JP2014045181A - 中継ユニットおよび太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リーク電流の発生を低減することができて、安全性および信頼性に優れた中継ユニットおよび太陽光発電装置を提供すること。
【解決手段】 太陽電池と、該太陽電池からの出力を制御する制御装置とを電気的に接続するための中継ユニット2であって、基体24と、基体24の上面に配置されて前記太陽電池および前記制御装置の双方に電気的に接続された複数の導体端子25と、これら導体端子25を覆い基体24の上面24aに配置された保護体23とを備えており、基体24は、基体24の上面24aにおける第1端部24bと第2端部24cとの間に、複数の導体端子25のそれぞれを配置している第1溝28の複数が互いに間隔を空けて設けられており、互いに隣り合う第1溝28同士の間に、第2溝29が設けられている。
【選択図】 図3

Description

太陽電池と、該太陽電池からの出力を制御する制御装置とを電気的に接続するための中継ユニット、およびこの中継ユニットを備えた太陽光発電装置に関する。
太陽光発電装置は、例えば、複数の太陽電池モジュールを直列接続した太陽電池ストリングの複数で発電した電力を、電力変換装置であるパワーコンディショナに入力して、負荷に適切な状態で電力供給するものである。
通常、複数の太陽電池ストリングからの各出力ケーブルは端子台にて並列接続している。そして、複数の太陽電池ストリングからの出力を端子台を介してパワーコンディショナ側に送電される。
従来、複数の太陽電池ストリングからの出力用の電線の代わりに金属バーを用いて、これを端子台と一体にした構造が提案されている(下記の特許文献1を参照)。
特開2005−116319号公報
このような端子台に対して大電流を流す場合、電流が端子台からリークするという課題がある。このため、絶縁性能が低下しない安全性に優れた、従来の端子台に代わる中継ユニットおよびこれを用いた太陽光発電装置が望まれている。
そこで、本発明の目的の一つは、リーク電流の発生を低減することができて、安全性および信頼性に優れた中継ユニットおよび太陽光発電装置を提供することである。
本発明の一形態に係る中継ユニットは、太陽電池と、該太陽電池からの出力を制御する制御装置とを電気的に接続するための中継ユニットであって、基体と、該基体の上面に配置されて前記太陽電池および前記制御装置の双方に電気的に接続された複数の導体端子と、これら導体端子を覆い前記基体の上面に配置された保護体とを備えており、前記基体は、前記基体の前記上面における第1端部と第2端部との間に、複数の前記導体端子のそれぞれを配置している第1溝の複数が互いに間隔を空けて設けられており、互いに隣り合う前記第1溝同士の間に、第2溝が設けられている。
また、本発明の一形態に係る太陽光発電装置は、太陽電池と、該太陽電池からの出力を制御する制御装置と、前記太陽電池および前記制御装置を電気的に接続している上記の中継ユニットとを備えている。
上記構成の中継ユニットおよび太陽光発電装置によれば、基体において、互いに隣り合う第1溝同士の間に第2溝が設けられているので、外部から基体と保護体との間に水分が浸入してもこの水分を逃がすことができる。さらに、水分が導体端子の方に浸入しにくいので、長期間に渡って中継ユニットにおける絶縁性を維持することができる。
これにより、中継ユニットでのリーク電流の発生(絶縁耐圧性能の低下)を抑制した信頼性の高い太陽光発電装置を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置を模式的に示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す分解斜視図である。 図4は、図3における構成要素の分解状態を組み合わせて模式的に示す図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)におけるA−A’線で切断した様子を示す断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す分解斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す分解斜視図である。 図7は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す図であり、図7(a)は分解斜視図、図7(b)は図7(a)におけるB−B’線で切断した様子を示す断面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す図であり、図8(a)は分解斜視図、図8(b)は図8(a)におけるC−C’線で切断した様子を示す断面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す図であり、図9(a)は分解斜視図、図9(b)は図9(a)におけるD−D’線で切断した様子を示す断面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す図であり、図10(a)は分解斜視図、図10(b)は図10(a)におけるE−E’線で切断した様子を示す断面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す分解斜視図である。 図12は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の部分を模式的に示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る太陽光発電装置の実施の形態について図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は適宜変更し得る。
<太陽光発電装置および中継ユニットの基本構成>
まず、太陽光発電装置および中継ユニットの基本構成例について説明する。図1に示すように、太陽光発電装置Sは、太陽電池20と、太陽電池20からの出力を制御するパワーコンディショナ等の制御装置10と、太陽電池20および制御装置10を電気的に接続している中継ユニット2とを備えている。
太陽電池20は、例えば、1以上の太陽電池モジュールが電気的に接続されている第1太陽電池ストリング20Aおよびこの第1太陽電池ストリング20Aと同様な構成の第2太陽電池ストリング20Bが並列に接続されて構成されている。
太陽電池20からの出力は、出力ケーブルである電線9、接続箱1に収容された中継ユニット2における複数の導体端子25、および電線91を介して、制御装置10へ供給される。さらに、制御装置10からの出力は電線92を介して、交流負荷または商用電力系統のような負荷11へ供給される。なお、中継ユニット2には図示のように接地線4が接続されていてもよい。
太陽電池20は、単結晶もしくは多結晶の結晶系太陽電池、またはアモルファス系太陽電池もしくはCIGS系太陽電池等のような薄膜系の太陽電池等の各種太陽電池を用いることができる。また、本実施形態では中継ユニット2が接続箱1に収容されたものとして説明しているが、このような態様に限定されない。例えば、中継ユニット2は太陽電池モジュールに設けたターミナルボックス内、または制御装置10内に収容されていてもよい。
中継ユニット2は、太陽電池20と、太陽電池20からの出力を制御する制御装置10とを電気的に接続するためのものであって、例えば図3に示すように、基体24と、基体24の上面24aに配置されて、太陽電池20および制御装置10の双方に電気的に接続された複数の導体端子25と、これら導体端子25を覆い基体24の上面24aに配置された保護体23とを備えており、基体24は、基体24の上面24aにおける第1端部24bと第2端部24cとの間に、複数の導体端子25のそれぞれを配置している第1溝28の複数が互いに間隔を空けて設けられており、互いに隣り合う第1溝28同士の間に、第2溝29が設けられている。
ここで、基体24には、その上面24aの最も第1端部24b側に位置している第1溝28よりも第1端部24b側に、第3溝30がさらに設けられていてもよい。また、基体24には、その上面24aの第3溝30よりも第1端部24b側に、接地線に電気的に接続されている接地線接続部がさらに設けられていてもよい。さらに、基体24および保護体23が熱硬化性樹脂で構成し得る。
次に、太陽光発電装置Sを構成する主に中継ユニット2の種々の実施形態について詳述する。
<実施形態1>
図2に示すように、中継ユニット2を電路盤(主電路盤21および副電路盤22)構造としたものは、主に熱可塑性の絶縁性樹脂に銅板等の後記する導体端子25となる金属バーを配線パターンにしたものを嵌め込んだ構造とし得る。これにより、高電圧・大電流を印加しても、作業者が電路に接触し難く、安全性の点で優れている。この電路盤には、外部との接続に導体端子25が設けられており、太陽電池20からの送電ケーブルの電線終端に接続された圧着端子をこの導体端子3にネジ止めすることができる。
こうして1本に集約された発電電力(直流電流)は、パワーコンディショナ等の制御装置10の変換回路の入力部に接続されて、この変換回路にて交流電力(交流電流)に電力変換された後、交流負荷または商用電力系統のような負荷11に供給される。
また、中継ユニット2は接地用の端子を有しており、接続箱1の筐体およびこの筐体内のベースプレートを接地することができるが、この接地用の端子には、制御装置10に接続された接地線4を接続した接地棒を用いてもよい。
図2に示すように、接続箱1内の金属板(ベースプレート)50には、金属ポール51が設けられ、中継ユニット2を支持固定している。
金属ポール51は、金属板50に電気的に接続されているので、金属板50を接地するための接地線4を、中継ユニット2を金属ポール51にネジで固定している締結部27(接地線接続部)に接続してもよい。
電路盤の構造では、主電路盤21のように導体端子25と熱可塑性樹脂とを一体にした構造にし得るが、中継ユニット2の絶縁部分全体を熱可塑性樹脂のみとすると、大電流を流す場合などの用途では耐熱温度が不十分であるので、基体24および保護体23のみを熱硬化性樹脂とすることもできる。例えば、主電路盤21を絶縁性の樹脂体であるポリフェニレンサルファイド(PPS)またはポリカーボネート(PCB)等の熱可塑性樹脂で構成して、保護体23と基体24とをフェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ユリア系樹脂等の熱硬化性樹脂で構成すると、保護体23と基体24とにおいて耐熱性が良好となるのでよい。ただし、形状が複雑などの理由で、保護体23と基体24とを後で組み付ける必要がある等の場合には、保護体23と基体24とを主電路盤21と同様に熱可塑性樹脂で構成してもよい。なお、熱硬化性樹脂は金属バーである導体端子25との一体成型が難しいので、図2に示すように、基体24と保護体23とで導体端子25を挟んだ構造とする。基体24と保護体23とは、締結部27においてネジとナットとで締結して固定するが、金属ポール51と共締めにすることもできる。
また、本実施形態では中継ユニット2を接続箱1に納められた電路盤として説明しているがこの限りではなく、太陽電池モジュールに設けたターミナルボックス内の中継ユニット、またはパワーコンディショナの入力端子部にも適用可能である。
図3に示すように、保護体23と基体24とは、主電路盤21から突出している導体端子25(太陽電池20からの入力端子部または制御装置10への出力端子部の一部となり得る)を保護体23と基体24とで挟む態様で、導体端子25を外部から絶縁するとよい。
基体24には、その上面24aにおける第1端部24a側から第2端部24c側へ間隔を空けて設けられており、主電路盤21の導体端子25が収納される第1溝28が複数設けられている。また、第1溝28同士の間には第2溝29が設けられている。また、基体24の第1端部24bおよび第2端部に配置した貫通孔42と第1溝28との間には第3溝30が設けられている。
図4(a),(b)に示すように、保護体23と基体24とは導体端子25を挟み込んで副電路盤22としている。なお、図4(a)においては、図4(b)で図示しているねじ26、締結部27、接地線4および出力端子54等の図示を省略している。
第2溝29は主電路盤21に近接する面へ連通している。また、複数の第3溝30の一端部のそれぞれは副電路盤22の側面に達している。このように、第3溝30は結露の発生をより低減させるように、通気性に配慮してその長さを短くするため副電路盤22の側面に開口させているが、第2溝29と同様に主電路盤21に近接する面に連通させてもよい。
このようにして、保護体23と基体24とが組み合わされた副電路盤22は、保護体23の両端部に設けた貫通孔41と基体24の両端部に設けた貫通孔42とを、ネジ・ネジ孔またはボルト・ナットの締結部材27で締結した後、保護体23の上部に導体端子25に電気的に導通するネジ26を取り付けて中継ユニット2とすることができる。この中継ユニット2に送電ケーブル等の入出力端子である出力端子54を取り付けて、太陽電池ストリング20A,20Bの並列接続、制御装置10への送電を行うことができる。
なお、図2において説明したように、締結部材27は金属板50と電気的に接続されているので、接地線4を締結部材27で共締めして筐体アースを取っている。
第2溝29および第3溝30によって構成された貫通溝によって、導体端子25同士、もしくは導体端子25と締結部27(または接地線52)との間に空隙が確保されるので、通常使用時には導体端子25間の絶縁性を高め、結露時には排水等による絶縁性の回復までの時間を短くすることができる。
また、第2溝29および第3溝30を設けているので、これらによって沿面距離が増えることになり、リーク電流に対する抵抗値も増加してリーク電流を低減できる。さらに、保護体23と基体24との間の隙間は狭いので、外部から水滴等を毛細管現象によって吸い込んだり、浸入した水滴等の水分が中々出て行かずに長時間に渡って絶縁性が低下するのを、第2溝29および第3溝30によって抑制する(表面張力を発生させない)ので、電路盤構造の絶縁性を向上させることができる。
第2溝29,第3溝30の深さおよび幅は、水滴の表面張力以上の長さ(断面積)が望ましいが、例えば深さ1mm、幅5mm程度の通気性を発生させるサイズとする。これにより、結露を発生し難くさせて、水滴の発生および浸入を抑制することができて、リーク電流の発生(絶縁耐圧性能の低下)を抑制できる。
<実施形態2>
図5に示すようには、中継ユニット2において、保護体23の下面に複数の第1上溝31を設けて、保護体23の第1上溝31に対面するように、基体24に第2溝29,第3溝30を設けてもよい。
保護体23に設けた第1上溝31と、基体24に設けられた第2溝29,第3溝30は、保護体23と基体24とを組み合わせた状態において、完全に同じ部位に配置されていなくてもよいが、第1上溝31と第2溝29,第3溝30とが対面するようにすれば、後述する図9(b)に示すように、貫通孔の断面積を大きくすることができる。これにより、水滴の表面張力以上の断面積を容易に確保できて、水滴の排出も容易になる。また、通気性も向上するので結露も生じ難くできる。
他方、第1上溝31と第2溝29,第3溝30とが完全に対面していなくても、保護体23と基体24とがそれぞれで沿面距離を増やすことができるので、絶縁耐圧性能が向上する。また、通気によって結露が生じ難くなるのでリーク電流の発生を抑制できる。
また、保護体23と基体24とを組み合わせた状態でみると、第1上溝31が基体24の、第2溝29,第3溝30が保護体23の絶縁耐圧性能も高めるための貫通孔としても作用するので、第1実施形態よりも絶縁耐圧性能が向上することを期待できる。特に、第1上溝31と第2溝29,第3溝30が一部重なるような配置にすれば、空間距離が大きくとることができて、さらに電流がリークし難い構造にできる。
<実施形態3>
図6に示すように、中継ユニット2において保護体23および基体24の主電路盤21と近接する側部に、主電路盤21の近接面に沿って第2上溝34および溝部32を設けてもよい。
主電路盤21に副電路盤22(保護体23および基体24)を取り付けた場合、主電路盤21と副電路盤とが密着している場合には、この密着部分で電流のリークが発生する場合がある。
そこで、主電路盤21と、保護体23および基体24と密着する部位に、保護体23には第2上溝34を設けて、基体24には溝部32を設けるとよい。これにより、主電路盤21との間においても、第2溝29,第3溝30および第1上溝31を設けた場合と同様に、リーク電流の発生を抑制することができる。
なお、例えば、保護体23の長手方向を基体24よりも短くして、主電路盤21との間に空隙が生じるようにするのであれば、基体24側のみに溝部32を設ければよい。
<実施形態4>
図7(a)に示すように、中継ユニット2における保護体23と対向させる基体として、2つの小基体である第1基体24Aおよび第2基体24Bが保護体23の下面側に配置されており、これらが保護体23と組み合わされるようにしてもよい。第1基体24Aには第3溝部30が設けられており、第2基体24Bにも第3溝30が設けられている。
また、図7(b)に示すように、保護体23と組み合わされることで、第1基体24Aと第2基体24Bとの間に、第1溝に相当する溝部33が形成される。これによって、導体端子25同士の間の結露を抑制することができて、リーク電流の発生を抑制することができる。一方、第3溝30によって、導体端子25と締結部27(接地線4)との間のリーク電流が抑制される。
<実施形態5>
図8(a),(b)に示すように、中継ユニット2において制御系の主電路盤21Aと電源系の主電路盤21Bとを設けるようにしてもよい。主電路盤21Aと主電路盤21Bとでは高周波の電源ノイズが基体24上を伝搬する場合がある。この場合には、電源系と制御系との分離が行われるとよい。このため、主電路盤21A,21B間の導体端子25の位置に、保護体23と基体24とを組み合わせて配置すれば、導体端子25にかかる曲げ応力を保護体23と基体24とで挟む力で支えることができるので、主電路盤21A,21Bが大型化した場合の補強効果が得られる。
<実施形態6>
実施形態5で述べたように、制御系の主電路盤21Aと電源系の主電路盤21Bとの間に保護体23と基体24とを配した場合、実施形態3の場合のように、主電路盤と、保護体23および基体24との接する面に溝部を設けたとしても、図8(a)に示すように、基体24の第2溝29,第3溝30は通気性、結露の抑制および水滴の排出を良好にするために、水抜き孔36を設けて、周囲を囲まれた部位における通気性能および水滴の排出性を高めて、電流のリーク発生を極力抑制することが可能である。
なお、本実施形態では、水抜き孔36のサイズを第2溝29よりも小さくしているが、第2溝29と同じ幅の孔径にして水の抜けを向上させてもよいし、第2溝29と水抜き孔36の接する角部とを曲面にしたり、この角部を削って斜面状にしても同様の効果が期待できる。
<実施形態7>
図9(a),(b)に示すように、導体端子25が3以上ある場合には、保護体23および基体24のいずれか、またはこれらの両方に第2溝29,第3溝30,第1上溝31の数を増やして対応することができる。
また、このように導体端子25の数が増えてくると、小型化のために導体端子25間の距離を狭くするなどの対応が行われるため、図9(b)に示すように、保護体23の第1
上溝31と、基体24の第2溝29,第3溝30とを組み合せたときに同じ位置になるようにしておけば、貫通孔の断面積が大きくとれて、絶縁性能を向上させて電流のリークが生じ難くすることができる。
また、導体端子25の複数が同電位(例えば2本が負極を並列出力をしたもの)で有る場合には、上記の溝の通気性能によって、水滴の滞留などで導体端子25が腐食するなどを低減することができる。
<実施形態8>
図10(a),(b)に示すように、主電路盤21から突出した導体端子25が3つ以上の場合でもよく、また、保護体23と対向する基体24が3以上に分割されている形態であってもよい。
図10(a),(b)に示すように、保護体23に対向する第1基体24A、第2基体24Bおよび第3基体24Cが組み合わされる構造としてもよい。本実施形態では、保護体23に設けた複数の貫通孔40から挿入したネジ26が導体端子25とネジ孔43とで締め付け固定される構造としたので、第2基体24Cには固定用の締結部材は不要である。保護体23と各基体とが組み合わされることで、第1基体24Aと第2基体24Bとの間に溝部33が形成されて、第2基体24Bと第2基体24Bとの間にも溝部33形成される。
このような構造とすることによって、3以上の導体端子25があっても、各導体端子25間の結露を抑制して、リーク電流の発生を抑制することができる。
また、導体端子25の数が増えても、第2基体24Bを複数用いれば対応できるので、主電路盤21の導体端子25の数に合わせて大型の成型金型を製作せずに済む。これにより、汎用性が高く、経済的な太陽光発電装置を提供できる。
<実施形態9>
実施形態9は、図11に示すように、第2溝29の長手方向における中央部に、溝幅を大きくした幅広部29aを設けている点が他の実施形態の構成と異なる。この幅広部29aを設けることによって、基体24が収縮した際に外部の水分を基体24の内側に取り込んでも幅広部29aの広い領域で十分に収容することができて、水分が第2溝が溢れて導体端子25に接触しないようにすることができる。
<実施形態10>
実施形態10は、図12に示すように、第2溝29の主電路盤21側の端部において溝幅を次第に広くした末広部29bを設けている点で他の実施形態の構成と異なる。この末広部29bを設けることによって、外気との接触面積が増えるので、実施形態9の作用効果に加えて、第2溝に溜まった水分が外部へ排出または蒸発しやすくなる。
<その他変形例>
上記の各実施形態の説明において、各溝部は断面形状において角形状を採用しているがこの限りではなく、断面形状がU字状、一部が円弧状、または保護体23と基体24とを合わせたときに逆三角形状としてもよい。これにより、埃等の異物が溜まりにくく、異物の排出性を高めることができる。特に、溝部の断面形状が全て曲線状とすれば、角部がないので水分の排出性がより向上する。
1:接続箱
2:中継ユニット
3:導体端子
4:接地線
9:送電ケーブル
11:負荷
17:太陽光発電装置
20:太陽電池
20A:第1太陽電池ストリング
20B:第2太陽電池ストリング
21:主電路盤
22:副電路盤
23:保護体
24:基体(第1基体)
25:金属バー
26:ネジ
27:締結部
28:第1溝
29:第2溝
30:第3溝
31:第1上溝
32、33:溝部
34:第2上溝
36:水抜き孔
38:第2基体
39:第3基体
40、41、42:貫通孔
43:ネジ孔
51:金属ポール
53:出力ケーブル
54:出力端子

Claims (5)

  1. 太陽電池と、該太陽電池からの出力を制御する制御装置とを電気的に接続するための中継ユニットであって、
    基体と、該基体の上面に配置されて前記太陽電池および前記制御装置の双方に電気的に接続された複数の導体端子と、これら導体端子を覆い前記基体の上面に配置された保護体とを備えており、
    前記基体は、前記基体の前記上面における第1端部と第2端部との間に、複数の前記導体端子のそれぞれを配置している第1溝の複数が互いに間隔を空けて設けられており、互いに隣り合う前記第1溝同士の間に、第2溝が設けられている中継ユニット。
  2. 前記基体は、前記上面の最も前記第1端部側に位置している前記第1溝よりも前記第1端部側に、第3溝がさらに設けられている請求項1に記載の中継ユニット。
  3. 前記基体は、前記上面の前記第3溝よりも前記第1端部側に、接地線に電気的に接続されている接地線接続部がさらに設けられている請求項2に記載の中継ユニット。
  4. 前記基体および前記保護体が熱硬化性樹脂からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の中継ユニット。
  5. 太陽電池と、
    該太陽電池からの出力を制御する制御装置と、
    前記太陽電池および前記制御装置を電気的に接続している請求項1乃至4のいずれかに記載の中継ユニットと
    を備えている太陽光発電装置。
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