JP2014038022A - メカニカルシール保護装置、原子炉冷却材再循環ポンプおよびメカニカルシール保護装置の運転方法 - Google Patents

メカニカルシール保護装置、原子炉冷却材再循環ポンプおよびメカニカルシール保護装置の運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉水に影響を与えず、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えることができるメカニカルシール保護装置の提供。
【解決手段】メカニカルシール保護装置4(40,41)は、原子炉水を循環させる原子炉冷却材再循環ポンプに設けられ、メカニカルシール19,20の変質を防止する装置であって、ポンプのポンプ軸7に配置されたメカニカルシール19,20の配置領域に、メカニカルシールを保護する冷却水(水質B)を供給する第1冷却水供給部と、配置領域とポンプの原子炉水流路との間に原子炉水と同質のパージ水(水質A)を供給して、冷却水(水質B)が原子炉水流路側に流入するのを防止する第2冷却水供給部と、を備えている。その結果、原子炉水に影響を与えず、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉冷却材再循環ポンプのメカニカルシールの変質を防止するためのメカニカルシール保護装置、そのメカニカルシール保護装置を備えた原子炉冷却材再循環ポンプ、およびメカニカルシール保護装置の運転方法に関する。
原子炉冷却材再循環ポンプは渦巻型ケーシングを持つ縦型ポンプであり、原子炉水を循環させるものである。ポンプのインペラを回転駆動するポンプ軸には、原子炉水をポンプケーシング外に漏らさないため、メカニカルシールが配置されている。そして、メカニカルシールの配置領域にはパージ水が原子炉水の圧力よりも高い圧力で注入されている。パージ水の水質については、その水が原子炉水流路へ流入することから、原子炉水と同等に管理されている。原子力発電所における原子炉冷却材(原子炉水)は軽水炉であれば水が用いられ、発電に適した水質の調整を実施しており、比較的、比抵抗の高い水質が用いられている。
特開2007−247689号公報
メカニカルシールの摺動材料として、摩耗を抑える目的で超硬合金や炭化珪素が用いられる場合がある。しかしながら、上述のような比抵抗が高い原子炉水環境で、例えば、炭化珪素を使用した場合、被抵抗値の高い水により酸化が進む可能性が懸念される。このような酸化は摩耗への影響が懸念され、これを解決することでメカニカルシールの更なる長期間使用を実現することができる。
一般に、このような場合の対処として、比抵抗値の高い水に強い摺動材料を用いることや、摺動材料へのコーテイング等が知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、通常製品に比べ特殊な仕様となる。また、シールする流体の水質が変化した場合には、新たな材料やコーテイングを検討しなければならず、汎用性に問題がある。また、一方、パージ水の水質については、それぞれのシステムによって必要な要求であることが多く、安易に仕様を変更することは困難である。
請求項1の発明は、原子炉水を循環させる原子炉冷却材再循環ポンプに設けられ、メカニカルシールの変質を防止するメカニカルシール保護装置であって、ポンプのポンプ軸に配置されたメカニカルシールの配置領域に、メカニカルシールを保護する第1冷却水を供給する第1冷却水供給部と、配置領域とポンプの原子炉水流路との間に原子炉水と同質の第2冷却水を供給して、第1冷却水が原子炉水流路側に流入するのを防止する第2冷却水供給部と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る原子炉冷却材再循環ポンプは、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のメカニカルシール保護装置を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3に記載のメカニカルシール保護装置の運転方法であって、メカニカルシール保護装置の起動時において、制御部は、分析部の分析結果に基づいて、第2冷却水領域の水質を第2冷却水の水質と同等に保持しつつ、配置領域の水質が第1冷却水の水質と同等となるまで第1冷却水の供給量を徐々に増加させることを特徴とする。
本発明によれば、原子炉水に影響を与えず、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えることができる。
図1は本発明に係るメカニカルシール保護装置の第1の実施の形態を示す図である。 図2は、原子炉冷却材再循環ポンプ1と、それに接続されている系統の概要を示す図である。 図3は、監視装置41の構成を説明するブロック図である。 図4は装置起動時の動作を示すフローチャートである。 図5は装置定常運転中の動作を示すフローチャートである。 図6は変形例を示す図である。 図7は本発明に係るメカニカルシール保護装置の第2の実施の形態を示す図である。 図8は本発明に係るメカニカルシール保護装置の第3の実施の形態を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は本発明に係るメカニカルシール保護装置の第1の実施の形態を示す図である。図1では、本実施の形態のメカニカルシール保護装置を原子炉冷却材再循環ポンプのメカニカルシールに適用したものである。図2は、原子炉冷却材再循環ポンプ及びモータとそれに接続されている系統の概要を示す図である。
まず、図2を参照して、原子炉冷却材再循環ポンプ1について説明する。原子炉冷却材再循環ポンプ1は渦巻型ケーシングを持つ縦型ポンプであり、原子炉水を循環させるものである。渦巻き型のケーシング14の内部にはインペラ13が設けられている。インペラ13の回転軸であるポンプ軸7、およびポンプ軸7に設けられたメカニカルシール18は、ケーシング14の上部に接続されたケーシングカバー15により内包されている。メカニカルシール18は、原子炉水を外部に漏らさないために設けられている。ポンプ軸7にはモータ軸5に連結されている。3はモータカバーである。
ケーシングカバー15には、メカニカルシール18の部分に冷却用パージ水(以下では、冷却水とも称する)を導入するためのパージ配管37が設けられている。パージ水の水質については、その一部が原子炉へ流入することから原子炉水(原子炉冷却材)と同等の管理が実施されている。一般的に、原子炉水としては、比抵抗が高い純水(または超純水)が用いられている。パージ水は、通常、ケーシング14内を流れる原子炉水よりも高い圧力で押込まれている。ケーシング14には、再循環系配管2(2a,2b)が接続されている。配管2aは原子炉から水を引き込むための配管であり、隔離弁16が設置されている。配管2bは吐出側の配管であり、隔離弁17が設置されている。原子炉水は配管2aからケーシング14内に流れ込んで、ケーシング14から配管2bに流出される。すなわち、ケーシング14は原子炉水流路の一部を構成している。
次に、メカニカルシール保護装置の構成について説明する。図1は、原子炉冷却材再循環ポンプ1に設けられたメカニカルシール保護装置4を示す図であり、図2におけるケーシングカバー15の部分を拡大して示したものである。破線で囲んだメカニカルシール保護装置4以外の部分の構成は、従来からのメカニカルシールの構成を示している。メカニカルシール保護装置4は、ケーシングカバー15とケーシング14との間に配設される分析水採取部40と、監視装置41とを備えている。分析水採取部40には配管401,402,403および仕切り板400が設けられている。監視装置41は、パージ配管37への冷却水供給および分析水採取部40の配管402へのパージ水供給を制御する。
まず、メカニカルシール保護装置4の構成を説明する前に、ケーシングカバー15内に設けられたメカニカルシールおよびそれに関連する構成について説明する。図2に示すメカニカルシール構造は、一般的に、原子炉冷却材再循環ポンプで使用されているものである。ポンプ軸7には、インペラ13側には第1段摺動部19が設けられ、モータ側には第2段摺動部20が設けられている。これら一対の摺動部19,20が図2のメカニカルシール18に相当する。
第1段摺動部19は、ポンプ軸7に設けられた回転リング21と、ケーシングカバー15のシールケーシング15a側に設けられた従動リング22とで構成されている。第2段摺動部20は、ポンプ軸7に設けられた回転リング23と、ケーシングカバー15側に設けられた従動リング24とで構成されている。ポンプ軸7が回転すると、第1段摺動部19では回転リング21と従動リング22とが摺り合わされ、かつ、第2段摺動部20では回転リング23と従動リング24とが摺り合わされることで、軸封を実現している。
第1段摺動部19の従動リング22が設けられたシールケーシング15aは、第2段摺動部20の周囲を囲むように設けられている。第1段摺動部19と第2段摺動部20との間には、第1段摺動部19と、シールケーシング15aと、第2段摺動部20と、ポンプ軸7とで囲まれた、シール室27が形成されている。シール室27には、それぞれの摺動部19,20が均等の条件で軸封を行うために、圧力制御のための減圧機構(例えば、オリフィス)25,26が設けられている。
シールケーシング15aとケーシングカバー15との間の領域R5、すなわち、第1段摺動部19および第2段摺動部20が配置される領域には、従来の構成の場合にはパージ配管37から冷却水としてパージ水(原子炉水と同水質の純水や超純水)が導入される。この冷却水は、減圧機構25を介してシール室27内に流入し、シール室27内の冷却水は減圧機構26を介して配管39aに流出している。例えば、外側領域の圧力が7MPaのとき、シール室27内の圧力は3.5MPaとなるように減圧機構25,26が設定されている。ケーシングカバー15内の流体の温度および圧力は、温度計31および圧力計32によって計測される。シール室内の流体の圧力は圧力計34によって計測される。排水用配管39aには、温度計33、流量計35が設けられている。
また、メカニカルシールにおいては回転リングと従動リングとの隙間から流体が僅かに漏れ出る構造となっており、その流体が潤滑剤としての役目もしている。そのため、第1段摺動部19の回転リング21と従動リング22との隙間からは冷却水がシール室27に漏れ出ており、第2段摺動部20の回転リング23と従動リング24との隙間からもシール室27の冷却水が漏れ出ている。シール室27から漏れ出た冷却水は、配管39bによって排出される。配管39bには流量計36が設けられている。なお、第2段摺動部20から漏れ出る冷却水量は、減圧機構25から排出される冷却水の流量Q1に比べると非常に少ない。
以上は、従来のメカニカルシール構造の部分についての説明である。本実施の形態では、上述したメカニカルシール構造に対して、図2に示す、メカニカルシール保護装置4を備えるようにした。従来の構成では、水源38からのパージ水(純水や超純水)をパージ配管37から供給するようにしていたが、本実施の形態では、水源38のパージ水の水質を監視装置41で調整して、その水質調整された水を冷却水としてパージ配管37から供給する。また、分析水採取部40に設けられた配管402からは、水源38のパージ水を供給される。なお、以下の説明では、水質調整されたパージ水は冷却水(水質B)と呼び、水源38から供給されるパージ水(水質A)と異なる呼び方をして区別する。
前述したように、メカニカルシール(摺動部19,20)の摺動材料としては超硬合金や炭化珪素が用いられる。原子炉水として用いられる純水や超純水は、一般的な水(例えば、工業用水)と比べると比抵抗値が高いが、例えば、炭化珪素を使用した場合、比抵抗値の高い水(純水や超純水)により酸化が進む可能性が懸念される。酸化が進むと摺動材料の摩耗への影響が大きくなる。本実施の形態では、図2に示すようなメカニカルシール保護装置4を備え、後述するような制御を実行することにより、原子炉水への影響を与えることなく、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えるようにした。
分析水採取部40には、仕切り板400が設けられている。仕切り板400は、メカニカルシールが配置された配置領域(図2の領域R5)の冷却水(水質B)がケーシング14側に漏れ出たり、ケーシング14側の原子炉水(水質A)が領域R5に流入したりしないように設けられたものである。そのため、仕切り板400の内周側とポンプ軸7の間はラビリンス構造等の極力軸封できる構造が望ましい。
仕切り板400よりも図示上側には配管401が設けられ、図示下側には配管402,403が設けられている。配管401は、仕切り板400よりも上側のメカニカルシールが配置された領域R5の冷却水を分析用に取得するための配管である。配管403は、仕切り板400よりも下側の領域R2の原子炉水(以下では分析水Dと呼ぶ)を分析用に取得するための配管である。以下では、配管401により採取された水を分析水Cと呼び、配管403で採取された水を分析水Dと呼ぶことにする。配管402は、仕切り板400よりも下側の領域R2に水源38からのパージ水(水質A)をパージするための配管である。また、従来から設けられているパージ配管37からは、監視装置41で水質調整された冷却水(水質B)が供給される。
図3は、監視装置41の構成を説明するブロック図である。監視装置41には、水質分析装置410、演算/制御装置411、水質調整装置412、圧力/流量調整装置413を備えている。水質調整装置412には、水源38からのパージ水(水質A)が供給される。水質調整装置412は供給されたパージ水の水質を変えて、シールの摺動材料に影響を与えない水質(水質B)の冷却水、例えば、比抵抗値の低い水に変換する装置である。水質を変換する装置としては、イオン注入装置や薬品を添加して水質を調整する装置等があるが、薬品(例えば、硫酸ナトリウム)を添加して水質を調整する方法がコスト的に実用性が高い。
水質調整装置412における薬品添加量は、演算/制御装置411からの指令により、水源38から高級されるパージ水(水質A)の流量に応じて調整される。水源38からのパージ水(水質A)は水質調整装置412によって水質Bの冷却水に調整される。その冷却水は、圧力/流量調整装置413において圧力P4、流量Q4に調整され、逆止弁414を介してパージ配管37に供給される。圧力/流量調整装置413は、冷却水(水質B)の流量を調節できるポンプや弁等で構成される。冷却水(水質B)を原子炉内へ流入させないようにするため、流量Q4はメカニカルシールから流出する流量とほぼ同等か若千小さくする必要がある。圧力P4は、冷却水をパージ配管37からケーシングカバー15内に流入させることができるように、ケーシングカバー15内の圧力よりも若干高めに設定される。また、水質調整装置412が緊急停止した等でパージ配管37から水が逆流しないように、パージ配管37と圧力/流量調整装置413との間には逆止弁414が設けられている。
水質分析装置410には、配管401からの分析水Cおよび配管403からの分析水Dが取り込まれ、各分析水C、Dの水質が分析される。ここでは、領域R5に冷却水(水質B)が行き渡っているか、または、領域R2に冷却水(水質B)が漏れ出ていないかを、水質を分析することで確認している。上述のように水質Bの冷却水はパージ水に硫酸ナトリウムを添加して生成されるので、水質分析装置410では、分析水C、D中の硫酸ナトリウムの濃度を検出することで、上記のような状況を確認することができる。分析結果は、演算/制御装置411に入力される。演算/制御装置411は、入力された分析結果に基づいて、水質調整装置412および圧力/流量調整装置413を制御する。具体的な制御については後述する。
また、演算/制御装置411は、配管402へパージ水を供給する配管415に設けられた流量調整バルブを調整し、領域R2に供給されるパージガスの流量Q3を調整する。パージ配管37から流入した水質Bの冷却水は、シールケーシング15aと仕切り板400との間のメカニカルシール配置領域である領域R5に流れ込む。この領域の圧力をP5、仕切り板400の下側の領域R2の圧力をP2、シール室27の圧力をP6とした場合、圧力P5が、式「P1<P6<P5」および「P2<P5」が満たされていれば、領域R5の冷却水(水質B)が仕切り板400の下側(領域R2へと流出するのを防止できる。また、仕切り板400の隙間を介して原子炉水またはパージ水がケーシングカバー15側へ流入するのを少なくし、領域R5では水質B、かつ、領域R2では水質Aとなるようにするためには、P5とP2との差を極力小さくするのが好ましい。また、ラビリンスシールを設けることで、領域R5への水質Aの水の流入を抑制できる。
本実施の形態のメカニカルシール保護装置4は、分析水Cと分析水Dとを水質分析装置410で分析して、流量Q4を調整することにより、メカニカルシール廻りの水質環境を整えるように制御している。もちろん、流量Q3およびQ4を調整するようにしても良いが、制御が複雑になるので、ここでは流量Q3は一定に保持し、流量Q4のみを調整するようにしている。
次に、具体的な調整方法について説明する。図4は装置起動時の動作を示すフローチャートであり、図5は装置定常運転中の動作を示すフローチャートである。メカニカルシール保護装置4を起動すると、パージ配管から水質Bの冷却水がケーシングカバー15内の領域R5に供給開始されるが、図4に示す装置起動時の処理フローは、冷却水の供給を開始してから、定常運転を開始できる所定の条件が整うまでの処理を示している。
図4に示す装置起動時のフローにおいては、十分な水源を確保した状況で、メカニカルシール保護装置4が起動される。メカニカルシール保護装置4を起動すると、図4の処理が開始される。ステップS10では、冷却水(水質B)の流量Q4が、メカニカルシールより排出されるラインの流量Q1よりも十分低い流量Q0に設定される。これは、パージ配管37からの急激な流入で、水質Bの冷却水が原子炉水流路側(ケーシング14側)へ流入するのを防止するためである。
ステップS20では、配管401,403から採取される分析水Cおよび分析水Dの水質を、水質分析装置410により分析する。ステップS30では、分析水Cの水質が水質Bとほぼ等しいか否かを判定する。すなわち、分析水Cにおける比抵抗値が、水質調整装置412により調整された冷却水の水質Bとほぼ等しいか否かを判定する。起動開始直後は、パージ配管37から領域R5に流れ込む冷却水(水質B)の流量Q4は小さいため、領域R5内に冷却水(水質B)が十分に行き渡っておらず、ステップS30においてNOと判定される。
なお、ここでは、判定基準の水質B(比抵抗値)が水質調整装置412による冷却水の比抵抗値とほぼ等しいか否かを判定しているが、必ずしも、水質Bであるか否かの判定値(比抵抗値)をこのように設定する必要はない。すなわち、水質調整装置412による水質Bにおける比抵抗値とは別に、メカニカルシールの材料特性を変化させない薬品の濃度を別に設定し、その濃度の時の比抵抗値を判定基準としても良い。
ステップS30でNOと判定されると、ステップS50に進んで、領域R2から採取された分析水Dの水質が水質A(水源38のパージ水の水質であって、原子炉水の水質でもある)とほぼ等しいか否かを判定する。すなわち、仕切り板400とポンプ軸7との隙間を介して冷却水(水質B)が漏れ出ていないか否かを判定する。漏れ出ているとステップS50でNOと判定され、ステップS70へ進む。通常、領域R5に冷却水(水質B)が行き渡り、かつ、領域R5の圧力が領域R2の圧力P2よりも大きくならない限り、冷却水(水質B)が領域R2に漏れ出ることはないので、ステップS50でNOと判定された場合には、メカニカルシール保護装置4に不具合が生じている可能性がある。この場合、水質Bの冷却水が原子炉へ流入する可能性があるので、ステップS70においてメカニカルシール保護装置4を停止する。そして、漏れ出たことの原因調査を行う。
一方、ステップS50でYESと判定された場合には、ステップS80に進んで流量Q4を所定増加量ΔQだけ増加させた後、ステップS20へ戻る。水質Bの冷却水が領域R5内に行き渡るまでは、ステップS30においてNOと判定され、また、ステップS50においてYESと判定されるので、ステップS20→ステップS30→ステップS50→ステップS80→ステップS20の処理が繰り返され、流量Q4が次第に大きくなる。そして、冷却水(水質B)が領域R5に行き渡ると、ステップS30でYESと判定され、ステップS40へと進む。
ステップS40では、領域R2から採取された分析水Dの水質が、水質Aとほぼ等しいか否かを判定する。ステップS40はステップS50と同様に、冷却水が領域R2に漏れ出ているか否か判定するものであり、漏れ出ていてNOと判定されるとステップS70へ進んで流量Q4を停止して、メカニカルシール保護装置4を停止する。一方、ステップS40でYESと判定されると、領域R5に水質Bの冷却水が行き渡り、かつ、領域R2は水質Aの状態に維持されていることになり、定常運転を行う準備が整ったことになる。そのため、ステップS60へ進んで、メカニカルシール保護装置4の定常運転を開始する。
図5は、定常運転時のメカニカルシール保護装置4の動作を示したものである。図5に示す処理プログラムは、定常運転に移行すると、所定時間間隔で繰り返し実行される。なお、図5のステップS120の判定処理は図4のステップS30の判定処理と同様であり、ステップS130およびS140の判定処理は、図4のステップS40の判定処理と同様である。
図5のステップS110では、演算/制御装置411は、分析水CおよびDの水質データを水質分析装置410から取得する。次いで、ステップS120において、分析水Cの水質が水質Bとほぼ等しいか否かを判定する。ステップS120でYESと判定されると、ステップS130に進んで、分析水Dの水質が水質Aとほぼ等しいか否かを判定する。
図2の領域R5に冷却水(水質B)が行き渡り、かつ、領域R2の水質が水質Aに維持されて、望ましい水質状態となっている場合には、その状態が維持される。すなわち、ステップS120およびS130でそれぞれYESと判定されてステップS150へ進み、ステップS150において流量Q4を維持する制御信号を生成した後、その制御信号を水質調整装置412および圧力/流量調整装置413へ送信する(ステップS190)。
また、ステップS120ではYESと判定され、ステップS130ではNOと判定された場合には、ステップS160へ進む。この場合、領域R2に領域R5の冷却水(水質B)が漏れ出ている可能性がある。そのため、ステップS160において流量Q4を減少または停止する制御信号を生成し、ステップS190においてその制御信号を水質調整装置412および圧力/流量調整装置413へ送信する。例えば、領域R5への冷却水の流量Q4が多すぎて領域R2に冷却水が漏れ出ていた場合には、パージ配管37から領域R5内に供給される冷却水の流量Q4を減少または停止することで、冷却水の漏れが停止し、領域R2の水質はほぼ水質Aの状態に戻る。
ステップS120でNOと判定された場合(領域R5に水質Bの冷却水が行き渡っていない場合)には、ステップS140へ進んで、分析水Dの水質がほぼ水質Aであるか否かを判定する。ステップS140でYESと判定された場合、領域R2に冷却水(水質B)が漏れ出ていないと判定できる。そのため、ステップS140でYESと判定された場合には、冷却水(水質B)が領域R5に行き渡っておらず、水質Bの冷却水はメカニカルシール廻りに及んでいないことが考えられる。そのため、ステップS170へ進んで、流量Q4を増加させる制御信号を生成し、ステップS190においてその制御信号を水質調整装置412および圧力/流量調整装置413へ送信する。
また、ステップS120およびステップS140のいずれにおいてもNOと判定された場合には、メカニカルシール保護装置4または原子炉冷却材再循環ポンプ側の異常が考えられるため、流量Q4を停止する制御信号を生成し、その制御信号を水質調整装置412および圧力/流量調整装置413へ送信する(ステップS190)。そして、装置停止後に調査を行う。
図4,5に示すような動作を行うメカニカルシール保護装置4を設けることで、メカニカルシール廻りの水質は水質Bに維持され、メカニカルシールの材料の変質を防止することができる。その結果、ポンプ運転状態でメカニカルシールの材料の変化が抑えられ、メカニカルシールの運転の長期化に資することができる。また、領域R2に水質Bの冷却水が漏れ出ているような場合(図5のステップS130でNOと判定された場合)には、流量Q4を減少または停止することで、領域R2の水質が水質Bに維持されるようにしている。そのため、水質Bの冷却水が原子炉水流路側に流出するのを防止することができる。
なお、上述した実施の形態では、水源38から供給されたパージ水(水質A)を水質調整装置412で水質Bの冷却水に調整してパージ配管37から導入するような構成とした。しかし、図6に示すように、水質Bの冷却水を十分な量を貯蔵できる冷却水タンク42を設けるような構成としても良い。また、図1に示す例では、別に設けられた分析水採取部40をケーシング14とケーシングカバー15との間に挿入するように設けたが、分析水採取部40をケーシングカバー15と一体としても良い。すなわち、ケーシングカバー15の下側の部分に、仕切り板400および配管401〜403を設けるようにしても良い。
−第2の実施の形態−
図7は、本発明によるメカニカルシール保護装置の第2の実施の形態を示す図であり、図2と同様の部分に関する断面図である。第2の実施の形態のメカニカルシール保護装置においては、水質調整装置を内蔵する分析水採取部40と、パージ水(水質A)の供給量を制御する制御部44とを備えている。なお、図2においてケーシングカバー15に設けられていたパージ配管37は省略されている。
分析水採取部40にはケーシング404が設けられ、そのケーシング404の内周側には仕切り板400および保持部405aが設けられている。仕切り板400と保持部405aとの間には配管402が設けられている。保持部405aは、図7の領域R7と領域R5とを仕切る仕切り部材としても機能している。保持部405aはリング状の部材であり、図示上下に貫通する流路405cを備えている。流路405cには固形の水質調整剤405bが保持されている。水質調整剤405bとしては、例えば、上述した硫酸ナトリウムを所定の形状に固めたものが用いられる。配管402には、流量制御用のバルブ46を介して水質Aのパージ水を供給する水源38が接続されている。
制御部44によりバルブ46を制御することにより、配管402から領域R7に圧力P3,流量Q3のパージ水が供給される。それにより、保持部405aと仕切り板400との間の領域R7が圧力P7に維持される。圧力P7は、P7>P2のように保持され、かつ、領域R5の圧力P5に対してP5<P2のように保持される。流路405cに設けられた水質調整剤405bは液体が通過できるような構造となっている。そのため、領域R7に供給された水質Aのパージ水は、水質調整剤405bを通過して領域R5へと流入する。水質Aのパージ水が水質調整剤405bを通過する際に、水質調整剤405bが溶け出してパージ水に混入する構造となっているので、水質調整剤405bを通過して領域R5へと流入したパージ水は、水質Bとなっている。その結果、領域R5に水質Bの冷却水が流入されることになる。領域R5の冷却水(水質B)は減圧機構25を通ってシール室27に流入する。その結果、メカニカルシール廻りは水質Bの環境となり、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えることができ、メカニカルシールの運転の長期化を図ることができる。
なお、保持部405aとポンプ軸7との隙間を介して水質Aのパージ水が領域R5に流入させないようにするために、仕切り板400とポンプ軸7との隙間を十分狭めるか、ラビリンスシール等の構造とすることが望ましい。
−第3の実施の形態−
図8は、本発明によるメカニカルシール保護装置の第3の実施の形態を示す図であり、図2と同様の部分に関する断面図である。本実施の形態においては、配管50を介して、シール室27に水質Bの冷却水を直接導入する構成としている。配管50には、流量制御用のバルブ53を介して水質調整装置412から水質Bの冷却水が供給されている。水質調整装置412は第1の実施の形態で記載したものと同様のものであり、制御部51によって制御される。制御部51には圧力計52からの圧力測定値が入力され、バルブ53を制御することにより、シール室27への冷却水の流入量を制御している。配管50と圧力計52との間には、シール室27の冷却水が逆流するのを防止するための逆止弁54が設けられている。また、ケーシングカバー15内には、パージ配管37を介して水源38からのパージ水(水質A)が導入される。
本実施の形態においては、シール室27に水質Bの冷却水が供給されるため、少なくとも第2段摺動部20の回転リング23と従動リング24が水質Bの環境となるため、第2段摺動部20の水質環境を改善することができる。なお、第1段摺動部19に関しては、通常のパージ水(水質A)の環境となるが、本実施の形態の場合には既存のポンプ側の設備を変更する必要が無く、漏えいの観点から重要である第2段摺動部20を保護できることから、簡易的な方法として有用である。
以上説明したように、メカニカルシール保護装置4(40,41)は、原子炉水を循環させる原子炉冷却材再循環ポンプ1に設けられ、メカニカルシール18(19,20)の変質を防止する装置であって、ポンプ1のポンプ軸7に配置されたメカニカルシール18(19,20)の配置領域に、メカニカルシール(19,20)を保護する冷却水(水質B)を供給する第1冷却水供給部と、配置領域とポンプ1の原子炉水流路との間に原子炉水と同質のパージ水(水質A)を供給して、冷却水(水質B)が原子炉水流路側に流入するのを防止する第2冷却水供給部と、を備えている。その結果、原子炉水に影響を与えず、メカニカルシールの材料特性の変化を抑えることができる。
例えば、図1,3に示すメカニカルシール保護装置4のように、配置領域R5とパージ水(水質A)が供給される領域R2との間に配置され、ポンプ軸7との間に微小隙間を有して、領域R2の圧力を配置領域R5の圧力よりも高く保つ仕切り板400を備え、第1冷却水供給部は、配置領域R5の水質および領域R2の水質をそれぞれ分析する分析部(配管401,403、水質分析装置410)と、配置領域R5の水質が冷却水(水質B)の水質と同等となり、かつ、領域R2の水質がパージ水(水質A)の水質と同等となるように、分析部の分析結果に基づいて冷却水(水質B)の供給量を制御する演算/制御装置411と、を備えるようにしても良い。
また、図7に示すように、パージ水(水質A)が供給される領域R7と原子炉水流路との間に設けられ、ポンプ軸7との間に微小隙間を有して、領域R7の圧力P7を原子炉水流路の圧力P2よりも高く保つ仕切り板400を備え、第1冷却水供給部は、領域R7と配置領域R5との間に設けられ、ポンプ軸7との間の微小隙間、および領域R7から配置領域R5へと冷却水(水質A)が流れる流路405cが形成されて、領域R7の圧力P7を配置領域R5の圧力よりも高く保つ保持部405aと、流路405cに配置されて、該流路405cを流れるパージ水(水質A)を冷却水(水質B)に変換する水質調整剤405bと、を備えるようにしても良い。この場合、図1に示すメカニカルシール保護装置4に比べて構成が簡素化され、コスト上昇を抑えることができる。
さらにまた、図8に示すように、第1冷却水供給部は、第1メカニカルシール(摺動部20)が配置されているシールケーシング15aの内側領域であるシール室27に冷却水(水質B)を供給し、シールケーシング15aの外側の領域にパージ水(水質A)を供給するようにしても良い。
また、図1に示すメカニカルシール保護装置4の起動時において、水質分析装置410の分析結果に基づいて、領域R2の水質をパージ水(水質A)の水質と同等に保持しつつ、配置領域R5の水質が冷却水(水質B)の水質と同等となるまで冷却水(水質B)の供給量を徐々に増加させるようにするのが好ましい。そうすることで、起動時に配置領域R5に冷却水(水質B)が急激に流入して領域R2に漏れ出すような状況を避けることができる。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。また、上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。
1:原子炉冷却材再循環ポンプ、4:メカニカルシール保護装置、7:ポンプ軸、15:ケーシングカバー、15a:シールケーシング、18:メカニカルシール、19,20:摺動部、21,23:回転リング、22,24:従動リング、27:シール室、37:パージ配管、38:水源、40:分析水採取部、41:監視装置、42:冷却水タンク、44,51:制御部、400:仕切り板、410:水質分析装置、411:演算/制御装置、412:水質調整装置、413:圧力/流量調整装置

Claims (6)

  1. 原子炉水を循環させる原子炉冷却材再循環ポンプに設けられ、メカニカルシールの変質を防止するメカニカルシール保護装置であって、
    前記ポンプのポンプ軸に配置された前記メカニカルシールの配置領域に、前記メカニカルシールを保護する第1冷却水を供給する第1冷却水供給部と、
    前記配置領域と前記ポンプの原子炉水流路との間に前記原子炉水と同質の第2冷却水を供給して、前記第1冷却水が前記原子炉水流路側に流入するのを防止する第2冷却水供給部と、を備えたメカニカルシール保護装置。
  2. 請求項1に記載のメカニカルシール保護装置において、
    前記配置領域と前記第2冷却水が供給される第2冷却水領域との間に配置され、前記ポンプ軸との間に微小隙間を有して、前記第2冷却水領域の圧力を前記配置領域の圧力よりも高く保つ仕切り部材を備え、
    前記第1冷却水供給部は、
    前記配置領域の水質および前記第2冷却水領域の水質をそれぞれ分析する分析部と、
    前記配置領域の水質が前記第1冷却水の水質と同等となり、かつ、前記第2冷却水領域の水質が前記第2冷却水の水質と同等となるように、前記分析部の分析結果に基づいて前記第1冷却水供給部による前記第1冷却水の供給量を制御する制御部と、を備えたことを特徴とするメカニカルシール保護装置。
  3. 請求項1に記載のメカニカルシール保護装置において、
    前記第2冷却水が供給される第2冷却水領域と前記原子炉水流路との間に設けられ、前記ポンプ軸との間に微小隙間を有して、前記第2冷却水領域の圧力を前記原子炉水流路の圧力よりも高く保つ第1仕切り部材を備え、
    前記第1冷却水供給部は、
    前記第2冷却水領域と前記配置領域との間に設けられ、前記ポンプ軸との間の微小隙間、および前記第2冷却水領域から前記配置領域へと前記第2冷却水が流れる流路が形成されて、前記第2冷却水領域の圧力を前記配置領域の圧力よりも高く保つ第2仕切り部材と、
    前記流路に配置されて、該流路を流れる第2冷却水を前記第1冷却水に変換する水質調整部と、を備えることを特徴とするメカニカルシール保護装置。
  4. 請求項1に記載のメカニカルシール保護装置において、
    前記ポンプは、第1メカニカルシールと、該第1メカニカルシールを囲むように配置されたシールケーシングと、該シールケーシングに設けられた第2メカニカルシールとを備え、
    前記第1冷却水供給部は、前記第1メカニカルシールが配置されている前記シールケーシングの内側領域に前記第1冷却水を供給し、
    前記第2冷却水供給部は、前記シールケーシングの外側の領域に前記第2冷却水を供給することを特徴とするメカニカルシール保護装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のメカニカルシール保護装置を備える原子炉冷却材再循環ポンプ。
  6. 請求項2に記載のメカニカルシール保護装置の運転方法であって、
    メカニカルシール保護装置の起動時において、
    前記制御部は、前記分析部の分析結果に基づいて、前記第2冷却水領域の水質を前記第2冷却水の水質と同等に保持しつつ、前記配置領域の水質が前記第1冷却水の水質と同等となるまで前記第1冷却水の供給量を徐々に増加させることを特徴とするメカニカルシール保護装置の運転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018119790A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 メカニカルシールの状態監視システム、およびメカニカルシールの状態監視方法

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