JP2014038943A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板への処理液の跳ね返りを抑制する。
【解決手段】基板処理装置1は、基板保持部2と、基板回転機構5と、チャンバ7とを備える。基板回転機構5は、チャンバ7の内部空間70に配置される環状のロータ部52と、チャンバ7外においてロータ部52の周囲に配置されるステータ部51とを備える。基板保持部2は、ロータ部52の下側に取り付けられる。ロータ部52は、基板9および基板保持部2と共に、中心軸J1を中心として浮遊状態にて回転する。基板処理装置1では、基板保持部2に保持される基板9の上面91が、ロータ部52の下端よりも下側に位置する。これにより、基板9上から飛散する処理液が、ロータ部52に衝突することを抑制することができる。その結果、ロータ部52から基板9への処理液の跳ね返りを抑制しつつ処理液をチャンバ7外に容易に排出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置に関する。
従来より、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板処理装置を用いて基板に対して様々な処理が施される。例えば、表面上にレジストのパターンが形成された基板に薬液を供給することにより、基板の表面に対してエッチング等の処理が行われる。また、エッチング処理の終了後、基板上のレジストを除去したり基板を洗浄する処理も行われる。
特許文献1の装置では、リンス液によりウエハ上の現像液等を洗い流した後、ウエハの乾燥が行われる。具体的には、リンス処理部にウエハが搬入されてウェハ吸着部により吸着され、リンス処理部の開口がシャッタにて閉塞された後、リンス処理部の内部空間の排気が行われる。そして、減圧雰囲気となった内部空間において、ウエハをウエハ吸着部と共に低速回転させつつリンス液が供給されることによりリンス処理が行われ、その後、ウエハを高速回転させることによりウエハの乾燥が行われる。
特開平9−246156号公報
ところで、特許文献1のような装置では、ウエハ吸着部を回転するサーボモータ等の駆動部は、リンス処理部の外部に設けられ、リンス処理部の外壁を貫通する回転軸により、ウエハ吸着部と機械的に接続されている。このため、回転軸がリンス処理部の外部から内部空間に貫通する部位に、処理液の流出やパーティクルの進入を防止するためのシールを設ける必要がある。また、特許文献1のように、リンス処理部の内部空間を減圧雰囲気とする場合には、当該シールにより雰囲気の流入および流出も防止する必要がある。しかしながら、このようなシールは非常に複雑な構造を有するため、装置が複雑化したり大型化してしまうおそれがある上に、シールを用いても内部空間を完全に密閉することは容易ではない。
一方、チャンバ等の密閉された内部空間において基板の処理を行う場合、基板から飛散した処理液が、内部空間に配置された構造に衝突して基板へと跳ね返り、基板に付着してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板への処理液の跳ね返りを抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、密閉された内部空間を形成するチャンバと、前記チャンバの前記内部空間に配置され、水平状態で基板を保持する基板保持部と、上下方向を向く中心軸を中心として前記基板を前記基板保持部と共に回転する基板回転機構と、前記基板上に供給された処理液を前記チャンバ外に排出する処理液排出部とを備え、前記基板回転機構が、前記チャンバの前記内部空間に配置され、前記基板保持部が取り付けられる環状のロータ部と、前記チャンバ外において前記ロータ部の周囲に配置され、前記ロータ部との間に回転力を発生するステータ部とを備え、前記基板の上面が、前記ロータ部の下端よりも下側に位置する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記チャンバの前記内部空間が、前記ステータ部の下側に広がり、前記チャンバの前記内部空間において前記ステータ部の下方に位置し、前記基板の周囲から下側へと広がる環状であり、前記基板から飛散する処理液を受ける液受部をさらに備え、前記処理液排出部が、前記液受部に接続され、前記液受部にて受けられた前記処理液を前記チャンバ外に排出する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記液受部の内部において、前記基板の周囲から下側へと広がる環状であり、前記基板から飛散する処理液を受ける他の液受部と、前記他の液受部に接続され、前記他の液受部にて受けられた前記処理液を前記チャンバ外に排出する他の処理液排出部と、前記他の液受部を上下方向に移動することにより、前記液受部による処理液の受液と、前記他の液受部による処理液の受液とを選択的に切り替える液受部昇降機構とをさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記チャンバが、チャンバ本体と、前記チャンバ本体の上部開口を閉塞することにより前記内部空間を形成するチャンバ蓋部とを備え、前記チャンバ蓋部が、下方に突出する蓋突出部を備え、前記蓋突出部が、前記中心軸を中心とする筒状の外周面を有し、前記チャンバの前記内部空間が形成された状態において、前記蓋突出部が、前記ロータ部の内周面よりも径方向内側に位置し、前記蓋突出部の前記外周面が、前記ロータ部の前記内周面と対向する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記ロータ部が、前記ステータ部との間に働く磁力により、前記内部空間において浮遊状態にて回転する。
本発明では、基板への処理液の跳ね返りを抑制することができる。
一の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 基板処理装置の断面図である。 基板処理装置の断面図である。 基板処理の流れを示す図である。 基板処理装置の断面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る基板処理装置1の構成を示す図である。基板処理装置1は、略円板状の半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)に処理液を供給して基板9を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。
基板処理装置1は、基板保持部2と、第1処理液供給部31と、第2処理液供給部32と、第3処理液供給部33と、基板回転機構5と、ガス供給部61と、吸引部62と、チャンバ7と、加熱部79と、液回収部8と、これらの構成を制御する制御部11(図2参照)とを備える。液回収部8は、後述するように、それぞれが処理液を一時的に貯溜可能な第1液受部81、第2液受部82および第3液受部83等を備える。図1では、これらの液受部、基板回転機構5およびチャンバ7等を断面にて示している。
チャンバ7は、チャンバ本体71と、チャンバ蓋部73とを備える。チャンバ本体71およびチャンバ蓋部73は非磁性体により形成される。チャンバ本体71は、チャンバ底部711と、チャンバ側壁部712とを備える。チャンバ蓋部73は、上下方向を向く中心軸J1を中心とする略円盤状であり、チャンバ本体71の上部開口を閉塞する。チャンバ蓋部73は、下方に突出する蓋突出部731を備える。蓋突出部731は、中心軸J1を中心とする略円柱状であり、中心軸J1を中心とする筒状の外周面733を有する。蓋突出部731は、基板9の微細パターンが形成された一方の主面91(以下、「上面91」という。)と上下方向に対向する。
チャンバ底部711は、基板9の他方の主面である下面92に上下方向に対向する略円板状の中央部711aと、中央部711aの周囲にて中央部711aよりも下方に位置する筒状の段差部711bとを備える。チャンバ側壁部712は、中心軸J1を中心とする筒状であり、チャンバ底部711の段差部711bの外周縁から上方に広がる。チャンバ底部711の中央部711aの内部には、加熱部79であるヒータが設けられる。
基板処理装置1では、図示省略の蓋部移動機構により、チャンバ蓋部73が上下方向に移動する。そして、チャンバ蓋部73が上方に移動してチャンバ本体71から離間した状態にて、基板9のチャンバ7内への搬出入が行われる。また、チャンバ蓋部73がチャンバ側壁部712の上部に付勢されてチャンバ本体71の上部開口が閉塞されることにより、密閉された内部空間70が形成される。
チャンバ蓋部73の中央には第1上部ノズル75が取り付けられる。第1上部ノズル75には、上部切替部751を介して、第1処理液供給部31、第2処理液供給部32および第3処理液供給部33が接続される。
チャンバ底部711の中央部711aの中央には、第1下部ノズル76が取り付けられる。第1下部ノズル76には、下部切替部761を介して、第1処理液供給部31および第2処理液供給部32が接続される。チャンバ底部711の中央部711aの外周部には、複数の下部排出部77が、中心軸J1を中心とする周方向に等ピッチにて設けられる。複数の下部排出部77には吸引部62が接続される。第1下部ノズル76の周囲には、断面が円環状の第2下部ノズル78が設けられる。第2下部ノズル78は、ガス供給部61に接続される。
図2は、制御部11の機能を示すブロック図である。図2では、制御部11に接続される各構成についても併せて描いている。図2に示すように、制御部11は、液供給制御部111と、圧力制御部112と、回転制御部113と、温度制御部114とを備える。
基板処理装置1では、液供給制御部111により第1処理液供給部31、上部切替部751および下部切替部761が制御されることにより、図1に示す第1上部ノズル75から基板9の上面91の中央部に向けて第1処理液が供給され、第1下部ノズル76から基板9の下面92の中央部に向けて第1処理液が供給される。また、液供給制御部111により第2処理液供給部32、上部切替部751および下部切替部761が制御されることにより、第1上部ノズル75から基板9の上面91の中央部に向けて第2処理液が供給され、第1下部ノズル76から基板9の下面92の中央部に向けて第2処理液が供給される。
さらに、液供給制御部111により第3処理液供給部33および上部切替部751が制御されることにより、第1上部ノズル75から基板9の上面91の中央部に向けて第3処理液が供給される。本実施の形態では、第1処理液は、フッ酸や水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液等のエッチング液であり、第2処理液は、純水(DIW:Deionized Water)である。また、第3処理液は、イソプロピルアルコール(IPA)である。なお、第1上部ノズル75および第1下部ノズル76からの処理液の供給を停止する際にも、上部切替部751および下部切替部761が制御される。
基板処理装置1では、図2に示す圧力制御部112によりガス供給部61が制御されることにより、図1に示す第2下部ノズル78からチャンバ7の内部空間70にガスが供給される。本実施の形態では、ガス供給部61により、窒素(N)ガスがチャンバ7内に供給される。吸引部62は、複数の下部排出部77を介して吸引を行うことにより、チャンバ7の内部空間70のガスをチャンバ7外に排出する。このように、吸引部62および下部排出部77は、ガス排出部としての役割を果たす。
基板処理装置1では、圧力制御部112によりガス供給部61および吸引部62が制御されることにより、チャンバ7の内部空間70の圧力が制御される。具体的には、吸引部62による吸引が停止された状態で、ガス供給部61からチャンバ7内にガスが供給されることにより、チャンバ7の内部空間70の圧力が増大して常圧(大気圧)よりも高くなり、内部空間70が加圧雰囲気となる。また、ガス供給部61からのガスの供給が停止された状態で、吸引部62によりチャンバ7内のガスがチャンバ7外に排出されることにより、内部空間70の圧力が減少して常圧よりも低くなり、内部空間70が減圧雰囲気となる。
吸引部62は、また、複数の下部排出部77を介して吸引を行うことにより、第1処理液供給部31および第2処理液供給部32から基板9の下面92に供給された処理液をチャンバ7外に排出する。このように、吸引部62および下部排出部77は、処理液排出部としての役割も果たす。
基板回転機構5は、いわゆる中空モータである。基板回転機構5は、環状のステータ部51と、環状のロータ部52とを備える。ロータ部52は、略円環状の永久磁石521を備える。永久磁石521の表面は、フッ素樹脂にてコーティングされている。チャンバ蓋部73によりチャンバ本体71の上部開口が閉塞されて内部空間70が形成された状態では、ロータ部52は、内部空間70において、チャンバ蓋部73の蓋突出部731とチャンバ側壁部712との間の環状の空間に配置される。換言すれば、蓋突出部731は、ロータ部52の略円筒状の内周面522よりも径方向内側に位置する。また、蓋突出部731の外周面733は、ロータ部52の内周面522と近接した状態で径方向に対向する。
ステータ部51は、チャンバ7外(すなわち、内部空間70の外側)においてロータ部52の周囲に配置される。本実施の形態では、ステータ部51は、チャンバ側壁部712の外周面に接触した状態で固定される。ステータ部51は、中心軸J1を中心とする周方向に配列される複数のコイル部を備える。
基板回転機構5では、ステータ部51に電流が供給されることにより、ステータ部51とロータ部52との間に、中心軸J1を中心とする回転力が発生する。これにより、ロータ部52が、中心軸J1を中心として水平状態で回転する。基板処理装置1では、ステータ部51に供給された電流によりステータ部51とロータ部52との間に働く磁力により、ロータ部52が、内部空間70において直接的にも間接的にもチャンバ7に接触することなく浮遊し、浮遊状態にて回転する。
ステータ部51への電流の供給が停止されると、ロータ部52は、永久磁石521とステータ部51のコア等の磁性体との間に働く磁力により、チャンバ側壁部712に向かって引き寄せられる。そして、ロータ部52の外周面の一部がチャンバ側壁部712の内周面713に接触し、チャンバ側壁部712を介してステータ部51により支持される。ロータ部52は、チャンバ底部711やチャンバ蓋部73に接触することなく静止する。
基板保持部2は、基板9の外縁部を上下から挟持する複数のチャック部21を備える。複数のチャック部21は、ロータ部52の下側に取り付けられてチャンバ7の内部空間70に配置される。複数のチャック部21は、周方向に等角度間隔にて配列される。基板9は、上面91を中心軸J1に略垂直に上側に向けた状態で複数のチャック部21により保持される。換言すれば、基板保持部2は、水平状態にて基板9を保持する。基板9は、ロータ部52の下方に配置され、基板9の上面91は、ロータ部52の下端よりも下側に位置する。
基板9、基板保持部2およびロータ部52は、チャンバ7の内部空間70において、チャンバ底部711の中央部711aの上方に位置する。基板処理装置1では、上述のように、基板回転機構5が駆動されることにより、基板9が、チャンバ底部711の中央部711aの上方において、基板保持部2およびロータ部52と共に中心軸J1を中心として水平状態にて回転する。一方、ステータ部51は、チャンバ7外において、チャンバ底部711の段差部711bの上方に位置する。換言すれば、段差部711bは、基板回転機構5のステータ部51の下方に位置し、チャンバ7の内部空間70がステータ部51の下部に広がる。
基板処理装置1では、チャンバ底部711の段差部711bとチャンバ側壁部712とにより、基板9から飛散する処理液を受ける環状の第1液受部81が形成される。第1液受部81は、内部空間70においてステータ部51の下方に位置し、少なくとも処理時における基板9の側方(すなわち、基板9と同じ高さ)の空間を含み、基板9の周囲から下側へと広がる。第1液受部81は、基板9の周囲に位置する環状の開口(以下、「液受開口80」という)を有する。図1に示す状態(以下、「第1液受状態」という。)では、基板9から飛散した処理液は、液受開口80を介して第1液受部81内へと移動し、第1液受部81により受けられて一時的に貯溜される。
第1液受部81の底部には、第1液受排出部811が設けられ、第1回収部812が第1液受排出部811を介して第1液受部81に接続される。第1液受部81にて受けられた処理液は、第1液受部81内に一時的に貯溜され、第1回収部812により吸引されることにより、チャンバ7外へと排出されて回収される。なお、基板9の下面92に供給されてチャンバ底部711の中央部711aに落下した処理液は、上述のように、下部排出部77を介して吸引部62により吸引される。
第1液受部81の内部には、基板9から飛散する処理液を受ける他の液受部である第2液受部82が設けられる。さらに、第2液受部82の内部には、基板9から飛散する処理液を受ける他の液受部である第3液受部83が設けられる。第2液受部82および第3液受部83はそれぞれ、内部空間70においてステータ部51の下方に位置する環状の部材である。第2液受部82の上面は、基板9から飛散する処理液を受けて下方に誘導するための傾斜面(円錐面)となっており、第3液受部83の上面も同様に、基板9から飛散する処理液を受けて下方に誘導するための傾斜面(円錐面)となっている。第2液受部82および第3液受部83の上記傾斜面は、上下方向に重なるように配置される。第2液受部82の底部には、第2液受排出部821が設けられ、第2回収部822が第2液受排出部821を介して第2液受部82に接続される。また、第3液受部83の底部には、第3液受排出部831が設けられ、第3回収部832が第3液受排出部831を介して第3液受部83に接続される。さらに、第2液受部82には、液受部昇降機構823が接続され、第3液受部83には、他の液受部昇降機構833が接続される。液受部昇降機構823,833により、第2液受部82および第3液受部83は、互いの上面が接触しないように上下方向に移動する。
液回収部8では、図1に示す状態(以下、「第1液受状態」という。)から、液受部昇降機構823が駆動されることにより、第3液受部83が移動することなく、第2液受部82が図3に示す位置まで上昇する。以下、図3に示す液回収部8の状態を「第2液受状態」という。図3では、第1処理液供給部31、第2処理液供給部32、第3処理液供給部33、ガス供給部61および吸引部62等の図示を省略している(図4および図6においても同様)。第2液受状態では、第2液受部82が、第1液受部81の内部において基板9の周囲から下側へと広がっている。基板9から飛散した処理液は、液受開口80を介して第2液受部82内へと移動し、第2液受部82により受けられて一時的に貯溜される。第2液受部82にて受けられた処理液は、第2回収部822により吸引されることにより、チャンバ7外へと排出されて回収される。
また、液回収部8では、図3に示す第2液受状態から、液受部昇降機構833が駆動されることにより、第3液受部83が図4に示す位置まで上昇する。以下、図4に示す液回収部8の状態を「第3液受状態」という。第3液受状態では、第3液受部83が、第2液受部82の内部において基板9の周囲から下側へと広がっている。基板9から飛散した処理液は、液受開口80を介して第3液受部83内へと移動し、第3液受部83により受けられて一時的に貯溜される。第3液受部83にて受けられた処理液は、第3回収部832により吸引されることにより、チャンバ7外へと排出されて回収される。
このように、基板処理装置1では、液受部昇降機構823,833により、第2液受部82および第3液受部83が上下方向に移動されることにより、第1液受部81による処理液の受液と、第2液受部82による処理液の受液と、第3液受部83による処理液の受液とが選択的に切り替えられる。そして、第1液受部81、第2液受部82および第3液受部83にてそれぞれ受けられた処理液は、処理液排出部である第1回収部812、第2回収部822および第3回収部832によりチャンバ7外に排出される。
次に、基板処理装置1における基板9の処理の流れを図5を参照しつつ説明する。基板処理装置1では、まず、チャンバ蓋部73が開放された状態で基板保持部2により基板9が保持され、その後、チャンバ蓋部73によりチャンバ本体71の上部開口が閉塞されてチャンバ7の内部空間70が形成される。内部空間70が形成されると、ガス供給部61および吸引部62が駆動され、内部空間70が常圧の窒素雰囲気となる。また、液回収部8は、図3に示す第2液受状態となっている。そして、制御部11の回転制御部113(図2参照)により基板回転機構5が制御されることにより、図1に示すロータ部52、基板保持部2および基板9の回転が開始される(ステップS11)。
続いて、温度制御部114(図2参照)により加熱部79が制御されることにより、常圧の内部空間70において、基板9の加熱が所定の時間だけ行われる(ステップS12)。基板9の加熱が終了すると、液供給制御部111により第1処理液供給部31が制御されることにより、回転中の基板9の上面91上に、第1上部ノズル75からエッチング液である第1処理液が連続的に供給される。基板9の上面91の中央部に供給された第1処理液は、基板9の回転により外周部へと拡がり、上面91全体が第1処理液により被覆される(ステップS13)。また、第1下部ノズル76から基板9の下面92の中央部にも第1処理液が供給され、基板9の回転により外周部へと拡がる。基板9の上面91上から流れ出る第1処理液、および、基板9の下面92から流れ出る第1処理液は、吸引部62により吸引され、下部排出部77を介してチャンバ7外へと排出される。
第1処理液による基板9の上面91の被覆が終了すると、圧力制御部112によりガス供給部61および吸引部62が制御されることにより、チャンバ7の内部空間70の圧力が増大し、常圧よりも高い所定の圧力(好ましくは、常圧よりも高く、かつ、常圧よりも約0.1MPa高い圧力以下)となる。また、第1処理液供給部31および基板回転機構5が制御され、第1処理液供給部31からの第1処理液の単位時間当たりの供給量(以下、「流量」という。)が減少するとともに基板9の回転数が減少する。チャンバ7の内部空間70が所定の加圧雰囲気となると、ステップS13よりも低い回転数にて回転中の基板9の上面91上に、第1処理液が、ステップS13よりも少ない流量にて連続的に供給され、所定の時間だけエッチング処理が行われる(ステップS14)。
ステップS14では、基板9の上面91が第1処理液にて被覆された後に、チャンバ7の内部空間70の圧力を増大させて加圧雰囲気とすることにより、第1処理液が、基板9上の微細パターンの間隙(以下、「パターン間隙」という。)に押し込まれる。その結果、第1処理液をパターン間隙に容易に進入させることができる。これにより、パターン間隙内のエッチング処理を適切に行うことができる。また、常圧下に比べて基板9上の第1処理液が気化することを抑制し、基板9の中央部から外周部へと向かうに従って基板9の温度が気化熱により低くなることを抑制することができる。その結果、第1処理液によるエッチング処理中の基板9の上面91の温度の均一性を向上することができ、基板9の上面91全体におけるエッチング処理の均一性を向上することができる。また、基板9の下面92全体におけるエッチング処理の均一性も向上することができる。
上述のように、ステップS14において基板9に対してエッチング処理を行う際の基板9の回転数は、ステップS13において基板9の上面91を第1処理液にて被覆する際の基板9の回転数よりも小さい。これにより、基板9からの第1処理液の気化がより抑制され、エッチング処理中の基板9の上面91の温度の均一性をさらに向上することができる。その結果、基板9の上面91全体におけるエッチング処理の均一性をより一層向上することができる。
エッチング処理が終了すると、圧力制御部112によりガス供給部61および吸引部62が制御されることにより、チャンバ7の内部空間70の圧力が常圧に戻される。また、第1処理液供給部31からの第1処理液の供給が停止されるとともに、加熱部79による基板9の加熱も停止される。そして、基板回転機構5が制御されて基板9の回転数が増大する。これにより、第1処理液が基板9上から飛散し、第2液受部82により受けられて第2回収部822により回収される(ステップS15)。第2回収部822により回収された第1処理液は、不純物の除去等が行われた後、基板処理装置1における基板処理等に再利用される。
第1処理液の回収が終了すると、液受部昇降機構833が駆動されて第3液受部83が上昇し、液回収部8が図4に示す第3液受状態とされる(ステップS16)。続いて、液供給制御部111により第2処理液供給部32が制御されることにより、回転中の基板9の上面91上に、第1上部ノズル75から純水である第2処理液が連続的に供給される。基板9の上面91の中央部に供給された第2処理液は、基板9の回転により外周部へと拡がり、基板9の外周縁から外側へと飛散する。また、第1下部ノズル76から基板9の下面92の中央部に第2処理液が供給され、基板9の回転により外周部へと拡がる。そして、第1上部ノズル75および第1下部ノズル76からの第2処理液の供給が継続されることにより、基板9の上面91および下面92のリンス処理が所定の時間だけ行われる(ステップS17)。
ステップS17のリンス処理では、基板9の上面91から飛散した第2処理液は、第3液受部83により受けられ、第3回収部832により回収される。基板9上に第1処理液が僅かに残っている場合、当該第1処理液も第2処理液と共に基板9上から飛散し、第3回収部832により回収される。第3回収部832により回収された処理液は、廃棄される。
リンス処理が終了すると、第2処理液供給部32からの第2処理液の供給が停止され、液供給制御部111により第3処理液供給部33が制御されることにより、回転中の基板9の上面91上に、第1上部ノズル75からIPAである第3処理液が供給される。第2処理液にて被覆された上面91の中央部に供給された第3処理液は、第2処理液の液膜と基板9の上面91との間にて基板9の回転により外周部へと拡がり、基板9の上面91を被覆する。第2処理液の液膜は、基板9の上面91から離間し、第3処理液の液膜上に位置する。換言すれば、基板9の上面91上においてIPA置換処理が行われる(ステップS18)。
続いて、圧力制御部112によりガス供給部61および吸引部62が制御されることにより、チャンバ7の内部空間70が所定の加圧雰囲気となる(ステップS19)。内部空間70の圧力は、好ましくは、常圧よりも高く、かつ、常圧よりも約0.1MPa高い圧力以下である。これにより、第3処理液をパターン間隙に容易に進入させることができ、パターン間隙内の第2処理液を効率良く第3処理液に置換することができる。
第3処理液の液膜上の第2処理液は、ステップS18,S19が行われている間に、基板9の回転により径方向外側へと移動し、基板9の外周縁から外側へと飛散する。基板9上から飛散した第2処理液は、第3液受部83により受けられ、第3回収部832により回収される。
第2処理液の回収が終了すると、液受部昇降機構823,833が駆動されて第2液受部82および第3液受部83が下降し、液回収部8が図1に示す第1液受状態とされる(ステップS20)。また、内部空間70が加圧雰囲気となって所定の時間が経過すると、ガス供給部61および吸引部62が制御されることにより、チャンバ7の内部空間70の圧力が減少し、常圧よりも低い所定の圧力(好ましくは、常圧よりも低く、かつ、約15kPa以上の圧力)となる(ステップS21)。さらに、加熱部79が制御されることにより、基板9が加熱される。
そして、内部空間70が所定の減圧雰囲気となった状態で、基板回転機構5が制御されることにより、基板9の回転数が増大し、基板9が高速にて回転する。これにより、基板9の上面91の第3処理液が径方向外側へと移動し、基板9の外周縁から外側へと飛散する。基板9上から飛散した第3処理液は、第1液受部81により受けられ、第1回収部812により回収される。第1回収部812により回収された第3処理液は、不純物の除去等が行われた後、基板処理装置1における基板処理等に再利用される。基板処理装置1では、基板9上から第3処理液が除去され、基板9の乾燥処理が終了する(ステップS22)。
ステップS22では、チャンバ7の内部空間70を減圧雰囲気とした状態で、基板9を回転して基板9の乾燥が行われるため、基板9の乾燥を常圧下に比べて短時間で行うことができる。また、基板9の減圧乾燥が行われている間、加熱部79による基板9の加熱が並行して行われることにより、基板9の乾燥を促進することができる。
基板9の乾燥が終了すると、基板9の回転が停止され(ステップS23)、チャンバ7の内部空間70が常圧に戻される。そして、チャンバ蓋部73が上昇してチャンバ本体71から離間した後、基板9が搬出される。
以上に説明したように、基板処理装置1では、基板9を保持する基板保持部2、および、基板保持部2が取り付けられたロータ部52が、密閉空間であるチャンバ7の内部空間70に配置され、ロータ部52との間に回転力を発生するステータ部51が、チャンバ7外においてロータ部52の周囲に配置される。これにより、チャンバ外に基板を回転させるためのサーボモータ等を設ける装置に比べて、高い密閉性を有する内部空間70を容易に構成し、当該内部空間70内にて基板9を容易に回転させることができる。その結果、密閉された内部空間70における基板9の枚葉処理を容易に実現することができる。また、上記サーボモータ等をチャンバ底部の下方に設ける装置に比べて、チャンバ底部711に第1下部ノズル76等の様々な構造を容易に設けることができる。
基板処理装置1では、内部空間70にガスを供給するガス供給部61、内部空間70からガスを排出する吸引部62、および、内部空間70の圧力を制御する圧力制御部112が設けられることにより、様々な雰囲気(例えば、低酸素雰囲気)や様々な圧力下において基板9に対する処理を行うことができる。これにより、基板9の処理に要する時間を短くすることができるとともに、基板9に様々な種類の処理を行うことが可能となる。
上述のように、基板回転機構5では、ロータ部52が内部空間70において浮遊状態にて回転する。このため、ロータ部52を支持する構造を内部空間70に設ける必要がなく、基板処理装置1を小型化することができるとともに装置構造を簡素化することもできる。また、ロータ部52と支持構造との摩擦により粉塵等が発生することがないため、内部空間70の清浄性を向上することができる。さらに、支持構造による摩擦抵抗がロータ部52に作用しないため、ロータ部52の高速回転を容易に実現することができる。
基板処理装置1では、基板保持部2に保持される基板9の上面91が、ロータ部52の下端よりも下側に位置する。これにより、基板9上から飛散する処理液が、ロータ部52に衝突することを抑制することができる。その結果、ロータ部52から基板9への処理液の跳ね返りを抑制しつつ処理液をチャンバ7外に容易に排出することができる。
上述のように、基板処理装置1では、チャンバ7の内部空間70にてステータ部51の下方に位置する第1液受部81が設けられ、第1液受部81にて受けられて一時的に貯溜された処理液が、第1回収部812によりチャンバ7外に排出される。これにより、チャンバ7が密閉された状態において多量の処理液を使用する処理が行われた場合であっても、基板9から飛散した処理液を基板9から離れた位置にて一時的に貯溜し、当該処理液が基板9に再付着することを防止しつつ処理液をチャンバ7外に容易に排出することができる。
また、液回収部8では、第1液受部81の内部に第2液受部82が設けられ、第2液受部82を上下方向に移動することにより、第1液受部81による処理液の受液と、第2液受部82による処理液の受液とが、選択的に切り替えられる。これにより、複数種類の処理液を個別に回収することが可能となり、処理液の回収効率を向上することができる。さらに、第2液受部82の内部に第3液受部83が設けられ、第3液受部83を第2液受部82とは独立して上下方向に移動可能とすることにより、第1液受部81による処理液の受液と、第2液受部82による処理液の受液と、第3液受部83による処理液の受液とが、選択的に切り替えられる。その結果、処理液の回収効率をより一層向上することができる。
基板処理装置1では、チャンバ蓋部73の蓋突出部731がロータ部52の内周面522よりも径方向内側に位置し、蓋突出部731の外周面733が、ロータ部52の内周面522と径方向に対向する。これにより、仮に基板9が破損したとしても、基板9の破片が、広い範囲に飛散することを抑制することができる。なお、蓋突出部731は、中心軸J1を中心とする略円筒状であってもよい。
基板処理装置1では、図6に示すように、チャンバ蓋部73がチャンバ本体71から上方に離間した状態で、チャンバ蓋部73とチャンバ本体71との間に挿入されたスキャンノズル35から基板9の上面91に処理液が供給されてもよい。スキャンノズル35は、図示省略の処理液供給部に接続されて連続的に処理液を吐出しつつ、回転中の基板9の上方にて水平方向における往復移動を繰り返す。このように、基板処理装置1では、チャンバ7を開放した状態で、スキャンノズル35を用いた基板処理を行うこともできる。この場合も、基板9から飛散した処理液が、ロータ部52に衝突することを抑制することができる。その結果、ロータ部52から基板9への処理液の跳ね返りを抑制しつつ処理液をチャンバ7外に容易に排出することができる。なお、スキャンノズル35の上下方向の位置は、基板処理の種類等に応じて適宜変更されてよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、基板回転機構5のステータ部51およびロータ部52の形状および構造は、様々に変更されてよい。基板保持部2のチャック部21の構造も、様々に変更されてよい。ロータ部52は、必ずしも浮遊状態にて回転する必要はなく、チャンバ7の内部空間70にロータ部52を機械的に支持するガイド等の構造が設けられ、当該ガイドに沿ってロータ部52が回転してもよい。また、チャンバ蓋部73では、蓋突出部731は必ずしも設けられなくてよい。
基板処理装置1では、複数種類の処理液を個別に回収する必要がない場合、第2液受部82および第3液受部83は省略されてもよい。また、チャンバ7が密閉された状態において多量の処理液を使用する処理が行われた場合であっても、基板9から飛散した処理液が基板9に再付着することを抑制しつつチャンバ7外に排出することができるのであれば、第1液受部81も省略されてよい。
ステップS11〜S23の処理では、ステップS12における加熱部79による基板9の加熱は、チャンバ7の内部空間70が減圧雰囲気となった状態で行われてもよい。これにより、基板9から周囲のガスへの熱の移動が抑制され、基板9を常圧下に比べて短時間で加熱することができる。また、加熱部79はヒータには限定されない。例えば、チャンバ底部711およびチャンバ蓋部73が、石英等の透光性を有する部材により形成され、チャンバ底部711およびチャンバ蓋部73を介して光照射部から基板9に光が照射されることにより、基板9が加熱されてもよい。
ステップS13における第1処理液による基板9の上面91の被覆は、チャンバ7の内部空間70が減圧雰囲気となった状態で行われてもよい。これにより、第1処理液が上面91上にて中央部から外周部へと迅速に拡がるため、第1処理液による基板9の上面91の被覆を常圧下に比べて短時間で行うことができる。また、基板9上のパターン間隙に存在するガスの量が常圧下に比べて減少するため、基板9の上面91上に供給された第1処理液がパターン間隙に容易に進入する。これにより、パターン間隙内のエッチング処理をさらに適切に行うことができる。
ステップS17では、チャンバ7の内部空間70を減圧雰囲気とした状態で、第2処理液が基板9の上面91に供給されてもよい。これにより、第2処理液が上面91上にて中央部から外周部へと迅速に拡がる。また、第2処理液が基板9上にて拡がった後、内部空間70の圧力が常圧に戻されてもよい。これにより、第2処理液をパターン間隙に容易に進入させることができる。その結果、パターン間隙に第1処理液が残っている場合、パターン間隙内の第1処理液の第2処理液への置換をより確実に行うことができる。
ステップS17では、チャンバ7の内部空間70を加圧雰囲気とした状態で、基板9のリンス処理が行われてもよい。これにより、常圧下に比べて基板9上の第2処理液が気化することを抑制し、基板9の中央部から外周部へと向かうに従って基板9の温度が気化熱により低くなることを抑制することができる。その結果、第2処理液によるリンス処理において、基板9の上面91の温度の均一性を向上することができ、基板9の上面91全体におけるリンス処理の均一性を向上することができる。また、基板9の下面92全体におけるリンス処理の均一性も向上することができる。
ステップS18における第3処理液による基板9の上面91の被覆は、チャンバ7の内部空間70が減圧雰囲気となった状態で行われてもよい。これにより、第3処理液が上面91上にて中央部から外周部へと迅速に拡がるため、第3処理液による基板9の上面91の被覆を常圧下に比べて短時間で行うことができる。
基板9に対する処理では、基板9の下面92に対する処理液の供給は必ずしも行われなくてもよい。また、上述の基板処理装置では、基板9に対して様々な処理液が供給され、ステップS11〜S23に示す処理以外の様々な処理が行われてよい。また、チャンバ7の内部空間70の雰囲気も様々に変更されてよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 基板処理装置
2 基板保持部
5 基板回転機構
7 チャンバ
9 基板
51 ステータ部
52 ロータ部
62 吸引部
70 内部空間
71 チャンバ本体
73 チャンバ蓋部
81 第1液受部
82 第2液受部
83 第3液受部
522 (ロータ部の)内周面
731 蓋突出部
733 (蓋突出部の)外周面
812 第1回収部
822 第2回収部
823,833 液受部昇降機構
832 第3回収部
J1 中心軸
S11〜S23 ステップ

Claims (5)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、
    密閉された内部空間を形成するチャンバと、
    前記チャンバの前記内部空間に配置され、水平状態で基板を保持する基板保持部と、
    上下方向を向く中心軸を中心として前記基板を前記基板保持部と共に回転する基板回転機構と、
    前記基板上に供給された処理液を前記チャンバ外に排出する処理液排出部と、
    を備え、
    前記基板回転機構が、
    前記チャンバの前記内部空間に配置され、前記基板保持部が取り付けられる環状のロータ部と、
    前記チャンバ外において前記ロータ部の周囲に配置され、前記ロータ部との間に回転力を発生するステータ部と、
    を備え、
    前記基板の上面が、前記ロータ部の下端よりも下側に位置することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記チャンバの前記内部空間が、前記ステータ部の下側に広がり、
    前記チャンバの前記内部空間において前記ステータ部の下方に位置し、前記基板の周囲から下側へと広がる環状であり、前記基板から飛散する処理液を受ける液受部をさらに備え、
    前記処理液排出部が、前記液受部に接続され、前記液受部にて受けられた前記処理液を前記チャンバ外に排出することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記液受部の内部において、前記基板の周囲から下側へと広がる環状であり、前記基板から飛散する処理液を受ける他の液受部と、
    前記他の液受部に接続され、前記他の液受部にて受けられた前記処理液を前記チャンバ外に排出する他の処理液排出部と、
    前記他の液受部を上下方向に移動することにより、前記液受部による処理液の受液と、前記他の液受部による処理液の受液とを選択的に切り替える液受部昇降機構と、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記チャンバが、
    チャンバ本体と、
    前記チャンバ本体の上部開口を閉塞することにより前記内部空間を形成するチャンバ蓋部と、
    を備え、
    前記チャンバ蓋部が、下方に突出する蓋突出部を備え、前記蓋突出部が、前記中心軸を中心とする筒状の外周面を有し、
    前記チャンバの前記内部空間が形成された状態において、前記蓋突出部が、前記ロータ部の内周面よりも径方向内側に位置し、前記蓋突出部の前記外周面が、前記ロータ部の前記内周面と対向することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記ロータ部が、前記ステータ部との間に働く磁力により、前記内部空間において浮遊状態にて回転することを特徴とする基板処理装置。
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