JP2014035722A - データ表示装置、方法、プログラム - Google Patents

データ表示装置、方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】膨大な件数の原データに対して所定の演算を施すことでグラフ等による図形描画をするための描画対象データを得る場合に、図形の表示を高速化する技術を提供する。
【解決手段】データ表示装置30は、時系列描画対象軌跡データ25のグラフ描画を段階的に高精度化して、逐次、段階に応じたグラフ画像をディスプレイ38へ表示する。軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24に対し、所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、グラフ描画において未抽出のデータから1件以上の計算対象のデータを抽出する。軌跡計算実行部43は、抽出されるデータに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて時系列描画対象軌跡データ25を更新する。軌跡表示制御プログラム27は、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を生成し、生成されるグラフ画像をディスプレイ38へ表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、膨大な件数のレコードを含むデータを、グラフ等の形式で図形描画して表示するためのデータ表示装置に関し、特に、表示を高速化するための技術に関する。
企業の生産活動や消費者の行動をモニタリング等するため、日々、膨大な件数のデータが蓄積されている。このようなトレンドデータ等の膨大な件数のデータの分析を容易にするため、グラフ描画等による視覚化が行われている。ただし、データの件数が多くなるとともに、グラフ等による図形描画に要する時間も長期化する。そこで、分析者がデータの概要を早期に把握するため、膨大な件数のデータの図形描画を高速化する技術が知られている。
例えば、特開2000−194416号公報(特許文献1)は、データを間引いてグラフ表示し、膨大なデータであっても高速な表示を可能にする技術を開示する。特許文献1に記載される技術では、表示対象のデータのデータ間の変化量が計算され、その変化量が許容変化量以下であれば、データの間引きが行われる。
特開2000−194416号公報
しかし、データとして蓄積される値が、そのまま図形描画の対象とはならない場合がある。例えば、複数軸のロボットアームの動作指令値を原データとして蓄積し、これらロボットアームが搬送する対象物の軌跡を描画する場合などである。この場合、原データに対して所定の演算を施すことで、グラフによる描画対象となる軌跡データを得る。このような場合、上記特許文献1の技術を適用しようとすると、まず原データに基づく演算処理を行って軌跡データを得る必要があり、この演算処理に時間を要する場合、グラフの概要が表示されるまで長時間を要する。
このように、原データに対して所定の演算を施すことでグラフ等による図形描画をするための描画対象データを得る場合に、図形の表示を高速化する技術が必要とされている。
一実施形態に従うデータ表示装置は、描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像を表示する。データ表示装置は、複数件の原データを含む原データ群を記憶する記憶部と、所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出する抽出部と、抽出部が抽出する原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成する計算実行部と、描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させる表示制御部とを含む。
好ましくは、抽出部は、グラフ描画の各段階において、前段階までに計算実行部により生成された描画対象データに基づいて、計算対象の原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、データ表示装置は、物体の軌跡のシミュレーション結果をグラフ描画してグラフ画像を表示するものであり、描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、物体の座標値を示し、描画対象データ群は、物体の各座標値からなる軌跡を示し、所定の抽出条件とは、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標値における曲率に基づくものであり、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標値における曲率を取得し、取得される曲率に基づいて原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標値における曲率が所定値以上の座標値に前後する未計算の座標値に対応する原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、描画対象データ群は、物体の各座標からなる軌跡を示し、所定の抽出条件とは、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標間の距離に基づくものであり、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標における距離を取得し、取得される距離に基づいて原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の、各座標間の距離が所定距離以上の座標間の、未計算の座標に対応する原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、描画対象データ群は、物体の各座標からなる軌跡を示し、物体は、移動可能な座標の範囲を示す稼働範囲が規定されており、所定の抽出条件とは、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標と、物体が移動可能な稼働範囲の境界との距離に基づくものであり、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標と、稼働範囲の境界との距離に基づいて原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標のうち、稼働範囲の境界との距離が所定距離以下の座標に前後する未計算の座標に対応する原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、描画対象データ群は、物体の各座標からなる軌跡を示し、所定の抽出条件とは、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標と、所定の物体とは異なる他の物体との距離に基づくものであり、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標と、他の物体の座標との距離に基づいて原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、抽出部は、計算実行部により生成された描画対象データが示す軌跡の各座標と、他の物体の座標との距離が所定距離以下の座標に前後する未計算の座標に対応する原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、原データ群の原データ、および、描画対象データ群の描画対象データは、時間情報と対応づけられる時系列のデータであり、抽出部は、所定の抽出条件として、原データの時間情報に基づいて、所定件数の原データを抽出することとしてもよい。
好ましくは、原データ群は、複数の動作軸を有する物体把持機構の、各動作軸への動作指令値の履歴を示し、描画対象データ群は、物体把持機構により把持される物体の移動の軌跡を示すこととしてもよい。
別の実施形態に従うと、描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像をデータ表示装置が表示する方法が提供される。データ表示装置は、複数件の原データを含む原データ群を記憶する記憶部を含む。この方法は、データ表示装置が、所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出するステップと、データ表示装置が、抽出される原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成するステップと、データ表示装置が、描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させるステップとを含む。
別の実施形態に従うと、描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像を表示させる処理を実行するデータ処理装置の動作を制御するためのプログラムが提供される。データ処理装置は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリは、複数件の原データを含む原データ群を記憶する。このプログラムは、プロセッサに、所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出させるステップと、抽出される原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成させるステップと、描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させるステップとを実行させる。
上記一実施形態によると、図形表示を高速化させることができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ロボット制御システム1の構成を示す機能ブロック図である。 ロボット15を示す図である。 データ表示装置30の構成を示す図である。 オフラインでバッグシステム20を構成する各機能を示す図である。 軌跡計算プログラム26の各機能を示すブロック図である。 時系列指令データ24を示す図である。 サーボドライバ・エミュレータ23がコントローラ・エミュレータ22からのサーボモータ回転量の各時刻における指令値を受けて各サーボモータを回転させた結果の一例を示す。 時系列描画対象軌跡データ25を示す図である。 エンドプレート19の動作軌跡の描画例を示す図である。 軌跡計算プログラム26の動作を示すフローチャートである。 軌跡計算プログラム26の動作例を示す図である。 エンドプレート19の軌跡の曲率に基づいて、軌跡計算対象抽出部42が原データの抽出条件を設定した場合の動作例を示す図である。 エンドプレート19の軌跡における座標間の距離に基づいて、軌跡計算対象抽出部42が原データの抽出条件を設定した場合の動作例を示す図である。 エンドプレート19の移動可能な範囲の境界付近の座標を優先するよう軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する場合の動作例を示す図である。 エンドプレート19の移動可能な範囲に配置されるオブジェクトとの境界付近の座標を優先するよう軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する場合の動作例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本実施形態のデータ表示装置は、サーボモータ14が駆動するロボット15の動作のシミュレーション結果を処理し、ロボット15の動作軌跡をグラフ等により図形描画するためのものである。まず、データ表示装置が図形描画の対象とするロボット15を含むロボット制御システム1の構成について説明する。
<1.1 ロボット制御システム1の構成>
図1は、ロボット制御システム1の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、ロボット制御システム1は、コントローラ10と、プログラミングツール11と、プログラマブルターミナル12と、サーボドライバ群13と、サーボモータ群14と、ロボット15と、を含む。
コントローラ10は、プロセッサ、メモリ等を備え、ユーザが作成するユーザプログラムに従って予め定められた処理を順に実行することで、サーボドライバ群13に含まれる各サーボドライバ(図1では、サーボドライバ13A、サーボドライバ13B、サーボドライバ13Cの3つのサーボドライバを示している)の動作を制御する。コントローラ10は、各サーボドライバの動作を制御することで、サーボドライバおよびサーボモータが駆動するロボット15の動作を制御する。例えば、ロボット15が物体の運搬用のロボットである場合、コントローラ10は、ユーザプログラムに従ってサーボドライバ13を制御することで、ロボット15による物体の運搬動作を制御する。
プログラミングツール11は、コントローラ10が実行するユーザプログラムを作成するためのデバッガである。
プログラマブルターミナル12は、コントローラ10が制御するサーボドライバ13、ロボット15等の制御結果を表示するためのディスプレイであり、コントローラ10による処理の状態、ロボット15による実際の動作、サーボドライバ13等の機材の状態などを視覚化して表示する。
サーボドライバ群13は、複数のサーボドライバ(サーボドライバ13A、サーボドライバ13B、サーボドライバ13C)を含み、コントローラ10の制御に従って、サーボモータ群14に含まれる各サーボモータへの回転量を指令する指令信号をサーボモータ14A等へ出力してサーボモータそれぞれを駆動する。
サーボモータ群14は、複数のサーボモータ(サーボモータ14A、サーボモータ14B、サーボモータ14C)を含む。各サーボモータは、ロボット15を駆動するためのモータである。サーボモータ14は、サーボドライバ13からの指令信号に従って回転駆動することで、ロボット15を駆動する。
ロボット15は、本実施形態では、複数のアームを備え、サーボモータ14の各サーボモータでこれら複数のアームを駆動して物体運搬用のエンドプレート19を駆動する。エンドプレート19は、ロボット15が運搬対象とする物体を把持するための把持部材である。
<1.2 ロボット15の構成>
次に、データ表示装置が図形描画の対象とするロボット15の詳細について、説明する。図2は、ロボット15を示す図である。図2では、ロボット制御システム1を構成するサーボモータ群14(サーボモータ14A、サーボモータ14B、サーボモータ14C)も図示している。
図2に示すように、ロボット15は、各サーボモータ(サーボモータ14A、サーボモータ14B、サーボモータ14C)が回転することで駆動される複数のアームを有している。例えば、サーボモータ14Aが駆動する第1のアームは、アーム部16Aと、関節部17Aとで構成される。同様に、サーボモータ14Bが駆動する第2のアームは、アーム部16Bと、関節部17Bとで構成され、サーボモータ14Cが駆動する第3のアームは、アーム部16Cと、関節部17Cとで構成される。各サーボモータ(サーボモータ14A、サーボモータ14B、サーボモータ14C)は、それぞれ回転駆動することで、対応する各アームを駆動する。サーボドライバ群13がサーボモータ群14の各サーボモータの駆動を制御することで、各アームの先端に結合されるエンドプレート19が3次元に駆動される。
サーボドライバ群13は、各サーボモータの回転量を指定して、サーボモータ群14の各サーボモータに対し指令信号を出力する。図2では、サーボモータ14Aの回転量をαA、サーボモータ14Bの回転量をαB、サーボモータ14Cの回転量をαCとして示す。サーボモータ回転量(αA、αB、αC)に対し、順運動学の関数を用いて演算を施すことで、図2に示すxyzの3次元座標に変換することができる。図2では、エンドプレート19の3次元座標をP(x、y、z)として示す。本実施形態のデータ表示装置は、このサーボモータ回転量(αA、αB、αC)に対し、上記のように所定の演算を施して得られるエンドプレート19の3次元座標P(x、y、z)を、グラフ描画の対象としている。
<1.3 データ表示装置30の構成>
次に、図3を用いてデータ表示装置30の構成を説明する。図3は、データ表示装置30の構成を示す図である。データ表示装置30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えてプログラムに従って動作するコンピュータシステムである。図3に示すように、データ表示装置30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD(Hard Disk Drive)34と、通信インタフェース35と、I/O(Input/Output)インタフェース36とを含む。また、データ表示装置30は、キーボード37と、ディスプレイ38と接続される。データ表示装置30は、後述するオフラインデバッグシステム20として機能することでロボット制御システム1の動作をシミュレーションし、シミュレーション結果であるエンドプレート19の動作軌跡を図形描画してディスプレイ38に表示する。
CPU31は、プログラムに従って動作することでデータ表示装置30の動作を制御する。ROM32は、データ表示装置30のシステムプログラムや、動作設定などを記憶する。RAM33は、CPU31が行う処理に用いられる記憶領域であり、HDD34からCPU31が読みだしたプログラムやデータ等がRAM33に記憶される。HDD34は、データ表示装置30が表示対象とする、膨大な件数のレコードを含むデータ(後述する時系列指令データ24等)を蓄積する。
通信インタフェース35は、データ表示装置30が外部の機器と通信するためのインタフェースである。データ表示装置30は、外部の機器との通信を行うことで、外部の機器からも、描画対象となるデータを取得する。
I/Oインタフェース36は、データ表示装置30への入力やデータ表示装置30からの出力のインタフェースである。図3に示すように、I/Oインタフェース36は、キーボード37とディスプレイ38とに接続され、ユーザがキーボード37に対して入力した情報を受け付ける。また、データ表示装置30の処理結果を、ディスプレイ38へ出力する。
キーボード37は、ユーザの操作を受け付けてデータ表示装置30へ出力するための入力装置である。ディスプレイ38は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)等であり、データ表示装置30から出力される映像信号を表示する。
次に、図4を用いて、データ表示装置30がロボット制御システム1をシミュレーションするために実行するオフラインデバッグシステム20の各機能およびデータについて、説明する。
<1.4 オフラインデバッグシステム20の構成>
図4は、オフラインデバッグシステム20を構成する各機能を示す図である。図4に示すように、オフラインデバッグシステム20は、シミュレーション制御プログラム21と、コントローラ・エミュレータ22と、サーボモータ・エミュレータ23と、時系列指令データ24と、時系列描画対象軌跡データ25とを含む。シミュレーション制御プログラム21は、軌跡計算プログラム26と、軌跡表示制御プログラム27とを含む。
オフラインデバッグシステム20は、ロボット制御システム1を構成するコントローラ10とサーボドライバ13とサーボモータ14との動作を、コントローラ・エミュレータ22およびサーボモータ・エミュレータ23の各プログラムを用いてシミュレーションする。コントローラ・エミュレータ22は、コントローラ10およびサーボドライバ13の動作を、コンピュータシステムにおいて模擬的に再現するためのエミュレータである。コントローラ・エミュレータ22は、サーボドライバ13がサーボモータ14を駆動するための指令信号の出力をエミュレートするため、サーボモータ・エミュレータ23に対し、複数のサーボモータの各回転量を指定する信号を送信する。また、コントローラ・エミュレータ22は、サーボモータ・エミュレータ23がシミュレーションするサーボモータ14の各サーボモータの駆動結果の予測値を予測フィードバック信号として受信し、受信された予測値に応じて、サーボモータ・エミュレータ23への指令信号に示す各サーボモータの回転量の指定値を決定する。コントローラ・エミュレータ22は、これら各サーボモータへの回転量の指定値の履歴を、時刻情報とともに時系列指令データ24に蓄積する。
サーボモータ・エミュレータ23は、サーボモータ14の動作を、コンピュータシステムにおいて模擬的に再現するためのエミュレータである。サーボモータ・エミュレータ23は、コントローラ・エミュレータ22から送信される、複数のサーボモータの各回転量を指定する信号を受信する。サーボモータ・エミュレータ23は、受信した信号に基づいて各サーボモータを駆動した場合の、サーボモータ14が駆動するロボット15のアームの各軸の位置および移動速度の予測値を計算し、計算された予測値を示す予測フィードバック信号をコントローラ・エミュレータ22へ送信する。
シミュレーション制御プログラム21は、コントローラ・エミュレータ22の動作を制御するための制御プログラムであり、コントローラ・エミュレータ22へ処理開始を指示することでコントローラ・エミュレータ22のシミュレーションを制御する。また、シミュレーション制御プログラム21は、コントローラ・エミュレータ22が蓄積する時系列指令データ24に基づいて、エンドプレート19の動作の軌跡を段階的に高精度化して図形描画する。
時系列指令データ24に蓄積されるデータ量が膨大になるにつれて、エンドプレート19の動作の軌跡を図形描画するために膨大なデータを扱う必要があり、図形描画が長期間化する。そこで、シミュレーション制御プログラム21は、時系列指令データ24に蓄積されるデータを所定の抽出条件に従って間引き、間引かれたデータを用いてエンドプレート19の動作軌跡の概形をまず表示する。その後、シミュレーション制御プログラム21は、エンドプレート19の動作軌跡の描画対象に用いる時系列指令データ24のデータ量を徐々に増加させることで、動作軌跡を段階的に高精度化して図形描画する。
シミュレーション制御プログラム21の軌跡計算プログラム26は、詳細は後述するが、時系列指令データ24と、所定の抽出条件とに基づいて時系列指令データ24のデータを段階的に抽出する。軌跡計算プログラム26は、この抽出結果に対して順運動学の関数を用いて演算を施すことで、エンドプレート19の3次元座標における動作軌跡のシミュレーション結果を示す時系列描画対象軌跡データ25を生成する。時系列描画対象軌跡データ25は、時刻とともにエンドプレート19の3次元座標が蓄積される。このように、図形描画の対象となる描画対象データ(本実施形態では時系列描画対象軌跡データ25)は、原データ(本実施形態では時系列指令データ24)に対し、所定の演算を施すことにより得られる。
シミュレーション制御プログラム21の軌跡表示制御プログラム27は、時系列描画対象軌跡データ25に基づいて、エンドプレート19の動作軌跡のシミュレーション結果を図形描画し、描画された画像データを、ディスプレイ38へ出力する。軌跡表示制御プログラム27は、時系列描画対象軌跡データ25が更新される都度、エンドプレート19の動作軌跡を描画し、描画によって得られる画像データをディスプレイ38へ出力する。こうすることで、エンドプレート19の動作軌跡の図形描画が段階的に高精度化してディスプレイ38に表示される。ユーザは、まずエンドプレート19の動作軌跡の概形を早期に把握でき、徐々にエンドプレート19の詳細な動作軌跡を知ることができる。
ここで、図5を用いて軌跡計算プログラム26の機能の詳細を説明する。図5は、軌跡計算プログラム26の各機能を示すブロック図である。軌跡計算プログラム26は、原データ取得部41と、軌跡計算対象抽出部42と、軌跡計算実行部43と、軌跡データ保持部44と、軌跡計算完了状態保持部45とを含む。
原データ取得部41は、複数件の原データを含む原データ群を取得する。本実施形態では、原データ取得部41は、時系列指令データ24を読みこむ。上述のように、時系列指令データ24は、時刻とともに各サーボモータへの回転量の指令値が対応づけられて記憶されている。
軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24に記憶される複数件のデータのうち、エンドプレート19の軌跡を計算するために用いるデータを、所定の抽出条件に従って抽出する。本実施形態では、抽出条件として時刻を用いる。軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24の時刻の情報をもとに、一定の時間間隔で時系列指令データ24の各データを抽出する。軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24のうち抽出対象となったデータの各時刻を出力する。
軌跡計算実行部43は、時系列指令データ24のデータのうち、軌跡計算対象抽出部42が抽出した各時刻に対応するデータを用いて順運動学の関数演算を施すことにより、エンドプレート19の3次元座標の動作軌跡を計算する。
軌跡データ保持部44は、軌跡計算実行部43の計算によって得られるエンドプレート19の3次元座標を、軌跡計算対象抽出部42で抽出される各時刻と対応づけて時系列描画対象軌跡データ25としてメモリに蓄積する。軌跡データ保持部44は、時系列描画対象軌跡データ25が更新されたことを軌跡表示制御プログラム27へ通知する。
軌跡計算完了状態保持部45は、原データ取得部41が取得する原データのうち、軌跡計算実行部43が計算対象とした原データを管理する。例えば、原データ取得部41が取得する原データ群の各原データについて、軌跡計算の対象となったか否かを対応づけて記憶する。
<データ>
図6〜8を用いて、オフラインデバッグシステム20が用いるデータ(時系列指令データ24、時系列描画対象軌跡データ25)について説明する。図6は、時系列指令データ24を示す図である。時系列指令データ24は、上述のようにコントローラ・エミュレータ22がサーボモータ・エミュレータ23に対して出力する各サーボモータの回転量の指令値の履歴を示す。
時系列指令データ24は、複数件のデータを含み、1件のデータは、時刻24Tと、回転量(αA)24Aと、回転量(αB)24Bと、回転量(αC)24Cとを含む。この1件のデータは、時刻24Tに示される時刻における、コントローラ・エミュレータ22からサーボモータ・エミュレータ23に対して出力されるサーボモータ回転量(αA、αB、αC)の指令値を示す。
図7は、サーボモータ・エミュレータ23がコントローラ・エミュレータ22からのサーボモータ回転量の各時刻における指令値を受けて各サーボモータを回転させた結果の一例を示す。図7は、横軸に時刻を示し、縦軸にサーボモータの各軸の回転量を示す。なお、図7は、縦軸に示すサーボモータの回転量を、角度(°)で示している。図7における3本の折れ線は、それぞれ、ロボット制御システム1の各サーボモータ(サーボドライバ13A、サーボドライバ13B、サーボドライバ13C)のシミュレーション結果に対応する。
図8は、時系列描画対象軌跡データ25を示す図である。時系列描画対象軌跡データ25は、上述のように軌跡計算プログラム26が時系列指令データ24に対し所定の演算を施した結果得られる、エンドプレート19の3次元座標における動作軌跡を示す。
時系列描画対象軌跡データ25は、複数件のデータを含み、1件のデータは、時刻25Tと、X座標25Xと、Y座標25Yと、Z座標25Zとを含む。この1件のデータは、時刻25Tに示される時刻における、エンドプレート19の3次元座標における位置を示す。
図9は、エンドプレート19の動作軌跡の描画例を示す図である。このように、軌跡計算プログラム26は、各サーボモータへの指令値をもとに所定の演算を施すことで、エンドプレート19の動作軌跡を算出する。
<動作>
次に、図10を用いて軌跡計算プログラム26の動作を説明する。図10は、軌跡計算プログラム26の動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、原データ取得部41は、描画対象のデータを計算するための複数件の原データからなる原データ群(本実施形態では、時系列指令データ24)をメモリから取得する。
ステップS13において、軌跡計算プログラム26は、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を初期化する。
ステップS15において、軌跡計算対象抽出部42は、所定の抽出条件に従って、原データ取得部41が取得した複数件のデータからなる原データ群から、軌跡計算実行部43が軌跡計算を実行する対象となる原データを抽出する。軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態に基づいて、未抽出の原データから抽出対象を選択する。本実施形態では、軌跡計算対象抽出部42は、原データ群からのデータ抽出回数を決定し、原データに対応づけられる時刻情報に基づいて、時刻が等間隔となるよう、また、決定された抽出回数で抽出が完了するよう原データを抽出する。
ステップS17において、軌跡計算実行部43は、軌跡計算対象抽出部42の抽出結果に従って、所定の関数演算(本実施形態では、順運動学に基づく演算)を施すことで、グラフ描画の対象となる描画対象データ群を得る。本実施形態では、描画対象データは、エンドプレート19の動作軌跡を示す軌跡データであり、軌跡計算実行部43は、軌跡計算対象抽出部42の抽出結果に従って、エンドプレート19の軌跡データの計算を実行する。
ステップS19において、軌跡データ保持部44は、軌跡計算実行部43が計算することで得られる描画対象データ(軌跡データ)を時系列描画対象軌跡データ25として保存する。軌跡計算実行部43は、計算対象とした原データについて、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を更新する。
ステップS21において、軌跡データ保持部44は、軌跡表示制御プログラム27に対し、描画対象データの更新を通知することで、描画対象データの描画を指示する。本実施形態では、軌跡データ保持部44は、軌跡表示制御プログラム27に対し、エンドプレート19の軌跡データの描画を指示する。
ステップS23において、軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45が保持する軌跡計算完了状態を参照し、原データ取得部41が取得した原データの全てを抽出したか判断する。軌跡計算対象抽出部42は、原データの全てを抽出した場合は(ステップS23:YES)処理を終了する。軌跡計算対象抽出部42は、、原データのうち、描画対象として未抽出の原データがある場合(ステップS23:NO)は、ステップS15の処理を繰り返す。
ここで、図11を用いて、本実施形態における動作例を説明する。図11は、軌跡計算プログラム26の動作例を示す図である。ステップS13において、軌跡計算プログラム26は、軌跡計算完了状態を初期化し、原データ取得部41が取得する原データ群(時系列指令データ24)の全ての原データについて、軌跡計算実行部43において計算が完了していない状態とする。軌跡計算対象抽出部42は、例えば抽出回数を3回と決定し、時系列に等間隔に原データを抽出する。
(1回目の抽出)軌跡計算対象抽出部42が時系列指令データ24から原データを抽出する1回目において、軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24の時刻24Tを参照し、時刻が等間隔となるよう3件の間隔を開けて原データを抽出する。図11に示すように、軌跡計算実行部43が1回目の抽出結果に対する軌跡計算を完了すると、軌跡計算完了状態保持部45は、軌跡計算完了状態として、原データ群の時刻「0」、「4」、「8」、・・と対応づけて、軌跡計算の対象として抽出されたことを示す値を保持する(図11では、軌跡計算の対象として抽出されたことを「1」、未抽出であることを「-」と示す)。
(2回目の抽出)軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する2回目において、軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45の軌跡計算完了状態を参照し、既に抽出済みの時刻の中間に位置する未抽出の原データを、抽出対象とする。図11の例では、軌跡計算対象抽出部42は、既に抽出済みの時刻「0」、「4」、「8」、・・の中間に位置する未抽出の原データである時刻「2」、「6」、「10」、・・の原データを抽出する。
(3回目の抽出)軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する3回目において、軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45の軌跡計算完了状態を参照し、既に抽出済みの時刻の中間に位置する未抽出の原データを、抽出対象とする。図11の例では、軌跡計算対象抽出部42は、既に抽出済みの時刻「0」、「2」、「4」、「6」、「8」、・・の中間に位置する未抽出の原データである時刻「1」、「3」、「5」、「7」、・・の原データを抽出する。軌跡計算対象抽出部42は、ステップS23において、軌跡計算完了状態保持部45が保持する軌跡計算完了状態を参照し、未抽出の原データがなければ(ステップS23:YES)、処理を終了する。
<変形例>
図12〜15を用いて、データ表示装置の変形例について説明する。
上記実施形態では、軌跡計算プログラム26の軌跡計算対象抽出部42は、時系列指令データ24からデータを抽出するための抽出条件として、時刻が等間隔となるよう原データを抽出し、この時刻に基づく抽出方法を繰り返している。これにより、時系列描画対象軌跡データ25に示されるエンドプレート19の各座標が、軌跡計算対象抽出部42の抽出の都度、時系列に等間隔に計算される。そのため、軌跡表示制御プログラム27は、エンドプレート19の動作の軌跡の全体像をまず概形として図形描画した後、エンドプレート19の座標を、時系列に沿って段階的に詳細に図形描画する。
この他にも、軌跡計算対象抽出部42が原データ群から原データを抽出するための抽出条件は、既に時系列指令データ24の一部について計算済みの時系列描画対象軌跡データ25に基づいて設定してもよい。例えば、軌跡計算対象抽出部42は、まず時系列に沿って等間隔に原データを抽出する。軌跡計算対象抽出部42は、次に原データを抽出する段階において、既に時系列描画対象軌跡データ25に蓄積されているエンドプレート19の座標の軌跡をもとに、別の抽出条件を設定してもよい。例えば、別の抽出条件として、軌跡計算対象抽出部42は、軌跡の曲率が比較的大きい座標の周辺を詳細に図形描画するよう軌跡計算対象抽出部42の抽出条件を設定してもよい。このように構成すると、1回目の軌跡計算は、原データ群からデータを間引いて計算するため、計算が短時間で完了する。これによって、ユーザは、軌跡の概形を即座に知ることができる。2回目以降の軌跡計算と軌跡描画の繰り返しによって段階的に軌跡描画の精度が上がり、最終的には全データの軌跡が表示されるため、ユーザは、詳細な軌跡を確認することができる。
<変形例1:曲率優先>
図12は、エンドプレート19の軌跡の曲率に基づいて、軌跡計算対象抽出部42が原データの抽出条件を設定した場合の動作例を示す図である。エンドプレート19の軌跡において、曲率が比較的大きい座標の周辺は、曲率が比較的小さい座標の周辺と比べると、エンドプレート19が曲線的な動きをしていることを示す。
そこで、軌跡計算対象抽出部42は、既に軌跡計算実行部43が一部の原データについて計算済みの時系列描画対象軌跡データ25を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標において、各座標に前後する座標値を用いて、各座標の曲率を算出する。軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を参照し、エンドプレート19の軌跡において曲率が所定値以上の座標の周辺座標であって、軌跡計算対象抽出部42が未抽出の座標を優先して抽出する。これにより、エンドプレート19の軌跡の図形描画において、曲率が比較的大きい座標の周辺が、早期に詳細に描かれる。曲率が比較的小さい座標の周辺は、エンドプレート19の移動が直線的である。そのため、ユーザにとってエンドプレート19の移動の軌跡を比較的予想しやすい。そこで、曲率が比較的大きい座標の周辺を優先することで、ユーザが早期にエンドプレート19の移動の詳細を把握することを容易にする。
<変形例2:座標間の距離優先>
この他に、エンドプレート19の軌跡の、座標間の距離を、軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出するための抽出条件としてもよい。図13は、エンドプレート19の軌跡における座標間の距離に基づいて、軌跡計算対象抽出部42が原データの抽出条件を設定した場合の動作例を示す図である。
図13の例では、軌跡計算対象抽出部42は、エンドプレート19の軌跡において、座標間の距離が所定距離以上の各座標に挟まれる座標を優先するよう原データを抽出する。軌跡計算対象抽出部42は、既に軌跡計算実行部43が一部の原データについて計算済みの時系列描画対象軌跡データ25を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標において、各座標に前後する座標値を用いて、各座標間の距離を算出する。軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を参照し、軌跡計算対象抽出部42が未抽出の座標であって、エンドプレート19の軌跡において座標間の距離が所定値以上の座標を優先するよう原データを抽出する。または、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標において、座標間の距離が大きいものから順に、座標間において未抽出の座標を優先するよう抽出してもよい。
こうすることで、エンドプレート19の軌跡において、エンドプレート19の移動距離が長い部分を優先して軌跡計算実行部43が軌跡を計算する。これにより、エンドプレート19の軌跡の図形描画において、既に計算済みの座標間の距離が比較的大きい部分が優先して描画される。そのため、ユーザは、早期にエンドプレート19の軌跡の全体像を把握できる。
<変形例3:稼働可能範囲の境界付近を優先>
この他に、エンドプレート19が動作可能な範囲(ワークスペース)が定義されている場合、軌跡計算対象抽出部42は、エンドプレート19の移動可能な範囲の境界付近の座標を優先するよう原データを抽出することとしてもよい。図14は、エンドプレート19の移動可能な範囲の境界付近の座標を優先するよう軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する場合の動作例を示す図である。
エンドプレート19の移動可能な範囲が3次元座標空間(xyz)で定義されている場合、軌跡計算対象抽出部42は、既に軌跡計算実行部43が一部の原データについて計算済みの時系列描画対象軌跡データ25を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標と、エンドプレート19の移動可能な範囲との距離(ワークスペースの境界との距離)を各座標について算出する。軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標とエンドプレート19の移動可能な範囲との距離が所定距離以下の座標の周辺座標であって、軌跡計算対象抽出部42が未抽出の座標を優先するよう原データを抽出する。
こうすることで、軌跡表示制御プログラム27は、エンドプレート19のワークスペースの境界付近の座標を優先して詳細に図形描画する。そのため、ユーザは、エンドプレート19がワークスペースをはみ出した座標を早期に検知することができる。
<変形例4:既知のオブジェクトとの境界付近を優先>
この他に、エンドプレート19が動作可能な範囲(ワークスペース)において、既知の物体(オブジェクト)が配置されている場合、軌跡計算対象抽出部42は、既知のオブジェクトとの距離が近い座標を優先するよう原データを抽出することとしてもよい。図15は、エンドプレート19の移動可能な範囲に配置されるオブジェクトとの境界付近の座標を優先するよう軌跡計算対象抽出部42が原データを抽出する場合の動作例を示す図である。
エンドプレート19の移動可能な範囲において、既知のオブジェクトの3次元座標空間(xyz)での座標が定義されている場合、軌跡計算対象抽出部42は、既に軌跡計算実行部43が一部の原データについて計算済みの時系列描画対象軌跡データ25を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標と、既知のオブジェクトとの距離を各座標について算出する。軌跡計算対象抽出部42は、軌跡計算完了状態保持部45に保持される軌跡計算完了状態を参照し、時系列描画対象軌跡データ25に示される各座標と既知のオブジェクトとの距離が所定距離以下の座標の周辺座標であって、軌跡計算対象抽出部42が未抽出の座標を優先するよう原データを抽出する。
こうすることで、軌跡表示制御プログラム27は、エンドプレート19と既知のオブジェクトとの境界付近の座標を優先して詳細に図形描画する。そのため、ユーザは、エンドプレート19と既知のオブジェクトとの干渉チェックを早期に実施することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ロボット制御システム、10 コントローラ、11 プログラミングツール、12 プログラマブルターミナル、13 サーボドライバ、14 サーボモータ、15 ロボット、16 アーム部、17 関節部、19 エンドプレート、20 オフラインデバッグシステム、21 シミュレーション制御プログラム、22 コントローラ・エミュレータ、23 サーボモータ・エミュレータ、24 時系列指令データ、25 時系列描画対象軌跡データ、26 軌跡計算プログラム、27 軌跡表示制御プログラム、30 データ表示装置、31 CPU、32 ROM、33 RAM、34 HDD、35 通信インタフェース、36 I/Oインタフェース、37 キーボード、38 ディスプレイ、41 原データ取得部、42 軌跡計算対象抽出部、43 軌跡計算実行部、44 軌跡データ保持部、45 軌跡計算完了状態保持部。

Claims (14)

  1. 描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像を表示するためのデータ表示装置であって、
    複数件の原データを含む原データ群を記憶する記憶部と、
    所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、前記原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出する原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成する計算実行部と、
    前記描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させる表示制御部とを含む、
    データ表示装置。
  2. 前記抽出部は、グラフ描画の各段階において、前段階までに前記計算実行部により生成された描画対象データに基づいて、計算対象の原データを抽出する、
    請求項1記載のデータ表示装置。
  3. 前記データ表示装置は、物体の軌跡のシミュレーション結果をグラフ描画してグラフ画像を表示するものであり、
    前記描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、物体の座標値を示し、
    前記描画対象データ群は、物体の各座標値からなる軌跡を示し、
    前記所定の抽出条件とは、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標値における曲率に基づくものであり、
    前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標値における曲率を取得し、取得される前記曲率に基づいて前記原データを抽出する、
    請求項2記載のデータ表示装置。
  4. 前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標値における曲率が所定値以上の座標値に前後する未計算の座標値に対応する原データを抽出する、
    請求項3記載のデータ表示装置。
  5. 前記描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、
    前記描画対象データ群は、当該物体の各座標からなる軌跡を示し、
    前記所定の抽出条件とは、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標間の距離に基づくものであり、
    前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標における距離を取得し、取得される前記距離に基づいて前記原データを抽出する、
    請求項2記載のデータ表示装置。
  6. 前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の、各座標間の距離が所定距離以上の座標間の、未計算の座標に対応する原データを抽出する、
    請求項5記載のデータ表示装置。
  7. 前記描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、
    前記描画対象データ群は、当該物体の各座標からなる軌跡を示し、
    前記物体は、移動可能な座標の範囲を示す稼働範囲が規定されており、
    前記所定の抽出条件とは、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標と、前記物体が移動可能な前記稼働範囲の境界との距離に基づくものであり、
    抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標と、前記稼働範囲の境界との距離に基づいて前記原データを抽出する、
    請求項2記載のデータ表示装置。
  8. 前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標のうち、前記稼働範囲の境界との距離が所定距離以下の座標に前後する未計算の座標に対応する原データを抽出する、
    請求項7記載のデータ表示装置。
  9. 前記描画対象データ群に含まれる描画対象データ各々は、所定の物体の座標を示し、
    前記描画対象データ群は、当該物体の各座標からなる軌跡を示し、
    前記所定の抽出条件とは、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標と、前記所定の物体とは異なる他の物体との距離に基づくものであり、
    前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標と、前記他の物体の座標との距離に基づいて前記原データを抽出する、
    請求項2記載のデータ表示装置。
  10. 前記抽出部は、前記計算実行部により生成された描画対象データが示す前記軌跡の各座標と、前記他の物体の座標との距離が所定距離以下の座標に前後する未計算の座標に対応する原データを抽出する、
    請求項9記載のデータ表示装置。
  11. 前記原データ群の原データ、および、前記描画対象データ群の描画対象データは、時間情報と対応づけられる時系列のデータであり、
    前記抽出部は、前記所定の抽出条件として、前記原データの時間情報に基づいて、所定件数の原データを抽出する、
    請求項1記載のデータ表示装置。
  12. 前記原データ群は、複数の動作軸を有する物体把持機構の、各動作軸への動作指令値の履歴を示し、
    前記描画対象データ群は、前記物体把持機構により把持される物体の移動の軌跡を示す、
    請求項1記載のデータ表示装置。
  13. 描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像をデータ表示装置が表示する方法であって、
    前記データ表示装置は、複数件の原データを含む原データ群を記憶する記憶部を含み、
    前記方法は、
    前記データ表示装置が、所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、前記原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出するステップと、
    前記データ表示装置が、前記抽出される原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成するステップと、
    前記データ表示装置が、前記描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させるステップとを含む、
    方法。
  14. 描画対象データ群のグラフ描画を段階的に高精度化して、段階に応じたグラフ画像を表示させる処理を実行するデータ処理装置の動作を制御するためのプログラムであって、
    前記データ処理装置は、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリは、複数件の原データを含む原データ群を記憶し、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    所定の抽出条件に従って、グラフ描画の各段階において、前記原データ群から1件以上の計算対象の原データを抽出させるステップと、
    前記抽出される原データに対し、所定の関数演算を施すことにより、グラフ描画の段階に応じて1件以上の描画対象データを生成させるステップと、
    前記描画対象データに基づいて、グラフ描画の段階に応じたグラフ画像を表示部に表示させるステップとを実行させる、
    プログラム。
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