JP2014039871A - 棚柱用物受けブラケット - Google Patents

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Yoshiyuki Ichimyo
佳之 市妙
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Yamaguchi Yasushi Seisakusho KK
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YAMAGUCHIYASUSHI SEISAKUSHO KK
Yamaguchi Yasushi Seisakusho KK
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Abstract

【課題】棚柱の希望する高さ位置へ工具を使わず、しかも安定な固定状態に取り付けることができる物受けブラケットを提供する。
【解決手段】棚柱Sの取付け孔11へ抜き差し自在に差し込み係止し得る係止フック16を有するベースブラケットBと、そのベースブラケットへの被着固定状態において、棚柱の取付け孔へ抜き差し自在に差し込めるフック用抜け止めキー29と横架材Mの支持部とを備えたカバーブラケットCとから成り、ベースブラケットB側の係止フック16を棚柱Sの取付け孔11へ前方から差し込み係止させた後、係止フック16が係止している棚柱Sの取付け孔11と別個な高さ位置の取付け孔11へ、カバーブラケットC側のフック用抜け止めキー29を前方から差し込むことによって、ベースブラケットB側の係止フック16を取付け孔11からの抜け止め状態に固定維持するように構成した。
【選択図】図15

Description

本発明は建物の壁面を初め、クローゼットや脱衣場、収納庫などの壁面に取り付け固定された棚柱の希望する高さ位置へ、衣類の吊り下げ用パイプハンガーや突っ張り棒、スライドレールハンガー、棚板、その他の横架材を安定良く支持するための棚柱用物受けブラケットに関する。
この種物受けブラケットの典型である棚受ついて、特許文献1(実開平6−77569号明細書と図面)に記載の公知技術が存在する。
これは水平方向に延びる載置部(21)と、この載置部(21)から下方に延びる支持部(22)とを備え、上記載置部(21)の基端部には、棚柱(H)に形成された係合孔(H1)へ係脱可能に挿入される係合部(24)が形成された棚受(2)において、上記載置部(21)に棚柱(H)の係合孔(H1)へ嵌合することによって、上記係合部(24)が係合孔(H1)から抜けるのを阻止する固定部材(30)を、載置部(21)の前後方向へ移動可能に設けたことを特徴とするものであり、本発明に最も近似する構成を備えていると考えられる。
実開平6−77569号明細書と図面
しかし、上記公知技術の構成では棚受本体(20)における載置部(21)の係合部(24)が先に差し込み係合されている棚柱(H)の同じ係合孔(H1)へ、固定部材(30)の嵌合部(35)を重畳的に差し込むようになっているため、その固定部材(30)がゴムなどの弾性材から成る場合、これを弾性変形させ乍ら無理に押し込み操作する必要があり、棚受け高さの変更・調整作業をすばやく簡便に行うことができない。
他方、上記固形部材(30)が合成樹脂などの硬質材から成る場合には、これが載置部(21)のフラットな金属板面に沿って前後方向へ滑り移動しやすく、棚柱(H)の係合孔(H1)から抜け出すおそれがあり、抜け止め効果の安定性に劣る。
何れにしても、棚柱(H)の同じ高さ位置にある係合孔(H1)へ、載置部(21)の係合部(24)と固定部材(30)の嵌合部(35)とを積み重なる状態に差し込むようになっているため、その固定部材(30)の嵌合部(35)を少なくとも載置部(21)の板厚分だけ薄肉扁平化する必要があり、それだけ不慮に折損する危険性が増大する。
又、棚受本体(20)の支持部(22)は左右一対の補強板部(23)を備えているが、その両補強板部(23)は棚柱(H)のフラットな正面へ前方から接当するに過ぎず、その棚柱(H)の左右両端部を挟持しないため、たとえ載置部(21)の係合部(24)が棚柱(H)の係合孔(H1)へ係合していたとしても、その棚受本体(20)の振れ動くおそれがあり、その意味からも固定部材(30)が折損しやすい。
更に、固定部材(30)を棚受本体(20)の載置部(21)に沿って前方へ移動し、その嵌合部(35)を棚柱(H)の係合孔(H1)へ差し込んだとしても、その固定部材(30)によって棚受本体(20)が被覆化粧されることはなく、その棚受本体(20)は前方と左右横方向並びに下方への露出状態にあるため、建物の壁面化粧効果に劣る問題もある。
本発明はこのような諸問題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では棚柱に開口分布された取付け孔へ、抜き差し自在に差し込み係止し得る係止フックを有するベースブラケットと、
そのベースブラケットへの被着固定状態において、同じく棚柱の取付け孔へ抜き差し自在に差し込めるフック用抜け止めキーと横架材の支持部とを備えたカバーブラケットとから成り、
上記ベースブラケット側の係止フックを棚柱の取付け孔へ前方から差し込み係止させた後、その係止フックが係止している棚柱の上記取付け孔と別個な高さ位置の取付け孔へ、上記カバーブラケット側のフック用抜け止めキーを前方から差し込むことによって、上記ベースブラケット側の係止フックをその取付け孔からの抜け止め状態に固定維持することを特徴とする。
又、請求項2ではベースブラケットを板金プレス加工品として、そのフラットなブラケット本体面の左右両端部から背後方向へ、断面ほぼU字形に造形された棚柱の左右両サイド折曲げフランジを挟持する一対の棚柱挟持片を、ほぼ直角に曲げ出したことを特徴とする。
更に、請求項3ではカバーブラケットを硬質な合成樹脂成形品として、これによりベースブラケットを背後以外の方向から目視できない状態に被覆化粧したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、棚柱に対する物受けブラケットの取付け高さを工具の必要なく、容易・確実に変更・調整できるにも拘らず、その取付状態を安定裡に固定維持し得る効果がある。
しかも、その物受けブラケットにおけるカバーブラケット側のフック用抜け止めキーは、ベースブラケット側の係止フックが差し込み係止されている棚柱の取付け孔と別異な高さ位置の取付け孔へ、その言わば詰め物として差し込まれるようになっているため、冒頭に述べた公知技術のように、上記フック用抜け止めキーを薄肉扁平化する必要がなく、延いては不慮に折損するおそれもない。上記取付け孔との相関々係上、そのフック用抜け止めキーの大きさ・形状に高度な寸法安定性を求められることはなく、量産性に著しく優れる。
その場合、特に請求項2の構成を採用するならば、ベースブラケット側の棚柱挟持片によって棚柱の左右両サイド折曲げフランジを左右横方向から挟持することができるため、その物受けブラケットの振れ動くおそれがなく、固定状態の安定性がますます向上する。
更に、請求項3の構成を採用するならば、金属材から成るベースブラケットを硬質な合成樹脂材のカバーブラケットによって、そのベースブラケットが前方(正面)と左右横方向並びに上下方向から目視できない状態に被覆し得るのであり、建物の壁面化粧効果が向上する。
本発明に係る棚柱用物受けブラケットの第1実施形態を示す分解斜面図である。 図1のベースブラケットとカバーブラケットを反対方向から見た分解斜面図である。 ベースブラケットを抽出して示す斜面図である。 図3の正面図である。 図4の平面図である。 図4の背面図である。 図4の一部破断側面図である。 カバーブラケットを抽出して示す正面図である。 図8の平面図である。 図8の背面図である。 図8の11−11線断面図である。 図8の12−12線断面図である。 図1の組立使用状態を示す斜面図である。 図13の正面図である。 図14の15−15線断面図である。 図14の16−16線断面図である。 図14の17−17線断面図である。 本発明の第2実施形態を示す図13に対応する斜面図である。 図18のベースブラケットとカバーブラケットを抽出して示す分解斜面図である。 図18の組立使用状態を示す側断面図である。 本発明の第3実施形態を示す図1に対応する斜面図である。 図21の組立使用状態を示す斜面図である。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜17はその本発明に係る棚柱用物受けブラケットの第1実施形態を示しており、これは棚柱(S)へ取付け高さの変更・調整自在に取り付けられるベースブラケット(B)と、そのベースブラケット(B)への被着状態に使用されるカバーブラケット(C)との組立体から成る。
先ず、棚柱(S)はステンレス鋼板やその他の剛性な金属材から、図1のような左右一対のサイド折曲げフランジ(10)を備えた平面視の断面ほぼU字形に造形されており、そのフラットな前面(正面)の長手中心線(垂直中心線)上には多数の取付け孔(11)が、上下方向に沿う一定の間隔ピッチ(P)(例えば約15mm)を保って開口分布されている。
その場合、図示する取付け孔(11)の開口形状は、横方向(水平方向)に細長い長方形(例えば約3.5mm×約6.5mm)又は楕円形をなしているが、ベースブラケット(B)の後述する係止フックとカバーブラケット(C)の後述するフック用抜け止めキーとを互換的に受け入れることができる大きさ・形状であるならば、正方形や縦方向(上下方向)に細長い長方形又は楕円形、その他の開口形状であっても良い。
(12)は上記取付け孔(11)の間隔ピッチ(P)よりも著しく広い間隔ピッチのもとで、やはり棚柱(S)の上下方向に沿って開口分布された少なくとも一対(2個)の円形ビス受け入れ孔であり、ここから建物や収納庫などの壁面(W)へねじ込まれる固定ビス(皿ビス)(13)によって、その棚柱(S)の少なくとも向かい合う合計2本が平行な垂立状態に取り付け施工されることとなる。
次に、物受けブラケットのベースブラケット(B)は一定な厚み(例えば約1mm)のステンレス鋼板やその他の金属材に対するプレス加工によって、図3〜7のような立体形状に製作されている。
即ち、そのベースブラケット(B)を示した図3〜7において、(14)は上記棚柱(S)へ前方(正面)から面接触されるフラットなブラケット本体面であり、その棚柱(S)に開口分布する上記取付け孔(11)の間隔ピッチ(P)よりも広い一定長さ(Y)と、棚柱(S)とほぼ同じ一定幅(X)(例えば約15mm)を備えた概略的な長方形として、上下方向へ細長く延在している。
そして、このようなブラケット本体面(14)の後(背面)側が棚柱(S)への取付け部(Br)をなし、そのブラケット本体面(14)の左右両端部(長方形の平行な両縦辺)から後方(背面)へほぼ直角に曲げ出された一対の棚柱挟持片(15)を、上記棚柱(S)の両サイド折曲げフランジ(10)へ図1や図16、17のように挟持させることができるようになっている。
(16)は同じくブラケット本体面(14)の中途高さ位置から上記棚柱挟持片(15)と同じ後方(背面)へ、先端部が下向く側面視のほぼ倒立L字形に曲げ出された係止フックであって、そのブラケット本体面(14)の長手中心線(垂直中心線)上に位置しており、上記棚柱(S)の取付け孔(11)へ前方(正面)から抜き差し自在に差し込み係止されるようになっている。
(17)はその係止フック(16)を折り曲げ加工するため、上記ブラケット本体面(14)に切り欠かれたほぼ四角形の抜き窓であり、上記棚柱(S)の取付け孔(11)と連通することになる。
他方、上記ブラケット本体面(14)の前(正面)側はカバーブラケット(C)との組立部(Bf)をなし、そのブラケット本体面(14)の上端部から左右横方向へ一対の延長アーム(18)が、上記棚柱(S)の挟持片(15)よりも長く張り出されている。(19)はその延長アーム(18)を左右対称に振り分ける凹溝であって、上記ブラケット本体面(14)の上端中央位置に切り欠かれており、カバーブラケット(C)の後述するフック用抜け止めキーを逃し入れる。
上記凹溝(19)を介して左右対称に振り分けられた一対の延長アーム(18)は、ブラケット本体面(14)と同じ平面(フラットな垂直板面)にあり、その張り出し先端部(横端部)からはカバーブラケット用上部差込みガイド片(20)の左右一対が、前方(正面)へ一定長さ(Z)だけほぼ直角に曲げ出されている。その両上部差込みガイド片(20)の垂直板面は互いに平行している。
(21)は上記ブラケット本体面(14)の下端部(横辺)からやはり前方(正面)へ、上部差込みガイド片(20)とほぼ同じ一定長さ(Z)だけ直角に曲げ出されたカバーブラケット用下部差込みガイド片であり、その下部差込みガイド片(21)の板面は上部差込みガイド片(20)の板面(垂直状態)とほぼ直交する水平状態にある。
そのため、上記左右対称に振り分けられた一対の上部差込みガイド片(20)と、中央部に位置する1個の下部差込みガイド片(21)との合計3個所(3点支持)によって、ベースブラケット(B)へカバーブラケット(C)を容易・円滑に正しく差し込むことができ、しかも振れ動くおそれがない安定な被着固定状態を得られるのである。
更に、物受けブラケットのカバーブラケット(C)はABS樹脂やポリアセタール(POM)樹脂、繊維強化樹脂(FRP)、その他の硬質な合成樹脂材から、図8〜12のような全体形状に一体成形(射出成形)されており、これには白色や褐色などの適当な着色カラーを与えることができる。
即ち、そのカバーブラケット(C)を示した図8〜12において、(22)はベースブラケット(B)側のブラケット本体面(14)へ前方(正面)から被着されるカバーブラケット(C)側のブラケット本体面であり、そのブラケット本体面(22)の後(背面)側が上記ベースブラケット(B)の被覆部(Cr)として機能する一方、同じくブラケット本体面(22)の前(正面)側がパイプハンガーや突っ張り棒、スライドレールハンガー、棚板、その他の横架材(M)を支持する横架材支持部(Cf)として機能するようになっている。
その場合、図示の横架材(M)は断面円形のパイプハンガーであるため、そのカバーブラケット(C)の横架材支持部(Cf)が向かい合う左右一対の側壁面(23)と底壁面(24)とから成る正面視の半円形よりも若干深いU字形に造形されており、上記パイプハンガーの端部を受け止めることができるようになっている。
(25)は上記カバーブラケット(C)のブラケット本体面(22)から後方(背面)へ突出する縁取り補強リブを兼ねた左右対称な一対の振れ止め壁であり、その突出との相対的に一定深さ(G)だけ陥没する嵌合凹溝(26)が、そのブラケット本体面(22)の後面(背面)に区画形成されている。
その嵌合凹溝(26)は図2や図10のように後方(背面)から見た時、全体的なほぼT字形の輪郭形状として、その中央部を上下方向に沿って細長く延在するほぼ長方形のブラケット本体面受け入れ凹溝部(26a)と、その上端部にある左右対称な一対の延長アーム受け入れ凹溝(26b)とが、交叉する状態に連通しており、そのブラケット本体面受け入れ凹溝部(26a)が上記ベースブラケット(B)側の棚柱挟持片(15)を有するブラケット本体面(14)へ、前方(正面)から差し込み嵌合されて、その振れ止め壁(25)により棚柱挟持片(15)を挟持する結果となる。
そして、その後面(背面)に嵌合凹溝(26)が一定深さ(G)だけ陥没した状態にある上記ブラケット本体面(22)のうち、延長アーム受け入れ凹溝部(26b)の左右両端部から上記横架材支持部(Cf)の両側壁面(23)に向かって、上記ベースブラケット(B)側の上部差込みガイド片(20)と対応する上部差込みスリット(27)が、一定深さ(D)だけ穿設されている。その左右一対の上部差込みスリット(27)は図10のように、上部差込みガイド片(20)とほぼ合致する上下方向に細長い長方形の開口形状を呈している。
又、同じくブラケット本体面(22)のうち、その上記ブラケット本体面受け入れ凹溝部(26a)の下端中央部からは上記横架材支持部(Cf)の底壁面(24)に向かって、ベースブラケット(B)側の下部差込みガイド片(21)と対応する下部差込みスリット(18)が、上記上部差込みスリット(27)とほぼ同じ一定深さ(D)だけ穿設されている。その1個の下部差込みスリット(28)は図10のように、下部差込みガイド片(21)とほぼ合致する水平方向(横方向)に細長い長方形の開口形状をなしている。
更に、(29)は上記カバーブラケット(C)におけるベースブラケット(B)の被覆部(Cr)をなすブラケット本体面受け入れ凹溝部(26a)の垂直中心線(左右二等分線)上から後方(背面)へ、上記嵌合凹溝(26)の一定深さ(G)とほぼ対応する一定高さだけ突出されたフック用抜け止めキーであって、上記ベースブラケット(B)におけるブラケット本体面(14)の上端中央部に切り欠かれている凹溝(19)と対応位置しており、そのカバーブラケット(C)側の上部差込みスリット(27)と下部差込みスリット(28)をベースブラケット(B)側の対応的な上部差込みガイド片(20)と下部差込みガイド片(21)に対して、前方(正面)から差し込み被着させると、同じくカバーブラケット(C)側のフック用抜け止めキー(29)がベースブラケット(B)側の上記凹溝(19)へ自づと逃し入れ貫通される結果となる。
その場合、図示の実施形態ではベースブラケット(B)側の係止フック(16)を下側とし、カバーブラケット(C)側のフック用抜け止めキー(29)を上側として、その上下の間隔ピッチを上記棚柱(S)における取付け孔(11)の間隔ピッチ(P)と同じに設定することにより、その係止フック(16)とフック用抜け止めキー(29)との1個づつを棚柱(S)の隣り合う別個な取付け孔(11)へ差し込み係止させるようになっているが、上記係止フック(16)とそのフック用抜け止めキー(29)との上下位置関係は、図示の状態と逆に設定しても良い。
又、その個数についても係止フック(16)とそのフック用抜け止めキー(29)とが、棚柱(S)における別異な高さ位置の取付け孔(11)へ差し込み係止される限り、その何れか一方(望ましくは係止フック)又は双方が2個以上であっても良い。2個以上を設ける場合でも、その隣り合う間隔ピッチを棚柱(S)における取付け孔(11)の間隔ピッチ(P)と一致させる必要はなく、その言わば1個おきや2個おきなどの広い間隔ピッチに保つことができる。
本発明の第1実施形態に係る棚柱用物受けブラケットは上記した構成を備えており、これを使用するに当っては、建物内にあるデッドスペース(収納空間)の向かい合う壁面(W)や、クローゼット・収納庫などの向かい合う壁面(W)へ、少なくとも合計2本の棚柱(S)を平行に垂立させて、各々複数づつの固定ビス(13)により取り付け施工する。
そして、その各棚柱(S)の希望する高さ位置にある取付け孔(11)へ図13〜17のように、ベースブラケット(B)のブラケット本体面(14)から後方(背面)へ曲げ出されている係止フック(16)を、前方(正面)から抜き差し自在に差し込み係止させて、その向かい合う2個一対の設置高さを同一に保つ。
その際、棚柱(S)の取付け孔(11)へ前方(正面)からベースブラケット(B)側の係止フック(16)を差し込み係止させれば、そのフラットなブラケット本体面(14)から同じく後方(背面)へ曲げ出されている左右一対の棚柱挟持片(15)が、上記棚柱(S)の両サイド折曲げフランジ(10)を左右横方向から自づと挟持することになるため、その左右横方向へ使用中に振れ動くおそれはない。
又、棚柱(S)の取付け孔(11)にベースブラケット(B)側の係止フック(16)を差し込み係止させた状態では、そのベースブラケット(B)におけるフラットなブラケット本体面(14)の上端中央部に切り欠かれている凹溝(19)が、上記係止フック(16)の差し込み係止された状態にある棚柱(S)の取付け孔(11)とは別個な取付け孔(11)と連通することになる。
そこで、上記ベースブラケット(B)側から前方(正面)へ張り出した状態にある左右一対の上部差込みガイド片(20)と1個の下部差込みガイド片(21)へ、引き続きカバーブラケット(C)側の対応分布する左右一対の上部差込みスリット(27)と1個の下部差込みスリット(28)を、前方(正面)から差し込み被着させるのである。
そうすれば、図13〜17から明白なように、上記棚柱(S)へ先行的に係止しているベースブラケット(B)側のブラケット本体面(14)や棚柱挟持片(15)、延長アーム(18)なども、その後カバーブラケット(C)におけるブラケット本体面(22)の後面(背面)に陥没している嵌合凹溝(26)へ、自づと受け入れ嵌合されることになる。しかも、ベースブラケット(B)側の棚柱挟持片(15)がその嵌合凹溝(26)との相対的に突出している振れ止め壁(25)によって、左右横方向から挟持された状態となり、上記ベースブラケット(B)はカバーブラケット(C)による被覆化粧状態に組み立てられる結果、そのベースブラケット(B)を前方(正面)と上下方向並びに左右横方向から目視することはできない。
他方、カバーブラケット(C)におけるブラケット本体面(22)から後方(背面)へ突出しているフック用抜け止めキー(29)が、上記ベースブラケット(B)側の凹溝(19)を貫通して、これと連通している上記棚柱(S)の別個な取付け孔(11)へ、自づと差し込まれることになる結果、上記ベースブラケット(B)側の係止フック(16)が棚柱(S)の取付け孔(11)から浮上して抜け落ちるおそれはなく、そのベースブラケット(B)に被着一体化されたカバーブラケット(C)と相俟って、棚柱(S)への安定・確固な取付け使用状態に保たれるのである。
その場合、ベースブラケット(B)は金属製品(板金プレス加工品)であるが、これを硬質な合成樹脂成形品のカバーブラケット(C)によって、前方(正面)から完全に被覆しているため、建物や収納庫などの優美な壁面化粧効果を得られることになる。その壁面化粧効果はカバーブラケット(C)の着色カラーによって、ますます向上させることができる。
そして、上記棚柱(S)に対するベースブラケット(B)とカバーブラケット(C)の取り付けを終えてから、そのカバーブラケット(C)におけるほぼU字形の横架材支持部(Cf)へ、横架材(M)としてのパイプハンガーを上方から押し込み、そのパイプハンガーに直接又は図外の衣類用ハンガーを介して、衣類を吊り下げ使用すれば良い。
尚、棚柱(S)の取付け孔(11)へ先にベースブラケット(B)側の係止フック(16)を差し込み係止させ、その後ベースブラケット(B)側の上部差込みガイド片(20)や下部差込みガイド片(21)などへ、カバーブラケット(C)側の上部差込みスリット(27)や下部差込みスリット(28)などを差し込む旨として説明したが、要するに棚柱(S)の取付け孔(11)へ差し込み係止されたベースブラケット(B)側の係止フック(16)を、その後棚柱(S)の別な高さ位置にある取付け孔(11)へ差し込まれるカバーブラケット(C)側のフック用抜け止めキー(29)によって、抜け止め状態に固定維持できるならば、そのベースブラケット(B)へカバーブラケット(C)を予じめ或る程度まで被着させた状態に仮り組みしておいてもさしつかえない。
何れにしても、工具類を必要とせずに、操作手の指先だけで前方(正面)からの上記差し込みを行うことができる。その差し込み順序とは逆に、カバーブラケット(C)をベースブラケット(B)から前方(正面)へ引き抜き、その後ベースブラケット(B)を棚柱(S)の取付け孔(11)から抜き出すことにより、その棚柱(S)から物受けブラケットを取りはずすことができ、棚柱(S)に対する取付け高さの変更・調整をすばやく簡便に行えるのである。
次に、図18〜20は本発明の第2実施形態を示しており、その棚柱用物受けブラケットが図1〜17の上記第1実施形態と異なる構成についてのみ要説すると、下記のとおりである。
つまり、第2実施形態の物受けブラケットでは横架材(M)を断面楕円形のパイプハンガーとして、その端部を物受けブラケットにおける上記カバーブラケット(C)の横架材支持部(Cf)によって受け止めようになっており、そのためベースブラケット(B)側のブラケット本体面(14)とこれに嵌合するカバーブラケット(C)側の嵌合凹溝(26)を、上記第1実施形態よりも一層細長く上下方向に沿って延在する長方形に造形すると共に、そのベースブラケット(B)側の係止フック(16)を上下一対の2個として、棚柱(S)における取付け孔(11)同士の隣り合う2個所へほぼ同等に差し込み係止させるようになっている。
その他の構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図18〜20に図1〜17との同一符号を記入するにとどめて、その第2実施形態の詳細な説明を省略する。
更に、図21、22は本発明の第3実施形態を示しており、その棚柱用物受けブラケットが図1〜17の上記第1実施形態と異なる構成についてのみ要説すると、次のとおりである。
つまり、第3実施形態の物受けブラケットでは横架材(M)をアルミや硬質な合成樹脂から押出成形されたスライドレールハンガーとして、その上記カバーブラケット(C)の横架材支持部(Cf)を正面視のアングル形状に造形し、その側壁面(23)によってスライドレールハンガーの端面と、底壁面(24)によって同じくスライドレールハンガーの下面とを各々受け止め支持できるようになっている。
その場合、ベースブラケット(B)へ被着される図示のカバーブラケット(C)は、言わば右勝手用の横架材支持部(Cf)として、正面視のアングル形状に造形されているが、これと向かい合うアングル形状に造形された左勝手用の横架材支持部(Cf)を有するカバーブラケット(C)との対(2種)として、共通のベースブラケット(B)へ互換使用すべく作成準備しておけば良い。
その他の構成は上記第1、2実施形態と実質的に同一であるため、その図21、22に図1〜20との同一符号を記入するにとどめて、その第3実施形態の詳細な説明を省略する。
尚、本発明の物受けブラケットによって支持する横架材(M)の種類や形状、その他の条件次第では、上記ベースブラケット(B)側の組立部(Bf)をなす延長アーム(18)や上部差込みガイド片(20)並びに下部差込みガイド片(21)と、カバーブラケット(C)側の被覆部(Cr)をなす対応的な嵌合凹溝(26)の就中延長アーム受け入れ凹溝部(26b)や上部差込みスリット(27)並びに下部差込みスリット(28)は、その設置を省略されることもあり得る。
又、カバーブラケット(C)側のブラケット本体面(22)における上記ブラケット本体面受け入れ凹溝部(26a)の陥没と相対的に後方(背面)へ突出した縁取り補強リブを兼ねた左右一対の振れ止め壁(25)は、ベースブラケット(B)側の棚柱挟持片(15)と延いては棚柱(S)の両サイド折曲げフランジ(10)を左右横方向から挟持する嵌合状態になり、物受けブラケットの振れ止め効果を達成するが、その振れ止め効果を達成できる限りでは、上記ベースブラケット(B)の棚柱挟持片(15)を省略して、そのカバーブラケット(C)側の上記縁取り補強リブを兼ねた振れ止め壁(25)によって、棚柱(S)の両サイド折曲げフランジ(10)を直接挟持し得るように構成しても良い。
更に、図示した第1〜3実施形態では棚柱(S)の向かい合う2本を平行に垂立させて、その物受けブラケットにおけるカバーブラケット(C)の横架材支持部(Cf)により、パイプハンガーや突っ張り棒、スライドレールハンガー、棚板、その他の横架材(M)の端部を受け止め支持しているが、棚柱(S)の複数本を並列状態に垂立させて、上記横架材(M)の中途部をカバーブラケット(C)の横架材支持部(Cf)によって受け止め支持するように構成してもさしつかえない。
(10)・サイド折曲げフランジ
(11)・取付け孔
(12)・ビス受け入れ孔
(13)・固定ビス
(14)(22)・ブラケット本体面
(15)・棚柱挟持片
(16)・係止フック
(17)・抜き窓
(18)・延長アーム
(19)・凹溝
(20)・上部差込みガイド片
(21)・下部差込みガイド片
(23)・側壁面
(24)・底壁面
(25)・振れ止め壁
(26a)・ブラケット本体面受け入れ凹溝部 (26b)・延長アーム受け入れ凹溝部
(27)・上部差込みスリット
(28)・下部差込みスリット
(29)・フック用抜け止めキー
(B)・ベースブラケット
(Br)・取付け部
(Bf)・組立部
(C)・カバーブラケット
(Cf)・横架材支持部
(Cr).被覆部
(S)・棚柱
(P)・間隔ピッチ

Claims (3)

  1. 棚柱に開口分布された取付け孔へ、抜き差し自在に差し込み係止し得る係止フックを有するベースブラケットと、
    そのベースブラケットへの被着固定状態において、同じく棚柱の取付け孔へ抜き差し自在に差し込めるフック用抜け止めキーと横架材の支持部とを備えたカバーブラケットとから成り、
    上記ベースブラケット側の係止フックを棚柱の取付け孔へ前方から差し込み係止させた後、その係止フックが係止している棚柱の上記取付け孔と別個な高さ位置の取付け孔へ、上記カバーブラケット側のフック用抜け止めキーを前方から差し込むことによって、上記ベースブラケット側の係止フックをその取付け孔からの抜け止め状態に固定維持することを特徴とする棚柱用物受けブラケット。
  2. ベースブラケットを板金プレス加工品として、そのフラットなブラケット本体面の左右両端部から背後方向へ、断面ほぼU字形に造形された棚柱の左右両サイド折曲げフランジを挟持する一対の棚柱挟持片を、ほぼ直角に曲げ出したことを特徴とする請求項1記載の棚柱用物受けブラケット。
  3. カバーブラケットを硬質な合成樹脂成形品として、これによりベースブラケットを背後以外の方向から目視できない状態に被覆化粧したことを特徴とする請求項1又は2記載の棚柱用物受けブラケット。
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