JP2014043170A - 熱交換器のブラケット取付装置 - Google Patents

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岡本  光弘
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Abstract

【課題】車体の振動により発生する応力の影響を低減したブラケット取付装置を提供することである。
【解決手段】ブラケット取付装置1は、ピン4cと、ピン4cを嵌合し支持する孔部21およびピン支持部22とを有し、ピン支持部22は、孔部縁21aに起立して設けられ、少なくとも先端部29、30が互いに離間している突起部23、24を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器とブラケットとの取付構造に関するものである。
従来から、走行中に振動する車体と熱交換器とを取付ける方法として、車体と熱交換器とをブラケットを介して固定する方法が用いられている。例えば、特許文献1には、熱交換器にマウント用のピン型ボス部を接合する方法が開示されている。この方法は、熱交換器を構成するプレート材に形成された円形孔にボス部を接合するものである。ボス部を円形孔に嵌合する際に、円形孔の孔縁に設けられた爪部によってボス部の外周が咬着して、ボス部が支持された状態となり仮止めされる。その後、孔縁の全周に渡ってろう付けがされボス部とプレート材は接合される。特許文献1には記載されていないが、このような接続方法は、プレート材とボス部とを接合する場合に限らず、ブラケットと熱交換器とを接合する場合にも利用することが可能である。
特開2002−168585号公報
しかし、近年ではコストの安い樹脂製のブラケットが用いられており、金属製ブラケットに比べて強度が低下している。したがって、例えば、特許文献1のブラケットと熱交換器との結合構造において、樹脂性のブラケットを用いると、車体の振動によりブラケットに応力が発生し、ブラケットが破損するといった問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体の振動により発生する応力の影響を低減したブラケット取付装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。本願のブラケット取付装置に係る発明は、熱交換器(2)とブラケット(10、10A〜10C)とを取付けるためのブラケット取付装置であって、熱交換器(2)に設けられる係止用のピン(4c)と、ブラケット(10、10A〜10C)に設けられ車体(8)に取付けるための車体取付部(11a)と、ブラケット(10、10A〜10C)に設けられ前記ピン(4c)に取付けるためのピン取付部(20、20A〜20C)と、ピン取付部(20、20A〜20C)に設けられピン(4c)を嵌合するための孔部(21)と、ピン取付部(20、20A〜20C)に設けられピン(4c)を支持するピン支持部(22、22A〜22C)と、を有し、ピン支持部(22、22A〜22C)は孔部(21)の縁(21a)に起立して設けられており、ピン(4c)を孔部(21)に嵌合する際にピン(4c)が進行する方向に突出し、ピン(4c)を支持する複数の突起部(23、23A〜23D、24、24A〜24D)を有し、突起部(23、23A〜23D、24、24A〜24D)は、少なくともその先端部(29、29A、30、30A)が互いに離間して形成されていることを特徴する。
このような構成によれば、熱交換器に設けられたピンが孔部を貫通し孔部の縁に設けられたピン支持部により支持されることで熱交換器とブラケットとが取付られる。ピン支持部は、複数の突起部を有し突起部の先端が互いに離間しているので、撓むことが可能となり、ピンとピン取付部との嵌め込み寸法に余裕ができる。したがって、車体の振動によりブラケットに発生する応力の逃げ場が形成され応力集中を緩和することができ、車体の振動により発生する応力の影響を低減することができる。また、複数の突起部によりピンを支持することができるので、車体の振動により、熱交換器とブラケットとが異なる方向に動くことを抑制することができる。
さらに、複数の突起部(23B、24B)のうち、車体取付部(11a)に最も近い位置に設けられている突起部(24B)は、他の突起部(23B)よりも高い剛性を有することを特徴とする。
熱交換器とブラケットとは、ピン支持部とピンとが嵌合することで取付られるので、車体の振動を受けて、ブラケットは前記嵌合箇所を支点として抵抗の小さい方向に動く。つまり、ブラケットは車体取付部が熱交換器から離れる方向(図2の実線矢印方向)に動く。このような動きにより車体取付部に最も近い位置に設けられている突起部はピンに押し当てられ、他の突起部よりも大きな応力が発生する。したがって、車体取付部に最も近い位置に設けられた突起部の剛性を他の突起部の剛性よりも高くすることで、最も大きな応力が発生する突起部の強度を高めることができ、ブラケットが破損するのを抑制することができる。また、車体の振動により、ブラケットが前記方向に動くことを効果的に抑制することができる。
なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態のブラケット取付装置を示す斜視図である。 第1実施形態のブラケット取付装置を示す拡大斜視図である。 第1実施形態のブラケットを熱交換器に取付ける前の状態を示す拡大斜視図である。 第1実施形態のブラケットの側面図である。 図4中のA部拡大図である。 第1実施形態のブラケットの左側面図である。 第2実施形態のブラケット取付装置を示す拡大斜視図である。 第3実施形態のブラケットを示す側面図である。 第4実施形態のブラケットを示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図6を用いて詳細に説明する。本実施形態における熱交換器2は車両のエンジンルームに配置されるコンデンサ2である。図1に示すように、コンデンサ2は、垂直方向に配される左右一対のヘッダダンク4にアウターフィン5を介して複数多段に上下方向に積層された扁平のチューブ6の両側を連通接続して構成されている。チューブ6およびアウターフィン5により形成されるコア3の積層方向最外側には、熱交換器2を補強するために平板形状のサイドプレート7が両ヘッダタンク4間に亘って設けられている。図3に示すように、ヘッダタンク4は、タンク本体を構成するパイプ部材4aと、パイプ部材4aの上下両面を閉口するキャップ部材4bとから構成されている。また、キャップ部材4bにはそれぞれ、後述するブラケット10を取付けるための係止用突起部である円柱状のピン4cが設けられている。
ブラケット10は、樹脂製であり、図1に示すように熱交換器2を取付けるための熱交換器取付部12と、車体8を取付けるための車体取付部11aと、を備えている。図3に示すように、熱交換器取付部12は、ブラケット10を熱交換器2に取付ける際に、熱交換器2のコア積層方向端部3aが挿嵌されるコア挿嵌部13と、コア挿嵌部13と連続して設けられており、コア積層方向端部3aに隣接するヘッダタンク4の端部が嵌合されるタンク嵌合部14と、キャップ部材4bに設けられたピン4cを取付けるためのピン取付部20と、から構成されている。
図2に示すように、コア挿嵌部13は、ブラケット10が熱交換器2に取付けられている状態においてサイドプレート7の上面と重なるコア挿嵌壁部13aと、コア挿嵌壁部13aの両端においてコア挿嵌壁部13aに対して垂直に設けられたコア挿嵌側壁部13bと、を有する。図6に示すように、コア挿嵌部13は、コア挿嵌壁部13aとコア挿嵌側壁部13bとにより断面がコ字形状となるように形成されている。また、図6に示すように2つのコア挿嵌側壁部13bにおいて、互いに対向する面には爪部13dが形成されている。コア挿嵌側壁部13bの対向する面同士の間隔はコア積層方向端部3aの幅よりも微小量だけ大きく形成され、対向する爪部13d同士の間隔はコア積層方向端部3aの幅よりも微小量だけ小さく形成されている。したがって、コア積層方向端部3aをコア挿嵌部13に挿嵌する際に、コア積層方向端部3aと爪部13dとが当接し、対向する爪部13d同士の間隔が広げられ、それに連動してコア挿嵌側壁部13b同士の間隔が広げられる。さらにコア挿嵌部13にコア3を挿入し続けると、爪部13dは、サイドプレート7の下面(コア3と対向する面)に係止する。コア挿嵌側壁部13bは樹脂性であり弾力性を有するので、復元しサイドプレートを挟持する。このようにして、コア挿嵌部13はコア積層方向端部3aを挟持する。
図2および図3に示すように、タンク嵌合部14は、キャップ部材4bを挿入した場合に、一方の面がキャップ部材4bと重なるタンク嵌合上壁部14aとパイプ部材4aおよびキャップ部材4bの周囲を嵌め込むためのタンク嵌合周壁部14bとを備えている。タンク嵌合上壁部14aには、キャップ部材4bに設けられたピン4cを嵌め込むための孔部21が設けられている。タンク嵌合周壁部14bの内周の大きさはキャップ部材4bの外周径と略同径の大きさである。タンク嵌合周壁部14bの一部は、スリット14dによってその他の部位と隔てられて撓み可能となったパイプ部材把持部14cを形成している。パイプ部材把持部14cは、ヘッダタンク4をタンク嵌合部14に嵌合した際に、パイプ部材4aを支持する。
パイプ部材把持部14cの内周面(ヘッダタンク4とタンク嵌合部14とを嵌合したときに、ヘッダタンク4と対向する面)とタンク嵌合周壁部14bの内周面とにより形成される空間は、幅方向の大きさがパイプ部材4aの外径よりも微小量だけ小さくなっている。したがって、ヘッダタンク4をタンク嵌合部14に挿入する際に、パイプ部材把持部14cとキャップ部材4bとが当接し、パイプ部材把持部14cは撓む。そしてヘッダタンク4をタンク嵌合部14に挿入し続けるとヘッダタンク4は、キャップ部材4bがタンク嵌合上壁部14aと当接する位置で停止する。なお、このときピン4cは孔部21に嵌め込まれる。また、このときキャップ部材4bとパイプ部材把持部14cとが非接触状態となるので、パイプ部材把持部14cは復元し、パイプ部材4aを支持する。
図3に示すように、ピン取付部20は、ピン4cと嵌合する孔部21とピン4cを支持するピン支持部22とにより構成されている。孔部21は、タンク嵌合上壁部14aに形成された孔であり、ピン4cの外形よりも微小量だけ大きい内径で形成されている。また、タンク嵌合上壁部14aにおいて、キャップ部材4bと対向しないタンク嵌合上壁部上面14eには、孔部21の縁である孔部縁21aにピン支持部22が設けられている。ピン支持部22は、孔部縁21aにおいて互いに離間した位置に設けられた2つの突起部23、24により構成され、孔部縁21aから突起部先端29、30に亘って互いに完全に離間している。
本実施形態では、2つの突起部23、24はコア挿嵌壁部13aが延在する方向に互いに対向して設けられ、ピン4cを孔部21に挿入する際にピン4cが進行する方向に突出した形状である。突起部23、24は孔部21の中心線を中心軸とした円弧状をなす平板部によって形成されている。このような構造により、孔部21から突出したピン4cが、
コア挿嵌壁部13aが延在する方向に動くことを抑制することができる。突起部23、24は前記中心軸と対向する突起部内周面25、26と、前記中心軸と対向しない突起部外周面27、28とを有する。
2つの突起部23、24は同じ形状であり、孔部縁21aとの接合部においては、孔部21の内径と同径の円弧形状に形成されている。また、図5に示すように、突起部23、24は、孔部縁21aから突起部先端29、30に向かうにつれ、前記中心軸方向に傾いた形状である。したがって、2つの突起部内周面25、26の距離は突起部先端29、30に向かうにつれ狭くなり、前記距離が最も狭くなる突起部先端29、30では、前記距離はピン4cの外形よりも微小量だけ小さく設定されている。
突起部外周面27、28には、突起部23、24を支持するための支持板31が複数個設けられている。支持板31は三角形状の平板であり、それぞれの突起部外周面27、28の中心部および両端部に設けられている。また、2つの突起部23、24の長さ(ピン4cの突出方向の長さ)は、キャップ部材4bをタンク嵌合上壁部14aに当接する位置まで挿入した場合に、ピン4cが孔部21から突出する長さよりも短く形成されている。
コア挿嵌壁部13aにおいて、ブラケット10を熱交換器2に取り付けた場合にサイドプレート7と対向しない面であるコア挿嵌壁部上面13cには、車体取付用プレート11が設けられている。車体取付用プレート11は、コア挿嵌壁部上面13cに対して垂直方向に起立ように設けられている。また、車体取付用プレート11には、車体取付部11aが形成されている。
次に、ピン4cをピン取付部20に取り付ける際の取付工程について説明する。ヘッダタンク4をタンク嵌合部14に嵌め込む際に、ピン4cは孔部21に挿入される。そして、ヘッダタンク4をタンク嵌合部14に嵌め込み続けると、ピン4cは孔部21を貫通しタンク嵌合上壁部14aから突出し、突起部内周面25、26と当接する。突起部23、24は樹脂製であり弾性力を有するので、2つの突起部23、24はピン4cによって互いに離れる方向に押し広げられると同時に反発力によりピン4cを押し返す。このようにして、キャップ部材4bとタンク嵌合上壁部14aとが当接する位置まで、ヘッダタンク4をタンク嵌合部14に嵌め込む。
以上のように、ピン取付部20は、突起部先端29、30が互いに離間しているので、撓むことが可能となり、ピン4cとピン取付部20との嵌め込み寸法に余裕ができる。よって、車体8の振動によりブラケット10に発生する応力の逃げ場が形成され応力集中が緩和でき、車体8の振動により発生する応力の影響を低減できる。また、突起部23、24によりピン4cを支持することができるので、車体8の振動により、熱交換器2とブラケット10とが異なる方向に動くことを抑制することができる。本実施形態では、突起部23、24はコア挿嵌壁部13aが延在する方向に対向して設けられているので、ピン4cが、コア挿嵌壁部13aが延在する方向に動くことを効果的に抑制することができる。このように、車体8の振動によりブラケット10に対してピン4cが動きやすい方向に突起部23と突起部24とを対向させて設けることで、熱交換器2とブラケット10とが異なる方向に動くことを効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について図7を用いて説明する。第1実施形態では、ピン取付部20は孔部縁21aにおいて互いに離間した位置に設けられた2つの突起部23、24により構成されていた。一方、第2実施形態のブラケット取付装置1Aのブラケット10Aを構成するピン支持部22Aは、図7に示すように、孔部縁21aにおいて連続して一体となって形成される連続部40と突起部23A、24Aとにより構成されている。連続部40は円筒形であって、その内径は孔部21の内径と同じ大きさである。連続部40は孔部縁21aに起立するように設けられている。連続部40の一端は孔部縁21aの全周に亘って結合しており、他端は突起部23A、24Aが結合されている。
突起部23A、24Aは、ピン取付部20Aにピン4cを嵌め込む際にピン4cが進行する方向に突出して設けられ、コア挿嵌壁部13aが延在する方向に間隔をあけて互いに対向して配置されている。また、突起部23A、24Aは、連続部40と突起部23A、24Aとの結合部から突起部先端29A、30Aに亘って互いに完全に離間して形成されている。支持板31は、連続部40の外周において連続部40と突起部23A、24Aとの結合部分から孔部縁21aに亘って複数箇所に設けられている。
このような構造により、突起部23A、24Aおよび連続部40によってピン4cを支持することができる。したがって、第1実施形態と同様にピン4cが、コア挿嵌壁部13aが延在する方向に動くことを効果的に抑制することができる。さらに、連続部40によりピン4cを支持しているので、前記方向以外、例えばコア挿嵌壁部13aが延在する方向と直行する方向にピン4cが動くことを抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と異なる部分について図8を用いて説明する。第1実施形態および第2実施形態のブラケット10、10Aは、突起部23、23A、24、24Aおよび支持板31を全て同じ形状として構成されていた。一方、第3実施形態のブラケット取付装置1Bを構成するピン取付部20Bは、ピン支持部22Bを構成する2つの突起部23B、24Bのうち、車体取付部11aに最も近い位置に設けられた突起部24Bを他の突起部23Bよりも剛性が高くなるように構成している。剛性が高くなるような構成として、本実施形態では、突起部24Bを支持する支持板31Bの体積を突起部23Bを支持する支持板31の体積よりも大きくしている。具体的には、支持板31Bの厚さは支持板31の厚さと同じ厚さにして、支持板31Bの表面積を支持板31の表面積よりも大きくしている。
次に、本実施形態の効果について説明する。車体8の振動により、ブラケット10Bは、ピン取付部20Bとピン4cとが嵌合する位置を支点に動く。車体8の振動により、ブラケット10Bが前記位置を支点として熱交換器2に近づく方向(図8の実線矢印で示す方向)に動こうとする場合、ブラケット10Bは熱交換器と当接するため、それ以上前記方向には動かない。しかし、ブラケット10Bが前記位置を支点として熱交換器2から離れる方向(図8の破線矢印で示す方向)に動こうとする場合、車体取付部に最も近い位置に設けられている突起部24Bはピン4cによって押し当てられる。よって、車体取付部11aに最も近い位置に設けられた突起部4Bには、他の突起部4Aに比べて大きな応力が発生する。
したがって、車体取付部11aに最も近い位置に設けられた突起部4Bの剛性を他の突起部4Aの剛性よりも高くすることで、車体8の振動により突起部24Bに発生する応力によってブラケット10Bが破損するのを抑制することができる。また、車体8の振動により、熱交換器2とブラケット10Bとが異なる方向に動くことを抑制することができる。本実施形態では、ブラケット10Bがピン取付部20Bを支点として熱交換器2から離れる方向(図8の破線矢印で示す方向)に動くことを効果的に抑制することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第3実施形態と異なる部分について図9を用いて説明する。第3実施形態では、車体取付部11aに最も近い位置に設けられた突起部24Bの剛性を高めた構造とした。一方、第4実施形態は、ブラケット取付装置1Cを構成するピン支持部22Cにおいて、車体取付部11aに最も近い位置に設けられた突起部24Cにおいて突出する長さを、他の突起部23Cの突出する長さよりも長くしている。なお、2つの突起部23C、24Cの幅、厚さは同じである。
このような構成により、ピン4cと突起部内周面26Bとの当接面積を大きくすることができる。したがって、車体8の振動により、熱交換器2とブラケット10Cとが異なる方向に動くことを効果的に抑制することができる。本実施形態では、ブラケット10Cがピン取付部20Cを支点として熱交換器2から離れる方向(図9の実線矢印で示す方向)に動くことを効果的に抑制することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、突起部23、23A〜23C、24、24A〜24Cは、孔部縁21aから突起部先端29、30に向かうにつれ、孔部21の中心軸方向に傾いた形状とした。このような構造により突起部23、23A〜23C、24、24A〜24Cによりピン4cを支持する構成とした。しかし、このような構造に限らず、例えばピン4cに溝形状を設け、突起部23D、24Dに前記溝形状に嵌合可能な形状であって、ピン4cの振動を抑制できるような爪構造を形成しても構わない。
(2)上記実施形態では、突起部23、23A〜23C、24、24A〜24Cは、1つのピン取付部20、20A〜20Cに対して2つ設ける構造としたが、1つのピン取付部20、20A〜20Cに対して2つ以上設ける構造としても構わない。
(3)上記第3実施形態では、支持板31Bの体積を大きくすることで突起部24B、の剛性を高めたが、このような構造に限らず、突起部24Bの幅を大きくしたり、厚みを厚くしたり、高剛性の材料により形成することで、突起部24B、24Cの剛性を高めても構わない。
1・・・ブラケット取付装置
2・・・熱交換器
4c・・・ピン
8・・・車体
10・・・ブラケット
11a・・・車体取付部
20・・・ピン取付部
21・・・孔部
21a・・・孔部縁
22・・・ピン支持部
23、24・・・突起部
29、30・・・突起部先端

Claims (5)

  1. 熱交換器(2)とブラケット(10、10A〜10C)とを取付けるためのブラケット取付装置であって、
    前記熱交換器(2)に設けられる係止用のピン(4c)と、
    前記ブラケット(10、10A〜10C)に設けられ車体(8)に取付けるための車体取付部(11a)と、
    前記ブラケット(10、10A〜10C)に設けられ前記ピン(4c)に取付けるためのピン取付部(20、20A〜20C)と、
    前記ピン取付部(20、20A〜20C)に設けられ前記ピン(4c)を嵌合するための孔部(21)と、
    前記ピン取付部(20、20A〜20C)に設けられ前記ピン(4c)を支持するピン支持部(22、22A〜22C)と、を有し、
    前記ピン支持部(22、22A〜22C)は前記孔部(21)の縁(21a)に起立して設けられており、前記ピン(4c)を前記孔部(21)に嵌合する際に前記ピン(4c)が進行する方向に突出し、前記ピン(4c)を支持する複数の突起部(23、23A〜23D、24、24A〜24D)を有し、
    前記突起部(23、23A〜23D、24、24A〜24D)は、少なくともその先端部(29、29A、30、30A)が互いに離間して形成されていることを特徴するブラケット取付装置。
  2. 前記複数の突起部(23、24)は、前記孔部縁(21a)において互いに離間した位置から突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット取付装置。
  3. 前記ピン支持部(22A)は、前記孔部縁(21a)において連続して一体となって形成されている連続部(40)と、前記連続部(40)から突出する前記突起部(23A、24A)と、を有することを特徴とする請求項1に記載のブラケット取付装置。
  4. 前記複数の突起部(23B、24B)のうち、前記車体取付部(11a)に最も近い位置に設けられている前記突起部(24B)は、他の前記突起部(23B)よりも高い剛性を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のブラケット取付装置。
  5. 前記複数の突起部(23C、24C)のうち、前記車体取付部(11a)に最も近い位置に設けられている前記突起部(24C)は、他の前記突起部(23C)よりも、突出する長さが長いことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のブラケット取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0789358A (ja) * 1993-09-24 1995-04-04 Toyoda Gosei Co Ltd ラジエータサポートブラケット

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