JP2014036790A - 手乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤検知や誤動作なく、使用者の意思に合わせて、迅速で衛生的に手の乾燥処理を行うことを目的とする。
【解決手段】本体1の手挿入部2に送風装置5から送られてきた空気を吹き出させる対面にそれぞれ本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口7と、手挿入部2に左右それぞれの手の存在を検知する右手検知手段8および左手検知手段9と、本体1の動作を制御する制御部6に右手検知手段8または左手検知手段9からの信号で送風装置5を動作させる送風開始手段11と、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で左右の手どちらかを検知できる運転選択手段10と、制御部6に運転選択手段10への通電を開始する通電決定手段12と、制御部6に運転選択手段10からの信号を受信し手乾燥する空気を調節する風質調節手段13の動作を決定する運転決定手段14を備えたものである。
【選択図】図1
【解決手段】本体1の手挿入部2に送風装置5から送られてきた空気を吹き出させる対面にそれぞれ本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口7と、手挿入部2に左右それぞれの手の存在を検知する右手検知手段8および左手検知手段9と、本体1の動作を制御する制御部6に右手検知手段8または左手検知手段9からの信号で送風装置5を動作させる送風開始手段11と、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で左右の手どちらかを検知できる運転選択手段10と、制御部6に運転選択手段10への通電を開始する通電決定手段12と、制御部6に運転選択手段10からの信号を受信し手乾燥する空気を調節する風質調節手段13の動作を決定する運転決定手段14を備えたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、誤検知や誤動作なく、使用者の意思に合わせて、迅速で衛生的に手の乾燥処理を行うことができる手乾燥装置に関するものである。
従来、手乾燥装置は、洗浄後の濡れた手を衛生的に乾燥させる装置として、高速空気流により手に付着した水滴を吹き飛ばして乾燥させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の手乾燥装置では、挿入した手との距離を測定する検知手段の出力に従い、手を乾燥させる風量を決定しているだけであったため、例えば、使用者が不意に手を動かし、検知手段との距離が変わってしまうと、風量がそれに合わせて変わってしまい、手乾燥装置の使用者は自分の意思通りに手乾燥を行うことができないことがあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者の簡単な動作で、迅速で衛生的に、使用者自らの意思を反映した空気で手乾燥を行うことができる手乾燥装置を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明は、本体に手挿入部と、前記手挿入部へ空気を送る送風装置と、前記送風装置から送られてきた空気を前記手挿入部に吹き出させる対面にそれぞれ前記手挿入部の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口と、前記手挿入部に右手の存在を検知する右手検知手段および左手の存在を検知する左手検知手段と、本体の動作を制御する制御部と、前記制御部に前記右手検知手段または前記左手検知手段からの手検知信号により前記送風装置を動作させる送風開始手段と、前記手挿入部の中央位置で前記右手検知手段および前記左手検知手段とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段と、前記制御部に前記右手検知手段および前記左手検知手段からの手検知信号を受信し前記運転選択手段への通電を開始する通電決定手段と、前記制御部に前記運転選択手段からの信号を受信し前記送風装置から送られる空気を調節する風質調節手段の動作を決定する運転決定手段を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、本体に手挿入部と、前記手挿入部へ空気を送る送風装置と、前記送風装置から送られてきた空気を前記手挿入部に吹き出させる対面にそれぞれ前記手挿入部の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口と、前記手挿入部に右手の存在を検知する右手検知手段および左手の存在を検知する左手検知手段と、本体の動作を制御する制御部と、前記制御部に前記右手検知手段または前記左手検知手段からの手検知信号により前記送風装置を動作させる送風開始手段と、前記手挿入部の中央位置で前記右手検知手段および前記左手検知手段とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段と、前記制御部に前記右手検知手段および前記左手検知手段からの手検知信号を受信し前記運転選択手段への通電を開始する通電決定手段と、前記制御部に前記運転選択手段からの信号を受信し前記送風装置から送られる空気を調節する風質調節手段の動作を決定する運転決定手段を備えた構成を有し、前記吹き出し口を対面にそれぞれ前記手挿入部の中央位置で互いに手の平一つ分の距離を置いて左右一つずつ並列配置することで形成した手に空気が当たりづらい領域に、手を直接触れることなく手をかざすのみで操作することが可能な前記運転選択手段を設けることで、左右どちらの手でも衛生的に操作することができ、前記吹き出し口から吹き出す空気を前記風質調節手段により調節する際には、手検知中に片手を少し横方向にずらすといった簡単な動作のみで前記運転選択手段を操作することができるため、迅速で衛生的に使用者自らの意思を反映させつつ手乾燥を行うことができるという効果を奏する。
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、本体に手挿入部と、前記手挿入部へ空気を送る送風装置と、前記送風装置から送られてきた空気を前記手挿入部に吹き出させる対面にそれぞれ前記手挿入部の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口と、前記手挿入部に右手の存在を検知する右手検知手段および左手の存在を検知する左手検知手段と、本体の動作を制御する制御部と、前記制御部に前記右手検知手段または前記左手検知手段からの手検知信号により前記送風装置を動作させる送風開始手段と、前記手挿入部の中央位置で前記右手検知手段および前記左手検知手段とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段と、前記制御部に前記右手検知手段および前記左手検知手段からの手検知信号を受信し前記運転選択手段への通電を開始する通電決定手段と、前記制御部に前記運転選択手段からの信号を受信し前記送風装置の動作を切り換えることが可能な風質調節手段の動作を決定する運転決定手段を備えた構成を有する。これにより、使用者が、両手を手挿入部に入れると、右手検知手段または前記左手検知手段がこれを検知して手検知信号を発すると、この手検知信号を受けた通電決定手段が運転選択手段への通電を開始するとともに、前記手検知信号を受け取った送風開始手段は送風装置を動作させることとなる。そして、使用者は、手挿入部に両手を挿入して手の乾燥を行なっているときに吹き出し風の状態に不満を感じると、左右どちらか一方の手を横方向にずらして中央位置の運転選択手段の検知範囲に入れることで、前記運転選択手段は、横方向にずらした手の存在を検知して、運転決定手段は、運転選択手段の信号によって風質調節手段の動作を決定することとなるので、風質調節手段は送風装置の動作を切り換えて吹き出し口から吹出す空気の質を調整することができるので、使用者自らの意思を反映した空気で手乾燥を行うことができる手乾燥装置を提供することができる。
また本発明の請求項2記載の手乾燥装置は、右手検知手段が右手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な右タイマー手段と、左手検知手段が左手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な左タイマー手段を備え、通電決定手段は、前記右タイマー手段の計測値と前記左タイマー手段の計測値をそれぞれ手が挿入されたことを判定する第一閾値と比較し、この第一閾値以上となった場合には、運転選択手段への通電を開始するものである。これにより、使用者が、両手を手挿入部に入れると、右手を右手検知手段が、また、左手を左手検知手段が検知して、前記検知信号により右タイマー手段および左タイマー手段が時間カウントを開始し、前記カウント値と基準となる第一閾値とを通電決定手段で比較することで、運転選択手段への通電を開始するかどうかを決定することとなるので、左右の手が正しく挿入されていない状態では運転選択手段への通電が開始されることはないため、使用者自らの意思に反して運転選択手段が動作することを防止できる。
また本発明の請求項3記載の手乾燥装置は、運転選択手段が手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な風質タイマー手段を備え、運転決定手段は、前記風質タイマー手段の計測値を第二閾値と比較してこの第二閾値以上となった場合には、風質調節手段の動作を交互にOFFまたはONへと切り換えるものである。これにより、使用者が、両手を挿入して手の乾燥を行なっているときに吹き出し風の状態に不満を感じると、左右どちらか一方の手を横方向にずらして手挿入部の中央位置の運転選択手段の検知範囲に入れることで、運転選択手段は、横方向にずらした手の存在を検知して、前記検知信号により風質タイマー手段が時間カウントを開始し、前記カウント値と基準となる第二閾値とを運転決定手段が比較判定することで、送風装置の動作を切り換えて吹き出し口から吹出す空気の質を調整する風質調節手段の動作を決定することとなるので、使用者自らの意思に反して風質調整手段が動作することを防止できる。
また本発明の請求項4記載の手乾燥装置は、送風装置には、羽根とこの羽根を回転させるファンモータとを備え、風質調節手段には、前記ファンモータの回転数を変化させる風量調節手段を備え、運転決定手段は、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となった場合には、前記風量調節手段により前記ファンモータの回転数を調節して、手挿入部へ送る空気の量を増減させるものである。これにより、使用者が、両手を挿入して手の乾燥を行なっているときに吹き出し風の状態に不満を感じて手乾燥装置の動作を切り換える際、運転決定手段は風質タイマー手段のカウント値を第二閾値と比較し、比較結果が第二閾値以上となった場合には、風質調節手段が風量調節手段により送風装置に備えた羽根を回転させるファンモータの回転数を調節することとなるので、送風装置から手挿入部へ送られる空気の量を増減させることができるので、使用者は、手乾燥する空気の量が物足りないと感じた場合には、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となるのを待って、風量調節手段によりファンモータの回転数を高くして、手挿入部へ送られる空気の量を増加させ、逆に、手乾燥する空気の量が多すぎると感じた場合には、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となるのを待って、ファンモータの回転数を低くして、手挿入部へ送られる空気の量を減少させることができるので、使用者自らの意思を反映した空気で手乾燥を行うことができる手乾燥装置を提供することができる。
また本発明の請求項5記載の手乾燥装置は、本体は送風装置によって送風した空気を加熱するヒーターを備え、風質調節手段には、前記ヒーターを動作させる風温調節手段を備え、運転決定手段は、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となった場合には、前記風温調節手段により前記ヒーターを交互にONまたはOFFし、手挿入部に送る空気の温度を調節するものである。これにより、使用者が、両手を挿入して手の乾燥を行なっているときに吹き出し風の状態に不満を感じて手乾燥装置の動作を切り換える際、運転決定手段は、風質タイマー手段のカウント値を基準となる第二閾値と比較し、比較結果が第二閾値以上となった場合には、風温調節手段によりヒーターの動作を切り換えることとなるので、送風装置から手挿入部へ送られる空気の温度を上下させることができ、使用者は、手乾燥する空気の温度が低いと感じた場合には、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となるのを待って、風温調節手段によりヒーターをONし、手挿入部へ送られる空気の温度を暖め、逆に、手乾燥する空気の温度が高いと感じた場合には、運転選択手段が検知している手をはずして再び手の存在を検知させて、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となるのを待って、風温調節手段によりヒーターをOFFし、手挿入部へ送られる空気の温度を冷ますことができるので、使用者自らの意思を反映した空気で手乾燥を行うことができる手乾燥装置を提供することができる。
また本発明の請求項6記載の手乾燥装置は、本体は手挿入部の入口に運転選択手段の手検知可能な範囲を報知する選択位置報知手段を備え、通電決定手段が動作した場合には、通電開始により報知を開始し、また、送風開始手段が動作を終了した場合には、通電遮断により報知を終了するものである。これにより、使用者が、両手を手挿入部に挿入して手の乾燥を行なっているときに吹き出し風の状態に不満を感じて、左右どちらか一方の手を横方向にずらして中央位置の運転選択手段の検知範囲に入れる際、通電決定手段が動作することで、運転選択手段への通電を開始することとともに、運転選択手段の手検知可能な範囲を選択位置報知手段により報知することで、手乾燥中であっても選択位置報知手段の位置報知により運転選択手段が手検知可能な範囲を正確に知ることができる。そして、使用者が、手乾燥を終えて手挿入部から両手を抜くことで、送風開始手段が動作を終了し、送風開始手段の動作停止と連動して選択位置報知手段への通電を遮断することで、選択位置報知手段の位置報知を終了することとなるので、手乾燥装置が動作していない状況において待機電力を削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の手乾燥装置は、壁に設置する直方体の本体1を有し、壁面に接する面を背面、この背面に対向する面を正面、正面から見て左側を左側面、右側を右側面とする。
本発明の手乾燥装置は、壁に設置する直方体の本体1を有し、壁面に接する面を背面、この背面に対向する面を正面、正面から見て左側を左側面、右側を右側面とする。
本体1の天面である上面は、幅が奥行きに対して大きい、いわゆる横長の形状となっている。この上面には、図1に示すように、外部に向かって開口した挿入口を設け、本体1内部に向かって手を抜き差しできる手挿入部2が備えられている。
図1の手乾燥装置の側面図に示すように、本体1は、前述のように上面に備えた手挿入部2と、下部に備えた空気を吸い込む吸い込み口3と、本体1内部に備えたファンモータ4を回転させることで吸い込み口3から取り込んだ空気を手挿入部2に送る送風装置5と、本体1の動作を制御する制御部6を備える。
また、図1に示すように手挿入部2には、送風装置5から送られた空気を手挿入部2に送出する吹き出し口7と、右手の存在を検知する右手検知手段8と、左手の存在を検知する左手検知手段9と、右手検知手段8および左手検知手段9とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段10を備える。
また、図1に示すように吹き出し口7は、手挿入部2の対面にそれぞれ配置している。そして、吹き出し口7は、図2の正面からの透視図に示すように、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置の正面側と背面側に互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列に配置される。同様に、右手検知手段8と左手検知手段9は、それぞれ複数個を吹き出し口7の配置に並行して、手挿入部2の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右配置している。
そして、図2に示すように運転選択手段10は、本体1正面から見て手前側で、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で、水平方向に並列に複数配置された右手検知手段8および左手検知手段9の中央に配置される。すなわち右手検知手段8と左手検知手段9から等しい位置に配置される。なお、以上の説明で明らかなように、運転選択手段10の対面には吹き出し口7は配置していない。
また、図1に示すように制御部6には、右手検知手段8または左手検知手段9からの手検知信号により送風装置5を動作させる送風開始手段11と、右手検知手段8および左手検知手段9からの手検知信号を受信し運転選択手段10への通電を開始する通電決定手段12と、運転選択手段10からの信号を受信し送風装置5から送られる空気を調節する風質調節手段13の動作を決定する運転決定手段14を備える。
また、制御部6は、図3に示すように、右手検知手段8が手の存在を検知している時間を測定する右タイマー手段15と、左手検知手段9が手の存在を検知している時間を測定する左タイマー手段16と、右タイマー手段15と左タイマー手段16の計測値によって運転選択手段10への通電を開始する通電決定手段12を備えている。
右タイマー手段15は、手の存在を検知することでカウントを開始するが一度右手の存在の検知を終了するとカウント値をリセットし、少なくとも連続する所定の時間を測定可能なものである。
また、左タイマー手段16も同様に手の存在を検知することでカウントを開始するが一度左手の存在の検知を終了するとカウント値をリセットし、少なくとも連続する所定の時間を測定可能なものである。
通電決定手段12は、右タイマー手段15および左タイマー手段16のカウント値をそれぞれ第一閾値17と比較して、両者が制御部6にあらかじめ記憶した第一閾値17より大きいときに運転選択手段10への通電を開始するものである。
さらに、図3に示すように制御部6は、運転選択手段10が手の存在を検知している時間を計測する風質タイマー手段18と、風質タイマー手段18の計測値から風質調節手段13の動作を切り換える運転決定手段14を備えている。
風質タイマー手段18は、運転選択手段10が手の存在を検知することでカウントを開始するが一度手の存在の検知を終了するとカウント値をリセットし、少なくとも連続する所定の時間を測定可能なものである。
運転決定手段14は、風質タイマー手段18のカウント値をあらかじめ制御部6に記憶した第二閾値19と比較して、第二閾値19よりも大きいときに風質調節手段13の動作をONからOFFに、または逆にOFFからONに交互に切り換えるものである。
また、本実施の形態の一例では、風質調節手段13はファンモータ4の回転数を低速および高速の2段階に調節可能な風量調節手段20で構成し、通電決定手段12は、風質タイマー手段18のカウント値を第二閾値19と比較した結果により、風質タイマー手段18のカウント値が第二閾値19を越えた場合に風量調節手段20を動作させ、送風装置5内に設けたファンモータ4の回転数を低速または高速に調節するかどうかを決定するものである。
また、図1に示すように本体1は、本体1正面から見て上面の奥側つまり背面側の手挿入部2の入口に選択位置報知手段21を備える。
選択位置報知手段21は一例として、LEDやLCDなどを用いて、制御部6の通電決定手段12が動作した場合には、本体1の表層面に運転選択手段10の手検知範囲を示す位置情報を表示させるものである。また、右手検知手段8および左手検知手段9のどちらも手の存在を検知せず送風開始手段11が動作を終了した場合には、通電が遮断され運転選択手段10の手検知範囲を示す位置情報の表示を終了する。
また、図2に示すように右手検知手段8と、左手検知手段9と、運転選択手段10は一例として、赤外線受発光素子や測距センサーなどを用いて、手挿入部2内の手の抜き差しを検知するものである。
上記構成において、手乾燥装置の制御動作を図3のブロック図を用いて説明する。
まず、手挿入部2に手が挿入されると、右手検知手段8または左手検知手段9により左右少なくとも一方の手の存在を検知することとなる。制御部6の送風開始手段11は、その手検知信号を受信することで動作し、送風装置5のファンモータ4を回転させることにより、手を乾燥させる。
このとき、右手検知手段8が右手の存在を検知することで、制御部6の右タイマー手段15がカウントを開始し、同様に左手検知手段9が左手の存在を検知することで、制御部6の左タイマー手段16がカウントを開始する。
そして、通電決定手段12において、右タイマー手段15および左タイマー手段16のカウント値が第一閾値17と比較した結果、第一閾値17以上となった場合には、手挿入部2の運転選択手段10および本体1上面の選択位置報知手段21への通電を開始する。
また、右手検知手段8および左手検知手段9のどちらも手の存在を検知しない場合には、制御部6の送風開始手段11からの停止信号を送風装置5に送信しファンモータ4を停止させることにより、手の乾燥を終了する。また、送風開始手段11の停止信号と連動し、手挿入部2の運転選択手段10および選択位置報知手段21への通電を遮断する。
そして、手挿入部2の運転選択手段10へ通電中に、本体1の使用者が手乾燥する空気を調節するために、左右どちらかの手を中央位置へ移動させ、運転選択手段10が移動させた手の存在を検知すると、制御部6の風質タイマー手段18がカウントを開始する。そして、運転決定手段14において、風質タイマー手段18のカウント値が第二閾値19と比較した結果、第二閾値19以上となった場合には、風質調節手段13の風量調節手段20を動作させる。風量調節手段20を動作させることにより、送風装置5のファンモータ4の回転を低速から高速へ、または高速から低速へと2段階に調節する。
以上のように、本実施の形態では、運転選択手段10を本体1正面から見て手前側で、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で、吹き出し口7は配置していない位置に配置している。
そして、通電決定手段12は、中央位置の右側および左側で検知される手に対して、右タイマー手段15および左タイマー手段16のカウント値をそれぞれ第一閾値17と比較して、両者が制御部6にあらかじめ記憶した第一閾値17より大きいときに運転選択手段10への通電を開始するものであるので、通電決定手段12が誤動作することを防止できる。
さらに、制御部6は、運転選択手段10が手の存在を検知している時間を計測する風質タイマー手段18と、風質タイマー手段18の計測値から風質調節手段13の動作を切り換える運転決定手段14を備えているので、手乾燥している手が一瞬誤って運転選択手段10の手検知範囲に入ってしまった場合や、また、電磁気ノイズなどの外乱により運転選択手段10で手が手検知範囲に存在すると誤検知した場合でも、風量調節手段20の誤動作を防止できる。
つまり、運転選択手段10の手検知範囲を示す選択位置報知手段21と手挿入部2の中央位置で右手検知手段8および左手検知手段9とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段10と、運転選択手段10からの信号を受信し送風装置5の動作を切り換えることが可能な風質調節手段13と、風質調節手段13の動作を決定する運転決定手段14を備えたことで、本体1で手乾燥中の使用者は、手を乾燥させる空気の量を風量調節手段20により切り換えたい場合には、選択位置報知手段21から得た指示情報に従い、運転選択手段10の前に手をかざすといった簡単な動作のみで実現でき、使用者自らの意思を自由に反映しつつ、快適に手乾燥を行うことができる手乾燥装置を提供することができる。
また、手挿入部2の中心位置で対面には吹き出し口7は配置しないようにして、右手検知手段8および左手検知手段9とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段10を備えているので、使用者が無意識に運転選択手段10の位置に手を移動させてしまうことも防止でき、より確実に風質を調整する操作を行うことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図4を参照しながら説明する。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し詳細な説明を簡略化する。
本発明の実施の形態2について図4を参照しながら説明する。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し詳細な説明を簡略化する。
本実施の形態では、実施の形態1の風質調節手段13の別の形態として、送風装置5から手挿入部2の吹き出し口7へと空気を送る風路の途中にヒーター22を設け、風質調節手段13内に設けたヒーター22を動作可能な風温調節手段23を備え、運転選択手段10へ通電中に、運転選択手段10が右手もしくは左手の存在を検知すると、制御部6にあらかじめ記憶しておいた第二閾値19と風質タイマー手段18のカウント値を比較した結果より、運転決定手段14は、風温調節手段23を動作させ、ヒーター22をON/OFF制御し、送風装置5から送られてくる空気を温めるかどうかを判断する。つまり、実施の形態1では、風量調節手段20により、ファンモータ4の回転数を調節して風量を切り換えていたが、本実施の形態では、風温調節手段23と、風温調節手段23により動作を切り換えるヒーター22を備えたところに特徴がある。
上記構成において、手乾燥装置の制御動作を図5のブロック図を用いて説明する。
まず、手挿入部2に手が挿入され、右手検知手段8または左手検知手段9により左右少なくとも一方の手の存在を検知した場合、制御部6の送風開始手段11はその手検知信号を受信することで動作し、送風装置5のファンモータ4を回転させることにより、手を乾燥させる。また、右手検知手段8が右手の存在を検知することで、制御部6の右タイマー手段15がカウントを開始し、同様に左手検知手段9が左手の存在を検知することで、制御部6の左タイマー手段16がカウントを開始する。そして、通電決定手段12において、右タイマー手段15および左タイマー手段16のカウント値が第一閾値17と比較した結果、第一閾値17以上となった場合には、手挿入部2の運転選択手段10および選択位置報知手段21への通電を開始する。また、右手検知手段8および左手検知手段9のどちらも手の存在を検知しない場合には、制御部6の送風開始手段11からの停止信号を送風装置5に送信しファンモータ4を停止させることにより、手の乾燥を終了する。また、送風開始手段11の停止信号と連動し、手挿入部2の運転選択手段10および選択位置報知手段21への通電を遮断する。
そして、手挿入部2の運転選択手段10へ通電中に、手乾燥装置の本体1の使用者が手乾燥する空気を調節するために、左右どちらかの手の位置を移動させ、運転選択手段10が左右どちらか移動させた方の手の存在を検知すると、制御部6の風質タイマー手段18がカウントを開始する。そして、運転決定手段14において、風質タイマー手段18のカウント値が第二閾値19と比較した結果、第二閾値19以上となった場合には、風質調節手段13の風温調節手段23を動作させる。風温調節手段23を動作させることにより、送風装置5から手挿入部2の吹き出し口7へと送られる空気を風路の途中でヒーター22をOFFからONすることで暖め、またはONからOFFすることで冷やすため、吹き出し口7から出る空気の温度を2段階に調節する。
以上のように、本実施の形態では、運転選択手段10を本体1正面から見て手前側で、本体1正面から見て手挿入部2の中央位置で、吹き出し口7は配置していない位置に配置している。
そして、通電決定手段12は、中央位置の右側および左側で検知される手に対して、右タイマー手段15および左タイマー手段16のカウント値をそれぞれ第一閾値17と比較して、両者が制御部6にあらかじめ記憶した第一閾値17より大きいときに運転選択手段10への通電を開始するものであるので、通電決定手段12が誤動作することを防止できる。
さらに、制御部6は、運転選択手段10が手の存在を検知している時間を計測する風質タイマー手段18と、風質タイマー手段18の計測値から風温調節手段23の動作を切り換える運転決定手段14を備えているので、手乾燥している手が一瞬誤って運転選択手段10の手検知範囲に入ってしまった場合や、また、電磁気ノイズなどの外乱により運転選択手段10で手が手検知範囲に存在すると誤検知した場合でも、風温調節手段23の誤動作を防止できる。
つまり、吹き出し口7の構造や、右手検知手段8と左手検知手段9と運転選択手段10と吹き出し口7の位置関係や、運転選択手段10への通電条件と風温調節手段23の動作条件に時間概念を取り入れて考慮することにより、本体1で手乾燥中の使用者は、手を乾燥させる空気の温度を風温調節手段23により切り換えたい場合には、選択位置報知手段21から得た指示情報に従い、運転選択手段10の前に手をかざすといった簡単な動作のみで実現でき、使用者自らの意思を自由に反映しつつ、快適に手乾燥を行うことができる商品を提供することができる。
本発明の手乾燥装置は、レストランやホテルなどの洗面所やトイレに設置され、また病院の手術室や調理場においても適用できる。
6 制御部
8 右手検知手段
9 左手検知手段
10 運転選択手段
11 送風開始手段
12 通電決定手段
13 風質調節手段
14 運転決定手段
15 右タイマー手段
16 左タイマー手段
17 第一閾値
18 風質タイマー手段
19 第二閾値
20 風量調節手段
21 選択位置報知手段
23 風温調節手段
8 右手検知手段
9 左手検知手段
10 運転選択手段
11 送風開始手段
12 通電決定手段
13 風質調節手段
14 運転決定手段
15 右タイマー手段
16 左タイマー手段
17 第一閾値
18 風質タイマー手段
19 第二閾値
20 風量調節手段
21 選択位置報知手段
23 風温調節手段
Claims (6)
- 本体に手挿入部と、前記手挿入部へ空気を送る送風装置と、前記送風装置から送られてきた空気を前記手挿入部に吹き出させる対面にそれぞれ前記手挿入部の中央位置で互いに挿入する手が一つ入る距離を置いて左右一つずつ並列配置した吹き出し口と、前記手挿入部に右手の存在を検知する右手検知手段および左手の存在を検知する左手検知手段と、本体の動作を制御する制御部と、前記制御部に前記右手検知手段または前記左手検知手段からの手検知信号により前記送風装置を動作させる送風開始手段と、前記手挿入部の中央位置で前記右手検知手段および前記左手検知手段とは別に左右どちらか一方の手の存在を検知できる運転選択手段と、前記制御部に前記右手検知手段および前記左手検知手段からの手検知信号を受信し前記運転選択手段への通電を開始する通電決定手段と、前記制御部に前記運転選択手段からの信号を受信し前記送風装置の動作を切り換えることが可能な風質調節手段の動作を決定する運転決定手段を備えた手乾燥装置。
- 右手検知手段が右手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な右タイマー手段と、左手検知手段が左手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な左タイマー手段を備え、通電決定手段は、前記右タイマー手段の計測値と前記左タイマー手段の計測値をそれぞれ手が挿入されたことを判定する第一閾値とを比較し、この第一閾値以上となった場合には、運転選択手段への通電を開始する請求項1に記載の手乾燥装置。
- 運転選択手段が手の存在を検知し続ける時間を計測可能で、一度検知を終了すると計測値をリセット可能な風質タイマー手段を備え、運転決定手段は、前記風質タイマー手段の計測値を第二閾値と比較して、この第二閾値以上となった場合には、風質調節手段の動作を交互にOFFまたはONへと切り換えることを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
- 送風装置には、羽根とこの羽根を回転させるファンモータとを備え、風質調節手段には、前記ファンモータの回転数を変化させる風量調節手段を備え、運転決定手段は、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となった場合には、前記風量調節手段により前記ファンモータの回転数を調節して、手挿入部へ送る空気の量を増減させる請求項1、2または3のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
- 本体は送風装置によって送風した空気を加熱するヒーターを備え、風質調節手段には、前記ヒーターを動作させる風温調節手段を備え、運転決定手段は、風質タイマー手段の計測値が第二閾値以上となった場合には、前記風温調節手段により前記ヒーターを交互にONまたはOFFし、手挿入部に送る空気の温度を調節する請求項1、2または3のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
- 本体は手挿入部の入口に運転選択手段の手検知可能な範囲を報知する選択位置報知手段を備え、通電決定手段が動作した場合には、通電開始により報知を開始し、また、送風開始手段が動作を終了した場合には、通電遮断により報知を終了することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
Priority Applications (1)
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JP2012181484A JP2014036790A (ja) | 2012-08-20 | 2012-08-20 | 手乾燥装置 |
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Cited By (1)
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2012
- 2012-08-20 JP JP2012181484A patent/JP2014036790A/ja active Pending
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