JP2014033710A - 吸収性物品製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工部の移動および移動方向における加工部の位置の固定を、簡素な構造で容易に行う。
【解決手段】吸収性物品製造装置10の第1加工部3は、サイドシート本体931を折り返す。第1加工部移動機構4は、製造される使い捨ておむつの品種が変更される際に第1加工部3を移動する。第1加工部移動機構4は、シャフト41と、ギアボックス40とを備える。シャフト41が回転することにより、第1加工部3が移動方向に移動する。ギアボックス40は、シャフト41に機械的に接続される歯車部と、歯車部の歯車の間の凹部に進入する進入部と、進入部を歯車部に向けて付勢することにより歯車部の回転に抵抗を与える弾性部とを備える。吸収性物品製造装置10では、第1加工部3の移動、および、移動方向における第1加工部3の位置の固定を、簡素な構造の第1加工部移動機構4により容易に行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の品種の吸収性物品を製造する吸収性物品製造装置に関する。
従来より、着用者の排泄物を受ける吸収性物品の製造装置では、所定の搬送方向に搬送される連続シートの側縁部を、搬送方向に垂直な方向(以下、「幅方向」という。)に折り返す折り返し部が設けられるものがある。一方、吸収性物品の製造では、連続シートの坪量のばらつきや、連続シートに接合された弾性部材の収縮等により、連続シートの幅が搬送方向において変動することがある。このような連続シートの側縁部を、所定の位置に固定された折り返し部にて折り返すと、折り返された部位の幅がばらついてしまう。
そこで、特許文献1の折り返し装置では、シートの側縁部を折り返す折り返しガイドが、幅方向に往復動可能に配され、シートの搬送中に折り返しガイドを幅方向に移動させて折り返し位置を調整することにより、シート上の所望の位置にてシートが折り返される。折り返しガイドの幅方向への移動は、折り返しガイドがスライダを介して螺合された送りねじを手動で回転させることにより行われる。
特開2010−131111号公報
ところで、特許文献1のような折り返し装置では、折り返しガイドを所望の折り返し位置に移動した後、装置の振動等により折り返しガイドが意図に反して幅方向に移動してしまうことを防止する必要がある。このため、折り返しガイドが接続されたスライダ等が、固定用ボルト等を用いて装置のフレームに固定される。
しかしながら、固定用ボルトを用いてスライダ等を固定すると、折り返しガイドの軸方向の位置を調整する度に、固定用ボルトの緩締を繰り返す必要があり、調整作業に要する時間が増大してしまう。また、固定用ボルトの締めが不十分である場合、折り返しガイドの位置がずれてしまったり、固定用ボルトが脱落してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の品種の吸収性物品を製造する吸収性物品製造装置において、シート部材に折り返し等の所定の加工を行う加工部の移動、および、移動方向における加工部の位置の固定を、簡素な構造で容易に行うことを目的としている。
請求項1に記載の発明は、複数の品種の吸収性物品を製造する吸収性物品製造装置であって、シート部材を搬送方向に搬送するシート搬送機構と、前記シート部材に所定の加工を行う加工部と、製造する吸収性物品の品種が変更される際に、前記加工部を前記搬送方向に垂直かつ前記シート部材の主面に平行な移動方向に移動する加工部移動機構とを備え、前記加工部移動機構が、前記移動方向に延びるシャフトと、前記加工部に固定されるとともに前記シャフトの外周面に形成されたねじ部に螺合し、前記シャフトが回転することにより前記加工部と共に前記移動方向に移動する移動部と、前記シャフトに機械的に接続された歯車部と、前記歯車部の凹部に進入する進入部と、前記進入部を前記歯車部に向けて付勢することにより、前記歯車部の回転に抵抗を与える弾性部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品製造装置であって、前記加工部が、前記搬送方向に沿う折り返し線にて前記シート部材を折り返し、前記加工部が前記移動方向に移動することにより、前記シート部材の前記移動方向における折り返し位置が変更される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の吸収性物品製造装置であって、弾性部材を前記搬送方向に搬送する弾性部材搬送機構と、前記弾性部材に接着剤を塗布するもう1つの加工部と、前記加工部が前記移動方向に移動される際に、前記加工部の移動に対応して前記もう1つの加工部を前記移動方向に移動する前記加工部移動機構と同構造を有するもう1つの加工部移動機構とをさらに供え、前記弾性部材が、折り返された前記シート部材の間に接着され、前記もう1つの加工部が前記移動方向に移動することにより、前記弾性部材の前記移動方向における接着位置が変更される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品製造装置であって、前記加工部が、前記シート部材に接着剤を塗布し、前記加工部が前記移動方向に移動することにより、前記移動方向における前記シート部材への前記接着剤の塗布位置が変更される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品製造装置であって、前記進入部がボールである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の吸収性物品製造装置であって、前記弾性部が、前記歯車部の中心軸に垂直な方向に延び、前記弾性部の一端が、前記ボールの前記歯車部とは反対側に接し、前記加工部移動機構が、前記弾性部の他端の位置を変更する端部移動部をさらに備える。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品製造装置であって、前記加工部移動機構が、前記歯車部を回転する際に把持されるハンドルと、前記ハンドル近傍に配置され、前記加工部の前記移動方向における位置を示す位置表示部とをさらに備える。
本発明では、シート部材に所定の加工を行う加工部の移動、および、移動方向における加工部の位置の固定を、簡素な構造で容易に行うことができる。
一の実施の形態に係る吸収性物品製造装置を利用して製造される使い捨ておむつの正面図である。 使い捨ておむつの背面図である。 展開した状態の使い捨ておむつの平面図である。 使い捨ておむつの断面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す平面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す正面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す断面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す断面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す平面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す正面図である。 シャフトおよびギアボックスの断面図である。 ギアボックスの断面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す平面図である。 吸収性物品製造装置の一部を示す平面図である。
図1および図2はそれぞれ、本発明の一の実施の形態に係る吸収性物品製造装置を利用して製造される使い捨ておむつ9の正面図および背面図(すなわち、着用者の腹側および背側に位置する部位の図)である。図1および図2に示すように、使い捨ておむつ9は、上端(すなわち、図1および図2中の上側の端部)に胴部開口911を有し、下部に一対の脚部開口912を有するパンツタイプの吸収性物品であり、着用者からの排泄物を受ける。
図3は、使い捨ておむつ9を展開した状態で着用者側から見た平面図である。使い捨ておむつ9は、胴部開口911および一対の脚部開口912(図1および図2参照)を有する外装シート94、および、外装シート94の内側の面(すなわち、着用者側の面)に取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する略シート状の吸収体920を備える。外装シート94は、外装シート本体940、並びに、外装シート本体940に接合される脚部弾性部材943、胴部弾性部材944および中間弾性部材945を備える。
使い捨ておむつ9では、図3中の上側の部位が着用者の前側(腹側の肌)を覆い、図3中の下側の部位が着用者の後側(背側の肌)を覆う。以下の説明では、外装シート本体940の着用者の腹側および背側に位置する部位をそれぞれ、「前方部901」および「後方部903」と呼び、前方部901と後方部903との間で前方部901および後方部903から連続するとともに着用者の股間部を覆う部位を「股下部902」と呼ぶ。使い捨ておむつ9では、外装シート94が前方部901、股下部902および後方部903を備え、吸収体920は、外装シート94の前方部901から股下部902を経由して後方部903へと至る。
使い捨ておむつ9の製造では、外装シート94が吸収体920と共に股下部902にて折り曲げられ、股下部902を下側に向けた際の前方部901の左右両側に位置する帯状の部位904の内面と、後方部903の左右両側に位置する帯状の部位905の内面とが、加熱および押圧による熱融着によりそれぞれ接合される。これにより、図1および図2に示すように、前方部901の両側端と後方部903の両側端とが接続され、前方部901および後方部903の上端に胴部開口911が形成される。また、前方部901および後方部903の下側において股下部902の左右に一対の脚部開口912が形成される。
図4は、使い捨ておむつ9を図3中に示すA−Aの位置(すなわち、股下部902)で切断した断面図である。図4では、図示の都合上、使い捨ておむつ9の各構成を離して描いている。図3および図4に示すように、吸収体920は、略シート状の本体部92、および、本体部92の両側部上(すなわち、上下方向に垂直な左右方向の両側)に配置されて本体部92の長手方向のおよそ全長に亘る一対のサイドシート93を備える。本体部92は、図4に示すように、トップシート921、バックシート923、および、トップシート921とバックシート923との間に配置された吸収コア922を備える。図3では、図の理解を容易にするために、吸収体920の吸収コア922の輪郭を太破線にて描いている(図1および図2においても同様)。
図3に示すように、吸収コア922の長手方向の両端部における幅は、吸収コア922の長手方向の中央部における幅よりも大きい。換言すれば、吸収コア922は、いわゆる砂時計型である。図4のバックシート923はホットメルト接着剤等により外装シート94上に接合され、吸収体920が外装シート94に固定される。
図4に示すように、一対のサイドシート93はそれぞれ、シート状の部材であるサイドシート本体931と、側壁部弾性部材935とを備える。サイドシート本体931は、長手方向の全長に亘って設けられた折り曲げ線932の一方側の部位である帯状の接合部933と、折り曲げ線932の他方側の部位である側壁部934とを備える。一対の接合部933は、本体部92の側方エッジ近傍において長手方向のおよそ全長に亘って本体部92の上側(すなわち、着用者側)にホットメルト接着剤等の接着剤を用いて接合される。
一対の側壁部934は、折り曲げ線932である接合部933の左右方向の外側のエッジにて一対の接合部933から連続する部位であり、本体部92の両側部上において本体部92の長手方向のおよそ全長に亘って伸びる。各側壁部934の自由端部(すなわち、折り曲げ線932とは反対側の端部)では、サイドシート本体931が幅方向の内側に折り返されている。サイドシート本体931の折り返された部位である折り返し部936と、折り返し部936に対向する部位(以下、「対向部937」という。)との間には、長手方向に延びる側壁部弾性部材935が接合される。また、各側壁部934は、長手方向における両端部において接合部933上に重ねられ、熱融着接合または超音波接合、あるいは、ホットメルト接着剤等による接着により接合部933上に固定される。使い捨ておむつ9では、側壁部弾性部材935が収縮することにより、側壁部934の両端部を除く部位が起立して立体ギャザーが形成される。
図1および図2に示すように、胴部弾性部材944は、胴部開口911に沿ってが配置され、外装シート本体940に接合される。胴部弾性部材944が収縮することにより、外装シート本体940が収縮し、着用者に接する胴部開口ギャザーが形成される。脚部弾性部材943は、一対の脚部開口912に沿って配置され、外装シート本体940に接合される。脚部弾性部材943が収縮することにより、外装シート本体940が収縮し、着用者の脚周りに接する脚部ギャザーが形成される。中間弾性部材945は、胴部弾性部材944と脚部弾性部材943の上端部との上下方向における間に配置され、左右方向に延びて前方部901および後方部903に接合される。中間弾性部材945が収縮することにより、外装シート本体940が収縮し、着用者の下腹部および臀部に接する中間ギャザーが形成される。
図4に示す吸収体920のトップシート921は、透液性のシート材料であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア922へと移動させる。トップシート921としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布(ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。なお、トップシート921として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
吸収コア922は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成され、トップシート921を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包むティッシュペーパーや透液性不織布等は、親水性繊維および吸水性材料とホットメルト接着剤等により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性材料の脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。本実施の形態では、吸収コア922はパルプ繊維およびSAPを含む。
バックシート923としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用され、バックシート923に到達した排泄物の水分等が、本体部92の外側にしみ出すのを防止する。バックシート923にプラスチックフィルムが利用される場合、使い捨ておむつ9のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
サイドシート93のサイドシート本体931としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)が利用される。側壁部弾性部材935としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が側壁部弾性部材935として利用される。
図1および図2に示す外装シート本体940としては、バックシート923と同様に、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルムが利用され、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。プラスチックフィルムとしては、透湿性(通気性)を有するものが利用されることが好ましい。また、外装シート本体940として、トップシート921と同様に、親水性繊維により形成された不織布や親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。胴部弾性部材944、脚部弾性部材943および中間弾性部材945としては、側壁部弾性部材935と同様に、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用される。本実施の形態では、ポリウレタン糸が胴部弾性部材944、脚部弾性部材943および中間弾性部材945として利用される。
次に、使い捨ておむつ9の製造について説明する。図5および図6はそれぞれ、使い捨ておむつ9を製造する吸収性物品製造装置10の一部を示す平面図および正面図である。吸収性物品製造装置10では、複数の品種の使い捨ておむつ9が製造可能である。図5および図6に示す部分では、サイドシート93に対する所定の加工が行われる。具体的には、サイドシート本体931の折り返し加工と、側壁部弾性部材935のサイドシート本体931への接着加工とが行われる。なお、図5および図6では、一方のサイドシート93に対する加工部のみを示すが、他方のサイドシート93に対する加工部も同様の構造を有する。
図5および図6に示すように、吸収性物品製造装置10は、シート搬送機構1と、弾性部材搬送機構2と、第1加工部3と、第1加工部移動機構4と、第2加工部5と、第2加工部移動機構6とを備える。
シート搬送機構1は、図6中における反時計回りに回転する略円柱状の搬送ローラ11,12、および、図6中における時計回りに回転する略円柱状の搬送ローラ13を備える。シート搬送機構1は、複数のサイドシート本体931となる予定の連続シート部材(以下、単に「サイドシート本体931」という。)を、図5および図6中の右側から左側へと向かう搬送方向に搬送する。弾性部材搬送機構2は、図6中における反時計回りに回転する略円柱状の搬送ローラ21を備える。弾性部材搬送機構2は、複数の側壁部弾性部材935となる予定の連続弾性部材(以下、単に「側壁部弾性部材935」という。)を、図5および図6中の右側から左側へと向かう搬送方向に搬送する。
第1加工部3は、サイドシート本体931に所定の加工を行い、第2加工部5では、側壁部弾性部材935に所定の加工を行う。具体的には、第1加工部3は、サイドシート本体931の搬送方向に沿う折り返し線930にてサイドシート本体931を折り返す。第2加工部5は、側壁部弾性部材935に接着剤を塗布する。第1加工部移動機構4は、サイドシート本体931の搬送方向に垂直、かつ、サイドシート本体931の主面に平行な移動方向に第1加工部3を移動する。当該移動方向は、サイドシート本体931の幅方向でもある。第2加工部移動機構6は、第1加工部3が上記移動方向に移動される際に、第1加工部3の移動に対応して第2加工部5を上記移動方向に移動する。
第1加工部移動機構4による第1加工部3の移動、および、第2加工部移動機構6による第2加工部5の移動は、後述するように、主に吸収性物品製造装置10により製造される使い捨ておむつ9の品種が変更される際に行われる。なお、第1加工部移動機構4および第2加工部移動機構6は、第1加工部3および第2加工部5の移動方向の位置を微調整する場合等に利用されてもよい。この場合、第1加工部移動機構4が単独にて操作され、第2加工部5の移動を行うことなく、第1加工部3のみが幅方向に移動してもよい。また、第2加工部移動機構6が単独にて操作され、第2加工部5のみが幅方向に移動してもよい。
図7および図8はそれぞれ、吸収性物品製造装置10を図5中のB−Bの位置、および、C−Cの位置にて切断した断面図である。図7および図8では、断面よりも手前側または奥側の部位を二点鎖線で示す。図5ないし図7に示すように、第1加工部3は、サイドシート本体931の側方に配置される折り返し部材31を備える。折り返し部材31は、断面が略コの字型の部材である。折り返し部材31は、図6および図7中においてサイドシート本体931の上側および下側にそれぞれ位置する上面部32および下面部33、並びに、上面部32および下面部33の端部を接続する側面部34を備える。上面部32および下面部33は、サイドシート本体931の主面におよそ平行に広がり、側面部34は、上面部32および下面部33に略垂直である。
以下の説明では、図6および図7中における上側および下側を、単に、上側および下側という。また、図6および図7中における上下方向は、本実施の形態では重力方向に一致する。なお、図6および図7中における上下方向は、重力方向と異なっていてもよい。
図5に示すように、側面部34は、搬送方向前側(すなわち、図5中の左側である下流側)に向かうに従って、サイドシート本体931の折り返し加工が行われる側部とは反対側のエッジ939に漸次近づいた後、当該エッジ939および搬送方向と平行に延びる。上面部32は、搬送方向前側に向かうに従って幅が漸次増大した後、一定の幅で搬送方向前側に広がる。下面部33の側面部34とは反対側のエッジ(すなわち、幅方向の内側のエッジ)は、搬送方向に略平行に延びる。
吸収性物品製造装置10では、第1加工部3の搬送方向後側において、サイドシート本体931の折り返し加工が行われる側のエッジ938が、第1加工部3の側面部34よりも幅方向の外側に位置する。換言すれば、サイドシート本体931のエッジ938とエッジ939との間の幅方向の距離(すなわち、折り返されていない状態のサイドシート本体931の幅)は、エッジ939と第1加工部3の側面部34との間の幅方向の距離よりも大きい。このため、サイドシート本体931が第1加工部3に近づくに従って、サイドシート本体931のエッジ938近傍の部位が、第1加工部3の側面部34に沿って延びる折り返し線930にて折り返される。サイドシート本体931のエッジ939と折り返し線930との間の幅方向の距離は、第1加工部3の側面部34が搬送方向に平行になる位置に向かって漸次減少し、当該位置よりも搬送方向前側では一定となる。これにより、サイドシート本体931の折り返し線930とエッジ938との間の部位が、所定の幅を有する上述の折り返し部936となる。
図5、図6および図8に示すように、第2加工部5は、側壁部弾性部材935の上方に配置される。第2加工部5の下端部には、ホットメルト接着剤等の接着剤を吐出する吐出口が設けられる。側壁部弾性部材935は、当該吐出口に接しつつ、あるいは、当該吐出口に近接した位置にて搬送方向に搬送されており、吐出口から連続的に吐出される接着剤が側壁部弾性部材935に塗布される。図5および図6に示すように、側壁部弾性部材935は、第1加工部3において、サイドシート本体931の搬送方向と同じ方向に搬送され、第1加工部3により折り返されたサイドシート本体931の間、すなわち、折り返し部936と対向部937との間に位置する。そして、折り返し部936および対向部937が搬送ローラ12,13により挟まれることにより、側壁部弾性部材935が折り返し部936と対向部937との間に接着される。
図9および図10はそれぞれ、吸収性物品製造装置10の他の一部を示す平面図および正面図である。図9および図10に示す部分では、本体部92および一対のサイドシート93に対する所定の加工が行われる。具体的には、サイドシート93の本体部92への接着加工が行われる。なお、図9および図10は、一方のサイドシート93に対する加工部のみを示すが、他方のサイドシート93に対する加工部も同様の構造を有する。
図9および図10に示すように、吸収性物品製造装置10は、本体部搬送機構1aと、サイドシート搬送機構1bと、第3加工部7と、第3加工部移動機構8とを備える。本体部搬送機構1aは、図10中における反時計回りに回転する略円柱状の搬送ローラ11a,12aを備える。本体部搬送機構1aは、複数の本体部92となる予定の連続シート部材(以下、単に「本体部92」という。)を、図9および図10中の右側から左側へと向かう搬送方向に搬送するシート搬送機構である。サイドシート搬送機構1bは、図10中における時計回りに回転する略円柱状の搬送ローラ11bを備える。サイドシート搬送機構1bは、複数のサイドシート93となる予定の連続シート部材(以下、単に「サイドシート93」という。)を、図9および図10中の右側から左側へと向かう搬送方向に搬送するシート搬送機構である。
第3加工部7は、本体部92に所定の加工を行う。具体的には、第3加工部7は、図9に示す本体部92の幅方向の両側部である接合部924にホットメルト接着剤等の接着剤を塗布するコータである。接合部924は、当該接着剤によりサイドシート93の接合部933と接着される。第3加工部移動機構8は、サイドシート93の搬送方向に垂直、かつ、サイドシート93の主面に平行な移動方向に第3加工部7を移動する。当該移動方向は、サイドシート93の幅方向でもある。第3加工部移動機構8による第3加工部7の移動は、後述するように、主に吸収性物品製造装置10により製造される使い捨ておむつ9の品種が変更される際に行われる。なお、第3加工部移動機構8は、第3加工部7の移動方向の位置を微調整する場合等に利用されてもよい。
第3加工部7は、本体部92の接合部924の上方に配置される。第3加工部7の下端部には、本体部92の幅方向に延びるスリット状の吐出口が設けられる。第3加工部7は、吐出口が本体部92の接合部924に接するように、あるいは、吐出口が接合部924上に近接するように配置される。そして、第3加工部7の吐出口から連続的に吐出される接着剤が、搬送方向に搬送される本体部92の接合部924に塗布される。そして、図9および図10に示すように、本体部92およびサイドシート93が搬送ローラ11a,11bにより挟まれることにより、本体部92の接合部924にサイドシート93の接合部933が接着される。
ところで、吸収性物品製造装置10では、上述のように、複数の品種の使い捨ておむつ9が製造され、使い捨ておむつ9の品種が変更される際には、第1加工部移動機構4、第2加工部移動機構6および第3加工部移動機構8による第1加工部3、第2加工部5および第3加工部7の移動が行われる。
図5ないし図7に示すように、第1加工部移動機構4は、シャフト41と、移動部42と、ギアボックス40と、ハンドル46と、カウンタ47と、ガイドレール48と、スライダ49とを備える。
シャフト41は、第1加工部3の移動方向に延びる。シャフト41の一方の端部は、サイドシート本体931および第1加工部3の折り返し部材31の下方に位置する。シャフト41の他方の端部は、第1加工部3の移動方向に関し、サイドシート本体931および折り返し部材31の側方に位置する。シャフト41の他方の端部には、ハンドル46が設けられる。ギアボックス40およびカウンタ47は、移動部42とハンドル46との間に設けられる。
シャフト41の外周面には雄ねじ部が形成され、移動部42には雌ねじ部が形成される。移動部42の雌ねじ部は、シャフト41の雄ねじ部に螺合する。移動部42の上部は、第1加工部3の折り返し部材31の下部に固定される。吸収性物品製造装置10では、シャフト41が回転することにより、移動部42が第1加工部3の折り返し部材31と共に上述の移動方向に移動する。
ガイドレール48およびスライダ49は、シャフト41等よりも搬送方向前側に位置する。ガイドレール48は、図示省略のフレームに固定されて移動方向に延び、スライダ49は、折り返し部材31の下部に固定される。第1加工部3が移動方向に移動する際には、スライダ49が、第1加工部3および移動部42と共にガイドレール48に沿って移動方向に移動することにより、第1加工部3の移動方向への移動がガイドされる。
図11は、図5中のD−Dの位置にてシャフト41およびギアボックス40を切断した断面図である。図12は、図11中のE−Eの位置にてギアボックス40を切断した断面図である。図11および図12に示すように、ギアボックス40は、歯車部401と、進入部402と、弾性部403と、ボックス本体404と、ホロボルト405と、ナット406とを備える。
歯車部401は、シャフト41に機械的に接続され、シャフト41と共に回転する。歯車部401は、ボックス本体404内に収容されており、ボックス本体404には、歯車部401に向かってシャフト41に垂直に延びる略円柱状の孔407が設けられる。孔407内には、歯車部401に近い側から順に、ボールである進入部402と、弦巻バネである弾性部403と、ホロボルト405とが配置される。進入部402の一部は、歯車部401の歯車の間の凹部(谷部)に進入する。本実施の形態では、歯車部401は樹脂により形成され、進入部402は金属により形成された鋼球である。なお、歯車部401および進入部402は様々な材料により形成されてよい。
弾性部403は、孔407に沿って、歯車部401の中心軸であるシャフト41に垂直な方向に延びる。弾性部403の一端は、進入部402の歯車部401とは反対側に接しており、他端はホロボルト405に接する。弾性部403は、圧縮された状態で孔407に収容されており、進入部402を歯車部401に向けて付勢することにより、歯車部401の回転に抵抗を与える。ホロボルト405は、孔407の内面に設けられた雌ねじ部に螺合し、ナット406は、ボックス本体404の外部においてホロボルト405に螺合する。
孔407が延びる方向におけるホロボルト405の位置を調整することにより、弾性部403の上記他端(すなわち、ホロボルト405に接する端部)の位置が変更される。これにより、弾性部403が進入部402を歯車部401に向けて付勢する力が変更され、進入部402により歯車部401の回転に与えられる抵抗の大きさが変更される。ホロボルト405は、弾性部403の上記他端の位置を変更する端部移動部である。
図5および図7に示すように、カウンタ47は、ハンドル46近傍に配置されてシャフト41に取り付けられる。カウンタ47では、シャフト41の回転角度が取得され、当該回転角度に基づいて求められた第1加工部3の移動方向における位置が表示される。すなわち、カウンタ47は、第1加工部3の移動方向における位置を表示する位置表示部である。なお、カウンタ47では、シャフト41の基準位置からの回転角度が表示され、当該表示に基づいて第1加工部3の移動方向における位置が求められてもよい。換言すれば、カウンタ47では、第1加工部3の移動方向における位置が間接的に表示されてもよい。後述するカウンタ67,87においても同様である。
第2加工部移動機構6は、第1加工部移動機構4と同様の構造を有する。図5、図6および図8に示すように、第2加工部移動機構6は、シャフト61と、移動部62と、ギアボックス60と、ハンドル66と、カウンタ67と、ガイドレール68と、スライダ69とを備える。
シャフト61は、第2加工部5の移動方向に延びる。シャフト61の一方の端部は、サイドシート本体931の上方に位置し、他方の端部は、第2加工部5の移動方向に関し、サイドシート本体931、側壁部弾性部材935および第2加工部5の側方に位置する。シャフト61の他方の端部には、ハンドル66が設けられる。移動部62は、第2加工部5の搬送方向前側に固定され、シャフト61に螺合する。スライダ69は、第2加工部5の搬送方向後側に固定される。シャフト61が回転することにより、移動部62が第2加工部5およびスライダ69と共に、上述の移動方向に延びるガイドレール68に沿って移動する。
ギアボックス60は、図11および図12に示す第1加工部移動機構4のギアボックス40と同様の構造を有する。ギアボックス60は、歯車部601(図8のみに図示)と、進入部と、弾性部と、ボックス本体と、ホロボルトと、ナットとを備える。歯車部601は、シャフト61に機械的に接続され、シャフト61と共に回転する。進入部は歯車部601の凹部に進入するボールであり、弾性部により進入部が歯車部601に向けて付勢されることにより、歯車部601の回転に抵抗が与えられる。ギアボックス60では、ホロボルトの位置が調整されることにより、弾性部が進入部を歯車部601に向けて付勢する力が変更され、進入部により歯車部601の回転に与えられる抵抗の大きさが変更される。
カウンタ67は、ハンドル66近傍に配置されてシャフト61に取り付けられる。カウンタ67では、シャフト61の回転角度が取得され、当該回転角度に基づいて求められた第2加工部5の移動方向における位置が表示される。すなわち、カウンタ67は、第2加工部5の移動方向における位置を表示する位置表示部である。
第3加工部移動機構8は、第1加工部移動機構4および第2加工部移動機構6と同様の構造を有する。図9および図10に示すように、第3加工部移動機構8は、シャフト81と、移動部82と、ギアボックス80と、ハンドル86と、カウンタ87と、ガイドレール88と、スライダ89とを備える。
シャフト81は、第3加工部7の移動方向に延びる。シャフト81の一方の端部は、上下方向において本体部92とサイドシート93との間に位置し、他方の端部は、第3加工部7の移動方向に関し、本体部92およびサイドシート93の側方に位置する。シャフト81の他方の端部には、ハンドル86が設けられる。移動部82は、第3加工部7の搬送方向前側に固定され、シャフト81に螺合する。スライダ89は、第3加工部7の搬送方向後側に固定される。シャフト81が回転することにより、移動部82が第3加工部7およびスライダ89と共に、上述の移動方向に延びるガイドレール88に沿って移動する。
ギアボックス80は、図11および図12に示す第1加工部移動機構4のギアボックス40と同様の構造を有する。ギアボックス80は、歯車部801と、進入部と、弾性部と、ボックス本体と、ホロボルトと、ナットとを備える。歯車部801は、シャフト81に機械的に接続され、シャフト81と共に回転する。進入部は歯車部801の凹部に進入するボールであり、弾性部により進入部が歯車部801に向けて付勢されることにより、歯車部801の回転に抵抗が与えられる。ギアボックス80では、ホロボルトの位置が調整されることにより、弾性部が進入部を歯車部801に向けて付勢する力が変更され、進入部により歯車部801の回転に与えられる抵抗の大きさが変更される。
カウンタ87は、ハンドル86近傍に配置されてシャフト81に取り付けられる。カウンタ87では、シャフト81の回転角度が取得され、当該回転角度に基づいて求められた第3加工部7の移動方向における位置が表示される。すなわち、カウンタ87は、第3加工部7の移動方向における位置を表示する位置表示部である。
吸収性物品製造装置10において、上述の使い捨ておむつ9と同様の構造を有するとともに使い捨ておむつ9よりもサイズが大きい使い捨ておむつが製造される際には、図5ないし図7に示すサイドシート本体931よりも幅が大きいサイドシート本体が第1加工部3へと搬送される。吸収性物品製造装置10では、第1加工部移動機構4のハンドル46が作業者により把持されて回転されることにより、シャフト41および歯車部401が回転し、第1加工部3の折り返し部材31が、図5に示す位置から、図13に示す位置へと移動方向に移動する。これにより、サイドシート本体931よりも幅が大きいサイドシート本体931aの移動方向における折り返し位置が変更され、サイドシート本体931aに対する適切な折り返し加工が行われる。
また、図5、図6および図8に示す第2加工部移動機構6のハンドル66が作業者により把持されて回転されることにより、シャフト61および歯車部601が回転し、第2加工部5が、図5に示す位置から、図13に示す位置へと移動方向に移動する。これにより、側壁部弾性部材935の移動方向における接着位置が、サイドシート本体931aの上記折り返し位置近傍へと変更される。
第1加工部移動機構4では、図11および図12に示すように、シャフト41に機械的に接続された歯車部401の凹部に進入部402が進入しており、弾性部403により進入部402が歯車部401に向けて付勢されることにより、歯車部401およびシャフト41の回転に抵抗が与えられる。したがって、図13に示すように、第1加工部3を所望の位置へと移動させた後、固定用ボルト等の治具を用いて第1加工部3をフレーム等に固定しなくとも、装置の振動等により第1加工部3が移動方向に移動してしまうことが防止される。このように、吸収性物品製造装置10では、第1加工部3の移動、および、移動方向における第1加工部3の位置の固定を、簡素な構造の第1加工部移動機構4により容易に行うことができる。
第2加工部移動機構6においても、第1加工部移動機構4と同様に、弾性部および進入部により、歯車部601およびシャフト61の回転に抵抗が与えられる。これにより、第2加工部5の移動、および、移動方向における第2加工部5の位置の固定を、簡素な構造の第2加工部移動機構6により容易に行うことができる。
第1加工部移動機構4および第2加工部移動機構6では、ハンドル46,66が、第1加工部3および第2加工部5の移動方向において、第1加工部3および第2加工部5から側方に離間して配置される。これにより、第1加工部3および第2加工部5を移動する際に、作業者が、シート搬送機構1および弾性部材搬送機構2近傍に手を伸ばす必要がない。このため、第1加工部3および第2加工部5の移動を安全に行うことができる。
また、サイズが大きい使い捨ておむつが製造される際には、図9および図10に示す本体部92よりも幅が大きい本体部が第3加工部7へと搬送される。第3加工部移動機構8では、ハンドル86が作業者により把持されて回転されることにより、シャフト81および歯車部801が回転し、第3加工部7が、図9および図10に示す位置から、図14に示す位置へと移動方向に移動する。これにより、本体部92よりも幅が大きい本体部92aへの接着剤の移動方向における塗布位置が変更され、本体部92aとサイドシート93との適切な接着が行われる。
第3加工部移動機構8においても、第1加工部移動機構4と同様に、弾性部および進入部により、歯車部801およびシャフト81の回転に抵抗が与えられる。これにより、第3加工部7の移動、および、移動方向における第3加工部7の位置の固定を、簡素な構造の第3加工部移動機構8により容易に行うことができる。第3加工部移動機構8では、ハンドル86が、第3加工部7の移動方向において第3加工部7から側方に離間して配置される。これにより、第3加工部7を移動する際に、作業者が、本体部搬送機構1aおよびサイドシート搬送機構1b近傍に手を伸ばす必要がない。このため、第3加工部7の移動を安全に行うことができる。
図11および図12に示す第1加工部移動機構4では、上述のように、進入部402としてボールが利用されることにより、第1加工部移動機構4の構造を簡素化することができ、また、ホロボルト405により進入部402による歯車部401に対する付勢力を容易に変更することができる。第2加工部移動機構6および第3加工部移動機構8においても同様である。
第1加工部移動機構4では、ハンドル46近傍にカウンタ47が配置されるため、第1加工部3の移動方向における位置を、第1加工部3を目視することなく容易に把握することができる。第2加工部移動機構6および第3加工部移動機構8においても同様である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1加工部移動機構4のギアボックス40では、進入部402は、歯車部401の凹部に進入することができるのであれば、ボール以外の様々な形状であってもよい。また、弾性部403も弦巻バネには限定されず、進入部402を歯車部401に付勢することにより歯車部401の回転に抵抗を与えることができるのであれば、他の様々な形状であってもよい。第2加工部移動機構6のギアボックス60、および、第3加工部移動機構8のギアボックス80においても同様である。
第1加工部3の移動方向における位置が容易に確認できるのであれば、第1加工部移動機構4からカウンタ47が省略されてもよい。第2加工部移動機構6および第3加工部移動機構8においても同様である。吸収性物品製造装置10では、第3加工部7によりサイドシート93の接合部933に接着剤が塗布されてもよい。
吸収性物品製造装置10は、上述のパンツタイプの使い捨ておむつ以外にも、テープタイプの使い捨ておむつや軽失禁用パッド等、様々な吸収性物品の製造に利用されてよい。吸収性物品製造装置10では、吸収性物品のシート部材に対して様々な加工を行う加工部と、吸収性物品の品種が変更される際に当該加工部を移動する加工部移動機構とが設けられ、当該加工部移動機構が上述の第1加工部移動機構4と同様の構造とされることにより、加工部の移動、および、移動方向における加工部の位置の固定を、簡素な構造で容易に行うことができる。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 シート搬送機構
1a 本体部搬送機構
1b サイドシート搬送機構
2 弾性部材搬送機構
3 第1加工部
4 第1加工部移動機構
5 第2加工部
6 第2加工部移動機構
7 第3加工部
8 第3加工部移動機構
9 使い捨ておむつ
10 吸収性物品製造装置
41,61,81 シャフト
42,62,82 移動部
46,66,86 ハンドル
47,67,87 カウンタ
92,92a 本体部
93 サイドシート
401,601,801 歯車部
402 進入部
403 弾性部
405 ホロボルト
930 折り返し線
931,931a サイドシート本体
935 側壁部弾性部材

Claims (7)

  1. 複数の品種の吸収性物品を製造する吸収性物品製造装置であって、
    シート部材を搬送方向に搬送するシート搬送機構と、
    前記シート部材に所定の加工を行う加工部と、
    製造する吸収性物品の品種が変更される際に、前記加工部を前記搬送方向に垂直かつ前記シート部材の主面に平行な移動方向に移動する加工部移動機構と、
    を備え、
    前記加工部移動機構が、
    前記移動方向に延びるシャフトと、
    前記加工部に固定されるとともに前記シャフトの外周面に形成されたねじ部に螺合し、前記シャフトが回転することにより前記加工部と共に前記移動方向に移動する移動部と、
    前記シャフトに機械的に接続された歯車部と、
    前記歯車部の凹部に進入する進入部と、
    前記進入部を前記歯車部に向けて付勢することにより、前記歯車部の回転に抵抗を与える弾性部と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記加工部が、前記搬送方向に沿う折り返し線にて前記シート部材を折り返し、
    前記加工部が前記移動方向に移動することにより、前記シート部材の前記移動方向における折り返し位置が変更されることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品製造装置であって、
    弾性部材を前記搬送方向に搬送する弾性部材搬送機構と、
    前記弾性部材に接着剤を塗布するもう1つの加工部と、
    前記加工部が前記移動方向に移動される際に、前記加工部の移動に対応して前記もう1つの加工部を前記移動方向に移動する前記加工部移動機構と同構造を有するもう1つの加工部移動機構と、
    をさらに供え、
    前記弾性部材が、折り返された前記シート部材の間に接着され、
    前記もう1つの加工部が前記移動方向に移動することにより、前記弾性部材の前記移動方向における接着位置が変更されることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  4. 請求項1に記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記加工部が、前記シート部材に接着剤を塗布し、
    前記加工部が前記移動方向に移動することにより、前記移動方向における前記シート部材への前記接着剤の塗布位置が変更されることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記進入部がボールであることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記弾性部が、前記歯車部の中心軸に垂直な方向に延び、
    前記弾性部の一端が、前記ボールの前記歯車部とは反対側に接し、
    前記加工部移動機構が、前記弾性部の他端の位置を変更する端部移動部をさらに備えることを特徴とする吸収性物品製造装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品製造装置であって、
    前記加工部移動機構が、
    前記歯車部を回転する際に把持されるハンドルと、
    前記ハンドル近傍に配置され、前記加工部の前記移動方向における位置を示す位置表示部と、
    をさらに備えることを特徴とする吸収性物品製造装置。
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