JP2014034158A - マンドレル、樹脂管の製造装置および樹脂管の製造方法 - Google Patents

マンドレル、樹脂管の製造装置および樹脂管の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂管の内周面の平滑化を図ることが可能なマンドレルを提供する。
【解決手段】マンドレル3は、樹脂管の製造工程において樹脂管の内周面を冷却するものであって、円柱状に形成された本体部31を備える。そして、本体部31の外周面31dには、冷却媒体が流される螺旋状の溝部32が形成され、溝部32は、本体部31の外周面31dを周方向において1周するように形成されている、さらに、溝部32は、本体部31の周方向に間隔を隔てて複数設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂管の製造工程において樹脂管の内周面を冷却するマンドレル、そのマンドレルを備える樹脂管の製造装置、および、そのマンドレルを用いた樹脂管の製造方法に関する。
従来、溶融樹脂を押し出す押出機と、押出機から供給される溶融樹脂を樹脂管に成形するサーキュラダイと、サーキュラダイにより成形された樹脂管の内周面を冷却するマンドレルとを備えた樹脂管の製造装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
押出機は、熱可塑性樹脂(たとえば、塩化ビニル樹脂)が投入されるホッパーと、ホッパーに投入された熱可塑性樹脂が溶融されるシリンダと、シリンダ内の溶融樹脂をサーキュラダイに押し出すスクリューと、シリンダ内に発泡剤を入れるためのベント部とを含んでいる。
サーキュラダイは、外ダイと、外ダイの内側に配置された内ダイと、外ダイと内ダイとの間に形成された円筒状のランドとを含んでいる。このサーキュラダイでは、押出機から供給される溶融樹脂がランドを流れることにより樹脂管が成形される。
マンドレルは、サーキュラダイの内ダイに取り付けられている。また、マンドレルの外周面には、冷却媒体供給用溝部と、冷却媒体排出用溝部と、冷却媒体供給用溝部と冷却媒体排出用溝部とを連結する複数の連結溝部とが形成されている。冷却媒体供給用溝部および冷却媒体排出用溝部は、周方向に沿って延びるように環状に形成されるとともに、下流側(樹脂管の押出方向側)に配置されている。複数の連結溝部は、周方向に所定の間隔を隔てて設けられるとともに、押出方向に対して傾斜するように設けられている。
そして、このマンドレルでは、冷却媒体供給用溝部から連結溝部を介して冷却媒体排出用溝部に冷却媒体が流れるようにされており、押出方向に摺動する樹脂管の内周面をその冷却媒体によって冷却する。
特開2011−42121号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の樹脂管の製造装置では、たとえば、膨張黒鉛を含む塩化ビニル樹脂により樹脂管を製造した場合に、樹脂管の内周面の平滑性を十分に得ることが困難であるという問題点がある。これは、成形時の熱履歴やスクリューでのせん断発熱の影響などにより、膨張黒鉛内の硫酸が揮発するためであると考えられる。なお、膨張黒鉛を含む塩化ビニル樹脂により形成される樹脂管は、火災などが発生した場合に膨張して管を閉塞するように構成されており、耐火用として用いられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、樹脂管の内周面の平滑化を図ることが可能なマンドレル、樹脂管の製造装置および樹脂管の製造方法を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明によるマンドレルは、樹脂管の製造工程において樹脂管の内周面を冷却するマンドレルであって、円柱状に形成された本体部を備える。そして、本体部の外周面には、冷却媒体が流される螺旋状の第1溝部が形成され、第1溝部は、本体部の外周面を周方向において少なくとも1周するように形成されている。
このように構成することによって、第1溝部を流れる冷却媒体により、樹脂管の内周面の周方向における全体を冷却することができるので、樹脂管の内周面の冷却箇所にばらつきが生じるのを抑制することができる。これにより、樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
上記マンドレルにおいて、第1溝部は、本体部の周方向に間隔を隔てて複数設けられていてもよい。
このように構成すれば、樹脂管の内周面の冷却を十分に行うことができるので、樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
上記マンドレルにおいて、本体部の外周面には、第1溝部の一方端部と連通される環状の第2溝部が形成され、第1溝部の他方端部には、冷却媒体が供給される供給孔が形成され、第2溝部には、冷却媒体が排出される排出孔が形成されていてもよい。
このように構成すれば、一方端部側から他方端部側に樹脂管を摺動させることにより、樹脂管の進行方向と冷却媒体の進行方向とを互いに向き合うようにすることができるので、樹脂管の内周面に冷却媒体を接触(衝突)させやすくすることができる。
この場合において、本体部の外周面には、第1溝部の他方端部と離間するように環状の第3溝部が形成され、第3溝部には、樹脂管の内周面に残留した冷却媒体を吸引するための吸引孔が形成されていてもよい。
このように構成すれば、樹脂管の内周面に冷却媒体が残留するのを抑制することができる。
上記マンドレルにおいて、本体部の外周面を覆うように形成された筒状のカバーをさらに備えていてもよい。
このように構成すれば、樹脂管の内周面に冷却媒体が接触しないので、樹脂管の内周面に冷却媒体が残留しないようにすることができる。
上記マンドレルにおいて、樹脂管は、熱膨張剤を含む塩化ビニル樹脂により形成されていてもよい。
このように構成すれば、耐火用の樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
また、本発明による樹脂管の製造装置は、溶融樹脂を押し出す押出機と、押出機から供給される溶融樹脂を樹脂管に成形するサーキュラダイと、サーキュラダイにより成形された樹脂管の内周面を冷却するマンドレルとを備える。そして、マンドレルは、上記したいずれかのマンドレルである。
このように構成することによって、マンドレルにより樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
また、本発明による樹脂管の製造方法は、押出機により溶融樹脂を押し出す工程と、サーキュラダイにより押出機から供給される溶融樹脂を樹脂管に成形する工程と、上記したいずれかのマンドレルにより、サーキュラダイにより成形された樹脂管の内周面を冷却する工程とを備える。
このように構成することによって、マンドレルを用いて樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
本発明のマンドレル、樹脂管の製造装置および樹脂管の製造方法によれば、樹脂管の内周面の平滑化を図ることができる。
本発明の第1実施形態による樹脂管の製造装置を示した概略構成図である。 図1のマンドレルを示した断面図である。 図2のマンドレルを示した斜視図である。 図3のマンドレルを示した平面図である。 本発明の第2実施形態によるマンドレルを示した断面図である。 図5のマンドレルを示した斜視図である。 図6のマンドレルを示した平面図である。 本発明の第3実施形態によるマンドレルを示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
−構成−
まず、図1〜図4を参照して、第1実施形態による樹脂管の製造装置100の構成について説明する。
樹脂管の製造装置100は、図1に示すように、押出機1と、サーキュラダイ2と、マンドレル3と、水槽4と、引出機5とを備え、これらが製造工程における上流側(X1方向側)から下流側(X2方向側)へと順に配置されている。この樹脂管の製造装置100は、膨張黒鉛を含む塩化ビニル樹脂により樹脂管150を製造可能に構成されている。なお、膨張黒鉛を含む塩化ビニル樹脂により形成される樹脂管150は、火災などが発生した場合に膨張して管を閉塞するように構成されており、耐火用として用いられる。
押出機1は、熱可塑性樹脂および熱膨張剤などの添加剤が投入されるホッパー11と、ホッパー11に投入された熱可塑性樹脂が溶融されるシリンダ12と、シリンダ12内の溶融樹脂をサーキュラダイ2に押し出すスクリュー(図示省略)とを含んでいる。なお、たとえば、熱可塑性樹脂は塩化ビニル樹脂であり、熱膨張剤は膨張黒鉛である。
サーキュラダイ2は、図2に示すように、外ダイ21と、外ダイ21の内側に配置された内ダイ22と、外ダイ21と内ダイ22との間に形成された円筒状のランド23とを含んでいる。なお、外ダイ21および内ダイ22は、図示省略したスパイダ(ブリッジ)により連結されている。このサーキュラダイ2では、押出機1から供給される溶融樹脂がランド23を流れることにより樹脂管150が成形される。
マンドレル3は、内ダイ22に取り付けられており、樹脂管150を拡径するとともに、樹脂管150の内周面を内側から冷却する機能を有する。このマンドレル3は、図3および図4に示すように、円柱状に形成された本体部31を含んでいる。この本体部31は、たとえば、ステンレス鋼、黄銅、銅またはアルミニウムなどにより形成されている。
本体部31は、小径部31aと拡径部31bと大径部31cとにより構成される外周面31dを有する。なお、大径部31cは小径部31aおよび拡径部31bよりも軸方向(X1およびX2方向)における長さが大きく、外周面31dにおいて大径部31cが大部分を占めている。
本体部31の外周面31dには、冷却媒体(たとえば、水)が流される螺旋状の溝部32が形成されている。螺旋状の溝部32は、外周面31dを周方向において1周するように形成されるとともに、周方向に間隔(90度)を隔てて4本設けられている。また、螺旋状の溝部32は、後述する溝部35が形成される領域を除き、外周面31dの大径部31cの軸方向における略全域にわたって形成されている。螺旋状の溝部32は、外周面31dに沿って、軸方向および周方向に対して傾斜する方向に延びるように形成されている。なお、溝部32は、本発明の「第1溝部」の一例である。
また、本体部31の外周面31dには、溝部32の一方端部(X1方向側の端部)と連通される環状の溝部33が形成されている。環状の溝部33は、外周面31dを周方向に沿って延びるように形成されている。また、溝部33は、大径部31cのX1方向側の端部近傍に配置されている。なお、溝部33は、本発明の「第2溝部」の一例である。
そして、溝部32の他方端部(X2方向側の端部)には、冷却媒体が供給される供給孔34aが形成されるとともに、溝部33には、冷却媒体が排出される排出孔34bが複数形成されている。このため、供給孔34aから供給される冷却媒体は溝部32に沿って上流側(X1方向)に流れ、その冷却媒体は溝部33の排出孔34bから排出される。なお、冷却媒体は、たとえば、排出孔34bに連通された吸引ポンプ(図示省略)により流れるようにされている。また、供給孔34aおよび排出孔34bは、本体部31の内側(たとえば、径方向)に延びるように形成されており、図示省略した冷却媒体の通路に連通されている。
また、本体部31の外周面31dには、溝部32の他方端部と離間するように環状の溝部35が2本形成されている。環状の溝部35は、外周面31dを周方向に沿って延びるように形成されている。また、溝部35は、大径部31cのX2方向側の端部近傍に配置されている。すなわち、溝部35は、樹脂管150の押出方向(X2方向)において溝部32よりも下流側に配置されている。溝部35には、樹脂管150の内周面に残留した冷却媒体を吸引するための吸引孔35aが形成されている。なお、吸引孔35aは、本体部31の内側(たとえば、径方向)に延びるように形成されており、吸引ポンプ(図示省略)と連通されている。また、溝部35は、本発明の「第3溝部」の一例である。
なお、溝部32、33および35の断面形状はU字状であり、角部が丸であってもよいし、角部が直角であってもよい。
水槽4は、図1に示すように、樹脂管150の外周面を外側から冷却する機能を有する。また、引出機5は、樹脂管150を引き出すために設けられており、一対の無端ベルトにより構成されている。
−動作−
次に、図1〜図4を参照して、第1実施形態による樹脂管の製造装置100の動作(樹脂管150の製造方法)について説明する。
まず、押出機1のホッパー11(図1参照)に熱可塑性樹脂および熱膨張剤が投入される。なお、たとえば、熱可塑性樹脂は塩化ビニル樹脂であり、熱膨張剤は膨張黒鉛である。また、ホッパー11には、熱膨張剤以外のその他の添加剤が投入されていてもよい。また、押出機1は、たとえば、フィード速度が150〜200Kg/hrであり、樹脂温度が200℃近傍である。
そして、シリンダ12内で溶融された溶融樹脂がスクリューによりサーキュラダイ2(図2参照)へと押し出される。このため、溶融樹脂がランド23を通過することにより樹脂管150が成形される。その後、押出機1により押し出される樹脂管150がマンドレル3に供給される。
そして、樹脂管150がマンドレル3の外周面31dと摺動することにより、樹脂管150が拡径されるとともに、樹脂管150の内周面が冷却される。具体的には、マンドレル3では、供給孔34aから冷却媒体(たとえば、水)が螺旋状の溝部32に供給される。そして、吸引ポンプ(図示省略)により冷却媒体が吸引されることにより、冷却媒体が螺旋状の溝部32に沿って環状の溝部33へとX1方向に送られ、冷却媒体が排出孔34b(図3および図4参照)から排出される。このため、冷却媒体が樹脂管150の内周面と接触することにより、外周面31dを摺動する樹脂管150の内周面を冷却することが可能である。
その後、冷却媒体により冷却された樹脂管150が環状の溝部35を通過する。そして、溝部35には吸引孔35aが形成され、その吸引孔35aが吸引ポンプ(図示省略)に連通されることから、溝部35が負圧に設定されている。これにより、樹脂管150の内周面に残留した冷却媒体が除去される。
次に、マンドレル3を通過した樹脂管150の外周面が水槽4(図1参照)により冷却され、水槽4を通過した樹脂管150が引出機5により引き出される。
−効果−
第1実施形態では、上記のように、螺旋状の溝部32が外周面31dを1周することによって、溝部32を流れる冷却媒体により、樹脂管150の内周面の周方向における全体を冷却することができるので、樹脂管150の内周面の冷却箇所にばらつきが生じるのを抑制することができる。これにより、樹脂管150の内周面の平滑化を図ることができる。その結果、歩留まりの向上を図ることができる。
また、第1実施形態では、溝部32を4本設けることによって、樹脂管150の内周面の冷却を十分に行うことができるので、樹脂管150の内周面の平滑化を図ることができる。
また、第1実施形態では、樹脂管150が押出方向(X2方向)に移動するとともに、冷却媒体が溝部32に沿ってX1方向に送られることによって、樹脂管150の進行方向と冷却媒体の進行方向とを互いに向き合うようにすることができるので、樹脂管150の内周面に冷却媒体を接触(衝突)させやすくすることができる。
また、第1実施形態では、溝部35を負圧に設定することによって、樹脂管150の内周面に冷却媒体が残留するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態によるマンドレル200について説明する。なお、以下では、第1実施形態によるマンドレル3と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
マンドレル200は、図5に示すように、内ダイ22に取り付けられており、樹脂管150(図2参照)を拡径するとともに、樹脂管150の内周面を内側から冷却する機能を有する。このマンドレル200は、図6および図7に示すように、円柱状に形成された本体部201を含んでいる。この本体部201は、たとえば、ステンレス鋼、黄銅、銅またはアルミニウムなどにより形成されている。
本体部201は、小径部31aと拡径部31bと大径部31cとにより構成される外周面31dを有する。なお、大径部31cは小径部31aおよび拡径部31bよりも軸方向(X1およびX2方向)における長さが大きく、外周面31dにおいて大径部31cが大部分を占めている。
本体部201の外周面31dには、冷却媒体(たとえば、水)が流される螺旋状の溝部202が形成されている。螺旋状の溝部202は、外周面31dを周方向において2周するように形成されるとともに、周方向に間隔(90度)を隔てて4本設けられている。また、螺旋状の溝部202は、外周面31dの大径部31cの軸方向における略全域にわたって形成されている。螺旋状の溝部202は、外周面31dに沿って、軸方向および周方向に対して傾斜する方向に延びるように形成されている。なお、溝部202は、本発明の「第1溝部」の一例である。
また、本体部201の外周面31dには、溝部202の一方端部(X1方向側の端部)と連通される環状の溝部203bと、溝部202の他方端部(X2方向側の端部)と連通される環状の溝部203aとが形成されている。環状の溝部203aおよび203bは、外周面31dを周方向に沿って延びるように形成されている。また、溝部203aは、大径部31cのX2方向側の端部近傍に配置され、溝部203bは、大径部31cのX1方向側の端部近傍に配置されている。
そして、溝部203aには、冷却媒体が供給される供給孔204aが複数形成されるとともに、溝部203bには、冷却媒体が排出される排出孔204bが複数形成されている。このため、溝部203aの供給孔204aから供給される冷却媒体は溝部202に沿って上流側(X1方向)に流れ、その冷却媒体は溝部203bの排出孔204bから排出される。なお、冷却媒体は、たとえば、排出孔204bに連通された吸引ポンプ(図示省略)により流れるようにされている。また、供給孔204aおよび排出孔204bは、本体部201の内側(たとえば、径方向)に延びるように形成されており、図示省略した冷却媒体の通路に連通されている。
なお、溝部202、203aおよび203bの断面形状はU字状であり、角部が丸であってもよいし、角部が直角であってもよい。また、本体部201には、樹脂管150の内周面に残留した冷却媒体を吸引するための溝部35(図2参照)が形成されていない。
また、第2実施形態による効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態によるマンドレル300について説明する。なお、以下では、第2実施形態によるマンドレル200と同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
マンドレル300は、図8に示すように、内ダイ22に取り付けられており、樹脂管150(図2参照)を拡径するとともに、樹脂管150の内周面を内側から冷却する機能を有する。このマンドレル300は、円柱状に形成された本体部201と、本体部201の外周面31dを覆うように形成された筒状のカバー301とを含んでいる。
また、マンドレル300は、カバー301内において溝部202に冷却媒体が流れるように構成されている。このカバー301は、耐熱性樹脂(たとえば、フッ素樹脂)または金属(たとえば、ステンレス鋼、黄銅、銅またはアルミニウムなど)により形成されている。
第3実施形態では、上記のように、カバー301を設けることによって、樹脂管150の内周面に冷却媒体が接触しないので、樹脂管150の内周面に冷却媒体が残留しないようにすることができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(他の実施形態)
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、第1実施形態において、マンドレル3のX1方向側(上流側)の端部から溝部33までの距離(軸方向における距離)が、マンドレル3の大径部31cの直径の0.5〜2.0倍であってもよい。なお、第2および第3実施形態についても同様である。
また、第1実施形態において、マンドレル3の軸方向における供給孔34aと排出孔34bとの距離が、マンドレル3の大径部31cの直径の1.2〜3.0倍であってもよい。なお、第2および第3実施形態についても同様である。
また、第1〜第3実施形態では、熱膨張剤の一例として膨張黒鉛を示したが、これに限らず、熱膨張剤が膨張黒鉛以外のその他のものであってもよい。
また、第1〜第3実施形態では、樹脂管150が1層構造である例を示したが、これに限らず、樹脂管が複数層により構成されていてもよい。たとえば、膨張黒鉛を含む塩化ビニル樹脂を、膨張黒鉛を含んでいない塩化ビニル樹脂により挟むことによって、樹脂管が3層構造により構成されていてもよい。
また、第1実施形態では螺旋状の溝部32が外周面31dを1周し、第2および第3実施形態では螺旋状の溝部202が外周面31dを2周する例を示したが、これに限らず、螺旋状の溝部が少なくとも1周するようにすればよい。
また、第1〜第3実施形態では、螺旋状の溝部が4本設けられる例を示したが、これに限らず、螺旋状の溝部が3本以下であってもよいし、5本以上であってもよい。
また、第2および第3実施形態では、環状の溝部203aに供給孔204aが形成される例を示したが、これに限らず、環状の溝部203aが形成されておらず、螺旋状の溝部202の他方端部に供給孔が形成されるようにしてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、内ダイとマンドレルとの間に断熱材(図示省略)が設けられていてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、押出機1にベント部(図示省略)が設けられ、そのベント部から添加剤が投入されるようにしてもよい。
1 押出機
2 サーキュラダイ
3 マンドレル
31 本体部
31d 外周面
32 溝部(第1溝部)
33 溝部(第2溝部)
34a 供給孔
34b 排出孔
35 溝部(第3溝部)
35a 吸引孔
100 樹脂管の製造装置
200 マンドレル
201 本体部
202 溝部(第1溝部)
300 マンドレル
301 カバー

Claims (8)

  1. 樹脂管の製造工程において前記樹脂管の内周面を冷却するマンドレルであって、
    円柱状に形成された本体部を備え、
    前記本体部の外周面には、冷却媒体が流される螺旋状の第1溝部が形成され、
    前記第1溝部は、前記本体部の外周面を周方向において少なくとも1周するように形成されていることを特徴とするマンドレル。
  2. 請求項1に記載のマンドレルにおいて、
    前記第1溝部は、前記本体部の周方向に間隔を隔てて複数設けられていることを特徴とするマンドレル。
  3. 請求項1または2に記載のマンドレルにおいて、
    前記本体部の外周面には、前記第1溝部の一方端部と連通される環状の第2溝部が形成され、
    前記第1溝部の他方端部には、冷却媒体が供給される供給孔が形成され、前記第2溝部には、冷却媒体が排出される排出孔が形成されていることを特徴とするマンドレル。
  4. 請求項3に記載のマンドレルにおいて、
    前記本体部の外周面には、前記第1溝部の他方端部と離間するように環状の第3溝部が形成され、
    前記第3溝部には、前記樹脂管の内周面に残留した冷却媒体を吸引するための吸引孔が形成されていることを特徴とするマンドレル。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のマンドレルにおいて、
    前記本体部の外周面を覆うように形成された筒状のカバーをさらに備えることを特徴とするマンドレル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のマンドレルにおいて、
    前記樹脂管は、熱膨張剤を含む塩化ビニル樹脂により形成されていることを特徴とするマンドレル。
  7. 溶融樹脂を押し出す押出機と、
    前記押出機から供給される溶融樹脂を樹脂管に成形するサーキュラダイと、
    前記サーキュラダイにより成形された樹脂管の内周面を冷却するマンドレルとを備えた樹脂管の製造装置において、
    前記マンドレルは、請求項1〜6のいずれか1つに記載のマンドレルであることを特徴とする樹脂管の製造装置。
  8. 押出機により溶融樹脂を押し出す工程と、
    サーキュラダイにより前記押出機から供給される溶融樹脂を樹脂管に成形する工程と、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載のマンドレルにより、前記サーキュラダイにより成形された樹脂管の内周面を冷却する工程とを備えることを特徴とする樹脂管の製造方法。
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