JP2014043045A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形材料の無駄を低減できる射出成形機を提供すること。
【解決手段】射出成形機10は、固定金型15と可動金型16とを締め付ける型締力を発生させる電磁石49と、電磁石49の温度を制御するコントローラ90とを備える。コントローラ90は、成形開始前に電磁石49を昇温させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、金型装置のキャビティ空間に溶融樹脂を充填し、充填した溶融樹脂を固化させることによって成形品を製造する。金型装置は固定金型及び可動金型で構成され、型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。金型装置の型閉じ、型締め、及び型開きは型締装置によって行われる。型締装置として、型開閉動作にはリニアモータを用い、型締動作には電磁石を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/090052号
射出成形機が成形を開始すると、型締め時に電磁石に電流が供給され、電磁石が発熱する。成形が繰り返し行われ、型締め工程が間隔をおいて繰り返し行われると、電磁石が断続的に発熱し、電磁石の温度が緩やかに上昇し、やがて安定化する。電磁石の温度が安定化するまでの間、射出成形機の状態が安定化せず、成形品の品質が安定化しないので、成形品が廃棄され、成形材料が無駄になっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、成形材料の無駄を削減できる射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
固定金型と可動金型とを締め付ける型締力を発生させる電磁石を備える射出成形機であって、
該電磁石の温度を制御するコントローラを備え、
該コントローラは、成形開始前に前記電磁石を昇温させる。
本発明によれば、成形材料の無駄を削減できる射出成形機が提供される。
本発明の一実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態による電磁石の温度変化と、各工程のタイミングとを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、型閉じ時の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開き時の可動プラテンの移動方向を後方として説明する。
射出成形機は、金型装置を閉じる型閉じ工程、金型装置を締める型締め工程、型締め状態の金型装置内に溶融した樹脂を充填する充填工程、樹脂の充填圧を保つ保圧工程、金型装置内で樹脂を固化させる冷却工程、金型装置を開く型開き工程、及び型開き後の金型装置から成形品を突き出す工程を行う。次の成形品のための樹脂を計量する計量工程は、成形サイクルを短縮するため、例えば冷却工程と同時に行われてよい。射出成形機は、これらの一連の工程を繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。
図1〜図2は、本発明の一実施形態による射出成形機を示す図である。図1は型閉じ完了時の状態を、図2は型開き完了時の状態を示す。
射出成形機10は、フレームFrと、フレームFrに載置された固定プラテン11と、フレームFrに固定された固定部材としてのリヤプラテン13とを備える。固定プラテン12とリヤプラテン13との間には、型締め時に前後方向に伸びる複数(例えば、四本)のタイバー14が架設されている。型締め時のタイバー14の伸びを許容するため、固定プラテン11はフレームFrに対して進退可能となっている。
射出成形機10は、固定プラテン11とリヤプラテン13との間に配設される可動プラテン12をさらに備える。可動プラテン12は可動ベースBb上に固定され、可動ベースBbはフレームFrに敷設されるガイドGdに沿って進退自在である。これにより、可動プラテン12は、固定プラテン11に対して接離自在となっている。
可動プラテン12における固定プラテン11との対向面に可動金型16が、固定プラテン11における可動プラテン12との対向面に固定金型15が取り付けられる。固定金型15と可動金型16とで金型装置19が構成される。可動プラテン12が前進すると、可動金型16と固定金型15とが接触し、型閉じが行われる。また、可動プラテン12が後退すると、可動金型16と固定金型15とが離れ、型開きが行われる。
射出成形機10は、可動プラテン12と連結され、可動プラテン12と共に進退自在な可動部材としての吸着板22をさらに備える。吸着板22と可動プラテン12との間に設けられるリヤプラテン13の中央部には、吸着板22と可動プラテン12とを連結するロッド39を貫通させる孔が形成されている。
吸着板22は、取付板27を介してスライドベースSbに固定され、スライドベースSbはガイドGdに沿って進退自在である。これにより、吸着板22は、リヤプラテン13よりも後方において進退自在となる。吸着板22は、軟磁性材料で形成されてよい。尚、取付板27はなくてもよく、吸着板22はスライドベースSbに直に固定されてもよい。
射出成形機10は、可動プラテン12を進退させるための型開閉駆動部としてのリニアモータ28をさらに備える。リニアモータ28は、例えば可動プラテン12と連結された吸着板22と、フレームFrとの間に配設される。尚、リニアモータ28は、可動プラテン12と、フレームFrとの間に配設されてもよい。
リニアモータ28は、固定子29、及び可動子31を備える。固定子29はフレームFrに形成され、可動子31はスライドベースSbの下端に形成される。
可動子31は、コア34及びコイル35を備える。コア34は、固定子29に向けて突出する複数の磁極歯33を備える。複数の磁極歯33は、前後方向に所定のピッチで配列される。コイル35は、各磁極歯33に巻装される。
固定子29は、図示されないコア、及び該コア上に設けられる図示されない複数の永久磁石を備える。複数の永久磁石は、前後方向に所定のピッチで配列され、可動子31側の磁極がN極とS極とに交互に着磁されている。
可動子31のコイル35に所定の電流が供給されると、コイル35を流れる電流によって形成される磁場と、永久磁石によって形成される磁場との相互作用で、可動子31が進退させられる。それに伴って、吸着板22及び可動プラテン12が進退させられ、型閉じ及び型開きが行われる。リニアモータ28は、可動子31の位置が設定位置になるように、可動子31の位置を検出する位置センサ53の検出結果に基づいてフィードバック制御される。位置センサ53は、可動子31の位置を検出することで、吸着板22の位置を検出でき、吸着板22とリヤプラテン13との間の距離を検出できる。
尚、本実施の形態では、固定子29に永久磁石を、可動子31にコイル35を配設するようになっているが、固定子にコイルを、可動子に永久磁石を配設することもできる。その場合、リニアモータ28が駆動されるのに伴って、コイルが移動しないので、コイルに電力を供給するための配線を容易に行うことができる。
尚、型開閉駆動部として、リニアモータ28の代わりに、回転モータ及び回転モータの回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構、又は油圧シリンダ若しくは空気圧シリンダなどの流体圧シリンダなどが用いられてもよい。
リヤプラテン13側に形成された電磁石49と、吸着板22側に形成された吸着部51とで、型締力発生機構37が構成される。吸着部51は、吸着板22の吸着面(前端面)の所定の部分、例えば、吸着板22においてロッド39を包囲し、かつ、電磁石49と対向する部分に形成される。一方、リヤプラテン13の吸着面(後端面)の所定の部分、例えば、ロッド39のまわりには、電磁石49のコイル48を収容する溝45が形成される。溝45より内側にコア46が形成される。コア46の周りにコイル48が巻装される。リヤプラテン13のコア46以外の部分にヨーク47が形成される。電磁石49に通電させ、電磁石49を駆動させると、電磁石49が吸着部51を吸着し、型締力が発生させられる。型締め時に、固定金型15と可動金型16との間にキャビティ空間が形成される。
電磁石49には、電流供給部60が接続されている。電流供給部60は、例えば複数のパワーモジュールを含むインバータ等で構成され、コントローラ90から入力される制御信号(電流値や電流の向きを示す信号)に応じた電流をコイル48に供給する。
尚、本実施形態においては、リヤプラテン13とは別に電磁石49が、吸着板22とは別に吸着部51が形成されるが、リヤプラテン13の一部として電磁石を、吸着板22の一部として吸着部を形成してもよい。また、電磁石と吸着部の配置は逆であってもよい。例えば、吸着板22側に電磁石49を設け、リヤプラテン13側に吸着部51を設けてもよい。また、電磁石49のコイル48の数は、複数であってもよい。
射出成形機10の動作は、コントローラ90によって制御される。コントローラ90は、CPU及びメモリ等で構成され、メモリ等に記憶されたプログラムをCPUで実施させることにより、各種機能を実現する。コントローラ90は、例えば、型開閉工程を制御する型開閉処理部91、型締め工程を制御する型締め処理部92を備える。
次に、射出成形機10の動作について説明する。
型閉じ工程では、型開閉処理部91が、リニアモータ28を駆動して、可動プラテン12を前進させる。そうすると、図1に示すように、可動金型16が固定金型15に当接し、型閉じ工程が完了する。型閉じ完了の時点で、リヤプラテン13と吸着板22との間、即ち電磁石49と吸着部51との間には、所定のギャップδが形成される。尚、型閉じに必要とされる力は、型締力と比較されて十分に小さくされる。
型閉じ完了後、型締め工程では、型締め処理部92が、電流供給部60を制御して、電磁石49に通電させる。そうすると、電磁石49のコイル48を流れる電流によってコイル48内に磁場が生じ、コア46が着磁され、磁場が強化される。そして、所定のギャップδをおいて対向する電磁石49と吸着部51との間に吸着力が生じ、この吸着力がロッド39を介して可動プラテン12に伝達し、可動プラテン12と固定プラテン11との間に型締力が生じる。型締力は、型締力センサ55により検出される。型締力センサ55は、例えば型締力に対応するタイバー14の伸び(歪み)を検出する歪みセンサであってよい。尚、型締力センサは、型締力に対応してロッド39に加わる荷重を検出するロードセルでもよく、特に限定されない。型締め状態の金型装置19にシリンダ17(図1参照)が押し付けられ、シリンダ17から射出された溶融樹脂が金型装置19のキャビティ空間に充填される。充填された溶融樹脂は、冷却、固化され成形品となる。
その後、型開き工程では、型開閉処理部91が、リニアモータ28を駆動して、可動プラテン12を後退させる。可動金型16が後退して型開きが行われる。型開き後、図示されないエジェクタ装置が可動金型16から成形品を突き出す。
ところで、金型装置19が交換され、金型装置19の厚さが変わると、型閉じ完了の時点でリヤプラテン13と吸着板22との間に形成されるギャップδが変わる。
そこで、射出成形機10は、ギャップδを最適な値とするため、金型装置19の厚さの変化に応じて可動プラテン12と吸着板22との間の距離Dを調整する型厚調整装置40を備える。型厚調整装置40は、ロッド39の後端部に形成されるねじ41、ねじ41と螺合されるナット42、ナット42を回転させる型厚調整用モータ43等で構成される。ナット42は、取付板27(取付板27が存在しない場合、吸着板22)に回転自在に支持され、取付板27や吸着板22と共に前後方向に移動自在となっている。ねじ41及びナット42によって、型厚調整用モータ43の回転運動をロッド39の直進運動に変換させる運動変換部が構成される。
コントローラ90は、型厚調整を行う型厚調整処理部95を備える。型厚調整処理部95は、金型装置19の厚さの変化に対応させて型厚調整用モータ43を駆動し、ナット42をねじ41に対して所定量回転させる。吸着板22に対してロッド39が前後方向に所定量移動し、吸着板22と可動プラテン12との間の距離Dが調整され、ギャップδが最適な値となる。
金型装置19の取り付けは、金型装置19を固定プラテン11と可動プラテン12とで挟んだ状態で行われ、固定金型15が固定プラテン11に、可動金型16が可動プラテン12にボルト等の取り付け金具で取り付けられる。金型装置19を固定プラテン11と可動プラテン12とで挟んだ状態は、金型装置19の位置ずれ防止のため、金型装置19に型締力を与えた状態でよい。取り付け作業時に金型装置19に型締力を与える装置としては、電磁石49や可動部材(例えば可動プラテン12)の後退を制限する機構などが用いられ、特に限定されない。
金型装置19の取り付け完了後、成形が開始され、型閉じ工程、型締め工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、型開き工程、突き出し工程等の一連の工程が繰り返し行われる。
本実施形態のコントローラ90は、成形開始前に、電磁石49を昇温させる電磁石昇温処理部96を有する。電磁石昇温処理部96は、例えば電流供給部60を制御して、電磁石49に通電させ、ジュール熱を発生させ、電磁石49を昇温させる。電磁石昇温処理部96は、入力部61を介して入力されるユーザの指令に基づいて、電磁石49の昇温を開始してよい。
電磁石昇温処理部96は、電磁石49の温度を不図示の温度センサで監視しており、電磁石49の温度が設定温度になるように、電磁石49の通電を制御してよい。例えば、電磁石昇温処理部96は、昇温開始時には電磁石49に連続的に通電させ、電磁石49の温度が設定温度に近づくと、電磁石49に断続的に通電させてよい。電磁石49の設定温度は、成形時の熱平衡状態の温度に設定され、試験等で求められる。温度センサは、例えば電磁石49のコイル48の内側に設けられる。
図3は、本発明の一実施形態による電磁石の温度変化と、各工程のタイミングとを示す図である。
電磁石昇温処理部96は、図3に示すように、成形開始前に、電磁石49に通電させ、電磁石49を昇温させる。電磁石49の温度が安定化し、射出成形機10の状態が安定化した後、成形が開始されるので、成形品の品質が安定化し、成形材料の無駄が削減できる。
また、電磁石昇温処理部96は、図3に示すように、金型装置19の取り付け完了前に、電磁石49に通電させ、電磁石49を昇温させてよい。電磁石49の温度が安定化し、射出成形機10の状態が安定化した後、取り付け作業が完了するので、1回の取り付け作業で金型装置19の姿勢を最適化できる。金型装置19の取り付け開始前に、電磁石49を昇温させても、同様の効果が得られる。
電磁石昇温処理部96は、成形開始前に電磁石49に通電させるとき、成形時における電磁石49の連続通電時間(つまり、1回の型締め工程にかかる時間)よりも長い時間にわたって連続的に電磁石49に通電させてよい。電磁石49の昇温速度が速くなり、電磁石49の温度が安定するまでの待ち時間が短くなる。尚、上述のように、電磁石49の温度が設定温度に近づくと、電磁石昇温処理部96は電磁石49に断続的に通電させてよい。
電磁石49に連続的に通電させるとき、電磁石49のコイル48を流れる電流の向きが1回以上反転されてもよい。電磁石49の磁極が反転するので、電磁石49の周辺部材(例えば、金型装置19、固定プラテン11、可動プラテン12、タイバー14など)の磁化が抑制できる。
また、電磁石昇温処理部96は、成形開始前の通電時に電磁石49に流れる電流の大きさを、成形時における通電時に電磁石49に流れる電流の大きさよりも大きく設定してよい。電磁石49の昇温速度が速くなり、電磁石49の温度が安定するまでの待ち時間が短くなる。
また、電磁石昇温処理部96は、成形開始前における金型装置19の昇温時に、電磁石49を昇温させてよい。電磁石49の昇温の工程が、別の工程と同時に行われるので、射出成形機10の状態が安定化するまでの待ち時間がさらに短くなる。
金型装置19の加熱装置としては、金型装置19に埋設されるヒータ、金型装置19の流路に温水等の加熱媒体を供給する供給装置等が用いられる。金型装置19の加熱装置は、例えばコントローラ90の金型昇温処理部98によって制御される。
金型昇温処理部98は、入力部61を介して入力されるユーザの指令に基づいて、金型装置19の昇温を開始してよい。金型装置19の昇温開始タイミングは、成形開始前であればよく、金型装置19の取り付け作業の途中でもよい。
電磁石昇温処理部96及び金型昇温処理部98のうち、いずれか一方が作動して昇温を開始するとき、他方が自動的に作動して昇温を開始してよい。また、いずれか一方が作動するとき、ユーザの注意を喚起するため、他方が作動してよいか否かをユーザに確認する画像を表示部62が表示してよい。表示部62の表示は、コントローラ90で制御される。表示部62の画像を見たユーザが入力部61で所定の入力を行うと、他方が作動する。
尚、本実施形態の入力部61と、表示部62とは、別に設けられるが、例えばタッチパネルとして、一体に設けられてもよい。
また、電磁石昇温処理部96は、成形材料(例えば樹脂ペレット)が供給されるシリンダ17の成形開始前における昇温時に、電磁石49を昇温させてよい。電磁石49の昇温の工程が、別の工程と同時に行われるので、射出成形機10の状態が安定化するまでの待ち時間がさらに短くなる。尚、電磁石49の昇温は、シリンダ17の昇温、及び金型装置19の昇温と同時に行われてもよい。
シリンダ17の加熱源(例えばヒータ)は、コントローラ90のシリンダ昇温処理部99によって制御される。
シリンダ昇温処理部99は、入力部61を介して入力されるユーザの指令に基づいて、シリンダ17の昇温を開始してよい。シリンダ17の昇温開始タイミングは、成形開始前であればよく、特に限定されない。
電磁石昇温処理部96及びシリンダ昇温処理部99のうち、いずれか一方が作動して昇温を開始するとき、他方が自動的に作動して昇温を開始してよい。また、いずれか一方が作動するとき、ユーザの注意を喚起するため、他方が作動してよいか否かをユーザに確認する画像を表示部62が表示してよい。表示部62の表示は、コントローラ90で制御される。表示部62の画像を見たユーザが入力部61で所定の入力を行うと、他方が作動する。
また、本実施形態の金型装置19の加熱装置は、射出成形機に備えられるが、射出成形機の周辺機器であってもよい。金型装置の温度は、射出成形機のコントローラとは別のコントローラで制御されてもよい。
また、コントローラ90は、射出成形機10の状態を監視し、射出成形機10の状態に基づいて、電磁石昇温処理部96による電磁石49の通電を許否する電磁石昇温許否部97を有してよい。電磁石昇温許否部97は、射出成形機10の状態が所定の状態でない場合に電磁石49の通電を禁止し、射出成形機10の状態が所定の状態である場合に電磁石49の通電を許可する。
例えば、電磁石昇温許否部97は、電磁石49と吸着部22との間の距離をL、第1閾値をL1(L1≧δ)、第1閾値よりも大きい第2閾値をL2(L2>L1)とすると、L1<L<L2の場合に電磁石49への通電を禁止し、L≦L1又はL≧L2の場合に電磁石49の通電を許可してよい。電磁石49と吸着部22との間の距離Lは、例えば位置センサ53により検出される。距離Lが第1閾値L1以下(L≦L1)の場合、可動金型16と固定金型15とが接触しているか、僅かな間隔をおいて対向している。そのため、電磁石49を駆動して吸着部51を吸着するときに、吸着板22がほとんど加速されず、吸着板22と共に移動する可動金型16と固定金型15とが破損するおそれがない。また、距離Lが第2閾値L2以上(L≧L2)の場合、電磁石49と吸着部22とが十分に離れており、電磁石49を駆動しても吸着部22に作用する吸着力が小さい。そのため、吸着板22がほとんど移動せず、可動金型16と固定金型15とが破損するおそれがない。尚、電磁石昇温許否部97は、射出成形機10の状態が型閉じ完了状態であるか否かを監視して、型閉じ完了状態でない場合に電磁石49の通電を禁止し、型閉じ完了状態である場合に電磁石49の通電を許可してもよい。
また、電磁石昇温許否部97は、電磁石49に微弱電流を供給したときに型締力が発生するか否かに基づいて、電磁石昇温処理部96による電磁石49の昇温を許否してもよい。例えば、電磁石昇温許否部97は、微弱電流の供給で型締力が発生する場合、型閉じが完了していると判断し、電磁石49の昇温を許可する。また、電磁石昇温許否部97は、微弱電流の供給で型締力が発生しない場合、型閉じが完了していないと判断し、電磁石49の昇温を禁止する。微弱電流の電流値は、電磁石昇温処理部96による電磁石49の昇温時の電流値よりも小さい。型締力が発生したか否かの判定には、型締力センサ57の検出値が用いられる。
以上、射出成形機について実施形態で説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の電磁石昇温処理部96は、電磁石49を昇温させるため、電磁石49に通電させるが、電磁石49が形成されるリヤプラテン13の加熱装置を駆動してもよい。リヤプラテン13の加熱装置としては、リヤプラテン13の流路に温水等の加熱媒体を供給する供給装置、リヤプラテン13に埋設されるヒータなどが用いられる。
また、上記実施形態の電磁石49の昇温は、金型装置19の交換時に行われるが、成形開始前であればよく、金型装置19の交換時以外のときに行われてもよい。例えば、夜間などに成形を一旦中断すると、電磁石49が発熱しなくなり、電磁石49の温度が低下するので、その後、成形を再開する前に、電磁石49の昇温が行われてもよい。
また、電磁石49の昇温終了後、電磁石49の温度が安定化した状態で、型厚調整が行われてよい。型厚調整で調整するギャップδが安定化し、成形時の型締力が安定化する。同様の理由で、型厚調整は、金型装置19の昇温終了後に行われてよい。
10 射出成形機
15 固定金型
16 可動金型
17 シリンダ
19 金型装置
46 電磁石のコア
48 電磁石のコイル
49 電磁石
90 コントローラ
96 電磁石昇温処理部
97 電磁石昇温許否部
98 金型昇温処理部
99 シリンダ昇温処理部

Claims (7)

  1. 固定金型と可動金型とを締め付ける型締力を発生させる電磁石と、
    該電磁石の温度を制御するコントローラとを備え、
    該コントローラは、成形開始前に前記電磁石を昇温させる、射出成形機。
  2. 前記コントローラは、成形開始前に前記電磁石に通電させることにより、前記電磁石を昇温させる、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記コントローラは、射出成形機の状態を監視しており、射出成形機の状態に基づいて、成形開始前における前記電磁石の通電を許否する、請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記コントローラは、成形開始前の通電時に前記電磁石に流れる電流の大きさを、成形時における通電時に前記電磁石に流れる電流の大きさよりも大きく設定する、請求項2又は3に記載の射出成形機。
  5. 前記コントローラは、成形開始前に前記電磁石に通電させるとき、成形時における前記電磁石の連続通電時間よりも長い時間にわたって連続的に前記電磁石に通電させる、請求項2〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記コントローラは、前記固定金型及び前記可動金型で構成される金型装置の成形開始前における昇温時に、前記電磁石を昇温させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 前記コントローラは、成形材料が供給されるシリンダの成形開始前における昇温時に、前記電磁石を昇温させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の射出成形機。
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