JP2014033637A - 水耕栽培用苗の搬送装置および搬送方法 - Google Patents

水耕栽培用苗の搬送装置および搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 育苗装置で育成された苗を枯らさずに、かつ水または養液をこぼさずに、1本ずつ個別にセットして苗を搬送できる苗の搬送装置を提供する。
【解決手段】 水耕栽培における苗が入ったチップ状基材の搬送装置であって、水または養液が入れられる箱型容器と、複数の穴が穿けられた該容器の蓋と、該苗が入ったチップ状基材を保持し、該穴に出し入れ自在に差し込まれる筒状の受け具とからなり、該箱型容器の蓋の穴に受け具が差し込まれてなる搬送装置およびその受け具は、受け具の上端から下端に向けて傾斜的に径が小さくなることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水耕栽培用苗の搬送装置および搬送方法に関する。詳しくは、水耕栽培用苗を育苗装置から育成装置に移動させるための搬送装置およびこの装置を用いる搬送方法に関する。
人工光を利用して室内で栽培される水耕栽培は、天候や害虫、病気の影響を受けない無農薬栽培であるため、無洗浄野菜の出荷を可能とし、かつ風味ならびに形状や品質維持を均一化するものとして多く行われている。通常、水耕栽培は、育苗装置で苗を一定の大きさになるまで育てた後、苗を育成装置に移して育成する方法で行われている。
最近は店舗内で野菜を水耕栽培し、目の前で食品としてお客に提供するシステムも出てきた。また家庭でも水耕栽培が行われようとしている。このような場合には、店舗や家庭で苗を育てることから行うのは非効率で大変な作業であるため、苗を外部から供給してもらうことが必要である。この場合、育苗装置から育成装置への苗は、育苗された苗のパレット全体を移動した後、苗を1本ずつ育成装置のベッドに間隔を広げて植えつけている(たとえば特許文献1)。
特開2002−291357号公報
しかしながら、育苗装置における育苗パレットの苗はすべて生育のよい苗であるとは限らず、育成装置において苗を選定しながら間隔をあけて植えつけなければならない。また、育苗パレットをそのまま遠隔地に搬送すると水または養液がこぼれるという問題がある。育苗装置と育成装置が離れた場所にあって、育成装置が店舗や家庭において用いられる場合には、育成装置のベッドにセットしやすい様に予め苗を選定し、その苗を1本1本個別にセットして苗を搬送する必要がある。しかし、そのような搬送装置はまだない。
本発明の目的は、育苗装置で育成された苗を枯らさずに、かつ水または養液をこぼさずに、1本ずつ個別にセットして苗を搬送できる苗の搬送装置を提供することである。
本発明者は、上記の課題に鑑み、鋭意研究の結果、特定の受け具を備えた搬送装置を用いれば解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、水耕栽培における苗が入ったチップ状基材の搬送装置であって、
水または養液が入れられる箱型容器と、
複数の穴が穿けられた該容器の蓋と、
該苗が入ったチップ状基材を保持し、該穴に出し入れ自在に差し込まれる筒状の受け具とからなり、該箱型容器の蓋の穴に受け具が差し込まれてなる搬送装置である。
また、本発明は上記の搬送装置に用いられる受け具であって、受け具の上端から下端に向けて傾斜的に径が小さくなることを特徴とする搬送装置用受け具である。
さらに本発明は、前記受け具を前記箱型容器の蓋の穴に差し込んだときの受け具の一部の水平断面の形状と大きさが、穴の形状と大きさが同一であることを特徴とする。
また本発明は、上記の受け具が箱型容器の蓋の穴に一時的に固定されてなることを特徴とする苗の搬送装置である。
また本発明は、上記の苗の搬送装置を用いて苗もしくは苗を入れたチップ状基材を搬送する方法であって、前記箱型容器に水または養液を入れ、(1)苗もしくは苗の入ったチップ状基材を保持した受け具を前記穴に差し込むか、または(2)前記受け具を前記穴に差し込んだ後、苗もしくは苗の入ったチップ状基材を入れて、苗を搬送する方法である。
本発明の搬送装置は、搬送中の振動による漏水防止性に優れる。苗が入ったチップ状基材は受け具に入っており、振動で穴に落ちることはなく、また箱型容器の穴を受け具が塞いでおり、箱型容器の穴から水または養液がこぼれることはない。苗の根は受け具の下端の開口から容器の中の水または養液に浸ることができ苗が枯れることがない。また、本発明の搬送装置に苗が入ったチップ状基材を外した後は、そのまま再使用に供することができる。
本発明によれば、前記受け具は上端から下端に向けて傾斜的に水平断面の径が小さくなるので、受け具を穴に容易に差し込むことができ、かつ穴に保持固定されることができる。
本発明によれば、前記受け具を箱型容器の蓋の穴に差し込んだときの受け具の一部の水平断面の形状と大きさが、穴の形状と大きさが同一であるので、受け具を穴に差し込んだとき、穴と受け具の間の隙間がなくなり、さらに水や養液がこぼれることがない。
本発明によれば、前記受け具が箱型容器の蓋の穴に一時的に固定されてなる搬送装置であるので、受け具は箱型容器の蓋からはずれることがないので、搬送装置からさらに水や養液がこぼれることがない。受け具は一時的に固定されているので、受け具は搬送の前後で出し入れが出来る。
本発明によれば、上記の苗が入ったチップ状基材の搬送装置の箱型容器に水または養液を入れ、(1)苗が入ったチップ状基材を保持した受け具を前記穴に差し込むか、または(2)前記受け具を前記穴に差し込んだ後、苗が入ったチップ状基材を入れて搬送するので、苗が入ったチップ状基材は受け具に入っており、振動で穴に落ちることはなく、また箱型容器の穴を受け具が塞いでおり、穴から箱型容器の穴から水または養液がこぼれることはない。また、苗の根は受け具の下端の開口から容器の中の水または養液に浸ることができ苗が枯れることがない。
本発明の一実施形態における搬送装置を作成する途中の、箱型容器と蓋を組み合わせた斜視図である。 本発明における一実施形態の搬送装置であり、図1の容器の蓋の穴に受け具を差し込んだ斜視図である。 本発明の一実施形態における、受け具の斜視図である。 本発明における受け具の他の実施形態を示す、中心を含む垂直面で切断した断面図である。 本発明における一実施形態の搬送装置であり、苗が入ったチップ状基材を受け具に保持させた状態の斜視図である。 本発明における一実施形態の搬送装置であり、図5のX−Yを含む垂直面で切断した断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明の苗が入ったチップ状基材の搬送装置は、水または養液が入れられる箱型容器と、複数の穴が穿けられた該容器の蓋と、苗が入ったチップ状基材を保持し、該穴に差し込み自在に固定される筒状の受け具とからなる。
図1に、本発明の一つの実施形態の搬送装置を作成する途中の、箱型容器2と蓋3とが合わさっただけの斜視図を示した。蓋3に穴4が等間隔に穿けられている。
本発明における箱型容器(以下、単に容器という場合がある)は、水または養液が入り耐水性のある容器であれば限定はない。材質はプラスチック製が好ましい。たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックが挙げられる。容器の大きさは限定はなく、取り扱いやすい大きさが好ましい。たとえば、15〜25cm×20〜50cmの大きさで、深さが3〜10cmのものが好ましく用いられる。容器の形状も限定はなく、水平断面が円形状、矩形状のものが製造上、使用上好ましい。
蓋は容器の大きさに合わせて作られ、好ましくは同じ材質で作られるものである。蓋の大きさは容器の上部開口部に合わせて作られ、蓋を閉めた時に振動による漏水がないようにしっかりと密着して固定されるのがよい、また、容器と蓋は部分的または全体が一体的に形成されてもいてもよい。
蓋には受け具を入れる穴が複数個形成される。穴の形状は任意であるが、円形状、矩形状、三角形状などが挙げられる。円形状であるのが製造上、作業上好ましい。穴の大きさは、チップ状基材を入れた受け具が差し込まれれば限定はないが、たとえば、円形状では径2〜4cm、矩形状では2〜4cm×2〜10cmが好ましい。穴の数も限定はないが、容器の大きさ、植物の種類によって異なる。たとえば箱型容器1個に対して、穴の数は4〜20個が好ましい。穴は均等間隔で形成されるのが作業上好ましく、たとえば、2〜10cmの間隔が植物の生育上、効率上好ましい。
図2に、本発明における一実施形態の搬送装置である、図1の容器2の蓋3の穴4に受け具5を差し込んだ斜視図を示した。
受け具は箱型容器の蓋の穴に差し込まれて苗が入ったチップ状基材を保持する筒状の容器である。チップ状基材については後述する。
受け具の上端の開口部の径はチップ状基材の径より大きく、下端の開口部の径はチップ状基材の径より小さいのが好ましい。このようにするとチップ状基材を受け具の上から容器に入れることが容易にでき、下の開口部から抜け出ることがない。
受け具の材質は、受け具の形状が保持できれば限定はなく、硬くても柔軟性があってもよく、前記の箱型容器の材質として挙げられたものと同じもの、および耐水性のある紙製のものが使用できる。厚さも特に限定はなく、苗の入ったチップ状基材を搬送中保持できれば限定はない。
受け具の形状としては、容器の蓋の穴に差し込まれ、穴から落ちず、苗を入れたチップ状基材を保持し、かつ穴の隙間を塞ぎ振動による漏水がないものなら特に限定はない。
受け具を置いたときの水平断面は円形状、矩形状、三角形状などが挙げられるが穴の形状に合わせるのが、穴と受け具の隙間が少なくなるので好ましい。
前記受け具を容器の蓋の穴に差し込んだときの受け具の一部の水平断面の形状と大きさが、穴の形状と大きさが同一であることがさらに好ましい。ここで「同一」とは「ほぼ同一」も含むものとする。また上端下端の開口には、穴から落ちないように、チップ状基材を保持しやすくするため、任意の大きさのでっぱりや縁を設けてもよい。
また、受け具は蓋の穴に搬送中のみ一時的に固定してもよい。そうすることにより、受け具は箱型容器の蓋からはずれることがないので、搬送装置からさらに水や養液がこぼれることがない。受け具は一時的に固定されているので、受け具は搬送の前後で出し入れが出来る。一時的に固定する方法としては、「マジックテープ」(登録商標)、粘着テープ、係止具、仮留具、接着剤(糊を含む)などの従来公知の方法が適用できる。
図3に本発明における受け具の例を斜視図で示したが、これらに限定されない。図4(a)〜(d)は、受け具の中心点を含む垂直面で切断したときの断面を示す。(a)は全体が傾斜的に径が小さくなっているが、(c)、(d)は下部、上部の一部のみが傾斜的に径が小さくなっている。(b)は傾斜面はないが、上部のでっぱりにより穴から落ちるのを防止し、下部の内側のでっぱりによりチップ状基材の落下を防止できる。これらの受け具を穴に差し込んだとき、いずれかの点で穴をふさぐことができる。これらの内で好ましくは、(a)に示すように、上端から下端に向けて傾斜的に径が小さくなる受け具である。これにより、受け具を入れた時に受け具のいずれかの点で穴の大きさにほぼ一致し、穴を塞ぐことができ、それにより水または養液が漏水するのを防止することができる。
受け具を用いると、搬送中の振動による漏水防止性に優れる。苗が入ったチップ状基材は受け具に入っており、振動で穴に落ちることはなく、また容器の穴を受け具が塞いでおり、容器の穴から水または養液がこぼれることはない。苗の根は受け具の下端の開口から容器の中の水または養液に浸ることができ苗が枯れることがない。また、受け具を用いると、苗の根が大きく伸び、根が受け具に絡みついた場合、受け具毎苗を取り出し、ゆっくりと根を切らずに受け具を外すことができる。受け具がない場合は、チップ状基材のみ外すが、根が容器の蓋の穴の縁で切れる場合がある。受け具を用いるとこのようなことがない。
図5に本発明の苗7が入ったチップ状基材6の搬送装置1を用いて搬送する一つの実施形態の斜視図を示した。図6には、図5におけるX−Y面で切断したときの断面図を示した。
図5には、図1に示された箱型容器2の蓋3の穴4に受け具5が挿入されており、苗7が入ったチップ状基材6が保持されている。箱型容器2の中には養液8が入っており、苗の根は養液8に浸っており枯れることがない。穴4と受け具5とはほとんど隙間がなく、振動により養液8がこぼれることがない。チップ状基材6が受け具5に入っているので、受け具5の上端の開口から養液8がこぼれない。
本発明の搬送装置で搬送される苗が入ったチップ状基材とは、苗が1〜数本入ったチップ状基材を指し、パネル状育苗基材を1個1個にカットしたものである。チップ状基材に入っていない裸の苗を搬送するのはできないことではないが、苗が傷ついたりするので好ましくない。ここで育苗用基材とは、その中に種子を入れて発芽させ、一定の大きさになるまで育てるパネル状の育苗床をいう。育苗用基材には、通常発芽育成に必要な養液を供給する通液部と、空気を補給する空隙部が設けられる。構成的には、たとえば、基材の表面から切り込みを設け、切り込みに種子を挿入して発芽させるもの、基材の裏面から砲弾型の空隙を設け、あるいは上下面に貫通した空隙を設け、外気を空隙内に流通させるものなどが挙げられるがこれらに限定されない。基材の材質としては、連続気泡体状態の素材または通液性または保液性を有する素材が好ましい。このようなものとしては、たとえば、ポリウレタンフォーム、尿素フォーム、フェノールフォーム、ロックウール、ガラス繊維、ポリエステル繊維などが挙げられる。より好ましいのは、連続気泡を有するポリウレタンフォームである。
育苗用基材での育苗段階では、たとえば、1〜5cm間隔の狭い間隔で種子が発芽育成される。苗が適当な大きさになると育成装置に移されるが、本発明においては、育苗用基材はチップ状にカットされる。この場合、育苗用基材である育苗パネルは、育苗した後にチップ状に切り取られるように、最初から切り込みを入れておくのが好ましい。そうすれば、育苗後にチップ状に容易に切り取ることができる。
チップ状基材の大きさは任意であるが、1〜5cm×1〜5cmが好ましい。チップ状基材の形状は、円形状、矩形状などが挙げられるが、作業上矩形状が好ましい。
養液は植物に必要な栄養成分を含有し、水耕栽培に用いられるものが使用できる。
本発明の搬送装置は、上記の部材を用いて図5、6のようにセットして、使用される。すなわち、前記箱型容器に水または養液を入れ、(1)苗が入ったチップ状基材を保持した受け具を前記穴に差し込むか、または(2)前記受け具を前記穴に差し込んだ後、苗が入ったチップ状基材を入れて搬送する。
苗が入ったチップ状基材は受け具に入っており、振動で穴に落ちることはなく、また容器の穴を受け具が塞いでおり、容器の穴から水または養液がこぼれることはない。苗の根は受け具の下端の開口から容器の中の水または養液に浸ることができ苗が枯れることがない。また、本発明の搬送装置に苗が入ったチップ状基材を外した後は、そのまま再使用に供することができる。
苗として提供される植物の種類としては、たとえば、サラダ菜、ルッコラ、大葉、クレソン、グリーンウエーブ、フリンジレッド、トレビノ、バンビーノ、イタリアンパセリ、レタス、サニーレタスなどの葉物野菜が好ましいが、いちご、花卉などであってもよい。
以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明するがこれに限定されるものではない。
(実施例1)
搬送装置に用いる容器として、258mm×186mm、高さ57mmの大きさに作成した。材料としては、厚さ3mmのポリエチレンを用いた。蓋として、径30mmの円形状の穴が縦方向20mm、横方向42mmの等間隔で8個穿けられているポリエチレン製のものを用いた。この容器に深さ45mmまで養液を入れ蓋を閉めた。
受け具として、上端は一辺35mmの四角形、下端は一辺15mmの四角形、高さ42mmとなっており、上端から下端に向けて傾斜的に断面の径が小さくなっている受け具を用いた。さらに上端には外側に向けて2mmの縁、下端は内側に向けて2mmの縁を設けた。蓋の円形状の穴にできるだけフィットするように四角形の角を大きく丸みを帯びて成形した。このようにすることにより、受け具を上記容器の蓋の穴に差し込んだときの受け具の一部の水平断面の形状と大きさが、穴の形状と大きさがほぼ同一となる。
この受け具を8個作成し、箱型容器の蓋の8個の穴に差し込み、本発明の搬送装置を作成した。
一方、レタスの苗を育苗装置で育苗した。30cm×50cmで厚さ3cmの連通式発泡ウレタンフォームの育苗パネルに2cm×2cmで取り外しができるように切り込みが入れられている。その切り込みで囲まれた1個1個の中央には種を入れるように深さ2mmの円形状の窪みと長さ7mm、深さ5mmに小さい切り込みが入れられている。この育苗パネルの切り込みの1個1個にレタスの種子が入れられ、育苗装置で育苗された。約5cmの高さに伸びた苗を、この苗を含んで2cm×2cmの大きさのチップ状基材として1個1個取り出し、これを上記の本発明の搬送装置に差し込まれている8個の受け具に1個ずつ差し込み、チップ状基材が動きにくいように保持させた。
この搬送装置を長野県茅野市の工場から東京の店舗までトラック便で搬送したが、養液はこぼれておらず苗もしおれていなかった。
(比較例1)
比較として、上記搬送装置の蓋の穴を一辺18mmの四角形の穴を8個作成し、レタスの苗の入ったチップ状基材をこの穴に押し込み動かないように保持させた。実施例1と同時に苗の入った搬送装置を同様に搬送したところ、チップ状基材は3個が中に落ち、養液がこぼれ周囲が汚れていた。
したがって、本発明の苗が入ったチップ状基材の搬送装置は、振動による漏水がなく、苗をからさずに1個ずつ運ぶことができることがわかる。
1 搬送装置
2 箱型容器
3 蓋
4 穴
5 受け具
6 チップ状基材
7 苗
8 養液

Claims (5)

  1. 水耕栽培における苗が入ったチップ状基材の搬送装置であって、
    水または養液が入れられる箱型容器と、
    複数の穴が穿けられた該容器の蓋と、
    該苗が入ったチップ状基材を保持し、該穴に出し入れ自在に差し込まれる筒状の受け具とからなり、該箱型容器の蓋の穴に受け具が差し込まれてなる搬送装置。
  2. 請求項1記載の搬送装置に用いられる受け具であって、受け具の上端から下端に向けて傾斜的に径が小さくなることを特徴とする請求項1記載の搬送装置用受け具。
  3. 前記受け具を前記箱型容器の蓋の穴に差し込んだときの受け具の一部の水平断面の形状と大きさが、穴の形状と大きさが同一であることを特徴とする請求項1または2記載の搬送装置用受け具。
  4. 前記受け具が前記箱型容器の蓋の穴に一時的に固定されてなることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  5. 請求項1記載の苗の搬送装置を用いて苗が入ったチップ状基材を搬送する方法であって、前記箱型容器に水または養液を入れ、(1)苗が入ったチップ状基材を保持した受け具を前記穴に差し込むか、または(2)前記受け具を前記穴に差し込んだ後、苗が入ったチップ状基材を入れて搬送する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104396492A (zh) * 2014-11-03 2015-03-11 贵州省植物园 用保鲜盒培养白芨种子苗
CN106358935A (zh) * 2016-08-30 2017-02-01 河北省林业科学研究院 容器苗木集约化可移动栽植的建植方法

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