JP2014032934A - Vehicle lamp fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用灯具に関し、特に自動車などの車両に用いられる車両用灯具に関するものである。 The present invention relates to a vehicular lamp, and more particularly to a vehicular lamp used in a vehicle such as an automobile.
特許文献1には、レーザ光を出射する半導体レーザと、蛍光体を含みレーザ光を受けて発光する発光部とを備えた車両用前照灯が開示される。この車両用前照灯では、半導体レーザから405nmの波長のレーザ光(青紫色)が出射される。また、発光体は青色、緑色及び赤色の蛍光体を含むシリコーン樹脂であり、青紫色のレーザ光を受けて白色光を生成する。発光体で生成された白色光は、反射鏡により灯具前方に反射される。
本発明者らは、レーザ光源を用いた車両用灯具について鋭意研究を重ねた結果、以下の課題を認識するに至った。すなわち、従来のレーザ光源を用いた車両用灯具では、レーザ光の長時間の照射によって発光部材の温度が上昇し、発光部材が溶損してしまうおそれがあった。発光部材が溶損した場合、高コヒーレントなレーザ光が直接灯具外に照射されてしまうおそれがある。また、溶損には至らないまでも、発光部材の発光効率が低下してしまうおそれがあった。そのため、従来のレーザ光源を用いた車両用灯具には、安全性や照射性能といった車両用灯具の性能の向上を図る余地があった。 As a result of earnest research on the vehicular lamp using a laser light source, the present inventors have recognized the following problems. That is, in a vehicular lamp using a conventional laser light source, there is a possibility that the temperature of the light emitting member rises due to long-time irradiation of the laser light and the light emitting member is melted. When the light emitting member is melted, highly coherent laser light may be directly irradiated outside the lamp. In addition, the luminous efficiency of the light-emitting member may be lowered even before the melting loss occurs. Therefore, the vehicular lamp using the conventional laser light source has room for improving the performance of the vehicular lamp such as safety and irradiation performance.
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、レーザ光源を用いた車両用灯具の性能向上を図る技術を提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a subject, The objective is to provide the technique which aims at the performance improvement of the vehicle lamp using a laser light source.
上記課題を解決するために、本発明のある態様は車両用灯具である。当該車両用灯具は、レーザ光源部と、前記レーザ光源部からのレーザ光を受けて発光する発光部材と、前記レーザ光源部及び前記発光部材の少なくとも一方を、車両の振動を用いて振動させる振動部と、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above problems, an aspect of the present invention is a vehicular lamp. The vehicular lamp includes a laser light source section, a light emitting member that emits light upon receiving laser light from the laser light source section, and a vibration that vibrates at least one of the laser light source section and the light emitting member using vibration of the vehicle. And a section.
この態様によれば、車両の振動によって発光部材のレーザ光が照射される位置をずらすことができる。これにより、発光部材の溶損や発光効率の低下を抑制することができるため、レーザ光源を用いた車両用灯具の性能を高めることができる。 According to this aspect, the position where the laser beam of the light emitting member is irradiated by the vibration of the vehicle can be shifted. Thereby, since the melting damage of a light emitting member and the fall of luminous efficiency can be suppressed, the performance of the vehicle lamp using a laser light source can be improved.
上記態様において、前記振動部は、前記レーザ光源部及び前記発光部材を、互いに異なる周期又は方向で振動させてもよい。また、上記いずれかの態様において、前記レーザ光源部及び前記発光部材の少なくとも一方の振動とは別に、前記発光部材のレーザ光が照射される位置がずれるように前記発光部材を動かす駆動部をさらに備えてもよい。これらの態様によれば、発光部材におけるレーザ光の照射位置の移動範囲をより拡げることができ、車両用灯具の性能をより高めることができる。 In the above aspect, the vibration unit may vibrate the laser light source unit and the light emitting member at different periods or directions. In any one of the above aspects, a drive unit that moves the light emitting member so that the position of the light emitting member irradiated with the laser light is shifted separately from the vibration of at least one of the laser light source unit and the light emitting member. You may prepare. According to these aspects, the movement range of the irradiation position of the laser beam in the light emitting member can be further expanded, and the performance of the vehicular lamp can be further enhanced.
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。 Note that any combination of the above-described constituent elements, and those obtained by replacing the constituent elements and expressions of the present invention with each other among methods, apparatuses, systems, etc. are also effective as an aspect of the present invention.
本発明によれば、レーザ光源を用いた車両用灯具の性能向上を図る技術を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the technique which aims at the performance improvement of the vehicle lamp using a laser light source can be provided.
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。 The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. The same or equivalent components, members, and processes shown in the drawings are denoted by the same reference numerals, and repeated descriptions are omitted as appropriate. The embodiments do not limit the invention but are exemplifications, and all features and combinations thereof described in the embodiments are not necessarily essential to the invention.
(実施形態1)
図1(A)は、実施形態1に係る車両用灯具の概略構造を示す鉛直断面図である。図1(B)は、実施形態1に係る車両用灯具における発光部材近傍の概略構造を示す鉛直断面図である。実施形態1に係る車両用灯具1は、例えば車両前方の左右に配置される一対の前照灯ユニットを有する車両用前照灯装置である。一対の前照灯ユニットは、実質的に同一の構成であるため、図1には車両用灯具1として左右いずれかの前照灯ユニットの構成を示す。車両用灯具1は、車両前方側に開口部を有するランプボディ2と、ランプボディ2の開口部を覆うように取り付けられた透光カバー4とを備える。透光カバー4は、透光性を有する樹脂やガラス等で形成されている。ランプボディ2と透光カバー4とにより形成される灯室3内には、灯具ユニット10が収容されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1A is a vertical cross-sectional view illustrating a schematic structure of the vehicular lamp according to the first embodiment. FIG. 1B is a vertical cross-sectional view showing a schematic structure in the vicinity of the light emitting member in the vehicular lamp according to the first embodiment. The
灯具ユニット10は、いわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットであり、ブラケット部12と、発光部材搭載部14と、発光部材16と、レーザ光源部18と、リフレクタ20と、シェード部22と、投影レンズ24と、放熱フィン26と、振動部34とを備える。
The
ブラケット部12は、例えばアルミニウムなどの金属材料で形成された略板状の部材であり、主表面が灯具前後方向を向くように配置されている。ブラケット部12の灯具前方側の主表面には、発光部材搭載部14が固定されている。本実施形態では、ブラケット部12と発光部材搭載部14とは一体成形されている。ブラケット部12の灯具後方側の主表面には、放熱フィン26が固定されている。ブラケット部12は、辺縁部の所定位置に螺孔を有し、ランプボディ2を貫通して前方に延出するエイミングスクリュー30がこの螺孔に螺合している。これにより、ブラケット部12がランプボディ2に取り付けられている。車両用灯具1は、エイミングスクリュー30によって灯具ユニット10の光軸を水平方向あるいは鉛直方向に調整することができる。なお、ブラケット部12の形状は特にこれに限定されない。
The
発光部材搭載部14は、例えばアルミニウムなどの金属材料で形成され、ブラケット部12の灯具前方側の主表面から灯具前方側に突出している。発光部材搭載部14は、略板状であり、主表面が灯具上下方向を向くように配置されている。発光部材搭載部14には、上下方向に貫通する貫通孔14aが設けられている。
The light emitting
発光部材16は、レーザ光源部18からのレーザ光Lを受けて発光する部材であり、例えば蛍光体で構成される。発光部材16は、枠状の支持部材32に嵌め込まれる。そして、発光部材16は支持部材32とともに、振動部34を介して発光部材搭載部14に連結されている。より詳細には、枠内に発光部材16が嵌め込まれた支持部材32の外側面と貫通孔14aの内側面とに振動部34が連結されて、発光部材16が発光部材搭載部14に連結される。発光部材16の熱は、支持部材32、振動部34、発光部材搭載部14、ブラケット部12及び放熱フィン26を介して放熱される。発光部材16は、発光部材搭載部14の下主表面側で灯室空間に露出する下側露出面16aと、発光部材搭載部14の上主表面側で灯室空間に露出する上側露出面16bとを有する。下側露出面16aはレーザ光Lの入射面を構成し、上側露出面16bはレーザ光Lを受けて励起した発光部材16から出射される低コヒーレント光の出射面を構成する。したがって、上側露出面16bは、発光部材16の発光面に相当する。
The
レーザ光源部18は、筐体18aと、レンズ18bと、レーザ光Lを出射するレーザダイオード(図示せず)とを有する。筐体18aはレーザダイオードを収容する。また筐体18aの所定箇所には開口が設けられ、この開口にレンズ18bが嵌め込まれている。レンズ18bは、例えば、レーザダイオードから出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメートレンズ、あるいはレーザダイオードから出射されたレーザ光を集光する集光レンズである。レーザ光源部18の内部構造は従来公知であるため、その詳細な説明は省略する。レーザ光源部18は、ブラケット部12に設けられた開口12aに挿通されて、ブラケット部12に固定されている。また、レーザ光源部18は、レーザ光Lが発光部材16の下側露出面16aに照射されるように姿勢が定められている。レーザ光源部18から発生した熱は、ブラケット部12及び放熱フィン26を介して放熱される。
The laser
車両用灯具1は、レーザ光Lの照射により発光部材16を励起させ、これにより生成される低コヒーレント光を灯具前方に照射する構成を備える。発光部材16とレーザ光源部18との組み合わせとしては、例えば以下のものを挙げることができる。すなわち、レーザ光源部18は、紫外レーザ光を照射する光源である。発光部材16は、紫外レーザ光を青色光に波長変換する青色発光蛍光体と、紫外レーザ光を黄色光に波長変換する黄色発光蛍光体とを含む部材である。例えば、発光部材16は、青色発光蛍光体と黄色発光蛍光体とを含む透明セラミック素地を焼結して得られる、いわゆる蛍光セラミックである。なお、発光部材16は、セラミックに限られず、例えば蛍光材料を含むガラス、または蛍光材料を含み且つ透光性を有する樹脂によって形成されてもよい。この組み合わせでは、レーザ光源部18から出射された紫外レーザ光は、下側露出面16aから発光部材16に入射されて、発光部材16により青色光及び黄色光に波長変換される。発光部材16の上側露出面16bから発せられた青色光及び黄色光は、加法混色されて白色光Wとなり、リフレクタ20に向けて進行する。
The
また、レーザ光源部18を、青色レーザ光を照射する光源とし、発光部材16を、青色レーザ光を黄色光に波長変換する蛍光体としてもよい。この場合は、レーザ光源部18から出射された青色レーザ光の一部は、発光部材16により黄色光に波長変換され、上側露出面16bから出射される。また、残りの青色レーザ光は、発光部材16を通過して上側露出面16bから出射される。そして、発光部材16で生成された黄色光と発光部材16を通過した青色レーザ光とが混色されて白色光Wとなり、リフレクタ20に向けて進行する。なお、発光部材16は、青色レーザ光を緑色光、黄色光及び赤色光に波長変換する蛍光体であってもよい。
The laser
リフレクタ20は、略ドーム状の部材であり、発光部材16の上方に配置されて発光部材搭載部14に固定されている。リフレクタ20は、回転楕円面の一部で構成される反射面20aを内側に有する。この反射面20aは、第1焦点と、第1焦点よりも灯具前方側に位置する第2焦点とを有する。リフレクタ20は、発光部材16が反射面20aの第1焦点と略一致するように、発光部材16との位置関係が定められている。
The
発光部材搭載部14の灯具前方側には、シェード部22が設けられている。シェード部22は、発光部材搭載部14の灯具前方側端部に溶接等により固定されている。なお、シェード部22は、ブラケット部12及び発光部材搭載部14と一体成形されていてもよい。シェード部22は、平面部22aと、湾曲部22bとを有する。平面部22aは、発光部材搭載部14の上主表面と略面一となるように配置されている。湾曲部22bは、平面部22aよりも灯具前方側で、発光部材16から照射された光の投影レンズ24への入射を遮らないように下方に湾曲している。シェード部22とリフレクタ20とは、シェード部22の平面部22aと湾曲部22bとが為す稜線22cが、反射面20aの第2焦点の近傍に位置するように、互いの位置関係が定められている。
A
シェード部22は、レンズホルダとしても機能し、湾曲部22bの先端に投影レンズ24が固定されている。投影レンズ24は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、投影レンズ24の後方焦点を含む後方焦点面上に形成される光源像を、反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。投影レンズ24は、灯具ユニット10の光軸上、且つ後方焦点が反射面20aの第2焦点と略一致する位置に設けられている。
The
発光部材16の上側露出面16bから出射された白色光Wは、リフレクタ20の反射面20aで反射され、反射面20aの第2焦点、すなわち稜線22cの近傍を通って投影レンズ24に入射する。投影レンズ24に入射した光は、投影レンズ24から略平行な光として灯具前方に照射される。また、一部の光がシェード部22の平面部22a上で反射されることにより、稜線22cを境界線として、発光部材16の光が選択的にカットされる。これにより、稜線22cの形状に対応するカットオフラインを有する配光パターンが車両前方に投影される。
The white light W emitted from the upper exposed
振動部34は、レーザ光源部18及び発光部材16の少なくとも一方を、車両の振動を用いて振動させる部材である。振動部34は、レーザ光源部18及び/又は発光部材16を、発光部材16におけるレーザ光Lの照射位置がずれるように振動させる。振動部34は、車両の振動と同じ周期及び/又は方向でレーザ光源部18及び/又は発光部材16を振動させてもよいし、車両の振動と異なる周期及び/又は方向でレーザ光源部18及び/又は発光部材16を振動させてもよい。本実施形態では、振動部34は発光部材16を振動させる。発光部材16は、振動部34によって発光部材搭載部14の貫通孔14a内に支持されている。振動部34は、車両の振動を発光部材16に伝達し、車両の振動を振動源として発光部材16を振動させる。例えば、振動部34は弾性を備え、自身の弾性変形によって発光部材16の振動を許容しながら発光部材16を支持する。本実施形態では、振動部34はコイルばねで構成されており、コイルばねの一端が支持部材32の外側面に接続され、コイルばねの他端が貫通孔14aの内側面に接続されている。なお、振動部34は、トーションスプリング等の他のばね部材で構成されてもよい。振動部34は、車両の振動を増幅若しくは減衰させて発光部材16に伝達することができる。
The
本実施形態では、支持部材32の灯具前後左右方向の外側面に振動部34が連結されている。これにより、発光部材16は、車両の振動によって灯具前後左右方向に振動することができる。車両の振動による発光部材16の灯具前後左右方向の可動範囲(振幅)は、レーザ光Lの光路上から発光部材16が外れない範囲に設定される。なお、支持部材32は灯具上下方向に振動してもよい。この場合、発光部材16の灯具上下方向の可動範囲は、反射面20aの第1焦点近傍であって、所望の配光パターンを形成可能な範囲に設定される。発光部材16の可動範囲は、振動部34を構成するばねの寸法や弾性の調節によって変更することができる。
In the present embodiment, the vibrating
また、発光部材16は、例えば灯具前後方向のみ、若しくは灯具左右方向のみに振動させてもよい。この場合、灯具左右方向若しくは灯具前後方向の支持部材32の外側面に貫通孔14aの内側面を当接させることで、灯具左右方向若しくは灯具前後方向の発光部材16の振動を規制することができる。また、発光部材搭載部14の両主表面から貫通孔14a側に突出する突起部を設け、この突起部により支持部材32を灯具上下方向で挟むことで、灯具上下方向の発光部材16の振動を規制することができる。
Further, the
以上説明したように、本実施の形態に係る車両用灯具1は、発光部材16を車両の振動を用いて振動させる振動部34を備える。振動部34により発光部材16の振動を許容することで、発光部材16のレーザ光Lが照射される位置、すなわち下側露出面16aにおける照射点Pをずらすことができる。あるいは、振動部34により車両側に固定されたレーザ光源部18に対する発光部材16の相対変位を許容することで、照射点Pをずらすことができる。これにより、発光部材16の温度上昇を抑制して、発光部材16の溶損を抑制することができる。その結果、レーザ光Lが発光部材16を経由することなく直接灯具外に照射されてしまう事態を回避することができる。したがって、レーザ光源を用いた車両用灯具の安全性を高めることができる。また、発光部材16の温度上昇を抑制できるため、発光部材16の発光効率の低下を抑制することができる。したがって、レーザ光源を用いた車両用灯具の照射性能を高めることができる。
As described above, the
また、発光部材16の溶損が抑制されるため、レーザ光Lが透光カバー4等の部材に直接照射されてしまい、これらの部材が損傷してしまう事態を回避することができる。したがって、レーザ光源を用いた車両用灯具の長寿命化を図ることができる。また、発光部材16が損傷し、下側露出面16aから上側露出面16bに至る貫通部(貫通孔など)が形成されてしまった場合であっても、発光部材16を振動させることで貫通部に照射点Pが重なる時間を短くすることができる。これにより、貫通部からのレーザ光Lの漏れ出し量を低減させることができる。したがって、レーザ光源を用いた車両用灯具の安全性を高めることができる。また、本実施形態では、車両の振動を利用して発光部材16を振動させている。これにより、発光部材16の振動源の設置を省略することができるため、車両用灯具1の大型化や製造コストの増大を抑制することができる。
In addition, since melting of the
(実施形態2)
実施形態2に係る車両用灯具は、振動部がレーザ光源部を振動させることと、発光部材を変位させる駆動部を備えることを除き、実施形態1に係る車両用灯具1の構成と共通する。実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明及び図示は適宜省略する。
(Embodiment 2)
The vehicular lamp according to the second embodiment has the same configuration as that of the
図2は、実施形態2に係る車両用灯具における発光部材、レーザ光源部、振動部及び駆動部の構造を示す模式図である。本実施形態に係る車両用灯具1のレーザ光源部18は、レンズ18bが筐体18aの開口部に配置されるとともに振動部34により筐体18aに支持された構造を有する。振動部34はコイルばねで構成され、コイルばねの一端がレンズ18bの端部に接続され、コイルばねの他端が筐体18aの開口の側壁に接続されている。この振動部34は、車両の振動を用いてレンズ18bを振動させる。なお、レーザダイオード18cが振動部34を介して筐体18aに支持され、車両の振動によってレーザダイオード18cが振動してもよい。また、筐体18aが振動部34を介してブラケット部12に支持され、車両の振動によって筐体18aが振動し、これにより筐体18aに固定されたレンズ18b及びレーザダイオード18cが振動してもよい。すなわち、本実施形態の振動部34は、車両の振動を用いてレーザ光源部18を振動させる。前記「レーザ光源部18を振動させる」は、レンズ18b及び/又はレーザダイオード18cを振動させることを含む。
FIG. 2 is a schematic diagram illustrating a structure of a light emitting member, a laser light source unit, a vibrating unit, and a driving unit in the vehicular lamp according to the second embodiment. The laser
また、本実施形態の車両用灯具1は、レーザ光源部18及び発光部材16の少なくとも一方の振動とは別に、発光部材16のレーザ光Lが照射される位置がずれるように発光部材16を動かす駆動部36を備える。駆動部36は、ロッド36aとモータ36bとを有する。本実施形態の発光部材16は円盤状であり、円の中心にロッド36aが固定されている。ロッド36aは、発光部材16の主表面に対して略直交する。ロッド36aの一端側にはモータ36bが接続され、モータ36bによりロッド36aは周方向に回転可能である。駆動部36は、モータ36bを駆動させてロッド36aを回転させることで、発光部材16を回転させる。これにより、発光部材16におけるレーザ光Lの照射点Pを発光部材16の円周方向にずらすことができる。
Further, the
したがって、本実施形態に係る車両用灯具1では、レーザ光源部18の振動によって発光部材16における照射点Pをずらすことに加えて、発光部材16の回転により照射点Pをずらすことができる。これにより、照射点Pの移動範囲をより拡げることができるため、発光部材16の温度上昇をより抑制できる。その結果、発光部材16の溶損の発生をより抑制して、車両用灯具1の安全性をさらに高めることができる。また、発光部材16の発光効率の低下をより抑制して、車両用灯具1の照射性能をさらに高めることができる。また、レーザ光源部18を振動させることで、発光部材16から出射される白色光Wの出射パターンの形状(上側露出面16bにおける光出射領域の形状)を変形させることができる。本実施形態では、レーザ光源部18が発光部材16の半径方向に振動するため、白色光Wの出射パターンを発光部材16の半径方向に延在する帯状とすることができる。そして、この出射パターンの形状を配光パターンの形成に利用することで、車両用灯具1の配光性能の向上を図ることができる。
Therefore, in the
なお、振動部34は発光部材16を振動させてもよい。例えば、発光部材16は振動部34を介してロッド36aに連結される。あるいは、駆動部36が振動部34を介してブラケット部12(図1(A)参照)に連結される。これにより、発光部材16は車両の振動により振動しながら、駆動部36により回転させられる。すなわち、駆動部36は、車両の振動による発光部材16の振動を許容しながら発光部材16を動かす。
The
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせられ、もしくは変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれる。上述の各実施形態同士、及び上述の各実施形態と以下の変形例との組合せによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態及び変形例それぞれの効果をあわせもつ。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and the embodiments can be combined, and various modifications such as design changes can be added based on the knowledge of those skilled in the art. Embodiments added or modified are also included in the scope of the present invention. Each of the above-described embodiments and a new embodiment generated by the combination of each of the above-described embodiments and the following modification have the effects of the combined embodiment and modification.
(変形例1)
図3(A)は、変形例1に係る車両用灯具における発光部材、レーザ光源部及び振動部の構造を示す模式図である。図3(A)は、灯具上方から車両用灯具1を観察した状態を図示している。変形例1に係る車両用灯具1は、振動部34により発光部材16を振動させる実施形態1の構造と、振動部34によりレーザ光源部18を振動させる実施形態2の構造とが組み合わされた構造を備える。この場合、車両の振動によって発光部材16及びレーザ光源部18が振動する。これにより、照射点Pの移動範囲をより拡げることができるため、発光部材16の温度上昇をより抑制できる。その結果、車両用灯具1の安全性と照射性能とをより高めることができる。
(Modification 1)
FIG. 3A is a schematic diagram illustrating a structure of a light emitting member, a laser light source unit, and a vibration unit in a vehicular lamp according to the first modification. FIG. 3A shows a state in which the
レーザ光源部18及び発光部材16を振動させる場合、振動部34は、両者を互いに異なる周期又は方向で振動させることが好ましい。これにより、より確実に照射点Pをずらすことができる。例えば、図3(A)に示すように、支持部材32の灯具前後方向(図3(A)における左右方向)の外側面に振動部34が連結され、支持部材32の灯具左右方向(図3(A)における上下方向)の外側面に貫通孔14aの内側面が当接する。これにより、発光部材16は、車両の振動によって灯具前後方向に振動する。また、レーザ光源部18の筐体18aの左右側面と開口12aの内側面とが振動部34を介して連結され、筐体18aの上面及び下面に開口12aの内側面が当接する(図1(A)参照)。これにより、レーザ光源部18は、車両の振動によって灯具左右方向に振動する。以上の構成により、発光部材16とレーザ光源部18の振動方向を異ならせることができる。また、振動部34の弾性や大きさを異ならせる等により、レーザ光源部18及び発光部材16を異なる周期で振動させることができる。
When the laser
(変形例2)
図3(B)は、変形例2に係る車両用灯具における発光部材近傍の概略構造を示す鉛直断面図である。上述した各実施形態では、振動部34はばねで構成されているが、振動部34の構成は特にこれに限定されない。例えば、振動部34は、図3(B)に示すようにゴム等のエラストマー、ゲル体、スポンジ体等の弾性材料で構成されてもよい。
(Modification 2)
FIG. 3B is a vertical cross-sectional view showing a schematic structure in the vicinity of the light emitting member in the vehicular lamp according to the second modification. In each embodiment mentioned above, although the
(変形例3)
図3(C)は、変形例3に係る車両用灯具における発光部材及び振動部の構造を示す模式図である。変形例3に係る車両用灯具1において、振動部34は、ロッド34aとストッパ部34bとを有する。発光部材16は略扇形の板状部材であり、扇形の中心近傍にロッド34aが挿通されている。発光部材16は、ロッド34aを回動軸としてロッド34aに対して回動自在に接続されている。ロッド34aは発光部材16の主表面に対して略垂直に延在し、その端部はブラケット部12(図1(A)参照)に固定されている。なお、発光部材16がロッド34aに対して回動不能に固定され、ロッド34aの端部がブラケット部12に対して回動自在に接続されてもよい。この場合、発光部材16は、ロッド34aとともに回動する。以上説明した構成とすることで、車両の振動によりロッド34aを軸として発光部材16を振動させることができる。あるいは、車両の振動により、発光部材16とレーザ光源部18とを相対変位させることができる。その結果、照射点Pをずらすことができる。
(Modification 3)
FIG. 3C is a schematic diagram illustrating the structure of the light emitting member and the vibrating portion in the vehicular lamp according to the third modification. In the
ストッパ部34bは、断面が略U字状(略コの字状)であり、間隔をあけて互いに平行に延在する第1壁部34b1及び第2壁部34b2と、第1壁部34b1及び第2壁部34b2に対して垂直に延在し、第1壁部34b1及び第2壁部34b2の端部に接続された第3壁部34b3とを有する。ストッパ部34bは、第1壁部34b1、第2壁部34b2及び第3壁部34b3で囲まれた空間に、ロッド34aに接続された側とは反対側の発光部材16の端部領域が進入するように配置される。第1壁部34b1及び第2壁部34b2は、発光部材16の回動方向と交わるように配置される。そのため、発光部材16のロッド34aを軸とした回動は、第1壁部34b1及び第2壁部34b2によって規制される。すなわち、発光部材16は、第1壁部34b1と第2壁部34b2との間で回動することができる。第1壁部34b1と第2壁部34b2との間隔は、レーザ光Lの光路上から発光部材16が外れない範囲に設定される。
The
(その他)
上述した各実施形態において、灯具ユニット10は、プロジェクタ型の灯具ユニットであるが、特にこれに限定されず、反射型の灯具ユニットであってもよい。また、車両用灯具1は、車両用前照灯に限定されず、リアコンビネーションランプ等の標識灯であってもよい。また、発光部材16から白色光Wを照射しているが、赤色やアンバー色等の他の色の光を照射してもよい。また、上述した各実施形態において、車両用灯具1は、発光部材16の下側露出面16aからレーザ光Lが入射され上側露出面16bから白色光Wが出射される、いわゆる透過型の構造を有するが特にこれに限定されない。例えば、車両用灯具1は、上側露出面16bからレーザ光Lが入射され上側露出面16bから白色光Wが出射される、いわゆる反射型の構造を有してもよい。
(Other)
In each of the above-described embodiments, the
1 車両用灯具、 16 発光部材、 18 レーザ光源部、 34 振動部、 36 駆動部、 L レーザ光。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記レーザ光源部からのレーザ光を受けて発光する発光部材と、
前記レーザ光源部及び前記発光部材の少なくとも一方を、車両の振動を用いて振動させる振動部と、
を備えることを特徴とする車両用灯具。 A laser light source unit;
A light emitting member that emits light by receiving laser light from the laser light source unit;
A vibrating section that vibrates at least one of the laser light source section and the light emitting member using vibration of a vehicle;
A vehicular lamp characterized by comprising:
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