JP2014045930A - 飲食用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品が収容されたカップ形容器の曲面に沿って効率よく取り付けられ、食品を食べるときは、カップ形容器から取り外して持ちやすいように組み立てて、容易に食べることができる飲食用具を提供する。
【解決手段】合成樹脂で一体に設けられ、一方向に長い薄板状の持ち手12と、持ち手12の一方の端部に形成され食品を保持する保持部16が設けられ、持ち手12の長手方向と直交する幅方向から見た形状は、1個の仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形である。持ち手12の途中には、円弧形の途中から持ち手12を長手方向の軸回りに180°反転させて係止するジョイント部18を有する。ジョイント部18で持ち手12を略180°反転させると、持ち手12が複数個の連続する仮想円に沿って長手方向に全体が波形となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、カップ形容器に取り付けられ、カップ形容器に収容された食品を食べる際に取り外して食べるために使用する飲食用具に関する。
従来、お湯を注いで調理する食品や、調理済みの食品が入れられたカップ形容器に、スプーンやフォーク等の飲食用具が取り付けられたものがある。これは、屋外で飲食用具が準備できないとき等に便利である。例えば、特許文献1に開示されている食器等のための収納部が設けられた食品用包装筒は、食品が入れられたカップを包囲するための筒体状の周壁部と、周壁部と一体であると共に周壁部の一側縁から内側に折り曲げられた舌部が設けられ、舌部と周壁の間には、平坦な平面状の収容領域が構成されている。そして、この収容領域にスプーンまたはフォークを収納するものである。
また、特許文献2に開示されているカップ状容器は、食品が入れられた容器本体の容器体周壁の上端部に付設した外向きフランジが設けられ、このフランジの外縁部に、破断線を介して飲食用具が一体に設けられている。そして、容器体本体と飲食用具の各上面には、剥離可能に貼着された補強材兼用の覆合板が設けられている。
特開2007−137508号公報 特開2004−331086号公報
上記背景技術の場合、曲線で形成されたカップ形容器の外側に直線状に形成された飲食用具が取り付けられているため、かさばって大きくなり、店頭に陳列したり運搬したりする際に無駄なスペースをとり、効率が良くなかった。また、カップ形容器の外側面に沿う曲線で飲食用具を作るとカップ形容器に効率よく取り付けることができるが、湾曲が強く、食べるときに持ちにくいという問題がある。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、食品が収容されたカップ形容器の曲面に沿って効率よく取り付けられ、カップ形容器に収容されている食品を食べるときは、カップ形容器から取り外して持ちやすいように組み立てて容易に食べることができる飲食用具を提供することを目的とする。
この発明は、合成樹脂で一体に設けられ、一方向に長い薄板状の持ち手と、前記持ち手の一方の端部に形成され食品に接して保持する保持部が設けられ、前記持ち手の長手方向と直交する幅方向と直角方向から見た形状は1個の仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形であり、前記持ち手の途中には円弧形の途中から前記持ち手を長手方向の軸回りに略180°反転させて係止するジョイント部が1個または複数個設けられ、前記ジョイント部で前記持ち手を略180°反転させると、前記持ち手が複数個の連続する仮想円に沿って長手方向が全体に波形となる飲食用具である。前記飲食用具は、前記円弧形の状態で、食品が収容され曲面を有するカップ形容器の側面に沿って取り付けられ、カップ形容器に収容された食品を食べるときは、カップ形容器から外して前記ジョイント部で前記持ち手の途中から略180°反転させて前記波形とし、手で持ちやすくして前記食品を食べるために使用する。
前記ジョイント部は、前記ジョイント部で分割される持ち手の一対のパーツの端部に形成され前記持ち手の長手方向に延出する一対の重なり部と、前記一対の重なり部を長手方向の側縁部同士を隣接させて連結する薄肉のヒンジ部が設けられ、前記一対の重なり部は、前記ヒンジ部により合掌状態で互いに重ねられる。前記一対の重なり部には、互いに重ねた状態で係止する突部と前記突部が嵌合される凹部が設けられている。前記飲食用具は、前記ヒンジ部が開かれ前記一対の重なり部が隣接した状態では、前記飲食用具の長手方向が前記円弧形であり、前記ヒンジ部が閉じられ前記一対の重なり部が重ねられた状態では、前記持ち手を略180°反転させた状態となり、前記飲食用具の長手方向が前記波形となる。
また、前記飲食用具の前記円弧形の外周面には、補強用のリブが設けられている。前記リブは、前記外周面の長手方向に沿う一対の側縁部に一定の高さで設けられ、前記リブの、前記外周面から立ち上がる高さは、前記持ち手の厚みとほぼ同じであり、前記一対の重なり部は前記持ち手の厚みとほぼ同じであり、前記ジョイント部で前記一対の重なり部を閉じたとき、前記一方の重なり部は前記他方の重なり部の前記リブと面一となる。
また、前記飲食用具は、前記円弧形の内周面は平坦な曲面である。前記ヒンジ部を各々開いたときの円弧形状は、中心角度が180°以下である。
また、前記飲食用具は、前記保持部の先端部に溝が平行に形成されたフォークである。なお、スプーンやナイフでもよく、その他の飲食用具でもよい。
この発明の飲食用具は、湾曲した円弧形であり円柱形や円錐台形あるいは楕円形のように容器側面に曲面を有するカップ形容器に沿って効率よく取り付けることができ、嵩張らず、商品の梱包効率等がよい。使用する時は、持ち手の途中で円弧形を180°反転させて持ち手を握りやすい波形として使いやすくして、カップ形容器に入れられた食品を容易に食べることが出来る。
この発明の第一実施形態のカップ麺用フォークの取付状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態のカップ麺用フォークの使用状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態のカップ麺用フォークの取付状態を示す正面図(a)と底面図(b)、背面図(c)である。 この発明の第一実施形態のカップ麺用フォークの使用状態を示す正面図(a)と底面図(b)、背面図(c)である。 図3(b)のA―A線拡大断面図である。 図4(b)のB―B線拡大断面図である。 この発明の第二実施形態のカップ麺用フォークの取付状態を示す斜視図である。 この発明の第二実施形態のカップ麺用フォークの使用状態を示す斜視図である。 この発明の第二実施形態のカップ麺用フォークの取付状態を示す正面図(a)と底面図(b)、背面図(c)である。 この発明の第二実施形態のカップ麺用フォークの使用状態を示す正面図(a)と底面図(b)、背面図(c)である。 図9(a)のC―C線拡大断面図である。 図10(b)のD―D線拡大断面図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図6はこの発明の飲食用具の第一実施形態を示すもので、この実施形態の飲食用具はお湯を注いで調理する麺類等を食べるカップ麺用フォーク10である。カップ麺用フォーク10は、適度な硬さを有するポリプロピレン等の合成樹脂で一体に設けられ、細長い薄板状の持ち手12が設けられ、持ち手12の一方の端部には、先端部に溝14が平行に形成され食品をさしたり巻きつけたりする保持部16が設けられている。
カップ麺用フォーク10の長手方向の途中2か所には、第1ジョイント部18と第2ジョイント部20が設けられ、カップ麺用フォーク10は3個のパーツに分割されている。カップ麺用フォーク10は、図1、図3に示すように第1ジョイント部18、第2ジョイント部20が開いた状態では、1個の大きい仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形であり、この実施形態では湾曲の内側の面を内周面10aと称し、湾曲の外側の面を外周面10bと称する。カップ麺用フォーク10の外周面10bには、保持部16の基端部16aから持ち手12にかけて補強用のリブ28が設けられている。リブ28は、外周面10bの長手方向の両側縁部に、外周面10bから一定の高さで立ち上がって形成され、リブ28の外周面10bからの高さは持ち手12の厚みとほぼ同じである。
次に、第1ジョイント部18について説明する。第1ジョイント部18は、保持部16の基端部16aの近傍に設けられている。第1ジョイント部18には、保持部16の基端部16aに近いパーツに連続する重なり部22と、反対のパーツに連続する重なり部24が設けられている。重なり部22,24は、持ち手12とほぼ同じ厚みで、円弧に沿う平面で形成され、互いに同じ矩形である。一対の重なり部22,24は、持ち手12の長手方向に交差する方向に並べられ、互いに隣接する長手方向に対して平行な側縁部には、重なり部22,24を折り重ね可能に連結する薄肉のヒンジ部26が設けられている。一方の重なり部22には、ヒンジ部26が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部26と反対側の側縁部は保持部16の基端部16bに連続してリブ28が設けられている。重なり部22に対面するこのリブ28の内側面には、重なり部22,24が重なった状態で重なり部24に係止する突部30が設けられている。そして他方の重なり部24には、ヒンジ部26が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部26と反対側の側縁部もリブ28が設けられておらず、ヒンジ部26と反対側の側縁部はリブ28と同じ幅で切り欠かれて少し細くなっている。重なり部24のリブ28と同じ幅で切り欠かれた側縁部には、重なり部22,24を互いに閉じたとき重なり部22のリブ28が嵌合されるものであり、突部30が係合する凹部32が設けられている。
次に、第2ジョイント部20について説明する。第2ジョイント部20は持ち手12の途中に設けられ、この位置は、第1ジョイント部18の保持部16からの長さと、第2ジョイント部20の持ち手12の端部からの長さがほぼ等しくなる位置である。ここで持ち手12は、第2ジョイント部20よりも保持部16に近いパーツを中間部12aと称し、反対側のパーツを端部12bと称する。第2ジョイント部20には、中間部12aに連続する重なり部34と、端部12bに連続する重なり部36が設けられ、重なり部34,36は、持ち手12とほぼ同じ厚みで、円弧に沿う平面で形成され、互いに同じ矩形である。一対の重なり部34,36は、持ち手12の長手方向に交差する方向に並べられ、互いに隣接する長手方向に対して平行な側縁部には、重なり部34,36を折り重ね可能に連結する薄肉のヒンジ部38が設けられている。一方の重なり部36には、ヒンジ部38が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部38と反対側の側縁部は持ち手12の端部12bに連続してリブ28が設けられている。重なり部36に対面するこのリブ28の内側面には、重なり部34,36が重なった状態で重なり部34に係止する図示しない突部が設けられている。そして他方の重なり部34には、ヒンジ部38が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部38と反対側の側縁部もリブ28が設けられておらず、ヒンジ部38と反対側の側縁部はリブ28と同じ幅で切り欠かれて少し細くなっている。重なり部34のリブ28と同じ幅で切り欠かれた側縁部には、重なり部34,36を互いに閉じたとき重なり部36のリブ28が嵌合されるものであり、図示しない突部が係合する図示しない凹部が設けられている。
次に、カップ麺用フォーク10の使用方法について説明する。カップ麺用フォーク10は、円錐台形のカップ形容器40に入れられたカップ麺を食べるために使用される。カップ麺用フォーク10は、まず、図1、図3に示すように、第1ジョイント部18の一対の重なり部22,24と、第2ジョイント部20の重なり部34,36を、ヒンジ部26,38が開いた状態でそれぞれ隣接して成形される。この状態でカップ麺用フォーク10は、1個の大きい仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形であり、内周面10aが仮想円の中心に向いた形状となり、円錐台形状のカップ形容器40の側面に、内周面10aを沿わせるようにして取り付けられる。取り付けには、粘着剤やホットメルト剤等が使用される。
カップ形容器40に入ったカップ麺を食べるときは、カップ形容器40からカップ麺用フォーク10を外し、第1ジョイント部18の一対の重なり部22,24と、第2ジョイント部20の重なり部34,36を、図5に示す開いた状態から、それぞれヒンジ部26,38で二つ折りして合掌状態で互いに重ねて、図6に示す閉じた状態にする。第1ジョイント部18の重なり部22のリブ28の突部30は、重なり部24の凹部32に係合され、閉じた状態に維持される。第2ジョイント部20も同様に、図示しない突部が凹部に係合され、閉じた状態に維持される。このとき、第1ジョイント部18の重なり部24と、第2ジョイント部20の重なり部34は、リブ28とほぼ同じ厚みとなり、自然で滑らかに連続する。保持部16と、持ち手12の中間部12a、持ち手12の端部12bは、一方向から見ると順に外周面10b、内周面10a、外周面10bが連続し、反対側から見ると内周面10a、外周面10b、内周面10aが連続し、中間部12aが長手方向の軸回りに180°反転した状態となる。つまり図2、図4に示すように互いに連続する3個の小さい仮想円に沿って長手方向が全体に波形となるので、持ち手12が握りやすい形状になるとともに、保持部16は食品を保持しやすい形状、すなわち、カップ形容器40に収容されている食品を保持部16により食べるために適した形状となる。収容されている食品は、麺類や米等、何でも良い。
この実施形態のカップ麺用フォーク10によれば、円柱形や円錐台形あるいは楕円形のように容器側面に曲面を有するカップ形容器40に沿って効率よく取り付けることができ、販売や運搬、保管の際にかさばらず便利である。使用時には持ちやすい形状に組み立てて、カップ形容器40に収容された食品を容易に食べることができる。第1ジョイント部18と第2ジョイント部20を閉じて使用状態にした時、第1ジョイント部18の重なり部24と、第2ジョイント部20の重なり部34は、リブ28とほぼ同じ厚みとなり、持ち手12の長手方向の断面形状は周囲との間に段差がなくて持ちやすいものである。持ち手12の長手方向に交差する断面形状は、リブ28から外周面10bにかけて凹形となり、指を当てた時に滑りにくく、しっかりと掴むことができる。重なり部22,24,34,36は、円弧形に沿う平面で形成されているため、互いに重ねたときにすきまなくしっかりと重ねられる。
カップ麺用フォーク10の内周面10aは、突起のない平坦な曲面であるため、粘着剤やホットメルト剤等で容易にカップ形容器40側面へ貼付可能であるとともに、貼付されたカップ麺用フォーク10を隙間なく取り付けることが出来る。カップ麺用フォーク10が付いていることで商品の価値を高め、消費者にアピールすることが出来る。
カップ麺用フォーク10は合成樹脂で一体に成形され、合成樹脂の弾性を利用してヒンジ部26,38が曲がる構造となり、また突部30と凹部32が係合する構造であるため、組み立ての際に別部材が不要で、手で簡単に短時間で組み立てることができる。さらに、射出成形により容易に一体成形が可能であるとともに、成形後に二次加工することなく円弧形に形成されるため、きわめて生産性の高いものとなる。第1ジョイント部18と第2ジョイント部20を開いた状態では円弧形が180°以下であり、成形する際に、外周面10bと外周面10bに向かって金型を開くようなレイアウトで成形することができ、アンダーカットとならず容易に成形することが出来る。外周面10bにリブ28が設けられているため、持ち手12が薄くても剛性を維持して強度が高く、持ち手12を薄く作って、成形サイクルアップと成形材料低減によって生産コストを抑えることができる。しかも生産コストを抑えながら、使用する時は折れたりせず高い強度を得ることができる。
次にこの発明の第二実施形態について図7〜図12に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態のカップ麺用フォーク42は、適度な硬さを有する合成樹脂で一体に設けられ、細長い薄板状の持ち手12と、持ち手12の一方の端部には、先端部に溝14が平行に形成され食品をさしたり巻きつけたりする保持部16が設けられている。
カップ麺用フォーク42の長手方向の長さのほぼ中間には、中間ジョイント部44が設けられ、カップ麺用フォーク42は2個のパーツに分割されている。カップ麺用フォーク42は、図7、図9に示すように後述する中間ジョイント部44が開いた状態で、1個の大きい仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形であり、湾曲の内側の面を内周面42aと称し、湾曲の外側の面を外周面42bと称する。カップ麺用フォーク42の外周面42bの長手方向の両側縁部には、補強用のリブ28が設けられ、リブ28の外周面10bからの高さは持ち手12の厚みとほぼ同じである。
次に、中間ジョイント部44について説明する。中間ジョイント部44は、持ち手12の途中に設けられている。中間ジョイント部44には、保持部16の基端部16aに近いパーツに連続する重なり部46と、保持部16と反対のパーツに連続する重なり部48が設けられている。重なり部46,48は、持ち手12とほぼ同じ厚みで、円弧に沿う平面で形成され、互いに同じ矩形である。一対の重なり部46,48は、持ち手12の長手方向に交差する方向に並べられ、互いに隣接する長手方向に対して平行な側縁部には、重なり部46,48を折り重ね可能に連結する薄肉のヒンジ部50が設けられている。一方の重なり部46には、ヒンジ部50が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部50と反対側の側縁部は保持部16の基端部16bに連続してリブ28が設けられている。重なり部46に対面するこのリブ28の内側面には、重なり部46,48が重なった状態で重なり部48に係止する突部52が設けられている。そして他方の重なり部48には、ヒンジ部50が設けられた側縁部はリブ28が設けられておらず、ヒンジ部50と反対側の側縁部もリブ28が設けられておらず、ヒンジ部50と反対側の側縁部はリブ28と同じ幅で切り欠かれて少し細くなっている。重なり部48のリブ28と同じ幅で切り欠かれた側縁部には、重なり部46,48を互いに閉じたとき重なり部46のリブ28が嵌合され、さらに突部52が係合する凹部54が設けられている。
次にカップ麺用フォーク42の使用方法について説明する。カップ麺用フォーク42は、円錐台形のカップ形容器40に入れられたカップ麺を食べるために使用される。カップ麺用フォーク42は、まず、図7、図9に示すように、中間ジョイント部44の一対の重なり部46,48を、ヒンジ部50を開いてそれぞれ隣接して並べた状態とし、1個の大きい仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形にして、内周面42aが仮想円の中心に向いた形状となり、円錐台形状のカップ形容器40の側面に、内周面42aを沿わせるようにして取り付ける。
カップ形容器40に入ったカップ麺を食べるときは、カップ形容器40からカップ麺用フォーク42を外し、中間ジョイント部44の一対の重なり部46,48を、図11に示す開いた状態から、ヒンジ部50で二つ折りして合掌状態で互いに重ねて、図11に示す閉じた状態にする。中間ジョイント部44の重なり部46のリブ28の突部52は、重なり部48の凹部54に係合され、閉じた状態が維持される。このとき、中間ジョイント部44の重なり部48は、リブ28とほぼ同じ厚みとなり、自然で滑らかに連続する。保持部16と持ち手12は、外周面42bと内周面42aが連続し、互いに長手方向の軸周りに180°反転した状態となる。つまり図8、図10に示すように互いに連続する2個の小さい仮想円に沿って長手方向が全体に波形となるので、持ち手12が握りやすい形状になるとともに、保持部16は食品を保持しやすい形状、すなわち、カップ形容器40に収容されている食品を保持部16により食べるために適した形状となる。
この実施形態のカップ麺用フォーク42によれば、上記実施形態と同様の効果を有するものである。カップ麺用フォーク42には中間ジョイント部44が一か所設けられているだけなので、構造がシンプルで、食べるときの組み立てがより簡単である。
この発明の飲食用具は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、湾曲の強さは取り付けるカップ形容器に合わせて変更可能である。保持部の形状は、カップ形容器に収容されている食品に合わせて適宜変更可能であり、溝の数や深さは上記実施の形態以外でもよく、スプーンやナイフでもよく、その他の飲食用具でもよい。ジョイント部の数は、上記以外でもよい。飲食用具をカップ形容器の側面に取り付けた後、さらにシュリンク包装等で包装してもよい。
10 カップ麺用フォーク
10a 内周面
10b 外周面
12 持ち手
14 溝
16 保持部
18 第1ジョイント部
20 第2ジョイント部
22,24,34,36 重なり部
26,38 ヒンジ部
28 リブ
30 突部
32 凹部

Claims (6)

  1. 合成樹脂で一体に設けられ、一方向に長い薄板状の持ち手と、前記持ち手の一方の端部に形成され食品に接して保持する保持部が設けられ、前記持ち手の長手方向と直交する幅方向から見た形状は1個の仮想円に沿って長手方向が全体に湾曲した円弧形であり、前記持ち手の途中には円弧形の途中から前記持ち手を長手方向の軸回りに略180°反転させて係止するジョイント部が設けられ、前記ジョイント部で前記持ち手を略180°反転させると、前記持ち手が複数個の連続する仮想円に沿って長手方向が全体に波形となり、前記円弧形の状態で、食品が収容され曲面を有するカップ形容器の側面に沿って取り付けられ、カップ形容器に収容された食品を食べるときは、カップ形容器から外して前記ジョイント部で前記持ち手の途中から略180°反転させて前記波形とすることを特徴とする飲食用具。
  2. 前記ジョイント部は、前記ジョイント部で分割される持ち手の一対のパーツの端部に形成され前記持ち手の長手方向に延出する一対の重なり部と、前記一対の重なり部を長手方向の側縁部同士を隣接させて連結する薄肉のヒンジ部とが設けられ、前記一対の重なり部は、前記ヒンジ部により合掌状態で互いに重ねられ、前記一対の重なり部には、互いに重ねた状態で係止する突部と前記突部が嵌合される凹部が設けられ、前記飲食用具は、前記ヒンジ部が開かれ前記一対の重なり部が隣接した状態では、前記飲食用具の長手方向が前記円弧形であり、前記ヒンジ部が閉じられ前記一対の重なり部が重ねられた状態では、前記持ち手を略180°反転させた状態となり、前記飲食用具の長手方向が前記波形となる請求項1記載の飲食用具。
  3. 前記飲食用具の前記円弧形の外周面には、長手方向に沿う一対の側縁部に一定の高さで補強用のリブが設けられ、前記リブの、前記外周面から立ち上がる高さは、前記持ち手の厚みとほぼ同じであり、前記一対の重なり部は前記持ち手の厚みとほぼ同じであり、前記ジョイント部で前記一対の重なり部を閉じたとき、前記一方の重なり部は前記他方の重なり部の前記リブと面一となる請求項1又は2記載の飲食用具。
  4. 前記飲食用具は、前記円弧形の内周面は平坦な曲面である請求項1記載の飲食用具。
  5. 前記円弧形状は、中心角度が180°以下である請求項1記載の飲食用具。
  6. 前記飲食用具は、前記保持部の先端部に溝が平行に形成されたフォークである請求項1記載の飲食用具。
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