JP2014039079A - 医療情報処理装置、医療情報処理方法及びプログラム - Google Patents

医療情報処理装置、医療情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象者に身体的な異変が生じた箇所の動画像データを容易に検索できるようにする。
【解決手段】変化検知部303は、撮像された対象者の動画像データに基づいて、対象者に身体的な異変が生じたことを検知する。タグ情報付与部304は、対象者に身体的な異変が生じた箇所の画像データに対してタグを付与する。
【選択図】図3

Description

本発明は、患者等の対象者を撮像した動画像データを検索するための技術に関するものである。
医療現場では、主に、医師による診察、患者からの説明、及び、各種の検査結果に基づいて診断が行われている。しかし、患者の抱えている症状が診察時に必ず現れるとは限らず、また、患者が自身の症状を医師の求める形で説明できるとは限らない。そのため、ビデオカメラで患者を撮影し、撮影により得られた画像データを診察及び診断に用いるといった対策が知られている。
特許文献1には、実施される治療行為を推定し、治療室内のカメラの配置を最適な条件に制御する技術が開示されている。また、特許文献2には、個人の生理情報を集める端末、行動情報を収集する端末、それらの情報を受け取る基地局、及び、ネットワークを用いて、対象者の情報を遠隔地から取得できるようにする技術が開示されている。さらに、特許文献3には、カメラを含む各種センサを用いて医療行為を記録し、また、記録情報に対して削除や解像度変更等を行うことにより、その記録容量を低減する技術が開示されている。
特開2006−277486号公報 特開2002−149824号公報 特開2005−135344号公報
ここで、患者を撮影する上で重要なポイントとして、どの場面が診察及び診断に有用であるのかといったことが挙げられる。例えば、患者が痛み等の身体の異常を訴えた場面がどこなのか、又は、その原因と推定されるのはどの場面なのかということである。この点が存在しないと、医師は記録されたデータを全て閲覧しなければならなくなってしまう。
この点について、上記従来技術で対応しようとした場合、以下の問題が生じる。即ち、特許文献1に開示される技術では、カメラの配置を決めるだけであり、重要な点を判別して記録するといったことを行うことはできない。特許文献2に開示される技術では、ビデオカメラだけではなく、ウェアラブルな生体情報端末が必要となっているため、その分の手間やコストがかかり、利用がしづらいものとなっている。特許文献3に開示される技術では、記録容量の低減が主な目的となっており、異常の原因と考えられる場面を抽出するといったことはできないものとなっている。
そこで、本発明の目的は、対象者に身体的な異変が生じた箇所の動画像データを容易に検索できるようにすることにある。
本発明の医療情報処理装置は、撮像手段により撮像された対象者の動画像データに基づいて、前記対象者に身体的な異変が生じたことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記対象者に身体的な異変が生じたことが検知された箇所の前記動画像データに対して第1のタグを付与する第1の付与手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、対象者に身体的な異変が生じた箇所の動画像データを容易に検索することが可能となる。
本発明の実施形態に係る医療情報記録システムの構成を示す図である。 情報処理装置の詳細な構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る医療情報記録システムの機能的な構成を示す図である。 情報処理装置において動画像データに対してタグを付与する処理を示すフローチャートである。 患者の食事の種類を識別するためのタグを動画像データに付与する処理を示すフローチャートである。 記憶装置から動画像データを検索する処理を示すフローチャートである。 動画像表示部により表示される原因候補に該当する箇所の動画像データの例を示す図である。 検索された各動画像データに対応する原因候補が真因である可能性を算出する処理を示すフローチャートである。 患者と接触した人物の種類を識別するためのタグを動画像データに付与する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る医療情報記録システムの構成を示す図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る医療情報記録システムは、動画像撮影装置101、外部環境情報取得装置102、出力装置103及び情報処理装置104を備える。なお、情報処理装置104は、医療情報処理装置の適用例となる構成である。
動画像撮影装置101は、少なくとも1台のビデオカメラ等によって撮影された動画像データを取得する。動画像撮影装置101は、被写体である患者(対象者)が常に写るように固定されていることが望ましい。外部環境情報取得装置102は、動画像撮影装置101の近傍に設置され、患者がいる空間の気温や湿度、及び、時刻等の環境情報を取得する。出力装置103は、液晶パネル等の各種表示装置であり、検索された動画像データや当該動画像データに付随する情報を表示する。情報処理装置104は、動画像データの記録、動画像データにおいて発生した変化の検知処理、動画像データの検索処理、動画像データの撮影指示の入力等の各種処理を行うためのプログラムを格納している。
図2は、情報処理装置104の詳細な構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置104は、CPU(Central Processing Unit)201、検索指示入力装置202、撮影指示入力装置203、記憶装置204、RAM(Random Access Memory)205、ROM(Read Only Memory)206及びバス207を備える。
CPU201は、各種データ処理のための論理演算及び判断等を行い、また、バス207を介して接続される各構成要素を制御する。検索指示入力装置202は、アルファベットキー、ひらがなキー、カタカナキー、句点等の文字記号入力キー、及び、カーソル移動を指示するカーソル移動キー等のような、各種の機能キーを備えたキーボードが接続される。また、GUI(Graphical User Interface)上で画面の制御可能位置を指し示し、機能の選択指示等を行うポインティング機器、例えばマウスやスティックポインタ等も挙げられる。撮影指示入力装置203も、検索指示入力装置202と同様の機器から構成されている。なお、検索指示入力装置202及び撮影指示入力装置203は必ずしも別のものである必要はなく、状況に応じて同一の装置であってもよい。記憶装置204は、入出力データやプログラム等、各種情報を格納する。これらのデータ及びプログラムを格納する記憶媒体としては、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、フラッシュメモリ等を用いることができる。RAM205は、各構成要素からの各種データを一時的に記憶する際に用いられる。ROM206は、本実施形態で実行されるプログラム等を記憶する。これら全ての構成要素は、バス207を介して接続される。なお、CPU201は、ROM206から必要なプログラム及びデータをRAM205に読み出して実行することにより、後述する図4、図5、図6及び図8等に示す処理が実現する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る医療情報記録システムの機能的な構成を示す図である。図3に示すように、第1の実施形態に係る医療情報記録システムは、動画像撮影部301、外部環境情報取得部302、変化検知部303、タグ情報付与部304、因果関係推定部305、検索指示部306、撮影指示部307、動画像検索部308及び動画像表示部309を備える。
動画像撮影部301は、図1の動画像撮影装置101に対応する構成である。外部環境情報取得部302は、図1の外部環境情報取得装置102に対応する構成である。その他の構成303〜309は、情報処理装置104の機能的な構成である。なお、動画像撮影部301は、撮像手段の適用例となる構成である。また、動画像表示部309は、提示手段の適用例となる構成である。
次に、本実施形態に係る医療情報記録システムの処理について説明する。本実施形態に係る医療情報記録システムの概要としては、患者を被写体とした動画像データが撮影され、その中で患者に身体的な異変又は異変の原因になり得る変化が起きた場合、それを示すタグが動画像データに付与される。また、ユーザが動画像データを検索する際には、付与されたタグに基づいて動画像データが検索される。
先ず、図4を参照しながら、情報処理装置104において動画像データに対してタグを付与する処理について説明する。動画像撮影部301は、動画像データを撮影し、情報処理装置104に送信するとともに、外部環境情報取得部302は、外部環境情報を取得し、情報処理装置104に送信する。ステップS101において、情報処理装置104は、動画像撮影部301から動画像データを受信するとともに、外部環境情報取得部302から外部環境情報を受信し、それらを記憶装置204に保存する。ここで外部環境情報とは、患者の近傍の外部環境を示す情報であり、外部環境とは、患者の身体的な異変又は異変の原因となり得る変化を引き起こす可能性のある要因である。外部環境の例としては、気温、湿度、時間及び気圧等が挙げられる。また、動画像撮影部301による撮影タイミングや撮影範囲は、既存の検査結果等に基づいて指定してもよい。例えば、特定の時間帯、特定の振る舞い、及び、特定の部位等を重点的に撮影するように指定することが挙げられる。これらは、撮影指示部307から入力された命令に基づいて指定される。
ステップS102において、変化検知部303は、動画像撮影部301より受信した動画像データ中に何らかの変化が発生したか否かを判定する。動画像データ中に何らかの変化が発生した場合、処理はステップS103に移行する。一方、動画像データ中に何も変化が発生しなかった場合、処理はステップS101に戻る。ステップS103において、変化検知部303は、その変化が患者に身体的な異変が生じたことによる変化であるか否かを判定する。なお、身体的に異変が生じたことを検出する技術は、監視カメラを対象に数多く提案されており、ここでもそれらの技術を適用すればよい。また、患者の呼吸数や心拍数等の生体情報も患者に身体的な異変が生じたことを検知する上で重要な情報であるため、これらも動画像撮影部301によって撮影された動画像データから取得する。なお、本処理には、例えば、下記の非特許文献1に開示されている、ビデオカメラから心拍数等を測定できる技術を適用することができる。
[非特許文献1]
M.Z. Poh, D.J. McDuff and R.W. Picard, "Advancements in non-contact, multiparameter physiological measurements using a webcam,"IEEE Trans Biomed Eng, vol. 58, no. 1, pp. 7-11, 2011.
患者に身体的な異変が生じた場合、処理はステップS104に移行する。一方、患者に身体的な異変が生じていない場合、処理はステップS105に移行する。ステップS104において、タグ情報付与部304は、「異常状態である」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。ステップS106において、変化検知部303は、動画像データ中の変化が終了したか否かを判定する。変化が終了した場合、処理はステップS107に移行する。一方、変化が終了していない場合、処理はステップS103に戻る。ステップS107において、タグ情報付与部304は、動画像データに対するタグ付けを終了する。ステップS108において、撮影指示部307は、ユーザによる撮影を終了させるための操作を受け付けたか否かを判定する。撮影を終了させるための操作を受け付けた場合、処理は終了する。一方、撮影を終了させるための操作を受け付けていない場合、処理はステップS101に戻る。
ここで、ステップS103において、動画像データ中で発生した変化が患者の身体的な異変による変化ではないと判定された場合について説明する。この場合、動画像データ中で発生した変化が後の患者の身体的な異変の原因になる可能性があると判定される。従って、ステップS105において、タグ情報付与部304は、「原因候補である」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。なお、「異常状態である」という意味を示すタグは、第1のタグの例であり、「原因候補である」という意味を示すタグは、第2のタグの例である。また、ステップS104において「異常状態である」という意味を示すタグを動画像データに付与する処理は、第1の付与手段の処理例である。また、ステップS105において「原因候補である」という意味を示すタグを動画像データに付与する処理は、第2の付与手段の処理例である。
図5は、ステップS105と併せて実行される処理であり、患者の食事の種類を識別するためのタグを動画像データに付与する処理を示すフローチャートである。ステップS201において、変化検知部303は、ステップS102において変化が検出された箇所の動画像データから食べ物が検出されたか否かを判定する。なお、本判定処理には、例えば、下記の非特許文献2に開示される、画像データ中から食事を検出して記録する技術を適用することができる。
[非特許文献2]
相澤清晴、小川誠、"マルチメディア食事記録と画像処理による食事内容解析"、情報処理 52(11), 1382-1387, 2011-11
動画像データから食べ物が検出された場合、処理はステップS202に移行する。一方、動画像データから食べ物が検出されなかった場合、処理は終了する。ステップS202において、変化検知部303は、当該食べ物が病院の給食等、事前に食べることが決められていた食べ物であるか否かを判定する。これは、事前に決められているものでは患者の食べ物アレルギーが考慮されている可能性が高いため、原因となりにくいと推定されるからである。この判定は、事前に給食の献立を画像データ又はテキストデータで学習しておき、非特許文献2に示すような画像処理技術を用いてもよいし、給食時間をシステムに与えておき、その時間の食事は給食であると判定してもよい。
動画像データから検出された食べ物が事前に食べることが決められた食べ物である場合、処理はステップS203に移行する。一方、動画像データから検出された食べ物が事前に食べることが決められた食べ物ではない場合、処理はステップS204に移行する。ステップS203において、タグ情報付与部304は、「定型食事」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。この場合、当該変化が発生した箇所の動画像データには、「原因候補である」という意味を示すタグと、「定型食事」という意味を示すタグとが付されることになる。ステップS204において、タグ情報付与部304は、「定型外食事」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。この場合、当該変化が発生した箇所の動画像データには、「原因候補である」という意味を示すタグと、「定型外食事」という意味を示すタグとが付されることになる。以上の処理は、ステップS106において変化が終了したと判定されるまで繰り返し実行される処理である。
次に、図6を参照しながら、記憶装置204から動画像データを検索する処理について説明する。ユーザは、動画像データを検索する際において、「異常状態である」という意味を示すタグが付された動画像データと、「原因候補である」という意味を示すタグが付された動画像データとのどちらを閲覧するか、検索指示部306を用いて指示する。
ステップS301において、動画像検索部308は、「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データを閲覧することが指定されたか否かを判定する。「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データを閲覧することが指定された場合、処理はステップS302に移行する。一方、「原因候補である」という意味を示すタグが付された動画像データを閲覧することが指定された場合、処理はステップS303に移行する。
ステップS302において、動画像検索部308は、「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データを記憶装置204から検索する。ステップS303において、動画像検索部308は、外傷等の直前の行動が原因と推定されることがユーザにより入力されたか否かを判定する。直前の行動が原因と推定されることが入力された場合、処理はステップS304に移行し、そうでない場合、処理はステップS305に移行する。ステップS304において、動画像検索部308は、「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の直前の動画像データを記憶装置204から検索する。
ステップS305において、動画像検索部308は、異常の原因が推定できていることがユーザにより入力されたか否かを判定する。異常の原因が推定できていることが入力された場合、処理はステップS306に移行し、そうでない場合、処理はステップS307に移行する。ステップS306において、動画像検索部308は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データを全て検索する。
ステップS307において、動画像検索部308は、動画像データを検索する際の検索キー情報の種類を判定する。検索キー情報の種類が時間である場合、即ち、異常の原因が発生した時間を推定できるような症状である場合、処理はステップS308に移行する。一方、検査キー情報の種類が異常の原因である場合、即ち、ユーザが異常の原因を推定できている場合、処理はステップS310に移行する。
ステップS308において、動画像検索部308は、ユーザの操作に応じて、時間を入力する。ステップS309において、動画像検索部308は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データのうち、ステップS308にて入力した時間に該当する箇所の動画像データを記憶装置204から検索する。ステップS310において、動画像検索部308は、ユーザの操作に応じて、異常の原因に対応するタグ(例えば、「定型外食事」)を入力する。ステップS311において、動画像検索部308は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データのうち、ステップS310にて入力したタグが付された箇所の動画像データを記憶装置204から検索する。
動画像表示部309は、以上のようにして検索された原因候補に該当する箇所の動画像データを表示する。図7は、動画像表示部309により表示される原因候補に該当する箇所の動画像データの例を示す図である。図7に示すように、動画像検索部308によって検索された原因候補に該当する箇所の動画像データ(原因候補1、・・・、原因候補n)は、同時に閲覧できるように表示される。これにより、各動画像データの比較が容易に行えるようになり、わずかな違いの見落とし等を防止することができる。なお、同時に見ることのできる動画像データの数は、ユーザによって任意に設定することができる。例えば、検索された動画像データの数が少ない、動画像データの閲覧時間をできるだけ短くしたい場合には、検索された動画像データ全てを同時に見られるようにすればよい。これに対し、少数の動画像データを詳細に比較したい場合には、同時に表示する動画像データの数を制限すればよい。また、気になる動画像データがあった場合には、その動画像データのみを残しておき、他の動画像データと順次比較するといったことも可能である。さらには、原因候補に該当する箇所の動画像データと異常状態に該当する箇所の動画像データとを同時に表示し、診断の再確認や患者への説明に役立てることもできる。また、検索された各動画像データに対応する原因候補が真因(真の原因)である可能性を算出し、算出した可能性の降順に動画像データを並べる、又は、順次動画像データを表示するといった形態をとることもできる。
図8は、検索された各動画像データに対応する原因候補が真因である可能性を算出する処理を示すフローチャートである。ステップS801において、因果関係推定部305は、異常の原因が推定できていることがユーザにより入力されたか否かを判定する。異常の原因が推定できないことが入力された場合、処理はステップS802に移行する。一方、異常の原因が推定できていることが入力された場合、処理はステップS803に移行する。
ステップS802において、因果関係推定部305は、「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データと、異常の種類を特定するための学習データとを比較する。そして、因果関係推定部305は、動画像データと一致度が最も高い学習データを特定し、特定した学習データに対応する異常の種類を、当該箇所の動画像データに対応する異常の種類として推定する。これは、異常の種類が判明していないと、真因の可能性を算出できないために行われる処理である。なお、比較するデータは、「異常状態である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データに限らず、同時に取得された外部環境情報やユーザによって入力されたテキストデータ等でもよい。
ステップS802にて異常の種類が推定された後、又は、異常の原因が推定できている場合、処理はステップS803に移行する。ステップS803において、因果関係推定部305は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データと、原因を特定するための学習データとを比較する。ここでも、ステップS802における異常の種類の特定時と同様、比較するデータは、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データに限らない。ステップS804において、因果関係推定部305は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データと、原因を特定するための学習データとの一致度を真因の可能性として算出し、算出した可能性を当該動画像データに対して添付する。ステップS805において、因果関係推定部305は、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データ全てについて真因の可能性を算出したか否かを判定する。全ての動画像データについて真因の可能性が算出済みである場合、処理は終了する。一方、真因の可能性を未だ算出していない動画像データが存在する場合、処理はステップS803に戻る。
以上のように、本実施形態においては、撮影された動画像データに変化があった箇所を、異常状態の場面又は原因候補の場面として記録し、後から医師が必要とする場面を容易に検索することができる。また、動画像データに変化があった場面を検出する際には、動画像データ中の患者の動きのほかに、脈拍、呼吸及び体温等といった生体情報も利用することにより、動画像データの変化の検出精度を高めることができる。
また、既存の診察情報に基づいて、どの期間、動き、生体情報を重視すればよいかを指定することができる。また、原因候補に該当する箇所の動画像データを閲覧する際には、真因の可能性が高い順に動画像データを表示する、又は、医師によって指定された順に動画像データを表示する等して、医師の診察を容易にし、医師の診断のサポートを行うことが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図5に示すように、「原因候補である」という意味を示すタグが付された箇所の動画像データについて、食事の種類を識別するタグを付与する代わりに、患者と接触した人物の種類を識別するタグを付与するものである。以下では、第1の実施形態との上記相違点についてのみ説明を行うものとする。なお、第2の実施形態に係る医療情報記録システムの構成は、図1〜図3に示した構成と同様である。従って、以下の説明では、これらの図に示した符号を用いるものとする。
図9は、患者と接触した人物の種類を識別するためのタグを動画像データに付与する処理を示すフローチャートである。ステップS901において、変化検知部303は、患者以外の人物が動画像データ内に入ってきたか否かを検知する。この検知処理は、既存の顔認識及び顔認証技術により行われる。患者以外の人物が動画像データ内に入ってきた場合、処理はステップS902に移行する。一方、患者以外の人物が動画像データ内に入ってきていない場合、処理は終了する。
ステップS902において、変化検知部303は、動画像データ内に入ってきた人物が医師等の病院関係者であるか否かを判定する。これは、病院関係者との接触が異常発生の原因になる可能性が低いと考えられるため、動画像データに付与するタグを区別した方が後の検索時に絞り込みが容易となるためである。なお、ステップS902の具体的な処理は、予め医師や看護師等の病院関係者の顔データを登録しておき、この顔データと照合する形で行われる。
動画像データ内に入ってきた人物が病院関係者である場合、処理はステップS903に移行する。一方、動画像データ内に入ってきた人物が病院関係者以外の人物である場合、処理はステップS904に移行する。ステップS903において、タグ情報付与部304は、「病院関係者」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。この場合、当該変化が発生した箇所の動画像データには、「原因候補である」という意味を示すタグと、「病院関係者」という意味を示すタグとが付されることになる。ステップS904において、タグ情報付与部304は、「患者関係者」という意味を示すタグを、変化が発生した箇所の動画像データに付して記憶装置204に保存する。この場合、当該変化が発生した箇所の動画像データには、「原因候補である」という意味を示すタグと、「患者関係者」という意味を示すタグとが付されることになる。以上の処理は、動画像データから患者以外の人物がいなくなる、つまり、ステップS106において変化が終了したと判定されるまで繰り返し実行される。
以上により、患者と接触した人間が何かしらアレルギー源を持つことが推定される場合、それに該当する箇所の動画像データを容易に検索することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、食事の種類を識別するタグや患者と接触した人物の種類を識別するタグを動画像データに付与しているが、これ以外の事象を識別するためのタグを動画像データに付与してもよい。即ち、動画像データや外部環境情報に基づいて検出できる事象であれば、食事の種類や人物の種類に限定されるものではない。また、第1の実施形態で説明した処理と第2の実施形態で説明した処理とを組み合わせて行うことも、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
301:動画像撮影部、302:外部環境情報取得部、303:変化検知部、304:タグ情報付与部、305:因果関係推定部、306:検索指示部、307:撮影指示部、308:動画像検索部、309:動画像表示部

Claims (12)

  1. 撮像手段により撮像された対象者の動画像データに基づいて、前記対象者に身体的な異変が生じたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記対象者に身体的な異変が生じたことが検知された箇所の前記動画像データに対して第1のタグを付与する第1の付与手段とを有することを特徴とする医療情報処理装置。
  2. 前記動画像データに所定の変化が生じたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記動画像データの所定の変化が生じたことが検出され、且つ、前記検知手段により前記対象者に身体的な異変が生じたことが検知されなかった場合、前記検出手段により前記所定の変化が生じたことが検出された箇所の前記動画像データに対して第2のタグを付与する第2の付与手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の医療情報処理装置。
  3. 前記動画像データに付与された前記第1のタグ又は前記第2のタグに基づいて、前記動画像データに対する検索処理を行う検索手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の医療情報処理装置。
  4. 前記検索手段は、前記第1のタグが付与された箇所の前記動画像データを検索することを特徴とする請求項3に記載の医療情報処理装置。
  5. 前記検索手段は、前記第1のタグが付与された箇所の直前の前記動画像データを検索することを特徴とする請求項3又は4に記載の医療情報処理装置。
  6. 前記検索手段は、前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データを検索することを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の医療情報処理装置。
  7. 前記検索手段は、前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データのうち、ユーザにより指定されたタグが付与された箇所の前記動画像データを検索することを特徴とする請求項6に記載の医療情報処理装置。
  8. 前記検索手段は、前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データのうち、ユーザにより指定された時間に該当する前記動画像データを検索することを特徴とする請求項6又は7に記載の医療情報処理装置。
  9. 前記検索手段により検索された前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データ夫々について、前記動画像データに対応する原因候補が真の原因である可能性を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された可能性に基づいて、前記検索手段により検索された前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データを提示する提示手段とを更に有することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の医療情報処理装置。
  10. 前記算出手段は、前記検索手段により検索された前記第2のタグが付与された箇所の前記動画像データ夫々と、原因を特定するための学習データとを比較することにより、前記動画像データに対応する原因候補が真の原因である可能性を算出することを特徴とする請求項9に記載の医療情報処理装置。
  11. 医療情報処理装置によって実行される医療情報処理方法であって、
    撮像手段により撮像された対象者の動画像データに基づいて、前記対象者に身体的な異変が生じたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより前記対象者に身体的な異変が生じたことが検知された箇所の前記動画像データに対してタグを付与する付与ステップとを有することを特徴とする医療情報処理方法。
  12. 医療情報処理装置によって実行される医療情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    撮像手段により撮像された対象者の動画像データに基づいて、前記対象者に身体的な異変が生じたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより前記対象者に身体的な異変が生じたことが検知された箇所の前記動画像データに対してタグを付与する付与ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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