JP2014041803A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧が変動するなど周囲条件が変わっても誤動作することなくLED異常を検出でき、しかも部品点数を減少できて低価格化にも寄与し得るLED照明装置を提供する。
【解決手段】LED回路2を含んで形成される互いに等価なユニット回路4を、複数並列に接続したLED1照明部と、前記ユニット回路4のうちの少なくとも1つをリファレンスユニット回路4(1)とし、前記リファレンスユニット回路4(1)における所定の第1ポイントP11、P12の電位を基準電位として取得するとともに、他のユニット回路4における所定の第2ポイントP2の電位を検査電位として取得したうえで、取得した各電位を比較する比較部Bと、前記比較部Bの比較結果に基づいて、前記ユニット回路4のLED異常を判断可能に出力する出力部Cとを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED照明装置に関し、特に、LEDの短絡故障及び開放故障の検出機能を有するLED照明装置に関するものである。
ハロゲンライトや蛍光灯などのような照明装置の場合、光量が低下したり不安定になったり消灯したりすることが目に見えて分かるため、特別な故障検出回路がなくとも比較的容易に故障を検出することができる。
一方、多数のLEDからなる照明装置においては、1つのLEDが故障しても、全体の光量に大きな変化が表れないため、それがわかりにくい。そこで、LEDを含む回路における所定箇所の電位を監視して、その電位が基準電位から外れた場合に、LEDに異常が発生したと自動判断してその旨を出力する異常検出回路を設ける場合がある。LEDの異常としては例えば短絡故障や開放故障があるが、そのいずれが生じても前記電位が変動するため、これを監視しておけばLEDの異常を自動検出することができるわけである。
例えば特許文献1では、ツェナーダイオードを利用した基準電位生成回路を別に設け、この基準電位生成回路から出力される基準電位とLEDが直列して形成されるLED回路の所定箇所の電位とをコンパレータなどの比較回路で比較して異常を自動検出するようにしている。
特開2010−123273号公報
しかしながら、前述した方式は、LED回路に印加する電圧がある程度一定の場合のみに用いることができ、該印加電圧が大きく変動するような場合には、適用することが難しい。なぜならば、LEDに異常が生じていないにも拘わらず、LED回路における前記所定箇所の電位が変動し、異常検出回路がこれをLED異常と誤判断してしまうからである
例えば、連続パルス発光させるときと単発ストロボ発光させるときとで、前記LED回路に印加する印加電圧を異ならせる場合や、パルス発光のデューティ比を変えて光量を制御する方式ではなく、印加電圧を変化させて光量を制御する方式の場合に、前述の不具合が生じ得る。
また、LED回路と基準電位生成回路とは回路構成が全く異なるためにその応答特性も互いに異なり、その結果、電源投入初期時やON/OFF切替時等の過渡時に前記所定箇所の電位と基準電位とが一時的にずれて、異常検出回路がこれをLED異常として誤検出することも考えられる。
さらに、構成的に言えば、LED回路とは別に専用の基準電位生成回路を設けなければならないため、部品点数が増大するといった不具合もある。
本発明は上述したような問題を一挙に解決すべくなされたものであって、LED回路への印加電圧が変動した場合や、電源投入時等の過渡時でも誤動作することなくLED異常を検出でき、しかも部品点数を減少できて低価格化にも寄与し得るLED照明装置を提供することをその主たる所期課題としたものである。
すなわち、本発明に係るLED照明装置は、
単一のLED又は直列接続した複数のLEDからなるLED回路を含んで形成される互いに実質的に等価なユニット回路を、複数並列に接続したLED照明部と、
前記ユニット回路のうちの少なくとも1つをリファレンスユニット回路とし、前記リファレンスユニット回路における所定の第1ポイントの電位を基準電位として取得するとともに、他のユニット回路における対応する所定の第2ポイントの電位を検査電位として取得したうえで、取得した各電位を比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて、前記ユニット回路のLED異常を判断可能に出力する出力部とを具備していることを特徴とする。
このような構成によれば、並列接続された電気的に互いに等価なユニット回路のうちの1つが、基準電位生成回路であるリファレンスユニット回路として動作するので、LEDに異常はないにもかかわらず、印加電圧が変化するなど周囲条件が変わって検査電位が変動しても、それに対応するようにリファレンスユニット回路の基準電位が周囲条件に応じて変わり、誤動作の少ない、より確実な異常検出動作を営むことができるようになる。
また、過渡応答特性もユニット回路とリファレンスユニット回路とは等しいと考えられることから、過渡時での動作をより安定させることができる。
さらに、基準電位を取得するための専用の回路を形成する必要がないため、部品を減らし、低コスト化やコンパクト化を促進することが可能になる。
なお、実質的に等価とは、電気的特性が実質的に(本発明の効果を奏し得る程度に)等しいという意味である。例えば、一のユニット回路が、複数のLEDに複数の抵抗素子を直列に接続したものである場合、同種同数のLEDに、数や個々の抵抗値は異なるがトータルとして同じ抵抗値となる1又は複数の抵抗素子を直列接続したユニット回路は前記一のユニット回路と等価である。
リファレンスユニット回路もユニット回路の1つであるため、このリファレンスユニット回路のLEDに異常が生じた場合、基準電位が変動して、他のユニット回路全てにおいてLEDに異常があると誤検出する場合がある。実際に他のユニット回路全てにおいてLED異常が一斉に生じる事態は極めて稀であろうから、このような検出状態になったときには、それをもってリファレンスユニット回路のLEDに異常有りと前記出力部に出力させるようにしてもよいが、より確実で簡単にリファレンスユニット回路のLED異常を検出するには、以下のような構成も考えられる。
すなわち、前記リファレンスユニット回路を2つ設けるとともに、前記比較部が、各リファレンスユニット回路における基準電位を他方のリファレンスユニット回路の検査電位と比較し、前記出力部が、前記比較部の比較結果に基づいて、各リファレンスユニット回路のLED異常を判断可能に出力するようにしておけばよい。
このようにすれば、リファレンスユニット回路同士で互いのLED異常を監視し合う構成となり、フェールセーフ機能を向上させることができる。また、このようにしても、回路構成が特段複雑化することもない。なお、全てのユニット回路をリファレンスユニット回路としてもよい。
前記基準電位にはある程度の幅を持たせるとともに、その範囲内に検査電位が収まっているかを判断するように構成することが実際の装置としては好ましい。
そのための具体的態様としては、前記第1ポイントが前記リファレンスユニット回路の2箇所に設定してあり、前記比較部が、前記2箇所のうちの高電位側箇所の電位である上基準電位と前記2箇所のうちの低電位側箇所の電位である下基準電位とをそれぞれ前記検査電位と比較するものであり、前記出力部が、前記上基準電位と下基準電位との間に前記検査電位があればLED回路は正常であり、そうでなければLED回路が異常である旨を出力するものを挙げることができる。
前記第1ポイントや第2ポイントは、LED間の接続点などLED回路中に設けることも考えられる。また、LED回路には通常電流制限のために抵抗回路が直列に接続されるが、これを利用して前記第1ポイント及び第2ポイントを前記抵抗回路中の所定箇所に設定しても構わない。
LEDの異常としては短絡故障や開放故障があり、開放故障は検査電位が大きく変化するため比較的検出し易い。
一方、短絡故障は検査電位の変動が小さいため検出しにくいが、これをより確実に検出できるようにするには、前記LED回路の低電位側に前記抵抗回路が直列に接続されている場合は、前記LED回路が正常である場合の検査電位が、前記上基準電位と下基準電位とのちょうど真ん中の値よりも高くなるように、前記高電位側箇所と低電位側箇所とを設定しておくことが望ましい。
また、前記LED回路の高電位側に前記抵抗回路が直列に接続されている場合は、前記LED回路が正常である場合の検査電位が、前記上基準電位と下基準電位とのちょうど真ん中の値よりも低くなるように、前記高電位側箇所と低電位側箇所とを設定しておけばよい。
具体的な実施態様としては、前記抵抗回路が複数の抵抗素子を直列に接続したものであって、前記第1ポイント及び第2ポイントが、前記抵抗回路におけるLED回路との接続点又は隣り合う抵抗素子同士の接続点に設定してあるものを挙げることができる。
抵抗回路をできるだけ少ない抵抗素子数で構成するには、前記抵抗回路がLED回路の低電位側に直列に接続した3つの抵抗素子(以下、高電位側から順に第1抵抗素子、第2抵抗素子、第3抵抗素子と言う。)を具備したものであり、前記第1ポイントのうちの高電位側箇所が前記抵抗回路におけるLED回路との接続点に設定してあり、該第1ポイントのうちの低電位側箇所が前記第2抵抗素子と第3抵抗素子との接続点に設定してあり、前記第2ポイントが前記第1抵抗素子と第2抵抗素子との接続点に設定してあるものが望ましい。
このように本発明によれば、並列接続された電気的に互いに等価なユニット回路のうちの1つが、基準電位生成回路であるリファレンスユニット回路として動作するので、LEDに異常はないにもかかわらず、印加電圧が変化するなど周囲条件が変わって検査電位が変動しても、それに対応するようにリファレンスユニット回路の基準電位が周囲条件に応じて変わり、より確実なLED異常検出動作を営むことができるようになる。
また、基準電位を取得するための専用の回路を形成する必要がないため、部品を減らし、低コスト化やコンパクト化を促進することなど、種々の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態におけるLED照明装置の概略電気回路図。 同実施形態における故障検出動作を示すダイヤグラム。 同実施形態における比較結果信号の変化を示すタイミングチャート。 同実施形態における異常信号の出力タイミングチャート。 同実施形態における電源電位が変動したときの検査電位と基準電位との変化の関係を示すタイミングチャート。 本発明の他の実施形態におけるユニット回路を示す部分回路図。 本発明のさらに他の実施形態におけるユニット回路を示す部分回路。 本発明のさらに他の実施形態におけるコンパレータ回路を示す部分回路。 本発明のさらに他の実施形態におけるユニット回路を示す部分回路。
本発明に係るLED照明装置100の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すLED照明装置100は、一般民生用の照明装置と比較して、より精度の高い安定した光射出強度が求められる、例えば製品の表面検査用に用いられるものであり、図示しないLED駆動電源から接続端子部Dを介して電力が供給されるLED照明部Aと、該LED照明部Aの異常を検出するための比較部B及び出力部Cとを備えている。
次に各部を説明する。
LED照明部Aは、複数のLED1を直列に接続してなるLED回路2と、LED回路2の低電位側に直列に接続された抵抗回路3とからなるユニット回路4を、該LED照明部Aの高電位ラインA1と低電位ラインA2との間に、複数列並列に接続したものである。ここで、各ユニット回路4のLED1の種類や個数は互いに等しく、また抵抗回路3の抵抗値も等しくしてあって、各ユニット回路4が電気的に互いに等価となるように構成してある。なお、ユニット回路4のうち、後述するリファレンスユニット回路を区別して示す場合は、符号を4(1)、4(2)とする。
前記高電位ラインA1には、前記接続端子部Dに設けられた+Vin端子が接続されて前記LED駆動電源からLED照明部Aに電流が流れ込み、前記低電位ラインA2に同接続端子部Dに設けられた−In端子が接続されて前記LED駆動電源に電流が還るように構成してある。
この実施形態では、PWMによる光量制御のためにパルス状に電圧(例えば、輝度が0%と100%で高速変化するような電圧)が+Vin端子に印加されるようにしてあるが、もちろん、可変電圧による光量制御方式も可能である。
前記抵抗回路3は、この実施形態では、直列接続した3つの抵抗素子(以下、高電位側から順に第1抵抗素子31、第2抵抗素子32、第3抵抗素子33と言う。)から構成してある。なお、この実施形態では、ユニット回路4ごとに、抵抗素子31〜33が互いに同数で同種類となるように構成している。
比較部Bは、前記ユニット回路4のうちの少なくとも1つをリファレンスユニット回路4(1)とし、前記リファレンスユニット回路4(1)における所定の第1ポイントP11、P12の電位を基準電位として取得するとともに、他のユニット回路4における所定の第2ポイントP2の電位を検査電位Vtとして取得したうえで、取得した各電位を比較し、その比較結果を比較結果信号Vcompとして出力するものである。なお、この実施形態ではもう1つリファレンスユニット回路4(2)を設定しているが、これについては後述する。
具体的に説明する。
前記第1ポイントP11、P12は、リファレンスユニット回路4(1)の2箇所に設定してある。その高電位側箇所P11は、前記第1抵抗素子31の高電位端(LED回路2と抵抗回路3との接続点)であり、低電位側箇所P12は、第2抵抗素子32と第3抵抗素子33との接続点である。
前記第2ポイントP2は、各ユニット回路4の第1抵抗素子31と第2抵抗素子32との接続点に設定してある。
比較部Bは、前記リファレンスユニット回路4(1)を除く各ユニット回路4に対応させてそれぞれ設けたウィンドウコンパレータ回路5を具備したものである。
ウィンドウコンパレータ回路5は2つのコンパレータ51、52からなり、そのうちの一方のコンパレータ51には、そのプラス入力端子に前記高電位側箇所P11の電位である上基準電位+REF1を入力するとともに、そのマイナス入力端子に前記第2ポイントP2の電位である検査電位Vtを入力するようにしている。また、他方のコンパレータ52には、そのマイナス入力端子に前記低電位側箇所P12の電位である下基準電位−REF1を入力するとともにそのプラス入力端子に前記検査電位Vtを入力するようにしている。
各ウィンドウコンパレータ回路5の出力端5aは、例えばオープンコレクタによってまとめられており、全てのユニット回路4における検査電位Vtが上基準電位+REF1と下基準電位−REF1との間にあれば、該出力端5aの電位、すなわち比較結果信号Vcompの電位がハイレベルとなり、いずれかのユニット回路4の検査電位Vtが上基準電位+REF1と下基準電位−REF1との間から外れれば、該出力端5aの電位がローレベルとなるように構成してある。
ところで、LED1の異常は、短絡故障の場合と開放故障の場合とに大別される。開放故障の場合は、そのLED1で回路が切断されて該当するユニット回路4に電流が流れなくなるのであるから、検査電位Vtは下限である−In端子の電位に張り付き、容易にこれを検出することができる。一方、短絡故障の場合は、故障したLED1の電圧降下分だけがなくなって検査電位Vtは上昇するがその上昇幅は小さく検出がやや難しい。
そこで、この実施形態では、図2に示すように、所定のLED駆動電圧が印加されたときであって前記LED回路2が正常である場合の検査電位Vtが、前記上基準電位+REF1と下基準電位−REF1との中央値よりも高くなるように、前記各抵抗素子31〜33の値を決めている。この結果、LED1が短絡故障した場合のわずかな検査電位Vtの上昇を検出できるようにしている。
図2に、上基準電位+REF1、下基準電位−REF1、検査電位Vt及び比較結果信号Vcompの関係を示すとともに、検査電位Vtが前記上基準電位+REF1と下基準電位−REF1との間に収まっているときとそうでないときとの比較結果信号Vcompの変化を示すダイヤグラムを示す。
出力部Cは、例えばPLDなどのLSIで構成したものであり、前記比較部Bの比較結果信号Vcompを受信して、前記ユニット回路4のLED1異常を判断可能に出力するものであり、具体的には、LED照明部Aに電圧が印加されているときだけ前記比較結果信号Vcompを有効にするためのゲート回路6と、前記ゲート回路6の出力信号から異常か否かを判断する異常判断回路7とを備えたものである。
ゲート回路6は、+Vin端子に印加される電圧変化から所定のタイミング信号を生成するタイミング信号生成回路61と、前記タイミング信号及び比較結果信号とのANDをとるAND素子62(図1中では反転入力となっている)とを具備している。
タイミング生成回路61は、図3に示すように、+Vinの立ち上がりエッジから所定時間遅れてエッジが発生し、+Vinの立ち下がりエッジとほぼ同タイミングで逆エッジが発生するパルス信号であるタイミング信号を生成するものである。
したがって、図3に示すように、+Vinの電圧、すなわちLED回路2への印加電圧の立ち上がりから所定時間だけ遅れてゲートが開き、前記印加電圧の立ち下がりとほぼ同時にゲートが閉じて、ゲートが開いている間は、比較結果信号Vcompがそのままゲート回路出力信号として出力される。このようなゲート回路6を設けているのは、LED駆動電圧が印加されていないときの比較部Bの比較結果は意味を持たないノイズであることからこれを排除したり、ウィンドウコンパレータ回路5の出力信号がON/OFF過渡状態にあるときに発生し得るチャタリングノイズをキャンセルしたりするためである。
異常判断回路7における異常有りと判断するプロトコルは、例えば前記内部プログラムによって定めてある。例えば、複数回に亘って連続して+Vinが印加されたタイミングで、有効な比較結果信号であるゲート回路出力信号がハイレベルであった場合に初めて異常信号を出力したり、あるいは、+Vinが印加されていないタイミングでのゲート回路出力信号の上下動や、LED駆動電圧の1パルスの印加時間と比べて非常に幅の短い比較結果信号をノイズとして除去したりして、誤判断を可及的に排除するようにしている。なお、図1中の+VCはこの出力部C及びコンパレータ51、52の図示しない電源である。また、このERROR端子は、前記端子部のEOに接続されており、異常信号はここから外部に出力される。
図4に、異常信号の出力タイミングチャートの一例を示す。ここでは、ゲート回路出力信号が3回連続してハイレベルのときに異常信号が出力される例を示している。
さらにこの実施形態では、図1に示すように、残りのユニット回路4のうちの1つをもう一つのリファレンスユニット回路4(2)とし、前記比較部Bによって、最初のリファレンスユニット回路4(1)の検査電位Vtを後のリファレンスユニット回路4(2)の基準電位+REF2、−REF2と比較させている。具体的には、この比較部Bにリファレンスユニット回路4(1)に対応するウィンドウコンパレータ回路5(1)をさらに設けている。そして、出力部Cに最初のリファレンスユニット回路4(1)のLED1の異常を判断可能に出力するようにしている。
しかして、後のリファレンスユニット回路4(2)のLED異常は最初のリファレンスユニット回路4(1)を利用して監視されているから、このような構成によってリファレンスユニット回路4(1)、4(2)同士で互いにLED1の異常を監視しあうこととなる。
このように構成した本実施形態によれば、並列接続された電気的に互いに等価なユニット回路4のうちの1つが、基準電位生成回路であるリファレンスユニット回路4(1)として動作するので、LED1に異常はないにもかかわらず、電源電圧が変化するなどして検査電位Vtが変動しても、図5に示すように、それに対応するようにリファレンスユニット回路4(1)の基準電位が周囲条件に応じて変わり、誤動作の怖れなくより確実な異常検出動作を営むことができるようになる。
また、過渡応答特性もユニット回路4とリファレンスユニット回路4(1)とは等しいと考えられることから、過渡時での誤動作もより容易に防止できる。
さらに、基準電位を取得するための専用の回路を形成する必要がないため、部品を減らし、低コスト化やコンパクト化を促進することが可能になる。加えて、本実施形態では、低光量のPWM駆動やパルス駆動でも一定電圧がLED回路に印加されるため、低光量では印加電圧が低くなる可変電圧による光量調整回路に比べ、誤動作を低減できる。
また、リファレンスユニット回路4(1)、4(2)同士で互いにLED1の異常を監視し合っているので、電位の変動幅が大きい(電位が−In端子の電位に等しくなる)開放故障はもちろんのこと、電位の変動幅が小さい短絡故障であっても、リファレンスユニット回路4(1)、4(2)に生じたLED1の異常を確実に検出することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、LED回路2の高電位側に抵抗回路3を直列接続しても良い。この場合、前記LED回路2が正常である場合の検査電位Vtが、前記上基準電位+REF1と下基準電位−REF1との中央値よりも低くなるように、前記高電位側箇所P11と低電位側箇所P12とを設定しておくことがLED1の短絡故障をより確実に検出する上で望ましい。
また、第1ポイントや第2ポイントをLED回路2中に設けても良いし、図7に示すように、ユニット回路4においてLED1と抵抗素子31・・・とを混在させても良い。
比較部Bのみを抽出した図8に示すように、各コンパレータ回路5の出力を別個にしてそれらをそれぞれ比較部Bによる比較結果信号Vcompとして出力するようにしても構わない。前記実施形態では、全体のいずれかのLEDに異常が生じたことだけを検出できるが、このようにすれば、ユニット回路単位でLEDに異常が生じたことを特定できる。
図9に示すように、リファレンスユニット回路4(1)を兼ねないユニット回路4においては、検査電位Vtのみが必要なのだから、前記実施形態における第2抵抗素子32と第3抵抗素子33とを、それらを合わせた抵抗値と同じ抵抗値を有した1つの抵抗素子34にしても構わない。
ユニット回路中のLEDは単一でも構わない。
その他、上記実施形態に限られず、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
100・・・LED照明装置
A・・・LED照明部
B・・・比較部
C・・・出力部
1・・・LED
2・・・LED回路
3・・・抵抗回路
31・・・第1抵抗素子
32・・・第2抵抗素子
33・・・第3抵抗素子
4・・・ユニット回路
4(1)、4(2)・・・リファレンスユニット回路
P11・・・第1ポイント(高電位側箇所)
P12・・・第1ポイント(低電位側箇所)
P2・・・第2ポイント
Vt・・・検査電位
+REF1、+REF2・・・基準電位(上基準電位)
−REF1、−REF2・・・基準電位(下基準電位)

Claims (8)

  1. 単一のLED又は直列接続した複数のLEDからなるLED回路を含んで形成される互いに等価なユニット回路を、複数並列に接続したLED照明部と、
    前記ユニット回路のうちの少なくとも1つをリファレンスユニット回路とし、前記リファレンスユニット回路における所定の第1ポイントの電位を基準電位として取得するとともに、他のユニット回路における所定の第2ポイントの電位を検査電位として取得したうえで、取得した各電位を比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に基づいて、前記ユニット回路のLED異常を判断可能に出力する出力部とを具備していることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記リファレンスユニット回路が2つ設けてあり、
    前記比較部が、各リファレンスユニット回路における基準電位を他方のリファレンスユニット回路の検査電位と比較するものであり、
    前記出力部が、前記比較部の比較結果に基づいて、各リファレンスユニット回路のLED異常を判断可能に出力するものであることを特徴とする請求項1記載のLED照明装置。
  3. 前記第1ポイントが前記リファレンスユニット回路の2箇所に設定してあり、
    前記比較部が、前記2箇所のうちの高電位側箇所における電位である上基準電位と前記2箇所のうちの低電位側箇所における電位である下基準電位とをそれぞれ前記検査電位と比較するものであり、
    前記出力部が、前記上基準電位と下基準電位との間に前記検査電位があればLED回路は正常であり、そうでなければLED回路が異常である旨を出力するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のLED照明装置。
  4. 前記ユニット回路が、LED回路と直列に接続した抵抗回路をさらに具備したものであり、
    前記第1ポイント及び第2ポイントが前記抵抗回路中の所定箇所に設定してある請求項3記載のLED照明装置。
  5. 前記抵抗回路が、前記LED回路の低電位側に直列に接続したものであって、
    前記LED回路が正常である場合の検査電位が、前記上基準電位と下基準電位との中央値よりも高くなるように、前記高電位側箇所と低電位側箇所とを設定してある請求項4記載のLED照明装置。
  6. 前記抵抗回路が、前記LED回路の高電位側に直列に接続したものであって、
    前記LED回路が正常である場合の検査電位が、前記上基準電位と下基準電位との中央値よりも低くなるように、前記高電位側箇所と低電位側箇所とを設定してある請求項4記載のLED照明装置。
  7. 前記抵抗回路が複数の抵抗素子を直列に接続したものであって、
    前記第1ポイント及び第2ポイントが、前記抵抗回路におけるLED回路との接続点又は隣り合う抵抗素子同士の接続点に設定してある請求項4乃至7いずれか記載のLED照明装置。
  8. 前記抵抗回路がLED回路の低電位側に直列に接続した3つの抵抗素子(以下、高電位側から順に第1抵抗素子、第2抵抗素子、第3抵抗素子と言う。)を具備したものであって、
    前記第1ポイントのうちの高電位側箇所が前記抵抗回路におけるLED回路との接続点に設定してあり、該第1ポイントのうちの低電位側箇所が前記第2抵抗素子と第3抵抗素子との接続点に設定してあり、前記第2ポイントが前記第1抵抗素子と第2抵抗素子との接続点に設定してある請求項4又は5記載のLED照明装置。
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