JP2014035227A - 荷重センサ - Google Patents

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章人 豊田
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Abstract

【課題】低荷重領域の荷重の判別精度を向上させることができる荷重センサを提供する。
【解決手段】荷重センサは、有機トランジスタ21が形成された半導体層20の上に、硬い第1感圧導電ゴムシート31及び軟らかい第2感圧導電ゴムシート32が順に積層されている。また、荷重センサは、硬い第1感圧導電ゴムシート31に電気的に並列接続された並列抵抗33を備えている。第1感圧導電ゴムシート31及び第2感圧導電ゴムシート32は印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する。そして、各ゴムシート31、32はそれぞれ硬さが異なるので、各ゴムシート31、32と並列抵抗33の合成抵抗値は荷重の大きさに対して二段階で変化する。このため、合成抵抗値が変化する値に閾値を設定することで、なぞりと押込を確実に検出できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する感圧導電ゴムシートを備えた荷重センサに関する。
従来より、有機トランジスタとこの有機トランジスタの上に配置された感圧導電ゴムシートとを備えたフレキシブル検知装置が、例えば特許文献1で提案されている。
このフレキシブル検知装置は、例えば荷重の検出に用いることができる。この場合、感圧導電ゴムシートに印加される荷重の大きさに応じて感圧導電ゴムシートの抵抗値が変化することを利用する。したがって、感圧導電ゴムシートに印加された荷重の大きさに応じた電流が有機トランジスタに流れるので、この電流の大きさに基づいて荷重の大きさを検知することができる。
特開2005−150146号公報
しかしながら、上記従来の技術では、感圧導電ゴムシートの印加荷重−抵抗の特性に起因して有機トランジスタの出力電流が図5のR1のように低荷重で急激に変化して低抵抗化し低抵抗化した後はすばやく飽和するので、荷重の変化を多段階で検出することが困難になってしまう。
具体的には、例えばフレキシブル検知装置が画面のタッチパネルの操作画面に用いられる操作系HMI(Human Machine Interface)として用いられる場合、ユーザは指で画面をなぞったり、押し込んだりすることになる。従来の方法を用いた場合、感圧導電ゴムシートの抵抗が低荷重で急激に変化し、すばやく飽和するため、ユーザが指で画面をなぞる場合(以下、「なぞり」という。)の検出電圧と、押し込む場合(以下、「押込」という)の検出電圧の差が小さくなり(図6の上段グラフ)、ユーザの操作がなぞりなのか押込なのかの判別が困難になる。
そこで、なぞりを検出するスイッチと押込を検出するスイッチとの2個のスイッチを、荷重の掛かる方向に並べた構成が考えられる。この構成では、荷重を受けるスイッチ端子が荷重の掛かる方向に移動することで、スイッチ端子がなぞり用のスイッチのスイッチ板と押込用のスイッチのスイッチ板のいずれか一方に接触する構成である。このように、なぞりと押込の検出手段を分離することで、なぞりと押込の判別が確実になる。
しかし、2つのスイッチのスイッチ板の間には物理的な隙間がある。このため、荷重を受けたスイッチ端子が2つのスイッチ板の間に位置するとき、いずれのスイッチも反応しないので、荷重を検出することができない。すなわち、2個のスイッチを用いた構成では、抵抗値が取れない区間すなわち不感帯が存在し、そもそも荷重を連続的に検出することができないという問題があった。
なお、スイッチ端子が2つのスイッチ板の隙間に位置する場合、その後の押し込み方向がなぞりの方向なのか押込の方向なのかがわからない。このため、荷重に応じた処理の準備ができず、高速処理ができない。
本発明は上記点に鑑み、低荷重領域の荷重の判別精度を向上させることができる荷重センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する第1感圧導電ゴムシート(31)と、第1感圧導電ゴムシート(31)の上層または下層に配置されると共に第1感圧導電ゴムシート(31)に電気的に直列接続され、第1感圧導電ゴムシート(31)とは硬さが異なり、印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する第2感圧導電ゴムシート(32)と、を備えている。
また、第1感圧導電ゴムシート(31)及び第2感圧導電ゴムシート(32)のうちの硬いゴムシートに電気的に並列接続された並列抵抗(33)を備えている。
さらに、第1感圧導電ゴムシート(31)、第2感圧導電ゴムシート(32)、及び並列抵抗(33)の合成抵抗値に基づき、荷重の大きさに応じた検出信号を出力する検出手段(21、60)を備えていることを特徴とする。
これによると、硬さが異なる2つの感圧導電ゴムシート(31、32)の抵抗値の変化によって合成抵抗値が二段階で変化するので、合成抵抗値が変化する荷重領域に閾値を設けることができる。すなわち、検出したい荷重領域に応じた閾値を設定できるので、荷重の種類を高精度で検出することができる。したがって、なぞり、押し込みの判別精度を向上させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の断面図である。 図1に示す荷重センサの等価回路図である。 有機トランジスタへの選択信号、押下力、及び検出電圧V4の各信号波形を示した図である。 有機トランジスタのVds−Idの特性図である。 押下力に対する抵抗値の変化を示した図である。 力と検出電圧V4との関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1に示されるように、荷重センサは、基板10と、半導体層20と、感圧導電ゴム部30と、不導体フィルム40と、が積層されて構成されている。このうち、基板10は、シリコン基板、やガラス基板や、樹脂基板等である。
半導体層20は、有機トランジスタ21が形成された層である。具体的には、基板10の上にゲート電極22が形成されており、ゲート絶縁膜23がこのゲート電極22を覆うように基板10の上に形成されている。また、ゲート絶縁膜23の上に離間してドレイン電極24とソース電極25が形成されている。このドレイン電極24とソース電極25との間に有機材料の有機半導体部26が設けられ、ドレイン電極24、ソース電極25、及び有機半導体部26を覆う保護膜27が形成されている。
保護膜27には当該保護膜27を貫通してソース電極25に接触するビア28が設けられており、このビア28は保護膜27の上に形成された第1電極29と電気的に接触している。すなわち、ソース電極25は、ビア28を介して第1電極29に電気的に接続されている。
感圧導電ゴム部30は、半導体層20の上に配置された第1感圧導電ゴムシート31と、この第1感圧導電ゴムシート31の上に配置された第2感圧導電ゴムシート32と、を備えて構成されている。第1感圧導電ゴムシート31は第1電極29を覆うように保護膜27の上に配置されている。
この感圧導電ゴム部30は、印加される荷重に応じて厚みが変化すると共に厚みに応じて抵抗値が変化する。すなわち、第1感圧導電ゴムシート31の厚みと第2感圧導電ゴムシート32の厚みがそれぞれ変化することで、感圧導電ゴム部30の合成抵抗値が変化する。後で説明するが、この合成抵抗値に基づいて荷重の大きさが検出される。
第1感圧導電ゴムシート31は、第2感圧導電ゴムシート32よりも硬いゴムシートである。また、各ゴムシート31、32は、シリコーンにグラファイトが添加されて形成されたものである。これら各ゴムシート31、32の厚みは例えば0.5mmである。
さらに、感圧導電ゴム部30は、各ゴムシート31、32の接触面と上述の第1電極29との間に接続された並列抵抗33を有している。つまり、並列抵抗33は、硬い第1感圧導電ゴムシート31に電気的に並列接続されている。なお、図1では、並列抵抗33の等価回路のみを示しているが、実際には基板10上の所定の領域に配線抵抗として形成されている。
第2感圧導電ゴムシート32の上には第2電極34が形成されている。この第2電極34は図示しない電源に接続されている。
不導体フィルム40は第2電極34の上に形成された保護フィルムである。この不導体フィルムは、第2電極34から下層の構造を例えばユーザの指から保護する役割を果たす。
以上が、本実施形態に係る荷重センサの構成である。なお、荷重センサには、有機トランジスタ21に流れる電流を検出するための図示しない電流検出用抵抗も基板10上の所定の領域に形成されている。また、有機トランジスタ21及び電流検出用抵抗は感圧導電ゴム部30のうちの最下層の第1感圧導電ゴムシート31のさらに下層に位置している。
次に、図1の荷重センサの等価回路について図2及び図3を参照して説明する。図2に示されるように、電源50とグランド51との間には、電源50側から軟らかい第2感圧導電ゴムシート32、硬い第1感圧導電ゴムシート31、有機トランジスタ21、電流検出用抵抗60が直列接続されている。
また、硬い第1感圧導電ゴムシート31には、並列抵抗33が並列接続されている。有機トランジスタ21のゲートには外部から選択信号が入力されるようになっている。図3に示されるように、選択信号はVs[V]の矩形波である。選択信号が0[V]のときに、有機トランジスタ21がONする。
ここで、電源50の電圧をVdd、軟らかい第2感圧導電ゴムシート32の抵抗値をR1、硬い第1感圧導電ゴムシート31の抵抗値をR2、並列抵抗33の抵抗値をR3、電流検出用抵抗60の抵抗値をR4とする。また、R1、R2、及びR3の合成抵抗値をRmとする。さらに、有機トランジスタ21と電流検出用抵抗60との間の電圧をV4とする。
このような回路構成によると、有機トランジスタ21がONしている間に、各ゴムシート31、32がユーザの指等によって押されると、図3に示されるように押下力が0[gf]から上昇する。そのとき、図3に示されるようにV4が変化する。したがって、このV4の電圧値で押下力を検出する。これが、図2の等価回路の基本的な動作である。
次に、図2の等価回路の具体的な動作について説明する。まず、各要素の電圧・電流の関係は以下のようになっている。
有機トランジスタ21のゲート−ソース間の電圧をVgsとすると、Vgs=Vs−Vg=Vdd−Id×R4−Vgと表される。Vsは有機トランジスタ21のソース電圧、Vgはゲート電圧、Idはドレイン電流である。また、検出電圧であるV4は、V4=Id×R4と表される。
有機トランジスタ21のソース−ドレイン間の電圧をVdsとすると、Vds=Vs−Vd=Vdd−Id×(Rm+R4)と表される。Vdはドレイン電圧である。
そして、図4のVds−Idの関係によると、Vgs=Vgs1[V]、Vgs2[V]、Vgs3[V](ただし、Vgs1<Vgs2<Vgs3)のときのドレイン電流Idはソース−ドレイン間電圧Vdsが大きくなるとそれぞれ飽和する特性となっている。この特性では、Idの値は傾きが−1/(Rm+R4)で変化する線形の直線で決まる。ソース−ドレイン間電圧Vdsの軸の切片はVddである。
感圧導電ゴム部30が押下されない場合、各ゴムシート31、32の厚みはそれぞれ変化しないので、合成抵抗値Rmは変化せずにRm+R4の値は最大値である。一方、感圧導電ゴム部30が押下され、合成抵抗値Rmが小さい値に変化すると、−1/(Rm+R4)の分母が小さくなって線形の直線の傾きが大きくなり、ひいてはIdが大きな値となる。すなわち、合成抵抗値Rmが大きい値から小さい値に変化すると、ドレイン電流Idが小さい値から大きい値に変化すると共に検出電圧V4が小さい値から大きい値に変化する。
感圧導電ゴム部30の合成抵抗値Rmは、図5に示されるように、各ゴムシート31、32の各抵抗値R1、R2の変化に基づいた抵抗値として変化する。なお、並列抵抗33及び電流検出用抵抗60の抵抗値をそれぞれ例えば100kΩとしている。
具体的には、図5に示されるように、軟らかい第2感圧導電ゴムシート32の抵抗値R1は、第2感圧導電ゴムシート32そのものが軟らかいので小さな押下力で抵抗値が急激に減少する。一方、硬い第1感圧導電ゴムシート31の抵抗値R2は、小さな押下力では厚みが変化しにくいため、小さな押下力の範囲では抵抗値の変化は小さい。しかし、押下力がある程度大きくなると、硬い第1感圧導電ゴムシート31の厚みが小さくなっていくので、これに伴って抵抗値R2も小さくなっていく。
そして、合成抵抗値Rmは図5のように変化するR1及びR2に基づき、押下力が小さい領域では急激に減少するが、その後の押下力の増加に対して合成抵抗値Rmはあまり変化せず、さらに押下力が増加すると再び合成抵抗値Rmが減少する。さらに押下力が大きい領域では合成抵抗値Rmはあまり変化しない。つまり、合成抵抗値Rmは、押下力の大きさに対し、二段階で抵抗値が変化する。これを利用して、ユーザが不導体フィルム40をなぞっているのか押し込んでいるのかを判定する。これについて、図6を参照して説明する。
まず、図6の上段の図は、感圧導電ゴム部30を軟らかい第2感圧導電ゴムシート32のみで構成した場合の力と検出電圧V4との関係を示している。合成抵抗値Rmが軟らかいゴム単一の厚みで決まるので、ユーザが指で感圧導電ゴム部30を押し込むと容易に厚みが変化する。したがって、概ね1000[gf]がなぞりと押込の境界としたとき、この範囲ではユーザが不導体フィルム40をなぞっているのか押し込んでいるのかの区別が付かない。
また、図6の中段の図は、感圧導電ゴム部30を硬い第1感圧導電ゴムシート31のみで構成した場合の力と検出電圧V4との関係を示している。合成抵抗値Rmが硬いゴム単一の厚みで決まるので、ユーザが指で感圧導電ゴム部30を押し込んでも容易に厚みが変化しない。したがって、ユーザが不導体フィルム40をなぞっていても、100[g]以下の力でなぞっている場合、押していないときとの電圧変化がほとんどない。したがって、なぞりを検出する下限の閾値を0.25[V]とした場合、100[gf]以下の力でなぞった場合には、なぞりを検出できない。より低い力の場合でもなぞりを検出するために、0.25[V]より低い値をなぞりを検出する下限の閾値とすることもできるが、閾値を低く設定するとノイズなどで、触っていないときになぞりを検出するなど、ノイズに弱くなる。
これらに対し、図6の下段の図は、感圧導電ゴム部30を硬い第1感圧導電ゴムシート31と軟らかい第2感圧導電ゴムシート32とを積層し、第1感圧導電ゴムシート31に並列に並列抵抗33を挿入して構成した場合の力と検出電圧V4との関係を示している。すなわち、検出電圧V4は合成抵抗値Rmに基づいて荷重の大きさに応じた電圧信号を示している。
上述の図5のように、合成抵抗値Rmは力の大きさに対して二段階で変化するため、図6に示すように抵抗値が変化する荷重領域に2つの閾値の設定することができる。例えば、なぞりを検出する第1閾値を0.25[V]とし、押込を検出する第2閾値を2.45[V]としている。検出電圧V4がこれらの閾値を超えると、なぞり又は押込のいずれかを判定することができる。なぞりと押込の判定は、荷重センサの検出電圧V4をモニタする図示しない制御装置等が行う。
図6の下段の図のように、合成抵抗値Rmが単一のゴムシートではなく、硬さが異なるゴムシート31、32で変化するので、なぞりを検出するための検出電圧V4と、押込を検出するための検出電圧V4と、を明確に区別することができる。このため、なぞりと押込をそれぞれ検出するための閾値を2つ設けることができ、なぞりと押込をそれぞれ精度良く検出することができる。つまり、制御装置等によりなぞりと押込をそれぞれ精度良く判別できるようにすることができる。
そして、本実施形態に係る荷重センサを用いることにより、当該荷重センサを利用した制御装置の高速処理が可能となる。すなわち、ユーザは例えば画面を指でなぞることでカーソルを動かして自分の希望のボタンを選択するという操作を行う場合、なぞりを検出してカーソルの位置を把握することで制御装置がユーザの次の動作を予測することが可能となる。これにより、ユーザがなぞりから押込動作を行ったときに制御装置において必要な処理があれば、制御装置がその処理の準備を予め行うことができるので、制御装置は高速処理を行うことができるという利点もある。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、有機トランジスタ21及び電流検出用抵抗60が特許請求の範囲の「検出手段」に対応する。また、検出電圧V4の電圧信号が特許請求の範囲の「検出信号」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図7に示されるように有機トランジスタ21が基板10上に複数形成されている。これにより、荷重センサの分解能が向上する。
そして、第1感圧導電ゴムシート31は、複数の有機トランジスタ21毎すなわち分解能に応じた平面サイズに分離されている。「分離」とは、第1感圧導電ゴムシート31が物理的に分割された状態である。分離された各第1感圧導電ゴムシート31は隣同士が互いに接触している。なお、軟らかい第2感圧導電ゴムシート32は分解能に関係なく1枚のゴムシートになっている。
このような構成により、1つの有機トランジスタ21に対応した第1感圧導電ゴムシート31が隣の有機トランジスタ21に対応した第1感圧導電ゴムシート31と一体的に繋がっていない。このため、隣同士の第1感圧導電ゴムシート31が連動して動きにくくなる。したがって、1つの有機トランジスタ21が隣の有機トランジスタ21の上方に位置する第1感圧導電ゴムシート31の厚みの影響を受けないで検出電圧V4を出力することができ、ひいてはなぞりまたは押込の判定精度を向上させることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された荷重センサの構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、第1感圧導電ゴムシート31と第2感圧導電ゴムシート32との間には、並列抵抗33に接続される電極層が設けられていても良い。
また、各ゴムシート31、32は、どちらが上層に位置していても良い。さらに、感圧導電ゴム部30は上述の2層に限らず、硬さが異なる感圧導電ゴムシートが3層以上で構成されていても良い。これにより、押下力に対する合成抵抗値Rmを三段階で変化させることができ、よりなぞりと押込の高精度な判定が可能となる。このように、感圧導電ゴム部30は、少なくとも硬さが異なる感圧導電ゴムシートが2層積層されていれば良い。もちろん、各ゴムシートが3層以上であっても、各ゴムシートの間に電極層がそれぞれ設けられていても良い。
第2実施形態では、最下層の第1感圧導電ゴムシート31を分解能に応じて複数に分離した構成が示されたが、上層の第2感圧導電ゴムシート32も分解能に応じて複数に分離しても構わない。これにより、第2実施形態で得られる効果をさらに向上できる。
21 有機トランジスタ(検出手段)
31 第1感圧導電ゴムシート
32 第2感圧導電ゴムシート
33 並列抵抗
60 電流検出用抵抗(検出手段)

Claims (3)

  1. 印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する第1感圧導電ゴムシート(31)と、
    前記第1感圧導電ゴムシート(31)の上層または下層に配置されると共に前記第1感圧導電ゴムシート(31)に電気的に直列接続され、前記第1感圧導電ゴムシート(31)とは硬さが異なり、印加される荷重の大きさに応じて抵抗値が変化する第2感圧導電ゴムシート(32)と、
    前記第1感圧導電ゴムシート(31)及び前記第2感圧導電ゴムシート(32)のうちの硬いゴムシートに電気的に並列接続された並列抵抗(33)と、
    前記第1感圧導電ゴムシート(31)、前記第2感圧導電ゴムシート(32)、及び前記並列抵抗(33)の合成抵抗値に基づき、前記荷重の大きさに応じた検出信号を出力する検出手段(21、60)と、
    を備えていることを特徴とする荷重センサ。
  2. 前記検出手段(21、60)は、前記第1感圧導電ゴムシート(31)及び前記第2感圧導電ゴムシート(32)のうち最下層に位置するゴムシートの下層に位置し、
    前記第1感圧導電ゴムシート(31)及び前記第2感圧導電ゴムシート(32)のうち最下層に位置するゴムシートは、前記検出手段(21、60)の分解能に応じた大きさに分離されていることを特徴とする請求項1に記載の荷重センサ。
  3. 前記第2感圧導電ゴムシート(32)は、前記第1感圧導電ゴムシート(31)よりも硬い感圧導電ゴムシートであると共に、前記第1感圧導電ゴムシート(31)の上層に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の荷重センサ。
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