JP2014031976A - 空気調和機の室外機ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニット性能を満足しながらも空力騒音を低減できる空気調和機の室外機ユニットを提供すること。
【解決手段】室外機ユニット1は、空気取入口1A,1Bおよび空気排出口1Cが形成される筐体10と、筐体10内に設けられ、空気取入口1A,1Bから吸い込まれる空気を空気排出口1Cに向けて送風するプロペラファン4と、筐体10の内側でプロペラファン4の外周を囲むベルマウス5と、空気取入口1A,1Bに筐体10の内側から対向する熱交換器3と、を備えている。ベルマウス5には、その内部と外部とを連通する開口53が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機の室外機ユニットに関する。
空気調和機の室外機ユニットは、低騒音化のために様々な工夫が施されている。
例えば、特許文献1に記載された上吹き出しタイプの室外機ユニットでは、送風ファンに対向するファンケーシングの側壁部に吸気口を設けている。この吸気口は、ファンケーシングにおいて熱交換器に対向する位置に設けられた空気取入口とは別に設けられている。その吸気口から導入される気流によって、送風ファン側方の吸い込み流れを改善することにより、送風ファンの周方向の偏流に起因するNZ音のピーク値を低減している。
特開2006−38287号公報
特許文献1では、ファンケーシングの側壁部に吸気口を設けることで、送風ファンの側方からの空気の取り入れを促進している。これにより、ブレードの外周部に縮流した乱れの小さい流れを取込み、流れの安定化を図る狙いと考えられる。しかし、ファンに吸い込まれて送風される風量のうち、吸気口から導入される分は熱交換器を通過していないので、空気の取り入れを促進したのに見合うユニット性能(空調性能)が得られない。したがって、所望のユニット性能を確保するには送風ファンの回転数を増加する必要があるので、それに伴って騒音が大きくなってしまう。
本発明は、上記のような課題に基づいてなされたもので、ユニット性能を満足しながらも、プロペラファンが形成する気流による空力騒音を低減できる空気調和機の室外機ユニットを提供することを目的とする。
本発明の空気調和機の室外機ユニットは、空気取入口および空気排出口が形成される筐体と、筐体内に設けられ、空気取入口から吸い込まれる空気を空気排出口に向けて送風するプロペラファンと、筐体の内側でプロペラファンの外周を囲むベルマウスと、空気取入口に筐体の内側から対向する熱交換器と、を備えている。
そして、ベルマウスの側面部には、その内部と外部とを連通する開口が形成されていることを特徴とする。
プロペラファンに筐体内の空気が吸い込まれるとき、ベルマウスの外周に対向する位置からは、プロペラファンが形成する軸流と交差する向きに流れが転向される。その流れの圧力と、プロペラファンのブレード間で移送過程にある空気の圧力とを比較すると、移送過程にある空気の圧力の方が低いため、ベルマウス外周の流れは、開口を通じてプロペラファンの外周に導入される。この開口がベルマウスに形成されていることで、ベルマウス外周の空気がベルマウスの拡径した吸込口に回り込むことなくスムーズにベルマウス内に導入されるので、プロペラファンの外周に、乱れが小さく気流を導入できるとともに、その風量を増加させることができる。その導入される気流により、プロペラファン外周の流れが安定するとともに、チップ渦が放出されるのが抑制される。したがって、不安定な流れやチップ渦の放出に起因する広帯域騒音を低減することができる。
その上、本発明では、空力損失を減少させて空力性能を向上させることによって、プロペラファンの外周に導入される風量を増加させることができるので、プロペラファンの回転数を上げることなくプロペラファンにより送風される風量を増加させ、これに伴ってユニット性能を向上させることができる。ここで、本発明では、ベルマウスの開口を通じて吸い込まれる分を含め、プロペラファンにより送風される風量の全体が熱交換器を通過しているので、風量の増加に見合うユニット性能が得られる。したがって、所望のユニット性能を得るのに必要な回転数を小さくすることによっても、空力騒音を低減できる。
本発明の室外機ユニットでは、ベルマウスおよびプロペラファンは、その軸線方向に沿って熱交換器とオーバーラップされていることが好ましい。
上述のように開口の形成によってベルマウス外周の風量が増加すると、ベルマウスの外周に対向する熱交換器の部分にも外気が十分に通過する。したがって、オーバーラップによりユニットを小型化しつつ、ユニット性能の向上をも図ることができる。
本発明の室外機ユニットでは、開口には、当該開口を通る気流をプロペラファンによる送風の向きの下流側にガイドするガイド部が配置されていることが好ましい。
こうすると、プロペラファンの外周に向けて開口を通る空気が、ガイド部によって送風向きの下流側にガイドされた後、プロペラファンの軸流にスムーズに導入される。これにより、プロペラファン外周に導入される気流の乱れがより小さくなるとともに、その風量がより増加するので、空力騒音の一層の低減、およびユニット性能の一層の向上が図られる。
ここで、ガイド部は、開口の上流端から下流に向けて次第にプロペラファンの外周に近づくように形成することもできる。そのガイド部により、開口の下流側における開口面積が絞られる。そのように構成すると、軸流の向きにほぼ沿った風速の大きい気流がベルマウス内に導入されるのに伴って、ガイド部に沿ってベルマウス内に引き込まれる気流が形成される。このようなエゼクタ効果により、乱れが極力抑えられ、かつ風量が大きい気流をプロペラファンの外周に導入することができる。
本発明の空気調和機の室外機ユニットによれば、ユニット性能を満足しながらも空力騒音を低減できる。
実施形態の室外機ユニットの斜視図であり、(a)は外観、(b)は筐体を取り外した状態を示す。 (a)は図1のIIa−IIa線断面図である。なお、バッフルプレートの一方側に配置される圧縮機等の図示を省略している。(b)は(a)のIIb−IIb線断面図である。ベルマウスの拡径部およびプロペラファンは想像線(二点鎖線)で示している。 (a)はベルマウスの開口およびブレードの一部を示す模式図である。(b)は、ベルマウスの開口の第1変形例を示す模式図である。 (a)はベルマウスの開口の第2変形例を示す模式図である。(b)はベルマウスの開口のさらに第3変形例を示す模式図である。 ベルマウスの開口の第4変形例を示す模式図である。 実施形態に対する比較例を示す室外機ユニットの断面図である。
以下、添付図面に示す実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1および図2に示す室外機ユニット1は、図示しない室内ユニットと共に、空気調和機を構成している。
室外機ユニット1は、圧縮機2と、熱交換器3と、プロペラファン4と、プロペラファン4の外周を囲むベルマウス5と、これらを収容する筐体10とを備えている。
略直方体形状とされる筐体10は、土台となるベース11と、前面を構成するフロントパネル12と、後面を構成するリアパネル13と、両側面を構成するサイドパネル14,15と、上面を構成する天板16とを有している。筐体10には、筐体10内の空間を2つに仕切るバッフルプレート19が設けられている。バッフルプレート19を境界とする一方の空間にはプロペラファン4が設けられ、他方の空間には圧縮機2と、圧縮機2およびプロペラファン4を駆動制御するための電装ボックス6が設けられている。
リアパネル13(図2)には、外気を筐体10内に取り入れるための空気取入口1Aが、熱交換器3の部分3Aに対向する全域に形成されている。また、一方のサイドパネル14にも、同様の空気取入口1Bが熱交換器3の部分3Bに対向する全域に形成されている。これらの空気取入口1A,1Bの各々には、通気を確保しつつ、熱交換器3を覆うフィンガード17が設けられている。フィンガード17には多数の開口が形成されている。
フロントパネル12には、プロペラファン4により送風される空気を排出するための空気排出口1Cが形成されている。空気排出口1Cには、通気を確保しつつ、プロペラファン4を覆うファンガード18が設けられている。
圧縮機2は、吸入した冷媒ガスを圧縮し、熱交換器3に向けて吐出する。室外機ユニット1と室内ユニットとに冷媒を循環させる冷媒回路は、圧縮機2、熱交換器3、室内ユニットが備える熱交換器、膨張弁、および各部を接続する配管を備えている。
熱交換器3は、圧縮機2から吐出される冷媒と、空気取入口1A,1Bから取り入れられる外気との間で熱交換する。熱交換器3を通過した冷媒は室内ユニットに向けて配管を流れる。熱交換器3は、パネル状に形成される2つの部分3A,3BがL字状に一体に形成されている。この熱交換器3は、部分3Aが空気取入口1Aに対向するとともに部分3Bが空気取入口1Bに対向するように、ベース11に固定されている。
プロペラファン4は、円筒状のハブ41と、ハブ41の外周に放射状に設けられる複数のブレード42とを有し、図示しないブラケットによりベース11に固定されている。
薄板状のブレード42は正圧面42Aと負圧面42Bとを有しており、負圧面42B側に向けて凸となるように湾曲している。ブレード42は、図2(b)に示すように、前縁421と、後縁422と、前縁421および後縁422を径方向外側で繋ぐ外周縁423と、ハブ41に支持されるとともに前縁421および後縁422に連なる基端部424とを有している。外周縁423はチップ部と呼ばれる。本実施形態では、ブレード42の前縁421側がベルマウス5の拡径部51の外側に開放されているが、プロペラファン4の空力性能を重視してベルマウス5の内部にプロペラファン4全体が収まっていてもよい。但し、このようにするとベルマウス5の上流端(吸込部)の位置を基準とすると、プロペラファン4およびベルマウス5が後側に延長されるので室外機ユニット1が大型化し、プロペラファン4の位置を基準とすると、ベルマウス5が筐体10内で前側に大きく突出するので筐体10内部の圧力損失が大きくなってプロペラファン4の風量が低下する。これらの点と空力性能向上との得失が考慮される。
プロペラファン4は、ハブ41に接続された図示しないモータにより回転されると、ブレード42の前縁421の正圧面42A側に空気をかきとり、そのブレード42の正圧面42Aと、隣合うブレード42の負圧面42Bとの間で移送される空気の圧力を次第に高めながら、空気排出口1Cに向かう軸流を形成する。このプロペラファン4の回転により吸い込まれる外気が熱交換器3を通過することにより、熱交換が促進される。
ベルマウス5は、図2(a)に示すように、その径が基端から先端に向けて拡がる拡径部51(ベルマウス本体部)と、拡径部51の基端に連続する円筒状の等径部52(ベルマウス側面部)とを有し、拡径部51をプロペラファン4による送風の向き(図2(a)の矢印Wの向き)の上流側に向けてベース11に固定されている。
ベルマウス5およびプロペラファン4は、軸線方向に沿った所定の範囲Rで熱交換器3の部分3Bと側面視でオーバーラップして配置されている。これによって、室外機ユニット1の前後方向の寸法が抑えられている。
拡径部51は、所定の曲率半径の断面形状を有し(図3)、この拡径部51からベルマウス5の内側に筐体10内の空気が吸い込まれる。
拡径部51から吸い込まれた空気を軸線方向に整流する等径部52は、フロントパネル12に近接して配置されている。なお、ベルマウス5がフロントパネル12と一体に形成される場合は、フロントパネル12から等径部52が連続する。等径部52の内周と、ブレード42の外周縁423との間には、周方向に亘り均一なクリアランスが設けられている。等径部52の下流端にも、さらに下流に向けて次第に広がる拡径部が設けられていてもよい。
この等径部52には、ベルマウス5の内部と外部とを連通する複数の矩形状の開口53が、周方向において等間隔に形成されている。これらの開口53は、ブレード42の正圧面42Aと負圧面42Bの間の移送過程にある空気の圧力が、後述するベルマウス外周の流れの圧力よりも低い状態を維持できるように、許容される最大の合計面積と、軸方向の位置が定められる。
なお、開口53の数、形状は任意である。例えば開口53は、等径部52の周方向に連続するスリットとすることもできる。
本実施形態は、ベルマウス5に開口53が形成されていることに最大の特徴を有している。
以下、開口53が形成されていることで生じるエゼクタ効果について説明する。
プロペラファン4を回転させると、プロペラファン4に筐体10内の空気が吸い込まれる気流が形成される。このとき、プロペラファン4よりも上流側からは、図2(a)に実線の矢印で示すように、軸流にほぼ沿って空気が流れる。この空気流により、ベルマウス5内の静圧は低下するものの、ベルマウス5の外周側では流れが殆ど無いため静圧が殆ど低下しない。そうすると、ベルマウス5外周の流れの圧力と、正圧面42Aおよび負圧面42Bの間で移送過程にある空気の圧力とを比較すると、移送過程にある空気の圧力の方が低い。このようにベルマウス5の内外に生じる圧力差に伴い、図2(a)に破線の矢印で示すように、ベルマウス5外周に対向する位置から、開口53を通じてベルマウス5内部のプロペラファン4の外周に導入される流れが発生する。この開口53を通じて導入される分も含め、プロペラファン4に吸い込まれて送風される風量の全体が、空気取入口1A,1Bを介して熱交換器3を通過している。
仮に、図6に示すようにベルマウス5に開口53が形成されていないとすると、一点鎖線の矢印で示したように、ベルマウス5の外周に対向する位置にある空気がベルマウス5の拡径部51に向けて大きな転向角度で転向することとなる。そのとき流れの一部が淀むことで高静圧領域(死水域)が形成されると、風量が小さくなり、それに伴ってユニット性能が低下してしまう。特に、熱交換器3(部分3B)に対向する位置の風量減少は、外気との熱伝達の効率を低下させるため、ユニット性能の低下に直結する。
しかも、死水域では渦流れが形成されるため乱れが大きく、この乱れが重畳することで主流の乱れも大きくなる。つまり、大きく転向するために乱れの大きい流れが周速の大きいプロペラファン4の外周に吸い込まれると、その乱れとプロペラファン4の回転とが干渉し合って空力騒音が大きくなり易い。
これに対して本実施形態では、図2(a)の破線の矢印のように、ベルマウス5外周の空気が、拡径部51に回り込むことなく開口53からスムーズに導入される。これにより、プロペラファン4の外周に乱れが小さい気流を導入できるとともに、プロペラファン4の外周に導入される風量を増加させることができる。この導入される気流により、チップ部(後縁423)を含めプロペラファン4の外周における流れが安定するとともに、チップ部周辺からチップ渦が放出されるのが抑制される。したがって、不安定な流れやチップ渦の放出に起因する広帯域騒音を低減することができる。
その上、本実施形態では、空力損失を減少させて空力性能を向上させることによって、プロペラファン4の外周に導入される風量を増加させることができるので、プロペラファン4の回転数は同一のままで、プロペラファン4により送風される風量を増加させ、これに伴ってユニット性能を向上させることができる。ここで、上述のように送風される風量の全体が熱交換器3を通過しているので、風量の増加に見合うユニット性能が得られる。したがって、所望のユニット性能を得るのに必要な回転数を小さくすることによっても、空力騒音を低減できる。
また、開口53の形成によりベルマウス5の外周における風量が増加すると、熱交換器3の部分3Bの範囲Rにおいても外気が十分に通過する。したがって、オーバーラップによりユニットを小型化しつつ、ユニット性能の向上をも図ることができる。
以下、ベルマウス5の等径部52に形成される開口の変形例を示す。
図3(b)に示される開口54には、送風の向き(図2のW)に対して傾斜するフィン541が配置されている。フィン541の等径部52内周側の端部541Bは、外周側の端部541Aよりも送風向きの下流側に位置している。開口54は、送風の向きに所定の間隔をおいて配置される複数のフィン541によって区画されている。
以上の構成により、ブレード42の外周に向けて開口54を通る空気が、隣合うフィン541,541によって送風向きの下流側にガイドされた後、ベルマウス5内の軸流に上記実施形態よりもスムーズに導入される。このようなガイド作用により、プロペラファン4の外周に導入される気流の乱れがより小さくなるとともに、その風量がより増加するので、空力騒音をより低減できるとともに、ユニットの性能をより向上させることができる。
次に、図4(a)に示される開口55の上流端には、断面曲面状のガイド部551が配置されている。ガイド部551は、拡径部51の基端近傍から下流側に向けて次第にプロペラファン4の外周に近づいている。等径部52は、ガイド部551の下流側の端縁551Aよりも径方向外側の位置から下流側に向けて延在している。開口55は、ガイド部551の端縁551Aと等径部52の上流側の端縁521との間にその開口面積が絞られている。
このように構成すると、拡径部51よりも上流側から、軸流の向きにほぼ沿った風速の大きい気流F1がベルマウス5内に導入されると、導入された気流F1の静圧が上記実施形態よりも小さくなる。そして、静圧が小さいのと空気の粘性により、ガイド部551に沿ってベルマウス5内に引き込まれる気流F2が形成される。このようなエゼクタ効果により、乱れが極力抑えられ、かつ風量が大きい気流F2をプロペラファン4の外周に導入できる。
なお、等径部52とガイド部551とが軸線方向に沿って互いにオーバーラップされていてもよい。そのとき、図4(b)に示すように、開口55の下流端にも、断面曲面状のガイド部としてベルマウス523を配置することができる。上流に向けて拡径するベルマウス523が等径部52に形成されることにより、開口55の内側に気流F2が引き込まれるときの空力損失を減少させることができる。
次に、図5に示される開口57は、拡径部51の基端に支持されて回動する蓋部58によって開閉される。本例は、プロペラファン4の外周の圧力に生じる周方向のバラツキに対応するもので、開口57はベルマウス5の等径部52に周方向に所定の間隔をおいて複数設けられるとともに、その各々が蓋部58により開閉される。
各蓋部58は、ベルマウス5の内側から開口57を塞ぐようにバネ等により加圧されている。このため、ベルマウス5の外側と内側との間に加圧力を超える圧力差が生じた箇所のみで蓋部58が開き、それによって開口57から気流が流入する。したがって、プロペラファン4の外周の圧力が周方向の一部の箇所で他の箇所よりも高くなったとしても、加圧力に相当する閾値以上の内外圧力差が生じない限り、その箇所の蓋部58が開かないので、内外圧力差の逆転によりベルマウス5の外側に空気が漏れるのを防止できる。
なお、上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 室外機ユニット
1A,1B 空気取入口
1C 空気排出口
2 圧縮機
3 熱交換器
4 プロペラファン
5 ベルマウス
6 電装ボックス
10 筐体
11 ベース
12 フロントパネル
13 リアパネル
14,15 サイドパネル
16 天板
19 バッフルプレート
51 拡径部
52 等径部
53〜55,57 開口
58 蓋部
541 フィン(ガイド部)
551 ガイド部

Claims (4)

  1. 空気取入口および空気排出口が形成される筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記空気取入口から吸い込まれる空気を前記空気排出口に向けて送風するプロペラファンと、
    前記筐体の内側で前記プロペラファンの外周を囲むベルマウスと、
    前記空気取入口に前記筐体の内側から対向する熱交換器と、を備え、
    前記ベルマウスには、その内部と外部とを連通する開口が形成されている、
    ことを特徴とする空気調和機の室外機ユニット。
  2. 前記ベルマウスおよび前記プロペラファンは、その軸線方向に沿って前記熱交換器とオーバーラップされている、
    請求項1に記載の空気調和機の室外機ユニット。
  3. 前記開口には、当該開口を通る気流を前記プロペラファンによる送風の向きの下流側にガイドするガイド部が配置されている、
    請求項1または2に記載の空気調和機の室外機ユニット。
  4. 前記ガイド部は、前記開口の上流端から下流に向けて次第に前記プロペラファンの外周に近づく、
    請求項3に記載の空気調和機の室外機ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108474570A (zh) * 2016-01-25 2018-08-31 三菱电机株式会社 室外机及具备该室外机的空气调节机

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