JP2014033018A - 端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁性能の長期信頼性を向上した端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の実施例の太陽電池モジュールの端子ボックス20は、第1穴7を持ったケース1と、前記第1穴7に通したケーブル3と、前記ケース1内に設けられ前記ケーブル3が半田付けされた接続端子6と、前記ケース1内に充填された絶縁性樹脂4と、充填された前記絶縁性樹脂4の上面周縁部を覆う第1接着剤5とを少なくとも備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法に関する。
特許文献1の0046段落および特許文献2の0031段落には、太陽電池モジュールの端子箱本体内および半田接続部に、シリコーン樹脂を注入・硬化させて水分侵入防止を兼ねた絶縁処理を行い、端子箱の蓋を取り付けていることが開示されている。
特開2003−209273号公報 特開2004−327592号公報
特許文献1、2の絶縁処理方法では、半田付け後にシリコーン樹脂を充填するので、半田付けの際に周囲に飛散する半田フラックスが、シリコーン樹脂と端子箱との接着を阻害する可能性があるという問題点があった。そのため、シリコーン樹脂と端子箱との間で隙間が生じる可能性があり、絶縁性能について長期信頼性が悪い場合があるという問題点があった。
上記の問題点を鑑み、本発明の課題は、絶縁性能の長期信頼性を向上した端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の太陽電池モジュールの端子ボックスの第1の態様は、第1穴を持ったケースと、前記第1穴に通したケーブルと、前記ケース内に設けられ前記ケーブルが半田付けされた接続端子と、前記ケース内に充填された絶縁性樹脂と、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う第1接着剤とを備える。すなわち、第1接着剤は、絶縁性樹脂の周縁部を覆うようにケース壁面と絶縁性樹脂とを接着している。このような構成によれば、絶縁性樹脂が、接続端子とケーブルの絶縁性を確保し、第1接着剤が、絶縁性樹脂の硬化に伴う収縮のために生じる絶縁性樹脂とケースとの隙間や、絶縁性樹脂の端の割れ目の隙間を覆うことで、ケース内壁面の隙間を伝って接続端子周辺の隙間に水分が侵入することを防止でき、それによって絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
上記太陽電池モジュールの端子ボックスにおいて、前記ケースは、内部に前記接続端子を設けられた主ケース部と、前記ケーブルを主ケース部と挟むケーブル固定部とから少なくとも構成され、前記第1穴が主ケース部と前記ケーブル固定部との接触部分に形成されており、前記絶縁性樹脂は、前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に充填されて前記接続端子を埋めていることにしてもよい。
このような構成によれば、ケーブルを第1穴に挿入する方法ではなく、主ケース部にケーブルをセットした後、ケーブル固定部を被せるように作業を変更できるため、組み立てを容易にできる、かつ、絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
また、上記太陽電池モジュールの端子ボックスにおいて、前記絶縁性樹脂は、シリコーン樹脂であり、前記第1接着剤は、半田フラックスに接着可能なシリコーン接着剤であることが望ましい。
このような構成によれば、絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
また、本発明の第1の態様の太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法は、ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程とを有する。第1接着剤は、絶縁性樹脂を硬化させる前に絶縁性樹脂の上面周縁部に塗布して絶縁性樹脂と同時に硬化させてもよいし、絶縁性樹脂を硬化させた後に塗布および硬化させてもよい。
このような構成によれば、絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
また、本発明の第2の態様の太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法は、前記第1の態様の太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法において、前記ケースは、主ケース部とケーブル固定部とから少なくとも構成され、前記主ケース部内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、前記ケーブルを前記主ケース部とケーブル固定部で挟む工程と、前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に絶縁性樹脂を充填する工程と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程とを有する。第1接着剤は、絶縁性樹脂を硬化させる前に絶縁性樹脂の上面周縁部に塗布して絶縁性樹脂と同時に硬化させてもよいし、絶縁性樹脂を硬化させた後に塗布および硬化させてもよい。
このような構成によれば、ケーブルを第1穴に挿入する方法ではなく、主ケース部にケーブルをセットした後、ケーブル固定部を被せるように作業を変更できるため、組み立てを容易にできる、かつ、絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
また、本発明の実施態様の太陽電池モジュールは、上記第1の態様または上記第2の態様の太陽電池モジュールの端子ボックスと、太陽電池セルと、前記太陽電池を封止する封止材と、前記太陽電池セルから前記封止材の外へ引き出し、前記ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に設けた第2穴を通して前記接続端子に接続されたリード線と、前記ケースと前記封止材の間に配置した第2接着剤とを備える。
このような構成によれば、太陽電池モジュールの端子部分の絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
また、本発明の実施態様の太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルを封止材で封止した太陽電池本体と、端子ボックスとを備えた太陽電池モジュールの製造方法において、ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に第2接着剤を配置する工程と、太陽電池セルを封止した封止材から引き出されたリード線を、前記ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に設けた第2穴を通して前記ケースと前記封止材を接着させる工程と、前記ケース内に設けられた接続端子に前記リード線を接続する工程と、ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂上面周縁部を少なくとも覆う工程と、を有する。
このような構成によれば、太陽電池モジュールの端子部分の絶縁性能の長期信頼性を向上した太陽電池モジュールを製造できる。
また、上記太陽電池モジュールの製造方法において、前記ケースは、主ケース部とケーブル固定部とから少なくとも構成され、前記主ケース部と前記封止材が対向する前記主ケース部の面に第2接着剤を配置する工程と、太陽電池セルを封止した封止材から引き出されたリード線を、前記主ケース部と前記封止材が対向する前記主ケース部の面に設けた第2穴を通して前記主ケース部と前記封止材を接着させる工程と、前記主ケース部内に設けられた接続端子に前記リード線を接続する工程と、前記主ケース部内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、前記ケーブルを前記主ケース部とケーブル固定部で挟む工程と、前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に絶縁性樹脂を充填する工程と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程とを有する。
このような構成によれば、太陽電池モジュールの端子部分の絶縁性能の長期信頼性を向上した太陽電池モジュールを製造できる。
本発明によれば、太陽電池モジュールの端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールの端子部分の絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの概略構成図(上面図) 本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの正面図 本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの側面図 図1のA−A断面の矢視図 本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの製造方法に関するフロー図 絶縁抵抗の経時変化を表した図 本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの概略構成図(上面図) 本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの正面図 本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの側面図 図7のB−B断面の矢視図 本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの製造方法に関するフロー図 本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの製造方法に関するフロー図 本発明の第2の実施例の太陽電池モジュールの製造方法に関するフロー図
以下、図面を参照しながら本発明に係る太陽電池モジュールの端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法の一実施形態を説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの概略構成図(上面図)である。図2は、本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの正面図である。図3は、本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの側面図である。図4は、図1のA−A断面の矢視図である。本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの端子ボックス20は、第1穴7を持ったケース1と、前記第1穴7に通したケーブル3と、前記ケース1内に設けられ前記ケーブル3が半田付けされた接続端子6と、前記ケース1内に充填された絶縁性樹脂4と、充填された前記絶縁性樹脂4の上面周縁部を少なくとも覆う第1接着剤5と、を少なくとも備える。
ケース1は、使用する材料の低減、および、絶縁性樹脂4の充填量の低減ために、図1に記載されているように、四隅に上方に開口した空間が設けられている。図示しないが、必要に応じて、ケース1に係合部を設けて、ケース1の上面に、前記係合部に係止可能なカバーを設置してもよい。
絶縁性樹脂4は、シリコーン樹脂であり、第1接着剤5は、半田フラックスに接着可能なシリコーン接着剤であることが望ましい。例えば、第1の実施例では、絶縁性樹脂4として2液混合型シリコーン樹脂(KE−200、信越化学工業株式会社製)を用い、第1接着剤5としてケース1、絶縁性樹脂4および半田フラックスに接着可能な1液型のシリコーン接着剤(KE−45、信越化学工業株式会社製)を用いた。第1接着剤5は、絶縁性樹脂4を硬化させる前に絶縁性樹脂4の上面周縁部に塗布して絶縁性樹脂4と同時に硬化させてもよいし、絶縁性樹脂4を硬化させた後に塗布および硬化させてもよい。第1の実施例では、絶縁性樹脂4を充填および硬化させた後に、第1接着剤5を塗布および硬化させた。絶縁性樹脂4の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。第1接着剤5の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。
図4では省略したが、接続端子6は、ケーブル3が接続されるプラス側とマイナス側の各端子と、リード線9が接続されるプラス側とマイナス側の各端子とを備えている。各プラス側端子と、各マイナス側端子は、電気的に導通している。
第1穴7は、ケーブル3の外径に沿うサイズに形成されている。
そして、前記端子ボックス20を備えた太陽電池モジュール30は、上記端子ボックス20と、太陽電池セル10と、前記太陽電池セル10を封止する封止材11と、前記太陽電池セル10から前記封止材11の外へ引き出し、前記ケース1と前記封止材11が対向する前記ケース1の面に設けた第2穴8を通して前記接続端子6に接続されたリード線9と、前記ケース1と前記封止材11の間に配置した第2接着剤12とを備える。
図4に示した第2穴8は、リード線9を通すための穴であり、ケース1の底に開けられている。
太陽電池本体13は、太陽電池セル10を封止材11で封止したものである。2本のリード線9の一端は、太陽電池セル10のプラス極、マイナス極に接続されており、他端は、接続端子6のプラス極、マイナス極に接続されている。そして、リード線9は、封止した封止材11から引き出されている。
第2接着剤12は、ケース1の底面と、太陽電池本体13を接着している。第2穴8の周囲を第2接着剤12で埋めることで、絶縁性を維持している。例えば、1液型のシリコーン接着剤(KE−45、信越化学工業株式会社製)を用いた。第2穴8には、絶縁性樹脂または第2接着剤12が充填されるようにすることがより望ましい。第2接着剤12の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。絶縁性樹脂4、第1接着剤5および第2接着剤12の各硬化条件は、実験によって絶縁性能を確認の上、適宜変更可能である。
次に、端子ボックス及びそれを備えた太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
図5は、本発明の第1の実施例に係る端子ボックスの製造方法に関するフロー図である。本発明の第1の実施例に係る太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法は、ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程(S1)と、前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程(S2)と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程(S3)とを有する。
図12は、本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの製造方法に関するフロー図である。本発明の第1の実施例に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セル10を封止材11で封止した太陽電池本体13と、端子ボックス20とを備えた太陽電池モジュール30の製造方法において、ケース1と前記封止材11が対向する前記ケース1の面に第2接着剤12を配置する工程(S8)と、太陽電池セルを封止した封止材から引き出されたリード線を、前記ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に設けた第2穴を通して前記ケースと前記封止材を接着させる工程(S9)と、前記ケース内に設けられた接続端子に前記リード線を接続する工程(S10)と、ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程(S11)と、前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程(S12)と、第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程(S13)とを有する。
(比較例)
実施例1における第1接着剤5を備えない端子ボックスおよびそれを備えた太陽電池モジュールを用いた。第1接着剤5を備えない点を除いて、実施例1と同じである。製造方法においては、図5のS3工程、図12のS13工程を有しない点を除いて、実施例1と同じである。
図6は、実施例1と比較例の絶縁抵抗の経時変化を表した図である。比較例では、64時間経過したところで判定基準である100MΩに到達した。一方、実施例1では、1000時間経過までの最低絶縁抵抗は3200MΩであり、判定基準を大幅に上回る絶縁抵抗を示した。この絶縁抵抗の測定は、次の条件で実施した。飽和塩化ナトリウム水溶液(25℃、26%(w/v))に上記端子ボックス20を備えた太陽電池モジュール30を漬けた。そして、各計測時間において、前記飽和塩化ナトリウム水溶液に浸漬したまま、内部の接続端子6から外部に電流を取り出すためのケーブル3(内部の導線)と、前記飽和塩化ナトリウム水溶液との間の絶縁抵抗を、330Vの電圧を印加して測定した。なお、太陽電池本体13およびリード線9がなく第2穴8の開いていない端子ボックス20単独でも同様の実験を行ったところ、図6と同様に、判定基準を上回る高い絶縁抵抗を維持できていた。
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの概略構成図(上面図)である。図8は、本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの正面図である。図9は、本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの側面図である。図10は、図7のB−B断面の矢視図である。
本発明の第2の実施例の太陽電池モジュール50の端子ボックス40は、前記ケース1が、内部に前記接続端子6を設けられた主ケース部1aと、前記ケーブル3を主ケース部1aと挟むケーブル固定部1bとから少なくとも構成され、前記第1穴14が主ケース部1aと前記ケーブル固定部1bとの接触部分に形成されており、前記絶縁性樹脂4は、前記主ケース部1aと前記ケーブル固定部1bとで囲まれた領域に充填されて前記接続端子6を埋めている。
主ケース部1aは、使用する材料の低減、および、絶縁性樹脂4の充填量の低減ために、図7に記載されているように、四隅に上方に開口した空間が設けられている。
前記ケーブル固定部1bは、使用する材料の低減のために、図7に記載されているように、上方に開口した空間が設けられている。
第1穴14は、主ケース部1aと前記ケーブル固定部1bとが接する面に形成されている。第1穴14は、ケーブル3の外径に沿うサイズに形成されている。
図示しないが、必要に応じて、主ケース部1aに係合部を設けて、主ケース部1aの上面に係合部に引っかかるカバーを設置してもよい。
前記絶縁性樹脂4は、シリコーン樹脂であり、前記第1接着剤5は、半田フラックスに接着可能なシリコーン接着剤であることが望ましい。例えば、第2の実施例では、絶縁性樹脂4として2液混合型シリコーン樹脂(KE−200、信越化学工業株式会社製)を用い、第1接着剤5としてケース1、絶縁性樹脂4および半田フラックスに接着可能な1液型のシリコーン接着剤(KE−45、信越化学工業株式会社製)を用いた。
第1接着剤は、絶縁性樹脂を硬化させる前に絶縁性樹脂の上面周縁部に塗布して絶縁性樹脂と同時に硬化させてもよいし、絶縁性樹脂を硬化させた後に塗布および硬化させてもよい。第2の実施例では、絶縁性樹脂を充填および硬化させた後に、第1接着剤を塗布および硬化させた。絶縁性樹脂4の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。第1接着剤5の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。
接続端子6は、図では省略したが、ケーブル3が接続されるプラス側とマイナス側の各端子と、リード線9が接続されるプラス側とマイナス側の各端子とを備えている。各プラス側端子と、各マイナス側端子は、電気的に導通している。
そして、前記端子ボックス40を備えた太陽電池モジュール50は、上記端子ボックス40と、太陽電池セル10と、前記太陽電池セル10を封止する封止材11と、前記太陽電池セル10から前記封止材11の外へ引き出し、前記主ケース部1aと前記封止材11が対向する前記主ケース部1aの面に設けた第2穴8を通して前記接続端子6に接続されたリード線9と、前記主ケース部1aと前記封止材11の間に配置した第2接着剤12とを備える。例えば、1液型のシリコーン接着剤(KE−45、信越化学工業株式会社製)を用いた。第2穴8には、絶縁性樹脂または第2接着剤12が充填されるようにすることがより望ましい。第2接着剤12の硬化条件は、23℃、72時間で実施した。絶縁性樹脂4、第1接着剤5および第2接着剤12の各硬化条件は、実験によって絶縁性能を確認の上、適宜変更可能である。
図10に示した第2穴8は、リード線9を通すための穴であり、主ケース部1aの底に開けられている。
太陽電池本体13は、太陽電池セル10を封止材11で封止したものである。2本のリード線9の一端は、太陽電池セル10のプラス極、マイナス極に接続されており、他端は、接続端子6に接続されている。そして、リード線9は、封止した封止材11から引き出されている。
第2接着剤12は、主ケース部1aの底面と、太陽電池本体13を接着している。第2穴8の周囲を第2接着剤12で埋めることで、絶縁性を維持している。
次に、製造方法について説明する。
図11は、本発明の第2の実施例に係る端子ボックスの製造方法に関するフロー図である。第1の実施例のケース1が主ケース部1aとケーブル固定部1bとから少なくとも構成されている本発明の第2の実施例の太陽電池モジュール50の端子ボックス40の製造方法は、前記主ケース部1a内の接続端子6にケーブル3を半田付けする工程(S4)と、前記ケーブル3を前記主ケース部1aとケーブル固定部1bで挟む工程(S5)と、前記主ケース部1aと前記ケーブル固定部1bとで囲まれた領域に絶縁性樹脂4を充填する工程(S6)と、第1接着剤5で、充填された前記絶縁性樹脂4の上面周縁部を少なくとも覆う工程(S7)とを有する。
図13は、本発明の第2の実施例の太陽電池モジュールの製造方法に関するフロー図である。本発明の第1の実施例の前記ケース1が、主ケース部1aとケーブル固定部1bとから少なくとも構成されている本発明の第2の実施例の太陽電池モジュール50の製造方法は、前記主ケース部1aと前記封止材11が対向する前記主ケース部1aの面に第2接着剤12を配置する工程(S14)と、太陽電池セル10を封止した封止材11から引き出されたリード線9を、前記主ケース部1aと前記封止材11が対向する前記主ケース部1aの面に設けた第2穴8を通して前記主ケース部1aと前記封止材11を接着させる工程(S15)と、前記主ケース部1a内に設けられた接続端子6に前記リード線9を接続する工程(S16)と、前記主ケース部1a内の接続端子6にケーブル3を半田付けする工程(S17)と、前記ケーブル3を前記主ケース部1aとケーブル固定部1bで挟む工程(S18)と、前記主ケース部1aと前記ケーブル固定部1bとで囲まれた領域に絶縁性樹脂4を充填する工程(S19)と、第1接着剤5で、充填された前記絶縁性樹脂4の上面周縁部を少なくとも覆う工程(S20)とを有する。
第2の実施例の端子ボックス40及びそれを備えた太陽電池モジュール50の絶縁性能を調べたところ、図6の実施例1と同様の結果が得られた。
以上のような太陽電池モジュールの端子ボックス、それを備えた太陽電池モジュールおよびそれらの製造方法を用いれば、前記端子部分の絶縁性能の長期信頼性を向上できる。
1 ケース
1a 主ケース部
1b ケーブル固定部
3 ケーブル
4 絶縁性樹脂
5 第1接着剤
6 接続端子
7、14 第1穴
8 第2穴
9 リード線
10 太陽電池セル
11 封止材
12 第2接着剤
13 太陽電池本体
20、40 端子ボックス
30、50 太陽電池モジュール

Claims (8)

  1. 第1穴を持ったケースと、
    前記第1穴に通したケーブルと、
    前記ケース内に設けられ前記ケーブルが半田付けされた接続端子と、
    前記ケース内に充填された絶縁性樹脂と、
    充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う第1接着剤と、
    を備える太陽電池モジュールの端子ボックス。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールの端子ボックスにおいて、
    前記ケースは、内部に前記接続端子を設けられた主ケース部と、前記ケーブルを主ケース部と挟むケーブル固定部とから少なくとも構成され、前記第1穴が主ケース部と前記ケーブル固定部との接触部分に形成されており、
    前記絶縁性樹脂は、前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に充填されて前記接続端子を埋めている太陽電池モジュールの端子ボックス。
  3. 請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの端子ボックスにおいて、
    前記絶縁性樹脂は、シリコーン樹脂であり、
    前記第1接着剤は、半田フラックスに接着可能なシリコーン接着剤である太陽電池モジュールの端子ボックス。
  4. ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、
    前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程と、
    第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程と、
    を有する太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法において、
    前記ケースは、主ケース部とケーブル固定部とから少なくとも構成され、
    前記主ケース部内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、
    前記ケーブルを前記主ケース部とケーブル固定部で挟む工程と、
    前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に絶縁性樹脂を充填する工程と、
    第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程と、
    を有する太陽電池モジュールの端子ボックスの製造方法。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュールの端子ボックスと、
    太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルを封止する封止材と、
    前記太陽電池セルから前記封止材の外へ引き出し、前記ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に設けた第2穴を通して前記接続端子に接続されたリード線と、
    前記ケースと前記封止材の間に配置した第2接着剤と、
    を備える太陽電池モジュール。
  7. 太陽電池セルを封止材で封止した太陽電池本体と、端子ボックスとを備えた太陽電池モジュールの製造方法において、
    ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に第2接着剤を配置する工程と、
    太陽電池セルを封止した封止材から引き出されたリード線を、前記ケースと前記封止材が対向する前記ケースの面に設けた第2穴を通して前記ケースと前記封止材を接着させる工程と、
    前記ケース内に設けられた接続端子に前記リード線を接続する工程と、
    ケース内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、
    前記ケース内に絶縁性樹脂を充填する工程と、
    第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程と、
    を有する太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 請求項7に記載の太陽電池モジュールの製造方法において、
    前記ケースは、主ケース部とケーブル固定部とから少なくとも構成され、
    前記主ケース部と前記封止材が対向する前記主ケース部の面に第2接着剤を配置する工程と、
    太陽電池セルを封止した封止材から引き出されたリード線を、前記主ケース部と前記封止材が対向する前記主ケース部の面に設けた第2穴を通して前記主ケース部と前記封止材を接着させる工程と、
    前記主ケース部内に設けられた接続端子に前記リード線を接続する工程と、
    前記主ケース部内の接続端子にケーブルを半田付けする工程と、
    前記ケーブルを前記主ケース部とケーブル固定部で挟む工程と、
    前記主ケース部と前記ケーブル固定部とで囲まれた領域に絶縁性樹脂を充填する工程と、
    第1接着剤で、充填された前記絶縁性樹脂の上面周縁部を少なくとも覆う工程と、
    を有する太陽電池モジュールの製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015192480A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法

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