JP2014044876A - 車両用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に電流の流れを遮断する電源遮断機能を備えた車両用電源装置を提案する。
【解決手段】複数の電源モジュール5A〜5Lと、複数の電源モジュールの電極端子5a、5bを接続するバスバー10とを備え、バスバー10(A)は、金属部材で形成された第1及び第2の部材101,102と、第1及び第2の部材101,102とを連結するとともに、第1及び第2の部材よりもじん性の低いセラミック部材で構成された破断起点部103とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】複数の電源モジュール5A〜5Lと、複数の電源モジュールの電極端子5a、5bを接続するバスバー10とを備え、バスバー10(A)は、金属部材で形成された第1及び第2の部材101,102と、第1及び第2の部材101,102とを連結するとともに、第1及び第2の部材よりもじん性の低いセラミック部材で構成された破断起点部103とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用の電源装置に関し、特に電源からの高電圧な電流の流れを遮断する機能を備えたものに関する。
走行用の電動機となる走行モータを備えた車両となる電気自動車や、走行モータと内燃機関を備えた車両となるハイブリット自動車には、走行モータに電力供給する電源装置として大容量で高電圧のバッテリーパックが搭載されている。バッテリーパックは、多数のセルを1つに求めて構成されたモジュールを複数備えていて、各モジュールが導電性の金属部材で構成されたバスバーによって直列に接続されている。
バッテリーパックは、補器類を作動するバッテリーよりも高電圧であり、車両の衝突時には、安全のために電流の流れを遮断する必要がある。バッテリーパックの電流を遮断する構成としては、特許文献1に記載のように、衝突時に接続部品の位置をずらす構成や、特許文献2に記載のように、バッテリーパックを構成するモジュール同士を、脆弱部を形成された接続部材となるバスバーで接続し、衝突時に脆弱部でバスバーを破損させるようにした構成が提案されている。
バッテリーパックは、補器類を作動するバッテリーよりも高電圧であり、車両の衝突時には、安全のために電流の流れを遮断する必要がある。バッテリーパックの電流を遮断する構成としては、特許文献1に記載のように、衝突時に接続部品の位置をずらす構成や、特許文献2に記載のように、バッテリーパックを構成するモジュール同士を、脆弱部を形成された接続部材となるバスバーで接続し、衝突時に脆弱部でバスバーを破損させるようにした構成が提案されている。
特許文献1に記載の電流の遮断構造においては、構造が複雑でコスト的に高くなってしまう。特許文献2に記載の電流の遮断構成においては、脆弱部を破断させることで電流の流れを遮断するが、脆弱部を確実に破断しなければ電流の流れを遮断することができず、より確実な遮断構造が求められている。
本発明は、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に電流の流れを遮断する電源遮断機能を備えた車両用電源装置を提案することを、その目的とする。
本発明は、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に電流の流れを遮断する電源遮断機能を備えた車両用電源装置を提案することを、その目的とする。
上記課題を解決するため、複数の電源モジュールと、各電源モジュールの電極端子を接続するバスバーとを備え、バスバーは、金属部材で形成された第1及び第2の部材と、第1及び第2の部材とを連結するとともに、第1及び第2の部材よりもじん性の低いセラミック部材で構成された破断起点部とを有することを特徴としている。
本発明によれば、電源モジュールの電極端子を直列に接続するバスバーに衝突時の衝突荷重が加わると、金属部材で形成され電源モジュールの電極端子との接続部を有する第1及び第2の部材よりも靭性の低いセラミック部材で形成された破断起点部が、第1及び第2の部材よりも早く自己破損してバスバーが切断される。このため、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に電流の流れを遮断することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。図1において、符号1で示す車両は、走行用の電動機となるモータ2の駆動で車輪3を回転させて走行する電気自動車である。車両1の車室内20に設けられた座席4の下部には、車体を構成するフロアパネル6とフロアパネル6の下方に設けられた遮蔽板7とで構成された電源収納部8が形成されている。この電源収納部8内には、モータ2とインバータ9を介して接続される車両用電源装置となるバッテリーパック5が配設されている。
図2に示すように、バッテリーパック5は、複数のセルSを1つの電源モジュールとし、これら電源モジュールを複数備えていて、各電源モジュールを直列に接続することで、高電圧の電流を供給可能とされている。
本形態において、バッテリーパック5は、モジュール5A〜モジュール5Lまでの12個の電源モジュールと、電源制御機器13が、バッテリーパック5を構成する外壁部となるケーシング50内に収納されている。電源制御機器13は、配線11,12で電源モジュール5F、5Gと接続されている。モジュール5A〜モジュール5Lは、それぞれ接続部材となる複数の導電性のバスバー10によって直列に連結されている。各バスバー10は、導電性を有する金属製、例えば銅又はアルミ合金製の板材で形成されている。
図2に示すように、バッテリーパック5は、複数のセルSを1つの電源モジュールとし、これら電源モジュールを複数備えていて、各電源モジュールを直列に接続することで、高電圧の電流を供給可能とされている。
本形態において、バッテリーパック5は、モジュール5A〜モジュール5Lまでの12個の電源モジュールと、電源制御機器13が、バッテリーパック5を構成する外壁部となるケーシング50内に収納されている。電源制御機器13は、配線11,12で電源モジュール5F、5Gと接続されている。モジュール5A〜モジュール5Lは、それぞれ接続部材となる複数の導電性のバスバー10によって直列に連結されている。各バスバー10は、導電性を有する金属製、例えば銅又はアルミ合金製の板材で形成されている。
次に電源遮断構造について説明する。上述したバスバー10のうち、少なくとも1つのバスバー10(A)は、図3に示すように、1つ電源モジュールの+端子5bとこれに隣接する別な電源モジュールの−端子5aとに装着される接合部10a、10bが形成された銅又はアルミ合金製で形成された第1の部材101及と第2の部材102と、分割された第1の部材101及と第2の部材102とを連結するとともに、衝突荷重によって接合部10a、10b間を切断するための破断起点部103を有している。本形態において、−端子と+端子は、それぞれ各電源モジュールの上面に配置されている。
この破断起点部103は、バスバー10Aの幅Wよりもその幅W1が広く形成された平板状に形成されている。破断起点部103と第1の部材101及と第2の部材102との接合部分は、両者の熱膨張係数が異なるため、破断起点部103と第1の部材101及と第2の部材102との間にチタン層を介在させて焼結によって接合することで接合強度が高めている。この接合強度は、破断起点部103の破損よりも先に破断起点部103と第1の部材101及と第2の部材102との接合箇所が剥がれない強度が確保される強度とされている。破断起点部103は、車両1の衝突時に衝突荷重を受けた際に、金属製で粘りのある第1の部材101と第2の部材102よりも粘りがなく、破壊が早く行われる強度に設定されている。本形態において、破断起点部103は、銅に比べて耐衝撃力の低い導電性セラミックスで形成されている。破断起点部103としては、室温(25℃)で1Ωcm以下の導電率を持つ導電性セラミックスを用いることができる。すなわち、破断起点部103は、第1の部材101及と第2の部材102よりもじん性の低い材質で形成されている。
このような破断起点部103を接合部10a、10bの途中に配置したバスバー10(A)を用いて電源モジュール間を接続した構成とすると、車両1の衝突時に衝突荷重が加わると破断起点部103が自己破損して接合部10a側と、接合部10b側とにバスバー10(A)が切断され、隣接する電源モジュール間を流れる高電圧の電流を遮断することができる。
しかし、単に、破断起点部103を接合部10a、10bの途中に配置したバスバー10(A)を用いて電源モジュール間を接続しただけでは、破断起点部103が自己破損した際の断片がどこへ飛ぶのか予想するのが難しく、また、破断起点部103が破損しないことも想定される。
そこで、図4(a)に示すように、バッテリーパック5のケーシング50と電源モジュールの間、より詳しくは、衝突荷重入力方向に位置する電源モジュールの側面70とケーシング50との間の空間60内に破断起点部103を配置した。本形態において、側面70は、衝突荷重入力方向となる車両1の前方側に位置する面である。このため、図4(b)に示すように、車両1の前方から衝突時に衝突荷重が加わり、ケーシング50が変形して移動すると、ケーシング50が破断起点部103にぶつかる、あるいは、破断起点部103が変形したケーシング50と側面70に挟まれることで、自己破損する。このため、バスバー10(A)が、接合部10a側と、接合部10b側とに切断することができ、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に高電圧な電流の流れを遮断する電源遮断機構を構成することができる。また、破断起点部103が破損した場合でも、破損した破片103aはケーシング50内に留ることができるので、バッテリーパック5以外の電装部品に破片103aが接触してバッテリーパック5や電装部品の短絡を起こす可能性が極めて少なくなり、安全性が向上する。
図4に示す形態では、破断起点部103を、バッテリーパック5のケーシング50と電源モジュールの間の空間60内に配置したが、図5(a)に示すように、電源モジュールの角部80を覆おように電源モジュールと対向配置してケーシング50内に破断起点部103を配置する形態であってもよい。
このような配置構成とすると、車両1の衝突時に衝突荷重を受けた際に、ケーシング50が変更すると、図5(b)に示すように、電源モジュールの角部80が破断起点部103とぶつかるため、バスバー10を切断することができ、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に高電圧な電流の流れを遮断することができる。破断起点部103が破損した場合でも、破損した破片103aをケーシング50内に留ることができるので、バッテリーパック5以外の電装部品に破片103aが接触してモジュールの短絡を起こす可能性が極めて少なくなり、安全性が向上する。
図6に示す形態では、破断起点部103の形状をくの字形状に屈曲形成して屈曲部104を形成し、バスバー10(A)の接合部10a、10bの間に配置して、接合部10a、10b間を切断可能にした。
このように、破断起点部103をくの字形状に屈曲形成し、例えば図7に示すようにバッテリーパック5のケーシング50と電源モジュールの間の空間60内に配置した場合、車両1の衝突時に衝突荷重を受けた際に、ケーシング50が変形すると、屈曲部104で衝突荷重を受けることになるので、破断起点部103の形状が板状の場合に比べてより確実に破断起点部103の自己破損が発生する。このため、よりバスバー10を接切断することができ、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時には確実に高電圧な電流の流れを遮断することができる。
上述のバッテリーパック5においては、破断起点部103を備えたバスバー10(A)を1つ用い、電源モジュール間の破壊される箇所(切断箇所)が1つの場合を例に説明したが、このような形成に限定されるものではない。すなわち、バッテリーパック5において、電源モジュール間の破壊される箇所(切断箇所)が多ければ多い程、リークされる電圧を低くできるので、破断起点部103を備えたバスバー10(A)の設置箇所は多ければ多いほど好ましい。
また、車両1に対する衝突荷重入力方向は、車両前方側に限定されるものではなく、車両後方、車両側方がある。このため、図8に示すように、バスバー10(A)を複数使用して電源モジュール間を接合するに際し、破断起点部103をケーシング50と車両後方側に面する側面71との間に配置したり、ケーシング50と車両側向側に面する側面72、73との間に配置することで、車両1に前後左右方向からの衝突荷重が入力された場合でも、よりバスバー10(A)を確実、かつ複数の箇所において切断することができ、簡素な構成でコスト上昇を抑えつつも、衝突時にはより確実に高電圧な電流の流れを、電圧を低下させて遮断することができる。
5 車両用電源装置
5a、5b 電源モジュールの電極端子
5A〜5L 複数の電源モジュール
10、10(A) バスバー
50 ケーシング
70〜73 電源モジュールの側面
80 電源モジュールの角部
101,102 第1及び第2の部材
103 破断起点部
5a、5b 電源モジュールの電極端子
5A〜5L 複数の電源モジュール
10、10(A) バスバー
50 ケーシング
70〜73 電源モジュールの側面
80 電源モジュールの角部
101,102 第1及び第2の部材
103 破断起点部
Claims (3)
- 複数の電源モジュールと、
前記複数の電源モジュールの電極端子を接続するバスバーとを備え、
前記バスバーは、金属部材で形成された第1及び第2の部材と、前記第1及び第2の部材とを連結するとともに、前記第1及び第2の部材よりもじん性の低いセラミック部材で構成された破断起点部とを有することを特徴とする車両用電源装置。 - 前記電極端子は前記電源モジュールの上面に配置され、
前記電源モジュールは、ケーシング内に配置され、
前記破断起点部は、前記ケーシングと前記電源モジュールの側面との間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。 - 前記電源モジュールは、ケーシング内に配置され、
前記破断起点部は、前記ケーシング内で前記電源モジュールの角部を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012186869A JP2014044876A (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | 車両用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014044876A true JP2014044876A (ja) | 2014-03-13 |
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Family Applications (1)
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JP2012186869A Pending JP2014044876A (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | 車両用電源装置 |
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JP (1) | JP2014044876A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108717959A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-10-30 | 安徽知之信息科技有限公司 | 一种新能源汽车电池组用安装箱 |
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2012
- 2012-08-27 JP JP2012186869A patent/JP2014044876A/ja active Pending
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CN108717959A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-10-30 | 安徽知之信息科技有限公司 | 一种新能源汽车电池组用安装箱 |
CN108717959B (zh) * | 2018-06-01 | 2021-07-02 | 芜湖市智行天下工业设计有限公司 | 一种新能源汽车电池组用安装箱 |
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