の内容がA3[H]であるときには(ステップS156でYES)、第2予告態様決定テーブルT2が、参照先として選択される(ステップS159)。また、青色保留球表示が既にあり(ステップS154でNOかつステップS155でYES)、かつその青色保留球表示に対応する当り/外れの種別(先読み該当保留種別)が、確率変動大当り(確変当り)または外れである場合、すなわち種別フラグ43の内容がA1[H]またはA2[H]であるときには(ステップS156でNO)、第1予告態様決定テーブルT1が、参照先として選択される(ステップS158)。
さらには、白色保留球表示(第0態様の表示)しか行っていない場合や、表示中の保留球数表示がない場合(ステップS154でYES)にも、第1予告態様決定テーブルT1が、参照先として選択される。
一方、先読みフラグカウンタ44の値が「2」以上であるとき(ステップS153でYES)、この処理はそのままリターンされる。
また、ステップS142で、イベントデータに先読み禁止情報がある場合にも(ステップS142でYES)、この処理はそのままリターンされる。
図14に示すように、ステップS162の先読み抽選処理では、CPU20Aは、選択した予告態様決定テーブルT1〜T4に基づいて、先読み抽選(ステップS172)を実行する。この先読み抽選では、先読み抽選用乱数発生部(図示しない)から取得した先読み抽選用乱数が、先読み当選用数値と比較される。
先読み抽選用乱数が、赤色保留球表示(第2態様の表示)に対応する先読み当選用数値と一致する場合、先読み抽選に当選し、赤色保留球表示が実行される。先読み抽選用乱数が、青色保留球表示(第1態様の表示)に対応する先読み当選用数値と一致する場合、先読み抽選に当選し、青色保留球表示が実行される。また、先読み抽選用乱数が、白色保留球表示(第0態様の表示)に対応する先読み当選用数値と一致する場合、先読み抽選に外れであるとして、白色保留球表示が実行される。
赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行される場合(ステップS173でYES)、CPU21Aは、先読みフラグ42の値を02[H]に設定し、当該先読み情報に対応する値(B1[H]またはB2[H])を、種別フラグ43に設定する(ステップS174)。具体的には、その先読み情報が確率変動大当りに対応する場合にはB2[H]を設定し、外れに対応する場合にはB1[H]を設定する。
また、CPU21Aは、赤色保留球表示(第2態様の表示)に対応する演出コマンドを作成する(ステップS175)とともに、先読みフラグカウンタ44の値をインクリメント(+1)する(ステップS176)。その後、ステップS162の先読み抽選処理はそのままリターンされる。
また、青色保留球表示(第1態様の表示)が実行される場合(ステップS173でYES)、CPU21Aは、先読みフラグ42の値が02[H]である場合を除いてその先読みフラグ42の値を01[H]に設定し、当該先読み情報に対応する値(A1[H]、A2[H]またはA3[H])を、種別フラグ43に設定する(ステップS174)。具体的には、その先読み情報が確率変動大当りに対応する場合にはA2[H]を設定し、非確率変動大当りに対応する場合にはA3[H]を設定し、外れに対応する場合にはA1[H]を設定する。
また、CPU21Aは、青色保留球表示(第1態様の表示)に対応する演出コマンドを作成する(ステップS175)とともに、先読みフラグカウンタ44の値をインクリメント(+1)する(ステップS176)。その後、ステップS162の先読み抽選処理はそのままリターンされる。
ステップS162の先読み抽選処理の終了後、先読み抽選に基づいて決定された演出コマンドが、演出制御基板21から液晶表示制御基板24に送信される。
なお、ステップS162の先読み抽選処理において、先読み抽選の実行の有無を、先読み予告の態様の決定と別個に実行するようにしてもよい。この場合、先読み抽選の実行の有無を決定するための抽選を、たとえば、ステップS142の工程の後に実行することができる。
図15(a)は、演出図柄の図柄変動動作中であり、始動保留数が2つである場合を示している。このとき、液晶表示ユニット4の保留球数表示部101に、2つの白色保留球表示(第0態様の表示)がある場合を例に挙げる。
この状態から、第1または第2始動入賞口6,7に新たな遊技球の入球があると、始動保留カウンタ37の値がインクリメント(+1)されるとともに、主制御基板20から演出制御基板21に保留加算コマンド(B2**[H]〜B5**[H])が送信され、液晶表示ユニット4の保留球数表示部101の保留球表示の数が2個から3個に増やされる。
このとき、先読み予告が実行される場合(図14のステップS173でYES)には、図15(b)に示すように、保留球数表示部101における増加分(たとえば3個目)の保留球表示として、白色ではなく、赤色または青色(図15(b)では青色)の保留球表示が用いられる。その後、所定の演出図柄の図柄変動動作時間の経過後、液晶表示ユニット4に演出図柄が停止表示される。
そして、図15(c)に示すように、大当り用の演出図柄が液晶表示ユニット4に停止表示された場合には、その後、特別利益状態が実行される。
図16および図17は、保留球数表示部101の保留球表示の一例を示す図である。
図16(a)に示すように、保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、青色保留球表示(第1態様の表示)が含まれる場合、第1または第2始動入賞口6,7に新たな遊技球の入球があると、新たな入球に対応して、白色保留球表示(第0態様の表示)が実行される場合(図16(b)参照)、青色保留球表示が実行される場合(図16(c)参照)、赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行される場合(図16(d)参照)が生じる。
既に、青色保留球表示(第1態様の表示)が実行中の場合、新たな遊技球の入球があり、当該入球に対応して赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行されると、遊技者は、赤色保留球表示に注目するあまり、青色保留球表示に対応する始動記憶での非当選を望む、という問題がある。
これに対しこの実施形態では、図8を参照して前述したように、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当りである場合には、当該新たな入球に対応して青色保留球表示(第1態様の表示)が実行されることはない。
また、この実施形態では、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当りである場合、さらに、当該(既にある)青色保留球表示の始動記憶(第2始動情報)が非確率変動大当りに対応していると、青色保留球表示すら選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。
以上によりこの実施形態では、図16(d)に示すような、青色保留球表示が既にあり、新たな入球に対応して赤色保留球表示が実行されている状態が生じるのは、新たな入球に対応する始動記憶が確率変動大当りに対応している場合や、あるいは当該始動記憶が外れに対応する場合に限られる。すなわち、青色保留球表示が既にあり、かつ新たな入球に対応して赤色保留球表示が実行される場合に、当該新たな入球に係る始動記憶が非確率変動大当りに対応していることはない。
したがって、青色保留球表示(第1態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応して赤色保留球表示(第2態様の表示)の実行により、当該青色保留球表示および赤色保留球に対応する始動記憶の双方が、ともに非確率変動大当りでない、非確率変動遊技が実施されない「安全ゾーン」であることを、遊技者に報知することができる。
一方、図17(a)に示すように、保留球数表示部101に3個以下の保留球表示があり、その中に、赤色保留球表示(第2態様の表示)が含まれる場合、第1または第2始動入賞口6,7に新たな遊技球の入球があると、新たな入球に対応して、白色保留球表示(第0態様の表示)が実行される場合(図17(b)参照)、青色保留球表示(第1態様の表示)が実行される場合(図17(c)参照)、赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行される場合(図17(d)参照)が生じる。
既に、赤色保留球表示(第2態様の表示)が実行中の場合、新たな遊技球の入球があり、当該入球に対応して青色保留球表示(第1態様の表示)が表示された場合には、当該赤色保留球表示に対応する確率変動大当りが発生してから少数回(1〜3回)の図柄変動動作後に、非確率変動大当りが発生する可能性があるので、当該青色保留球表示の起動を遊技者は喜ばしく感じない、という問題がある。
これに対しこの実施形態では、図8を参照して前述したように、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にある状態で、新たな入球に対応して青色保留球表示(第1態様の表示)が実行され、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当りまたは外れである場合には、当該新たな入球に対応して赤色保留球表示が実行されることはない。すなわち、赤色保留球表示が既にある状態で、新たな入球に対応して青色保留球表示が実行されるのは(図17(c)参照)、新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が確率変動大当りに対応している場合に限られる。すなわち、赤色保留球表示が既にある状態での新たな青色保留球表示の実行は、確率変動大当りの確定報知になる。
また、図8を参照して前述したように、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)が非確率変動大当りである場合には、当該赤色保留球表示に対応する始動記憶(既予告第1始動情報)の内容に拘わらず、赤色保留球表示および青色保留球表示(第1態様の表示)は選択されず、つまり白色保留球表示(第0態様の表示)しか実行されない(先読み予告が非実行)。さらに、赤色保留球表示が既にあり、新たな入球に対応する始動記憶が外れであり、かつ当該新たな入球に対応する始動記憶が非確率変動大当りである場合には、赤色保留球表示および青色保留球表示は選択されず、つまり白色保留球表示しか実行されない。すなわち、赤色保留球表示が既にあり、かつ新たな入球に対応して赤色保留球表示が実行される場合に、当該新たな入球に係る始動記憶が非確率変動大当りに対応していることはない。
したがって、赤色保留球表示(第2態様の表示)が既にあり、かつ新たな入球に対応して赤色保留球表示の実行により、非確率変動遊技が実施されない「安全ゾーン」であることを、遊技者に報知することができる。
以上によりこの実施形態によれば、既にある保留球表示の態様と、当該保留球表示に対応する始動記憶(第2始動情報)と、新たな入球に対応する始動記憶(第1始動情報)とに基づいて、当該新たな入球に対応する保留球表示の態様(白、青および赤のいずれであるか)が決定される。すなわち、新たな入球に対応する保留球表示の態様を、既にある保留球表示の態様に応じて決定する。これにより、新たな入球の結果、複数個の赤または青色保留球表示(第1態様の表示)が保留球数表示部101に含まれる場合、新たに発動する保留球表示と、先に発動している赤または青色保留球表示(先読み予告の第1または第2態様)とを互いに関連付けることができ、その結果、遊技の興趣の向上をより一層図ることができる。
また、保留球数表示部101に、赤色および青色保留球表示(第1態様の表示)を混在した状態で同時表示することができ、これにより、遊技者の興趣を様々に変化させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。
たとえば、弾球遊技機1では、先読み予告の対象になる保留球表示の数、すなわち、青色保留球表示(第1態様の表示)や赤色保留球表示(第2態様の表示)の合計数が、最大2つであるとしてが、最大3つ以上であってもよい。
また、弾球遊技機1では、先読み予告の対象になる保留球表示を、赤色保留球表示(第2態様の表示)と青色保留球表示(第1態様の表示)との2段階表示で表示しているが、3段階以上で表示してもよい。
また、保留球表示の各態様に対応する色は一例であり、他の色を用いて表示可能な点はいうまでもない。
また、この実施形態では、先読み予告の有利度合いの内容の一例として、特別利益状態の発生確率の高低、および確率変動大当りの発生確率の高低を例に挙げたが、このうちの一方であってもよい。
また、先読み予告の有利度合いの内容(第1および第2態様)の一例として、特別利益状態の発生確率の高低、および確率変動大当りの発生確率の高低を例に挙げたが、このうちの一方のみを採用する態様であってもよい。
さらに、先読み予告の有利度合いの内容(第1および第2態様)の他の例として、「スーパーリーチが出現し易い」(第2態様)や「リーチが出現し易い」(第1態様)などリーチに関連する有利度合いを予告することもできる。さらには、「演出で実行されるバトルに勝ちやすい」(第2態様)や「演出で実行されるバトルに勝ち難い」(第1態様)のような、リーチ以外の演出に関連する有利度合いを予告することもできる。
また、保留球表示の表示色を通常の表示色とは異ならせることにより、段階的な先読み予告を行ったが、保留球表示の大きさを異ならせることや、保留球表示の点灯パターンを異ならせる(点灯・点滅のパターンなどを異ならせる)ことにより、段階的な先読み予告を行ってもよい。
また、先読み予告として、他の態様を採用することもできる。すなわち、液晶表示ユニット4の背景画像を通常の背景画像とは異ならせたり、所定の音声メッセージを出力したりすることにより、先読み予告を行うこともできる。
また、弾球遊技機1による遊技中、CPU20A(図2参照)は、第1始動入賞口6(図1参照)に対する遊技球の入球と、第2始動入賞口7(図1参照)に対する遊技球の入球とを個々に管理するようにしてもよい。具体的には、始動入賞記憶部36(図2参照)は、第1始動入賞口6への入球に対応する始動記憶と、第2始動入賞口7への入球に対応する始動記憶とを個別に記憶している。また、保留メモリ40も、第1始動入賞口6の始動記憶に対応する先読み情報と、第2始動入賞口7の始動記憶に対応する先読み情報とを個別に記憶している。そして、液晶表示ユニット4(図1参照)には、第1始動入賞口6への入球に対応する保留球を表示する第1始動口入球用の保留球数表示部と、第2始動入賞口7への入球に対応する保留球を表示する第2始動口入球用の保留球数表示部とが個別に設けられている。本願の先読み予告は、このような双方または一方の保留球数表示部において実行可能である。
また、前述の説明では、第1および第2始動入賞口6,7を遊技盤2の下部に配設する構成について説明したが、第1および第2始動入賞口6,7を、遊技盤2の左部や右部に配置する構成を採用してもよい。
また、前述の説明では、第1始動入賞口6と第2始動入賞口7とを集約して配設した構成を例に挙げたが、第1および第2始動入賞口6,7が、遊技盤2上における互いに離間した位置に配設されていてもよい。
また、普通図柄始動手段として、遊技球が通過可能なゲート(普通図柄ゲート14)を例に挙げたが、遊技球が入球可能な入賞口を、普通図柄始動手段として採用してもよい。
また、第1始動入賞口6は1つに限らず、2つ以上であってもよい。また、第2始動入賞口7は1つに限らず、2つ以上であってもよい。
また、前述の実施形態では、電動チューリップ役物8および大入賞口開閉役物13が、主制御基板20によって制御されるものとして説明したが、役物を制御するための役物制御部が主制御基板20に接続されており、この役物制御部に主制御基板20からの制御コマンドが付与されるようになっている場合は、主制御基板20からの制御コマンドに基づいて、役物制御部が電動チューリップ役物8および大入賞口開閉役物13を制御するものであってもよい。
また、本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に限られず、パチスロ機等の回動遊技機にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 弾球遊技機(遊技機)
2 遊技盤
6 第1始動入賞口
7 第2始動入賞口
15 特別図柄表示手段(識別情報表示手段)
20A CPU(表示制御手段)
21A CPU(先読み予告実行手段、複合先読み予告実行手段)
36 始動入賞記憶部(始動情報格納部)

Claims (8)

  1. 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行うための遊技機であって、
    識別情報を変動表示可能な識別情報表示手段と、
    前記遊技盤の盤面を流下する遊技球を検出可能に配設された始動手段と、
    前記始動手段による遊技球の検出に基づいて、遊技状態を所定の遊技状態とするか否かの抽選に用いる始動情報を取得し、その始動情報を始動情報格納部に格納する始動情報格納手段と、
    前記識別情報表示手段が新たな表示動作を開始可能な状態となったことに応答して、前記始動情報格納部に格納されている始動情報を読み出し、所定の判定処理を実行する開始時判定手段と、
    当該開始時判定手段の判定結果に基づいた内容で前記識別情報表示手段を制御する表示制御手段と、
    前記始動情報格納部に格納されている始動情報を、前記識別情報表示手段が新たな表示動作を開始可能な状態になるのに先立って読み出す先読み手段と、
    前記先読み手段によって読み出された始動情報に基づいて、前記抽選の抽選結果を事前判定する事前判定手段と、
    当該事前判定手段の事前判定情報に基づいて所定の先読み予告を実行可能な先読み予告実行手段とを含み、
    前記先読み予告実行手段は、前記先読み手段により読み出された第1始動情報に対応する事前判定情報と、当該始動情報よりも先に前記始動情報格納手段に格納され、かつ前記先読み予告実行手段による先読み予告の対象に既になっている第2始動情報に対応する事前判定情報との双方に基づいて、第1始動情報に対応する先読み予告態様を決定する複合先読み予告実行手段を含む、遊技機。
  2. 前記始動情報は、利益状態を発生させるか否かの決定に用いられる情報と、前記利益状態終了後に確率変動遊技を実行するか否かの種別を示す情報との少なくとも一方とを含む、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記先読み予告実行手段は、前記抽選の抽選結果および/または前記確率変動遊技の実行の有無を、所定の第1態様と、前記第1態様よりも有利度合いの高いことを示す第2態様とを含む複数の態様の中から選択的に報知することにより予告し、
    前記先読み予告実行手段は、前記事前判定情報が、前記確率変動遊技の実行を伴わない非確率変動当りに対応する場合には、前記第1態様で予告するか、あるいは先読み予告を非実行とする、請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第1態様であり、かつ当該事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、第1始動情報の内容に拘わらず、前記第1態様で予告するか、あるいは先読み予告を非実行とする、請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第1態様であり、当該事前判定情報が非確率変動当りに対応するものであり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、先読み予告を非実行とする、請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が外れに対応する場合には、前記第2態様で予告する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、当該既に実行されている予告に対応する事前判定情報の内容に拘わらず、先読み予告を非実行とする、請求項3〜6のいずれか一項に記載の遊技機。
  8. 前記複合先読み予告実行手段は、既に実行されている先読み予告に対応する事前判定情報が前記第2態様であり、当該事前判定情報が外れに対応するものであり、かつ前記第1始動情報に対応する事前判定情報が前記非確率変動当りに対応する場合には、先読み予告を非実行とする、請求項3〜7のいずれか一項に記載の遊技機。
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