JP2014044152A - 組合せ秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給装置から供給された被計量物を分散移送する分散部と、分散部の周囲に設けられる複数のリニアフィーダと、各リニアフィーダに対応して設けられる複数の供給ホッパおよび複数の計量ホッパを備えた組合せ秤において、供給ホッパの下部出口で被計量物、特に、細長い被計量物が噛み込まれるのを防止する。
【解決手段】供給ホッパ8に、リニアフィーダ7の終端に臨む上部入口と計量ホッパ9に臨む下部出口とを備えたホッパ本体22と、ホッパ本体22の上部入口を開閉する上部ゲート13と、ホッパ本体22の下部出口を開閉する下部ゲート24とを備え、下部ゲート24が開放姿勢にあるとき上部ゲート23が閉じ姿勢となり、下部ゲート24が閉じ姿勢にあるときに上部ゲート23が開放姿勢となるように、上部ゲート23と下部ゲート24とを背反的に開閉作動させるゲート駆動機構30を備えてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、装置中心に供給された被計量物を全周に分散移送する分散フィーダと、分散フィーダの周囲に設けられる複数のリニアフィーダと、各リニアフィーダに対応して設けられる複数の供給ホッパおよび複数の計量ホッパを備えた組合せ秤に関する。
上記組合せ秤においては、先ず、装置中心に供給された被計量物が分散フィーダによって周囲のリニアフィーダに分散搬送され、分散搬送された被計量物はリニアフィーダによって各供給ホッパに向けて振動搬送された後、各供給ホッパの下部出口に備えたホッパゲートの開放作動に伴ってそれぞれの計量ホッパに投入される。計量ホッパでは、重量センサの安定時間が経過した後に、投入されている被計量物の重量が計量される。そして、組合せ秤の制御部により、複数の計量ホッパで計量されたそれぞれの重量を組み合わせた組合せ重量が、許容範囲となる計量ホッパの組合せが選択される。選択された複数の計量ホッパが開かれて、各計量ホッパからの被計量物が集合シュートに排出されて所定重量にまとめられ、組合せ秤の下方に設置された包装機に投入されて包装されることになる。
このような組合せ秤においては、供給ホッパのホッパゲートが閉じ作動する際に、ホッパ本体とホッパゲートとの間に被計量物を噛み込むことがあり、このような噛み込みを回避するために、例えば、特許文献1に示されているように、ホッパゲートの閉じ始めから所定の遅延時間を経てホッパゲートを閉じた後に、リニアフィーダを作動させて被計量物の供給ホッパへの供給を開始するようにするとともに、ゲート噛み込み判定部によって噛み込みの有無を判定して、ホッパゲートの開閉のタイミングの好適な遅延時間を自動的に調整するようにしている。
特開2011−013003
上記特許文献1によると、被計量物が丸いほど噛み込みを防ぐために、ホッパゲートの開閉タイミングの遅延時間のバラツキは小さくて制御しやすいのであるが、スティック状のスナック菓子のような細長い被計量物を計量対象とする場合は、縦長姿勢で落下排出される被計量物が下部出口を通過する時間が長いものとなるので、これに合わせてホッパゲートの遅延開時間も長く設定しなければならず、このために、供給ホッパの作動サイクルが長くなって、全体としての計量速度の低下をもたらす。
また、細長い被計量物は、リニアフィーダが停止して供給ホッパへの供給作動が停止されても、リニアフィーダにおける搬送パンに受け止め載置されている被計量物の一部が、搬送パンの終端から不安定にはみ出した状態で止まっていることがあり、このような被計量物が装置の作動振動などで不意に搬送パンからホッパ内に落下することがある。そして、収容保持した被計量物を排出作動した後のホッパゲート閉じ作動時に上記落下が発生すると、不意に落下した被計量物がホッパゲートに噛み込まれて損傷したり、噛み込まれてぶら下がったままの被計量物が計量ホッパに接触して計量不良をもたらすおそれが生じる。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、供給ホッパの下部出口で被計量物、特に、細長い被計量物が噛み込まれるのを防止することを主たる目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、供給装置から供給された被計量物を分散移送する分散フィーダと、分散フィーダの周囲に設けられる複数のリニアフィーダと、各リニアフィーダに対応して設けられる複数の供給ホッパおよび複数の計量ホッパを備えた組合せ秤であって、
各供給ホッパに、リニアフィーダの終端に臨む上部入口と計量ホッパに臨む下部出口とを備えたホッパ本体と、ホッパ本体の上部入口を開閉する上部ゲートと、ホッパ本体の下部出口を開閉する下部ゲートとを備え、
前記下部ゲートが開放姿勢にあるとき前記上部ゲートが閉じ姿勢となり、前記下部ゲートが閉じ姿勢にあるときに前記上部ゲートが開放姿勢となるように、上部ゲートと下部ゲートとを背反的に開閉作動させるゲート駆動機構を備えてあることを特徴とする。
この構成によると、下部ゲートが開かれて、ホッパ本体に収容保持されている被計量物が下部出口から落下排出される場合、上部入口では閉じ作動した上部ゲートがリニアフィーダからの被計量物を受け止め、ホッパ本体への落下を不能とする。また、収容保持されていた被計量物の落下排出が終了して下部ゲートが閉じられる際には、上部ゲートが被計量物の受け止め状態を維持するので、上部ゲートで保持されている被計量物が落下して下部出口で下部ゲートに噛み込まれるようなことはない。そして、下部ゲートが被計量物を受け止め可能な閉じ状態になって上部ゲートが開放されて、ホッパ本体への次の被計量物供給が行われる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記ホッパ本体内に収容保持された被計量物が前記下部ゲートの開放作動に伴って下部出口から落下排出されるのに先行して前記上部ゲートが閉じ作動し、かつ、上部ゲートの開放作動に伴って被計量物が前記上部入口からホッパ本体内に流入するのに先行して、下部ゲートが被計量物を受け止め可能に閉じ作動するように前記ゲート駆動機構を設定してある。
この構成によると、下部ゲートの閉じ作動中に、リニアフィーダからの被計量物がホッパ本体の上部入口に落下することがなくなり、ホッパ本体の下部出口において閉じ作動する下部ゲートで被計量物が噛み込まれることを確実に防止することができる。
(3)本発明の他の実施態様においては、前記上部ゲートと下部ゲートとをそれぞれ個別のリンク機構に連動連結してある。
この構成によると、上部ゲート用のリンク機構の動作特性と、下部ゲート用のリンク機構の動作特性を個別に設定することが容易となり、上部ゲートと下部ゲートとの開閉作動タイミングを好適なものにすることができる。
(4)本発明の他の実施態様においては、上部ゲート用の前記リンク機構および下部ゲート用のリンク機構を、開放位置側での開閉作動速度が閉じ位置側での開閉作動速度よりも速くなるように、各リンク機構の動作特性を設定してある。
この構成によると、上部ゲートによる被計量物のせき止め、および、上部ゲート開放作動に先立つ下部ゲート閉じ作動を好適なタイミングで実行することができる。
(5)本発明の他の実施態様においては、上部ゲート用の前記リンク機構と下部ゲート用の前記リンク機構とを単一の駆動部材で駆動するよう構成してある。
この構成によると、駆動源が1つであるので、上部ゲート用のリンク機構と下部ゲート用のリンク機構を個別に駆動する場合に比べて低コストで製造することができる。
このように、本発明によれば、ホッパ本体の下部出口での被計量物の噛み込みを防ぎ、噛み込みによる破損を回避して商品価値が落ちるのを防ぐことができる。
組合せ秤の正面図である。 供給ホッパを一側方から見た側面図である。 供給ホッパを他側方から見た側面図である。 供給ホッパの縦断側面図である。 供給ホッパの平面図である。 図2におけるA−A断面図である。 図2におけるB−B断面図である。 ゲート駆動用リンク機構の斜視図である。 リンク機構の作動を示す側面図である。 供給作動を示す縦断側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に実施形態に係る組合せ秤の全体正面図が示されている。この組合せ秤1は、主として細長いスティック菓子を被計量物として所定量ずつ計量して下方に排出するのに好適であって、櫓状に組み上げ立設されたフレームの階上部に設置される。
組合せ秤1の中心上方には、製造ライン等から図示されていない搬入コンベアで搬送されてきた被計量物を受ける投入ホッパ2が配備され、投入された被計量物は設定量づつ計量された後、組合せ秤1の中心下方から排出され、階下に設置した図示されていない包装機に投入されて袋詰めされる。
組合せ秤1の中央には略円柱形のセンター基体3が、基台4に取り付けられた4本の脚5によって支持され、このセンター基体3の上部中央に、投入ホッパ2から落下供給される被計量物を振動によって放射状に分散移送する円錐形の分散フィーダ6が装備されている。分散フィーダ6の周囲には、分散移送された被計量物を振動によって設定時間づつ外方に向けて直線移送する多数のリニアフィーダ7が放射状に設置され、さらに、各リニアフィーダ7の終端下方に、リニアフィーダ7からの被計量物を一時貯留する供給ホッパ8、および、供給ホッパ8から排出された被計量物を受けてその重量を計測する計量ホッパ9がそれぞれ対応して設けられ、これらリニアフィーダ7、供給ホッパ8、および、計量ホッパ9を1連とする多数連(8連〜24連)の計量ユニットがセンター基体3の周囲に環状に配備されている。
図示されていないが、分散フィーダ6およびリニアフィーダ7の振動装置、計量ホッパ9のゲート開閉装置、等の駆動ユニットがセンター基体3に装備されるとともに、各計量ホッパ9には、計量ホッパ9内の被計量物の重量を計測するロードセルなどの重量センサが備えられ、この重量センサもセンター基体3内に前記駆動ユニットと共に収納されている。
環状に配列された各計量ホッパ9の下方には、所定の重量となるように組合せ選択された複数の計量ホッパ9から排出された被計量物を装置中心側に向けて滑落案内する集合シュート10が配備されるとともに、集合シュート10の下方には、複数の集合シュート10から滑落した被計量物を集める漏斗状の排出シュート11が固定配備されている。
上記構成は基本的に従来のものと同様であり、本発明では、前記供給ホッパ8を以下のように構成してある。なお、以下の説明において、便宜上、センター基体3側を前方(あるいは内方)、リニアフィーダ7による搬送方向を後方(あるいは外方)と呼称する。
図2は、供給ホッパを一側方から見た側面図であり、図3は、供給ホッパを他側方から見た側面図であり、図4は、供給ホッパの縦断側面図であり、図5は供給ホッパの平面図であり、図6は図2におけるA−A断面図であり、図7は図2におけるB−B断面図である。
これらの図に示すように、供給ホッパ8には、左右に所定間隔を持って対向配備されて適所をステー20で連結された左右一対のフレーム板21が備えられ、これらフレーム板21の間に、筒状に形成されたホッパ本体22が急角度の傾斜姿勢で取り付け支持され、かつ、フレーム板21の前方上部におよび後方下部に、ホッパ本体22の上部入口および下部出口を開閉する上部ゲート23および下部ゲート24がそれぞれ揺動可能に装着されている。なお、この例では、スティック菓子などの細長い被計量物wをその長手方向に揃えて受け止めるよう、ホッパ本体22は、内側の底面22aが凹入湾曲され、外側の後面22bが扁平な横断面形状の筒状に構成されている。
上部ゲート23は上向きに開放されたコの字形に屈曲した板材で形成されており、リニアフィーダ7における搬送パン25の終端下方に位置する横向き水平の支点pを中心にして上下に揺動開閉可能に左右の支持フレーム21に亘って枢着された支持ブラケット26に連結支持されている。そして、上部ゲート23がホッパ本体22の底面22a近くまで振り下がって、急傾斜の後ろ下がり姿勢になることでホッパ本体22の上部入口を開放して、リニアフィーダ7からホッパ本体22内への被計量物流入を許容し、また、上部ゲート23が略水平近くまで振り上がって、ゲート後端がホッパ本体22の後面22bに近接することで、ホッパ本体22の上部入口を閉じて、ゲート上に載置された被計量物wを倒れ姿勢で受け止め支持するようになっている。
下部ゲート24は、ホッパ本体22の底面22aに沿うよう先端辺を湾曲形状にした板材で形成されており、ホッパ本体22における下部出口の後面22b側に位置する横向き水平の支点qを中心にして前後方向に揺動開閉可能に左右の支持フレーム21に枢着されている。そして、下部ゲート24が前方に揺動されてホッパ本体22の下部出口が閉じられることで、ホッパ内の被計量物wをホッパ本体22の底面22aに沿った縦姿勢で受け止め保持し、また、下部ゲート24が後方に揺動されてホッパ前面から離れてホッパ本体22の下部出口が開放されることで、保持していた被計量物wを下方の計量ホッパ9に向けて落下排出するようになっている。
上部ゲート23と下部ゲート24とは互いに背反的に開閉作動するよう連係されており、以下に、両者を連係作動させるゲート駆動機構30について説明する。
ゲート駆動機構30は、上部ゲート駆動用のリンク機構31、下部ゲート駆動用のリンク機構32、および、これらを操作する原動機構33とで構成されている。
図2,図8に示すように、上部ゲート駆動用のリンク機構31は、一方の支持フレーム21における前部下方箇所の外面に支点a周りに揺動可能に装着された第1揺動リンク34と、この第1揺動リンク34の遊端部と上部ゲート23の支持ブラケット26とに亘って架設された連係リンク35とで構成されており、第1揺動リンク34の下方揺動によって上部ゲート23が下方に開放揺動され、第1揺動リンク34の上方揺動によって上部ゲート23が上方に閉じ揺動される。
図3,図8に示すように、下部ゲート駆動用のリンク機構32は、他方の支持フレーム21における前部下方箇所の外面に、前記第1揺動リンク34と同心の支点a周りに揺動可能に装着された第2揺動リンク36と、この第2揺動リンク36の後方遊端部と下部ゲート24から延出されたアーム部24aとに亘って架設された前後に長い連係リンク37とで構成されており、第2揺動リンク36の下方揺動によって下部ゲート24が前方に閉じ揺動され、第2揺動リンク36の上方揺動によって下部ゲート24が後方に開放揺動される。
前記第1揺動リンク24の遊端部と、第2揺動リンク36に備えた中間屈曲部36aとが横向き水平の連結軸38で架橋連結されており、これによって、第1揺動リンク34と第2揺動リンク36とが支点a周りに一体に上下揺動するようになっている。
また、他方の支持フレーム21の外面には、第2揺動リンク36の支点aの下方に位置する支点bを中心にして上下揺動可能な第3揺動リンク39が装備され、この第3揺動リンク39の後方遊端部と第2揺動リンク36の中間屈曲部36aとが連係リンク40で連結されている。ここで、第2揺動リンク36、第3揺動リンク39、および、連係リンク40が平行四連リンクを構成するように、各支点間寸法が設定されている。
さらに、前記第3揺動リンク39の後方遊端部と連係リンク40との枢支連結点には、水平の操作用支軸41が内向き片持ち状に連結され、この操作用支軸41と前記連結軸38とが一定の上下間隔を持って互いに平行に対向配備されている。
原動機構33には、センター基体3の外側に取り付けられた駆動ケース42と、駆動ケース前面に配備されて、ケース内のモータで軸心z周りに正逆に揺動される駆動アーム43とが備えられており、駆動アーム43の遊端部に遊転自在に軸支した駆動部材としての操作ローラ44が前記連結軸38と操作用支軸41との間に挿通されている。
従って、操作ローラ44が下方移動する時には、この操作ローラ44に下方から係合する操作用支軸41が押し下げられ、図2〜図4に示すように、第2揺動リンク36が下方に揺動されて下部ゲート24が閉じられる。また、第2揺動リンク36が下方揺動することで、連結軸38を介して第2揺動リンク36と一体作動する第1揺動リンク34も下方揺動され、上部ゲート23が開放される。
なお、下方揺動された第1揺動リンク34は支持フレーム21の前端辺から折り出し突設されたストッパ21aに当接支持され、上部ゲート23の開放姿勢が規制される。また、下部ゲート24のアーム部24aが支持フレーム21の下端辺から折り出し突設されたストッパ21bに当接支持され、下部ゲート24の閉じ姿勢が規制される。
そして、操作ローラ44が上方移動する時には、この操作ローラ44に上方から係合された連結軸38が押し上げられ、リンク機構31の第1揺動リンク34が上方に揺動されて上部ゲート23が閉じ揺動する。また、第1揺動リンク34が上方揺動することで、連結軸38を介して第1揺動リンク34と一体作動する第2揺動リンク36も上方揺動されて下部ゲート24が揺動開放される。
この場合、図9に示すように、第1揺動リンク34および第2揺動リンク36を等速で揺動させると、上部ゲート用のリンク機構31および下部ゲート用のリンク機構32は、開放位置側での開閉作動速度が閉じ位置側での開閉作動速度よりも速くなるように、リンク動作特性が設定されている。
従って、「上部ゲート開放/下部ゲート閉じ」状態から第1揺動リンク34および第2揺動リンク36が上方揺動されると、第1揺動リンク34が上方揺動され始めるのに対応して上部ゲート23は直ちに大きく上方揺動し始める。これに対して、第2揺動リンク36が上方揺動され始めても、揺動初期には連係リンク37が下部ゲート24のアーム部24aとの枢支連結点を中心に上方に揺動変位するだけで前方への移動が少なく、下部ゲート24は僅かに開くだけで、被計量物の落下を受止め阻止する実質的な閉じ状態に保持される。そして、第1揺動リンク34および第2揺動リンク36が大きく上方揺動されて、上部ゲート23が閉じ方向に大きく揺動されると、第2揺動リンク36の大きい上方揺動に伴って連係リンク37が前方に大きく移動されて、下部ゲート24が大きく開放揺動することになる。
また、逆に、「上部ゲート閉じ/下部ゲート開放」状態から第1揺動リンク34および第2揺動リンク36が一体に下方揺動され始めると、第2揺動リンク36の初期下方揺動に対応して直ちに連係リンク37が後方に移動されて下部ゲート24が急速に閉じ作動する。この間、上部ゲート23も下方揺動するが、その初期作動においては上部ゲート23の下方移動量が少なく、かつ、傾斜角度が小さいものであり、上部ゲート23上の被計量物wがゲート先端とホッパ本体22の後面22bとの間から落下することのない実質的な閉じ状態が維持される。
そして、第1揺動リンク34および第2揺動リンク36が更に大きく下方揺動されると、第2揺動リンク36の下方揺動に対する連係リンク37の後方移動が小さいものとなり、下部ゲート24の閉じ姿勢にほとんど変化はない。また、この間、上部ゲート23も大きく下方揺動して後下がり傾斜角度が大きくなって、被計量物wの流下が可能な開放状態となる。
次に、図10を参照して、スナック菓子などの細長い被計量物wを計量ホッパ9に供給する作動について説明する。
図10(a)は、上部ゲート23が閉じられ、下部ゲート24が開放され、ホッパ本体22内の被計量物wが落下排出された状態であり、この時、リニアフィーダ7による搬送作動は停止している。
次に、駆動部材44の下方作動に伴って第1揺動リンク34と第2揺動リンク36が一体に下方に駆動揺動され、図10(b)に示すように、上部ゲート23が開放方向に作動するとともに、下部ゲート24が閉じ方向に作動し、かつ、リニアフィーダ7による設定時間の搬送が開始される。この場合、上記のように、下部ゲート24の閉じ方向への作動が速やかに開始されるのに対して、上部ゲート23の開放方向への作動が緩慢に開始され、上部ゲート23から被計量物wがホッパ本体22内に落下供給され始める状態にまで開放した時点で、下部ゲート24は被計量物wを受け止め可能な状態(実質閉じ状態)になっている。そして、図10(c)に示すように、大きく開放された上部ゲート23を通過して落下供給された被計量物wは、ホッパ本体22における底面22aに沿った縦姿勢に整列されながら完全閉じ状態の下部ゲート24で受け止められる。
下方の計量ホッパ9が空になって次の供給指令が出されると、駆動部材44の上方作動に伴って第1揺動リンク34と第2揺動リンク36が一体に上方に駆動揺動され、図10(d)に示すように、上部ゲート23が閉じ方向へ作動するとともに、下部ゲート24が開放方向へ作動する。この場合、上記のように、上部ゲート23の閉じ方向への作動が速やかに開始されるのに対して、下部ゲート24の開放方向への作動が緩慢に開始される。
ここで、上部ゲート23はリニアフィーダ7の終端下方の支点pを中心にした振り上げ揺動で被計量物wを受け止めるので、被計量物wが細長いスナック菓子であると、上部ゲート23が上限まで振り上げられない状態でも、上部ゲート23上にある被計量物wの先端部がホッパ本体22の後面22bに突き当たることで、被計量物wの流下が阻止されることになる。
これに対して、下部ゲート24は、ホッパ本体22における後面22b側の支点qを中心にした後方への揺動で、ホッパ本体22における底面22aから離れて下部出口を開放するものであるから、底面22aに沿った縦姿勢で受け止められている被計量物wは、下部ゲート24が後方に開放され始めると速やかに落下排出され始める。
従って、リニアフィーダ7の搬送作動が停止した図10(a)の状態では、上部ゲート23上の被計量物wは不意にホッパ本体22内に落下することのない状態に受け止め保持されることになる。
このように、上部ゲート用のリンク機構31と下部ゲート用のリンク機構32の動作特性を異ならせることで、上部ゲート23と下部ゲート24とを背反的に開閉作動させるとともに、実質的には上部ゲート23は下部ゲート24が開き始めるより早く閉じ、かつ、下部ゲート24が実質的に閉じてから上部ゲート23を開くことができ、これによって、細長い被計量物wがホッパ本体22の下部出口から落下排出される際でも、上部入口では上部ゲート23が後続の被計量物wを受け止め保持して、不意に落下するのを確実に阻止することができるのである。
(他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)前記上部ゲート用のリンク機構31における第1揺動リンク34と、下部ゲート用のリンク機構32における第2揺動リンク36とを一体に揺動させる手段は、上記のように両リンクの遊端側同士を連結軸38で架橋連結する構成に限られるこことはなく、例えば、支点aにおいて左右フレーム板21に亘って支軸を回動可能に支承し、この支軸の両端部に前記第1揺動リンク34と第2揺動リンク36とをそれぞれ連結するとともに、第1揺動リンク34あるいは第2揺動リンク36の一方をクランク機構やカム機構などに連動連結して、第1揺動リンク34と第2揺動リンク36とを一定角度範囲で上下に一体揺動させるように構成することもできる。
(2)下部ゲート24を、死点越え作動するバネを用いて閉じ位置と開放位置とに亘って急速に切換え揺動するように構成し、上部ゲートが閉じ位置から開き始める初期作動に連動して下部ゲートを開放位置から閉じ位置に急速作動させ、また、開放位置の上部ゲートの閉じ終了近くの閉じ作動に連動して下部ゲートを閉じ位置から開放位置に急速作動させるようにリンク機構31,32を構成することも可能である。
(3)上部ゲート23と下部ゲート24とを各別に電動モータや電磁ソレノイドなどの電動アクチュエータ、あるいは、シリンダなどの流体アクチュエータに連動連結するとともに、各アクチュエータを所望のタイミングで作動制御する制御装置を備えた形態で実施することもできる。これによると、制御装置の調整によって上部ゲート23と下部ゲート24との開閉作動タイミングを各別に変更調整することが容易となり、被計量物wの性状や量などに応じた好適なタイミングで上下ゲートを開閉制御することができる。
6 分散フィーダ
7 リニアフィーダ
8 供給ホッパ
9 計量ホッパ
22 ホッパ本体
23 上部ゲート
24 下部ゲート
30 ゲート駆動機構
31 リンク機構
32 リンク機構
44 駆動部材
p 上部ゲートの支点
q 下部ゲートの支点

Claims (5)

  1. 供給装置から供給された被計量物を分散移送する分散フィーダと、分散フィーダの周囲に設けられる複数のリニアフィーダと、各リニアフィーダに対応して設けられる複数の供給ホッパおよび複数の計量ホッパを備えた組合せ秤であって、
    各供給ホッパに、リニアフィーダの終端に臨む上部入口と計量ホッパに臨む下部出口とを備えたホッパ本体と、ホッパ本体の上部入口を開閉する上部ゲートと、ホッパ本体の下部出口を開閉する下部ゲートとを備え、
    前記下部ゲートが開放姿勢にあるとき前記上部ゲートが閉じ姿勢となり、前記下部ゲートが閉じ姿勢にあるときに前記上部ゲートが開放姿勢となるように、上部ゲートと下部ゲートとを背反的に開閉作動させるゲート駆動機構を備えてある、
    ことを特徴とする組合せ秤。
  2. 前記ホッパ本体内に収容保持された被計量物が前記下部ゲートの開放作動に伴って下部出口から落下排出されるのに先行して前記上部ゲートが閉じ作動し、かつ、上部ゲートの開放作動に伴って被計量物が前記上部入口からホッパ本体内に流入するのに先行して、下部ゲートが被計量物を受け止め可能に閉じ作動するように前記ゲート駆動機構を設定してある、
    請求項1に記載の組合せ秤。
  3. 前記上部ゲートと下部ゲートとをそれぞれ個別のリンク機構に連動連結してある、
    請求項1または2に記載の組合せ秤。
  4. 上部ゲート用の前記リンク機構および下部ゲート用のリンク機構を、開放位置側での開閉作動速度が閉じ位置側での開閉作動速度よりも速くなるように、各リンク機構の動作特性を設定してある、
    請求項3に記載の組合せ秤。
  5. 上部ゲート用の前記リンク機構と下部ゲート用の前記リンク機構とを単一の駆動部材で駆動するよう構成してある、
    請求項3または4に記載の組合せ秤。
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